JP2853139B2 - 画像メモリ用アドレス発生器 - Google Patents

画像メモリ用アドレス発生器

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は画像メモリ用アドレス発生器に関し、特にデ
ィジタル画像処理システムに用いて好適なものである。
〔発明の概要〕
2次元画像メモリの各軸のアドレスを指定の増分で指
定の歩進距離(長さ)にわたって発生することができ、
一方の軸の上記距離分のアドレッシング終了で他方の軸
の1回のアドレス歩進を行わせる連鎖的結合により、指
定した矩形の2次元アドレス空間の全域を自動アクセス
し得るように構成した画像メモリ用アドレス発生器であ
る。
〔従来の技術〕
ビデオ画像のディジタル処理システムが種々提案され
ている(例えば、特開昭58−215813号、同昭62−271016
号、同昭62−297932号公報)。
第6図はこの種の画像処理システムの概略ブロック図
で、例えばビデオカメラ1のような映像源からのビデオ
信号を入出力部2を介して画像メモリ3に蓄積し、これ
を読出して画像プロセッサ4でフィルタリング、輪郭強
調等の処理を行う。処理された画像データは再びメモリ
3に書込まれ、入出力部2を介してVTR6やモニタ受像機
7等に導出される。
画像データの標本間隔は例えば70nsec(4fscサンプリ
ングの場合)で、1画素につきこの時間内で、即ち実時
間軸での信号処理を行うために、画像プロセッサ4は多
数の並列積和演算器群で構成されている(前記特開昭58
−215813号公報)。このようなプロセッサは汎用マイク
ロプロセッサよりも専用のディジタルシグナルプロセッ
サで構成される。また高速データ処理に伴って画像メモ
リ3の書込み/読出しも専用のアドレス発生器5により
コントロールされる。特開昭62−114044号公報には、こ
の種の画像処理システムにおいて、アドレス発生器5を
専用プロセッサで構成することが示されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
画像メモリ3は数フィールドの容量を持ち、1フィー
ルドを例えば768(水平)×256(垂直)画素から成る2
次元メモリで構成される。従ってアドレス発生器5は水
平、垂直の2系統のアドレス発生部を備える。
このようなアドレス発生器5を、DMA(Direct Memory
Access)コントローラのようなアドレス発生用の汎用L
SIを2個用いて構成することが考えられる。
しかしこのようなDMAコントローラ用LSIは、本来1次
元メモリを制御対象として考えられているため、水平、
垂直の2系統の各LSIを連動動作させるために複雑な周
辺回路が必要になる。また画像プロセッサ4において水
平ライン単位又は画面上の小矩形領域単位の信号処理を
次々と行うには、各単位ごとに2つのDMAコントローラ
の制御パラメータの設定を行う必要があり、コントロー
ル用マイクロプロセッサが別に必要となる上、そのソフ
トウエア負担が大きくなる。
本発明の目的は、小量の制御パラメータを初期設定す
るだけで、外部の付加回路(周辺回路)なしで、2次元
のアドレスを発生させることができるアドレス発生器を
提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の画像メモリ用アドレス発生器は、2次元アド
レス空間に配置された画像メモリをアクセスするための
2次元アドレスを生成する第1、第2アドレス発生部
(Aパート12、Bパート13)を備える。
上記第1、第2アドレス発生部の夫々は、アドレス歩
進の1回の増分及びアドレス歩進の始端から終端までの
距離を夫々設定するためのレジスタ手段(21、22)と、
上記増分で歩進するアドレスを発生するカウント手段
(14)と、このカウント手段により発生されたアドレス
が上記距離分だけ歩進したことを検出す検出手段(15)
とを備える。
上記第1、第2のアドレス発生部は、その一方におけ
る上記検出手段の出力(Afin)でもって、他方のアドレ
ス発生部における上記カウント手段の1回の増分を生じ
させるために結合されている。
〔作用〕
増分及び距離のパラメータを初期設定すれば、外部制
御回路(周辺回路)を付加しなくても、第1、第2アド
レス発生部の相互結合により、連動動作が自動的に行わ
れ、2次元メモリ空間の所望の大きさの矩形領域をアク
セスすることができる。
〔実施例〕
A.全体の説明 B.アドレス発生部の詳細 C.ビット逆順及び1次元アドレス D.パラメータ入力部 E.コントロール部 F.ブロックアクセスに適した実施例 A.全体の説明(第1図〜第3図) 第1図に本発明の画像メモリ用アドレス発生器の要部
ブロックを示し、第2図にアドレス発生器の全体概略を
示す。また第3図に生成アドレスに基いてアクセスされ
る画像メモリ3の2次元構成を示す。
第3図に示すように、画像メモリ3は例えば768
(H)×256(V)画素に対応した領域を有し、1画素
は例えば8ビット分のメモリセルに対応する。アドレス
発生器5は各画素を指定する水平(H)アドレス及び垂
直(V)アドレスを発生する。アドレス発生器5に対し
てイニシャルアドレスINIT(H0,V0)、長さLENG(H,
V)、増分INCR(ΔH,ΔV)を夫々パラメータとして与
えることにより、メモリ3内の任意の矩形領域3aをアク
セスすることができる。第3図の例では、領域3aの○印
の画素が順次アドレスされる。
第2図に示すように、実施例のアドレス発生器5は単
一チップのLSI10によって構成される。このLSI10は2次
元(2系統)のアドレスを発生するためのAパート12及
びBパート13を備える。各パート12、13で生成されるア
ドレスは夫々16ビットであり、これにより最大64Kバイ
ト×64Kバイトの2次元メモリ空間をアクセスすること
ができる。
各パート12、13は結合回路手段16によって結合されて
いて、Aパート12のアドレッシング終了でBパート13の
1回のアドレス歩進を行わせる連係動作ができるように
なっている。またA、Bの各パート12、13をペア結合に
して、32ビットの1次元アドレスを発生することもでき
る。この場合には、最大で4Gバイトの1次元メモリ空間
をアクセスすることができる。
Aパート12及びBパート13で生成されたアドレスは各
16ビットの出力ポートXA、XBに導出される。この出力ポ
ートはパラメータセット時に入力ポートとしても使用可
能に双方向となっている。この外にパラメータ用入力ポ
ート群PI、PSET、PSEL、各パートにアドレス歩進のイン
ストラクションを与える端子ANEXT、BNEXT、状態出力用
端子AGFIN、ADRVALID、クリア及びリセット端子ACLR、B
CLR、RESET等が設けられている。動作クロックは最大20
MHzであり、クロック端子CLKに与えられる。
B.アドレス発生部の詳細(第1図) 第1図に示すように、Aパート12及びBパート13は略
同一の構成であり、その要部は、16ビットのパラメータ
レジスタ群20、21、22、アドレスカウント手段14を構成
する加算器23及びワークレジスタ24、比較手段15を構成
するコンパレータ25から成る(以下Aパート12及びBパ
ート13については、20A、20B、21A、21B……のように添
字A及びBで示す)。なお各レジスタ20A、20B……はパ
ラレルイン/パラレルアウトであり、セット入力(低レ
ベル)が与えられた後、次のクロックCKの立上りで入力
データを出力にシフトする。
パラメータレジスタ20A、20Bには、アクセスすべきメ
モリ領域3a(第3図)のイニシャルアドレス又はスター
トアドレスINIT(H0,V0)が外部から書込まれる。また
パラメータレジスタ21A、21Bには、増分INCR(ΔH,Δ
V)、パラメータレジスタ22A、22Bには長さLENG(H,
V)が夫々書込まれる。なお後述のようにイニシャルア
ドレスの加算は生成したアドレスの出力部で行われる。
このため長さ又は距離LENGの値は、第3図の領域3aのス
タートアドレスが画像メモリ3の原点アドレス(0,0)
となるように領域3aを再配置した場合のエンドアドレス
に相当する。即ち、長さLENGの値はスタートアドレスか
らエンドアドレスまでの相対距離であり、絶対エンドア
ドレスではない。
パラメータレジスタ21A、21Bにセットされる増分INCR
(ΔH,ΔV)は、1、2、3……のようなアドレスステ
ップ巾の値であり、第3図の例ではINCR=(4,3)であ
る。このレジスタ21A、21Bの出力は加算器23A、23Bの入
力に与えられる。加算器23A、Bの出力はアキュムレー
タとしてのワークレジスタ24A、24Bに蓄積され、その蓄
積出力が加算器23A、23Bの他方の入力に与えられる。従
ってワークレジスタ24A、24Bにセット入力としてアドレ
ス歩進パルスAnxt、Bnxt(立下り有効)が与えられるご
とに、ワークレジスタ24A、24Bの内容な所定増分で増加
する。
各パート12、13のアドレス歩進パルスは、一般的には
第2図の入力端子ANEXT、BNEXTに与えられる歩進インス
トラクション・パルスに基いて形成される。2次元メモ
リの最も一般的なアクセス形態では、第3図の領域3aの
水平方向の1ライン分のアドレッシングが終了した後、
垂直方向に1ステップシフトして次の水平ラインのアド
レッシングを行うことが多い。この場合には、後述のよ
うに結合回路手段16を介してAパート12のアドレッシン
グ終了信号AfinをBパート13のアドレス歩進パルスAnxt
として伝達する。
ワークレジスタ24A、24Bの出力は、比較手段5を構成
するコンパレータ25A、25Bに与えられ、パラメータレジ
スタ22A、22Bにセットされている長さデータLENGと比較
される。一致が検出されると、各パートの終了信号
Afin、Bfinが形成される。
以上のようにして生成されたワークレジスタ24A、24B
のアドレス出力は、マルチプレクサ26A、26Bを通って加
算器27A、27Bに与えられ、パラメータレジスタ20A、20B
にセットされているイニシャルアドレスINIT(H0、V0
が加算される。この加算により、原点アドレス(0,0)
を基準にして生成されていたアドレスが、第3図に示す
所望のアクセス領域3aに対応するようにオフセットされ
る。
加算器27A、27Bの出力はレジスタ28A、28Bでラッチさ
れてから、直/交セレクタ29を介し、出力レジスタ30
A、Bに送られ、16ビットの各ポートXA、XBに導出され
る。直/交セレクタ29は、Aパートのアドレスをポート
XAに、Bパートの出力をポートXBに夫々出力する“直”
モードと、AパートとBパートのアドレスを交換して各
ポートXA、XBに出力する“交”モードとを切換えるもの
である。
C.ビット逆順及び1次元アドレス 第6図の画像プロセッサ4においてFFT(高速フーリ
エ変換)のアルゴリズムを実行することがある。この場
合、フーリエ交換の演算結果を格納するメモリにビット
逆順アドレスを与えて、正しい配列順序の演算結果を得
る処理を行う。市販のDMAコントローラには、ビット逆
順アドレスを生成する機能を持つものが知られている。
しかし2次元画像メモリ3の原点アドレス(0,0)か
ら水平、垂直方向に所定量オフセットされた或る矩形小
ブロックのメモリ領域のデータに対しFFTの演算を施し
た場合には、ビット逆順アドレスの生成によって演算結
果の再配列を行うことができない。つまり上記オフセッ
ト分を含むビット逆順アドレスは、FFT演算結果を格納
する正しいアドレスと対応しない。
第1図において、ビット逆順アドレスを発生する場合
には、逆順変換器31A、31Bを通して各ワークレジスタ24
A、24Bの出力を導出するように、マルチプレクサ26A、2
6Bの入力を切換える。逆順変換器31A、31Bの夫々は、16
ビットバスの上位、下位を反転結合した配線構造より成
る。
ビット逆順アドレスは各パートA、Bにおいて生成す
るアドレスの総数が2N個(N=1、2、3……)である
場合にのみ発生する。既述のように生成するアドレスに
対するイニシャル値INITの加算は、ビット逆順処理の後
で加算器27A、27Bによって行われる。従ってビット逆順
処理は画像メモリの原点を基準にしてオフセット無しの
状態で、イメージアドレスを発生することなく行われ
る。このため2次元メモリ空間の如何なる部分において
もビット逆順アドレスを正しく発生させることができ
る。
既述のようにAパート12及びBパート13をペアで結合
して、32ビット巾の1次元アドレスを生成することがで
きる。この場合には、パラメータレジスタ20〜22のAパ
ートには下位16ビット、Bパートには上位16ビットのパ
ラメータが夫々セットされる。また加算器23A、27Aのキ
ャリ出力Coutと加算器23B、27Bのキャリ入力Cinとが、
夫々マルチプレクサ32、33を介して結合され、全体とし
て32ビットの加算器が構成される。従ってワークレジス
タ24A及び24B、28A及び28Bを夫々ペアとした32ビット加
算が行われる。
32ビットアドレスに対してビット逆順をとるときに
は、ワークレジスタ24Aの下位を16ビットアドレスとワ
ークレジスタ24Bの上位16ビットアドレスとを交換し、
夫々を逆順変換器34A、34Bでビット逆順にしてからマル
チプレクサ26A、26Bを介して導出する。
D.パラメータ入力部(第4図) 第4図はアドレス発生器のパラメータ入力部を示す。
第4図におて、イニシャル値INIT、増分INCR、長さLENG
の各パラメータは、ホストのマイクロプロセッサのプロ
グラムに基いて、16ビットのパラメータ入力ポートPI
順次与えられる。入力されたパラメータは入力レジスタ
40を経てマルチプレクサ41A、41Bから各パートのレジス
タ20〜22の入力PA、PBに分配される。このとき1ビット
のポートセレクト入力端子PSELをローに固定して、マル
チプレクサ41A、41Bを“0"側に切換える。
同時にホストプロセッサから5ビットのパラメータセ
ット入力ポートPSETにパラメータレジスタの選択コード
を与える。この選択コードは入力レジスタ42から4ライ
ン/16ラインのデコーダ43に供給され、各パラメータレ
ジスタに対応した数のセット信号setが形成される。な
お選択コードのうちの1ビットはデコーダ43のゲート信
号Gとして使用されている。
例えばAパート12のパラメータレジスタ20Aにイニシ
ャル値INITをセットするときには、対応のレジスタ選択
コードを入力ポートPSETに与える。これによりAINIT
して示されているデコーダ43の出力線のセット信号set
がローになり、レジスタ20Aのセット入力がローとなっ
て、入力ポートPIに与えられているパラメータINITがレ
ジスタ20Aに書込まれる。これを繰り返すことにより各
パラメータが各レジスタにセットされる。
次に入力ポートPIにモード設定パラメータを与える。
このモード設定パラメータは入力レジスタ40からマルチ
プレクサ41Cの“0"側を通り、モードレジスタ42にセッ
トされる。このときのセット信号setは、対応のレジス
タ選択コードを入力ポートPSETに与え、デコーダ43のMO
DEとして示されている出力線をローにすることにより形
成される。
モード設定パラメータによって16ビットのモードレジ
スタ42の各ビット出力を選択的に“1"にすることによ
り、下記のモード設定が可能となる。
2D/1D …2次元/1次元の選択 AREV …Aパートビット逆順 BREV …Bパートビット逆順 XBAR …A/Bの直/交出力切換 FIN …アドレス生成の終了条件設定 (Aのみ/A・B) BNEXT …Bパートのアドレス歩進条件 (Afin/外部) モードレジスタ42の各ビット出力はモード設定信号se
lとして第1図の各マルチプレクサ26A(AREV)、26B(B
REV)、29(XBAR)、32、33(2D/1D)及び第5図の後述
のマルチプレクサ54(FIN)、65(BNEXT)の各セレクト
入力に与えられる。
1次元モードのときには、夫々16ビットのアドレス出
力ポートXA、XBをペアにして、32ビットのパラメータ入
力ポートとして使用する。このときポートセレクト入力
端子PSELをハイレベルに固定してマルチプレクサ41A、4
1B、41Cを“1"側に切換える。従ってポートXA、XBのペ
アに供給するパラメータの下位及び上位の各16ビットは
入力レジスタ44A、44B及びマルチプレクサ41A、41Bを通
り、第1図のペアレジスタ20A、20B〜22A、22Bにセット
される。各レジスタのセット信号setはパラメータセッ
ト入力ポートPSETに与えるレジスタ選択コードに応じて
デコーダ43の出力線ABINIT、ABINCR等から与えられる。
またモード設定パラメータはポートXAからマルチプレク
サ41Cを通りモードレジスタ42にセットされる。
E.コントロール部(第5図) 第5図に示すコントロール部において、リセット入力
端子RRESETにローアクティブのリセットパルスを与える
と、入力レジスタ50からLSI10内の全レジスタにリセッ
トパルスが供給され、初期リセットが行われる。また各
パートのクリア入力端子ACLR、BCLRにローアクティグの
クリアパルスを与えると、入力レジスタ51A、51Bからア
ンドゲート63A、61Bを通ってワークレジスタ24A、24Bに
クリア信号AcLr、BcLrを供給することができ、これによ
って各パートの生成アドレスを独立に(0,0)にセット
することができる。アンドゲート63A、63Bは負論理オア
であり、上述のリセットパルスも他の入力に与えられて
いる。
Aパート12については、第1図のコンパレータ25Aの
出力信号(Aパート終了信号)Afinが入力レジスタ53B
を通ってアンドゲート63Aの入力に与えられる。これに
よりAパートのワークレジスタ24Aは、生成アドレスが
レジスタ22Aに設定した所定長さLENGに達するごとに自
己リセットされる。従って、次にワークレジスタ24Aに
アドレス歩進パルスAnxtが与えられると、Aパート12は
0から再びアドレス生成を行い、所定の終了条件(後
述)を達成するまではこれを繰り返す。
Aパート12のアドレス歩進パルスAnxtは、入力端子A
NEXTに与える歩進インストラクションパルスに基いて形
成される。このインストラクションパルスは、例えば画
素サンプリングクロックであり、入力レジスタ52Aから
レジスタ62を通ってアドレス歩進パルスAnxtとしてワー
クレジスタ24Aのセット入力に与えられる。
一方、Bパート13のアドレス歩進パルスBnxtは、外部
の入力端子BNEXTに与えられる歩進インストラクション
パルスか又はAパート終了信号Afinに基いて形成され
る。この歩進インストラクションパルスは例えば水平同
期信号に関連したパルスであり、入力レジスタ52Bから
マルチプレクサ65を通ってアドレス歩進パルスBnxtとし
てワークレジスタ24Bのセット入力に与えられる。
Aパート12の終了信号AfinをBパート13のアドレス歩
進パルスBnxtとするときには、第4図のモードレジスタ
42のビット出力BNEXTを“0"にセットしておく。これに
よりマルチプレクサ65が“0"側に切換わり、Aパート終
了信号AfinがBパート13のアドレス歩進パルスBnxtとし
てワークレジスタ24Bに与えられる。このモードでは、
Aパートが終了するごとにBパートが1回だけ歩進され
る。従って、例えば第3図の領域3aにおいて一本の水平
ラインのアクセスが終了すると、Aパートの水平アドレ
スがリセットされると共に、Bパートの垂直アドレスが
1ステップ増加する。この繰り返しによりメモリ3の矩
形領域3aの全体がアクセスされる。
またこのモードでは、領域3aの全体のアクセス終了
は、Aパート、Bパートの終了信号Afin、Bfinのアンド
条件の成立により検出される。即ち、第5図において、
各パートの終了信号Afin、Bfinはレジスタ53A、53Bから
オアゲート64(負論理アンド)に供給され、双方の終了
信号がローになったとき、オアゲート14の出力がローに
なる。この出力はマルチプレクサ54の“0"側からアンド
ゲート55(負論理オア)を通ってDフリップフロップ56
のセット入力に与えられる。なおアンドゲート55には外
部からのリセット信号も供給される。
従ってAfin及びBfinのアンド条件によりフリップフロ
ップ56はセットされ、そのローレベル出力は、出力レ
ジスタ60を介してアクセス終了信号の出力端子AGFIN
ら外部に導出される。この終了信号はホストプロセッサ
に伝達される。このモードでは、第4図のモードレジス
タ42のビット出力FINを“0"にセットし、ローレベルの
選択信号selをマルチプレクサ54に与える。
モードレジスタ42のビット出力FINを“1"にセットし
ておくと、Aパート終了信号Afinによりフリップフロッ
プ56がセットされ、ローアクティブのアクセス終了信号
が端子AGFinに導出される。即ち、このモードではAパ
ート12のアドレス生成が終了するごとにアドレス発生器
が待機状態となり、ホストプロセッサから次のインスト
ラクションを与えることによりアドレス生成が再開され
る。
アドレス歩進のインストラクションパルスの入力端子
ANEXT及びAパートクリア信号の入力端子ACLRに与えら
れるローアクティブのパルスはアンドゲート57によって
検出される。一方、Dフリップフロップ56がAパートク
リア信号によってリセットされているとき、即ちフリッ
プフロップ56がセットされてアクセス終了になる以前に
は、そのQ出力を受けるオアゲート59が開いている。こ
のためアンドゲート57の出力のローアクティブパルスは
レジスタ58、オアゲート59、出力レジスタ61を通りアド
レス有効信号として出力端子ADRVALIDから外部に導出さ
れる。このアドレス有効信号は、現在ポートXA、XBに生
じているアドレスが有効であることを画像プロセッサ4
又はホストプロセッサに知らせるために用いられる。
F.ブロックアクセスに適した実施例(第7図〜第10図) 次に第7図〜第9図は別の実施例を示す。2次元メモ
リ3をアクセスする場合には、第8図のように矩形ブロ
ックB1、B2……の単位でアクセスすることが多い。B
i(i=1〜20)の大きさを全て同じとした場合、第1
図のアドレス発生器では、各ブロックのアクセス開始ご
とにイニシャルアドレスINIT、増分INCR及び長さLENGの
各パラメータを夫々セットする必要がある。即ち、第1
ブロックB1の各パラメータをセットしてアドレスを生成
した後、次の第2ブロックB2のイニシャルアドレス
(H2、V2)を計算して再セットし、次にB2のアドレスを
生成し、これを後続のブロックごとに繰り返す。従って
各ブロックのイニシャルアドレスを計算してパラメータ
レジスタにセットするためのコントローラ(プロセッ
サ)が必要となる。
第7図は上述のようなブロックアクセス時のアドレス
計算をアドレス発生器の内部で行えるようにした実施例
を示す。
第7図においては、Bパート13において16ビットの加
算器36と、この加算器36の出力をパラメータレジスタ20
Bを介して入力に戻すためのマルチプレクサ37が追加さ
れている点が第1図と異なる。加算器36の他の入力はB
パートのワークレジスタ24Bの出力であり、マルチプレ
クサ37の他の入力は外部から与えるパラメータPBをパラ
メータレジスタ20Bにセットする経路を形成している。
また第5図に示すオアゲート66がBパート歩進パルスB
nxtの生成回路に付加されている。
第9図はブロックアクセス時のアドレス自動計算の一
例を示すメモリ領域図である。この動作例ではAパート
12で垂直(V)方向のアドレスを発生し、Bパート13で
水平(H)方向のアドレスを発生している。まず第1ブ
ロックB1をアクセスするときには、イニシャルアドレス
(H1、V1)、増分(ΔH、ΔV)及び長さ(HLENG、V
LENG)が夫々各パートのパラメータレジスタ20〜21にセ
ットされ、矢印a1、a2、a3……のように2次元アドレス
が生成される。なお第1の例で説明したとおり、ワーク
レジスタ24A、24Bでのアドレス計算のイニシャル値は
(0,0)であり、所定の増分(ΔH,ΔV)ごとに生成し
たアドレスに対しイニシャルアドレス(H1、V1)を最後
に付加することにより、ブロックB1のアドレスが生成さ
れる。
ブロックB1の終端では、既述のように各A、Bパート
の終了信号AFIN、BFINが共にローになって、第5図にお
いてアクセス終了信号AGFINが発生する。このとき第5
図のフリップフロップ56がリセットからセットに反転す
るが、その直前の高レベルのセット出力Qによってオア
ゲート66が開いていて、Aパート終了信号Afinがマルチ
プレクサ65を介してBパートのアドレス歩進パルスBnxt
として第7図のワークレジスタ24Bのセット入力に与え
られる。
この結果、第9図に示すようにワークレジスタ24Bの
内容はAGFINの直前に増分ΔHだけ1回増加する。従っ
てこのときのワークレジスタ24Bの値は、次の第2ブロ
ックB2の先頭アドレスHLENG(原点からの相対値)を示
している。なおイニシャルパラメータの長さHLENGは、
ワークレジスタ24Bが零から0、ΔH、2ΔH、3ΔH
……と増加するので、実際にはHLENG−ΔHにセットさ
れている。このためAGFINの直前の1ステップ(ΔH)
の増加で正しいHLENGの値がレジスタ24Bにセットされる
ことになる。
第7図において、ワークレジスタ24Bの出力は加算器3
6に与えられ、パラメータレジスタ20Bの内容H1と加算さ
れ、B2ブロックの絶対先頭アドレスH1+HLENGが計算さ
れる。この計算値はパラメータレジスタ20Bにセットさ
れる。従って、Aパート及びBパートが(0,0)にクリ
アされ、次に増分(ΔH,ΔV)でアドレス歩進しなが
ら、イニシャルアドレス(H1+HLENG、V1)が加算され
ることにより、第2ブロックB2をアクセスする2次元ア
ドレスが生成される。
なお、このブロックアクセスモードでは、マルチプレ
クサ37には、第4図のパラメータセット入力ポートPSET
のLSBを“1"に固定した信号INITBがレジスタ43を通じて
切換信号として与えられていて、マルチプレクサ37は加
算器36の出力を選択する側に切換えられている。またパ
ラメータレジスタ20Bには、このブロックアクセスモー
ド時に各ブロックごとに与える選択コードに基いて、レ
ジスタセット信号set(BINITFROMADD)が第4図のデコ
ーダ44から与えられる。従って以後は各ブロックのアク
セス開始ごとにレジスタセット信号BINITFROMADDをレジ
スタ20Bに与えれば、イニシャルアドレスはH1+2
HLENG、H1+3HLENG……と増加する。
なお第7図の実施例では、第8図の上段の最後のブロ
ックB5が終了した後、次の段のブロックB6に移るには最
初からパラメータ設定をやり直す必要があるが、第10図
のような構成によりブロックB1、B6、B11、B16に共通の
イニシャルアドレス(H1)を保持できるようにしてもよ
い。即ち、パラメータレジスタ20Bにイニシャルアドレ
スH1をセットした後には、第7図と同様な構成の加算器
36、マルチプレクサ37及びレジスタ20B′を用いて各ブ
ロックの先頭アドレスを計算する。ブロックB5からB6
移るには、マルチプレクサ37を介してレジスタ20Bから2
0B′にイニシャルアドレスを再セットする。
なお第7図及び第10図に示した例は、Bパート13にブ
ロックアクセス用のアドレス計算回路を設けているが、
Aパート12に同様な回路を付加し、AB対称構造にしても
よい。
〔発明の効果〕
本発明は上述のように構成したから、各アドレス発生
部に増分及び距離(長さ)のパラメータを初期設定する
ことにより、2次元メモリ空間の所望の大きさの矩形領
域を所望のステップ巾でアクセスする際に、特別な外部
制御回路を付加することなく、また煩雑な命令操作を行
うことなく、行方向のアドレス歩進と列方向のアドレス
歩進とが連動して行われる。従って2次元画像メモリ用
のアドレスを単一の回路で生成することが可能となり、
画像処理システムの構成が著しく簡単になる。
【図面の簡単な説明】第1図は本発明を適用した画像メ
モリ用アドレス発生器の一実施例を示す要部回路図、第
2図はアドレス発生器の全体概略図、第3図は画像メモ
リの2次元構成を示す図、第4図はアドレス発生器の入
力部の回路図、第5図は制御部の回路図、第6図は画像
処理システムのブロック図、第7図はブロックアクセス
を容易にした実施例を示すアドレス発生器の回路図、第
8図はメモリ内のブロック配列を示すメモリ領域図、第
9図はブロックごとのイニシャルアドレスの計算動作を
示すメモリ領域図、第10図は第7図の要部の変形例を示
す回路図である。 なお図面に用いた符号において、 1……ビデオカメラ 3……画像メモリ 4……画像プロセッサ 5……アドレス発生器 6……VTR 7……モニタ受像機 10……LSI 12……Aパート 13……Bパート 14……アドレスカウント手段 15……比較手段 16……結合回路手段 20〜22……パラメータレジスタ である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2次元アドレス空間に配置された画像メモ
    リをアクセスするための2次元アドレスを生成する第
    1、第2アドレス発生部を備え、 上記第1、第2アドレス発生部の夫々は、アドレス歩進
    の1回の増分及びアドレス歩進の始端から終端までの距
    離を夫々設定するためのレジスタ手段と、上記増分で歩
    進するアドレスを発生するカウント手段と、このカウン
    ト手段により発生されたアドレスが上記距離分だけ歩進
    したことを検出する検出手段とを備え、 上記第1、第2のアドレス発生部は、その一方における
    上記検出手段の出力でもって、他方のアドレス発生部に
    おける上記カウント手段の1回の増分を生じさせるため
    に結合されていることを特徴とする画像メモリ用アドレ
    ス発生器。
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