JPH0245929Y2 - - Google Patents

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JPH0245929Y2
JPH0245929Y2 JP19477384U JP19477384U JPH0245929Y2 JP H0245929 Y2 JPH0245929 Y2 JP H0245929Y2 JP 19477384 U JP19477384 U JP 19477384U JP 19477384 U JP19477384 U JP 19477384U JP H0245929 Y2 JPH0245929 Y2 JP H0245929Y2
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bushing
pole
insulator
transformer
clamping
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 (産業上の利用分野) この考案は柱上変圧器用ブツシングの構造に関
するものである。
(従来の技術) 従来、柱上変圧器用ブツシングとして、第4図
に示すものが使用されている。このブツシングの
構造について説明すると、柱上変圧器31の接地
ケース31aの側部に外端部を斜め下方にむけて
ブツシング32が貫通固着され、このブツシング
32の近辺にはブツシング保護金具33が設けら
れている。前記ブツシング32内に挿通固定され
た中心導体34には電線路より引下げた一次側リ
ード線35の芯線35aが接続されている。ま
た、中心導体34の先端には前記ブツシング32
外端に形成したスカート部36に囲まれた凹部3
6aの前面を覆い、芯線35aを締付固定する締
付碍子37が螺合固定され、前記スカート部36
との間にアーク放電路C3が形成され、中心導体
34や芯線35aなどよりなる課電部とブツシン
グ保護金具33との間に放電間隙が形成されてい
る。
柱上変圧器31の一次側リード線35に侵入し
た雷サージによる過電圧は一次側リード線35と
ブツシング保護金具33との間でフラツシオーバ
するがそれにともなう続流は続流自身の電磁力の
作用で前記放電路C3を通る放電間隙で流れるた
めブツシング32のスカート部36に囲まれた凹
部36aが続流アークの高熱に曝されてスカート
部36あるいはブツシング32が偏熱破壊して変
圧器故障となり停電事故に至る場合が多かつた。
(考案が解決しようとする問題点) この考案は前記のような柱上変圧器用ブツシン
グの構造に存する問題点、すなわち、ブツシング
が雷インパルス電圧のフラツシオーバに伴う続流
アークによつて破壊し、柱上変圧器の故障が発生
するという問題点を解決しようとするものであ
る。
考案の構成 (問題点を解決するための手段) この考案は前記問題点を解決するため、外端に
スカート部を設けたブツシングを柱上変圧器に装
着し、該ブツシングの中心導体の端子部に対し前
記スカート部との間に所定の間隙を形成するよう
に締付碍子を取着し、該締付碍子をもつて一次側
リード線を前記端子部に締付接続してなる柱上変
圧器用ブツシングにおいて、前記締付碍子をブツ
シングの中心導体の端子部に電気的に接続される
筒状電極と、該筒状電極に貫通させた絶縁基台
と、前記筒状電極の先端部に取着した絶縁プラグ
とから構成し、前記絶縁基台と絶縁プラグとの間
に環状の放電路を形成するとともに、該放電路を
通り変圧器の接地ケースに設けたブツシング保護
金具に至る経路を、前記締付碍子とスカート部と
の間の間隙を通つてブツシング保護金具に至る経
路に比して小さくなるように形成するという構成
を採用している。
(作用) この考案は前記手段を採用したことにより、柱
上変圧器の一次側リード線に侵入した雷サージの
フラツシオーバにともなう続流がブツシングの中
心導体に螺合固定した締付碍子の筒状電極より締
付碍子に設けたアーク放電路を通る放電間隙で流
れ、続流アークはブツシングのスカート部に囲ま
れた凹部に放出されないのでブツシングに熱的損
傷を与えない。
なお、続流な一次側リード線に接続されている
カツトアウトのヒユーズで遮断されるか、あるい
は変電所で地絡、短絡継電器により遮断器が動作
して遮断される。
(実施例) 以下、この考案を具体化した一実施例を第1、
2図に従つて説明すると、2は図示しない電柱に
装着された柱上変圧器1の接地ケース1aの側部
に外端部を斜め下方にむけて貫通固定されたブツ
シングである。このブツシング2は柱上変圧器1
内に導入され、該柱上変圧器1内において胴部に
形成した円周溝3aに嵌着したコイルばね7を介
して取付板6により接地ケース1aに固定された
小径の取付部3と、外端にスカート部5が形成さ
れた大径の胴部4とからなつている。第2図に示
すようにスカート部5の一側には電線路から引下
げた一次側リード線8を引込むための切欠部5a
が形成されている。
前記胴部4の基端面と接地ケース1aとの間に
はパツキン9を介在させている。
ブツシング2にはスカート部5に囲まれた凹部
10内頂面から取付部3の端部まで挿通孔11が
形成され、この挿通孔11には段部11aが形成
され、また、該段部11aには軸方向に回り止溝
12が設けられている。
挿通孔11には先端に雄ねじが螺刻された端子
部13aを有し、ほぼ中央に前記段部11aに当
接して係止される鍔部13bを有する中心導体1
3が挿通され、前記凹部10内頂面でパツキン1
4、平座金15及びばね座金16を介してナツト
17により締付固定されている。また、中心導体
13には前記回り止溝12に対応する突起13c
が形成されていて、中心導体13の締付固定時に
おける回動を防止するようにしている。
前記中心導体13の端子部13aには直径方向
に一次側リード線8の芯線8aを挿入するための
長孔13dが貫設されている。
また、中心導体13の端子部13a先端にはブ
ツシング2のスカート部5の前面を覆う締付碍子
18が螺合されていて、前記一次側リード線8の
芯線8aはこの締付碍子18の螺合固定時に平座
金19と皿ばね20などの電極板の間に挾まれて
締付固定される。
締付碍子18はメラミン樹脂あるいはユリア樹
脂等の消弧性材料よりなる絶縁基台21と、該絶
縁基台21の中央部にその一部を固着された筒状
電極22と、前記絶縁基台21と同様の材料より
なり筒状電極22先端に螺合固定された絶縁プラ
グ23とからなつており、締付碍子18は筒状電
極22により前記中心導体13に螺合固定されて
いる。
絶縁基台21の前面には絶縁プラグ23を収容
するための円形の収容凹部21aが形成されてい
て、該凹部21aには絶縁基台21の前面と絶縁
プラグ23の対向面との間に所定の間隙を設けて
絶縁プラグ23が螺合固定されている。
第2図に示すように柱上変圧器1の接地ケース
1aにはブツシング2の近傍に位置するように平
面U字状(第1図二点鎖線参照)などのブツシン
グ保護金具25が外力などに対するブツシング2
の機械的保護とともにインパルスあるいはアーク
ホーンを兼ねて設けられている。本考案の実施に
あたつては前記ブツシング保護金具25にさらに
補助ホーン25aを続流アーク捕捉のため突設し
たり、あるいは平面U字状の頂部を切断しておけ
ば、さらに続流アークを捕捉し易くなる。
そして、前記構成としたことにより締付碍子2
1の凹部21aと絶縁プラグ23との間には、筒
状電極22から前記ブツシング保護金具25に至
る経路に環状の放電路C1が形成される。また、
放電路C1を含む経路は第1図に示すように、前
記スカート部5の前端面と絶縁基台21の後面と
の間を通つて端子金具13aからブツシング保護
金具25に至る経路よりも小さく形成されてい
る。
次に、本考案の作用について説明する。
一次側リード線に侵入した雷サージ等による過
電圧は締付碍子18に設けた放電路C1を通りブ
ツシング保護金具25との間でフラツシオーバ
し、これにともなつて続流放電するが、続流アー
クは前記放電路C1を通る放電間隙を流れるので
凹部10内壁に対する熱影響はなく、ブツシング
2の偏熱破壊が防止される。
また、締付碍子18の絶縁基台21あるいは絶
縁プラグ23をとくに消弧性絶縁材料をもつて形
成しておけば続流アークの高熱によつてこれらの
材料が熱分解され、放電路C1内には消弧性ガス
が発生し、続流アークの消弧能力を生じる。
また、本考案では締付碍子18の絶縁基台21
と絶縁プラグ23との間の放電路C1の幅を細隙
にすることにより、続流アークが細隙効果によつ
て遮断され易くなる。さらに、締付碍子18は既
設の柱上変圧器ブツシングへの取付けを容易に行
なうことができ、また、締付碍子18に設けた放
電路C1は屈折し、かつ細隙にできるため感電の
危険がなく、かつ鳥害事故も防止できる。
なお、本考案は次のようにして実施してもよ
い。
第3図に示すように締付碍子27の絶縁基台2
8と絶縁プラグ29との間の放電路C2を直線状
とすること。同じく絶縁基台28にはひだ部28
aを設けること。この場合には放電路C2を通る
筒状電極22とブツシング保護金具25との間の
放電間隙が直線状となり、また、ひだ部28aに
よりブツシング2の中心導体13など課電部の絶
縁遮蔽効果により、放電電圧を安定させることが
できる。
考案の効果 以上詳述したように、本考案によれば柱上変圧
器の一次側リード線に雷サージが侵入して変圧器
用ブツシングからフラツシオーバーしても続流ア
ークは締付碍子に設けた放電路から放出され、ブ
ツシングに対するアーク熱が遮蔽されてブツシン
グの破損を防止できるので、柱上変圧器の雷害事
故を大巾に減少させて、電力の安定供給を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を具体化した一実施例を示す断
面図、第2図は同じく正面図、第3図は別例を示
す要部断面図、第4図は従来例を示す破断正面図
である。 1……柱上変圧器、1a……接地ケース、2…
…ブツシング、5……スカート部、8……一次側
リード線、13……中心導体、13a……端子
部、18,27……締付碍子、21,28……絶
縁基台、22……筒状電極、23,29……絶縁
プラグ、25……ブツシング保護金具、C1,C
2……放電路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 外端にスカート部を設けたブツシングを柱上変
    圧器に装着し、該ブツシングの中心導体の端子部
    に対し前記スカート部との間に所定の間隙を形成
    するように締付碍子を取着し、該締付碍子をもつ
    て一次側リード線を前記端子部に締付接続してな
    る柱上変圧器用ブツシングにおいて、 前記締付碍子18,27をブツシング2の中心
    導体13の端子部13aに電気的に接続される筒
    状電極22と、該筒状電極22に貫通させた絶縁
    基台21,28と、前記筒状電極22の先端部に
    取着した絶縁プラグ23,29とから構成し、 前記絶縁基台21,28と絶縁プラグ23,2
    9との間に環状の放電路C1,C2を形成すると
    ともに、 該放電路C1,C2を通り変圧器1の接地ケー
    ス1aに設けたブツシング保護金具25に至る経
    路を、前記締付碍子18,27とスカート部5と
    の間の間隙を通つてブツシング保護金具25に至
    る経路に比して小さくなるように形成したことを
    特徴とする柱上変圧器用ブツシングの構造。
JP19477384U 1984-12-21 1984-12-21 Expired JPH0245929Y2 (ja)

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JPS61113508U JPS61113508U (ja) 1986-07-18
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