JPH0198634A - 二軸配向ポリエステルフィルム - Google Patents

二軸配向ポリエステルフィルム

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JPH0198634A
JPH0198634A JP62255555A JP25555587A JPH0198634A JP H0198634 A JPH0198634 A JP H0198634A JP 62255555 A JP62255555 A JP 62255555A JP 25555587 A JP25555587 A JP 25555587A JP H0198634 A JPH0198634 A JP H0198634A
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Koichi Abe
晃一 阿部
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、二軸配向ポリエステルフィルムに関するもの
である。
[従来の技術] 二軸配向ポリエステルフィルムとしては、ポリエステル
に粒子を含有してなるフィルムが知られている(例えば
、14聞昭59−68325号公報等→。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、上記従来のフィルムでは、フィルムの加
工工程、例えば包装用途における印刷工程、磁気媒体用
途にお【プる磁性層塗布・カレンダー工程等の工程速度
の増大に伴い、接触するロール等でフィルムの表面が削
られることにより、加工工程上、製品性能上のトラブル
となるという欠点が生じ、また、耐削れ性を満足しよう
として表面の突起高さを低くすると滑り性が満足されな
いという問題があった。本発明はかかる問題点を解決し
、耐削れ性、走行性が優れた二軸配向ポリエステルフィ
ルムを提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、表面に微細な突起を有する二軸配向ポリエス
テルフィルムであって、高さがO,Oaμm未満の突起
の平均間隔が10μm以下、かつ、高さが0.08〜0
.5μmの突起の平均間隔が15〜150μm1かつ、
突起径1μm未満の突起と突起径1〜8μmの突起の高
さ平均値の差が0.02〜0.42μmであることを特
徴とする二軸配向ポリエステルフィルムである。
本発明におけるポリエステルとは、エチレンテレフタレ
ート、エチレンα、β−ビス(2−クロロフェノキシ)
エタン−4,4−ジカルボキシレート、エチレン−2,
6−ナフタレート単位から選ばれた、少なくとも一種の
構造単位を主要構成成分とする。
但し、本発明を阻害しない範囲内、好ましくは15モル
%以内であれば他成分が共重合されていてもよい。また
、エチレンテレフタレートを主要構成成分とするポリエ
ステルの場合に、耐削れ性がより一層良好となるので特
に望ましい。
本発明におけるフィルムの表面突起は、ポリエステル中
に含有される微粒子に起因する。微粒子としては、ポリ
エステルに対し不活性なものであれば、その種類は特に
限定されないが、コロイダルシリカに起因する実質的に
球形のシリカ、合成炭酸カルシウム、α−アルミナ、ル
チル型の二酸化チタン、サーマルタイプのカーボンブラ
ックが望ましい。また、その表面は表面改質がなされて
いてもよい。さらに、微粒子を添加する方法だけでなく
、微粒子添加と4Jf用してポリエステルの合成時に、
組合系内でカルシウム、リチウム、あるいはリンを含む
微粒子を析出せしめる内部析出粒子によって、表面突起
を形成する方法も用いることができる。
微粒子の平均粒径は特に限定されないが、小径粒子と大
径粒子を組み合わせるのが耐削れ性、走行性がより一層
良好となるので望ましい。小径粒子としては、平均粒径
0.15〜0.45μmのシリカ、カーボンブラック、
0.2〜0.65μmの炭酸カルシウム、酸化チタンの
場合に耐削れ性、走行性がより一層良好となるので望ま
しい。
また、大径粒子としては、平均粒径0.5〜0゜8μm
のシリカ、0.7〜1.2μmの炭酸カルシウム、酸化
チタンの場合に耐削れ性、走行・[1がより一層良好と
なるので望ましい。本発明の微粒子の含有1は0.3〜
1.5重量%、特に0.4〜1.0重量%の場合に本発
明の平均突起間隔を得るのに有効である。また、平均粒
径の異なる粒子を組み合わせる場合は、小径粒子の含有
量が0゜3〜0.8重ω%、大径粒子の含有量が0.0
1〜0.07重ff1%、fiに0.02〜0.05重
ffi%の場合に本発明の平均突起間隔を1qるのに有
効である。
本発明フィルムは、上記組成物を主要成分とするが、本
発明の目的を阻害しない範囲内で、他種ポリマをブレン
ドしてもよいし、また酸化防止剤、熱安定剤、滑剤、紫
外線吸収剤、核生成剤などの無機または有機添加剤が、
通常添加される程度添加されていてもよい。本発明は上
記組成物を二軸配向せしめたフィルムであって、その配
向の程度を示す厚さ方向の屈折率比は特に限定されない
が、0.935〜0.970の範囲である場合に、耐削
れ性、走行性がより一層良好となるので特に望ましい。
本発明の二軸配向ポリエステルフィルムは、その表面に
微細な突起を有している。該表面突起は、高さが0.0
8μm未満の突起の平均間隔が10μm以下、より好ま
しくは8μm以下であることが必要である。高さが0.
08μm未満の突起の平均間隔が10μmを超えると走
行性を満足できない。突起の平均間隔の下限値は特に限
定されないが、1〜2μm程度が製造上の限界ぞ必る。
また、高さが0.08〜0.5μmの突起の平均間隔は
15〜150μm1より好ましくはその平均間隔が20
〜100μmであることが必要である。
高さが0.08〜0.5μmの突起の平均間隔が15μ
m未満であると耐削れ性を満足できない。
また高さが0.08〜0.5μmの突起の平均間隔が1
50μmを超えると走行性を満足できない。
ざらに、突起径1μm未満の突起と突起径1〜8μmの
突起の高さの平均値の差が0.02〜0゜42μm、さ
らに好ましくは高さ平均値の差が0゜05〜0.30μ
mであることが必要である。高さ平均値の差が上記の範
囲未満では走行性が満足できない。また高さ平均値の差
が上記の範囲を超えると耐削れ性を満足できない。
本発明の二軸配向ポリエステルフィルムは、フィルムの
表面空間体積(Φ)が2X103〜1×105、好まし
くは1X104〜1×105、また、フィルム幅方向の
屈折率nTDが1.655〜1.700.好ましくは1
.675〜1.700の範囲の場合に耐削れ性、走行性
がより良好となるので望ましい。さらに、フィルム表面
の全反則ラマン結晶化指数が’13cm−1以上、好ま
しくは17cm’以上の場合に耐削れ性、走行性がより
一層良好となるので特に望ましい。
次に、本発明の二軸配向ポリエステルフィルムのIn方
法について述べる。本発明の二軸配向ポリエステルフィ
ルムを構成するポリニスデルは、直接エステル化を経る
重縮合を行なって、あるいはエステル交換反応を経る重
縮合を行なって得られる。微粒子をポリマに添加する方
法としては、重合時に添加する方法や押出し前にポリマ
ペレットに混合する方法を採用できるが、粒子の含有■
を調節する方法として、高濃度のマスタペレット、好ま
しくは1〜5重量%の粒子濃度のマスタペレットを製膜
時に、実質的に粒子を含有しないポリニスデルで稀釈す
るマスタペレット法が好ましい。
さらに、高濃度、好ましくは1〜5重徂%のマスタペレ
ットの固有粘度、共重合成分を調整して、小径粒子を含
有するマスタペレットのTcc (冷結晶化温度)とT
CI(ガラス転移温度)の差△Tcgが50〜90℃、
大径粒子を含有するマスタペレットの八TCgが60〜
100℃の範囲にあり、かつ前者が後者より小さい値の
場合に本発明範囲の突起間隔を満たすのに極めて有効で
ある。
ざらに、小径粒子を含有するマスタペレットの結晶化促
進係数が、大径粒子を含有するマスタペレットの結晶化
促進係数より大ぎい場合に本発明範囲の突起間隔及び高
さの平均値の差を満たすのに極めて有効である。
上記方法で得られた粒子含有ポリニスデルのペレットを
十分乾燥した1多、溶融押出機に供給し、ペレットが溶
融する温度以上、ポリマが分VE、する温度以下、で、
スリット状のダイからシート状に溶融押出し、冷却固化
ゼしめて未延伸フィルムを作る。
次に、この未延伸フィルムを二軸延伸し配向きぜる。延
伸方法としては、逐次二軸延伸法、または同時二軸延伸
法を用いることができるが、特に好ましいのは逐次二軸
延伸法である。この場合の延伸条件としては、最初に長
手方向、次に幅方向の延伸を行ない、長手方向の延伸を
3段階以上に分けて、長手方向の総延伸倍率を3〜5倍
で行なう方法が本発明範囲の突起間隔を得るのに有効で
ある。幅方向の延伸倍率は3〜4倍が一般的である。延
伸速度は103〜104%/minの比較的遅い範囲で
行うのが、上記諸条件を@足するのにより好ましい。ま
た、延伸温度は、TCI−TQ±20’Cの範囲が本発
明範囲の突起間隔を得るのに有効である。次に、延伸フ
ィルムを熱処理するが、その時の熱処理条件としては、
温度180〜23o ’c 、好ましくは190〜22
0℃の範囲で、0゜5〜60秒間熱処理する方法が一般
的である。
以上のようにして、本発明の二軸配向ポリエステルフィ
ルムを1qることができるが、特に本方法に限定される
ものではない。
[特性の測定方法並びに効果の評価方法]本発明の特性
値の測定方法、並びに効果の評価方法は次のとおりであ
る。
(1)  粒子の平均粒径 微粒子をエチレングリコール中または水スラリーとして
分散させ、遠心沈降式粒度分布測定装置(堀場製作所C
APA500)を用いて、体積平均径(μm)を測定し
た。
(2)  粒子の含有量 ポリエステル100qにO−クロロフェノール1゜On
を加え120℃で3時間加熱した後、日立T機銖製超遠
心機55P−72を用い、30.00Q rpmで40
分間遠心分離を行ない、1qられた粒子を100℃で真
空乾燥する。微粒子を走査型差動熱量計にて測定した時
、ポリマに相当する溶解ピークが認められる場合には微
粒子にO−クロロフェノールを加え、加熱冷却後再び遠
心分離操作を行なう。溶解ピークが認められなくなった
時、微粒子を析出粒子とする。通常遠心分離操作は2回
で足りる。かくして分離された粒子の全1ffiに対す
る比率(重量%)をもって含有[F]とする。
(3)  極限粘度 ASTM  D1601に従って、O−クロロフェノー
ル中で測定したもので、旧/gで表わす。
(4)ガラス転移点TC+、冷結晶化温度TCCパーキ
ンエルマー社製のDSC(示差走査熱m1t)II型を
用いて測定した。DSCの測定条イ!1は次のとおりで
ある。すなわち、試料10m3をDSC装首にセットし
、300 ’Cの温度で5分間溶融した1娶、液体窒素
中に急冷する。この急冷試料を10℃/minで胃温し
、ガラス転移点TCIを検知する。さらに昇温を続け、
ガラス状態からの結晶化発熱ピーク温度をもって冷結晶
化温度TCCとした。ここでTCCとTCIの差(Tc
c−Tg>を△TCCIと定義する。
(5)結晶化促進係数(単位は℃) 上記方法で不活性粒子を1重量%含有するポリエステル
のΔTcq(I)、およびこれから不活性粒子を除去し
た同粘度のポリエステルの△T−Cg(II)を測定し
、△TCQ (II>と△TCCI(I>の差[△Tc
q(II)−ΔTcg (I)]をもって、結晶化促進
係数とした。
(6)  表面突起高さ 2検出器方式の走査型電子顕微鏡(エリオニクス(Vl
製ESM−3200>と断面測定装置(エリオニクス4
1′#IJPMs−1>で、フィルム表面の平滑面の高
さをOとして走査した時の高さ測定値を、256階調の
グレー値として画像処理装置(力−ルツアイス■製IB
AS2000>に送り、このグレー値をもとに画像処理
装置上にフィルム表面突起画像を再構築する。次にこの
表面突起画像で2値化された突起部分のグレー値の最高
値を突起高さ(μm)に換詐して求めた。この測定を該
フィルム’1mm2について行なった。
(7)  突起間隔 (6)項と同様にして、表面突起画像で2値化された突
起部分のグレー値の突起高さについて、突起高さの範囲
内にある突起個数を求め、その突起個数から突起間隔を
算出した。この測定を該フィルム1m1l12について
行なった。
(8)  突起径 (6)項と同様にして、表面突起画像で2値化された突
起部分について突起径を求めた。
(9)  表面空間体積(Φ) 小板研究所高精度薄膜段差測定機ET−10を用い、触
針先端半径0.5μm、カットオフO1Q 3 mm、
測定長1.Qmm、縦倍率20万倍、横倍率2000倍
で、フィルムの表面粗さ曲線を測定する。この粗さ曲線
の平均線(中心線)の上側で平行に0.005μmごと
にピークカウントレベルを設け、平均線を曲線が交叉す
る2点間において、上記のピークカウントレベルを1回
以上交叉する点が存在するとき、これを1ピークとし、
このピーク数を測定長さ間において求める。各ピークカ
ウントレベルについて、このピーク数を求め平均線から
n番目のピークカウントレベルについて求めたピーク数
をPC(n)と定義する。測定良さ間でピーク数が始め
てOになるピークカウントレベルが平均線からm番目と
したとき、有効空間体積Φは、 Φ= Σ [n 3  (PC(n)  −PC(n+
1)  )  ]n=1 で表わされ、場所を変えて50回測定した平均値を用い
る。
00)  屈折率、屈折率比 ナトリウムD線(波長589nm>を光源として、アツ
ベ屈折率に1を用いて20℃、相対湿度60%にて測定
した。なお、マウント液にはイオウ−ヨウ化メヂレンま
たはヨウ化メチレン液を用いた。また、二軸配向フィル
ムの厚さ方向の屈折率(Aとする)及び溶融プレス後1
0’Cの水中へ急冷して作った無配向くアモルファス)
フィルムの厚さ方向の屈折率(Bとする)を測定し、A
/Bをもって厚さ方向の屈折率比とした。
01)  表面の全反射ラマン結晶化指数JOb i 
n−yvon社製Ramanor 、 tJ−1000
ラマンシステムにより、全反射ラマンスペクトルを測定
し、カルボニル基の伸縮撮動である1 730cm’の
半価幅をもって表面の全反射ラマン結晶化指数とした。
測定条件は次のとおりである。測定深さは、表面から5
00〜1000人。
■光源 アルゴンイオンレーザ−(5145cm’)■試料のセ
ツティング レーザー偏光方向(S偏光)とフィルム長手方向が平行
となるように、フィルム表面を全反射プリズムに圧着さ
せ、レーザーのプリズムへの入射角(フィルム厚さ方向
との角度)は60’とした。
■検出器 plvl : RCA31034/Photon Co
unting System(llamamatsu 
C1230) (supply 1eoov)■測定条
件 5LIT        1000μmLASER10
0mW GATE Tl)IE     1.0secSCAN
 5PEED     12cm’ /m1nSA)I
PLING  INTIERV八L  O,へcm  
−1REPEAT TIME    6 ■ 耐削れ性 フィルムを1X2インチ幅のテープ状にスリットしたも
のに角度90’で片刃を押しあて、0゜5mm押し込ん
で20cm走行させる(速度二6.7cm/s、張カニ
 500q)。片刃に削り取られた粉の付着高さを顕微
鏡で読み取り、削れ母(μm)とした。この削れ倒が1
5μm以下の場合開削れ性が良好、それを超える場合開
削れ性が不良でおる。これはフィルムの加エエ稈での耐
削れ性と対応している。
(13)  走行性 標準条件として、20℃相対湿度60%の雰囲気下で、
外径5mmφの固定軸(表面粗度0.23>に1X2イ
ンチ幅のテープ状フィルムを角度0=πradで接触さ
せ、3.3cm/sの速さで走行させる。入口テンショ
ンT1を25gとした時の出口テンションT2を測定し
、次式から動摩擦係数(μk)を算出づる。
μに=(1/θ) In (T2 /Tt )= (1
/yr)In(T2/25> このμに値が0.25以下の場合走行性が良好、それを
超える場合走行性が不良である。これは磁気媒体とした
場合の走行性と対応している。
[実施例] 本発明を実施例、比較例に基づいて説明する。
実施例1 小径粒子として平均粒径0.3μmのコロイダルシリカ
、大径粒子として平均粒径0.6μmのコロイダルシリ
カを用い、それぞれ微粒子を含有するエヂレングリコー
ルスラリーを調整した。大径粒子を含有するスラリーの
み180’Cで2時間ボイル処理した後、常法によりエ
ステル交換反応を行ない、重合して、極限粘度0.70
の大径粒子を1重間%含有するポリエチレンテレフタレ
ートの粒子マスタペレットと極限粘度0.60の小径粒
子を1重間%含有する粒子マスクペレットを191だ。
これらの粒子マスタペレットと、実質的に粒子を含有し
ないポリエチレンプレフタレートのペレットを、粒子含
有量が小径粒子は0.5重■%、大径粒子は0.05f
fiffi%となるように混合したペレットを180℃
、8時間真空乾燥した俊、押出機に供給して、280℃
で溶融押出し、ギアポンプ、フィルターを経由してT型
口金からシート状に吐出せしめ、この溶融シートを表面
温度40℃の冷却ドラムに巻き付けて、冷却固化せしめ
て未延伸シートを作った。
この未延伸シートを延伸ステンターへ導き、長手方向に
4.0(6、幅方向に3.7倍延伸した。
延伸速度は2X103%/minの比較的遅い範囲で行
ない、延伸時の加熱温度は85℃とした。次いで、この
フィルムを冷却することなく、そのまま熱処理ゾーンへ
導き、210’Cで3秒間緊張熱固定し厚さ14μmの
二軸配向ポリニスデルフィルムを1qた。
実施例2〜4及び比較例1〜5 実施例1の諸条件の中で、添加する微粒子の種類、平均
粒径、添加M及び、4延伸温度、延伸倍率、熱固定温度
及び、熱固定時の弛緩の程度を種々変更することにより
、特性の異なるサンプルを作った。これらのフィルムの
評価結果をまとめて表1に示した。表1から、フィルム
の表面突起、間隔が本発明範囲内の場合は、耐削れ性、
走行性を両立するフィルムが得られるが、そうでない場
合は耐削れ性、走行性を両立するフィルムが19られな
いことがわかる。
[発明の効果] かくして1!7られた二軸配向ポリエステルフィルムは
、その片面または両面に磁性層を設けることによって各
種の磁気記録媒体、例えばビデステープ、オーディオテ
ープ、フロッピーディスク等に加工されて利用される。
磁性層としては、磁性粉末をバインダーと共に塗布する
ものでもよく、あるいは強磁性材料を真空蒸着、スパッ
タリング、イオンブレーティング、あるいはメツ4等の
手法で薄膜化したものでもよい。なお、本発明の二軸配
向ポリエステルフィルムの用途は磁気記録媒体用の他、
例えばグラフィック、スタンピングフォイル、電気絶縁
材料、コンデンサー用誘電体、包装用等でも平滑性、滑
り性が問題となる用途では、有効に利用され得るもので
ある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  表面に微細な突起を有する二軸配向ポリエステルフィ
    ルムであつて、高さが0.08μm未満の突起の平均間
    隔が10μm以下、かつ、高さが0.08〜0.5μm
    の突起の平均間隔が15〜150μm、かつ、突起径1
    μm未満の突起と突起径1〜8μmの突起の高さ平均値
    の差が0.02〜0.42μmであることを特徴とする
    二軸配向ポリエステルフィルム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100492219B1 (ko) * 1999-11-17 2005-05-31 에스케이씨 주식회사 자기 기록용 폴리에스테르 필름

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