JPH0148416B2 - - Google Patents

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JPH0148416B2
JPH0148416B2 JP59046218A JP4621884A JPH0148416B2 JP H0148416 B2 JPH0148416 B2 JP H0148416B2 JP 59046218 A JP59046218 A JP 59046218A JP 4621884 A JP4621884 A JP 4621884A JP H0148416 B2 JPH0148416 B2 JP H0148416B2
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hydraulic
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oil passage
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Daikin Manufacturing Co Ltd
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    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
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    • F16D25/06Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は回転軸内を作動油などを搬送する際に
使用される液体搬送装置に関する。
(従来技術) 第1図に示すように、作動油などの搬送を兼ね
た一般的な回転軸において、回転軸11内に長手
方向の液体通路12を複数本設ける場合には回転
中心O1−O1から偏心した位置に設けられる。
そして液体通路12を回転軸11の外周側に開口
させる場合には、各液体通路12から放射状に外
周側へ向けて放射通路13が設けられる。
従つて上記構成では回転軸11が回転した場合
には、その遠心力を受けて放射通路13内の液体
が外方に排出されてしまうばかりでなく、液体通
路12内の液体も放射通路13を介して排出され
てしまう。従つて上記一般的な回転軸11を例え
ば油圧クラツチに採用した場合には、次のような
不具合が発生する。
高速回転する油圧クラツチにおいては、クラツ
チOFF(切断)時にクラツチピストンをリターン
用のスプリングだけで戻すことは構造上及びスペ
ース上困難であり、残圧を無くすために残油排出
用弁などの機構が採用されている。従つて上記回
転軸11を採用した油圧クラツチではピストン油
圧室内だけでなく液体通路12、放射通路13内
の作動油もほとんど排出されてしまうこととな
り、その結果クラツチON(接続)時のタイムラ
グが長くなるという不具合が発生する。
(発明の目的) 回転軸内の液体が遠心力によつて全部排出され
てしまうことのないようにして、例えば油圧クラ
ツチ等に液体通路を有する回転軸を使用した場合
に作動のタイムラグが長くなるのを防止する。
(発明の構成) 本発明は、回転軸内の回転中心に対し偏心した
位置に回転軸の長手方向に延びる液体通路を設
け、上記液体通路から回転軸の回転中心を通過し
て回転軸の外周に開口する放射通路を設けること
により、上記液体通路内の液体が回転軸の遠心力
によつて放射通路から排出されないようにしたこ
とを特徴とする回転軸の液体搬送装置である。
(実施例) 第2図(矢印Fが前方)は本発明による液体搬
送装置を、一例として2つの多板クラツチ機構が
併設された油圧クラツチに採用した場合を示して
いる。第2図において、図示しないエンジン側に
連結される中央の入力軸20はボールベアリング
21によつて中心線O2−O2を中心に回転する
ように支持されている。入力軸20には仮想線A
−Aを中央にして略対称に2つの多板クラツチ
C、多板クラツチDが設けられている。前側の多
板クラツチCにおいて、クラツチカバー22は入
力軸20の外周部に固定されており、前方に向い
開くカツプ状に形成されている。クラツチカバー
22の円筒部22′に形成された中心線O2−O
2方向の多数条の割溝23には環状のドライブプ
レート24の外周部が中心線O2−O2方向摺動
自在に係合している。ドライブプレート24は複
数枚配置されており、前端部のドライブプレート
24′は特に厚く形成されるとともにクラツチカ
バー22に固定されたスナツプリング25によつ
て前方への移動が制限されている。各ドライブプ
レート24間には環状のドリブンプレート26が
それぞれ配置され、各ドリブンプレート26の内
周部は筒軸27の外周部に形成されたスプライン
に中心線O2−O2方向摺動自在に係合してい
る。
筒軸27は入力軸20に回転自在に同心に嵌合
しており、前端外周部には出力ギア28を有して
いる。筒軸27は入力軸20の外周部に固定され
たスナツプリング30によつて中心線O2−O2
方向の移動が制限されており、筒軸27の後部内
周側に形成された凹部内には入力軸20の外周に
嵌合するリターンスプリング31が挿入されてい
る。リターンスプリング31は前端が入力軸20
に固定のスナツプリング30に当接しており、後
端がピストン32の内周部に当接している。
ピストン32は環状の部材であり、内周側が液
密性を保持して入力軸20に同心に嵌合し、外周
側が円筒部22′に液密性を保持して嵌合すると
ともに、中心線O2−O2方向に摺動自在となつ
ている。又クラツチカバー22の壁部39側のピ
ストン32内周部には環状の凹部が形成され、こ
れによつて油圧室33が構成されている。ピスト
ン32の外周部は中心線O2−O2方向に厚く形
成されており、後端のドライブプレート24に当
接しうるようになつている。又ピストン32の外
周部内には中心線O2−O2方向の通路35が形
成され、油圧室33を外部に連通しうるようにな
つている。通路35の後半部は後方に向い開く形
状に形成されており、球体36が嵌込まれるとと
もに球体36の抜止めのため中心に孔を有するボ
ール保持部材37が嵌合固定されている。通路3
5の前端はピストン32の前端面に形成された溝
38に開口しており、ピストン32がドライブプ
レート24に圧接した状態でも通路35が外部に
連通するようになつている。一方入力軸20内に
は油圧室33に油圧を供給するための作動油路4
0が設けられている。作動油路40は入力軸20
の長手方向に延在し、中心線O2−O2から偏心
した位置に平行に配置されている。作動油路40
の前端部と油圧室33を連通する作動油路41は
直径方向に形成されている。作動油路40の後端
はプラグ42によつて閉塞されており、作動油路
40の後部から中心線O2−O2を通り直径方向
に入力軸20の外周面に開口する作動油路43が
入力軸20内に形成されている。又作動油路43
の外周側端部には環状の溝44が形成されてい
る。
多板クラツチDは多板クラツチCに対し仮想線
A−Aを中央に対称に配置され、多板クラツチC
と略同一の構造を有している。第2図では多板ク
ラツチDにおいて多板クラツチCと対応する部材
には、同一符号に「a」を付してある。なお油圧
室33aに油圧を供給するための作動油路45は
作動油路40と同様に入力軸20の長手方向に延
在し、中心線O2−O2から偏心した位置に平行
に配置されている。作動油路45の前端部と油圧
室33aを連通する作動油路46は中心線O2−
O2を通り入力軸20の直径方向に形成されてい
る。作動油路45の後端はプラグ47によつて閉
塞されており、作動油路45の後部から中心線O
2−O2を通り入力軸20の外周面に開口する作
動油路48が入力軸20内に形成されている。又
作動油路48の外周側端部には環状の溝49が形
成されている。
更に入力軸20内には中心線O2−O2と平行
でかつ中心線O2−O2から偏心した潤滑油路5
1が設けられている。潤滑油路51は所定の部材
に潤滑油を供給するための通路であり、後端が入
力軸20の後端面に開口している。潤滑油路51
から半径方向外方に分岐して入力軸20の外周面
に開口する各潤滑油路52は、それぞれ入力軸2
0と筒軸27,27aとの間に介在するブツシユ
53,53a及びターンスプリンタ31,31a
部分に開口している。
なお各作動油路40,45、作動油路41,4
6、潤滑油路51及び潤滑油路52は、それぞれ
第3図のように配置されている。作動油路40,
45、潤滑油路51は中心線O2−O2を中心と
する同一円周上にその中心を有しており、円周方
向等間隔に配置されている。作動油路41は作動
油路40から中心線O2−O2を通り直線的に入
力軸20の外周面に開口し、又作動油路46は作
動油路45から中心線O2−O2を通り直線的に
入力軸20の外周面に開口している。潤滑油路5
2は潤滑油路51から入力軸20の半径方向外方
に延びて入力軸20の外周面に開口している。
次に作動を説明する。第2図では両多板クラツ
チC,DはOFF状態にあり、入力軸20が回転
しても出力ギア28,28aには出力されない。
なお潤滑のため潤滑油路51及び潤滑油路52を
介して潤滑油は常時供給されている。
ここで作動油路40及び作動油路41を介して
油圧室33に油圧を供給すると、その圧力によつ
てピストン32はF方向に摺動し、ドライブプレ
ート24に押圧することによつてドライブプレー
ト24とドリブンプレート26とが圧接状態とな
る。その結果入力軸20のトルクはクラツチカバ
ー22、ドライブプレート24、ドリブンブレー
ト26、筒軸27を介して出力ギア28に出力さ
れる。又球体36は油圧室33内の油圧によつて
前方に移動し、ピストン32に圧接して通路35
を閉塞状態にするので、油圧室33内の油圧は保
持されている。多板クラツチCをOFFするため
作動油路40への油圧の供給を停止すると油圧室
33内の圧力は低下する。すると球体36は遠心
力によつて僅かに半径方向外方に移動し、通路3
5を連通状態にする。その結果油圧室33内の作
動油はボール保持部材37、通路35、溝38を
介して外部に排出され、油圧室33内の内圧は完
全に解除されてピストン32はリターンスプリン
グ31によつて逆F方向に摺動する。これにより
ピストン32のドライブプレート24に対する圧
接状態が解かれ、多板クラツチCはOFF状態と
なる。
油圧室33内の作動油が通路35を介して外部
に排出されると作動油路41内の作動油も同時に
遠心力により排出されるが、作動油路40及び作
動油路41内の作動油のうち第2図の中心線O2
−O2よりも上方にある部分は遠心力によつて第
2図の上方側に付勢されているため、油圧室3
3、通路35を介して外部に排出されてしまうこ
とはない。
次に多板クラツチCをONするため作動油路4
0に油圧を供給すると、作動油路40内及び作動
油路41の一部には予め作動油が残つているため
油圧室33内が早期に充満される。その結果多板
クラツチCの作動は迅速になり、作動操作開始時
から実際に多板クラツチCが作動してON状態に
なる迄の間のタイムラグは短い。
一方多板クラツチDは作動油路45から油圧を
供給することによつて、多板クラツチCと同様に
作動する。又多板クラツチDでもOFF状態にす
るため作動油路45へ油圧の供給を停止すると、
球体36aの遠心力による移動によつて通路35
aが開通し、油圧室33a内の作動油が外部に排
出される。又同時に作動油路46内の作動油の一
部も排出されるが、多板クラツチCと同様に第2
図の中心線O2−O2よりも下方にある作動油路
46の一部分と作動油路45内の作動油は遠心力
によつて第2図の下方側に付勢されているため、
外部に排出されてしまうことはない。従つて多板
クラツチDにおいても多板クラツチCと同様、
ONするため作動油路45に油圧を供給すると、
作動油路45内及び作動油路46の一部には予め
作動油が残つているため油圧室33a内が早期に
充満される。その結果多板クラツチDの作動は迅
速になり、作動操作開始時から実際に多板クラツ
チDが作動してON状態になる迄の間のタイムラ
グは短い。
(発明の効果) 回転軸(例えば入力軸20)内の回転中心O2
−O2に対し偏心した位置に回転軸の長手方向に
延びる液体通路(例えば作動油路40,45)を
設け、上記液体通路から回転軸の回転中心を通過
して回転軸の外周に開口する放射通路(たとえば
作動油路41,46)を設けることにより、上記
液体通路内の液体が回転軸の遠心力によつて放射
通路から排出されないようにしたので; (a) 回転軸内の液体が遠心力によつて全部排出さ
れてしまうことが無くなり、例えば油圧クラツ
チ等に液体通路を有する回転軸を使用した場合
に作動のタイムラグが長くなるのを防止するこ
とが出来るようになる。
(b) 又換言すれば、タイムラグを短くするために
作動油の流量を増す必要がないことから、作動
油の流速を大きくする必要がなく、クラツチ接
続時などのシヨツクを軽減することができる。
(別の実施例) (a) 第4図に示すように、作動油路41、作動油
路46、を直線でない形状に形成してもよい。
60はプラグである。
(b) もちろん本発明による回転軸の液体搬送装置
は、上記実施例に限られることはなく、回転軸
内を作動油などの液体を通過させる必要のある
分野であれば何にでも採用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の回転軸の液体搬送装置の縦断面
図、第2図は本発明による回転軸の液体搬送装置
を油圧クラツチの入力軸に採用した場合を示す縦
断面図、第3図は第2図の−断面部分図、第
4図は別の実施例の縦断面部分図である。20…
入力軸(回転軸の一例)、40,45…作動油路
(液体通路の一例)、41,46…作動油路(放射
通路の一例)、O2−O2…回転中心。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 回転軸内の回転中心に対し偏心した位置に回
    転軸の長手方向に延びる液体通路を設け、上記液
    体通路から回転軸の回転中心を通過して回転軸の
    外周に開口する放射通路を設けることにより、上
    記液体通路内の液体が回転軸の遠心力によつて放
    射通路から排出されないようにしたことを特徴と
    する回転軸の液体搬送装置。
JP59046218A 1984-03-09 1984-03-09 回転軸の液体搬送装置 Granted JPS60192129A (ja)

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JP59046218A JPS60192129A (ja) 1984-03-09 1984-03-09 回転軸の液体搬送装置
KR1019850001410A KR870001181B1 (ko) 1984-03-09 1985-03-06 회전축의 액체 반송 장치
DE19853508375 DE3508375A1 (de) 1984-03-09 1985-03-08 Fluessigkeitstraegereinrichtung

Applications Claiming Priority (1)

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JP59046218A JPS60192129A (ja) 1984-03-09 1984-03-09 回転軸の液体搬送装置

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JPS60192129A JPS60192129A (ja) 1985-09-30
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JPS60192129A (ja) 1985-09-30
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