JPH0199184A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH0199184A
JPH0199184A JP62256302A JP25630287A JPH0199184A JP H0199184 A JPH0199184 A JP H0199184A JP 62256302 A JP62256302 A JP 62256302A JP 25630287 A JP25630287 A JP 25630287A JP H0199184 A JPH0199184 A JP H0199184A
Authority
JP
Japan
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window
signal
data
area
threshold
Prior art date
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Pending
Application number
JP62256302A
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English (en)
Inventor
Kazuo Mikami
和夫 三上
Masachika Watanabe
渡邊 正誓
Toshihiro Yamashita
智弘 山下
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の要約 TV右カメラ視野内に設定された複数の処理領域に対応
してウィンドウを設定し、これをメモリにあらかじめ記
憶しておく。カメラがらの画像信号の読出しに同期して
ウィンドウを表わすウィンドウ信号を発生させる。各水
平走査線にそうウィンドウ信号中に現われる処理領域の
順序をあらがじめ設定しておくとともに各ウィンドウご
とに画像信号の2値化のためのしきい値に関するデータ
をストアしておく。水平走査におけるウィンドウごとに
上記しきい値に関するデータを用いて2値化回路のしき
い値レベルを設定する。そして各水平走査線において、
ウィンドウ信号と2値化された画像信号とのAND論理
信号における画素数を各水平走査線上のウィンドウごと
に計数し、この計数値を上記の順序を参照して各処理領
域ごとに累積加算することにより、各処理領域における
画像面積データが得られる。上記の処理は1フイ一ルド
走査明間で終了し、しかもきわめて多数のウィンドウに
ついて一挙に行なえる。ウィンドウごとに2値化のため
のしきい値を設定しているから最適な2値化画像が得ら
れ1画像処理績度が向上するとともに照明むら、レンズ
ひずみを補正できる。
発明の背景 この発明は、撮像装置(TVカメラないしはビデオ・カ
メラ)から得られる対象物の画像信号(映像信号)を処
理して対象物の画像上における面積を演算する画像処理
装置に関する。
撮像装置を用いた目視検査装置、ロボットの目として位
置づけられる視覚センサ等においては撮像された対象物
の特微量をいかに抽出するかということが基本的な課題
となっている。特微量には対象物の輪郭2面積1重心位
置等がある。撮像装置の視野内に複数の対象物(または
1対象物の複数の部分)が存在する場合には、これらの
対象物(部分)ごとに特微量を求める必要がある。
撮像装置の視野内に設定された複数の領域における対象
物の画像の面積を演算する場合についてみると、従来か
らシリアル処理方式とパラレル処理方式とがある。シリ
アル処理方式は、1画面の撮像ごとに1つの領域につい
て面積演算を行ない、これを複数回繰返すものである。
したがって多数のすべての領域についての処理が終了す
るまでの間に時間がかかり、実時間画像処理を考えたと
きに難点がある。パラレル処理方式は各領域内の面積演
算処理を行なう回路を領域の数だけ用意して、複数の領
域における処理を一挙に行なうものである。この方式に
よると実時間処理が可能であるが、ハードウェア(上記
の回路)が膨大となり、そのスペース、コストの点で実
用性に問題がある。
上記のシリアル処理方式、パラレル処理方式のいずれに
おいても、領域の数が数個程度であれば、上記の難点が
あるとはいうものの実用化が一応は可能と考えられる。
しかしながら領域の数がそれ以上になると、たとえば数
十個、画側以上になるといずれにしても実用化の可能性
は皆無といってよい。
一方2画像信号の処理に先だち、撮像装置から出力され
る画像信号は適当なしきい値レベルでレベル弁別される
ことにより2値化(白黒レベル)される。従来は2値化
のためのしきい値レベルを一定に保持していた。しかし
ながら画像信号にはレンズのシェーディング、照明むら
等による影響が含まれているので、一画面全体に一定の
しきい値レベルを適用したのでは適正な2値化画像デー
タが得られないという問題がある。とくに視野の中央部
と隅部では画像信号の平均的レベルに大きな差があるの
で最適な画像処理は期待できない。
このような問題を解決するためには場所に応じて2値化
のためのしきい値レベルを変更する必要がある。上記の
シリアル処理方式においては1画面のデータの取込みご
とにしきい値レベルを変える必要があり、またパラレル
処理方式では各処理領域の演算処理回路ごとに適正な2
値化レベルをあらかじめ設定しなければならない。いず
れにしても高速な処理ができなくなったり回路構成が複
雑になったりする。
発明の概要 この発明は、処理すべき領域の数に関係なく比較的簡単
な構成でかつ迅速に各領域内における画像の面積演算を
行なうことができるとともに、各処理領域ごとに2値化
のためのしきい値レベルを変えることが可能な画像処理
装置を提供することを目的とする。
この発明による画像処理装置は、撮像装置から出力され
る画像信号を、与えられるしきい値信号に応じた所定の
しきい値レベルでレベル弁別することにより2値化する
2値化回路、撮像装置の視野内に設定された複数の処理
領域をあらかじめ記憶する第1の記憶手段、上記第1の
記憶手段に記憶されている処理領域を撮像装置の走査と
同期して読出しかつ処理領域を表わす領域信号を発生す
る手段、上記第1の記憶手段に設定された複数の処理領
域が水平走査線ごとに現われる順序と各処理領域のしき
い値レベルに関するデータをあらかじめ記憶しておく第
2の記憶手段、複数の処理領域ごとにそれらの領域にお
ける累積面積値を記憶するための第3の記憶手段、水平
走査線上に現われる処理領域ごとに上記第2の記憶手段
に記憶されているしきい値レベルに関するデータに基づ
いて2値化回路の上記しきい値レベルを表わすしきい値
信号を発生して2値化回路に与える手段、2値化回路か
ら出力された2値化された画像信号に基づいて上記領域
信号を参照して各水平走査線上の処理領域ごとに所定の
特徴画像を表わす画素数を計数する手段、および水平走
査線上に現われる処理領域ごとに、上記第2の記憶手段
に記憶されている順序を参照して、上記第3の記憶手段
に記憶されている対応処理領域の累積面積値に上記計数
手段による計数値を加算して上記第3の記憶手段に記憶
されている累積面積値を更新する手段を備えていること
を特徴とする。
上記の複数の処理領域における面積演算処理は最大、撮
像装置における1フイールド走査期間(一般に1 / 
Go see −16,7m5)で完了する。したがっ
てこの発明によるときわめて迅速な処理が可能であり、
実時間処理を要求されるファクトリイ・オートメーショ
ンにおける自動目視検査等にきわめて有効である。また
、処理領域の数が増大しても第2.第3の記憶手段にお
ける記憶領域が多少増大する程度で全体的な回路構成に
大きな影響を与えることはなく、構成を比較的簡素に保
つことができる。処理領域の数をきわめて多数に設定す
ることが可能であり、−画面中にきわめて多数の処理領
域を設定できるので画像処理の精度を高めることができ
るとともに複雑な形状の認識も可能となる。
しかもこの発明によると、上記の第2の記憶手段におい
て処理領域ごとに2値化のためのしきい値レベルに関す
るデータをあらかじめ設定しておきさえすれば、処理領
域ごとに最適な2値化画像データが得られ画像処理精度
が向上するとともに照明むら、レンズひずみを補正でき
る。しかも。
各処理領域ごとに最適な2値化制御が可能であるにもか
かわらず、上述した効果すなわちきわめて迅速にかつ多
数の処理領域について処理が可能となるとともに、しき
い値レベルに関するデータの記憶手段の追加のみですみ
回路構成も比較的簡素に保つことができるという効果が
損われない。
実施例の説明 第1図は撮像装置の視野とそこに設定されたウィンドウ
(処理領域)とを示している。この実施例では撮像装置
の画面は横256画素(x 1〜x256)、縦242
画素(y−y)の画素から構成されている。横方向に並
んだ256個の画素が水平方向の走査線を構成する。
このような画面上において任意の位置に任意の形状のウ
ィンドウが任意の個数設定される。第1図では説明の便
宜上3つのウィンドウW1〜W3が設定され、これらの
ウィンドウはいずれも方形である。ウィンドウについて
の条件はきわめてわずかである。たとえばウィンドウの
大きさは2X2画素以上であること、ウィンドウの水平
方向の間隔は1または2画素以上あけること(垂直方向
についてはウィンドウが重ならない限り接していてもよ
い)等である。水平方向のウィンドウ間隔は後述する高
速メモリ等における動作速度に関連して決定される。し
たがって、最大1万個以上のウィンドウを一画面に設定
することが可能である。ウィンドウの形は方形に限らず
任意に設定できる。
各ウィンドウ内にはハツチングで示すような(作図の便
宜上2値化されている)画像が含まれている。この発明
は、これらの画像の面積(ハツチングされた画素の数)
をウィンドウごとに演算して求めるものである。ウィン
ドウW1について言うと、このウィンドウW はX 〜
X9.y2〜y6の間に設定されている。水平走査線y
2上における画像の面積(画素数)はN1□−3,y3
上においてはN12”3”4上においてはN13−4、
y5上においてはN14”2”B上においてはN13−
2である。したがって、ウィンドウ内l内における画像
の面積はΣN11−3+3+4+2+2−14となる。
他のウィンドウW 、W 等においても同じようにして
その内部の画像の面積が求められる。
上記の例を用いて説明したこの発明による面積演算処理
の手順は次のように簡潔にまとめることができる。
(1)1水平走査線ごとに、この水平走査線上のウィン
ドウにおける画像の面積(画素数)を。
ウィンドウごとに個別に計測する。
(2)上記で求めた各ウィンドウの個別計測面積をウィ
ンドウごとにそれぞれ累積加算する。
複数のウィンドウを区別するために各ウィンドウに番号
が付けられている。これを上述のWl。
W  、W  、・・・、W で表わす(nはウィンド
ウ2  3     n の数に等しい)。撮像装置からの画像信号の読出しは、
よく知られているように、水平走査線にそって行なわれ
、読出される水平走査線が垂直方向に順次移動していく
。1水平走査線上に複数のウィンドウが存在する。たと
えば第1図において走査線y 上にはウィンドウW1と
W3が。
y3上にはW とW2とW3がそれぞれかかつている。
上記手順(1)において面積の計測は各ウィンドウごと
に行なわれるので、1水平走査線上にあるウィンドウを
相互に区別しなければならない。そのために、第2図(
A)に示すような垂直アドレス(又は水平ライン)・テ
ーブルと第2図(B)に示すようなウィンドウ・テーブ
ルとが設けられている。これらのテーブルにはウィンド
ウの出現順序に関するデータに加えて、しきい値指定デ
ータおよび白黒レベル・データが設定されるが、まずウ
ィンドウの出現順序に関するデータについて説明する。
各水平走査線を走査したときに出現するウィンドウの順
序が同じである複数の走査線が存在する。走査線y 上
ではウィンドウW 、W の順序で出現するが、走査線
y とy4上ではともにW  、W  、W  の順序
で現われる。また走査線y とVBにそうウィンドウの
出現順序はW 。
W2である。このように複数の水平走査線についてウィ
ンドウの出現順序が同じである順序パターンを記憶した
のが第2図(B)に示すウィンドウ・テーブルである。
このウィンドウ・テーブルにおいて、先頭アドレスWT
、から始まる2つの記憶場所には走査線y2にそって現
われるウィンドウの順序を示すデータ(順序パターン)
があらかじめストアされている。この順序パターンのデ
ータは、後述するように具体的には各ウィンドウの面積
値エリア・アドレス(WA  、WA3等)から構成さ
れてい■ る。先頭アドレスWT2からはじまる3つの記憶場所に
は走査線y とy4とに共通に現われる順序パターンが
ストアされ、この順序パターンは出現するウィンドウの
順序で配列されたウィンドウを表わすデータ(アドレス
・データWA1゜WA、WA3)からなる。同じように
先頭アドレスWT3からはじまる2つの記憶場所には走
査線y とy6とに共通の順序パターンが記憶されてい
る。ウィンドウ・テーブルにおいて、少なくとも1つの
順序パターンを記憶する複数の記憶場所(記憶場所群ま
たは記憶エリア)には連続アドレスが付されている。
垂直アドレス・テーブルには水平走査線数と同数の記憶
場所が設けられており、これらの記憶場所には連続アド
レスが付されている。この実施例では説明を簡単にする
ために第1〜第242水平走査線に対応して1〜242
番地のアドレスが割当てられている。そして各記憶場所
にはそれに対応する水平走査線上に現われるウィンドウ
の順序パターンを指定するために、その順序パターンが
記憶されているウィンドウ・テーブルの記憶場所i(記
憶エリア)の先頭アドレス(WT、。
WT、WT3など)があらかじめ設定されている。
この実施例においては垂直アドレス・テーブルのアドレ
スは水平同期信号を計数する垂直カウンタの計数値によ
って指定される。したがって。
たとえば第3走査線y3の走査においてはこの垂直カウ
ンタの計数値は3となり、垂直アドレス・テーブルから
アドレス・データW T 2が読出され、このアドレス
によってウィンドウψテーブルの先頭アドレスが指定さ
れるのでこの走査線y3にはW 、W2.W3 (面積
値エリアのアドレスWA  、WA  、WA3)の順
序でウィンドウが出現することが分る。
もしウィンドウ・テーブルに、すべての水平走査線につ
いて、水平走査線にそって現われるウィンドウを表わす
データをその順序で記憶させるようにすると、きわめて
多数のくたとえば子側とか1万個とかの)ウィンドウが
設定された場合にはウィンドウ・テーブルのためのメモ
リの容量を大きくしなければならない。ウィンドウ出現
順序についての同じ順序パターンが重複して登録される
ことになるからである。この実施例では複数の走査線に
ついて共通の順序パターンがあるときにはこれらを重複
して記憶することはせず、記憶された1つの順序パター
ンを各走査線について設定された垂直アドレス・テーブ
ルのデータによって指定するようにしているのでメモリ
容量を少なくすることができる。これは、とくにウィン
ドウが規則正しく配列されることにより順序パターンが
重複することが多い場合に特に有利である。
各ウィンドウの個別計測面積をウィンドウごとに累積加
算するという上記手順(2)の処理を実行するために、
第2図(C)に示すように、各ウィンドウごとに累積面
積値をストアするための場所をもつ面積値エリアが設け
られている。このエリアにおいて、第1番目の記憶場所
は第1番目のウィンドウW に対応し、アドレスWA、
が付されている。同じように第2,3番目の記憶場所は
第2.第3番目のウィンドウW 、W の累積面積値を
ストアするためのものであり、アドレスWA、WA3が
付けられている。
第2図(B)に戻って、上述したウィンドウ・テーブル
には各ウィンドウを表わすデータとして上記面積値エリ
アのそのウィンドウに対するアドレス(WA  、WA
2等)が各順序パターンごとに走査にしたがう出現の順
序でストアされることになる。
しきい値指定データとは次のようなものである。撮像装
置から出力される画像信号は、後述するところから明ら
かになるように、2値化回路によって所定のしきい値レ
ベルでレベル弁別されることにより白黒の2レベル信号
に変換される。撮像装置の視野内には照明むら、レンズ
のゆがみ等によって明るい場所や暗い場所がある。した
かって、視野内のすべての場所の画像信号を同一のしき
い値レベルでレベル弁別することは好1しくなく、場合
によって画像処理精度を低下させる。そこでこの発明で
はすべての場所において適正な2値化画像データが得ら
れるようにウィンドウごとにしきい値レベルを変えてい
る。複数の異なるレベルのしきい値があらかじめ用意さ
れており、これらのしきい値はしきい値指定データによ
って指定される。したがって、しきい値指定データはす
べてのウィンドウに対応して、場合によってはウィンド
ウの各部分に対応してあらかじめ設定される。第2図に
示す例では、ウィンドウW、W、W3についてのしきい
値指定データはり、L、L3で与えられている。
2値化のためのしきい値レベルを表わす信号はウィンド
ウの走査の前に2値化回路に与えられ。
2値化回路のしきい値レベルがそれに応じて変更されな
ければならない。そこでこの実施例では。
1つの水平走査線に隈数のウィンドウが存在する場合に
、1つ前のウィンドウの走査が終了した時点で次に現わ
れるウィンドウのしきい値レベルを指定するようになっ
ている。このため第2図(B)に示すウィンドウ・テー
ブルにおいては、各ウィンドウのアドレス・データ(W
A、WAなど)に対応してそのウィンドウの次のウィン
ドウについてのしきい値指定データが記憶されている。
たとえば、アドレスWT2の記憶場所のアドレス・デー
タWA1は第3走査線において最初に現われるウィンド
ウW1についてのものであるが、これに対応して次に現
われるウィンドウW2のしきい値指定データL2がその
記憶場所にストアされている。
各水平走査線において最初に現われるウィンドウのしき
い値指定データは垂直アドレス・テーブルに各水平走査
線のアドレスに対応してストアされている。このしきい
値指定データは水平走査線の走査がはじまるときに垂直
アドレス・テーブルから読出され、それによって指定さ
れるしきい値レベルを表わす信号が2値化回路に与えら
れる。
白黒レベル・データは、各ウィンドウごとに。
面積演算される画像が2値レベルで白レベルのものか黒
レベルのものかを表わすものである。撮像装置からの画
像信号は上述のように白黒2値化され、そのうちの白レ
ベルの画素数または黒レベルの画素数が画像の面積とし
て計測される訳であるが、白黒レベルのどちらの画素を
計数するのかを表わすのがこのデータである。このデー
タは後述する白黒反転回路の制御のために用いられる。
この白黒レベル・データもウィンドウの走査前に白黒反
転回路に与えられなければならないからしきい値指定デ
ータと一緒にウィンドウ・テーブルまたは垂直アドレス
・テーブルに設定されている。
第4図はウィンドウ・テーブルにおける1つの記憶場所
のデータ構成の一例を示している。この記憶場所がたと
えば8ビツトの容量をもつものである場合には、しきい
値データに2ビツト、白黒レベル・データに1ビツト、
面積値エリア・アドレス・データに5ビツトが割当てら
れる。この場合には4種類のしきい値レベルの指定が可
能であり、32個のウィンドウの設定が可能である。記
憶場所のビット数を増やせばしきい値レベルの数。
設定可能なウィンドウの数を増大させることができるの
はいうまでもない。
画像処理装置の具体的構成の説明に先だって1フイ一ル
ド画像についての処理の全体を概観しておくことは有意
義と思われる。
第3図に1フイ一ルド期間において出力される垂直同期
信号VD、計測期間信号、水平同期信号HDおよびウィ
ンドウ信号WDが示されている。
ウィンドウ信号WDは撮像装置における走査と同期して
後述するウィンドウ・メモリから出力され、ウィンドウ
の設定された位置を各水平走査線において表わす。
第1水平走査期間(走査線yt)において、この第1−
水平走査線上にある各ウィンドウにおける画像の面積が
計nノされる。この実施例では第1図に示すように第1
水平走査線上にはウィンドウは存在しない。すなわち水
平同期信号HDを垂直カウンタが計数してこのカウンタ
の値が1になり。
この値1によってアドレスされる垂直アドレス・テーブ
ルの記憶場所には何らのデータも記憶されていないので
ウィンドウは存在しないと判定され、上記の計4pjは
行なわれない。
第2水平走査期間(走査線y2)において、水平同期信
号HDを計数する垂直カウンタの値は2となる。この値
2によってアドレスされる垂直アドレス・テーブルの記
憶場所にはしきい値指定データとしてLlが、白黒レベ
ル曝データとして黒データがそれぞれ記憶されているか
ら、これらのデータが読出され、しきい値指定データL
1によって指定されるしきい値レベルを表わす信号が2
値化回路に、黒レベルの指令信号が白黒反転回路にそれ
ぞれ与えられる。またこの記憶場所にはアドレス・デー
タW T tがストアされているので、このアドレス・
データを先頭アドレスとするウィンドウ・テーブルの記
憶場所群(記憶エリア)が参照され、アドレスWA、W
A3の順序でストアされていることが分る。
ウィンドウ信号が最初に立上ったときには。
上記の順序パターンからそれがアドレスW A tのウ
ィンドウ(すなわちウィンドウW t )であることが
分る。したがってウィンドウW1に対するウィンドウ信
号がHレベルである間、データL1によって指定された
しきい値でレベル弁別された画像信号の黒レベルの画素
が計数され、この信号が立下ったときに面積値エリアの
アドレスWA1の記憶場所の累積面積値(最初は零)に
この計数値が加算されてストアされる。
ウィンドウ信号が立下ったときに、ウィンドウ・テーブ
ルにおけるアドレスWT1のしきい値指定データL3お
よび白黒レベル・データとしての黒データが読出され1
次に現われるウィンドウW の処理のためにデータL3
に対応するしきい値レベルを表わす信号が2値化回路に
与えられるとともに白黒反転回路に黒レベル指令信号が
与えられる。
次にウィンドウ信号が再度立上るので上記の順序パター
ン(アドレスWT1+1)からウィンドウW3であるこ
とが分り、同じようにウィンドウ信号がHレベルの期間
黒レベルの画素が加算される。このときの2値化画像信
号は上記のデータL によって指定されるしきい値によ
って弁別されたものである。ウィンドウ信号が立下った
ときに面積値エリアのアドレスWA3の記憶場所の累積
面積値にこの計数値が加算されてストアされる。アドレ
スW T t + 1の記憶場所にはしきい値指定デー
タおよび白黒レベル・データは記憶されていない。これ
は第2水平走査線上においてウィンドウW3が最後に現
われるウィンドウであり。
次に現われるウィンドウは無いからである。
第3水平走査期間(走査線y3)においても同じように
水平同期信号HDを計数した垂直カウンタの値3によっ
てアドレスされる垂直アドレス・テーブルの記憶場所か
らデータL1および黒データが読出され2値化回路およ
び白黒反転回路が制御される。また同アドレスの記憶場
所からアドレス・データWT2が読出され、これによっ
て先頭アドレスが指定されるウィンドウ・テーブルの記
憶場所群(記憶エリア)から第3水平走査線にはウィン
ドウがW  、W  、W  の順序パターンで出現す
ることが判明する。
したがって、ウィンドウ信号が最初に立上ったときにこ
のウィンドウがウィンドウW1であることが認識され、
ウィンドウ信号がHレベルである間、データLtに対応
するしきい値によって2値化された画像信号の黒レベル
の画素が計数される。このウィンドウ信号が立下ったと
きに面積値エリアのアドレスWA1の記憶場所の累積面
積値にこの計数値が加算されてストアされる。また次に
現われるウィンドウW2のためにアドレスWT  の記
憶場所からデータL 、黒データが読出されて2値化回
路および白黒反転回路が制御される。
さらに同じようにウィンドウ信号が再度、再々度立上っ
たときにこれらのウィンドウがウィンドウW2.W3で
あることが分り、ウィンドウ信号がHレベルの明闇黒レ
ベルの画素がそれぞれ計数される。ウィンドウ信号が立
下ったときに面積値エリアのアドレスWA、WA3の記
憶場所の累積面積値に計数値がそれぞれ加算されてスト
アされるとともに、しきい値指定データおよび白黒レベ
ル・データがあればこれを用いて2値化回路および白黒
反転回路が制御される。
同様にして第4水平走査期間から第242水平走査期間
まで上記の処理が繰返され、ウィンドウごとに2値化回
路にそれに応じたしきい値の設定と白黒反転回路の制御
がそのウィンドウの走査に先だって行なわれながら2面
積値エリアの各記憶場所の累積面積値が各水平走査線上
の対応するウィンドウにおける画素の計数ごとに加算さ
れていく。そして、第242走査期間が終了したときに
面積値エリアの各記憶場所の累積面積値は各ウィンドウ
における画像の面積を表わす値となる。
計測期間信号は・上記の計測、演算の間Hレベルに保た
れ、最後の水平走査線にそう計測が終了したのち次の垂
直同期信号までLレベルに反転する。計測期間信号がL
レベルの期間において、上記の処理によって求められた
各ウィンドウにおける面積値を用いて対象物に関する所
与の判定処理が行なわれる。
以上のようにして、1フイ一ルド期間(−16,7ms
’)の間に、多くのウィンドウ内における画像面積がそ
れぞれ計測され、この計測値を用いた判定が行なわれる
ので、きわめて迅速な実時間処理が可能となる。しかも
、ウィンドウごとに画像信号の2値化のためのしきい値
レベルがあらかじめ設定されたレベルとなるように変更
されるので、照明むら等に影響されない最適な条件下で
の面積演算が行なわれる。
第5図はこの発明の実施例の画像処理装置を示し、第6
図はその動作を示すもので、とくに第1図における第3
水平走査線y3にそう部分であってウィンドウW1とW
2の計測を行なう部分を示【7ている。第6図において
は作図の便宜上、ウィンドウW とW2のウィンドウ信
号間のLレベル期間がやや長く描かれている(他の信号
についても同じ)。
これらの図面を参照して、カメラ40は撮像管または固
体電子撮像素子(CODなど)を内蔵し。
対象物の画像信号を出力する。この画像信号は同期分離
回路41に送られ、この回路41において画像信号中の
各画素ごとのクロック・パルスCK、水平同期信号HD
および垂直同期信号VDが取出される。画像信号は次に
2値化回路42に送られ、所定のしきい値レベルで弁別
されることにより白。
黒レベルをもつ2値化号に変換される。この2値化回路
42は与えられるしきい値化号によってそのしきい値レ
ベルが可変制御されるタイプのものである。2値化され
た画像信号は白黒反転回路43゜ゲート回路24を経て
画素カウンタ36に入力する。
白黒反転回路43はEX−OR(排他的論理和)回路か
らなり、上述した白黒レベル・データに基づいて作成さ
れる白黒反転信号によって制御される。このEX−OR
回路に与えられる白黒反転信号がLレベルのとき入力す
る2値化された画像信号はそのままこの回路を通り、H
レベルのとき反転されて出力される。ゲート回路24は
ウィンドウ信号WDによって制御される。
ウィンドウ・メモリ20は一種の画像メモリであって、
1画面分の2値データをストアできる容量をもつ。この
メモリ20には第1図に示すようなウィンドウW1〜W
nが設定される。たとえばウィンドウ内の領域のビット
が1.ウィンドウ外のビットが0に書込まれることによ
ってウィンドウの位置が記憶される。ウィンドウ・メモ
リ内の各画素に対応するビットはマルチプレクサ25を
経て人力するアドレス信号によってアドレス指定される
。マルチプレクサ25はCPUl0から与えられるアド
レス信号とアドレス・カウンタ26から与えられるアド
レス信号とを切換えるものである。
ウィンドウ・メモリ20にウィンドウを設定するときに
はCPUl0によってアドレスが与えられるとともにメ
モリ20のデータ入出力端子に書込むべきデータが与え
られる。他方、上述の計n1期間においてはウィンドウ
・メモリ20は読出しモードとなりアドレス・カウンタ
26からアドレス信号が与えられる。
アドレス・カウンタ26は垂直同期信号VDによってク
リアされ、入力するクロック・パルスCKを計数してこ
の計数値によって表わされるアドレス信号を出力する。
またこの計数値が第242水平走査線にそう走査を終了
したことを示す値になったときに計測終了信号を出力す
る。この計測終了信号はI10制御回路13を経てCP
Ul0に与えられる。
CPUl0にはこの計測終了信号に加えて垂直同期信号
VDが与えられており、これらの入力信号に基づいてC
PUl0は第3図に示すような計測期間信号を作成して
I10制御回路I3から出力する。
ウィンドウ・メモリ20が読出しモードにあるときには
上述のようにアドレス・カウンタ26から発生するアド
レス信号に基づいてそこにストアされているウィンドウ
・データが出力される。メモリ20から読出されたウィ
ンドウ・データはP/S(パラレル/シリアル)変換回
路21でシリアルな信号に変換され、ウィンドウ信号W
Dになってゲート回路22に送られる。ゲート回路22
は上記計測期間信号によって制御され、計δN期間にお
いでウィンドウ信号WDが出力される。このウィンドウ
信号WDはカメラ40からの画像信号と正しく同期して
いる。すなわち1画像信号が第β走査線の第mビット目
 を表わしているときにはウィンド■ つ信号も第で走査線の第mビット目におけるウィンドウ
の有無を表わしている。
ウィンドウ信号WDはウィンドウが設定されているビッ
ト位置ではHレベルになり、ウィンドウが設定されてい
ない場所ではLレベルとなる信号である。このウィンド
ウ信号WDは上記ゲート回路24およびタイミング制御
回路23に与えられる。
タイミング制御回路23は入力するウィンドウ信号WD
、水平同明信号HDおよび計測期間信号に基づいて第6
図に示されるような各種のタイミング信号T  、T 
 、T  、  リード信号RD、 ライト信号WRを
発生する。タイミング信号T。は計Δ1り期間において
水平同期信号HDの立下りの時点から一定の短い時間H
レベルとなり、後述するマルチプレクサ33.ウィンド
ウ−カウンタ38.ゲート回路52およびラッチ回路(
ラッチ3)55(OR回路54を経て)を制御する。タ
イミング信号T1はウィンドウ信号WDの立上りの時点
がら短い期間Hレベルとなる信号であって、これはマル
チプレクサ33およびラッチ回路(ラッチ1)31を制
御するために用いられる。タイミング信号T2は信号T
1の立下りの時点で立上り、ウィンドウ信号WDが立下
った少し後に立下る。この信号T2はマルチプレクサ3
3.ラッチ回路(ラッチ2)32゜ゲート回路51およ
びラッチ回路55を制御する。
リード信号RDはタイミング信号T2の立下りの時点か
ら短い期間Lレベルになり、他の期間はHレベルを保持
するもので、Hレベル期間において後述する高速メモリ
30をリード・モードにする。
ライト信号WRはリード信号RDがLレベルである期間
内の所定期間においてHレベルとなり、Hレベルのとき
に高速メモリ30をライト・モードに設定する。
ゲート回路24はウィンドウ信号WDによって制御され
、ウィンドウ信号WDがHレベルの間のみ画像信号がこ
のゲート回路24を通過する。
画素カウンタ36は入力する画素信号を計数するもので
、その計数値はライト信号WRの立下りでクリアされる
高速メモリ30はたとえばキャッシュ・メモリであって
、上述した垂直アドレス・テーブルとウィンドウ・テー
ブルと面積値エリアを格納している。このメモリ30に
おける垂直アドレス会テーブルとウィンドウ拳テーブル
と面積値エリアのアドレスはマルチプレクサ33を経て
入力するアドレス信号によって指定される。マルチプレ
クサ33には垂直カウンタ34から出力されるアドレス
信号(計数[Y CT)と、CPUl0から与えられる
アドレス信号と、ウィンドウ・カウンタ38からデータ
・バスを経て入力するアドレス信号と、ラッチ回路31
からデータ・バスを介して与えられるアドレス信号とが
入力しており、上記タイミング信号T、T、T2やCP
Ul0から与えられる制御信号(図示略)に基づいてこ
れらのアドレス信号の1つを出力する。
計測の開始における垂直アドレス・テーブルへのアドレ
ス・データ(WT  、WT2など)。
しきい値指定データ、白黒レベル・データの書込み、ウ
ィンドウ・テーブルへのアドレス・データ(WA  、
WA3など)からなる順序パターン。
■ しきい値指定データ、白黒レベル・データの書込み1面
積値エリアの累積面積値のクリア、計測の終了時点にお
ける面積値エリアからの面積値の読取りの動作はCP 
U toによって行なわれるので、このときには高速メ
モリ30のアドレス指定はCP U 10によって行な
われる。
垂直カウンタ34は垂直同期信号VDによって計測期間
の初期にクリアされ、その後入力する水平同期信号HD
の立下りを計数し、その計数値によって表わされるアド
レス信号YCT (これは垂直アドレス会テーブルのア
ドレス)を出力する。
タイミング信号ToがHレベルのときに工直カウンタ3
4の出力アドレス信号YCTはマルチプレクサ33を経
て高速メモリ30に与えられる。このときリード信号k
DはHレベルであってメモリ3oはリード・モードであ
るから垂直アドレス・テーブルのアドレス信号YCTに
よって指定される記憶場所のしきい値指定データ、白黒
レベル・データおよびアドレス・データが読出され、そ
のうちのアドレス・データがウィンドウ・カウンタ38
に与えられる。そしてタイミング信号T。の立下りのタ
イミングでメモリ30の垂直アドレス−テーブルから読
出されたアドレス・データがウィンドウ・カウンタ38
にプリセットされる。このカウンタ38゛  はその後
に入力するウィンドウ信号WDの立下りをこのプリセッ
ト値に加算しながら計数する。また垂直アドレス・テー
ブルから読出されたしきい値指定データおよび白黒レベ
ル番データはゲート回路52に与えられるので信号T。
がHレベルである間にこのゲート回路52を通り、さら
にOR回路53を経てラッチ回路55に与えられる。そ
してOR回路54を経て入力する信号T。の立下りのタ
イミングでこのラッチ回路55にラッチされる。
タイミング信号T1がHレベルのときにはウィンドウ・
カウンタ38の計数値である出力アドレス信号WCT 
(これはウィンドウ・テーブルのアドレス)がマルチプ
レクサ33を経てメモリ30に与えられる。タイミング
信号T2がHレベルのときにはラッチ回路31にラッチ
されていたアドレス(ウィンドウ・テーブルから読出さ
れたアドレスWA、WA3等であって面積値エリアのア
ドレスである)がマルチプレクサ33を経てメモリ30
に与えられる。このときラッチ回路31にはウィンドウ
・テーブルから読出された上記アドレス・データに加え
てしきい値指定データおよび白黒レベル・データもラッ
チされている。
加算器35は画素カウンタ36の計数値とメモリ30か
ら読出された面積値エリアの累積面積値とを加算するも
のであって、その加算結果はラッチ回路32に与えられ
、ここでラッチされたのち再びメモリ30の面積値エリ
アに戻される。
ラッチ回路31はメモリ30のウィンドウ・テーブルか
ら読出されたアドレスWA、WA3等をラッチして上述
のようにマルチプレクサ38を経てメモリ30にアドレ
ス信号として与えるとともにウィンドウ・テーブルから
読出されたしきい値指定データおよび白黒レベル・デー
タをゲート回路51、OR回路53を経てラッチ回路5
5に与えるものである。すなわち、メモリ30のウィン
ドウ・テーブルから読出されたしきい値指定データ、白
黒レベル・データおよびアドレス・データは信号T1の
立下りのタイミングでラッチ回路31にラッチされる。
これらのデータのうちアドレス・データは次のタイミン
グ信号T2がHレベルのときにマルチプレクサ33を経
てメモリ30に与えられるが、しきい値指定データおよ
び白黒レベル・データは信号T2がHレベルのときにゲ
ート回路51を通って、OR回路53を経てラッチ回路
55に与えられる。そしてOR回路54を経て入力する
信号T2の立下りのタイミングでラッチ回路55にラッ
チされる。
2値化回路42のしきい値を制御するための複数のしき
い値レベル拳データはあらかじめワークRAM12等に
設定され、これがCPUl0によって読出されてラッチ
回路64〜67(ラッチ4〜7)にラッチされる。これ
らのラッチ回路64〜67にはそれぞれ異なるしきい値
レベルを表わすしきい値レベル・データが記憶される。
ラッチ回路64〜G7の出力であるしきい値レベル・デ
ータはマルチプレクサ57に与えられ、マルチプレクサ
57によっていずれか1つのしきい値レベル・データが
選択される。垂直アドレス・テーブルまたはウィンドウ
命テーブルから読出されタイミング信号ToまたはT2
の立下りによってラッチ回路55にラッチされたしきい
値指定データおよび白黒レベル・データのうちのしきい
値指定データはエンコーダ56でエンコードされてマル
チプレクサ57に与えられ、そのデータによって指定さ
れたしきい値レベルを選択するために用いられる。マル
チプレクサ57で選択されたしきい値レベル・データは
高速D/A変換回路58でアナログ信号に変換され、し
きい値化号となって2値化回路42に与えられる。
ラッチ回路55にラッチされた白黒レベル・データは白
黒反転信号として白黒反転回路43に与えられる。
CPUl0はその実行プログラムを格納したPROMI
Iと、計測された面積値等のデータをストアするととも
に処理に先たち入力されたデ−夕や処理の過程で発生し
たデータをストアするR A M 12と、上述のI1
0制御回路13とを備えている。CPUl0は上述のよ
うに、ウィンドウ・メモリ20へのウィンドウ・データ
の書込み、高速メモリ30における垂直アドレス・テー
ブルの作成。
ウィンドウ・テーブルの作成1面積値エリアのクリア、
最終的に計測された面積値の読出し、ウィンドウごとの
面積値に基づく対象物の判定処理等を行なうものである
計測の開始にあたってその桑備として、ウィンドウ・メ
モリ20へのウィンドウ・データの書込み、高速メモリ
30における垂直アドレス・テーブルおよびウィンドウ
・テーブルの作成1面積値エリアのクリアが行なわれる
そして計測期間信号が立上ると各ウィンドウごとの画像
の面積の計数および累積加算処理が行なわれる。この処
理を第6図に示す第3水平走査線のウィンドウWrに関
して説明すると次のようになる。
第3水平走査がはじまる前の時点では垂直カウンタ34
の計数値は2となっている。また面積値エリアのアドレ
スWA、の累積面積値はΣN11”N11となっている
。ウィンドウ・カウンタ38の内容は第2水平走査にお
ける最後のウィンドウWA3を指定する値WT1+1と
なっている。
水平同期信号HDが立下るとこれが垂直カウンタ34に
よって計数されこのカウンタ34の値は3となる。タイ
ミング信号T。が立上がるので、この値3がマルチプレ
クサ33を経て高速メモリ30に与えられ、その内部の
垂直アドレス・テーブルのアドレス3が指定されその記
憶場所に記憶されているしきい値指定データL 、白黒
レベル・データ黒およびアドレス・データWT2が読出
され、信号Toの立下りのタイミングでアドレス・デー
タWT2がウィンドウ・カウンタ38にプリセットされ
るとともにしきい値指定データL1と白黒レベル・デー
タ黒がラッチ回路55にラッチされる。
ウィンドウ・カウンタ38の値はW T 2となる。
ラッチ回路55にラッチされたしきい値指定データL1
によってラッチ回路64〜67のしきい値レベル・デー
タのいずれか1つがマルチプレクサ57において選択さ
れ、D/A変換回路58を経て2値化回路42に与えら
れるので、2値化回路42のしきい値はデータL1に対
応するものとなる。またラッチ回路55にラッチされた
白黒レベル・データが白黒反転回路43に与えられ、入
力する画像信号の黒レベルがHレベルになるように制御
される。
この後、ウィンドウ信号の最初の立上りがあるとタイミ
ング信号T1が立上り、ウィンドウ・カウンタ38のW
T2を表わすアドレス信号が高速メモリ30に与えられ
るので、ウィンドウ・テーブルからしきい値指定データ
L 、白黒レベル・デーり黒およびアドレス・データW
A1が読出され。
これらのデータが信号TIの立下りのタイミングでラッ
チ回路3Iにラッチされる。
次にタイミング信号T2がHレベルになるので、ラッチ
回路31にラッチされていたアドレス中データWA1が
マルチプレクサ23を経てメモリ3゜に与えられ、これ
により2面積値エリアのデータΣN13が読出され、加
算器35に与えられる。画素カウンタ3Bは第2水平走
査線における最後のウィンドウW3の画像の計数後のラ
イト信号WRの立下りで既にクリアされている。第3水
平走査線の最初のウィンドウ信号WDがHレベルにある
間。
画素カウンタ3GはデータL1で指定されたしきい値に
よってレベル弁別されて生成された2値化画像信号の黒
レベル画素を0から計数している。したがって、加算器
35では更新されつつある画素カウンタ36の計数値と
データΣN11とが加算され。
加算値が更新されていく。
ウィンドウ信号WDが立下ると画素カウンタ3Gの計数
値は一定値になるので加算器35の加算結果も一定値Σ
NIi十NI2となり、これがタイミング信号T2の立
下りの時点でラッチ回路32にラッチされる。
タイミング信号T2の立下りのタイミングにおいて、ラ
ッチ回路31にラッチされていたしきい値指定データL
2および白黒レベル・データがラッチ回路55にラッチ
される。このことによりラッチ回路55の内容は変わる
。ラッチ回路55の新たなしきい値指定データL2によ
ってラッチ回路64〜G7のうちのいずれかのしきい値
レベル・データが選択されて2値化回路42に与えられ
9次に現われるウィンドウW2の2値化に備える。また
白黒レベル・データ黒が白黒レベル反転回路43に与え
られる。
次にライト信号WRがHレベルになってメモリ30がラ
イト・モードになると、ラッチ回路32にラッチされて
いた加算結果が面積値エリアのアドレスWA1にストア
され、ウィンドウW1についての面積値の累積加算が行
なわれる。ウィンドウ信号WDの立下りのタイミングで
ウィンドウ・カウンタ34はインクレメントされる(計
数値はW2+1となる)が、マルチプレクサ33はラッ
チ回路31を選択しているので、上記の加算結果のスト
ア処理においてはラッチ回路31の出力アドレスW A
 1によって面積値エリアがアドレス指定される。この
後、ライト信号WRの立下りによって画素カウンタ36
がクリアされ2次のウィンドウW2における画素の計数
に備える。
T57図から第9図は他の実施例を示すものであり、構
成がより簡素化されている。第9図は第2水平走査線に
そう動作を示しており、垂直カウンタ34の計数値YC
T、水平同期信号HDおよび2値化された画像信号の図
示が省略されている。
ウィンドウ・カウンタ38の最後の計数値W1+2は意
味のないものである。これらの図において第2図、第5
図および第6図に示したものと同一物には同一符号を付
し説明を省略し、異なる点についてのみ言及する。
上記の実施例と異なる点は加算器35およびラッチ回路
32が省略されている点である。ここでは。
タイミング信号Toの立下りまたは1つ前のウィンドウ
の処理の後に立上るリード信号RDによってタイミング
信号T1を発生させ2次のウィンドウのウィンドウ信号
が立上る前に次のウィンドウに対するアドレス・データ
WA、(j−1〜n)をウィンドウ・テーブルから読出
している。そして、タイミング信号T1の立下りによっ
て立上るタイミング信号T2によってそのアドレス・デ
ータWAjを用いて累積積算値ΣN、を面積値エリアか
ら読出し、信号T2の立下りの時点で画素カウンタ36
にプリセットしている。したがって1次にウィンドウ信
号WDが立上って2値化された画素信号が画素カウンタ
36に与えられると画素カウンタ3Bはプリセット値か
ら入力信号を加算的に計数していくことになる。ウィン
ドウ信号が立下った時点における画素カウンタ36の計
数値が新たな累積加算値を表わし、これがその後面積値
エリアの対応する記憶エリアにストアされる。
次のウィンドウのウィンドウ信号が立上る前にウィンド
ウ・テーブルから次のウィンドウのためのアドレス・デ
ータの読出しが行なわれているので、すべてのウィンド
ウのためのしきい値指定データおよび白黒レベル・デー
タをウィンドウ・テーブルに面積値エリア・アドレス・
データに対応してセットすることができる。した・かっ
て、垂゛ 直アドレス・テーブルにはしきい値指定デー
タおよび白黒レベル・データは記憶されていない(第8
図参照)。このためラッチ回路55はタイミング信号T
2のみによって制御される。
すなわち、タイミング信号T1がHレベルになったとき
に次のウィンドウのためにウィンドウ・テーブルからし
きい値指定データ(たとえばり、)、白黒レベル・デー
タ(たとえば黒)およびアドレス・データ(たとえばW
 A 1 )が読出され、信号T1の立下りのタイミン
グでラッチ回路31にラッチされる。ラッチ回路31に
ラッチされたしきい値指定データおよび白黒レベル・デ
ータは続いて起るタイミング信号T2の立上りでラッチ
回路55にラッチされ1次のウィンドウのために2値化
しきい値レベル制御および白黒反転制御が行なわれる。
第10図はしきい値化号の作成回路の他の例を示してい
る。ラッチ回路64〜67等にラッチされたしきい値レ
ベル・データはD/A変換回路74〜77等でアナログ
信号に変換される。アナログ・スイッチ84〜87等の
うちいずれか1つがエンコーダ56から出力される指定
信号によってオンとされるので、オンとされたアナログ
・スイッチに対応するしきい値信号が出力されることに
なる。ラッチ回路やD/A変換回路はしきい値レベルの
種類に応じた個数設けられる。ここでは比較的低速のD
/A変換回路を用いることができる。
しきい値レベルの種類が多い場合にはラッチ回路やD/
A変換回路が多数必要となる。そこでウィンドウ・テー
ブルにしきい値指定データをストアする代わりにしきい
値レベル・データそのものをセットするようにしてもよ
い。この場合には第11図に示すようにウィンドウ争テ
ーブルから読出されたしきい値レベル・データはラッチ
回路60てラッチされたのち2回路70でD/A変換さ
れてしきい値信号となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は撮像装置の画面とそこに設定されるウィンドウ
との関係を示す図である。 第2図(A) (B) (C)はメモリに設けられる垂
直アドレス・テーブルとウィンドウ・テーブルと面積値
エリアを示す図である。 第3図は1フイ一ルド期間における動作の概要を説明す
るためのタイム−チャートである。 第4図はウィンドウ・テーブルの1記憶場所のデータ・
フォーマットを示している。 第5図はこの発明の実施例を示すブロック図。 第6図はその動作を示すタイム・チャートである。 第7図から第9図はこの発明の他の実施例を示し、第7
図はブロック図、第8図は垂直アドレス・テーブルとウ
ィンドウ・テーブルを示す図。 第9図はその動作を示すタイム・チャートである。 第10図および第11図はしきい値信号作成回路の他の
例を示すブロック図である。 IO・・・CPU。 20・・・ウィンドウ・メモリ。 21・・・P/S変換回路。 23・・・タイミング制御回路。 30・・・高速メモリ。 31、32・・・ラッチ回路。 34・・・垂直カウンタ。 35・・・加算器、36・・・画素カウンタ。 38・・・ウィンドウ・カウンタ。 40・・・カメラ、42・・・2値化回路。 43・・・白黒反転回路。 55、60. G4−67・・・ラッチ回路。 56・・・エンコーダ。 57・・・マルチプレクサ。 5g、 70.74〜77・・・D/A変換回路。 84〜87・・・アナログ・スイッチ。 以  上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 撮像装置から出力される画像信号を、与えられるしきい
    値信号に応じた所定のしきい値レベルでレベル弁別する
    ことにより2値化する2値化回路、 撮像装置の視野内に設定された複数の処理領域をあらか
    じめ記憶する第1の記憶手段、 上記第1の記憶手段に記憶されている処理領域を撮像装
    置の走査と同期して読出しかつ処理領域を表わす領域信
    号を発生する手段、 上記第1の記憶手段に設定された複数の処理領域が水平
    走査線ごとに現われる順序と各処理領域のしきい値レベ
    ルに関するデータをあらかじめ記憶しておく第2の記憶
    手段、 複数の処理領域ごとにそれらの領域における累積面積値
    を記憶するための第3の記憶手段、水平走査線上に現わ
    れる処理領域ごとに上記第2の記憶手段に記憶されてい
    るしきい値レベルに関するデータに基づいて2値化回路
    の上記しきい値レベルを表わすしきい値信号を発生して
    2値化回路に与える手段、 2値化回路から出力された2値化された画像信号に基づ
    いて上記領域信号を参照して各水平走査線上の処理領域
    ごとに所定の特徴画像を表わす画素数を計数する手段、
    および 水平走査線上に現われる処理領域ごとに、上記第2の記
    憶手段に記憶されている順序を参照して、上記第3の記
    憶手段に記憶されている対応処理領域の累積面積値に上
    記計数手段による計数値を加算して上記第3の記憶手段
    に記憶されている累積面積値を更新する手段、 を備えた画像処理装置。
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