JPH0211423A - ギヤシフトレバーロック - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、自動車に取付けられた自動変速機の切り換え
レバーのためのギヤシフトレバ−ロックに関し、さらに
詳細には、切り換えレバーと共に動かされる強制結合し
たロック部材を備え、ロック部材の移動軌道の中へ移動
できる閉鎖機構を作動する電気制御される装置を備え、
車両パラメータと無関係に選択的に切り換えレバーをそ
の駐車位置にブロックする第１の閉鎖装置を備え、また
車両パラメータと無関係に切り換えレバーをそのアイド
リング（Ｎ）位置にブロックする第２の閉鎖装置を備え
るギヤシフトレバ−ロックに関する。

従来の技術 この種のギヤシフトレバ−ロックは、たとえばヨーロッ
パ特許出願第８６１１０９７５．９号、公開第２４６゜
３５３号から公知である。この先行技術によれば、自動
変速装置の切り換えレバーをそのＰ（駐車）およびＮニ
ュートラル位置でロックしたままとし。

ブレーキペダルが操作される場合に限り開放する閉鎖装
置が設けられている。ブレーキペダルの装置より電気制
御された装置が電流を受け、切り換えレバーは移動でき
、走行段に入れることができる。これによって、自動車
による走行を始める前に、運転者がブレーキペダルの位
置の確認を行わなければならず、アクセルペダルとブレ
ーキペダルの混同を避けることができる。

発明が解決しようとする課題 上記の閉鎖装置は停止した車両でも機能することが望ま
しいため、電気制御される装置の停止状態における閉鎖
が有効となることが望まれる。このために電気制御され
る装置が電流を受けない場合、閉鎖装置が入っており、
切り換えレバーはＰ位置から移動することができない。

しかしこれは、電気制御される装置の給電が妨げられた
場合にトラブルを生じる。その場合、車両はもはや動か
すことができないためである。さらに問題となるのは、
Ｎ位置におけるブロックによる電気制御される装置の給
電の欠落という機能的欠点である。というのも走行運転
時にも、たとえば後進の際に切り換えレバーはＮ位置を
通り、その度にそこでブロックされるであろうからであ
る。他方において、ブロックがそれぞれ給電によって達
せられるようにしようとすれば、必要とする電力消費が
あまりに多すぎる。

本発明の目みは、電気制御される装置の故障の場合も機
能上不利な影響を受けない、低い電力消費の同種のギヤ
シフトレバ−ロックを創り出すことにある。

課題を解決するための手段 上記目的を達成するための本発明の要旨は、自動車に取
付けられた自動変速機の切り換えレバーのためのギヤシ
フトレバ−ロックが、切り換えレバーと共に動かされる
強制結合したロック部材を備え、ロック部材の移動軌道
の中へ移動できる閉鎖機構を作動する電気制御される装
置を備え、車両パラメータと無関係に選択的に切り換え
レバーをその駐車位置にブロックする第１の閉鎖装置を
備え、また車両パラメータと無関係に切り換えレバーを
そのニュートラル位置にブロックする第２の閉鎖装置を
備えるものであって、電気制御される装置の無電流の状
態において、切り換えレバーが駐車位置にあると第１の
閉鎖装置をブロックし、また切り換えレバーがニュート
ラル位置にあると、第２の閉鎖装置を開放することを特
徴とするギヤシフトレバ−ロック、にある。

作用 本発明によれば、駐車位置（以下Ｐ位置と称す）に所属
する閉鎖ユニットが電気制御される装置の給電によって
閉鎖解除され、一方ニュートラル位置（以下Ｎ位置と称
す）での閉鎖解除は電流を切った時に行われ従ってＮ位
置での閉鎖は給電によって行われるようになっている。

これに対して、上記のヨーロッパ特許出願筒８６１１０
９７５．９号に開示されている制御装置は、切り換えレ
バーがＮ位置にあるか、あるいはＰ位置にあるか、従っ
てブレーキペダルの操作時に電流制御による閉鎖解除が
行われなければならないか、あるいは無電流状態によっ
て行われなければならないかの情報をＮ位置およびＰ位
置に所属する接点により受ける。

本発明によれば、ロック部材の移動軌道の中へ移動でき
るピンによって、閉鎖装置は簡単にまた効果的に構成す
ることができる。ピンをこのロック部材の移動軌道の中
へ移動させ得る可能性は、ピンが電磁石によって二つの
位置に移動することができ、しかも出た位置で電磁石の
電流を受ける状態に形成することによって生じる。Ｎ位
置にはその場合、ロック部材中の開口部が割当てられ、
この開口部の中にピンが出た状態で噛む０機能できない
電磁石の場合、ピンが常に電気制御される装置から出る
ことがないためピンは開口部に噛むことはできず、シフ
トレバ−は従ってＮ位置でブロックされることは有り得
ない。これに反してＰ位置では、対応するストッパでキ
ャッチする歯止めつめによって閉鎖が行われ、このため
切り換えレバーが歯止めつめのこのロック位置でもはや
Ｐ位置から動かされることは有り得ない、フットブレー
キの作動によって初めてピンは電気制御される装置から
出され、このため歯止めつめがストッパとの接触から外
れる位置に押し込まれ、その結果切り換えレバーを操作
することができる。

車両の機能を確保し、電磁石が故障のため作動しない場
合に切り換えレバーをＰ位置から動かすために、さらに
手動操作できる閉鎖解除装置を設けることができ、これ
によってＰ位置でストッパに噛む歯止めつめが押し戻さ
れる。この手動操作により、切り換えレバーをＰ位置か
ら別の位置に移動することができ、一方Ｎ位置の場合、
作動できない電磁石はＮ位置でのシフトレバ−の閉鎖を
行うことがない。

常に励起される電磁石の故障をもくいとめるため、さら
に電磁石の給電を手動操作の閉鎖解除装置によって中断
するようにすることができる。これによって、Ｎ位置に
おいてさもなければ取り消すことができない切り換えレ
バーの閉鎖を解除することができる。スキャナとしての
電流を中断する設計では、常に電流を受ける電磁石を前
提として、切り換えレバーが改めてＮ位置に来るごとに
手動操作の閉鎖解除装置が用いられなければならないで
あろう。そこで選択的に、この閉鎖解除装置の一回の操
作により、給電を持続的に中断可能とすることができる
。この場合ブレーキペダルに依存するシフトレバ−ロッ
クは働くことはなく。

Ｎ位置にある切り換えレバーの閉鎖を解除する煩雑さが
ない。

実施例 以下本発明の図面を用いて詳細に説明する。

第１図には切り換えレバー１０が示され、これは軸１２
の周囲を旋回することができる。この切り換えレバー１
０の旋回位置に応じて自動変速機の種々な走行段が選択
される。第１図では走行位置Ｎが参照番号１４により、
また走行位置Ｐが参照番号１６により示されている。国
際的にも一般的なこの名称は、アイドリング位置と駐車
位置を表している。

切り換えレバーと連結し、これによって動かされるのが
、閉鎖装置を載せているロック部材１８である。このロ
ック部材１８は電磁石２０の近くを通り過ぎる。電磁石
２０は励起された場合、ピン２２を出す。切り換えレバ
ーｌＯのＮ位置では、出たピン２２が開口部２４の中に
入る。これによってロック部材１８の運動と切り換えレ
バー１０の運動はもはや不可能となる。

切り換えレバー１０のＰ位置に対応する位置においては
、ロック部材１８のくりぬき部２８に設けられた歯止め
つめすなわちプレート３０が電磁石２０に対向している
。このプレート３０はその一方の側３２で枢着されてお
り、背後に支承されたばね３４によってその他方の側で
外向き斜めに突き出すように押される。

電磁石２０は固定接合板２６を備えており、この固定接
合板２６は一方の末端がストッパとして突出部３６を構
成している。切り換えレバー１０がＰ位置１６に移動さ
れると、ばね３４によって外向きに押されたプレート３
０が、歯止めつめ状あるいはラチェット状に固定接合板
２６の突出部３６にスナップ止めされ、その結果プレー
ト３０と突出部３６の接触が切り換えレバー１０の運動
をブロックするため、切り換えレバー１０はもはやＰ位
置から出ることはできない。電磁石２０が励起されると
ピン２２が出され、プレート３０をばね３４の働きに抗
してくりぬき部２８の中に押し戻すため、プレート３０
はもはや突起部３６に接触しないので切り換えレバー１
０を移動することができる。

運転においては、駐車位置１６に切り換えレバーがある
ときに点火のスイッチが入ると、ストッパ３６に接する
閉鎖装置すなわちプレート３０によって、切り換えレバ
ーは操作できない。ブレーキを踏むことにより電磁石２
０が励起され、ピン２２が出て、第２図から明らかなよ
うにプレート３０を押し、プレート３０はそのくりぬき
部２８の中に押し込まれ、従って突起部３６と接触しな
くなる。切り換えレバー１０はこれで旋回することがで
きる。切り換えレバーＩＯがＮ位置１４に達すると、電
磁石２０はＮ位置１４に所属する対応する電気接点によ
り励起され、ピン２２を出す。このピン２２は開口部２
４に噛み、切り換えレバー１０はその運動をブロックさ
れる。この時、Ｎ位置が一定の時間、たとえば１秒以上
保持される時、初めてピンが出るように時間設定を行う
ことができる。停止したまたは殆ど停止した車両の場合
に限りピンを出す論理回路も考えられる。ブレーキペダ
ルを踏む時に初めて電磁石２０への給電が中断される。

電磁石２０が落ち、ピン２２は再び引き込まれ、切り換
えレバー１０を動かすことができる。

電磁石２０がたとえばケーブルの破断によりもはや電流
を供給されない場合、Ｎ位置１４にある切り換えレバー
１０はもはやブロックされず、切り換えレバー１０の機
能はこの場合、ギヤシフトレバ−ロックなしの自動変速
装置の機能に相当する。車両は従って引き続き利用する
ことができる。

これに反して切り換えレバー１０がＰ位置１６にあると
きには切り換えレバー１０が開放されないが。

これは電磁石２０が給電欠落時にはピン２２が引っ込み
、プレート３０がばね３４により押し戻され、従ってラ
チェットまたは歯止めつめ効果をもはや解除できないた
めである。それにもかかわらず車両を利用できるように
するために、手動操作できる閉鎖解除装置が設けられて
おり、これはカバー４０から突出し、その上端が操作ボ
タン４４になるピン４２からなっている。このピン４２
の下端はばね４６の力を受け、下端４８に斜面を備えて
いる。操作ボタン４４を押すことによりピン４２がばね
４６に抗して押し下げられると、斜面４８はプレート３
０の上を滑り、プレート３０をくりぬき部２８の中へ押
し込む。これによって操作ボタン４４が押されている限
り、切り換えレバー１０はＰ位置１６から動かすことが
できる。

電磁石２０は接続部５０を介してアースされている。

電磁石２０の他方の接続部６０は接点対５４　、５６を
通じて正の電圧５２がかかっている。操作ボタン４４を
押すと機械的固定部を通じてピン４２と連結した接点５
６を動かし、これを接点５４との接触から外すため。

電磁石２０の電圧が低下する。このため電磁石２０の常
時給電が欠落し、切り換えレバー１０は操作ボタン４４
の操作によりＮ位置１４から動かすことができる。

ボタン４４を放すことにより、接点対５４　、５６は再
び閉じられ、切り換えレバー１０を再びＮ位置から動か
そうとするならば、ボタン４４を改めて押さなければな
らない。選択的に、たとえば死点ばねにより、操作ボタ
ン４４を一回押した後接点対５４．５６を開放させたま
まとすることができる。これによって切り換えレバー１
０はＮ位置で改めてロックされないが、しかし誤ってボ
タン４４を押すことにより本発明によるギヤシフトレバ
−ロックが持続的に機能しなくなる可能性がある。

以上の構成によって、車両が電磁石への給電欠落のため
に機能しなくなることのないことが保証される。しかし
他方においてこれに結びつく操作の手数が面倒であるた
め、運転者は出来るだけ早く工場を訪れるであろうし、
適切な修理の後、再びブレーキペダルを踏むというより
簡単な操作で、ギヤシフトレバ−ロックを開放する。こ
れによってギヤシフトレバ−ロックにより望まれる安全
の観点が比較的長い間放棄されないこと、また追加の操
作により、ブレーキペダルの位置による走行前の安全確
認が行われていないことを運転者に認識させることがで
きることが保証される。

発明の効果 本発明によれば、電気制御される装置が故障した場合に
おいても、切り換えレバーの操作に支障を生じることの
ないギヤシフトレバ−ロックを提供することができる。

また本発明のギヤシフトレバ−ロックによれば低い電力
消費量でこの効果を、達成することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のギヤシフトレバ−ロックの斜視図、第
２図は第１図の側面図を示す。 ｌＯ・・・切り換えレバー、１８・・・ロック部材＋　
２０・・・電磁石、２２・・・ピン、２４・・・開口部
、３０・・・プレート、３６・・突起部、４２・・・ピ
ン。 代理人　　　森　　本　　義　　弘

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、自動車に取付けられた自動変速機の切り換えレバー
   のためのギヤシフトレバーロックが、切り換えレバーと
   共に動かされる強制結合したロック部材を備え、ロック
   部材の移動軌道の中へ移動できる閉鎖機構を作動する電
   気制御される装置を備え、車両パラメータと無関係に選
   択的に切り換えレバーをその駐車位置にブロックする第
   １の閉鎖装置を備え、また車両パラメータと無関係に切
   り換えレバーをそのニュートラル位置にブロックする第
   ２の閉鎖装置を備えるものであって、電気制御される装
   置（２０）の無電流の状態において、切り換えレバー（
   １０）が駐車位置（１６）にあると第１の閉鎖装置（３
   ０）をブロックしかつ切り換えレバー（１０）がニュー
   トラル位置（１４）にあると第２の閉鎖装置を開放する
   ことを特徴とするギヤシフトレバーロック。 ２、電気制御される装置が電流を受けた状態でピン（２
   ２）を出すことを特徴とする、請求項１に記載のギヤシ
   フトレバーロック。 ３、電気制御される装置が電磁石であることを特徴とす
   る、請求項２に記載のギヤシフトレバーロック。 ４、第２の閉鎖装置がロック部材（１８）の中の開口部
   （２４）であり、ピン（２２）が出た状態のときに開口
   部（２４）に噛むことを特徴とする、請求項１から請求
   項３までのいずれか１項に記載のギヤシフトレバーロッ
   ク。 ５、第１の閉鎖装置が歯止めつめであり、この歯止めつ
   めは、駐車位置（１６）においてストッパ（３６）に接
   し、出たピン（２２）によってそのストッパ位置から移
   動されることを特徴とする請求項１から請求項３までの
   いずれか１項に記載のギヤシフトレバーロック。 ６、手動の閉鎖解除装置（４２）が第１の閉鎖装置（３
   ０）に連動されていることを特徴とする、請求項１から
   請求項５までのいずれか１項に記載のギヤシフトレバー
   ロック。 ７、手動の閉鎖解除装置が手で操作できるピンからなり
   、このピンは、第１の閉鎖装置の歯止めつめをそのスト
   ッパ位置から押し出し可能とされていることを特徴とす
   る、請求項６に記載のギヤシフトレバーロック。 ８、手動の閉鎖解除装置（４２）の作動により、同時に
   電気制御される装置（２０）への給電を中断するように
   構成されていることを特徴とする、請求項６または請求
   項７に記載のギヤシフトレバーロック。 ９、電気制御される装置（２０）への給電が、手動の閉
   鎖解除装置（４２）の操作の後においても持続的に中断
   されるように構成されていることを特徴とする、請求項
   ８に記載のギヤシフトレバーロック。