JPH0156220B2 - - Google Patents
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- JPH0156220B2 JPH0156220B2 JP14049284A JP14049284A JPH0156220B2 JP H0156220 B2 JPH0156220 B2 JP H0156220B2 JP 14049284 A JP14049284 A JP 14049284A JP 14049284 A JP14049284 A JP 14049284A JP H0156220 B2 JPH0156220 B2 JP H0156220B2
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Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E02—HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
- E02D—FOUNDATIONS; EXCAVATIONS; EMBANKMENTS; UNDERGROUND OR UNDERWATER STRUCTURES
- E02D5/00—Bulkheads, piles, or other structural elements specially adapted to foundation engineering
- E02D5/22—Piles
- E02D5/60—Piles with protecting cases
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Mining & Mineral Resources (AREA)
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- Civil Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Piles And Underground Anchors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、鋼管杭を使用した海洋・港湾構造
物における鋼管杭の腐食部付近を防食補強する方
法に関するものである。
物における鋼管杭の腐食部付近を防食補強する方
法に関するものである。
第24図に示すように、鋼管杭2を使用した棧
橋等の海洋・港湾構造物においては、飛沫帯や干
満帯近傍等の腐食の激しい部位において、鋼管杭
2に腐食による孔があき、施設の機能に支障を来
たす等の問題が生じている。
橋等の海洋・港湾構造物においては、飛沫帯や干
満帯近傍等の腐食の激しい部位において、鋼管杭
2に腐食による孔があき、施設の機能に支障を来
たす等の問題が生じている。
従来、腐食により孔があいた鋼管杭を防食補強
する方法としては、水中スタツド溶接ガンを使用
して、鋼管杭における腐食が進んだ部分よりも上
部および下部の周囲に、多数のスタツドジベルを
水中溶接し、かつ水中作業により鋼管杭における
腐食が進んだ部分の周囲およびスタツドジベルを
囲むように多数の鉄筋を張りめぐらして、鉄筋製
円筒状補強体を構成し、その円筒状補強体および
スタツドジベルを囲むように配置された型枠と鋼
管杭との間に水中コンクリートを打設する方法が
実施されている。
する方法としては、水中スタツド溶接ガンを使用
して、鋼管杭における腐食が進んだ部分よりも上
部および下部の周囲に、多数のスタツドジベルを
水中溶接し、かつ水中作業により鋼管杭における
腐食が進んだ部分の周囲およびスタツドジベルを
囲むように多数の鉄筋を張りめぐらして、鉄筋製
円筒状補強体を構成し、その円筒状補強体および
スタツドジベルを囲むように配置された型枠と鋼
管杭との間に水中コンクリートを打設する方法が
実施されている。
しかるに、前記従来の防食補強方法の場合は、
水中作業により多数の鉄筋を張りめぐらす必要が
あるので、作業能率が極めて悪くかつコスト高に
なり、しかも配筋状態の管理や確認が難かしいと
いう問題があつた。
水中作業により多数の鉄筋を張りめぐらす必要が
あるので、作業能率が極めて悪くかつコスト高に
なり、しかも配筋状態の管理や確認が難かしいと
いう問題があつた。
この発明は、前述の問題を有利に解決できる鋼
管杭の防食補強方法を提供することを目的とする
ものであつて、予め製作された複数の鋼製分割筒
状補強体1を、鋼管杭2における腐食部3がある
位置を囲むように配置して、筒状補強体4を構成
し、その筒状補強体4を囲む型枠5を配置したの
ち、その型枠5と鋼管杭2との間に硬化性充填材
6を充填することを特徴とする鋼管杭の防食補強
方法を第1発明とし、鋼管杭2の外周に当接され
る半円形のバンド構成材7と半円形の両端部に位
置する継手部材8とを備えている鋼製分割筒状補
強体1を予め陸上等で製作し、複数の分割筒状補
強体1を、鋼管杭2における腐食部3がある位置
を囲むように配置し、かつ各分割筒状補強体1の
継手部材8を締付具9等により結合して筒状補強
体4を構成すると共に、その締付具9等の締付力
により前記バンド構成材7を鋼管杭2に圧着固定
し、次に前記筒状補強体4を囲む型枠5を配置し
たのち、その型枠5と鋼管杭2との間に硬化性充
填材6を充填することを特徴とする鋼管杭の防食
補強方法を第2発明とするものである。
管杭の防食補強方法を提供することを目的とする
ものであつて、予め製作された複数の鋼製分割筒
状補強体1を、鋼管杭2における腐食部3がある
位置を囲むように配置して、筒状補強体4を構成
し、その筒状補強体4を囲む型枠5を配置したの
ち、その型枠5と鋼管杭2との間に硬化性充填材
6を充填することを特徴とする鋼管杭の防食補強
方法を第1発明とし、鋼管杭2の外周に当接され
る半円形のバンド構成材7と半円形の両端部に位
置する継手部材8とを備えている鋼製分割筒状補
強体1を予め陸上等で製作し、複数の分割筒状補
強体1を、鋼管杭2における腐食部3がある位置
を囲むように配置し、かつ各分割筒状補強体1の
継手部材8を締付具9等により結合して筒状補強
体4を構成すると共に、その締付具9等の締付力
により前記バンド構成材7を鋼管杭2に圧着固定
し、次に前記筒状補強体4を囲む型枠5を配置し
たのち、その型枠5と鋼管杭2との間に硬化性充
填材6を充填することを特徴とする鋼管杭の防食
補強方法を第2発明とするものである。
次にこの発明を図示の例によつて詳細に説明す
る。
る。
第8図および第9図はこの発明の実施例におい
て用いられる第1例の鋼製分割筒状補強体1を示
すものであつて、多数の半円形鉄筋10が上下方
向に間隔をおいて配置され、かつ各半円形鉄筋1
0とその半円形鉄筋の周囲方向に間隔をおいて配
置された多数の縦鉄筋11とは溶接等により固着
されている。
て用いられる第1例の鋼製分割筒状補強体1を示
すものであつて、多数の半円形鉄筋10が上下方
向に間隔をおいて配置され、かつ各半円形鉄筋1
0とその半円形鉄筋の周囲方向に間隔をおいて配
置された多数の縦鉄筋11とは溶接等により固着
されている。
第10図および第11図はこの発明の実施例に
おいて用いられる第2例の鋼製分割筒状補強体1
を示すものであつて、半円形鉄筋10の両端部が
延長されてフツク形アンカー12が形成されてい
るが、その他の構成は第1例の場合と同様であ
る。
おいて用いられる第2例の鋼製分割筒状補強体1
を示すものであつて、半円形鉄筋10の両端部が
延長されてフツク形アンカー12が形成されてい
るが、その他の構成は第1例の場合と同様であ
る。
第12図ないし第15図はこの発明の実施例に
おいて用いられる第3例の鋼製分割筒状補強体1
を示すものであつて、多数の半円形鉄筋10が上
下方向に間隔をおいて配置され、かつ各半円形鉄
筋10とその半円形鉄筋の周囲方向に間隔をおい
て配置された多数の縦鉄筋11とは溶接等により
固着され、その半円形鉄筋10と縦鉄筋11とか
らなる半円筒状鉄筋籠の上下両端部の内側および
外側には、断面L形の鋼製半円形端部補強材13
と帯鋼製半円形端部補強材14とが当接されて、
それらの端部補強材13,14に挿通されたボル
ト15により固定されている。
おいて用いられる第3例の鋼製分割筒状補強体1
を示すものであつて、多数の半円形鉄筋10が上
下方向に間隔をおいて配置され、かつ各半円形鉄
筋10とその半円形鉄筋の周囲方向に間隔をおい
て配置された多数の縦鉄筋11とは溶接等により
固着され、その半円形鉄筋10と縦鉄筋11とか
らなる半円筒状鉄筋籠の上下両端部の内側および
外側には、断面L形の鋼製半円形端部補強材13
と帯鋼製半円形端部補強材14とが当接されて、
それらの端部補強材13,14に挿通されたボル
ト15により固定されている。
第16図ないし第18図はこの発明の実施例に
おいて用いられる第4例の鋼製分割筒状補強体1
を示すものであつて、半円筒状鉄筋籠の中間部の
内側および外側に帯鋼製半円形中間補強材16が
当接されてそれらを貫通するUボルト17により
固定され、かつ内側の端部補強材13に、鋼管杭
2に当接されるスペーサ18が溶接等により固定
されているが、その他の構成は第3例の場合と同
様である。
おいて用いられる第4例の鋼製分割筒状補強体1
を示すものであつて、半円筒状鉄筋籠の中間部の
内側および外側に帯鋼製半円形中間補強材16が
当接されてそれらを貫通するUボルト17により
固定され、かつ内側の端部補強材13に、鋼管杭
2に当接されるスペーサ18が溶接等により固定
されているが、その他の構成は第3例の場合と同
様である。
第19図ないし第21図はこの発明の実施例に
おいて用いられる鋼製筒状補強体4を示すもので
あつて、一対の半円形バンド構成材7が上下方向
に間隔をおいて配置され、上下方向に延長する帯
状継手部材8の上下両端の一側部はバンド構成材
7の端部に溶接により固着され、かつバンド構成
材7の外面には、多数のスタツドボルトからなる
ジベル19が溶接により固着され、上下方向に間
隔をおいて配置された多数の半円形鉄筋10の両
端部は前記継手部材8に対し溶接により固着さ
れ、さらに各半円形鉄筋10とその半円形鉄筋の
周囲方向に間隔をおいて配置された多数の縦鉄筋
11とは溶接等により固着されている。
おいて用いられる鋼製筒状補強体4を示すもので
あつて、一対の半円形バンド構成材7が上下方向
に間隔をおいて配置され、上下方向に延長する帯
状継手部材8の上下両端の一側部はバンド構成材
7の端部に溶接により固着され、かつバンド構成
材7の外面には、多数のスタツドボルトからなる
ジベル19が溶接により固着され、上下方向に間
隔をおいて配置された多数の半円形鉄筋10の両
端部は前記継手部材8に対し溶接により固着さ
れ、さらに各半円形鉄筋10とその半円形鉄筋の
周囲方向に間隔をおいて配置された多数の縦鉄筋
11とは溶接等により固着されている。
前記継手部材8により連結された上下一対のバ
ンド構成材7と、バンド構成材7に固着された多
数のジベル19と、継手部材8に固着された多数
の半円形鉄筋10およびこれに固着された多数の
縦鉄筋11とにより、取付部付き鋼製分割筒状補
強体1が構成され、一対の分割筒状補強体1が円
筒体を構成するように対向して配置され、対向す
る継手部材8にわたつて多数の連結用ボルトから
なる締付具9が挿通され、前記一対の分割筒状補
強体1と締付具9とにより筒状補強体4が構成さ
れている。
ンド構成材7と、バンド構成材7に固着された多
数のジベル19と、継手部材8に固着された多数
の半円形鉄筋10およびこれに固着された多数の
縦鉄筋11とにより、取付部付き鋼製分割筒状補
強体1が構成され、一対の分割筒状補強体1が円
筒体を構成するように対向して配置され、対向す
る継手部材8にわたつて多数の連結用ボルトから
なる締付具9が挿通され、前記一対の分割筒状補
強体1と締付具9とにより筒状補強体4が構成さ
れている。
第22図および第23図は、この発明の実施例
において用いられるジベル付き分割型バンド20
を示すものであつて、両端に連結用フランジ21
を備えている半円形の鋼製バンド構成材22の外
面に多数のスタツドボルトからなるジベル19が
溶接により固着され、かつ一対のバンド構成材2
2が円形を構成するように配置され、対向するバ
ンド構成材22のフランジ21はそれらにわたつ
て挿通されたボルト23により連結される。なお
このように構成されたジベル付き分割型バンド2
0は予め工場または陸上の基地で製作される。
において用いられるジベル付き分割型バンド20
を示すものであつて、両端に連結用フランジ21
を備えている半円形の鋼製バンド構成材22の外
面に多数のスタツドボルトからなるジベル19が
溶接により固着され、かつ一対のバンド構成材2
2が円形を構成するように配置され、対向するバ
ンド構成材22のフランジ21はそれらにわたつ
て挿通されたボルト23により連結される。なお
このように構成されたジベル付き分割型バンド2
0は予め工場または陸上の基地で製作される。
第1図ないし第3図は第8図および第9図に示
す分割筒状補強体1と第22図および第23図に
示すジベル付き分割型バンド20とを使用したこ
の発明の第1実施例を示すものであつて、まず第
1図および第2図に示すように、鋼管杭2に、腐
食部3よりも若干上方および腐食部3よりも若干
下方においてジベル付き分割型バンド20を嵌合
してボルト23により締付固定し、かつ下部のジ
ベル付き分割型バンド20よりも下方において鋼
管杭2の周囲に複数のブラケツト24を溶接等に
より固定し、分割型の環状底部型枠25を鋼管杭
2に嵌合すると共に前記ブラケツト24に載置
し、そのブラケツト24の先端部に設けられたス
トツパ26に環状底部型枠25の外周縁部を接触
または近接させる。
す分割筒状補強体1と第22図および第23図に
示すジベル付き分割型バンド20とを使用したこ
の発明の第1実施例を示すものであつて、まず第
1図および第2図に示すように、鋼管杭2に、腐
食部3よりも若干上方および腐食部3よりも若干
下方においてジベル付き分割型バンド20を嵌合
してボルト23により締付固定し、かつ下部のジ
ベル付き分割型バンド20よりも下方において鋼
管杭2の周囲に複数のブラケツト24を溶接等に
より固定し、分割型の環状底部型枠25を鋼管杭
2に嵌合すると共に前記ブラケツト24に載置
し、そのブラケツト24の先端部に設けられたス
トツパ26に環状底部型枠25の外周縁部を接触
または近接させる。
また一対の分割筒状補強体1を、鋼管杭2にお
ける腐食部3がある位置および上下のバンド構成
材22の全周を囲むように配置し、かつ各分割筒
状補強体1における上位の半円形鉄筋10をジベ
ル19に載置し、さらに各分割筒状補強体1にお
ける各半円形鉄筋10の両端部を溶接により結合
して円形鉄筋を構成し、また分割筒状補強体1を
ジベル19に対し溶接により固定するかまたは金
属線により結束固定する。
ける腐食部3がある位置および上下のバンド構成
材22の全周を囲むように配置し、かつ各分割筒
状補強体1における上位の半円形鉄筋10をジベ
ル19に載置し、さらに各分割筒状補強体1にお
ける各半円形鉄筋10の両端部を溶接により結合
して円形鉄筋を構成し、また分割筒状補強体1を
ジベル19に対し溶接により固定するかまたは金
属線により結束固定する。
次に第3図に示すように、上下のジベル付き分
割型バンド20およびそれらの間の鋼管杭を囲む
分割型の筒状型枠5を底部型枠25の外周側上面
に載置すると共に、その筒状型枠5の下端部を前
記ストツパ26に接触または近接させ、かつ分割
型の筒状型枠5を分離しないように、番線あるい
は金属製バンド等を巻付けて緊縛し、次いで筒状
型枠5と鋼管杭2との間に水中で硬化する水中コ
ンクリート等の硬化性充填材6を充填する。
割型バンド20およびそれらの間の鋼管杭を囲む
分割型の筒状型枠5を底部型枠25の外周側上面
に載置すると共に、その筒状型枠5の下端部を前
記ストツパ26に接触または近接させ、かつ分割
型の筒状型枠5を分離しないように、番線あるい
は金属製バンド等を巻付けて緊縛し、次いで筒状
型枠5と鋼管杭2との間に水中で硬化する水中コ
ンクリート等の硬化性充填材6を充填する。
その充填材6が硬化したのち、必要に応じ筒状
型枠5を撒去する。第4図は完成した鋼管杭の防
食補強部を示している。
型枠5を撒去する。第4図は完成した鋼管杭の防
食補強部を示している。
第5図および第6図は第10図および第11図
に示す分割筒状補強体1と第22図および第23
図に示すジベル付き分割型バンド20とを使用し
たこの発明の第2実施例を示すものであつて、一
対の分割筒状補強体1における半円形鉄筋10の
両端部が重合されて金属線27により結束連結さ
れることにより筒状補強体4が構成されている
が、その他の構成は第1実施例の場合と同様であ
り、第1実施例の場合と同様に筒状補強体4を囲
む型枠が配置されたのち、その型枠と鋼管杭2と
の間に硬化性充填材が充填される。
に示す分割筒状補強体1と第22図および第23
図に示すジベル付き分割型バンド20とを使用し
たこの発明の第2実施例を示すものであつて、一
対の分割筒状補強体1における半円形鉄筋10の
両端部が重合されて金属線27により結束連結さ
れることにより筒状補強体4が構成されている
が、その他の構成は第1実施例の場合と同様であ
り、第1実施例の場合と同様に筒状補強体4を囲
む型枠が配置されたのち、その型枠と鋼管杭2と
の間に硬化性充填材が充填される。
第2実施例の場合は、一対の分割筒状補強体1
を溶接によることなく結合して筒状補強体4を構
成することができる。
を溶接によることなく結合して筒状補強体4を構
成することができる。
なお第12図ないし第15図に示す第3例の分
割筒状補強体1を用いて筒状補強体を構成する場
合も、分割筒状補強体1の端部が溶接により結合
される。
割筒状補強体1を用いて筒状補強体を構成する場
合も、分割筒状補強体1の端部が溶接により結合
される。
第7図は第19図ないし第21図に示す筒状補
強体4を使用したこの発明の第3実施例を示すも
のであつて、一対の分割筒状補強体1が鋼管杭2
における腐食部3がある位置の全周を囲むように
配置され、かつ各分割筒状補強体1における継手
部材8が締付具9により相互に締付結合されて、
筒状補強体4が構成され、さらにそのボルト9の
締付力により各分割筒状補強体1におけるバンド
構成材7が鋼管杭2に圧着固定されている。第3
実施例の場合も、第1実施例の場合と同様に、筒
状補強体4を囲む型枠が配置されたのち、その型
枠と鋼管杭2との間に硬化性充填材が充填され
る。
強体4を使用したこの発明の第3実施例を示すも
のであつて、一対の分割筒状補強体1が鋼管杭2
における腐食部3がある位置の全周を囲むように
配置され、かつ各分割筒状補強体1における継手
部材8が締付具9により相互に締付結合されて、
筒状補強体4が構成され、さらにそのボルト9の
締付力により各分割筒状補強体1におけるバンド
構成材7が鋼管杭2に圧着固定されている。第3
実施例の場合も、第1実施例の場合と同様に、筒
状補強体4を囲む型枠が配置されたのち、その型
枠と鋼管杭2との間に硬化性充填材が充填され
る。
この発明を実施する場合、鋼製筒状補強体4は
円筒状または角筒状の何れであつてもよく、また
3個以上の分割筒状補強体を組合わせて筒状補強
体を構成してもよく、さらに締付具9としてはボ
ルトに代えて楔式締付具を使用してもよい。
円筒状または角筒状の何れであつてもよく、また
3個以上の分割筒状補強体を組合わせて筒状補強
体を構成してもよく、さらに締付具9としてはボ
ルトに代えて楔式締付具を使用してもよい。
この発明によれば、陸上の工場等において予め
製作された複数の鋼製分割筒状補強体1を、鋼管
杭2における腐食部3がある位置を囲むように配
置して、筒状補強体4を構成するので、鋼管杭2
における腐食部3がある位置を囲む鋼製筒状補強
体4を設置する場合、水中作業を少なくして容易
にかつ迅速に設置することができると共にコスト
を大巾に低減させることができ、特に鋼製分割筒
状補強体1を予め陸上の工場等において製作する
ので、高品質、高精度の鋼製分割筒状補強体1を
製作することができ、また鋼管杭の外周に当接さ
れる半円形のバンド構成材7と分割筒状の両端部
に位置する継手部材8とを備えている鋼製分割筒
状補強体1を予め陸上等で製作し、複数の分割筒
状補強体1を、鋼管杭2における腐食部3がある
位置を囲むように配置し、かつ各筒状補強体1の
継手部材8を締付具9により結合することによ
り、水中溶接等の煩雑な手段を用いることなく、
締付具により結合するという極めて簡単な手段に
より、筒状補強体4を容易にかつ迅速に組立構成
することができ、しかも筒状補強体4を組立てる
ボルト9を利用して、各分割筒状補強体1を鋼管
杭2の所定位置に圧着固定できるので、筒状補強
体4の組立および鋼管杭2に対する固定作業を容
易かつ迅速に行なうことができる等の効果が得ら
れる。
製作された複数の鋼製分割筒状補強体1を、鋼管
杭2における腐食部3がある位置を囲むように配
置して、筒状補強体4を構成するので、鋼管杭2
における腐食部3がある位置を囲む鋼製筒状補強
体4を設置する場合、水中作業を少なくして容易
にかつ迅速に設置することができると共にコスト
を大巾に低減させることができ、特に鋼製分割筒
状補強体1を予め陸上の工場等において製作する
ので、高品質、高精度の鋼製分割筒状補強体1を
製作することができ、また鋼管杭の外周に当接さ
れる半円形のバンド構成材7と分割筒状の両端部
に位置する継手部材8とを備えている鋼製分割筒
状補強体1を予め陸上等で製作し、複数の分割筒
状補強体1を、鋼管杭2における腐食部3がある
位置を囲むように配置し、かつ各筒状補強体1の
継手部材8を締付具9により結合することによ
り、水中溶接等の煩雑な手段を用いることなく、
締付具により結合するという極めて簡単な手段に
より、筒状補強体4を容易にかつ迅速に組立構成
することができ、しかも筒状補強体4を組立てる
ボルト9を利用して、各分割筒状補強体1を鋼管
杭2の所定位置に圧着固定できるので、筒状補強
体4の組立および鋼管杭2に対する固定作業を容
易かつ迅速に行なうことができる等の効果が得ら
れる。
第1図ないし第4図はこの発明の第1実施例を
示すものであつて、第1図はジベル付き分割型バ
ンドと鋼製筒状補強体と底部型枠とをセツトした
状態を示す一部縦断側面図、第2図はその横断平
面図、第3図は型枠と鋼管杭との間に硬化性充填
材を打設した状態を示す縦断側面図、第4図は完
成した防食補強部を示す側面図である。第5図は
この発明の第2実施例を示す一部縦断側面図、第
6図はその横断平面図、第7図はこの発明の第3
実施例を示す一部縦断側面図である。第8図およ
び第9図はこの発明の実施例において用いられる
第1例の鋼製分割筒状補強体を示すものであつ
て、第8図は側面図、第9図は平面図である。第
10図および第11図はこの発明の実施例におい
て用いられる第2例の鋼製分割筒状補強体を示す
ものであつて、第10図は側面図、第11図は平
面図である。第12図ないし第15図はこの発明
の実施例において用いられる第3例の鋼製分割筒
状補強体を示すものであつて、第12図は側面
図、第13図は平面図、第14図は第12図のA
−A線断面図、第15図は第12図のB−B線断
面図である。第16図ないし第18図はこの発明
の実施例において用いられる第4例の鋼製分割筒
状補強体を示すものであつて、第16図は側面
図、第17図は平面図、第18図は第16図のC
−C線断面図である。第19図ないし第21図は
この発明の実施例において用いられる鋼製筒状補
強体を示すものであつて、第19図は側面図、第
20図は平面図、第21図は第19図のD−D線
断面図である。第22図および第23図は、この
発明の実施例において用いられるジベル付き分割
型バンドを示すものであつて、第22図は平面
図、第23図は正面図である。第24図は海洋・
港湾構造物における鋼管杭の腐食部の位置を示す
側面図である。 図において、1は鋼製分割筒状補強体、2は鋼
管杭、3は腐食部、4は筒状補強体、5は型枠、
6は硬化性充填材、7はバンド構成材、8は継手
部材、9は締付具、10は半円形鉄筋、11は縦
鉄筋、12はフツク形アンカー、13および14
は端部補強材、16は中間補強材、18はスペー
サ、19はジベル、20はジベル付き分割型バン
ド、24はブラケツト、25は環状底部型枠、2
7は金属線である。
示すものであつて、第1図はジベル付き分割型バ
ンドと鋼製筒状補強体と底部型枠とをセツトした
状態を示す一部縦断側面図、第2図はその横断平
面図、第3図は型枠と鋼管杭との間に硬化性充填
材を打設した状態を示す縦断側面図、第4図は完
成した防食補強部を示す側面図である。第5図は
この発明の第2実施例を示す一部縦断側面図、第
6図はその横断平面図、第7図はこの発明の第3
実施例を示す一部縦断側面図である。第8図およ
び第9図はこの発明の実施例において用いられる
第1例の鋼製分割筒状補強体を示すものであつ
て、第8図は側面図、第9図は平面図である。第
10図および第11図はこの発明の実施例におい
て用いられる第2例の鋼製分割筒状補強体を示す
ものであつて、第10図は側面図、第11図は平
面図である。第12図ないし第15図はこの発明
の実施例において用いられる第3例の鋼製分割筒
状補強体を示すものであつて、第12図は側面
図、第13図は平面図、第14図は第12図のA
−A線断面図、第15図は第12図のB−B線断
面図である。第16図ないし第18図はこの発明
の実施例において用いられる第4例の鋼製分割筒
状補強体を示すものであつて、第16図は側面
図、第17図は平面図、第18図は第16図のC
−C線断面図である。第19図ないし第21図は
この発明の実施例において用いられる鋼製筒状補
強体を示すものであつて、第19図は側面図、第
20図は平面図、第21図は第19図のD−D線
断面図である。第22図および第23図は、この
発明の実施例において用いられるジベル付き分割
型バンドを示すものであつて、第22図は平面
図、第23図は正面図である。第24図は海洋・
港湾構造物における鋼管杭の腐食部の位置を示す
側面図である。 図において、1は鋼製分割筒状補強体、2は鋼
管杭、3は腐食部、4は筒状補強体、5は型枠、
6は硬化性充填材、7はバンド構成材、8は継手
部材、9は締付具、10は半円形鉄筋、11は縦
鉄筋、12はフツク形アンカー、13および14
は端部補強材、16は中間補強材、18はスペー
サ、19はジベル、20はジベル付き分割型バン
ド、24はブラケツト、25は環状底部型枠、2
7は金属線である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 予め製作された複数の鋼製分割筒状補強体1
を、鋼管杭2における腐食部3がある位置を囲む
ように配置して、筒状補強体4を構成し、その筒
状補強体4を囲む型枠5を配置したのち、その型
枠5と鋼管杭2との間に硬化性充填材6を充填す
ることを特徴とする鋼管杭の防食補強方法。 2 鋼管杭2の外周に当接される分割筒状のバン
ド構成材7と分割筒状の両端部に位置する継手部
材8とを備えている鋼製分割筒状補強体1を予め
陸上等で製作し、複数の分割筒状補強体1を、鋼
管杭2における腐食部3がある位置を囲むように
配置し、かつ各分割筒状補強体1の継手部材8を
締付具9等により結合して筒状補強体4を構成す
ると共に、その締付具9等の締付力により前記バ
ンド構成材7を鋼管杭2に圧着固定し、次に前記
筒状補強体4を囲む型枠5を配置したのち、その
型枠5と鋼管杭2との間に硬化性充填材6を充填
することを特徴とする鋼管杭の防食補強方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14049284A JPS6121234A (ja) | 1984-07-09 | 1984-07-09 | 鋼管杭の防食補強方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14049284A JPS6121234A (ja) | 1984-07-09 | 1984-07-09 | 鋼管杭の防食補強方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6121234A JPS6121234A (ja) | 1986-01-29 |
JPH0156220B2 true JPH0156220B2 (ja) | 1989-11-29 |
Family
ID=15269877
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14049284A Granted JPS6121234A (ja) | 1984-07-09 | 1984-07-09 | 鋼管杭の防食補強方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6121234A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0227016A (ja) * | 1988-07-15 | 1990-01-29 | Fujita Corp | 場所打ち杭の防蝕工法 |
-
1984
- 1984-07-09 JP JP14049284A patent/JPS6121234A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6121234A (ja) | 1986-01-29 |
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