JP2515782B2 - 二軸配向ポリエステルフイルム - Google Patents

二軸配向ポリエステルフイルム

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JP2515782B2
JP2515782B2 JP5900887A JP5900887A JP2515782B2 JP 2515782 B2 JP2515782 B2 JP 2515782B2 JP 5900887 A JP5900887 A JP 5900887A JP 5900887 A JP5900887 A JP 5900887A JP 2515782 B2 JP2515782 B2 JP 2515782B2
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film
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晃一 阿部
彰二 中島
喜代彦 伊藤
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Toray Industries Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は二軸配向ポリエステルフィルムに関するもの
である。
[従来の技術] 二軸配向ポリエステルフィルムとしては、ポリエステ
ルに不活性無機粒子を含有せしめたフィルムが知られて
いる(たとえば、特開昭59−178224号公報)。
[発明が解決しようとする問題点] しかし、上記従来の二軸配向ポリエステルフィルム
は、フィルムの加工工程、たとえば包装用途における印
刷工程、磁気媒体用途における磁性層塗布・カレンダー
工程などの工程速度の増大にともない、接触するロール
などでフィルムの表面が削れることにより、加工工程
上、製品性能上のトラブルとなるという欠点が、最近、
問題となってきている。
本発明はかかる問題点を改善し、どの用途にも必要な
フィルムの「滑り性」を維持しつつ、表面の「耐削れ
性」のすぐれたフィルムを提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、ポリエステルと、少なくとも一種類の不活
性無機粒子からなる組成物を主たる成分とする二軸配向
フィルムであって、該不活性無機粒子の結晶化促進係数
αと、表面突起の偏平度βが、下式を満足することを特
徴とする二軸配向ポリエステルフィルムに関するもので
ある。
α≦2.5β−5 ……(1) β≦20 ……(2) 本発明におけるポリエステルは、エチレンテレフタレ
ート、エチレンα,β−ビス(2−クロルフェノキシ)
エタン−4,4′−ジカルボキシレート、エチレン2,6−ナ
フタレート単位から選ばれた少なくとも一種の構造単位
を主要構成成分とする。ただし、本発明を阻害しない範
囲内、好ましくは5モル%以内であれば他成分が共重合
されていてもよい。
また、エチレンテレフタレート、エチレンα,β−ビ
ス(2−クロルフェノキシ)エタン−4,4′−ジカルボ
キシレートを主要構成成分とするポリエステルの場合に
滑り性、耐削れ性がより一層良好となるので特に望まし
い。
本発明における不活性無機粒子の種類は特に限定され
ないが、合成炭酸カルシウム、酸化チタン、シリカ、α
−アルミナが好ましく、特にコロイド状シリカに起因す
る実質的に球形のシリカである場合に、滑り性、耐削れ
性がより一層良好となるので特に望ましい。ここでいう
コロイド状シリカとはケイ酸ナトリウムを原料とし、ア
ルカリ分を除去してゆく過程で生成した粒子であるのが
望ましい。
本発明における不活性無機粒子の含有量は特に限定さ
れないが、0.001〜0.8重量%、特に0.002〜0.5重量%で
ある場合に滑り性、耐削れ性がより一層良好となるので
特に望ましい。
本発明における不活性無機粒子の平均粒径は特に限定
されないが、0.1〜1.5μm、特に0.3〜1.2μmである場
合に滑り性、耐削れ性がより一層良好となるので特に望
ましい。
本発明における不活性無機粒子は2種類以上でもよい
し、また、同種類で平均粒径の異なる2種類以上のもの
を組合せて用いても、内部析出粒子と併用してもよい。
本発明フィルムは、上記組成物を主要成分とするが、
本発明の目的を阻害しない範囲内で、他種ポリマをブレ
ンドしてもよいし、また酸化防止剤、熱安定剤、滑剤、
紫外線吸収剤、核生成剤などの無機または有機添加剤が
通常添加される程度添加されていてもよい。
本発明フィルムは上記組成物を二軸配向せしめたフィ
ルムである。未延伸フィルム、一軸配向フィルムでは、
滑り性、耐削れ性が不良となるので好ましくない。
また、その二軸配向の程度を表わす面配向指数は特に
限定されないが、0.935〜0.975、特に0.940〜0.970の範
囲である場合に、滑り性、耐削れ性がより一層良好とな
るので特に望ましい。
本発明は、少なくとも一種類の不活性無機粒子の結晶
化促進係数αと後述する方法によって測定される表面突
起の偏平度βが下式(1)と(2)を、好ましくは式
(1−1)と式(2)を満足することが必要である。
α≦2.5β−5 ……(1) α≦2β−5 ……(1−1) β≦20 ……(2) α、βが式(1)、好ましくは(1−1)を満足しな
い場合は、耐削れ性が不良となり、βが式(2)を満足
しない場合は滑り性が不良となるので好ましくない。
αの値は特に限定されないが0≦α≦20、さらに好ま
しくは0≦α≦15である場合に、耐削れ性がより一層良
好となるので特に望ましい。またβの値は16以下である
場合に、滑り性がより一層良好となるので特に望まし
い。また、本発明フィルムの表面に存在する突起の高さ
は特に限定されないが、高さが0.06〜0.3μmの場合
に、滑り性、耐削れ性がより一層良好となるので特に望
ましい。
また、本発明フィルムの密度指数は、0.02〜0.05の範
囲である場合に、滑り性がより一層良好となるので特に
望ましい。
本発明フィルムは、幅方向の表面平均粗さRaが0.005
〜0.030μm、特に0.007〜0.025μmの範囲である場合
に、滑り性がより一層良好となるので特に望ましい。
本発明フィルムは、290℃、200sec-1での溶融粘度が1
000〜10000ポイズ、特に2000〜7000ポイズの範囲である
場合に、耐削れ性がより一層良好となるので特に望まし
い。
次に本発明フィルムの製造方法について説明する。
まず、所定のポリエステルに不活性無機粒子を含有せ
しめる方法としては、重合前、重合中、重合後のいずれ
に添加してもよいが、ポリエステルのジオール成分であ
るエチレングリコールに、スラリーの形で混合、分散せ
しめて添加する方法が本発明の関係式を満足させるのに
有効である。また、不活性無機粒子の含有量を調節する
方法としては、高濃度のマスターペレットを製膜時に稀
釈する方法が本発明の突起偏平度を得るのに有効であ
る。この場合、モース硬度が3以上の不活性無機粒子を
用いて、エチレングリコール分散時に、150〜195℃で2
時間熱処理する方法、あるいは、無機粒子に対し0.5〜2
0重量%のリン酸アンモニウム塩を添加する方法が、結
晶促進係数αと突起偏平度βを本発明範囲とするのにき
わめて有効である。
かくして、所定量の不活性無機粒子を含有するペレッ
トを十分乾燥したのち、公知の溶融押出機に供給し、27
0〜330℃でスリット状のダイからシート状に押出し、キ
ャスティングロール上で冷却固化せしめて未延伸フィル
ムを作る。
次にこの未延伸フィルムを二軸延伸し、二軸配向せし
める。延伸方法としては、逐次二軸延伸法または同時二
軸延伸法を用いることができる。ただし、最初に長手方
向、次に幅方向の延伸を行なう逐次二軸延伸法を用い、
長手方向の延伸を、(ポリマのガラス転移点−10℃)〜
(ポリマのガラス転移点+10℃)の狭い範囲で、かつ、
1000〜10000%/分という比較的小さな延伸速度で行な
うことが、結晶促進係数αと突起偏平度βを本発明範囲
とするのに望ましい。幅方向の延伸温度、速度は、80〜
160℃、1000〜20000%/分の範囲が好適である。延伸倍
率は長手・幅方向ともに3〜4倍が好適である。
次にこの延伸フィルムを熱処理する。この場合の熱処
理条件としては、定長下で180〜250℃、特に190〜230℃
の範囲で0.5〜60秒間が好適である。
[作用] 本発明は、不活性無機粒子の結晶化促進係数とフィル
ム表面の突起偏平度との関係を特定範囲としたので、フ
ィルム表面の微細な粘弾性挙動をコントロールできた結
果、本発明の効果が得られたものと推定される。
[物性の測定方法ならびに効果の評価方法] 本発明の特性値の測定方法並びに効果の評価方法は次
の通りである。
(1) 無機微粒子の平均粒径 フィルムからポリエステルをプラズマ灰化処理法ある
いは0−クロルフェノール溶解法で除去し、これをエタ
ノールに分散させ、遠心沈降法(堀場製作所、CAPA500
使用)で測定した体積平均径である。
(2) 無機微粒子の含有量 ポリエステル100gに0−クロルフェノール1.0lを加え
120℃で3時間加熱した後、日立工機(株)製超遠心機5
5P−72を用い、30,000rpmで40分間延伸分離を行ない、
得られた粒子を100℃で真空乾燥する。微粒子を走査型
差動熱量計にて測定した時、ポリマに相当する溶解ピー
クが認められる場合には微粒子に0−クロルフェノール
を加え、加熱冷却後再び延伸分離操作を行なう。溶解ピ
ークが認められなくなった時、微粒子を析出粒子とす
る。通常延伸分離操作は2回で足りる。
(3) ガラス転移点Tg、冷結晶化温度Tccパーキンエ
ルマー社製のDSC(示差走査熱量計)II型を用いて測定
した。DSCの測定条件は次の通りである。すなわち、試
料10mgDSC装置にセットし、300℃の温度で5分間溶融し
た後、液体窒素中に急冷する。この急冷試料を10℃/分
で昇温し、ガラス転移点Tgを検知する。さらに昇温を続
け、ガラス状態からの結晶化発熱ピーク温度をもって冷
結晶化温度Tccとした。ここでTccとTgの差(Tcc−Tg)
を結晶化パラメータΔTcgと定義する。
(4) 結晶化促進係数α(単位は℃) 上記方法で1重量%の不活性無機粒子を含有するポリ
エステルのΔTcg(I)、およびこれと同粘度の不活性
無機粒子を含有しないポリエステルのΔTcg(II)を測
定し、ΔTcg(II)とΔTcg(I)の差[ΔTcg(II)−
ΔTcg(I)]をもって、その不活性無機粒子の結晶化
促進係数とした。
(5) 表面突起径d 2検出方式の走査型電子顕微鏡[ESM−3200、エリオ
ニクス(株)製]と断面測定装置[PMS−1、エリオニ
クス(株)製]においてフィルム表面の平滑面の高さを
0として走査した時の高さ測定値を256階調のグレー値
として画像処理装置[IBAS2000、カールツァイス(株)
製]に送り、このグレー値を基にIBAS2000上にフィルム
表面突起画像を再構築する。次に、この表面突起画像で
10階調以上のものを2値化して得られた個々の突起の面
積から円相当径を求めこれを表面突起径とした。前記、
256階調のグレー値において、0階調目が黒で表わされ
ウィルム表面の平滑面を示し、255階調目が白で表わさ
れる。また1階調の高さは、任意設定値Hを256で割っ
た値である。任意設定値Hは、通常、測定するフィルム
表面のRa(単位:μm)に30を乗じた値を用いる。また
走査型顕微鏡の倍率は、2000〜8000倍の間の値を選択
し、フィルム表面のRaに応じて変更する。測定は、走査
型顕微鏡視野で水平方向に100〜500点測定し、これを垂
直方向に512列測定し1視野当りの測定値とした。
この測定を1mm2について行ない、表面突起径の分布曲
線の山の最高点が示す表面突起径、すなわち全表面突起
中で頻度(突起個数)のもっとも多い表面突起径を表面
突起径dとした。
(6) 表面突起高さ h 前記、2検出器方式の走査型電子顕微鏡、断面測定装
置、画像処理装置から得られた256階調のグレー値で表
わされた表面突起画像において、2値化された突起部分
のグレー値の最高値を突起高さ(単位:μm)に換算す
る(グレー値×任意測定値(H)×1/255)ことによっ
て求められる。この測定を1mm2について行ない、全表面
突起高さ中で頻度のもっとも多い表面突起高さを、表面
突起高さhとした。
(7) 突起偏平度 上記方法で求められた突起径dと突起高さhを用い
て、d/hを突起偏平度とした。
(8) 面配向指数 ナトリウムD線(波長589nm)を光源としてアツベ屈
折率計を用いて、二軸配向フィルムの厚さ方向の屈折率
(Aとする)および溶融プレス後10℃の水中へ急冷して
作った無配向(アモルファス)フィルムの厚さ方向の屈
折率(Bとする)を測定し、A/Bをもって面配向指数と
した。マウント液にはヨウ化メチレンを用い、25℃、65
%RHにて測定した。
(9) 密度指数 n−ヘプタン/四塩化炭素からなる密度勾配管を用い
て測定したフィルムの密度をd1(g/cm3)とし、このフ
ィルムを溶融プレス後、10℃の水中へ急冷して作った無
配向(アモルファス)フィルムの密度d2との差、(d1
d2)をもって密度指数とした。
(10) 溶融粘度 高化式フローテスターを用いて、温度290℃、ずり速
度200sec-1で測定した。
(11) 表面平均粗さRa 触針式表面粗さ計を用い、JIS−B−0601にしたがっ
て測定した。ただし、カットオフは0.08mm、測定長は1m
mとした。
(12) 滑り性(金属ガイドとの摩擦係数) テープ走行性試験機TBT−300型((株)横浜システム
研究所製)を使用し、20℃、60%RH雰囲気で走行させ、
初期のμK(摩擦係数)を下記の式より求めた。
μK=0.733log(T1/T0) ここでT0は入側張力、T1は出側張力である。ガイド径
は6mmφであり、ガイド材質はSUS27(表面粘度0.2S)、
巻き付け角は180゜、走行速度は3.3cm/秒である。
上記μKが0.30以下の場合を滑り性良好、0.30を越え
る場合は滑り性不良と判定した。このμk値の0.30は、
印刷工程やカレンダー工程などの加工工程、あるいは、
磁気テープとした時の走行時などに滑り不良によるトラ
ブルが発生するか否かの臨界点である。
(13) 耐削れ性 フィルムを幅1/2インチにテープ状にスリットしたも
のに片刃を垂直に押しあて、さらに0.5mm押し込んだ状
態で20cm走行させる(走行張力:500g、走行速度:6.7cm/
秒)。この時片刃の光に付着したフィルム表面の削れ物
の高さを顕微鏡で読みとり、削れ量とした(単位はμ
m)。この削れ量が15μm以下の場合は耐削れ性良好、
15μmを越える場合は耐削れ性:不良と判定した。この
削れ量:15μmという値は、印刷工程やカレンダー工程
などの加工工程で、フィルム表面が削れることによっ
て、工程上、製品性能上のトラブルがおこるか否かの臨
界点である。
[実施例] 本発明を実施例に基づいて説明する。
実施例1 平均粒径0.5μmのコロイダルシリカ(モース硬度
7)を1重量%含有するエチレングリコールゾルを調整
した。このエチレングリコールゾルを195℃で2時間熱
処理した。このゾルを十分かくはんしたのち、テレフタ
ル酸ジメチルとエステル交換反応後、重縮合せしめ、シ
リカを1重量%含有するポリエチレンテレフタレートを
作った。このシリカの結晶化促進係数は8℃であり、α
=8であった。
このペレットと、無機粒子を含有しないポリエチレン
テレフタレートのペレットとを、シリカ濃度が0.15重量
%となるよう混合した。
これらのペレットを180℃で3時間減圧乾燥(3Torr)
したのち、押出機に供給し、300℃で溶融押出し、静電
印加キャスト法を用いて表面温度30℃のキャスティング
ドラムに巻きつけて冷却固化し、厚さ約180μmの未延
伸フィルムを作った。この未延伸フィルムを75℃(ガラ
ス転移点−5℃)にて長手方向に3.4倍延伸した。
この延伸は2組のロールの周速差で行なわれ、延伸速
度7000%/分であった。この一軸延伸フィルムをステン
タを用いて延伸速度2000%/分で100℃で幅方向に3.5倍
延伸し、定長下で、210℃にて5秒間熱処理し、厚さ15
μmの二軸配向フィルムを得た。得られたフィルムの表
面突起偏平度βは7であった。したがって、このフィル
ムの、α、βは、式(1)、(2)をともに満足するも
のであった。このフィルムのμKは0.23、削れ量は10μ
mであり、滑り性、耐削れ性ともに良好であった。
実施例2〜5,比較例1〜5 平均粒径0.5μmのモース硬度の異なる不活性無機粒
子を、分散方法を変更して、エチレングリコールに分散
せしめ、これとテレフタル酸ジメチルをエステル交換反
応後、重縮合せしめ、各種粒子を1重量%含有するポリ
エチレンテレフタレートを作った。これらの無機粒子の
結晶化促進係数は第1表に示したとおりであった。
これらのペレットと無機粒子を含有しないポリエチレ
ンテレフタレートのペレットを、無機粒子濃度が0.15重
量%となるようそれぞれ混合した。
これらのペレットを用いて、実施例1と同様にして、
ただし、長手方向の延伸温度は種々変更して厚さ15μm
の二軸配向フィルムを得た。
これらのフィルムのα、β、滑り性、耐削れ性は第1
表に示したとおり、α、βが本発明の関係を満足する場
合には、滑り性、耐削れ性がともに良好であったが、
α、βが本発明の関係式を満足しない場合は、滑り性、
耐削れ性を両立するフィルムは得られなかった。
[発明の効果] 本発明は、不活性無機粒子の結晶化促進係数とフィル
ム表面の突起偏平度との関係を特定範囲としたので、滑
り性とフィルム表面の耐削れ性のともにすぐれたフィル
ムが得られたものである。
本発明フィルムの用途は特に限定されないが、滑り性
ととともにフィルム表面の耐削れ性が製品性能を大きく
左右する磁気記録媒体用ベースフィルム、とくに、ビデ
オテープベースフィルムとして好適である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 7:00 B29L 7:00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリエステルと、少なくとも一種類の不活
    性無機粒子からなる組成物を主たる成分とする二軸配向
    フィルムであって、該不活性無機粒子の結晶化促進係数
    αと、表面突起の偏平度βが、下式を満足することを特
    徴とする二軸配向ポリエステルフィルム。 α≦2.5β−5 ……(1) β≦20 ……(2)
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