JPH0332012Y2 - - Google Patents

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JPH0332012Y2
JPH0332012Y2 JP13053586U JP13053586U JPH0332012Y2 JP H0332012 Y2 JPH0332012 Y2 JP H0332012Y2 JP 13053586 U JP13053586 U JP 13053586U JP 13053586 U JP13053586 U JP 13053586U JP H0332012 Y2 JPH0332012 Y2 JP H0332012Y2
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JP
Japan
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insulated wire
mounting bracket
solid insulator
electrode
voltage solid
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JP13053586U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、絶縁電線を支持する高圧中実碍子の
付近に設置される雷断線防止装置に関するもので
ある。
従来の技術 従来、第4図に示す様に、腕金1に支持され、
バインド線2によつて絶縁電線3を固定する高圧
中実碍子4と、該高圧中実碍子4の付近の腕金1
に取付金具5によつて支持され、酸化亜鉛等を主
成分とする非直線性に優れた抵抗体6を収納した
限流要素ユニツト7とを具備する雷断線防止装置
は公知である。
上記限流要素ユニツト7は、絶縁電線3に対し
て気中間隙を隔ててアークホーン8が取付けてあ
り、通常の通電状態では、絶縁電線3とアークホ
ーン8との間には放電を生ずることはないが、絶
縁電線3に雷サージ等の異常電圧が発生すると、
絶縁電線3とアークホーン8との間の気中間隙で
放電して限流要素ユニツト7内の抵抗体6の抵抗
値が低くなり上記抵抗体6から取付金具5及び腕
金1を経て異常電圧を大地に逃す。そして、絶縁
電線3の異常電圧が消滅すれば、限流要素ユニツ
ト7の抵抗体6は高抵抗値に戻つて通常の対地電
圧を再び遮断する。以上の動作により、絶縁電線
3に接続される周辺設備を雷サージ等から保護す
るものである。
考案が解決しようとする問題点 従来の限流要素ユニツト7は、経年劣化或いは
直撃雷等の定格以上の過大な雷サージ等により故
障して短絡状態が継続し、雷サージ後の通常の商
用電圧に戻つても、遮断機能が回復せず、絶縁電
線3とアークホーン8との間でのアーク放電によ
る続流が発生する場合がある。
このような雷サージ後のアークの続流が発生す
ると、絶縁電線3から高圧中実碍子4の表面を伝
つて取付金具5へ流れる沿面閃絡放電が誘発さ
れ、この沿面閃絡放電によつて、高圧中実碍子4
が偏熱加熱されて内部圧力が急激に上昇し、周囲
に爆発・飛散する恐れがあるという問題点があつ
た。
問題点を解決するための手段 本考案は、上記従来の問題点を解決するために
提供されたもので、その手段は、腕金に支持さ
れ、バインド線によつて絶縁電線を固定する高圧
中実碍子と、該高圧中実碍子の付近の腕金に取付
金具によつて支持され、非直線性に優れた抵抗体
を収納した限流要素ユニツトとを具備した雷断線
防止装置において、上記取付金具に所定の容積を
持つ電極を絶縁電線に向けて突出形成したもので
ある。
作 用 上記構成としておくことにより、雷サージ後の
アークの続流が発生した場合、取付金具に形成し
た本考案の電極は、絶縁電線に向けて形成してあ
るため、高圧中実碍子の表面を伝つて流れる沿面
閃絡放電を防止し、絶縁電線から電極を通じて取
付金具へ流し、高圧中実碍子の偏熱破壊を防止す
る。
実施例 第1図は本考案の第1実施例を示すもので、同
図において、11は絶縁電線、12は高圧中実碍
子、13は電柱に接地状態に支持される腕金、1
4は限流要素ユニツトである。
上記絶縁電線11は、高圧中実碍子12にバイ
ンド線15で固定され、高圧中実碍子12は腕金
13に取付金具16で取付けられ、限流要素ユニ
ツト14は、取付金具16に補助取付金具17で
取付けられる。
上記限流要素ユニツト14は、酸化亜鉛等を主
成分とする非直線性に優れた抵抗体18が筒型の
絶縁容器19内に収納され、上記抵抗体18の接
地側端子20が補助取付金具17に接続され、電
線側端子21には、絶縁電線11と所定の気中間
隙を隔てて配置されるアークホーン22が接続さ
れている。
腕金13への取付金具16の上面で、かつ、ア
ークホーン22の取付側に近い一隅には、所定の
容積をもつ電極23を角状に突出させて溶接等で
固着してある。上記電極23の容積は、雷サージ
後の続流によつて生じる放電エネルギーを気化す
ることによつて所定時間だけ吸収し得る容積で突
出形成される。通常、変電所等が地絡事故を検出
して系統を切り離すのは、12500Aで0.4秒後と設
定されており、上記電極23の材質を銅とした場
合、実験により約11cm3が溶け代として必要とさ
れ、また、取付金具16と同じ鉄系の材質では若
干大きい容積とされる。
第2図は本考案の第2実施例を示すもので、第
1実施例と異なる点は、絶縁電線11に、アーク
ホーン22と所定の気中間隙を隔てて放電電極2
4を装着させた点のみであり、他の構成は同一で
あるから第1実施例と同一符号を付して構成の説
明を省略する。
上記放電電極24はクランプ金具25に一体的
に形成してあり、このクランプ金具25は、ヒン
ジ開閉可能に結合された略対称的形状の2分割構
造をなし、その開口側端部がネジ26によつて締
結されるもので、絶縁電線11及びバインド線1
5を絶縁シートや絶縁コンパウンド等の絶縁材を
介してクランプする。そして、クランプ金具25
には、上記絶縁材及び絶縁電線11の外部絶縁被
覆材を貫通して先端が芯線に直接当接するネジ2
7が螺着してあり、これによつて、芯線と放電電
極24とがネジ27及びクランプ金具25で電気
的に接続されている。
上記放電電極24及びクランプ金具25は、係
止ピン29にて結合可能とされた2分割構造をな
す絶縁カバー28によつて被覆され、該絶縁カバ
ー28の一部、即ち、放電電極24の先端に透孔
30を有する。上記放電電極24の容積は、前記
電極23の場合と同様に設定され、絶縁電線11
の溶断を防止するために使用するものである。
尚、限流要素ユニツト14は、第3図に示す様
な構成のものを使用してもよい。即ち、第3図の
ものは、抵抗体18を収納する絶縁容器が、直撃
雷等の定格を越えるサージ電圧によつて破壊(抵
抗体の直通破壊、沿面閃絡等によつて生じるアー
ク熱により大量のガスが発生して内部圧力が急激
に上昇するために生ずる)し、周囲に爆発・飛散
することを防止するために、周囲に放圧孔19a
を適当数形成した強化プラスチツク(FRP)等
の絶縁性材料で円筒形状に成形した絶縁筒19b
と、外周に傘状の突起19cを多段に有する筒状
をなし、上記絶縁筒19b及び両端子20,21
の外周に接着剤19dを介して被着された弾性を
有する絶縁材料(例えば、シリコーンゴム、
EPR、弾性エポキシ樹脂等の弾性樹脂材等)で
作成された外被絶縁体19eとで絶縁容器19を
構成させたものである。
考案の効果 本考案は、装置全体を腕全に取付けている取付
金具に所定の容積を持つ電極を絶縁電線に向けて
突出形成したから、限流要素ユニツトが経年劣
化、或いは定格以上の過大な雷サージ等により故
障して雷サージ後の通常商用電圧により続流アー
クを遮断できなくなつた場合でも、絶縁電線から
のアークを上記電極へ集束させることができるた
め、高圧中実碍子の表面を伝わる沿面閃絡放電を
防止でき、高圧中実碍子の偏熱破壊を防止するこ
とができる。しかも、構成が簡単であるから、安
価に実施できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の第1実施例を示す正面
図、第2図は第2実施例の正面図、第3図は限流
要素ユニツトの他の実施例を示す縦断面図、第4
図は従来装置の正面図である。 11……絶縁電線、12……高圧中実碍子、1
3……腕金、14……限流要素ユニツト、15…
…バインド線、16……取付金具、18……抵抗
体、23……電極。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 腕金に支持され、バインド線によつて絶縁電線
    を固定する高圧中実碍子と、該高圧中実碍子の付
    近の腕金に取付金具によつて支持され、非直線性
    に優れた抵抗体を収納した限流要素ユニツトとを
    具備した雷断線防止装置において、 上記取付金具に所定の容積を持つ電極を絶縁電
    線に向けて突出形成したことを特徴とする雷断線
    防止装置。
JP13053586U 1986-08-27 1986-08-27 Expired JPH0332012Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13053586U JPH0332012Y2 (ja) 1986-08-27 1986-08-27

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JP13053586U JPH0332012Y2 (ja) 1986-08-27 1986-08-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6337031U JPS6337031U (ja) 1988-03-10
JPH0332012Y2 true JPH0332012Y2 (ja) 1991-07-08

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ID=31028128

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