JPH0191735A - 高周波加熱装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は食品のかく拌機能を有する高周波加熱装置の改
良に関するものである。

従来の技術 従来のこの種の高周波加熱装置は実開昭６６−７１４８
９号公報に提案されている。

この構成では、加熱室内に回転自在に設けたターンテー
ブルにかく拌容器を着脱自在に取付けると共に、そのか
く拌容器内に設けたかく拌用のこね羽根を前記ターンテ
ーブルの回転軸を貫通する固定軸に着脱可能に取付けた
ものである。

発明が解決しようとする問題点 上記構成によると、こね羽根が静止しており。

ターンテーブルに取付けたかく拌容器自体が回転するよ
うになっているので、高速回転（通常のターンテーブル
よりも相対的に速い回転）しようとすると、被加熱物が
慣性により飛び出してしまう。

そこで通常の高周波加熱時のターンテーブルの回転数５
〜６　ｒｐｍに限定され、十分なかく拌性能が得られな
い問題があった。

問題点を解決するための手段 本発明は上記欠点を除くためになされたものであり、高
周波発振器を加熱源とし１食品原料を入れるかく拌容器
に固着した支持台を加熱室底面に固定する固定具を設け
ると共に、この固定具の材質を加熱室の底面と同材質の
金属板としかく拌容器を静止させ、このかく拌容器内に
設けたこね羽根を回転するようにし、かつターンテーブ
ルとかく拌容器のどちらか一方を加熱室内に設置し、タ
ーンテーブルに対しては低速回転、かく拌容器内のこね
羽根に対しては高速回転を行うようにする変速駆動部を
設けたものである。

作用 上記のように構成したことによりターンテーブル使用時
は、被加熱物自体を６〜６　ｒｐｍ程度の低速回転させ
ながら加熱処理を行える。かく拌容器使用時は、かく拌
容器を静止した状態で作用し。

こね羽根を例えば２０Ｏｒｐｍ前後の高速回転させて食
品原料をこね合わせることができる。また固定具を加熱
室の底面と同一材質２例えば５ＵＳ３０４としたことに
より水分、塩分等を多量に含む液汁で汚れた場合でも上
記の接触面における電池作用腐食を防止することができ
る。

実施例 以下本発明の一実施例を図面により説明する。

実施例の構成は第１図から第６図に示すとおりである。

なお本実施例ではかく拌容器１２をパン容器１食品原料
１３をパン原料とし、パン原料１３をこね合わせて焼き
上げるまでを行うパン容器１２とした場合について説明
する。

図において、１は高周波加熱装置内に設けた加熱室であ
る。２は導波管３を介して加熱室１に高周波エネルギー
を供給する高周波発振器である。

４は上ヒータ−，６は下ヒーターで、ケーキ・パン焼き
等のオーブン料理の際の加熱源である。なおこのほか加
熱源として電気ヒーターまたはガスヒーターを用い、加
熱室１の外部から熱風を吹き込むようにしてもよい。６
はオープン料理時に使用する角皿７（第６図）を支える
皿受棚である。

８は加熱室１の前面入口を開閉するドア、９は加熱をコ
ントロールするための操作パネルである。

１ｏは外箱、１１は外箱１ｏの下面に取付けた足である
。１２は小麦粉、イースト、水等からなるパン原料１３
をこね合わせて、焼き上げるまで行うパン容器である。

１４はパン容器１２内の下部に回転自在に設けたこね羽
根である。１５はこね羽根１４０回転軸である。

第１図において、１６は変速駆動部で、被加熱物１８を
載置するターンテーブル１９を６〜６　ｒｐｍの低速回
転させるテーブル用モーター２２と、パン容器１２使用
によるパン焼き時にこね羽根１４を２００　ｒｐｍ前後
の高速回転させるこね用モーター２３とを駆動源とする
ものである。１７は駆動軸Ａで。

こね用モーター２３の回転力を小形ブーＩＪ−２４゜ベ
ルト２６．大形ブーＩＪ−２６，シゅう動用金属筒３０
を介してこね羽根１４０回転軸１６に伝達するためのも
のである。なお駆動軸Ａ１７は金属筒体からなるもので
ある。２７は駆動軸Ｂで、テーブル用モーター２２の回
転力をターンテーブル１９を回転自在に支持する回転台
２０の回転連結軸２１に伝達するためのものである。な
お駆動軸Ｂ２７は高周波透過性の誘電体からなるもので
ある。２８は回転軸１６に対、する軸受Ａである。２９
は駆動軸Ａ１７に対する軸受Ｂである。なお駆動軸Ｂ２
７は駆動軸Ａ１７の中空部を貫通しているものである。

３１はテーブル用モーター２２とこね用モーター２３と
を取付けるためのモーター取付台である。３２はモータ
ー取付台３１内に外気を取り入れて電気部品類を冷却す
るための吸気孔である。３３は大形プーリー２６を駆動
軸Ａ１７に固定するための止め具である・３４は駆動軸
Ａ１７のスラスト荷重を受ける中空円板である。３６は
回転軸１６が上方には、ずれるのを防止する支持金具３
６の下部に一体成形により取付けられた耐熱樹脂からな
る係合片である。

３７はこね羽根１４０回転時に軸受Ｂ２Ｂと支持金具３
６とが直接ぶつかって騒音を出すのを防ぐための緩衝材
である。３８はパン容器１２に入れたパン材料特に液体
がこぼれるのを防止するためのシリコーンゴム等のパツ
キンである。３９は四ふつ化エチレン等の摩擦の少ない
ワッシャＡで、ステンレススチール等のワッシャＢ４０
と共にパツキン３８を上部から押してパツキン３８の液
体シール効果を増すと共に、こね羽根１４０回転時にパ
ン容器１２の底を傷つけないためのものである。４１は
ワッシャＡ３９．ワッシャＢ４０が外れるのを防止する
止め輪である。４２はパン容器１２を加熱室１の底面に
保持する支持台である。４３は支持台４２とパン容器１
２とを固定するリベットである。４４は支持台４２を加
熱室１の底面に着脱自在に固定する固定具で、第２図に
示すように固定具４４は絞り形成する加熱室１の底面と
同材質１例えば５ＵＳ３０４等の金属板からなり、中央
部に前記係合片３６を通す円形穴５０を有し、この円形
穴６ｏの直径りは高周波の自由空間波長λ９、駆動軸Ｂ
２７及び係合片３６の比電導率を共にεｒとすると１円
形導波管の基本モードＴＥ１１がカットオフとなる直径
りはＤ≦λ７　（１，７５７）に選定しである。５１は
固定具４４に形成する引っ掛け部で、前記支持台４２０
足部４２ａに引っ掛け係合するものである。４６は誘電
体からなる緩衝部材で、上記固定具４４の引っ掛け部５
１の下部にこね羽根１４の回転時に加熱室１の底面と支
持台４２との間の衝撃による振動騒音を防止するための
ものである。６２は固定具４４に形成する抜き穴で、前
記緩衝部材４６を加熱室１内に突出させるためのもので
ある。この抜き穴６２の最大抜幅Ｗは緩衝部材４６の比
誘電率により短縮された高周波の波長の１／２以下とす
るものである。６３は止めねじ６４を通す小穴である。

４６は駆動軸Ａ１７の外周を通って加熱室１の外部へ漏
洩しようとする高周波を低減するためのチョーク空洞４
７を形成するための空洞壁面で、アルミニウムダイキャ
スト等の金属体からなるものである。４８はチョーク空
洞４７の上下方向の厚みを減らすために、チョーク空洞
４７内の高周波伝送経路４９を略Ｕ字形にして実質的な
電気長を調節し。

チョーク空洞４７を共振させる仕切板で、金属体からな
るものである。

次に上記構成からなる本実施例の作用について説明する
。

パン容器１２使用によるパン焼きの場合は、第３図のよ
うにホームベーカリ−と同様に、加熱室１内にパン容器
１２を設置する。パン容器１２にパン原料１３を入れて
、こね羽根１４を変速駆動部１６により２００　ｒｐｍ
前後で回転させてパン原料１３をこね合わせ、その後上
、下ヒーター４，５又はガス、および高周波エネルギー
による加熱も適宜加え２発酵、こね羽根１４の数秒間の
回転によるガス抜き等の工程を経て、焼き上げまで行う
ことができる。この場合、パンはパン容器１２の新品形
状をして上部が盛り上がったいわゆる山形パンとなる。

ロールパン等の他の形状のパンを作る場合は、パン容器
１２でこね合わせから発酵を行いそのあとパン容器１２
を加熱室１から取り出して。

パン原料１３を目的とするパンの種類に応じて分割し、
丸めて、第６図のように電気オープンあるいはオープン
レンジと同様に角皿７に載せて成形発酵から焼き上げま
でを行うことができる。

ターンテーブル１９を使用する場合は、第４図のように
単機能電子レンジまたはオープンレンジと同様に、被加
熱物１８を載せるターンテーブル１９及びこのターンテ
ーブル１９を支持する回転台２０を加熱室１内に設置し
て、変速駆動部１６によりターンテーブルを１９を６〜
６　ｒｐｍで回転させる。

高周波発振器２から加熱室１内に供給した高周波エネル
ギー又は上、下ヒーター４，６あるいはガスにより被加
熱物１Ｂを加熱調理することができる。

更に固定具４４に設けた引っ掛け部５１と、抜き穴６２
を通して加熱室１の底面とパン容器１２の支持台４２と
で挟着される緩衝部材４６とによりパン容器１２を加熱
室１の底面に固定すると共に、こね羽根１４０回転時の
振動による騒音を防止することができる。

また固定具４４と加熱室１の底面とが同一材質の金属板
で構成しているため、パン焼き以外１例えばローストチ
キンや焼き魚などした場合に飛び散る水分・塩分等を多
量に含む液汁で加熱室１の底面が汚れた場合でも固定具
４４と加熱室１の底面の接触面における電池作用腐食を
防止することができる。また本実施例では上、下ヒータ
−４゜６を用いて説明したが、加熱室１の外部から熱風
を吹き込んでも同様な調理性能が得られる。

なお本実施例では食品原料１３としてパン原料を用いた
が、ピザ・うどん・ケーキ等のかく拌を要するあらゆる
食品に適用できることはいうまでもない。またこね羽根
１４をカッターに替えて回転数を１０．００Ｏｒｐｍ前
後にすれば乾燥魚・果物等を粉砕するジューサーとして
使えるようになる。

発明の効果 以上本発明によれば、変速駆動部によりこね羽根の高速
回転、あるいは高周波加熱時のターンテーブルの低速回
転とを選択的に使い分けているため、目的に応じた適切
な調理操作をすることができる。またかく拌容器を固定
する固定金具を加熱室の底面と同材質の金属板としてい
るため、液汁の飛び易いオープン料理等を繰り返しても
電池作用腐食が防止できる。さらに電子レンジ、電気オ
ープン、ホームベーカリ−９練り機、ジーーサーといっ
た多種の機能に展開していくことができ。

経済性・省スペースの点でも有利であり、実施する効果
は大なるものがある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す高周波加熱装置の要部
断面図、第２図は同固定具の斜視図、第３図は高周波加
熱装置の断面図（ホームベー、カリ−１練り機、ジュー
サー用）、第４図は同断面図（電子レンジ用）、第５図
は同断面図（電気オープン用）である。 １・・・加熱室、２・・・高周波発振器、４・・・上ヒ
ータ−，６・・・下ヒータ−，１２・・・かく拌容器（
パン容器）、１３・・・食品原料（パン原料）、１４・
・・こね羽根、１６・・・変速駆動部、１８・・・被加
熱物、１９・・・ターンテーブル、４２°・・支持台、
４４・・・固定具、４５・・・緩衝部材、５１・・・引
っ掛け部、６２・・・抜き穴。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 高周波発振器（２）を加熱源とし、被加熱物（１８）を
   載置し回転自在とするターンテーブル（１９）と、食品
   原料（１３）のこね操作を行うためのかく拌容器（１２
   ）と、このかく拌容器（１２）の内部に回転自在に設け
   たこね羽根（１４）と、ターンテーブル（１９）の低速
   回転とこね羽根（１４）の高速回転のいずれか一方の駆
   動を行う変速駆動部（１６）と、かく拌容器（１２）に
   固着した支持台（４２）と、この支持台（４２）の下端
   と係合固定する引つ掛け部（５１）を有する固定具（４
   ４）とを設け、この固定具（４４）を加熱室（１）の底
   面と同材質の金属板とし、加熱室（１）の底面に固着す
   るよう形成したことを特徴とする高周波加熱装置。