JPH02105802A - モリブデン触媒系を用いる高ビニルポリブタジエンの合成 - Google Patents

モリブデン触媒系を用いる高ビニルポリブタジエンの合成

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JPH02105802A
JPH02105802A JP1217187A JP21718789A JPH02105802A JP H02105802 A JPH02105802 A JP H02105802A JP 1217187 A JP1217187 A JP 1217187A JP 21718789 A JP21718789 A JP 21718789A JP H02105802 A JPH02105802 A JP H02105802A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の分野) 本発明はモリブデン触媒系を用いる高ビニルポリブタジ
ェンの合成法に関する。
(発明の背景) 高ビニルポリブタジェンは各種の用途に用いられるゴム
である。たとえば高ビニルポリブタジェンは時にタイヤ
トレッドゴムの製造に用いられる。
これは、タイヤトレッドにそれを用いると良好なけん引
力および横揺れ抵抗性(rolling resist
ance)が得られるからである。この種の用途に用い
られる高ビニルポリブタジェンは一般に1.2−ミクロ
構造をもつ反復単位を少なくとも約60%含有する。
高ビニルポリブタジェンは普通は極性改質剤を用いて改
質されたリチウム触媒系を用いて製造される。極性改質
剤は合成されるポリブタジェンのビニル含量を高める。
エーテル、およびルイス塩基として作用する第三アミン
が一般にリチウム触媒系と組合わせて極性改質剤として
用いられる。
たとえば米国特許第4.022.959号明細書には、
以下のものを改質剤として使用しうろことが示されてい
る。ジエチルエーテル、ジ−n−プロピルエーテル、ジ
イソプロピルエーテル、ジ−n−ブチルエーテル、テト
ラヒドロフラン、ジオキサン、エチレンゲリコールジメ
チルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、
ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレング
リコールジエチルエーテル、トリエチレングリコールジ
メチルエーテル、トリメチルアミン、トリエチルアミン
、N、N、N、 N”−テトラメチルエチレンジアミン
、N−メチルモルホリン、N−エチルモルホリン、およ
びN−フェニルモルホリン。この種のルイス塩基を用い
て製造されたポリジエンのビニル基含量は、用いるルイ
ス塩基の種類および量、ならびに用いる重合温度に依存
する。たとえば高い重合温度を用いるほど、ビニル基含
量の低いポリマーが得られる(A、W、ランガー、AJ
、Langer、A、Ches、Soc、Div。
Polymer Chem、[1eprints;Vo
l、7 (1)、132 (1966)を参照されたい
)、このため、−Mのルイス塩基型改質剤を用いて高い
重合温度で高ビニル含量のポリマーを合成するこ七は困
難である。
温度が高いほど一般に重合速度は促進される。
従って商業的重合において処理量を最大限にするために
は適度に高い温度を用いることが望ましい。
米国特許第4.696,986号明細書には、重合速度
を促進するのに十分なほど高い温度で高ビニルポリマー
の生成を促進するためには、リチウム触媒基用改質剤と
して1,2,3.− )リアルコキシベンゼンおよび1
,2.4−トリアルコキシベンゼンを使用しうることか
示されている。
モリブデン触媒系は高ビニルポリブタジェンの製造に用
いられているが、受容できる転化率を達成するためには
この種の触媒系と組合わせて芳香族溶剤系を用いること
が伝統的に必要とされている。この種の芳香族溶剤系の
使用に伴う望ましくない性質のため、モリブデン触媒系
を商業的操作に用いることは本質的に除外される。また
、通常のモリブデン触媒系はきわめて高い分子量をもつ
ビニルポリブタジェンを生成する。たとえばこの種のモ
リブデン触媒系を用いると、一般に数平均分子量的50
0.Cooの高ビニルポリブタジェンが生成する。大部
分の用途において、高ビニルポリブタジェンがこの高さ
の分子量をもつことは望ましくない、従って、生成ポリ
マーの分子量が高いことも、高ビニルポリブタジェン用
モリブデン触媒系の商業的開発を防げてきた。
(発明の要約) 本発明によるモリブデン触媒系は脂肪族溶剤系中で高ビ
ニルポリブタジェンを製造するために使用でき、約75
%の高収率が達成される。従って分子量的250,00
0の高ビニルポリブタジェンを製造しうる。また本発明
によるモリブデン触媒系を用いると、きわめて高いコン
シスチンシーをもつ高ビニルポリブタジェンが製造され
る。
より詳細には本発明は、1.3−ブタジエンモノマーを
(a)五塩化モリブデン、三塩化モリブデンおよび四塩
化モリブデンよりなる群から選ばれる少なくとも1種の
員子を、炭素原子約10〜約30個を含むアルキルカル
ボン酸および炭素原子7〜30個を含むアリールカルボ
ン酸よりなる群から選ばれる少なくとも1種の員子で改
質することにより製造される少なくとも1種のモリブデ
ン含有化合物;ならびに(b)炭素原子1〜約8個を含
むアルキル基を有するトリアルキルアルミニウム化合物
を、アルキルフェノール、アリルフェノール、およびア
リールフェノールよりなる群から選ばれる少なくともL
種の員子で改質することにより製造される少なくとも1
種のアルミニウム含有化合物からなる触媒系の存在下で
重合させることよりなる、高ビニルポリブタジェンの製
法を開示する。
本発明は1.3−ブタジエンモノマーを(a)テトラク
ロロモリブデンカルボキシレートおよび(b)ジエチル
アルミニウムフェノキシドおよびエチルアルミニウムビ
スフェノキシドよりなる群から選ばれる少なくとも1種
のアルミニウム化合物からなる触媒系の存在下で重合さ
せることよりなる、高ビニルポリブタジェンの製法をも
開示する。
用いるトリアルキルアルミニウム化合物をアリルフェノ
ールで改質することにより、生成する高ビニルポリブタ
ジェンの分子量を低下させうることも見出された。たと
えば、触媒系に用いられるトリエチルアルミニウムを1
.25モルの2−アリルフェノールで改質することによ
り、生成ポリマーの数平均分子量が約250.000に
まで低下することが認められた。約250,000の分
子量は大部分の用途にとってきわめて望ましい。従って
触媒系に用いられるトリアルキルアルミニウム化合物を
アリルフェノールで改質することがきわめて好ましい。
(発明の詳細な説明) 本発明によるモリブデン触媒系を用いることにより、脂
肪族溶剤系中で高ビニルポリブタジェンを高収率で製造
しうる。生成する高ビニルポリブタジェンは1,2−ミ
クロ構造をもつ反復単位を少なくとも約65%含有する
。大部分の場合、生成する高ビニルポリブタジェンは約
70%以上のビニル含量をもつ、事実、本発明によるモ
リブデン触媒系を用いてビニル含!ft75%以上の高
ビニルポリブタジェンを製造することができる。本発明
によるモリブデン触媒系を用いて、事実約80%以上の
ビニル含量をもつ高ビニルポリブタジェンが製造された
本発明の重合は普通はパラフィン系またはシクロパラフ
ィン系化合物を溶剤として用いることにより行われる。
すなわち本発明のモリブデン触媒系は溶液重合に用いら
れ、その際溶剤は脂肪族化合物である。用いられる脂肪
族溶剤は普通は分子量たり約4〜約lθ個の炭素原子を
含み、重合反応条件下で液体である。適切な有1a?8
剤の若干の代表例にはペンタン、n−ヘキサン、シクロ
ヘキサン、n−へブタン、イソへブタン、n−オクタン
、イソオクタンなどが含まれる(単独または混合物)。
本発明の溶液重合においては、普通は約5〜約35重量
%の1.3−ブタジエンモノマーが重合反応媒質中に存
在する。この種の重合媒質はもちろん脂肪族有機溶剤、
1.3−ブタジエンモノマー、および本発明によるモリ
ブデン触媒系からなる。大部分の場合、重合反応触媒が
約10〜約30重四%の1.3プクジエンモノマーを含
有することが好ましい。
一般に重合反応媒質が約15〜約25重景%の1.3−
ブタジエンモノマーを含有することがより好ましい。
本発明の触媒系は(a)少なくとも1種のモリブデン含
有化合物および(b)少なくとも1種のアルミニウム含
有化合物からなる。モリブデン含有化合物は五塩化モリ
ブデン、三塩化モリブデン、または四塩化モリブデンを
、炭素原子約10〜約30個を含むアルキルカルボン酸
または炭素原子7〜30個を含むアリールカルボン酸で
改質することにより製造される。五塩化モリブデンまた
は三塩化モリブデンを用いることが一般に好ましく、五
塩化モリブデンを改質することがきわめて好ましい。
普通はモリブデン化合物をアルキルカルボン酸で改質す
ることが好ましい。しかしアリールカルボン酸、たとえ
ば安息香酸も使用、できる。普通はアルキルカルボン酸
が約12〜約26個の炭素原子を含むことが好ましく、
アルキルカルボン酸が約14〜約20個の炭素原子を含
むことがより好ましい。たとえばステアリン酸およびバ
ルミチン酸がモリブデン化合物の改質に用いるのにきわ
めて好ましいアルキルカルボン酸である。もちろん各種
アルキルカルボン酸の混合物を改質処理に用いることも
できる。
アルキルカルボン酸またはアリールカルボン酸一対一ハ
ロゲン化モリブデン化合物のモル比は普通は約11であ
る。これはtitより大きいモル比では触媒活性の損失
が大きいからである。他方、1:1より小さいモル比で
は、脂肪族溶剤中における改質モリブデン含有化合物の
溶解性が低下する。このためアルキルカルボン酸または
アリールカルボン酸一対一ハロゲン化モリブデン化合物
のモル比は一般に約O,S:t〜約1.2:1である。
ハロゲン化モリブデン含有化合物は一般に、これにアル
キルカルボン酸またはアリールカルボン酸を添加するだ
けで改質される。その結果、本発明の触媒系に用いられ
る改質モリブデン含有化合物が生成する。カルボキシル
基含有化合物はハロゲン化モリブデン含有化合物と反応
し、反応副生物として塩酸を放出する。この反応により
各種のモリブデンカルボキシレートが生成すると考えら
れる。たとえば五塩化モリブデンの改質によりテトラク
ロロモリブデンカルボキシレートが生成すると考えられ
る。より詳細には、五塩化モリブデンをステアリン酸で
改質するとテトラクロロモリブデンステアレートが生成
すると考えられる。しかし反応の化学量論によれば、ハ
ロゲン化そりプデン含有化合物のモル当たり約1.5モ
ルの塩酸が生成するので、下記の架橋化合物が生成する
ことが示唆される。
α−Mo  OC(CHz)    CH3I& a   α 触媒系のアルミニウム含有化合物成分は“現場で”製造
することができる。トリアルキルアルミニウム化合物の
改質に用いられるフェノール類のモル比は一般に約i、
o:t〜約1.5:Xである。改質に用いられるフェノ
ール類一対−トリアルキルアルミニウム化合物のモル比
は、好ましくは約1.15:1〜約t、3s:tである
。フェノール対トリアルキルアルミニウム化合物のモル
比は、より好ましくは約1.2:1〜約1.3:1であ
る。ジアルキルアルミニウムフェノキシトおよびエチル
アルミニウムビスフェノキシドが改質処理に際して生成
すると考えられる。
本発明の触媒系におけるアルミニウム含有化合物一対−
モリブデン含有化合物のモル比は、−mに約1.5:t
〜約10:1である。しかし一般にアルミニウム含有化
合物一対−モリブデン含有化合物の比は約2:1〜約8
:1であることが好ましい、最大の触媒活性を得るため
には、アルミニウム含有化合物一対−モリブデン含有化
合物のモル比は、きわめて好ましくは約5:1〜約7:
lである。
重合は改質モリブデン含有化合物および改質アルミニウ
ム含有化合物を重合媒質に単に添加することにより開始
される。これはもちろんバッチ法または連続法により行
うことができる。用いられる改質モリブデン含有化合物
の量は一般に約0.02〜0.4ptn+ (モノマー
100部当たりの部数)である。
用いられる改質モリブデン含有化合物の量は、好ましく
は約0,06〜約0.25phmである。重合を開始す
るために用いられる触媒系中に約0.14〜約0.18
plugの改質モリブデン含有化合物を用いることが好
ましい。
本発明の重合は一般に約20〜約140℃の温度で行わ
れる0本発明の重合は約40〜約100℃の温度で行う
ことが好ましく、用いる温度が約60〜約80゛Cであ
ることがより好ましい。必要な重合時間は用いる反応条
件に応じて異なるであろう、しかし普通は約30分から
約12時間までの範囲の重合時間が用いられる。大部分
の場合、約1〜約3時間の重合時間が採用される。
本発明を以下の実施例により説明する。これらは説明の
ためのものにすぎず、本発明の範囲またはその実施態様
を限定するものと解すべきでない。
特に指示しない限り、部および%は重量により示す。
実施例1 この実験ではヘキサン中での溶液重合により高ビニルポ
リブタジェンを製造した。触媒系のモリブデン含有化合
物成分は、機械的撹拌機、窒素導入管、および反応副生
物として生成する塩酸を中和するための苛性アルカリス
クラバーに連結したベントチューブを備えた丸底フラス
コに五塩化モリブデン粉末243.1gを添加すること
により製造された。この改質は窒素雰囲気下に行われた
。ステアリン酸46.7%およびパルミチン酸53.3
%を含有する混合物を五塩化モリブデンの改質に用いた
このステアリン酸およびパルミチン酸混合物をフラスコ
中の五酸化モリブデンにt、o6:tのモル比で添加し
た。フラスコ内め反応体を25Orpm+で攪拌し、約
5分後に混合物を攪拌して液化した。生成した塩酸を除
去するために窒素でパージしながら攪拌を続けた。約9
0分後にフラスコの内容物は完全に液化し、ヘキサン5
00mを添加した。さらに90分間攪拌を続けた。この
改質処理によって1.0Mの溶液的8907が生成した
触媒系のアルミニウム含有化合物成分はトリエチルアル
ミニウムを改質することにより製造された。これはヘキ
サン中の0.85M トリエチルアルミニウム溶液14
0dを乾燥ヘキサン50Mに添加したのち、乾燥酢酸エ
チル29.3dに溶解した4−イソブロビルアルコール
20.4gを添加することにより行われた。反応体を添
加したボトルを排気し、窒素でパージした。改質反応は
発熱性であり、かなりのガスが発生した。生成溶液の容
量は670 mであり、4−イソプロピルフェノール改
質トリエチルアルミニウムの0.179M溶液であった
重合は102.24! (27ガロン)の反応器中で行
われた。これはヘキサン中の17%1.3−ブタジエン
モノマー溶液54.4g(120ボンド)を添加するこ
とにより行われた。125℃の初期温度に達したのち、
0.179M改質トリエチルアルミニウム溶液670a
tを添加し、その直後に0.038M改質五塩化モリブ
デン溶液520−を添加した0反応体は重合中に74”
C(165’F)の最高温度に達した。約1.5時間後
に、約77%の収率が達成された0次いで生成したポリ
マーセメントを重合停止槽へ移し、追加量のへキサンと
混合して、重合停止剤および酸化防止剤との混和を容易
にした。
生成したポリマーはビニル含量的82%、ガラス転移温
度約−24℃、ムーニー粘度68、および希溶液粘度6
.22a/gをもつと判定された。
実施例2〜5 この一連の実験は実施例1に記載したものと同じ一般法
により行われたが、ただしトリエチルアルミニウムを4
−イソプロピルフェノールの代わりに種々の量の2−ア
リルフェノールで改質した。改質に用いた2−アリルフ
ェノール−対−トリエチルアルミニウムのモル比を第1
表に示す。第1表には生成した高ビニルポリブタジェン
の数平均分子量をも報告する。
2            1.0        3
73,0003            1.25  
      264,0004           
 1.5        1B3,0005     
       1.75        122.00
0第1表を調べることにより分かるように、生成した高
ビニルポリブタジェンの数平均分子量は2アリルフェノ
ール−対−トリエチルアルミニウムの比が増大するのに
伴って低下する。この一連の実験から、生成する高ビニ
ルポリブタジェンの分子量を低下させるために2−アリ
ルフェノールを使用しうることか明かである。事実、2
−アリルフェノール−対−トリアルキルアルミニウム化
合物の比を操作することにより、目的分子量のポリマー
を製造することができる。この一連の実験は、2アリル
フエノールを触媒系のトリアルキルアルミニウム化合物
の改質に用いると生成ポリマーの分子量を適度なものに
なしうるという2−アリルフェノールの特異な効力を証
明する。
本発明を説明するために特定の代表的実施態様および詳
細を示したが、当業者には本発明の範囲から逸脱するこ
となくこれらにおいて種々の変更および修正をなしうろ
ことが明かであろう。
(外3名)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、1,3−ブタジエンモノマーを(a)五塩化モリブ
    デン、三塩化モリブデン、および四塩化モリブデンより
    なる群から選ばれる少なくとも1種の員子を、炭素原子
    約10〜約30個を含むアルキルカルボン酸および炭素
    原子7〜30個を含むアリールカルボン酸よりなる群か
    ら選ばれる少なくとも1種の員子で改質することにより
    製造される少なくとも1種のモリブデン含有化合物;な
    らびに(b)炭素原子1〜約8個を含むアルキル基を有
    するトリアルキルアルミニウム化合物を、アルキルフェ
    ノール、アリルフェノール、およびアリールフェノール
    よりなる群から選ばれる少なくとも1種の員子で改質す
    ることにより製造される少なくとも1種のアルミニウム
    含有化合物からなる触媒系の存在下で重合させることよ
    りなる、高ビニルポリブタジエンの製法。 2、1,3−ブタジエンモノマーを(a)テトラクロロ
    モリブデンカルボキシレートおよび(b)ジエチルアル
    ミニウムフェノキシドおよびエチルアルミニウムビスフ
    ェノキシドよりなる群から選ばれる少なくとも1種のア
    ルミニウム化合物からなる触媒系の存在下で重合させる
    ことよりなる、高ビニルポリブタジエンの製法。 3、モリブデン含有化合物約0.02〜約0.4phm
    が存在する、請求項第1項に記載の方法。 4、アルミニウム含有化合物−対−モリブデン含有化合
    物のモル比が約1.5:1〜約10:1である、請求項
    第3項に記載の方法。 5、アルキルカルボン酸およびアリールカルボン酸より
    なる群から選ばれる員子が約12〜約26個の炭素原子
    を含むアルキルカルボン酸である、請求項第4項に記載
    の方法。 6、アルキルフェノール、アリルフェノール、およびア
    リールフェノールよりなる群れから選ばれる員子がアリ
    ルフェノールである、請求項第5項に記載の方法。 7、約20〜約140℃の温度で行われる、請求項第6
    項に記載の方法。 8、トリアルキルアルミニウム化合物の改質に用いられ
    るアリルフェノール−対−トリアルキルアルミニウム化
    合物のモル比が約1.0:1〜約1.5:1である、請
    求項第7項に記載の方法。 9、アルキルカルボン酸−対−五塩化モリブデン、三塩
    化モリブデン、および四塩化モリブデンよりなる群から
    選ばれる員子のモル比が約0.8:1〜約1.2:1で
    ある、請求項第8項に記載の方法。 10、五塩化モリブデン、三塩化モリブデン、および四
    塩化モリブデンよりなる群から選ばれる員子が五塩化モ
    リブデンである、請求項第9項に記載の方法。 11、アリルフェノールが2−アリルフェノールである
    、請求項第10項に記載の方法。12、アルキルカルボ
    ン酸が14〜20個の炭素原子を含む、請求項第11項
    に記載の方法。 13、テトラクロロモリブデンカルボキシレートがテト
    ラクロロモリブデンステアレートおよびテトラクロロモ
    リブデンパルミテートよりなる群から選ばれる少なくと
    も1種の員子である、請求項第2項に記載の方法。 14、アルミニウム化合物−対−テトラクロロモリブデ
    ンカルボキシレートのモル比が約2〜約8である、請求
    項第2項に記載の方法。 15、テトラクロロモリブデンカルボキシレート約0.
    06〜約0.25phmが存在する、請求項第14項に
    記載の方法。 16、トリアルキルアルミニウム化合物が2−アリルフ
    ェノールで改質される、請求項第1項に記載の方法。 17、モリブデン含有化合物が五塩化モリブデンを、炭
    素原子約14〜約20個を含む少なくとも1種のアルキ
    ルカルボン酸で改質することにより製造される、請求項
    第16項に記載の方法。 18、溶剤としてパラフィン系化合物を用いて実施され
    る、請求項第17項に記載の方法。 19、脂肪族有機溶剤、1,3−ブタジエンモノマー、
    および触媒系からなる重合反応媒質中で該方法が実施さ
    れ;その際重合反応媒質が約10〜約30重量%の1,
    3−ブタジエンモノマーを含有し;約40〜約100℃
    の温度で該方法が実施される、請求項第17項に記載の
    方法。 20、トリアルキルアルミニウム化合物がトリエチルア
    ルミニウムであり;アルミニウム含有化合物−対−モリ
    ブデン含有化合物のモル比が約5:1〜約7:1であり
    ;改質モリブデン含有化合物約0.14〜約0.18p
    hmが重合反応媒質中に存在する、請求項第19項に記
    載の方法。 21、トリアルキルアルミニウム化合物の改質に用いら
    れるフェノール類−対−トリアルキルアルミニウム化合
    物のモル比が約1.0:1〜約1.5:1である、請求
    項第5項に記載の方法。
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