JPH05137572A - 耐熱性アデノシン−5’−3リン酸スルフリラーゼ及びその製造法 - Google Patents

耐熱性アデノシン−5’−3リン酸スルフリラーゼ及びその製造法

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JPH05137572A
JPH05137572A JP3326950A JP32695091A JPH05137572A JP H05137572 A JPH05137572 A JP H05137572A JP 3326950 A JP3326950 A JP 3326950A JP 32695091 A JP32695091 A JP 32695091A JP H05137572 A JPH05137572 A JP H05137572A
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伸一 徳光
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 約60℃の緩衝液中で約15分間処理した後
の活性が、処理前の活性の約95%の値を保持している
耐熱性のアデノシン−5'−3リン酸スルフリラーゼ及び
前記の耐熱性のアデノシン−5'−3リン酸スルフリラー
ゼの産生能を有するバチルス属の細菌を一般的栄養培地
を用いて培養し、菌体破砕後、必要に応じて、除核酸・
クロマトグラフィー等の操作により、約60℃の緩衝液
中で約15分間処理した後の活性が、処理前の活性の約
95%の値を保持している耐熱性のアデノシン−5'−3
リン酸スルフリラーゼを取得する。 【効果】 バイオリアクターに有用に用いうる性質を有
する耐熱性のアデノシン−5'−3リン酸スルフリラーゼ
を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱安定性に優れたバイ
オリアクターに有用に用いうる性質を有する耐熱性アデ
ノシン−5'−3リン酸スルフリラーゼ(以下,ATPス
ルフリラーゼという。)及びその製造法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】3'−ホスホアデノシン−5'−ホスホスル
フェート(以下,PAPSという)は、微生物から植
物、高等動物に至るまで広く分布する硫酸基供与体であ
る。生体中のPAPSとプロテオグルカン疾患に代表さ
れるいくつかの疾患との関わりが報告されている〔ブレ
インリサーチ(Brain Research),Vol.20,p.341-360(197
0)〕。このように、PAPSの生体内での役割は非常に
重要であり、医薬などの分野に高い利用価値があると考
えられる。PAPSは、下記のように、アデノシン−5'
−3リン酸(以下,ATPという。)から、ATPスル
フリラーゼとアデノシン−5'−ホスホスルフェートキナ
ーゼ(以下、APSキナーゼという。)の二つの酵素の
働きで合成される物質である。
【0003】 (式中、APSは、アデノシン−5'−ホスホスルフェー
トを表す。)
【0004】従来、PAPS合成に重要である酵素の一
つであるATPスルフリラーゼは、湿菌体当たりの含量
が非常に低く、そのためにPAPSを大量に合成できな
いという問題点があった。また、パン酵母(Dry baker'
s yeast, Sigma YSC-1)のATPスルフリラーゼを30
℃で保温したところ、1時間で残存活性が約7%しかな
く、ATPスルフリラーゼは非常に熱に不安定であり、
この酵素とAPSキナーゼを用いて、PAPSを効率的
に合成することが出来なかった。
【0005】上述のような理由から、PAPSを効率的
に合成する場合や、APSと病態との関連を調べるため
に本酵素の逆反応を利用して体液中のAPS濃度の測定
等に利用しようとする場合、工業的に実施できるものが
なく、実用化することが強く要望されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記したよ
うな観点から、安定性の高いATPスルフリラーゼ及び
その製造法を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、安定性の
高いATPスルフリラーゼを効率よく得ることを目的と
して鋭意研究した結果、バチルス・アシドカルダリウス
(Bacillus acidocaldarius),バチルス・コアギュラ
ンス(B.coagulans ),バチルス・リケニフォルミス
(B.licheniformis ),バチルス・シェレゲリ(B.schl
egelii),バチルス・ステアロサーモフィルス(B.stea
rothermophilus)などのバチルス属の細菌が、上記の性
質を有するATPスルフリラーゼを生産することを見出
し、本発明を完成するに至った。
【0008】すなわち、本発明は、以下の理化学的性質
を有する耐熱性アデノシン−5'−3リン酸スルフリラー
ゼ及び; (イ)作用:ATPとSO4 2- に作用し、APSを生成
する。 (ロ)至適pH:約7.5〜約8.0である。 (ハ)作用適温:約50℃〜約70℃である。 (ニ)耐熱性:約60℃の緩衝液中で約15分間処理し
た後の活性が、処理前の活性の約95%の値を保持して
いる。 (ホ)分子量:約76000(ゲル濾過法)。 バチルス属の細菌(Bacillus sp. )を培養し、培養物
から以下の理化学的性質を有する耐熱性アデノシン−5'
−3リン酸スルフリラーゼを採取することを特徴とする
耐熱性アデノシン−5'−3リン酸スルフリラーゼの製造
法を要旨とするものである。 (イ)作用:ATPとSO4 2- に作用し、APSを生成
する。 (ロ)至適pH:約7.5〜約8.0である。 (ハ)作用適温:約50℃〜約70℃である。 (ニ)耐熱性:約60℃の緩衝液中で約15分間処理し
た後の活性が、処理前の活性の約95%の値を保持して
いる。 (ホ)分子量:約76000(ゲル濾過法)。
【0009】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
耐熱性ATPスルフリラーゼは以下の理化学的性質を有
するものである。 (イ)作用:ATPとSO4 2- に作用し、APSを生成
する。 (ロ)基質特異性:正反応においては、硫酸塩およびA
TPが基質となる。しかし、AMPには実質上作用しな
い。逆反応においては、APSとピロリン酸塩が基質と
なる。 (ハ)至適pH:後述する力価の測定法に従い、用いる
緩衝液のpHを変えて力価を測定した結果、図1に示す
とおり約7.5〜8.0である。 (ニ)安定pH:pH5.0〜10.0の緩衝液中で、4℃、
22時間保存した後、後述する力価の測定法に従って力
価を測定した。その結果は図2に示すとおり約5.0〜
7.5である。 (ホ)作用適温:温度を20℃〜80℃に変え、後述の
方法で力価の測定を行った。作用適温は約50℃〜約7
0℃である。 (ヘ)耐熱性:約60℃の緩衝液中で約15分間処理し
た後、後述する力価の測定法により活性を測定した結
果、処理前の活性の95%の値を保持している。 (ト)分子量:ゲル濾過法により分子量を測定した。分
子量は約76000である。
【0010】(チ)力価の測定法:測定原理は、ATP
とH2 Oを基質として酵素を作用させると、AMPとピ
ロリン酸が生成する。これにピロホスファターゼを作用
させ、生じた無機リン酸を定量するものである。 〔試薬〕 基質: 100mM ATP 緩衝液:100mM トリス塩酸緩衝液(pH8.0) 酵素: 70u/ml ピロホスファターゼ(ベーリンガーマ
ンハイム山之内社製) その他塩類:100mM モリブデン酸ナトリウム 1 M 塩化マグネシウム キット:ホスファC−テストワコー(和光純薬社製) 〔操作〕上記基質ATP50μlと、緩衝液50μl
と、モリブデン酸ナトリウム50μlと、塩化マグネシ
ウム5μlと、ピロホスファターゼ3μlを撹拌混和し
た後、酵素溶液100μlを加えて30℃で10分間反
応させる。反応終了後、3規定硫酸を50μl加えて撹
拌混和し、反応を停止させる。生成した無機リン酸を無
機リン酸測定用キットを用いて定量する。盲検として、
酵素溶液無添加のものについて同様に処理したものを用
いる。酵素活性の表示は、1分間に2μmolのリン酸
(1μmolのピロリン酸)を生成する酵素量を1Uと
する。
【0011】本発明の耐熱性ATPスルフリラーゼは、
バチルス属の細菌から得られるものであり、そのような
バチルス属の細菌としては、例えばバチルス・アシドカ
ルダリウス(Bacillus acidocaldarius),バチルス・
コアギュランス(B.coagulans ),バチルス・リケニフ
ォルミス(B.licheniformis ),バチルス・シェレゲリ
(B.schlegelii),バチルス・ステアロサーモフィルス
(B.stearothermophilus)などがあげられる。
【0012】次に本発明の耐熱性ATPスルフリラーゼ
の製造法について説明する。本発明の耐熱性ATPスル
フリラーゼの製造法は、上記したようなバチルス属の細
菌を培養し、その培養物から耐熱性のATPスルフリラ
ーゼを採取するものである。本発明におけるバチルス属
の細菌を培養するに際して用いられる栄養培地におい
て、炭素源として、例えば、グルコース、シュークロー
ス、フルクトース、殿粉加水分解物、糖密、亜硫酸パル
プ廃液の糖類、酢酸、乳酸等の有機酸類、さらには使用
する細菌が資化しうるアルコール類、油脂、脂肪酸およ
びグリセリン等が使用でき、窒素源として、例えば、硫
酸アンモニウム、塩化アンモニウム、リン酸アンモニウ
ム、アンモニア、アミノ酸、ペプトン、肉エキス、酵母
エキス等の無機または有機物が使用できる。さらに無機
塩類として、例えば、カリウム、ナトリウム、リン酸、
亜鉛、鉄、マグネシウム、マンガン、銅、カルシウム、
コバルト等の各塩類、必要に応じて微量金属塩、コーン
スティープリカー、ビタミン類、核酸等を使用してもよ
く、細菌の一般的栄養培地が使用できる。これらの培地
を用いて、バチルス属の細菌を20〜80℃、好ましく
は40〜70℃、最適には60℃で、2〜6時間、好気
的に培養すればよい。
【0013】本発明で細胞破砕液を得る手段としては、
例えば、培養物から菌体を集菌したのち、ホモジナイザ
ー、ブレンダー、マントンゴーリン、ダイノミル、フレ
ンチプレス、超音波処理、凍結融解、リゾチーム処理等
により細胞を破砕して得ることが出来る。
【0014】次に上記細胞破砕液(細胞抽出液)にカチ
オン系高分子凝集剤を添加して、細胞破砕片及び核酸を
沈澱させる。本発明に用いられるカチオン系高分子凝集
剤としては、例えば、ポリアミノアルキルメタアクリレ
ート類、ポリアミノアルキルメタアクリレートとアクリ
ルアミドの共重合物類、ポリアクリルアミドのマンニツ
ヒ変性物類、ポリジメチルジアリルアンモニウム塩類、
ポリビニルイミダゾリン類、ポリアクリルアミド類、ア
ミン系重縮合物類などがあげられる。その際の高分子凝
集剤の添加量としては、凝集剤の種類によって異なる
が、破砕した微生物の乾燥重量100重量部に対し1〜
40重量部が好ましい。このカチオン系高分子凝集剤を
予め水に溶解した後、細胞破砕液に添加して10分から
24時間撹拌する。また、pHの調整が必要な場合に
は、適宜10〜200mMになるように緩衝液を加える
こともできるし、蛋白質の安定化のために、グルコース
を細胞破砕液100重量部に対し、1〜50重量部添加
してもよい。
【0015】次いで沈澱させた細胞破砕片及び核酸を分
離する。そのためには、例えば、静置するか、遠心分離
するか、あるいは濾過するかして行えばよい。これらの
操作により、粗酵素標品を得ることができる。さらに高
度に精製された酵素標品を得るには、ゲル濾過クロマト
グラフィー、疎水性クロマトグラフィー、アフィニティ
ークロマトグラフィー、イオン交換クロマトグラフィ等
の各種クロマトグラフィーを用いることができる。本発
明のAPSキナーゼは、特にアフィニティークロマトグ
ラフィーを用いた場合、精製倍率が高くなり、より好ま
しい。上記のような方法により、本発明のAPSキナー
ゼの標品が得られる。
【0016】
【実施例】以下に本発明を実施例により具体的に説明す
る。実施例中、酵素標品の蛋白質量は、280nmの吸
収1を蛋白質1mg/mlと仮定して求めた。 実施例1 グルコース濃度1%、酵母エキス濃度1%、リン酸濃度
0.1%及び若干のミネラルを含んだ培地を殺菌した後、
pHを6.5に調整し、バチルス・ステアロサーモフィル
ス(NCA1503株)を接種し、培養を行った。60
℃で3時間培養後、培地中のグルコースが消費されたこ
とを確認し、遠心分離にて集菌して菌体を得た。上記の
ようにして得られた湿菌体を凍結融解法で破砕したの
ち、ポリアクリルアミド系の高分子凝集剤を用いて除核
酸を行った。生じた沈澱を遠心分離で除去して、上清を
得た。
【0017】あらかじめ50mMトリス塩酸緩衝液(p
H7.5)で平衡化したDEAE−セファロースカラム
に上清をアプライしたところ、ATPスルフリラーゼが
吸着されたので、同緩衝液で十分洗浄したのち、同緩衝
液を用いて0から500mMの塩化ナトリウムの直線濃
度勾配にて溶出を行った。その活性画分を回収し、1M
となるよう硫酸アンモニウムを加えた。これを1M硫酸
アンモニウムを含む50mMトリス塩酸緩衝液pH7.
5で平衡化したフェニルセファロースカラムにアプライ
した。同緩衝液で十分洗浄した後、50mMトリス塩酸
緩衝液pH7.5を送液した。得られた活性画分を回収
し、濃縮、透析した後、50mMトリス塩酸緩衝液pH
7.5で平衡化したマトリックスゲルブルーAカラムに
アプライした。同緩衝液で十分洗浄した後、1M塩化カ
リウムを含む同緩衝液を送液した。活性画分を回収し、
ポリアクリルアミド電気泳動を行ったところ、単一なバ
ンドが得られた。
【0018】酵素標品の比活性は、12.1U/mgで
あった。得られた酵素標品について、理化学的諸性質を
調べたところ前記した(イ)から(チ)に記載した性質
を有していた。
【0019】実施例2 グルコース濃度0.7%、酵母エキス濃度0.8%、リン酸
濃度0.05%及び若干のミネラルを含んだ培地を殺菌し
た後、pHを7.0に調整し、バチルス・コアギュランス
(ATCC7050株)を接種し、培養を行った。62
℃で4時間培養後、培地中のグルコースが消費されたこ
とを確認し、遠心分離にて集菌して菌体を得た。上記の
ようにして得られた湿菌体をフレンチプレスにて破砕し
たのち、ポリアクリルアミド系の高分子凝集剤を用いて
除核酸を行った。生じた沈澱を遠心分離で除去して、A
TPスルフリラーゼを含む粗抽出液を得た。
【0020】あらかじめ50mMトリス塩酸緩衝液(p
H7.5)で平衡化したDEAE−セファロースカラム
に上清をアプライしたところ、ATPスルフリラーゼが
吸着されたので、同緩衝液で十分洗浄したのち、同緩衝
液を用いて0から0.4Mの塩化ナトリウムの直線濃度
勾配にて溶出を行った。その活性画分を回収し、濃縮し
た。これを50mMトリス塩酸緩衝液(pH7.5)を
溶出液に用いたウルトロゲルACA34カラムクロマト
グラフィーにより分画し、活性画分を得た。活性画分を
回収し、同緩衝液で平衡化したヒドロキシルアパタイト
カラムにアプライした。同緩衝液で十分洗浄した後、1
00mMリン酸二カリウムを含む同緩衝液を送液した。
濃縮後、ポリアクリルアミド電気泳動で単一なバンドを
与えるまで精製できた。
【0021】この酵素標品の比活性は、10.5U/m
gであった。得られた酵素標品について、理化学的諸性
質を調べたところ前記した(イ)から(チ)に記載した
性質を有していた。
【0022】
【発明の効果】本発明のATPスルフリラーゼは、従来
知られているATPスルフリラーゼに比べ、はるかに熱
安定性に優れているため、産業界に与えるメリットは甚
大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のATPスルフリラーゼの至適pH曲線
を示す図である。
【図2】本発明のATPスルフリラーゼのpH安定性曲
線を示す図である。
【図3】本発明のATPスルフリラーゼの熱安定性(耐
熱性)を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 徳光 伸一 京都府宇治市宇治小桜23番地 ユニチカ株 式会社中央研究所内 (72)発明者 中島 宏 京都府宇治市宇治小桜23番地 ユニチカ株 式会社中央研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の理化学的性質を有する耐熱性アデ
    ノシン−5'−3リン酸スルフリラーゼ。 (イ)作用:アデノシン−5'−3リン酸と硫酸イオンに
    作用し、アデノシン−5'−ホスホスルフェートを生成す
    る。 (ロ)至適pH:約7.5〜約8.0である。 (ハ)作用適温:約50℃〜約70℃である。 (ニ)耐熱性:約60℃の緩衝液中で約15分間処理し
    た後の活性が、処理前の活性の約95%の値を保持して
    いる。 (ホ)分子量:約76000(ゲル濾過法)。
  2. 【請求項2】 バチルス属の細菌(Bacillus sp. )を
    培養し、培養物から以下の理化学的性質を有する耐熱性
    アデノシン−5'−3リン酸スルフリラーゼを採取するこ
    とを特徴とする耐熱性アデノシン−5'−3リン酸スルフ
    リラーゼの製造法。 (イ)作用:アデノシン−5'−3リン酸と硫酸イオンに
    作用し、アデノシン−5'−ホスホスルフェートを生成す
    る。 (ロ)至適pH:約7.5〜約8.0である。 (ハ)作用適温:約50℃〜約70℃である。 (ニ)耐熱性:約60℃の緩衝液中で約15分間処理し
    た後の活性が、処理前の活性の約95%の値を保持して
    いる。 (ホ)分子量:約76000(ゲル濾過法)。
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