JPH0332723B2 - - Google Patents

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JPH0332723B2
JPH0332723B2 JP13755382A JP13755382A JPH0332723B2 JP H0332723 B2 JPH0332723 B2 JP H0332723B2 JP 13755382 A JP13755382 A JP 13755382A JP 13755382 A JP13755382 A JP 13755382A JP H0332723 B2 JPH0332723 B2 JP H0332723B2
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JP13755382A
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JPS5927206A (ja
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Yozo Oochi
Haruo Yoda
Yutaka Sako
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPS5927206A publication Critical patent/JPS5927206A/ja
Publication of JPH0332723B2 publication Critical patent/JPH0332723B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/84Systems specially adapted for particular applications
    • G01N21/88Investigating the presence of flaws or contamination
    • G01N21/95Investigating the presence of flaws or contamination characterised by the material or shape of the object to be examined
    • G01N21/956Inspecting patterns on the surface of objects
    • G01N21/95607Inspecting patterns on the surface of objects using a comparative method

Description

【発明の詳細な説明】 発明の対象 本発明は、欠陥パターン検出方法に関し、特に
テレビジヨン・カメラ等で入力した対象物表面の
映像信号から濃度が高く、かつ形状の大きい、致
命的な欠陥を正確に選択するための欠陥パターン
検出方法に関する。
従来技術 プリント基板あるいはIC、LSIおそびそれらの
マスク等を検査する場合、従来は目視により行わ
れていたが、信頼性向上、検査時間の短縮、検査
コストの低廉化等を計るために、検査の自動化が
要望されていた。
LSI等の対象物表面の欠陥を自動的に検査する
方法としては、従来、テレビジヨン・カメラ等で
入力した対象物表面の映像信号から濃淡画像を取
り出し、対象物表面が均一のときには、そのまま
欠陥候補パターン抽出画像(致命的な欠陥となり
得る画像)として、また、対象物表面にパターン
が存在するときには、パターン設計データや、標
準パターン・データや隣接パターン・データ等と
の差分画像を欠陥候補パターン画像として、それ
ぞれこれらの画像から欠陥個数、欠陥位置、欠陥
面積等の欠陥の特徴量を算出している。
しかし、この方法では、次の2つの欠点があ
る。
(1) 欠陥の特徴量を算出するに際しては、あらか
じめ欠点候補パターンの濃淡画像を適当な閾値
で2値化しておくのが通常であるが、この閾値
の設定が難しく、あまり高い値に設定すると、
欠陥の正しい形状が反映されず、反対にあまり
低い値に設定すると、ノイズや対象物表面の起
伏等の欠陥と見做せないものまで抽出してしま
う。
(2) 欠陥候補パターンを選択する際に、あまり小
さい形状のものまで選択すると、致命的になり
得ない大きさの欠陥候補パターンを同時に抽出
してしまう。
また、欠陥候補パターンを選択する際に、あ
る大きさ以下のものを単純に除外してしまうと
致命的な欠陥候補パターンまで排除されてしま
う。すなわち、傷やクラツク等で生じる線状の
形をした欠陥の中には、面積が小さくても寸法
が大きいために、致命的な欠陥候補パターンが
含まれる。したがつて、大きさの判断基準とし
て、単純に面積を用いることが適当でない。
発明の目的 本発明の第1の目的は、検査対象物表面の欠陥
候補パターンを抽出した濃淡画像において、濃淡
値がノイズ・レベル相当の低い領域あるいは欠陥
と見做せない表面起伏等を除去して、正しい形状
で欠陥を選択することができる欠陥パターン検出
方法を提供することにある。また、本発明の第2
の目的は、検査対象物表面の欠陥候補パターンを
抽出した濃淡画像において、面積の小さいもので
も致命的な欠陥を判定して正しい欠陥のみを選択
できる欠陥パターン検出方法を提供すことにあ
る。
発明の総括的説明 前記第1および第2の目的を達成するため、本
発明の欠陥パターン検出方法は、 (イ) 欠陥候補パターンが抽出され、少なくとも3
種類以上の濃淡値が含まれる濃淡画像から欠陥
パターンを検出する欠陥パターン検出方法にお
いて、ノイズの影響を受けない値に設定された
第1の閾値と、第1の閾値よりも濃淡値が低
く、欠陥パターンの形状が正しく検出可能な値
に設定された第2の閾値とを用いて、濃淡値の
低い第2の閾値以上の濃淡値を有する欠陥候補
パターンのうち、濃淡値の高い第1の閾値以上
の濃淡値を有する欠陥候補パターンを含むもの
のみを欠陥パターンとして検出することに特徴
がある。さらに、 (ロ) 第の閾値以上濃淡値を有する欠陥候補パター
ンを含むもののみを欠陥パターンとして検出す
ることにより2値画像を生成した後、欠陥候補
パターンのすべての画素に対して、対象となる
画素に隣接する複数個の画素の中の最大濃淡値
に‘1'を加えた値を上記対象画素に書き込む、
いわゆる距離変換処理を一定の走行方向にした
がつて実行し、得られた距離変換画像をあらか
じめ設定した第3の閾値により2値化すること
にも特徴がある。
発明の実施例 第1図は、本発明に至るまでの前処理過程を示
すブロツク図である。
第1図において、101は表面に一定のパター
ン、欠陥等を有する被検査対象物表面、102は
テレビジヨン・カメラ等の光学系の検出器、10
3はA/D変換器、104は画像メモリ、105
は同じく画像メモリ、106は差分検出回路であ
り、fyはすべて画素値を示す。
プリント基板あるいはIC、LSI、およびそれら
のマスク等の被検査対象物表面101に対し、テ
レビジヨン・カメラ102等で設定視野内の像を
拡大した後、電気信号に変換して次のA/D変換
器103に出力する。A/D変換器103は、入
力した映像信号をクロツクCLKにより一定時間
ごとにサンブル・ホールドし、デイジタル信号に
変換し、画像メモリ104に格納する。この画像
メモリ104は、視野内の像を2次元の画像イメ
ージで格納するシフト・レジスタ等で構成され
る。一方、被検査対象物表面101のパターンと
同一のパターン(基準パターン)を、2次元の画
像イメージで格納するシフト・レジスタ等で構成
された画像メモリ105にあらかじめ記憶してお
く。
画像メモリ104と105の対応するすべての
画素値を順次、差分検出回路106に出力する
と、差分検出回路106は、入力した対応する画
素値を絶対値の形で差分をとり、その結果をメモ
リ104,105の入力順序と同一順序で順次シ
リアルに出力する。
第2図は、本発明の実施例を示す欠陥パターン
検出のための映像信号処理装置の全体ブロツク図
である。
第2図において、401は欠陥候補画像データ
を入力し、論理演算を行つて濃淡値を変換する回
路、402は2値化画像に対する大きさ判定回
路、403は401と402とで得られた2値化
画像を画素ごとに加算する加算回路、404は加
算により得られた3値化画像に対して401と同
し論理演算を行い、濃淡値を変換する回路、ま
た、405はシフトレジスタからなる遅延回路で
ある。
第2図の映像信号処理装置は、第1の発明と第
2の発明による処理回路を含んでおり、濃淡値変
換回路401と404が第1の発明による欠陥パ
ターン検出方法を用いる回路である。さらに、判
定回路402、遅延回路405、加算回路403
までの処理過程が第2の発明による致命度判定を
含む欠陥パターン検出処理を行う部分である。
先ず、第1図は濃淡値変換回路401、および
404では、濃淡レベルの違いにより欠陥候補パ
ターンを抽出した少なくとも3種類以上の濃淡値
を有する濃淡画像において、欠陥パターンの形状
を変形することなく、ノイズ・レベル相当の低い
濃淡レベル領域を除去する。すなわち、この方法
は、あらかじめ欠陥と見做せない低い濃淡レベル
であるが、欠陥の正しい形状を反映できる比較的
低レベルの閾値と、濃淡レベル上でのノイズは殆
んど除去できるが、正しい形状の一部しか抽出で
きない比較的高レベルの閾値の2つを設定する。
これら2つの閾値を用いて、低い閾値以上の濃淡
値を有する欠陥候補の中で、高い閾値以上の濃淡
値を有する欠陥のみを抽出する。
これにより、欠陥の形状を変形することなく、
ノイズ・レベル相当の欠陥候補パターンを画像上
で除去することができる。
次に、第2の発明である致命的でない欠陥候補
領域を除去する方法について述べる。
先ず、前述の低い閾値で2値化した画像を対象
として、濃淡値変換画像を生成する。濃淡値変換
画像には、一定の走査方向にしたがつて距離変換
により生成したもの、あるいは走査方向が異なる
2種類の距離変換を行い、両者に変換結果を合成
したものを用いる。次に、大きさに関する閾値に
より、距離変換画像を2値化する。
このようにして、一定値以上の形状の大きさ
(面積ではない)の欠陥候補パターンだけを、正
しい形状で抽出することができる。
第3図は、本発明の実施例を示す映像信号処理
方法の手順説明図である。
第3図aは、濃淡レベルの違いにより欠陥候補
パターンを抽出した少なくとも3種類以上の濃淡
値を有する濃淡画像である。ここでは、白地Aを
最も濃淡値が高い領域、黒点Bを次に濃淡値が高
い領域、斜線Cを最も濃淡値が低い領域とする。
この濃淡画像において、次式を満足するような2
つの閾値t1、t2を設定する。
At1>Bt2>C ……(1) 第3図aの濃淡画像に対して、先ず、閾値t2
上の濃淡値を有する欠陥候補パターン領域の中
で、閾値t1以上の濃淡値を含む領域のみを抽出し
た2値化画像の生成する(第3図b参照)。すな
わち、第3図aでは、右上と右下の領域がt2以上
の濃淡値Bとt1以上の濃淡値Aを含むのに対し
て、左下の領域はt3以上の濃淡値を含むが、t1
上の濃淡値を含まないため、抽出された2値化画
像には右上と右下の領域のみが残る。以上の処理
が、第2図の濃淡値変換回路401で行われる。
次に、第3図bの2値化画像に対して、あらか
じめ定めた基準値以上の大きさを有する領域のみ
を抽出した2値化画像を生成する(第3図c参
照)。すなわち、第2図の判定回路402におい
ては、単純に一定値以上の面積を有する欠陥候補
を抽出するのではなく、致命的なものか否かの判
定を行つて、致命的な形状・寸法を有する欠陥候
補パターンのみを抽出する。
面積の極端に大きい欠陥は勿論致命的である
が、面積よりも寸法の長いものの方がひび割れ等
に起因しており、致命度は高い。判定のための演
算は、距離変換を一定の走査方向にしたがつて行
う。この方法によると、欠陥候補の領域における
縦横各長さの和の値で致命度が表わされる。この
ように、判定回路402は、面積を判定するので
はなく、大きさ(寸法)を判定するのである。距
離変換は、第5図により詳述するが、簡単に説明
すると、“1”と“0”の2値画像中、欠陥候補
パターンを示す“1”の画素に対して、それぞれ
隣接する複数個の画素の最大値に1を加えた値を
対象画素に書き込むことにより行われる。
次に、第3図cの2値化画像では、右下の領域
の形状が第3図bと異なつており、正しい欠陥形
状ではない。そこで、正しい欠陥形状を示す第3
図bの2値化画像と、第3図cの2値化画像とを
加算することにより、第3図dに示す3値化画像
を生成する。
この場合、第3図bの2値化画像の処理はすで
に完了しているので、第2図に示すように、遅延
回路405を介して加算回路403に濃淡値変換
結果を転送し、判定回路402からの距離変換後
の画像と時間的に対応させて入力し加算させる必
要がある。
次に、第2図の濃淡値変換回路404におい
て、第3図bの2値化画像を生成したときと同じ
処理を行う。
すなわち、最も濃淡値の高い部分A′、次に濃
淡値の高い部分B、最も濃淡値の低い部分Cとす
ると、A′t1>Bt2>Cを満足する閾値t2以上
の濃淡値を有する欠陥候補パターン領域のうち、
閾値t1以上の濃淡値を含む領域のみ抽出した2値
化画像を生成する。第3図dでは、右上の領域が
A′を含まないため除去され、右下の領域のみが
残されて、第3図eのようになる。
以上の一連の処理を行うことにより、欠陥候補
パターン画像の中から、大きさが基準値以下であ
り、かつ濃淡値がノイズ・レベル相当の欠陥候補
を除去し、しかも正しい欠陥形状を反映した2値
化画像が得られる(第3図e参照)。
第4図は、本発明の実施例を示す濃淡値変換方
法の説明図である。
少なくとも3種類以上の濃淡値を有する濃淡画
像に対して、低い閾値t2以上の濃淡値を有する領
域の中で、高い閾値t1以上の濃淡値を含む領域の
みを抽出する方法を説明する。
いま、濃淡画像のi行j列の画素の濃淡値がfij
である場合に、fijについて次の処理を行う。
t1:(fijt2)∧{(fi-1,j-1t1)∨ (fi,j-1t1)∨(fi+1,j-1t1)∨ (fi-1,jt1)∨(fi+1,jt1)∨ (fi-1,j+1t1)∨(fi,j+it1)∨ (fi+1,j+1t1)} fij:その他、ここで、t1>t2である。 ……(2) 上式(2)は、ある画素の濃淡値がt2以上であり、
かつその画素の周囲の画素の少なくとも1つが濃
淡値t1以上である画素を、濃淡値t1に変換するこ
とを意味している。また、それ以外の画素は、fij
のままにしておく。
そして、上式(2)の処理をすべての画像について
行うと、閾値t1以上の画素に隣接した画素のう
ち、閾値t2以上の濃淡値を有するものは、すべて
濃淡値t1に変換される。
この処理を全画素について繰り返した後、全画
面を閾値t1で2値化することにより、低い閾値t2
以上の濃淡値を有する領域の中で高い閾値t1以上
の濃淡値を含む領域を抽出することができる。
以上は、一般的な濃淡画像を対象とした処理方
法である。本発明では、濃淡画像の画素の各値を
次式により一旦3値化する。
fija1:fijt1 a2:t1>fijt2 a3:fij<t2 ……(3) ここで、a1>a2>a3である。
3値化した後に、次式を用いて濃淡値変換処理
を行う。
a1:(fija2)∧{(fi-1,j-1a1)∨ (fi,j-1a1)∨(fi+1,j-1a1) ∨(fi-1,ja1)∨(fi+1,ja1) ∨(fi-1,j+1a1)∨(fi,j+1a1) ∨(fi+1,j+1a1)} fij:その他 ……(4) 上式(4)は、ある画素の濃淡値がa2以上であり、
かつその画素の周囲の画素の少なくとも1つが濃
淡値a1以上であるような画素を、濃淡値a1に変換
することを意味している。そして、それ以外の画
素はfijのままにしておく。
上式(4)の濃淡値変換処理は、一般的な濃淡画像
と比較して濃淡値のメモリ容量が少なくてすむた
め、簡単な回路構成により実現できる。
さらに、次式の処理を行えば、濃淡値変換処理
と3値化とを同時に行うことができる。
a8:fij<t2 a1:(fijt2)∧{(fi-1,j-1t1) ∨(fi,j-1t1)∨(fi+1,j-1t1) ∨(fi-1,jt1)∨(fi+1,jt1) ∨(fi-1,j+1t1)∨(fi,j+1t1) ∨(fi+1,j+1t1)}のとき a2:その他 ……(5) なお、ここで、a1>a2>a3,t1>t2 第4図において、“0”、“1”、“2”の3種類
の濃淡値を有する第4図bの3値化画像に対し、
第4図aの実線矢印で示す走査方向にしたがつて
濃淡値変換処理を行うものとする。
第4図cは、第4図bに対して、t1(またはa1
=2、t2(またはa2)=1として、画像全体に前式
(2)または前式(4)を適用したときの濃淡値変換結果
である。また、第4図dは、上記濃淡値変換処理
を再度行つたときの結果である。さらに、第4図
eは、第4図dの画像を、閾値t1(またはa1)で
2値化したときの結果である。
第5図は、本発明の実施例を示す距離変換によ
る大きさ判定方法の説明図である。
第5図では、欠陥候補パターン領域を“1”、
それ以外の領域を“0”とした“1”か“0”の
値しか含まない欠陥候補パターンを抽出した2値
画像に対して、欠陥候補パターン領域の大きさが
一定値以上のものだけを抽出する方法を示す。
先ず、第5図aの実線で示すラスタ走査方向に
したがつて、第5図cの2値画像に次のような距
離変換を施す。すなわち、2値画像のi行j列の
画素の値がfij、距離変換後の同じ画素の値がd(1) ij
のとき、2値画像{fij}(V(i,j))から次式
の距離変換画像{d(1) ij}を求める。
d(1) ij=〔max{d(1) i-1,j,d(1) i-1,j-1
,di,j-1}+1〕×fij……(6) 上式(6)において、(1)は走査方向が左から右に向
う場合を示し、maxは最大値、di-1,j,di-1,j-1
di,j-1はそれぞれ対象となる画素の真上、左上、
左の隣接画素の濃淡値を示し、fijは対象画素の元
の濃淡値(“1”または“0”)を示している。
第5図aに示すような対象画素*を含む4画素
のマスクで上から下に向かつて実線矢印方向に順
次走査しながら、上式(6)の演算を行い、対象画素
*の値を書き替えていく。いま、4画素のマスク
のdi-1,j,di-1,j-1,di,j-1,dijが“1、0、1、1

の領域に到達した際には、隣接する画素の最大値
が1であるから、これに1を加えた値2を対象画
素dijに書き込む。次の瞬間には、1画素分だけマ
スクが右側にずれるので、“2、1、1、1”の
領域で演算を行うことになり、この領域の2は前
の処理で書き替えられた対象画素であるが、今回
は隣接画素となつている。このときには、隣接す
る画素の最大値が2であるから、これに1を加え
た値3を対象画素に書き込む。このようにして、
走査しながら演算を行うことにより、最初“1
“であつた画素の値は後方になるほどその値を増
加する。そして、第4図dに示すように、欠陥候
補領域の(垂直方向)→(水平方向)すなわちL
型の、あるいは(水平方向)→(垂直方向)すな
わち逆L型の順序で1〜7に値を増加していく。
また、一方向のみの走査では処理が片寄るた
め、第5図bに示すように、マスクを右から左方
向に走査しながら、前述したと同一の演算を行
い、第5図cの画像の対して第5図eの画像を作
成する。そして、第5図dとeの値を対応する画
素相互で比較し、大きい方の値をとると、第5図
fに示す値のパターンとなる。他の方法として、
両方の値を加算して画素値とすることもできる。
次に、第5図fにおける濃淡画像の各画素に対し
て、あらかじめ定められた値、ここでは5で2値
化することにより、第5図gの2値画像を得るこ
とができる。
第5図aの実線矢印で示すラスタ方向にしたが
つた距離変換を式で表わすと、次のようになる。
dk(1) max = max pk(1) (dij) ……(7) 式の上方に記した(1)は左から右方向への走査を
示し、Pkは欠陥候補領域内の画素の集合を示す。
上式(7)では、画素集合Pk内の画素の最大値
d(1) k naxが、欠陥候補の形状に依存したある種の
距離を表わしていることを示す。
一例として、欠陥候補領域の形状が矩形の場
合、上記の距離は、矩形の水平長さと垂直長さの
和を示す。したがつて、このような距離変換を用
いることにより、欠陥候補の辺の長さを判定基準
とした大きさ判定が可能となる。これに対して、
単純に面積を大きさ判定の基準にすると、線状を
した欠陥等は、たとえ周辺長が長くても欠陥から
除外されることがある。しかし、線状をした欠陥
は、前述のように、傷やクラツク等の致命度の高
い欠陥である可能性をもつ。したがつて、本発明
のように、辺の長さを判定基準にすると、一部の
致命性の高い欠陥を残して、一定の面積以下の欠
陥候補を除去することができる。
次に、第5図bのラスタ方向にしたがつた種類
の距離変換画像{d(2) ij}は、次式で求められる。
d(2) ij=〔max{d(2) i+1,j,d(2) i+1,j-1
,d(2) i,j-1}+1〕fij……(8) 前式(7)に示した欠陥領域の最大画素値は、欠陥
形状が凸図形や凹図形である場合、欠陥領域の水
平長さと垂直長さの和を正しく反映しないことが
あるので、これを補足するため、逆方向の走査に
よる処理結果を付加するのである。
すなわち、前式(6)と上式(8)で得られた2種類の
距離変換画像{d(1) ij},{d(2) ij}の各対応画素につ

て、次式により大きい方の値を選択する。
dij=max{d(1) ij,d(2) ij} ……(9) 上式(9)により生成された距離変換画像{dij}に
おいて、欠陥候補領域内の画素の集合Pk内の最
大画素値dk naxは、前式(7)に示したd(1) k naxに比
べて、欠陥形状の水平長さと垂直長さの和をさら
に正確に反映したものとなる。したがつて、1種
類の距離変換しか行わない場合に比べると、大き
さの判定がより効果的となる。
第6図は、本発明の実施例を示す濃淡値変換回
路の構成図である。
第6図において、501は2次元配列された濃
淡画像データを3ライン分蓄積して、順次シフト
させる3ライン・シフトレジスタ、503は3ラ
イン・シフトレジスタ501の処理される画素デ
ータfijと、あらかじめ設定された閾値t2との大小
比較を行い、比較結果に応じた2値の論理出力を
与える比較回路、502は画素データfijに隣接す
る3ライン・シフトレジスタ501の周辺画素デ
ータfi-1,j-1〜fi+1,j+1と、あらかじめ設定された閾
値t1との大小比較を行い、比較結果に応じた2値
の論理出力を与える比較回路、504は上記比較
回路502の8つの論理出力の論理和を求めるオ
ア回路、505は比較回路503の出力とオア回
路504の出力の論理積を求めるアンド回路、5
06はアンド回路505の出力値に応じて、閾値
t1か、あるいは現在の画素データfijのいずれか一
方を選択して濃淡値変換後の新たな画素データ
(これも簡単化のためにfijで表わす)として出力
する選択回路、507は画素データ出力値と閾値
t1との大きさを比較する比較回路である。
第6図の回路は、前式(2)にしたがつて濃淡値変
換処理を行うものであり、以下詳細にその動作を
説明する。
いま、濃淡画像の画素データが順次3ライン・
シフトレジスタ501に入力され、画素データ転
送クロツクに同期して順次シフトされているもの
とする。この場合、3ライン・シフトレジスタ5
01に2次元配列される原画像の所定領域、つま
り第6図に示す3×3ビツトの正方形格子を形成
する画素データfij、およびその周辺画素データ
fi-1,j-1,fi,j-1,fi+1,j+1,fi+1,j,fi,j+1,fi-1,j
+1

fi,j+1,fi+1,j+1を3ライン・シフトレジスタ501
から転送1クロツクごとに引き出す。画素データ
fijに関しては、比較回路503により閾値t2と比
較し、また周辺画素データに関しては、比較回路
502により閾値t1と比較して、各画素データが
閾値よりも大きければ“1”、小さければ“0”
出力する。これらの出力値をオア回路504、ア
ンド回路505によつて論理演算すると、周辺画
素データの少なくとも1つが閾値t1より大きく、
かつ中心画素データが閾値t2より大きいとき“1
“、その他の場合は“0”という論理出力が得ら
れる。この出力値を選択回路506に導き、論理
出力が“1”のときには閾値t1を、“0”のとき
には原画像データfijを選択し、これを新たな画素
データとして出力する。以上の動作を原画像全
体、つまり入力される画素データすべてについて
施す。
このような処理を行うことにより前式(2)が実現
される。また、実際には、この処理を複数回繰り
返すため、以上の処理回路を複数段設ける。さら
に、最終的に決定された濃淡画素データは、比較
回路507によつて閾値t1で2値化され、濃淡値
変換処理が完了する。
第7図は、本回路の実施例を示す判定回路の構
成図である。
第7図において、61はメモリ部である。ここ
では、濃淡値変換処理回路を経て2値化された画
像データに対して、 () 正方向、逆方向2種類の走査モードを実現
する。
() 各走査方向にしたがつて距離変換を行つた
のち両者の変換結果を比較する際、画素の位置
を一致させる。
などの処理を行う。構成要素としては、加減算カ
ウンタ601A〜601B、加算カウンタ601
C、画像データの1ライン走査終了時に“1”の
パルスを発生する走査終了信号VEOSをストローブ
信号とするフリツプ・フロツプ602、2次元配
列された画像データにおいて1ライン分蓄える1
ライン・メモリ603A〜603G、選択回路6
04A,604B等からなる。
また62は、前式(6)、(8)つまり距離変換のため
の演算を行う演算部である。構成要素としては、
選択回路606、比較回路607、加算回路60
8等からなる。
さらに63は、前式(9)に示したように、前式(6)
と(8)とで得られた2種類の画像の各画素について
画素値の大きい方が選択した後、予め定められた
値で2値化し、大きさ判定結果である2値画像を
生成するための判定部である。これは、選択回路
610、比較回路611,612によつて構成さ
れる。
次に詳細動作について説明する。
まず、第7図上半部に示した、ラスタ走査方向
に対して逆方向に走査する距離変換にもとづく大
きさ判定について説明する。本回路へは、2次元
イメージをもつ画像データがシリアルに入力され
る。さて、入力信号が常時1であるフリツプ・フ
ロツプ602のストローブ信号として、画像デー
タが、1ライン分入力されるたびに1のパルスが
たつ走査終了信号VEOSが入力される。本信号が1
となつたとき、フリツプ・フロツプ602の出力
信号Qの値は、0、1を反転する。いま、走査終
了信号VEOSによつて、フリツプ・フロツプ602
の出力Qが1となつたとする。この出力信号は、
加減算カウンタ601Aの増/減選択端子にイン
バータを介して入力され、カウンタ601Aは、
減算カウンタとして動作する。さらに、このカウ
ンタ値は、1ライン・メモリ603Aの番地信号
となる。一方、フイツプ・フロツプ602の出力
信号は、1ライン・メモリ603Aとライト・イ
ネーブル端子にも入力され、いまQが1であるこ
とにより、本メモリ603Aは書込可能状態とな
る。したがつて、シリアルに送られてくる入力画
像データは、クロツク毎にアドレスの大きい方か
ら順に1ライン・メモリ603Aに格納される。
また、選択回路604Aのゲート信号は、同じく
フリツプ・フロツプ602の出力端子Qと接続さ
れており1の値を示す。このとき、選択回路60
4Aは、1ライン・メモリ603Bの出力信号を
選択し、1ライン・メモリ603Aの出力信号
は、選択されず読出されることはない。
次に、走査終了信号VEOSが再び1となると、フ
リツプ・フロツプ602は、その出力値を反転す
る。したがつて、加減算カウンタ601Aは、今
度は加算カウンタとして動作する。一方、1ライ
ン・メモリ603Aは書込可能でなくなるととも
に、選択回路604において、1ライン・メモリ
603Aの出力信号が選択される。このため、先
に格納された1ライン・メモリ603Aのデータ
は、アドレスの小さい方から順に読出されてい
く。したがつて、1ライン・メモリ603Aから
読出されたシリアル画像データは、同メモリ入力
時のシリアル画像データに対して1ライン分遅れ
るとともに、画素の転送順序が反転する。さらに
本画像データは、演算部62に送られ、後述する
距離変換演算結果とのアンドを行うアンド回路6
09を経て、1ライン・メモリ603C〜603
Eへ送られるとともに、1画素分のシフト・レジ
スタ605Bへ送られる。いま、フリツプ・フロ
ツプ602の出力信号Qが0であることより、前
述した1ライン・メモリの中で、フリツプ・フロ
ツプ602の出力信号Qが、ライト・イネーブル
端子と接続されている1ライン・メモリ603E
が書込可能状態となるとさらに、当メモリの番地
信号となる加減算カウンタ601Bは減算カウン
タとして作用するため転送された画像データは、
1ライン・メモリ603Eに、クロツク毎に、ア
ドレスの大きい方から順に書込まれることとな
る。また、加算カウンタ601Cを番地信号とす
る1ライン・メモリ603Cは、常時書込可能状
態であるため、アドレスの小さい方から順に書込
まれる。
さらに、走査終了信号VEOSが再度1として入力
されると、フリツプ・フロツプは再びその出力値
を反転し、Qの値が1となる。このとき、加減算
カウンタ601Bは加算カウンタとして作用する
とともに、選択回路604Bは、ゲート信号がフ
リツプ・フロツプ602の出力端子Qと接続され
ているため、1ライン・メモリ603Eの出力信
号を選択する。したがつて、1ライン・メモリ6
03Eに格納された画像データは、アドレスの小
さい方から順に読出されていく。一方、603C
に格納された画像データは、加算カウンタ601
Cの値を番地信号として、アドレス小さい方から
順に読出され、さらに1画素分のシフト・レジス
タ605Aへ転送される。以上より、1ライン・
メモリEから読出されるシリアル画像データは、
1ライン・メモリ603A入力時のシリアル画像
データに対して、2ライン分遅れるとともに、画
素の転送順序は、入力時の転送順序と等しくな
る。この画像データは、ラスタ走査方向に対して
逆方向に走査したときの距離変換演算結果とし
て、判定部63に転送される。また、1ライン・
メモリ603Cか読出されるシリアル画像データ
は、1ライン・メモリ603A入力時のシリアル
画像データに対して、2ライン分遅れるととも
に、画素の転送順序は、入力時の転送順序と反対
になる。ここで、1ライン・メモリ603Aと6
03Bとの関係、及び1ライン・メモリ603D
と603Eとの関係について説明する。まず、1
ライン・メモリ603Aと603Bとの関係につ
いて述べる。いま、フリツプ・フロツプ602の
出力Qが1であつたとすると、これまでに述べて
きたように、1ライン・メモリ603Aでは、ア
ドレスの大きい方から順に入力データが書込まれ
る。また、1ライン・メモリ603Bでは、格納
データがアドレスの小さい方から順に読出され
る。また、フリツプ・フロツプ602の出力Qが
0であつたとすると、今度は1ライン・メモリ6
03Aでは、アドレスの小さい方から順に読出さ
れ、1ライン・メモリ603Bでは、アドレスの
大きい方から順に書込まれる。したがつて、フリ
ツプ・フロツプ602の出力は、1ライン走査終
了毎に反転することから選択回路604Aの出力
画像データは、1ライン・メモリ603A,60
3Bの入力画像データに対して、現在入力されて
いるデータの1ライン前のデータが入力順序と逆
の順序で常時出力されることになる。一方、1ラ
イン・メモリ603Dと603Eとの間の関係
は、603Aと603Bとの間の関係と同様であ
り、本メモリへ入力されているデータの1ライン
前のデータが、入力順序と逆順序で出力される。
ここでは、各1ライン・メモリに入力されるデー
タは、距離変換結果後の画像データであり、画素
の入力される順序は、1ライン・メモリ603
A,603Bへ入力される画素の順序とは反対で
ある。したがつて、選択回路604Bから出力さ
れるデータは、1ライン・メモリ603A,60
3Bへ入力される画像データの2ライン前のデー
タであり、画素の転送順序は、上記メモリへの入
力順序と等しくなつている。
さて、ラスタ走査方向と逆方向に距離変換を行
う演算部62Aについて説明する。演算部への入
力データは、選択回路604Aの出力データ、1
ライン・メモリ603Cの出力データ、及びシフ
ト・レジスタ605A,605Bの出力データの
計4つのデータである。すでに説明したように、
選択回路604Aの出力データを基準とし、その
画素値をfijとするとfijに対して、シフト・レジス
タ605Bの出力データは、1画素分遅れた距離
変換値(画素データの転送順序が逆転しているこ
とに注意)d(2) i+1,jを示し、1ライン・メモリ60
3Cの出力データは、1ライン前の距離変換値
d(2) i,j-1を示し、さらにシフト・レジスタ605A
の出力データは、1ライン前の画素位置から1画
素分遅れた距離変換値d(2) i+1,j-1を示す。これらの出
力データd(2) i,j-1,d(2) i+1,j-1,d(2)i+1,jは、
選択回
路606、比較回路607に入力され、画素値の
最も大きいものが選択され、出力される。さら
に、この画素データは、加算回路608により1
が加算された後、アンド回路608により、前述
した画像データfijと論理積がとられ、fij=1のと
きのみ計算された距離変換値d(2) ijが出力される。
本演算結果は、前述したように、一画素シフト・
レジスタ605B、1ライン・メモリ603Cへ
送られ、新たな演算の入力データとなるととも
に、1ライン・メモリ603D,603Eへ送ら
れ、画素の転送順序を、メモリ部61入力時の転
送順序へ戻した後、判定部63へ転送される。
次に、第7図下半部に示したラスタ走査方向に
したがつた距離変換にもとづく大きさ判定につい
て説明する。
ラスタ走査方向にしたがつた距離変換では、ラ
スタ走査方向に対して逆方向に走査する距離変換
のように画素の転送順序を反転する必要はない。
しかし、判定部63において、逆走査モードでの
距離変換結果と、等しい画素位置で比較しなけれ
ばならないため、遅れ回路を付加する必要があ
る。以下に動作の流れを説明する。
濃淡変換回路を経て2値化された画像データは
まず、1ライン・メモリ603Fへ転送される。
また、本メモリのアドレスは加算カウンタ601
Cによつて決定される。したがつて、画像データ
は、1ライン・メモリ603Fへアドレスの小さ
い方から順に書込まれる。また、本メモリからの
読出しも同様にアドレスの小さい方から行われる
ため、本メモリの出力データは、入力時よりも、
1ライン分遅れたデータとなる。さらにこの画像
データは、演算部62Bに送られ、距離変換演算
結果とのアンドを行うアンド回路を経て、1画素
分のシフト・レジスタ605Dへ送られるととも
に、1ライン・メモリ603Gへ送られる。1ラ
イン・メモリ603Gの動作は、1ライン・メモ
リ603Fの動作と全く同様であり、1ライン・
メモリ603Gからは、さらに1ライン分遅れた
距離演算結果後の画像データが出力される。この
出力データは、演算部62Bの入力データの1つ
となるとともに、1画素分のシフト・レジスタ6
05Cへ転送される。
また、この出力データは、1ライン・メモリ6
03F入力時の画像データに対して2ライン分遅
れた距離演算結果として、判定部63へ転送され
る。一方、演算部62Bへは、シフト・レジスタ
605Dの出力データ、1ライン・メモリ603
Gの出力データ、シフト・レジスタ605Cの出
力データ、及び1ライン・メモリ603Fの出力
データが入力される。これらの入力データは、1
ライン・メモリ603Fの出力データfijを基準と
して、1画素前の距離変換値d(1) i-1,j、1ライン前
の距離変換値d(1) i,j-1、1ラインと1画素前の距離
変換値d(1) i-1,j-1の4つである。また、演算部62B
での演算は演算部62Aの演算と全く同様であ
り、演算結果d(1) ijは、1ライン・メモリ603G
へ転送された後、判定部63へ送られる。
次に、判定部について説明すると、これ迄に説
明した正方向、逆方向2種類の走査方向にしたが
つた距離変換結果をそれぞれ入力し、比較回路6
11、選択回路610によつて、対応する画素毎
に値の大きい方を選択する。続いて選択回路61
2において、得られた画素の値が閾値thよりも大
きいときは1、小さいときは0となる2値データ
が出力される。
このようにして、2値画像の欠陥候補の中から
距離変換によつて致命度を判定し、正しい欠陥の
みを抽出することができる。
発明の効果 以上説明したように、本発明によれば、テレビ
ジヨン・カメラ等により入力された対象物表面の
欠陥候補を抽出した濃淡画像において、濃淡値変
換を行うことによつて、欠陥の形状を変形するこ
となく、ノイズ・レベル相当の低い領域を除去す
るとともに、距離変換を行うことによつて、致命
的と見做せない小さな欠陥候補を欠陥形状を考慮
して除去するので、虚報の少ない欠陥抽出画像を
得ることができる。しかも、これらの処理は、単
純な演算を遂次的に行うのみで実現できるので、
高速処理が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に至るまでの前処理過程のブロ
ツク図、第2図は本発明の実施例を示す映像信号
処理装置の全体概略図、第3図は本発明の実施例
を示す欠陥パターン検出方法の手順説明図、第4
図は本発明の実施例を示す濃淡値変換処理方法の
説明図、第5図は本発明の実施例を示す大きさ判
定処理方法の説明図、第6図は本発明の実施例を
示す濃淡値変換回路の構成図、第7図は本発明の
実施例を示す大きさ判定回路の構成図である。 401,404:濃淡値変換回路、402:大
きさ判定回路、403:加算回路、405:遅延
回路、501:シフトレジスタ、502,50
3,508,607,611:比較回路、61:
メモリ部、62:演算部、63:判定部、601
A,601B,601C:カウンタ、603A〜
603G:ラインメモリ、506,507,60
4A,604B,606,608,610,61
2:選択回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 欠陥候補パターンが抽出され、少なくとも3
    種類以上の濃淡値が含まれる濃淡画像から欠陥パ
    ターンを検出する欠陥パターン検出方法におい
    て、ノイズの影響を受けない値に設定された第1
    の閾値と、該第1の閾値よりも濃淡値が低く、前
    記欠陥パターンの形状が正しく検出可能な値に設
    定された第2の閾値とを用いて、濃淡値の低い第
    2の閾値以上の濃淡値を有する欠陥候補パターン
    のうち、濃淡値の高い第1の閾値以上の濃淡値を
    有する欠陥候補パターンを含むもののみを欠陥パ
    ターンとして検出することを特徴とする欠陥パタ
    ーン検出方法。 2 欠陥候補パターンが抽出され、少なくとも3
    種類以上の濃淡値が含まれる濃淡画像から欠陥パ
    ターンを検出する欠陥パターン検出方法におい
    て、ノイズの影響を受けない値に設定された第1
    の閾値と、該第1の閾値よりも濃淡値が低く、前
    記欠陥パターンの形状が正しく検出可能な値に設
    定された第2の閾値とを用いて、濃淡値の低い第
    2の閾値以上の濃淡値を有する欠陥候補パターン
    のうち、濃淡値の高い第1の閾値以上の濃淡値を
    有する欠陥候補パターンを含むもののみを欠陥パ
    ターンとして検出することにより2値画像を生成
    した後、上記欠陥候補パターンのすべての画素に
    対して、対象となる画素に隣接する複数個の画素
    の中に最大濃淡値に‘1'を加えた値を上記対象画
    素に書き込む、いわゆる距離変換処理を一定の走
    行方向にしたがつて実行し、得られた距離変換画
    像をあらかじめ設定した第3の閾値により2値化
    することを特徴とする欠陥パターン検出方法。 3 前記第2の閾値以上の濃淡値を有する欠陥候
    補の中で、前記第1の閾値以上の濃淡値を有する
    欠陥のみ抽出した画像と、距離変換した後、閾値
    により2値化した画像とに対し、互いに対応する
    画素値を加算した値の画像を生成し、再び第2の
    閾値以上の濃淡値を有する欠陥候補の中で第1の
    閾値以上の濃淡値を有する欠陥のみを抽出するこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の欠陥
    パターン検出方法。 4 前記距離変換は、水平走査方向を変えて2種
    類行つた後、2つの距離変換画像に対して、互い
    に対応する画素値の最大値の選択した画像を生成
    し、該画像をあらかじめ設定した第3の閾値によ
    り2値化することを特徴とする特許請求の範囲第
    2または第3項記載の欠陥パターン検出方法。 5 前記距離変換は、水平走査方向を変えて2種
    類行つた後、2つの距離変換画像に対して、互い
    に対応する画素値を加算した値の画像を生成し、
    該画像をあらかじめ設定した第3の閾値により2
    値化することを特徴とする特許請求の範囲第2項
    または第3項記載の欠陥パターン検出方法。 6 前記距離変換は、一定の走査方向にしたがつ
    て行つた距離変換画像と最初の2値画像とに対し
    て、互いに対応する画素値を加算した値の画像を
    生成し、該画像をあらかじめ設定した第3の閾値
    により2値化することを特徴とする特許請求の範
    囲第2項または第3項記載の欠陥パターン検出方
    法。
JP13755382A 1982-08-06 1982-08-06 欠陥パタ−ン検出方法 Granted JPS5927206A (ja)

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