JPH0196225A - 二軸配向ポリエステルフィルム - Google Patents

二軸配向ポリエステルフィルム

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JPH0196225A
JPH0196225A JP25546887A JP25546887A JPH0196225A JP H0196225 A JPH0196225 A JP H0196225A JP 25546887 A JP25546887 A JP 25546887A JP 25546887 A JP25546887 A JP 25546887A JP H0196225 A JPH0196225 A JP H0196225A
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roll
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晃一 阿部
Satoshi Nishino
聡 西野
Hidehito Minamizawa
南沢 秀仁
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 二軸配向ポリエステルフィルムに関するものである。
[従来の技術] 二軸配向ポリエステルフィルムとしては、ポリエステル
に不活性無殿粒子を含有せしめたフィルムが知られてい
る(たとえば、特開昭61−261347号公報)。
[発明が解決しようとする問題点] 最近、フィルム加工工程(たとえば、印刷工程)の工程
速度の増大にともない、その工程でフィルムと接触する
ロール(ゴムロール)でフィルムの表面が削られた粉が
そのロールに付着してロールが汚れやすくなってきてい
る。そのため、定期的にロールの清掃を行なっている。
しかし、上記従来の二軸配向ポリエステルフィルムはロ
ールに付着した汚れが取れにくく生産性を阻害するとい
う欠点が問題になってきている。
本発明はかかる問題点を改善し、どの用途にも必要なフ
ィルムの滑り性を維持しつつ、加工工程のロールに付着
した汚れが取りやすく、しかもロールを傷つけにくいフ
ィルムを提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] ポリエステルと内部析出粒子、および/または、不活性
粒子からなる組成物を主たる成分とするフィルムであっ
て、該フィルムの少なくとも片面の削れ物中のポリエス
テルの重量比率が0.5〜O095であり、かつ、表面
平均粗さが3〜30nmであることを特徴とする二軸配
向ポリニスデルフィルムとしたものである。
本発明におけるポリエステルは、エチレンテレフタレー
ト、エチレンα、β−ビス(2−クロルフェノキシ)エ
タン−4,4−ジカルボキシレート、エチレン2.6−
ナフタレート単位から選ばれた少なくとも一種の構造単
位を主要構成成分とする。ただし、本発明を阻害しない
範囲内、好ましくは15モル%以内であれば他成分が共
重合されていてもよい。
本発明における不活性粒子は特に限定されないが、結晶
化促進係数が5〜25℃、好ましくは、7〜20’Cの
ものが本発明範囲の削れ物組成比率を得るのに有効であ
り、コロイダルシリカに起因する実質的に球形のシリカ
、合成炭酸カルシウム、α−アルミナ、ルチル型の二酸
化チタンとくに球形のシリカが望ましい。コロイダルシ
リカの場合は製造法として、イオン交換法、アルコキシ
ド法など、公知の方法を用いることができる。不活性粒
子の平均粒径は特に限定されないが、0.08〜1.5
μmの範囲でおる場合に本発明範囲の削れ物組成比率を
1qるのに有効である。
本発明における内部析出粒子とは、ポリエステル重合時
に添加したカルシウム化合物、マグネシウム化合物、リ
チウム化合物の少なくとも一種の化合物とポリエステル
構成成分とが結合して生成する粒子である。なお、本発
明の内部析出粒子には、本発明の目的を阻害しない範囲
内で、リン元素および微量の他の金属成分、たとえば、
亜鉛、コバルト、アンチモン、ゲルマニウム、チタンな
どが含まれていてもよい。
本発明フィルムは上記組成物を主要成分とするが、本発
明の目的を阻害しない範囲内で、他種ポリマをブレンド
してもよいし、また酸化防止剤、熱安定剤、滑剤、紫外
線吸収剤、核生成剤などの無機または有機添加剤が通常
添加される程度添加されていてもよい。
本発明フィルムは上記組成物を二軸配向せしめたフィル
ムでおる。未延伸あるいは一軸延伸フィルムでは、ロー
ルの付着物が取れにくいので好ましくない。その配向の
程度を示す厚さ方向屈折率比は特に限定されないが、0
.935〜0.975、好ましくは、0.940−0.
970の範囲である場合が特に望ましい。
本発明フィルムは、少なくとも片面の削れ物中のポリエ
ステルの重量比率が0.5〜0.95、好ましくは、0
.6〜0.90であ°ることか必要でおる。フィルムの
両面とも、削れ物中のポリエステルの重量比率が上記の
範囲より小さい場合は、ロールが傷つきやすいので好ま
しくない。逆に、上記範囲より大きい場合はロールの付
着物が取れにくくなるので好ましくない。また、両面と
もが0.5〜0.95、好ましくは、0.6〜0.90
である場合が、汚れ物の取りやすさ、ロールの傷つきに
くさの点で特に望ましい。
本発明フィルムは、少なくとも片面の表面平均粗さRa
が3〜30nm、好ましくは、6〜25n1mであるこ
とが必要である。フィルムの両面とも、表面平均粗ざR
aが上記範囲より小さいと、ロールの付着物が取れにく
くなるので好ましくない。
逆に上記範囲より大きいと、ロールが傷つきやすくなる
ので好ましくない。
本発明フィルムに不活性粒子が含有されている場合は、
その結晶化促進係数d△TCC+(’C)と少なくとも
片面の表面平均粗ざRa(nm)の比、d△TCg/R
aが0.5〜2.O,特に、0゜6〜1.7の範囲であ
る場合にロールの付着物がより一層取れやすくなるので
望ましい。
本発明フィルムは、少なくとも片面の表面突起の有効空
間体積が、2X103〜1×10S、好ましくは、1X
104〜lX10Sの範囲である場合に滑り性、ロール
の付着物の取れやすさがより一層良好となるので、特に
望ましい。
本発明フィルムは、幅方向の屈折率が1.655〜1.
700、特に1.675〜1.700の範囲の場合にロ
ールの付着物の取れやすさがより一層良好となるので、
特に望ましい。
次に本発明フィルム゛の製造方法について説明する。
まず、所定のポリエステルに不活性粒子を含有せしめる
方法としては、重合前、重合中、重合後のいずれに添加
してもよいが、ポリエステルのジオール成分であるエチ
レングリコールに、スラリーの形で混合、分散せしめて
添加する方法が本発明の削れ物の組成比率を満足させる
のに有効である。また、粒子の含有量を調節する方法と
しては、高濃度、好ましくは粒子濃度が1〜5重徂%の
マスターペレットを製膜時に稀釈する方法が本発明の削
れ物の組成比率を得るのに有効である。また、エチレン
グリコールのスラリーを140〜200°C1特に18
0〜200’Cの温度で30分〜5時間、特に1〜3時
間熱処理する方法、あるいは、粒子量に対し0.5〜2
0重量%のリン酸アンモニウム塩を添加する方法は、本
発明の削れ物の組成比率を得るのにきわめて有効である
。また、高濃度、好ましくは1〜5重量%のマスターペ
レットの溶融粘度、共重合成分を調整して、ガラス転移
点TCIと冷結晶化温度TCCとの差(Tcc−Tg)
を、65〜110”C,特に70〜100’Cにしてお
くことが、本発明の削れ物の組成比率を得るのに有効で
おる。この場合の共重合成分としてはイソフタル酸成分
、シクロヘキサンジメヂレングリコール成分が好適であ
る。
内部析出粒子の生成方法は次の方法が有効である。すな
わち、(1)所定のジカルボン酸とエチレングリコール
との直接エステル化を経て重縮合する過程、あるいは、
(2)所定のジカルボン酸のジメチルエステルとエチレ
ングリコールとのエステル交換反応を経て重縮合を′行
なう過程において、グリコールに可溶性のカルシウム化
合物、マグネシウム化合物、マンガン化合物、リチウム
化合物の少なくとも一種と、好ましくは、リンの酸およ
び/またはエステル化合物を添加することによって生成
される。ここで使用しうるカルシウム、マグネシウム、
マンガン、リチウムの化合物としては、ハロゲン化物、
硝酸塩、硫酸塩などの無機酸塩、酢酸塩、シュウ酸塩、
安息香酸塩などの有機酸塩、水素化物および酸化物など
のグリコール可溶性の化合物がもつとも好ましく使用さ
れるが、二種以上併用してもよい。また、リン化合物と
してはリン酸塩、亜リン酸、ホスホン酸およびこれらの
エステル類、部分エステル類の一種以上が用いられる。
かくして、不活性粒子および/または内部析出粒子を含
有するベレットを十分乾燥したのち、公知の溶融押出機
に供給し、270〜330’Cでスリット状のダイから
シート状に押出し、キャスティングロール上で冷却固化
せしめて未延伸フィルムを作る。この場合、未延伸フィ
ルムに押出し成形する時の、口金スリット間隙/未延伸
フィルム厚さの比を5〜30、好ましくは8〜20の範
囲にすることが、本発明範囲の削れ物の組成比率を得る
のに有効である。
次にこの未延伸フィルムを二軸延伸し、二軸配向せしめ
る。延伸方法としては、逐次二軸延伸法または同時二軸
延伸法を用いることができる。ただし、最初に長手方向
、次に幅方向の延伸を行なう逐次二軸延伸法を用い、長
手方向の延伸を、(ポリマのガラス転移点−10’C)
〜(ポリマのガラス転移点+10℃)の狭い範囲で行な
う方法は本発明範囲の削れ物の組成比率を得るのに望ま
しい。幅方向の延伸方法としてはステンタを用いる方法
が一般的である。延伸倍率は、長手、幅方向ともに3.
0〜5.0倍の範囲が適当である。
幅方向の延伸速度は、1000〜20000%/分の範
囲が好適である。次にこの延伸フィルムを熱処理する。
この場合の熱処理温度は170〜220’C1時間は0
.5〜60秒の範囲が適当である。さらに、熱処理時に
幅方向に1.05〜1゜3倍、特に1.05〜1.2倍
の延伸を行なうのが、本発明範囲の削れ物の組成比率を
得るのに有効である。
[作用] 本発明はフィルムの削れ物の組成比率、表面平均粗さを
特定範囲としたので、ロールに対する付着性を小さくす
ることができた結果、ロールの付着物が取れやすぐなっ
たものと推定される。
[物性の測定方法ならびに効果の評価方法]本発明の特
性値の測定方法並びに効果の評価方法は次の通りでおる
(1)表面平均粗ざRa 触針式表面粗さ計(小板研究所IET−10゜触針径0
.5μm>を用い、J lS−8−0601にしたがっ
て測定した。ただし、カットオフはo、oamm、測定
長はimmとした。
(2)粒子の平均粒径 フィルムからポリエステルをプラズマ灰化処理法おるい
は叶クロルフェノール溶解法で除去し、これをエタノー
ルに分散させ、遠心沈降法(堀揚製作所、CAPA50
0使用)で測定した体積平均径である。
(3)粒子の含有量 ポリエステル100QにO−クロルフェノール1゜0リ
ツトルを加え120℃で3時間加熱した後、日立工機■
製超遠心[55P−72を用い、30゜o o o r
pmで40分間遠心分離を行ない、得られた粒子を10
0℃で真空乾燥する。微粒子を走査型差動熱量計にて測
定した時、ポリマに相当する溶解ピークが認められる場
合には微粒子に0−クロルフェノールを加え、加熱冷却
後再び遠心分離を行なう。溶解ピークが認められなくな
った時、微粒子を析出粒子とする。通常遠心分離操作は
2回で足りる。かくして分離された粒子の仝体1に対す
る比率(重量%)をもってβとする。
(4)ガラス転移点TQ、冷結晶化温度TCCパーキン
エルマー社製のDSC(示差走査熱量計)■型を用いて
測定した。DSCの測定条件は次の通りである。すなわ
ち、試’R10m5をDSC装置にセットし、300’
Cの温度で5分間溶融した後、液体窒素中に急冷する。
この急冷試料を10℃/分で昇温し、ガラス転移点TC
Iを検知する。
ざらに昇温を続け、ガラス状態からの結晶化発熱ピーク
温度をもって冷結晶化温度l−c cとした。
ここでTCCとTCIの差(TCC−Tg>を△Tcg
と定義する。
(5)結晶化促進係数(単位は°C) 上記方法で不活性粒子を1重量%含有するポリエステル
のΔTcg(I>、およびこれから不活性粒子を除去し
た同粘度のポリエステルの△TCq(I[>を測定し、
△TCにl (II)とΔTCCI(I>の差[ΔTC
g(II)−八TCCI (I>をもって、結晶化促進
係数とした。
(6)突起の有効空間体積 小板研究所高精度薄膜段差測定機ET−10を用い、触
針先端半径0.5μm1力ツトオフO9Q3mm、測定
長1.□mm、縦倍率20万倍、横倍率2000倍で、
フィルムの表面粗さ曲線を測定する。この粗さ曲線の平
均線(中心線)の上側で平行に0.005μmごとにピ
ークカウントレベルを設け、平均線を曲線が交叉する2
点間において、上記のピークカウントレベルを1回以上
交叉する点が存在するとき、これを1ピークとし、この
ピーク数を測定長さ間において求める。各ピークカウン
トレベルについて、このピーク数を求め平均線からn番
目のピークカウントレベルについて求めたピーク数をP
C(n>と定義する。測定長さ間でピーク数が始めてゼ
ロになるピークカウントレベルが平均線からm番目とし
たとき、有効空間体積Φは、 Φ=Σ[n3 (PC(n)−PC(n+1)) ]n
=1 で表わされ、場所を変えて50回測定した平均値を用い
る。
(7)屈折率 ナトリウムD線(589nm)を光源として、アツベ屈
折率計を用いて測定した。マウント液にはヨウ化メチレ
ンを用い、25°C165%RHにて測定した。
(8)削れ物のポリエステル比率 フィルムを幅172インチにテープ状にスリットしたも
のに片刃を垂直に押しあて、さらに0.5mm押し込ん
だ状態で20cm走行させる(走行張カニ500Cl、
走行速度:6.7Cm/秒)。コノ時片刃の先に付着し
たフィルム表面の削れ物の組成分析を顕微FT−IR法
(フーリエ変換顕微赤外分光法)で行ない、ポリエステ
ルのカルボニル基に起因するピークと含有する無機物に
起因するピークの比から求めた。なお、ピーク高さ比を
重量比に@算するために、あらかじめ重量比既知のサン
プルで検量線を作成してポリエステルと無機物の合計量
に対するポリエステル比率を求めた。また必要に応じて
X線マイクロアナライザーを併用した。
(9)滑り性(金属ガイドとの摩擦係数)テープ走行性
試験機TBT−300型(#横浜システム研究新製)を
使用し、20’C,60%RH雰囲気で走行させ、初期
のμK(摩擦係数)を下記の式より求めた(フィルム幅
は1/2インチとした)。
μに=0.73311Xl  (T2/TI >ここで
T1は入側張力、T2は出側張力である。
ガイド径は5mmφであり、ガイド材質は5LJS27
(表面粘度0.23>、巻き付は角は180°、走行速
度は3.3Cm/秒である。
フィルムの少なくとも片面の上記μKが0.25以下の
場合を滑り性良好、0.25を越える場合は滑り性不良
と判定した。このμに値の0.25は、印刷工程などの
加工工程で滑り不良によるトラブルが発生するか否かの
臨界点である。
(10)ロール付着物の取れやすさ 上記テープ走行性試験機TBT−300型(■横浜シス
テム研究断裂)の金属ガイドをナイロンロールに代えて
、走行速度を1m/秒として、延べ走行長さが5000
0mとなるよう走行させた。
このときナイロンロールに付着した汚れ物の取れやすさ
を調べた。布によるからぶきで簡単に取れた場合は取れ
やすさ:○、アセトンなどの溶媒を用いても取れなかっ
た場合は取れやすさ:Xと判定した。
(11)ロールの傷つきにくさ 上記条件でフィルムを走行させた後、ナイロンロールを
肉眼で観察し、傷をチエツクした。ロールに傷が全くつ
かなかった場合はロールの傷つきにくさ:良好(○)、
1本でも傷が入った場合は不良(×)と判定した。
[実施例] 本発明を実施例に基づいて説明する。
実施例1〜5、比較例1〜4 平均粒径の異なるいくつかの種類の無機粒子を1単回%
含有するエチレングリコールスラリーを調整した。これ
らのエチレングリコールスラリーとテレフタル酸ジメチ
ルとをエステル交換反応後、重縮合し、粒子を1重量%
含有するポリエチレンテレフタレートの粒子マスターペ
レットを作った。
これらのマスターペレットの重合度、共重合成分の比率
を調節し、第1表に示したとおりの粒子マスターペレッ
トを作った。これらの粒子マスターペレットと、実質的
に粒子を含有しないポリエチレンテレフタレートのペレ
ットを、粒子の含有量を所定量となるよう混合したペレ
ットを180℃で3時間減圧乾燥(3Torr) L/
た。この混合ペレットを押出機に供給し、300’Cで
溶融押出し、口金スリット間隙/未延伸フィルムの厚さ
の比を種々変更して、静電印加キャスト法を用いて表面
温度30℃のキャスティング・ドラムに巻きつけて冷却
固化し、厚さ約180μmの未延伸フィルムを作った。
この未延伸フィルムを80℃にて長手方向に3.4倍延
伸した。この延伸は2組のロールの周速差で行なわれ、
延伸速度8000%/分であった。この−軸延伸フィル
ムをステンタを用いて幅方向に3.6倍延伸した。この
時の温度は、100℃、速度は3000%/分であった
ざらに、幅方向に1.2倍延伸しながら200’Cにて
5秒間熱処理し、厚さ15μmの二軸配向フィルムを1
qた。これらのフィルムの削れ物の組成比率、表面平均
粗さは第1表に示したとおりであり、上記パラメータが
本発明範囲内の場合は、滑り性、ロールに付着した汚れ
物のとりやすいフィルムが得られ、ロールも傷つきにく
いが、パラメータが本発明範囲外の場合は、滑り性、汚
れ物の取りやすさ、ロールの傷つきにくさを賄備するフ
ィルムは得られないことがわかる。なお、いずれのフィ
ルムもフィルムの表・裏面で本発明のパラメータは同じ
であった。
[発明の効果] 本発明は、削れ物の組成比率と表面粗さを特定範囲とし
たため、必要な滑り性を維持しつつ、加工工程でロール
に付着した汚れ物が取りやすく、ロールを傷つけにくい
ポリエステルフィルムが得られたものであり、印刷工程
などの加工速度の増大に対応できるものである。本発明
フィルムの用途は特に限定されないが、包装用、グラフ
ィック用などに好適であり、またカレンダー工程を通過
する磁気記録媒体用としても、もちろん有用である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ポリエステルと内部析出粒子、および/または、不活性
    粒子からなる組成物を主たる成分とするフィルムであっ
    て、該フィルムの少なくとも片面の削れ物中のポリエス
    テルの重量比率が0.5〜0.95であり、かつ、表面
    平均粗さが3〜30nmであることを特徴とする二軸配
    向ポリエステルフィルム。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61254328A (ja) * 1985-05-08 1986-11-12 Teijin Ltd 磁気記録用二軸延伸ポリエステルフイルム
JPS62214518A (ja) * 1986-03-14 1987-09-21 Diafoil Co Ltd 磁気記録媒体用ポリエステルフイルム

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JPS62214518A (ja) * 1986-03-14 1987-09-21 Diafoil Co Ltd 磁気記録媒体用ポリエステルフイルム

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