JPH0143554B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0143554B2 JPH0143554B2 JP57010913A JP1091382A JPH0143554B2 JP H0143554 B2 JPH0143554 B2 JP H0143554B2 JP 57010913 A JP57010913 A JP 57010913A JP 1091382 A JP1091382 A JP 1091382A JP H0143554 B2 JPH0143554 B2 JP H0143554B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- serine
- racemase
- cells
- enzyme activity
- activity
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Enzymes And Modification Thereof (AREA)
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
Description
本発明は、セリンをラセミ化する酵素であるセ
リン・ラセマーゼを含有するシユードモナス・プ
チダ(Pseudmonas putida)またはアエロモナ
ス・プンクタータ・サブスピプーシーズ・キヤビ
エ(Aeromonas punctata subsp.caviae)に属
する微生物菌体を、40〜60℃で例えば10〜30分間
処理することによつて菌体内に含まれるセリン・
ラセマーゼの活性を低下させることなく副反応で
あるセリン分解酵素活性だけを抑制する菌体内セ
リン分解酵素活性の抑制方法に関するものであ
る。 近年、L−セリンは医薬用のみならず、L−ト
リプトフアン合成の原料として世の注目を集める
に至り、工業的規模による安価な生産の期待が高
まつてきている。L−セリンを生産する方法とし
て、いわゆる発酵法による方法が知られている
が、蓄積量、収率、精製、廃液処理などに問題が
あり、安価な工業的生産方法には至つていない。
これに代つて、有機合成的にDL−セリンを合成
し、L−トリプトフアンの酵素的生産方法の原料
としてインドールとL−セリンの代りにDL−セ
リンを使用し、酵素としてトリプトフアン・シン
セターゼとセリン・ラセマーゼとを用いる方法が
あるが、この場合は残つたD−セリンを順次ラセ
ミ化して最終的には全てL−セリンに変える必要
がある。このようにD−またはL−セリンをラセ
ミ化する酵素がセリン・ラセマーゼであり、シユ
ードモナス属またはアエロモナス属に属する微生
物の菌体内に大量に生産される。本酵素は菌体内
に生産されるので菌体そのものを酵素源として利
用するのが工業的見地から有利であるが、該菌体
はセリン・デヒドラターゼ、スレオニン・デヒド
ラターゼなどのセリンを分解する酵素をも含んで
いるので、トリプトフアン合成反応中に原料であ
るセリンが同時に分解され、対セリン反応収率が
低下するという大きな問題があつた。 従来、トリプトフアン合成反応中のセリンの分
解を抑制する方法として該反応液にアンモニウム
イオンを添加する方法が知られているが、この方
法は反応終了後の精製工程に負荷がかかるという
欠点を有しており、実用的により有利な方法が望
まれていた。 本発明者らは、反応液中に化学物質を添加する
ことなく、セリン・ラセマーゼ含有菌体を物理的
に処理することにより、その酵素活性の低下がな
くて、セリン分解酵素活性のみを低下させる方法
を種々検討した結果、該菌体培養液または集菌し
て得られた湿菌体を40°〜60℃で加熱処理した場
合、セリン・ラセマーゼの活性を保持したまま、
セリン分解酵素活性を著しく低下させ得ることを
見出し、本発明を完成した。 本発明に使用するセリン・ラセマーゼを菌体内
に多量に生産する微生物としては、シユードモナ
ス・プチダおよびアエロモナス・プンクタータ・
サブスピーシーズ・キヤビエが用いられる。加熱
処理に供する菌体は、菌体培養液でも良いし、集
菌して得られる湿菌体を緩衡液に懸濁させたもの
でも良いし、更に湿菌体そのものでも良い。 加熱処理時のPHは特に制限はないが、4〜10の
範囲が好ましい。加熱時間はそれぞれ40〜60℃で
通常5〜30分間、好ましくは10〜30分間、更に好
ましくは50〜60℃で5〜15分間程度である。加熱
処理温度と時間の関係は、処理温度が高ければ短
時間で処理し、逆に処理温度が低くければ長時間
処理することが好ましい。 何故ならば、セリン分解酵素活性は処理温度が
高ければ高いほど、処理時間が長ければ長いほど
失活し易いが、セリン・ラセマーゼもまた、同様
の傾向を示すからである。 本発明の方法によれば、菌体内に含まれるセリ
ン・ラセマーゼの活性を低下させることなく、セ
リン分解酵素活性のみを低下させ得るので、本発
明の方法による菌体をトリプトフアンの合成に使
用すれば、反応液中に化学物質を添加することな
くセリンに対する反応収率を向上させることがで
きるので、本発明はL−トリプトフアンの酵素的
工業生産に大いに貢献し得る。 以下、実施例により本発明を更に詳細に説明す
る。 実施例 1 セリン・ラセマーゼ生産菌であるシユードモナ
ス・プチダIFO12996を500mlの坂口フラスコ中の
第1表に示す組成の培地100mlに接種し、30℃で
24時間振盪しながら培養した。培養終了後、遠心
分離機で集菌し、乾燥菌体濃度が40g/になる
ように、培養液で希釈した。この菌体懸濁液
を、第4表に示す処理、処理時間で加熱処理した
後遠心集菌して該加熱処理菌体のセリン分解能お
よびセリン・ラセマーゼ活性を測定した。セリン
分解能は第2表に示した反応組成液40mlを30℃24
時間振盪させた後の残セリン量を測定することに
よつて求め、セリン・ラセマーゼ活性は第3表に
示した活性測定用反応液を35℃で2時間反応さ
せ、生成したL−トリプトフアンの量を液体クロ
マトグラフイーで測定し、酵素活性は単位時間、
単位菌体量当りのL−トリプトフアン生成量で表
示した。得られた結果を第4表に示した。 第1表 エールリツヒ肉エキス 10g ポリペプトン 10g NaCl 5g 蒸溜水で1に希釈して使用(PH6.8) 第2表 DL−セリン 60g ピリドキサールリン酸 0.01g 菌体量(乾燥菌体換算) 8.5g 蒸溜水で1に希釈して使用(PH8.5) 第3表 (重量%) インドール 2% D−セリン 1.8% トリトンX−100 5% ピリドキサールリン酸 0.001% シユードモナス・プチダ IFO12996菌体量(乾
燥菌体換算) 0.02% エツシエリヒア・コリ MT10242(FERM BP−
20) 菌体量(乾燥菌体換算)註) 0.2% PH 8.5 (註)酵素活性は5.0〔gTrp./g.cell.hr〕
リン・ラセマーゼを含有するシユードモナス・プ
チダ(Pseudmonas putida)またはアエロモナ
ス・プンクタータ・サブスピプーシーズ・キヤビ
エ(Aeromonas punctata subsp.caviae)に属
する微生物菌体を、40〜60℃で例えば10〜30分間
処理することによつて菌体内に含まれるセリン・
ラセマーゼの活性を低下させることなく副反応で
あるセリン分解酵素活性だけを抑制する菌体内セ
リン分解酵素活性の抑制方法に関するものであ
る。 近年、L−セリンは医薬用のみならず、L−ト
リプトフアン合成の原料として世の注目を集める
に至り、工業的規模による安価な生産の期待が高
まつてきている。L−セリンを生産する方法とし
て、いわゆる発酵法による方法が知られている
が、蓄積量、収率、精製、廃液処理などに問題が
あり、安価な工業的生産方法には至つていない。
これに代つて、有機合成的にDL−セリンを合成
し、L−トリプトフアンの酵素的生産方法の原料
としてインドールとL−セリンの代りにDL−セ
リンを使用し、酵素としてトリプトフアン・シン
セターゼとセリン・ラセマーゼとを用いる方法が
あるが、この場合は残つたD−セリンを順次ラセ
ミ化して最終的には全てL−セリンに変える必要
がある。このようにD−またはL−セリンをラセ
ミ化する酵素がセリン・ラセマーゼであり、シユ
ードモナス属またはアエロモナス属に属する微生
物の菌体内に大量に生産される。本酵素は菌体内
に生産されるので菌体そのものを酵素源として利
用するのが工業的見地から有利であるが、該菌体
はセリン・デヒドラターゼ、スレオニン・デヒド
ラターゼなどのセリンを分解する酵素をも含んで
いるので、トリプトフアン合成反応中に原料であ
るセリンが同時に分解され、対セリン反応収率が
低下するという大きな問題があつた。 従来、トリプトフアン合成反応中のセリンの分
解を抑制する方法として該反応液にアンモニウム
イオンを添加する方法が知られているが、この方
法は反応終了後の精製工程に負荷がかかるという
欠点を有しており、実用的により有利な方法が望
まれていた。 本発明者らは、反応液中に化学物質を添加する
ことなく、セリン・ラセマーゼ含有菌体を物理的
に処理することにより、その酵素活性の低下がな
くて、セリン分解酵素活性のみを低下させる方法
を種々検討した結果、該菌体培養液または集菌し
て得られた湿菌体を40°〜60℃で加熱処理した場
合、セリン・ラセマーゼの活性を保持したまま、
セリン分解酵素活性を著しく低下させ得ることを
見出し、本発明を完成した。 本発明に使用するセリン・ラセマーゼを菌体内
に多量に生産する微生物としては、シユードモナ
ス・プチダおよびアエロモナス・プンクタータ・
サブスピーシーズ・キヤビエが用いられる。加熱
処理に供する菌体は、菌体培養液でも良いし、集
菌して得られる湿菌体を緩衡液に懸濁させたもの
でも良いし、更に湿菌体そのものでも良い。 加熱処理時のPHは特に制限はないが、4〜10の
範囲が好ましい。加熱時間はそれぞれ40〜60℃で
通常5〜30分間、好ましくは10〜30分間、更に好
ましくは50〜60℃で5〜15分間程度である。加熱
処理温度と時間の関係は、処理温度が高ければ短
時間で処理し、逆に処理温度が低くければ長時間
処理することが好ましい。 何故ならば、セリン分解酵素活性は処理温度が
高ければ高いほど、処理時間が長ければ長いほど
失活し易いが、セリン・ラセマーゼもまた、同様
の傾向を示すからである。 本発明の方法によれば、菌体内に含まれるセリ
ン・ラセマーゼの活性を低下させることなく、セ
リン分解酵素活性のみを低下させ得るので、本発
明の方法による菌体をトリプトフアンの合成に使
用すれば、反応液中に化学物質を添加することな
くセリンに対する反応収率を向上させることがで
きるので、本発明はL−トリプトフアンの酵素的
工業生産に大いに貢献し得る。 以下、実施例により本発明を更に詳細に説明す
る。 実施例 1 セリン・ラセマーゼ生産菌であるシユードモナ
ス・プチダIFO12996を500mlの坂口フラスコ中の
第1表に示す組成の培地100mlに接種し、30℃で
24時間振盪しながら培養した。培養終了後、遠心
分離機で集菌し、乾燥菌体濃度が40g/になる
ように、培養液で希釈した。この菌体懸濁液
を、第4表に示す処理、処理時間で加熱処理した
後遠心集菌して該加熱処理菌体のセリン分解能お
よびセリン・ラセマーゼ活性を測定した。セリン
分解能は第2表に示した反応組成液40mlを30℃24
時間振盪させた後の残セリン量を測定することに
よつて求め、セリン・ラセマーゼ活性は第3表に
示した活性測定用反応液を35℃で2時間反応さ
せ、生成したL−トリプトフアンの量を液体クロ
マトグラフイーで測定し、酵素活性は単位時間、
単位菌体量当りのL−トリプトフアン生成量で表
示した。得られた結果を第4表に示した。 第1表 エールリツヒ肉エキス 10g ポリペプトン 10g NaCl 5g 蒸溜水で1に希釈して使用(PH6.8) 第2表 DL−セリン 60g ピリドキサールリン酸 0.01g 菌体量(乾燥菌体換算) 8.5g 蒸溜水で1に希釈して使用(PH8.5) 第3表 (重量%) インドール 2% D−セリン 1.8% トリトンX−100 5% ピリドキサールリン酸 0.001% シユードモナス・プチダ IFO12996菌体量(乾
燥菌体換算) 0.02% エツシエリヒア・コリ MT10242(FERM BP−
20) 菌体量(乾燥菌体換算)註) 0.2% PH 8.5 (註)酵素活性は5.0〔gTrp./g.cell.hr〕
【表】
〓註〓 上表中の※印は比較例を示す。
実施例 2 セリン・ラセマーゼ生産菌であるアエロモナ
ス・プンクタータ・サブスピーシーズ・キヤビエ
MT−10243(FERM BP−21)を用いて、実施例
1と同様の操作を行なつた。得られた結果を第5
表に示した。
実施例 2 セリン・ラセマーゼ生産菌であるアエロモナ
ス・プンクタータ・サブスピーシーズ・キヤビエ
MT−10243(FERM BP−21)を用いて、実施例
1と同様の操作を行なつた。得られた結果を第5
表に示した。
Claims (1)
- 1 セリン・ラセマーゼを含有するシユードモナ
ス・プチダまたはアエロモナス・プンクタータ・
サブスピーシーズ・キヤビエに属する微生物菌体
を40〜60℃で加熱処理することを特徴とする菌体
内セリン分解酵素活性の抑制方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57010913A JPS58129975A (ja) | 1982-01-28 | 1982-01-28 | 菌体内セリン分解酵素活性の抑制方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57010913A JPS58129975A (ja) | 1982-01-28 | 1982-01-28 | 菌体内セリン分解酵素活性の抑制方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58129975A JPS58129975A (ja) | 1983-08-03 |
| JPH0143554B2 true JPH0143554B2 (ja) | 1989-09-21 |
Family
ID=11763504
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57010913A Granted JPS58129975A (ja) | 1982-01-28 | 1982-01-28 | 菌体内セリン分解酵素活性の抑制方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58129975A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0621165U (ja) * | 1991-12-13 | 1994-03-18 | 橋本 幸夫 | 端子接続装置 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2801689B2 (ja) * | 1989-10-30 | 1998-09-21 | 三井化学株式会社 | 菌体内セリン分解酵素活性の抑制方法 |
-
1982
- 1982-01-28 JP JP57010913A patent/JPS58129975A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0621165U (ja) * | 1991-12-13 | 1994-03-18 | 橋本 幸夫 | 端子接続装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58129975A (ja) | 1983-08-03 |
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