JPH0334870Y2 - - Google Patents

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JPH0334870Y2
JPH0334870Y2 JP1982135124U JP13512482U JPH0334870Y2 JP H0334870 Y2 JPH0334870 Y2 JP H0334870Y2 JP 1982135124 U JP1982135124 U JP 1982135124U JP 13512482 U JP13512482 U JP 13512482U JP H0334870 Y2 JPH0334870 Y2 JP H0334870Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は柱上用変圧器あるいは開閉器等の電気
機器の雷害保護装置の改良に関するものである。 (従来技術の問題点) 一般に高圧配電線路に設置された変圧器等の電
気機器を雷サージ等の異常電圧から護る手段とし
ては、例えば実開昭53−9423号公報のように、ブ
ツシングの充電部とガード金具間に雷害保護のた
めの放電路を形成したものや、また実公昭47−
368号公報のように、限流素子の非接地側電極と
機器側の充電部側との間に放電ギヤツプを設けた
もの等が提案されている。 ところで上記において、前者は続流アークを遮
断する限流素子を持たずまたアーキングホーンを
ガード金具に一体的に固設する構造のためアーキ
ングの際に同ホーンが溶損しても柱上において取
替えができないばかりかケースやブツシングを破
損させたりする。また後者はアレスターの下端側
のアース端子のみをを支持する不安定な取付構造
のため縦長のアレスターが傾いたり、曲がつたり
して上端側のアーキングホーンと支持碍子の上端
側のアーキングホーンとで形成する放電ギヤツプ
が一定になりにく、そのために放電特性がバラ付
いたりするほか、両アーキングホーンが上端側に
位置しているために鳥などに起因した放電ギヤツ
プ間の短絡事故や地絡を招いたりする。また大形
のため機器などのガード金具に取付けたりした場
合にはアレスターが大きく張出して他の機材に接
近したり衝突しやすくなるほかブツシングの上部
空間を覆つてしまつて降雨時におけるブツシング
の雨洗効果が妨げられたりする等の問題があつ
た。 (問題を解決するための具体的な手段) 本考案は上記問題点を解決するためのもので、 電圧非直線性を有する限流素子14の上下にそ
れぞれ上、下部両電極15,16を接続し、この
両電極15,16と限流素子14との外周面を合
成樹脂等の絶縁物17で一体に絶縁被覆した限流
素子ユニツト13を、ケース外に突出貫装したブ
ツシング3の近傍でかつその上部側に位置し而も
接地した該ケース1にその後端を固設すると共に
さらにその先端側を外方へ突出させた板材からな
る逆U字形のガード金具12に対し上記素子ユニ
ツト13の上部電極15に接続する取付金具19
と同金具19に螺装した取付ボルト21により取
脱自在に取付け而も同時に上記素子ユニツト13
の下部電極16をブツシング3の充電部のナツト
5に対し放電ギヤツプGを介して対向せしめるよ
うにした柱上用電気機器に於ける雷害保護装置に
おいて、上記限流素子ユニツト13の全体形状を
同ユニツト13の内外面が同心的な関係になる薄
形の円弧状に形成すると共にさらに該ユニツト
3を、上記板状のガード金具12の先端の円弧状
の曲折部13aの内面に対し同ユニツト13の絶
縁物17の外面を重合しさらに絶縁物17の下端
側に形成した上記外面から外方へさらに直角に突
出する段状の係止部17bをガード金具12の下
端に係止し而も上記取付金具19に螺装した取付
ボルト21をガード金具12の外面に当接して同
金具12に取付けたことを特徴とする柱上用電気
機器に於ける雷害保護装置を提案するものであ
る。 (実施例) 以下、本考案の実施例について図面に基づき説
明する。 1は柱上用変圧器等の電気機器の鉄製のケース
であり、一般には電気技術基準により第2種接地
がなされている。2はその接地線を示す。3はケ
ース1外に突出貫装した磁器製のブツシングであ
り、その中心の貫通孔3aにはスタドボルトから
なる中心導体4を挿入固定している。5は上記中
心導体4を固定するために突出した該中心導体の
先端のネジ部に螺合してなるナツトであり、座金
6、パツキン7を介して内段部3bに締付けられ
ている。4aは中心導体4の突出端側に設けた電
線挿入孔、8は中心導体4に接続された電線であ
り、同導体4の電線挿入孔4aに挿入された後同
導体に螺着した外側が磁器等の絶縁物で覆われた
締付用握り9により締付接続されている。10,
11は座金を示す。12は板材をU字形に折曲げ
その後端(基端)側をブツシング3の上方に位置
して固設したガード金具であり、その先端を大き
く外方側へ突出させてブツシング3を衝突から護
ると同時にブツシング3の上方に大きな空間を形
成して降雨時にブツシング3の表面に付着した導
電性粒子を洗い流すようにしている。13はガー
ド金具12に対してその外方先端に取脱自在に取
付けた限流素子ユニツトであり、同ユニツトは酸
化亜鉛(ZnO)を主成分とする焼結体の限流素子
14と、同素子の上、下両端面の金属溶射部(特
に図示しない)に各々接続する上部電極15と下
部電極16と、上、下両電極15,16の一部を
除くこれら両電極15,16と素子14の外周面
を一体的に絶縁被覆した合成樹脂あるいはゴム製
の絶縁物17と、上、下部電極の周囲を取り囲む
ように形成した環状凹部17aと、同凹部17a
に密に注入したシリコーン系のシール材18とか
ら構成されており、上記絶縁物17の内面と外面
とを同心的な関係に形成して全体形状を薄形の円
弧状にしている。17bは絶縁物17の下端側に
形成した同外面から外方へさらに直角に突出する
段状の係止部を示す。19は上記素子ユニツト
3をガード金具12に取付けるための〓形の取付
金具であり、同金具は一端を素子ユニツト13
上部電極15にネジ20接続しさらに延長した下
方の他端には取付ボルト21を螺装している。 上記素子ユニツト13はガード金具12に対し
次のようにして取付けられる。まず絶縁物17の
外面をガード金具12の先端の曲折部12aの内
面に対し重合する。また同時に下端側の係止部1
2bをガード金具12の下端に係止して素子ユニ
ツト13の取付位置と角度を設定する。設定後、
取付ボルト21を締め付けると同ボルトの先端が
ガード金具12の外面に当接してユニツト13
ガード金具12側に引つ張られ同金具12の内面
に押圧固定されて取付が終わる。 なお、この取付により素子ユニツト13の上部
電極15が取付金具19、取付ボルト21を介し
てアースされたガード金具12に接続されるまた
同時に下部電極16がブツシング3の充電部のナ
ツト5に対し所定の放電ギヤツプGを介して対向
せるため該ユニツト13による放電経路が形成さ
れることになる。 かかる構成において今、雷サージの侵入があ
り、その雷サージが放電ギヤツプGにおいて設定
した放電開始電圧より大きければ同ギヤツプGで
放電が起こり、電線8−中心導体4−ナツト5−
放電ギヤツプG−下部電極16−限流素子14−
上部電極15−取付金具19−取付ボルト21−
ガード金具12−ケース1−接地線2を経て大地
に至る放電経路が形成され、同経路で放電電流が
流れ、異常電圧が低く制限され、また同時に電圧
非直線性に優れた限流素子14によつて続流が遮
断される。 (本考案の効果) 本考案は以上の構成からなり、限流素子ユニツ
13をアース側のガード金具に対し取付けるた
め対象の電気機器の運転を停止することなく安全
に取付作業ができる。また素子ユニツトは限流素
子を備えているため続流アークの遮断ができその
ために電極やブツシングやケース等をアーク熱に
より破損させたりしないのは勿論のこと、 さらに限流素子ユニツト13をガード金具12
に対し取付ける時は、限流素子ユニツト13の取
付の位置と角度とが規制されて同ユニツトの下部
電極16とブツシング3側の充電部のナツト5と
の間で形成する放電ギヤツプGのギヤツプ長の調
整が無調整でもつて正確に設定できるため放電特
性の安定が図れると同時に柱上等での取付および
取外作業がしやすくなる。 また同ユニツト13はガード金具12に対しそ
の内面および係止部を当接および係止させた後、
さらに取付ボルト21により取付けるようにした
ためガタ付きがない強固な取付けができる。 また素子ユニツト13の全体形状を同ユニツト
13の内外面が同心的な関係からなる薄形の円弧
状に形成しさらにかかる形状の同ユニツトをU字
形のガード12の先端の曲折部12aの内面側に
対しその外面を重合させて取付けるため同ユニツ
13のケース1面側への張出しが少なくなつて
ブツシング3の上部側の空間が従来と同様に確保
できそれにより降雨時にブツシング3表面に付着
する導電性粒子を洗い流す作用つまりは雨洗効果
がユニツトの取付けによつても妨げにならない。
また素子ユニツト13が板材のガード金具12の
内面側に重合されて取付けられるため同金具12
からのユニツトの突出が少なくなり機材等との衝
突が防止できる等の特長を有するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
要部の一部を破断した雷害保護装置の取付状態
図、第2図は第1図を上方から見た場合の取付状
態図をそれぞれ示す。 1……ケース、2……接地線、3……ブツシン
グ、5……ナツト(充電部)、12……ガード金
具、12a……曲折部、13……限流素子ユニツ
ト、14……限流素子、15……上部電極、16
……下部電極、17……絶縁物、17b……係止
部、G……放電ギヤツプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電圧非直線性を有する限流素子14の上下にそ
    れぞれ上、下部両電極15,16を接続し、この
    両電極15,16と限流素子14との外周面を合
    成樹脂等の絶縁物17で一体に絶縁被覆した限流
    素子ユニツト13を、ケース外に突出貫装したブ
    ツシング3の近傍でかつその上部側に位置し而も
    接地した該ケース1にその後端を固設すると共に
    さらにその先端側を外方へ突出させた板材からな
    る逆U字形のガード金具12に対し上記素子ユニ
    ツト13の上部電極15に接続する取付金具19
    と同金具19に螺装した取付ボルト21により取
    脱自在に取付け而も同時に上記素子ユニツト13
    の下部電極16をブツシング3の充電部のナツト
    5に対し放電ギヤツプGを介して対向せしめるよ
    うにした柱上用電気機器に於ける雷害保護装置に
    おいて、上記限流素子ユニツト13の全体形状を
    同ユニツト13の内外面が同心的な関係になる薄
    形の円弧状に形成すると共にさらに該ユニツト
    3を、上記板状のガード金具12の先端の円弧状
    の曲折部12aの内面に対し同ユニツト13の絶
    縁物17の外面を重合しさらに絶縁物17の下端
    側に形成した上記外面から外方へさらに直角に突
    出する段状の係止部17bをガード金具12の下
    端に係止し而も上記取付金具19に螺装した取付
    ボルト21をガード金具12の外面に当接して同
    金具12に取付けたことを特徴とする柱上用電気
    機器に於ける雷害保護装置。
JP13512482U 1982-09-06 1982-09-06 電気機器に於ける雷害保護装置 Granted JPS5939892U (ja)

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JP13512482U JPS5939892U (ja) 1982-09-06 1982-09-06 電気機器に於ける雷害保護装置

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Publication Number Publication Date
JPS5939892U JPS5939892U (ja) 1984-03-14
JPH0334870Y2 true JPH0334870Y2 (ja) 1991-07-24

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2551256Y2 (ja) * 1991-08-09 1997-10-22 社団法人マリノフォーラム二十一 浮魚礁

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS47368U (ja) * 1971-01-14 1972-08-01
JPS539423B2 (ja) * 1973-09-19 1978-04-05

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5651300Y2 (ja) * 1976-07-09 1981-12-01

Patent Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS47368U (ja) * 1971-01-14 1972-08-01
JPS539423B2 (ja) * 1973-09-19 1978-04-05

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