JPH0211772Y2 - - Google Patents

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JPH0211772Y2
JPH0211772Y2 JP1983054929U JP5492983U JPH0211772Y2 JP H0211772 Y2 JPH0211772 Y2 JP H0211772Y2 JP 1983054929 U JP1983054929 U JP 1983054929U JP 5492983 U JP5492983 U JP 5492983U JP H0211772 Y2 JPH0211772 Y2 JP H0211772Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は柱上変圧器などの変圧器を雷サージ
の侵入による絶縁破壊等の破損から保護するよう
にした変圧器の保護装置に関するものである。
従来、変圧器のケース内の油中に避雷器素子を
浸漬状設置する構成が知られている(例えば実開
昭57−26820号公報参照)。しかし上記構成のもの
は、避雷器素子の装着に当り、ケースの蓋を開放
し、ケース内のオイルを排出して取付台を付設
し、それに取付座を固定する等の作業を要し、柱
上での作業に適さない欠点があり、その改良が望
まれていた。
またケース内に位置するブツシングの端面にあ
る高圧帯電用の接続金具に対して限流素子の一端
を直接取付けるようにしたものも知られている
(実開昭58−30241号参照)。しかし、上記の高圧
帯電部材に対して限流素子を直接接続する為には
絶縁処理構造が複雑となり、柱上等の現場作業で
は充分な絶縁構造にすることは因難を伴う問題点
があつた。
そこで本願考案が目的とするところは、柱上に
ある既設の変圧器に対してでも容易手軽に装着で
きる構成であつて、しかも装着させた状態におい
ては雷サージの高電圧による変圧器の破損を防止
でき、しかもその破損防止効果を長期に亘つて発
揮させられるようにした変圧器の保護装置を提供
することである。
以下本願の実施例を示す図面について説明す
る。第1図乃至第6図において、変圧器の一例と
して示す柱上変圧器1は接地されたケース2の内
部に絶縁油3を有している。この絶縁油3には周
知の如く変圧器本体が浸漬されている。尚第1図
においてはその本体の一部として端子板4が示さ
れている。この端子板4には周知の如く端子5が
備えられている。その端子5はボルト6とそれに
螺合させたナツト7から成つている。ケース2に
おける上部にはブツシング8がケースの一部を貫
通する状態に備えられており、取付板9、取付ね
じ10を用いて周知の如くケース2に固定されて
いる。ブツシング8には口出線11が挿通されて
いる。その口出線11におけるケース内部側の端
には圧着端子12が備えられ、その端子12は前
記端子5に接続してある。又口出線11のケース
外部の端は高圧カツトアウトを通して配電線に接
続してある。
次にケース内に備えられた保護装置15につい
て説明する。この保護装置15における本体16
は、本体ケース17内に限流素子18を備えさせ
て構成してある。本体ケース17はEPR,EPT
等の耐トラツキング性ゴムを用いて形成される
他、エポキシ樹脂を用いて形成される場合もあ
る。又限流素子18は酸化亜鉛を主成分として形
成されて電圧非直線性を有する無続流の構成とな
つている。上記限流素子18の一端及び他端は
夫々銀或はアルミニウム等の金属溶射が施されて
おり、そこには夫々接続部19,20が付設され
ている。上記接続部19において、限流素子18
の一端に接触させた接続電極21は接続片22を
突設している。この接続片22には連結具23が
螺着してあり、又その連結具23にはリード線2
4が圧着接続してある。連結具23とリード線2
4の元部はストレスコーン状の絶縁体25で覆わ
れている。この絶縁体25は、EPR,EPT等の
耐トラツキング性ゴムで形成される。又絶縁体2
5の一端(第3図における左端)は本体ケース1
7に接着してある。リード線24の先端には金属
材料で形成された接続子26が備えてある。接続
子26における止付部27にはリード線24の芯
線24aが圧着接続してある。即ち止付部27の
一部から突起28を突出させ、それを芯線24a
に喰い込ませることによつて接続がなされてい
る。又リード線24の先端部と止付部27とは補
強体29で覆われており、リード線24と接続子
26との一体化が図られている。尚補強体29は
前記絶縁体25と同様の材料で形成される。接続
子26はまた嵌着部30を有する。この嵌着部3
0は先端が開口する凹部30aを有しており、そ
の内周面には雌ねじ31が形成されている。又嵌
着部30には複数の切れ目32が夫々放射方向に
形成されている。次に他方の接続部20は限流素
子18の他面に接触させた接続電極33を有して
おり、その電極33からは放電電極34を突設さ
せてある。放電電極34の先端は針状に形成され
ており、第1図に示す取付状態においてケース2
と放電ギヤツプGを隔てて対向するようになつて
いる。尚前記限流素子18と接続電極21及び接
続電極33とは、それらを相互に接触させた状態
においてその周囲に本体ケース17を被覆形成す
ることによつてそれらの間での電気的接続状態が
保持されるようにしてある。又本体ケース17に
おいて放電電極34の両側方(第2図における上
側及び下側)には夫々放電電極34と同じ高さ乃
至はそれよりも高い突出部35,35が形成され
ている。
上記本体16にはこれをブツシング8における
ケース内部側の端部8aに取り付けるようにした
取付部36が付設してある。取付部36は、腕部
36aを介して本体ケース17と一体に形成され
た嵌入筒37を有する。この嵌入筒37は第1図
に示される如くブツシング8の内部にちようどぴ
つたりと嵌入できる外径に形成されており、又内
部には口出線11を挿通するための挿通部39が
形成してある。嵌入筒37は腕部36aとは反対
側の部分において切れ目38を有している。そし
てその切れ目の両側から夫々締付片40が突設さ
せてあり、締付片40相互を締付部材41でもつ
て相互に近接させ得るようになつている。尚締付
部材41としては例えばボルト、ナツトが用いら
れる。
次に上記保護装置15の取付作業について説明
する。この取付作業は、変圧器を新設する場合に
はその設置の作業と一緒に行なえばよく、又既設
の変圧器に対してこの保護装置を備えさせる場合
には、種々の停電工事の時に一緒に行なうとよ
い。その作業にあたつては、先ずケース2の蓋を
周知の如く開放させる。次に嵌入筒37を切れ目
38の位置で開いてそこから挿通部39に向けて
口出線11を嵌め込む。しかる後嵌入筒37をブ
ツシング8の端部8a内に向けて、締付片40あ
るいは腕部36aがブツシング8に当接するまで
押し込む。然る後、締付部材41を締めて口出線
11に対し取付部36を固定する。尚この固定状
態においては嵌入筒37がブツシング8に嵌入し
ており、又嵌入筒37は口出線11を締め付けて
その口出線11の軸線方向への移動が阻止される
ようになつている為、取付部36はブツシング8
のケース内部側の端部8aに固定された状態とな
る。
上記固定状態においては第1図からも明らかな
如く、一方の接続部20における放電電極34は
ギヤツプGを介してケース2と対向する。
尚上記口出線11を挿通部39に挿通する場
合、端子5に対する端子12の接続を外し、口出
線11を端子12の側から挿通部39に挿通させ
てもよい。
一方他方の接続部19における接続子26を端
子5に接続する。この接続はボルト6の先端が嵌
着部30における凹部30a内に入り込むよう、
嵌着部30をボルト6の先端に対して押し付け状
に被せ付ける。この場合、切れ目32が形成され
ている事によつて、切れ目32で分断されている
各片は外方に夫々弾力的に拡がり、ボルト6に対
する被せ付けを果すことができる。この様に被せ
付けによる接続を行なつた状態においては、嵌着
部30の内面に備える雌ねじ31の凹凸がボルト
6における雄ねじの凹凸と嵌合して、ボルト6か
ら嵌着部30がはずれる事は防止される。
尚上記のように取付作業を行なう場合、本体1
6が変圧器のケースあるいはブツシング8等にぶ
つかつたりしても、放電電極34の両側には突出
部35,35がある為、放電電極34が上記ケー
スなどにぶつかることは無く、その電極34の破
損が防止される。上記取付状態において配電線か
ら口出線11に向けて雷サージよる高電圧が侵入
して来ると、その高電圧は口出線11から端子
5、接続子26、リード線24、限流素子18等
を介して放電電極34とケース2との間の放電ギ
ヤツプGに加わる。するとそのギヤツプGにおい
てアークが生じ、上記高電圧は口出線11からリ
ード線24、限流素子18、ギヤツプG等を介し
てケース2に流れ、更に大地に安全にアースされ
る。これにより口出線11の雷サージ電圧は低く
抑制され、変圧器本体の絶縁破壊が防止される。
また上記通電経路には限流素子18が存在するこ
とによつて商用周波の電流の続流が生ずることが
防止される。
尚上記ギヤツプGにおいてアークが生ずる場
合、電極34の両側が突出部35,35で囲われ
ている為、上記アークは確実に電極34とこれに
対向するケース2との間で生ずるようにされる。
次に第7図及び第8図は本願の異なる実施例を
示すもので、限流素子における他方の接続部をギ
ヤツプを介する事なく直接にケースに接続するよ
うに構成した例を示すものである。図において接
続部20eは一方の接続部19eと同様に連結具
43、リード線44、接続子45等を備えてい
る。接続子45はリード線の止付部46と嵌着部
47とを備える。この嵌着部47は変圧器ケース
の一部を構成している取付ねじ10eの頭部18
に対する連結を可能に構成してある。即ち前記嵌
着部と同様に凹部49、切れ目50等を備えてい
る。又先端部には斜面に形成された導入部51を
備えており、その元部には頭部48の縁部が係合
するようにした係合凹部52及びその頭部の抜け
脱を防止する為の抜止部53が備えられている。
又凹部49には一端を凹部49の底面に止着した
押ばね54が備えてある。
このような構成のものにあつては、嵌着部47
をねじ10eの頭部48に被せ付けることによ
り、その頭部48は導入部51を介して係合凹部
52に導かれ、そこに係合する。又この状態にお
いては押ばね54が頭部48を押し出す方向に付
勢し、その付勢された状態において、頭部48の
縁部は抜止部53に引掛り、これによりねじ10
eに対する接続子45の機械的並びに電気的接続
が達成される。
なお、機能上前図のものと同一又は均等構成と
考えられる部分には、前図と同一の符号にアルフ
アベツトのeに付して重複する説明を省略した。
以上のようにこの考案にあつては、ケース2内
に貯えられた絶縁油3内に変圧器本体を浸漬さ
せ、上記ケース2には、上記変圧器本体に接続さ
れた口出部11に接続されるブツシング8を上記
絶縁油3の油面よりも上方の位置において貫装具
備させている変圧器に対して付設するようにした
保護装置15において、上記保護装置15は、限
流素子保持用の本体16と、本体16で支持され
た限流素子18と、該素子18をケース2の油面
上方に位置させる状態でケース2に装着する為に
一部が上記本体16に連結してあつてかつ上記ブ
ツシング8におけるケース内部側の端部8aに対
して装着するようにしてある取付部36とを具備
し、上記限流素子18の一端には、上記ケース2
内の口出線11に対して接続する為の接続子26
が、また上記限流素子18の他端には、上記ケー
ス2の内面の一部に直接又はギヤプを介して接続
するようにした接続子45又は放電電極34が接
続してある構成であるから、 (イ) 変圧器1に対して保護装置を備えさせる場
合、取付部36をブツシング8に機械的固定す
ると共に、一方及び他方の接続部19,20を
夫々口出線11及びケース2に電気的に接続す
ることによつて備えさせることができ、新しく
設置しようとする変圧器は勿論のこと既設の、
即ち例えば柱上に設置されて既に口出線の配線
が済んでいる変圧器にも備えさせられる効果が
ある。
(ロ) しかも上記のように備えさせた状態では、口
出線11を通して雷サージの高電圧が変圧器本
体に向け侵入したときには、その高電圧を口出
線11から限流素子18を通してケース2に逃
がすことができ、上記高電圧による変圧器本体
の破損を未然に防止できる効果がある。
(ハ) しかもそのように高電圧を逃がした場合、そ
の逃がす経路は限流素子18を通すものだか
ら、続流の発生を防止でき、続流による口出線
11の溶断を防止できる効果もある。
(ニ) 更に上記(イ)のように備えさせた状態では、本
体16を絶縁油3の油面3aよりも上方に位置
させることができて限流素子18を絶縁油に漬
からない状態に保つことができ、絶縁油による
限流素子18の劣化を防止できて上記(ロ),(ハ)の
効果を長寿命に発揮させられる利点もある。
【図面の簡単な説明】
図面は本願の実施例を示すもので、第1図は保
護装置の取付状態を示す一部破断図、第2図は
−線断面図、第3図は保護装置の縦断面図、第
4図は端子に対する接続子の取付状態を示す一部
破断図、第5図は接続子の縦断面図、第6図は第
5図における矢視図、第7図は異なる実施例を
示す縦断面図、第8図は取付ねじに対する接続状
態を示す縦断面図。 2……ケース、3……絶縁油、8……ブツシン
グ、15……保護装置、16……本体、19,2
0……接続部、36……取付部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケース2内に貯えられた絶縁油3内に変圧器本
    体を浸漬させ、上記ケース2には、上記変圧器本
    体に接続された口出部11に接続されるブツシン
    グ8を上記絶縁油3の油面よりも上方の位置にお
    いて貫装具備させている変圧器に対して付設する
    ようにした保護装置15において、上記保護装置
    15は、限流素子保持用の本体16と、本体16
    で支持された限流素子18と、該素子18をケー
    ス2の油面上方に位置させる状態でケース2に装
    着する為に一部が上記本体16に連結してあつて
    かつ上記ブツシング8におけるケース内部側の端
    部8aに対して装着するようにしてある取付部3
    6とを具備し、上記限流素子18の一端には、上
    記ケース2内の口出線11に対して接続する為の
    接続子26が、また上記限流素子18の他端に
    は、上記ケース2の内面の一部に直接又はギヤプ
    を介して接続するようにした接続子45又は放電
    電極34が接続してあることを特徴とする変圧器
    の保護装置。
JP5492983U 1983-04-13 1983-04-13 変圧器の保護装置 Granted JPS59159914U (ja)

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JPS59159914U JPS59159914U (ja) 1984-10-26
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5726820B2 (ja) * 1977-08-03 1982-06-07
JPS5830241B2 (ja) * 1976-05-27 1983-06-28 株式会社明電舎 オゾン発生装置

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