JPH0144642Y2 - - Google Patents

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JPH0144642Y2
JPH0144642Y2 JP7435084U JP7435084U JPH0144642Y2 JP H0144642 Y2 JPH0144642 Y2 JP H0144642Y2 JP 7435084 U JP7435084 U JP 7435084U JP 7435084 U JP7435084 U JP 7435084U JP H0144642 Y2 JPH0144642 Y2 JP H0144642Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] この考案はブレースレス金具に係り、主に木造
建築の土台と柱、或いは梁と柱等を固定するブレ
ースレス金具に関するものである。
[考案の技術的背景とその問題点] 従来より、木造建築の壁体等の補強に際し、木
製の筋違の替わりに壁枠の角部に取付ける金属製
の筋違具は公知のものである。例えば、実公昭58
−51292号公報においては、水平辺と垂直辺及び
斜辺とを直角に曲設すると共に、角隅部を溶着し
て三角形の筐型に形成した支持板に於ける水平辺
の端部に外方へ直角に垂辺を設け、垂直辺の上端
部に直角に外方へ袖辺を設けた筋違板が開示され
ているが、垂辺及び袖辺を柱の側面に当接させな
ければならず、真壁の下地等に使用すると壁体完
成時にこの垂辺及び袖辺が表出してしまうのでこ
のような構造には利用できないものであつた。ま
た、この筋違板の装着は、各部に開穿してある取
付孔に釘を打ち込むことによつて固定させるか
ら、釘を打設する衝撃で柱や梁の固定位置に狂い
が生じ易く、しかも釘のみによる固定では筋違板
自体を強固に固定することが難かしいものであつ
た。一方、実公大13−2792号公報においては、四
辺形の金属板をその対角線より折り返して2重の
腹桁とし、各辺を外方に直角に屈曲して突縁と成
した金具が開示されている。ところが、この金具
による1枚の金属板を折曲して腹桁と突縁とを形
成するものなので、腹桁と突縁とが連続する折曲
部が極めて弱く、筋違の替わりとして用いること
ができないものであつた。したがつて、この金具
を壁下地に使用する際には従来の木製筋違を併用
しなければならないものであつた。更に、昨今の
建築業界においては新しい建築用材が日々提供さ
れており、木造建築だけでなく軽量鉄筋コンクリ
ートによる、所謂プレハブ施工等も盛んになつて
いることに鑑みるに、このような筋違金具におい
ても異なつた施工に対応できる汎用性が要求され
ている。
[考案の目的] そこでこの考案は上述の欠点に鑑み、更には従
来からの要求に応えるべく案出されたもので、極
めて強力に装着固定することができ、しかも耐久
性に富み、あらゆる方向から加わる荷重に対して
も変形を防止し、更には装置作業が頗る容易なブ
レースレス金具の提供とするものである。
[考案の概要] 上述した目的を達成すべくこの考案は、帯状板
体を長手中央から直角に屈曲して所定の柱と該柱
に直交する横架材とに夫々当接せしめる一対の当
接片を形成し、各当接片の中央部にボルト孔を開
穿すると共に、当接片夫々の先端部近傍に複数個
の釘孔を開穿した枠体と、各当接片の内側面夫々
を長手方向に沿つて二分する位置に自身の略直交
した側縁を溶着する平面直角三角形状を成した補
強板とを形成し、該補強板の溶着する各側縁の中
央部を切欠いて、前記ボルト孔から突出するボル
ト先端に所定のナツトをネジ止めせしめるネジ装
着口を夫々形成したことを要旨とするものであ
る。
[考案の実施例] 以下、図面を参照してこの考案の実施例を詳細
に説明する。
図に示す符号1は枠体であり、帯状の金属板体
を長手中央から直角に屈曲して所定の柱Aと該柱
Aに直交する横架材とに夫々当接せしめる一対の
当接片2を形成してある。ここで云う横架材と
は、梁Bや土台C、或いは桁等を総称するものと
する。また、このとき枠体1を形成する板体とし
て、厚さ3.2mm、幅4.5mmの鋼板を300mm乃至700mm
の長さで使用することを予定している。そして、
各当接片2の中央部にボルト孔3を開穿すると共
に、当接片2夫々の先端部近傍に複数個の釘孔4
を開穿してある。ボルト孔3は、柱Aを貫通する
大きさのボルト7を挿脱自在にさせる程度に開穿
し、また、釘孔4は、各当接片2の夫々先端部分
において、後述する補強板5の両脇に夫々2個づ
つ並設したものを図示してあるが、釘孔4の数は
適宜に増減できるものとする。
更に符号5は補強板を示し、平面三角形状の板
体から成り、前記枠体1の屈曲面を長手方向に沿
つて二分する位置に自身の側縁を溶着するもので
あり、溶着する各側縁の中央を切欠いてネジ装着
口6を形成し、前記枠体1のボルト7から突出す
るボルト7先端に所定のナツト8をネジ止めさせ
てある。また補強板5の材質は枠体1の材質と同
様の鋼板を使用してある。図示例のネジ装着口6
は、略半円形状を成しているが、この例に限ら
ず、例えば長円形状やその他の形状に切欠いても
構わないものであり、要は、ボルト7先端にナツ
ト8をネジ止めする際にスパナ等の工具を用いて
装着できれば良いものである。
次にこの考案の使用例を説明すると、第1図に
示す如く柱Aと梁Bとの交叉部分に火打金物とし
て使用する他、第3図に示す真壁や大壁(図示せ
ず)等の壁を形成する際の筋違の替わりとして使
用するものである。また、図示していないがこの
他の使用例として、所謂プレハブ施工の際の梁受
けとしたり、或いは柱や桁等を組立てる際に、水
平や垂直の見合に際しても使用できる。
その上更に、出窓や倉庫等の入口等のコーナー
に用いることで開口部分を広く形成することも可
能である。
尚、図中に示す符号Cは土台、Dは基礎、Eは
間柱、Fは貫、Gはまぐさ、Hは窓台である。
[考案の効果] この考案は上述の如く構成したことにより、極
めて強力に装着固定することができ、しかも耐久
性に富みあらゆる方向から加わる荷重に対しても
変形を防止し、更には装着作業が頗る容易になる
ものである。
すなわち、枠体1屈曲面を長手方向に二分する
位置に補強板5の側縁を溶着してあるから、補強
板5の板面が常にこの考案金具の芯を指し示すも
のになり、所定の柱A等に装着する際には、この
補強板5を基準にして装着位置を容易に決定でき
る。したがつて、特に真壁形成の施工の際には、
所定の柱Aや梁B等に墨打ちされた芯に補強板5
の側縁が重なるように設置するのみで正確な位置
に装着されることになる。しかも、真壁完成時に
おいてはこの考案金具が壁体の中に埋設されて目
に触れなくなり、外観を損なわずに済む。また、
真壁施工に限らず大壁等の施工に際しても容易に
用いることができることは云うまでもない。
更に、枠体1は各当接片2の中央にボルト孔3
を開穿してあり、一方、補強板5にはネジ装着口
6を形成してあるので、柱A等に貫通させたボル
ト7をボルト孔3に挿通させて固定することがで
きる。また、当接片2夫々の共端部近傍に複数個
の釘9を開穿してあることから、この考案金具の
固定力が更に強力なものになり、しかも固定時に
装着位置を狂わせずに済む。すなわち、あらかじ
めボルト7によつて強固に固定した後に複数本の
釘9を打ち込んで更に補強できるので、釘9打設
時の衝撃によつて装着位置が狂う惧れがない。
また、当接片2は帯状の板体を直角に屈曲して
形成し、この板面の長手方向に二分する位置に平
面直角三角形状を成した補強板5を溶着してある
から、当接片2全体を平均に補強することにな
り、この考案金具にあらゆる方向から荷重が掛つ
ても充分な耐久性を有し、変形を防止できる。こ
れらのことから、この考案金具を壁下地やその他
の補強部分に用いた場合には、この考案金具のみ
で壁体等の補強が充分できることとなり、従来用
いられていた筋違は全く不要になる。したがつ
て、建築構造上、筋違の補強が必要な場所、例え
ば、窓やその他の開口部を設けたい場所等にこの
考案金具を用いることによつて、充分な補強をす
ると同時に開口部を大きく開けることが可能にな
る。
更に、枠体1及び補強板5は何れも板体を切欠
き或いは折曲して容易に形成することが可能であ
り、しかもこれらを溶着することでこの考案金具
が製造できるから、製造工程が少なくて済む。
このようにこの考案によれば、極めて強力に装
着固定することができ、しかもあらゆる方向から
掛る荷重に対しても充分な耐久性を有し、更には
装着作業が頗る容易になる等といつた実用上有益
な種々の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示すもので、第1図
はこの考案の使用状態を示す斜視図、第2図は補
強板がわから見た側面図、第3図は窓に使用した
状態を示す正面図、第4図は真壁の壁下地に使用
した状態を示す斜視図である。 1……枠体、2……当接片、3……ボルト孔、
4……釘孔、5……補強板、6……ネジ装着口、
7……ボルト、8……ナツト、9……釘、10…
…座金、11……溶着部、A……柱、B……針、
C……土台、D……基礎、E……間柱、F……
貫、G……まぐさ、H……窓台。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 帯状板体を長手中央から直角に屈曲して所定の
    柱と該柱に直交する横架材とに夫々当接せしめる
    一対の当接片を形成し、各当接片の中央部にボル
    ト孔を開穿すると共に、当接片夫々の先端部近傍
    に複数個の釘孔を開穿した枠体と、各当接片の内
    側面夫々を長手方向に沿つて二分する位置に自身
    の略直交した側縁を溶着する平面直角三角形状を
    成した補強板とを形成し、該補強板の溶着する各
    側縁の中央部を切欠いて、前記ボルト孔から突出
    するボルト先端に所定のナツトをネジ止めせしめ
    るネジ装着口を夫々形成したことを特徴とするブ
    レースレス金具。
JP7435084U 1984-05-21 1984-05-21 ブレ−スレス金具 Granted JPS60187204U (ja)

Priority Applications (1)

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JP7435084U JPS60187204U (ja) 1984-05-21 1984-05-21 ブレ−スレス金具

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JP7435084U JPS60187204U (ja) 1984-05-21 1984-05-21 ブレ−スレス金具

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Publication Number Publication Date
JPS60187204U JPS60187204U (ja) 1985-12-11
JPH0144642Y2 true JPH0144642Y2 (ja) 1989-12-25

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