JPH0139158Y2 - - Google Patents

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JPH0139158Y2
JPH0139158Y2 JP1983003893U JP389383U JPH0139158Y2 JP H0139158 Y2 JPH0139158 Y2 JP H0139158Y2 JP 1983003893 U JP1983003893 U JP 1983003893U JP 389383 U JP389383 U JP 389383U JP H0139158 Y2 JPH0139158 Y2 JP H0139158Y2
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JP
Japan
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grain
tank
shutter
screw
grains
Prior art date
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JP1983003893U
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JPS59107851U (ja
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【考案の詳細な説明】 本考案は、グレンタンクの底部に水平方向に沿
う穀粒搬出用スクリユーを設け、前記グレンタン
クの底壁面を、前記穀粒搬出用スクリユーがわほ
ど低く位置する傾斜面に形成するとともに、前記
穀粒搬出用スクリユーへの穀粒落下通路を、前記
傾斜面と、前記穀粒搬出用スクリユーの上方がわ
に設けた穀粒案内板との間に形成し、前記穀粒落
下通路を開閉するスライド型シヤツターを、前記
穀粒案内板の下方に引退する開き位置と、前記傾
斜面側へ突出する閉じ位置とに切換操作可能に設
けたグレンタンクにおける穀粒取出構造に関す
る。
従来、この種のグレンタンクにおける穀粒取出
構造としては、例えば、実開昭57−4937号公報に
開示されたもののように、穀粒搬出用スクリユー
を無負荷状態で起動するため、穀粒がそのスクリ
ユーに供給されていない状態となるようシヤツタ
ー及び穀粒案内板を設けたものが知られており、
そして、この構造のものは、シヤツターをグレン
タンク底壁の傾斜面に接当させることで、前記ス
クリユーへの穀粒の流下を阻止するようにしてい
る。
しかしながら、上記従来のものは、次に述べる
不都合があつた。
つまり、シヤツターより下方がわのスクリユー
設置空間では、穀粒がスクリユーにて搬送されて
いるものの、グレンタンクから流下する穀粒でシ
ヤツター閉止箇所においても穀粒が充満した状態
で流動していることがある。従つて、この状態で
のシヤツターの閉じ操作に伴つて、通路を流動す
る穀粒がシヤツターにてタンク内壁面側へ押圧さ
れることになり、そのためにタンクの壁が外方に
膨出する状態に変形損傷し易いものとなる不都合
があつた。しかも、従来では、前記シヤツターに
対向するタンク内壁面を平担面状に形成していた
ため、シヤツターの閉じ操作時において、シヤツ
ターとタンク内壁面との間に穀粒が挾まれること
に起因して確実な閉じ操作を行なわせることがで
きない不都合があるばかりでなく、シヤツターを
閉じ位置に無理に操作するとタンク壁が外方に膨
出する状態に変形損傷する不都合もあつた。
本考案は、上記実状に鑑みて為されたものであ
つて、シヤツター閉止箇所における穀粒落下通路
に穀粒が充満しているような状態でのシヤツター
閉止において、シヤツターとタンク底壁面との間
に穀粒が挟まることを極力回避し、かつタンク底
壁面の強度を高めて変形しにくく得るグレンタン
クにおける穀粒取出構造の提供を目的とする。
本考案の特徴構成は、冒記グレンタンクにおけ
る穀粒取出構造において、前記傾斜面における前
記シヤツターよりも上方に位置する部分を、閉じ
位置における前記シヤツターのスライド方向での
突出側端部よりも前記穀粒案内板側寄りに位置す
るように、前記グレンタンクの底壁を屈曲形成し
てある点にある。
次に、本考案の特徴構成による作用効果を述べ
る。すなわち、グレンタンク底壁面を屈曲形成し
てあることによつて、従来のように平坦な底壁面
よりも保形強度が高められることになるから、シ
ヤツターの閉じ操作に伴つてグレンタンクの底壁
面が穀粒に押圧されることがあつても、その底壁
面が変形損傷することを抑制できる。しかも、グ
レンタンクの底壁面をなす傾斜面におけるシヤツ
ターよりも上方に位置する部分を、閉じ位置にお
ける前記シヤツターの突出側端部よりも穀粒案内
板側寄りに位置するように屈曲形成してあるか
ら、シヤツター閉じ操作において、シヤツターの
突出側端部がグレンタンク底壁面と接当する前
に、閉じ位置におけるシヤツター突出側端部より
穀粒案内板側寄りに位置するグレンタンク底壁面
部分下端よりもシヤツターの突出側端部が接当箇
所側に位置することで、穀粒の流下が阻止される
ことになり、その阻止された状態でのスクリユー
稼動によつて、シヤツター突出側端部近くから穀
粒が離れるように移動するので、グレンタンクの
底壁面とシヤツターとの間に穀粒が挟み込まれる
ことを回避でき、穀粒が充満し易い穀粒落下通路
においても、シヤツターを確実に閉じ位置に操作
できるに至つた。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図に示すように、運転搭部1と穀稈刈取処
理部2とを、機体前部に横方向に並べて設けると
共に、脱穀部3とそれから供給される穀粒を貯留
するグレンタンク4とを、機体後部に横方向に並
べて設け、もつて、進行に伴い植立穀稈を刈取処
理し、刈取穀稈を脱穀処理し、脱穀穀粒をグレン
タンク4に回収する作業を自動的に連続して行な
うコンバインを構成してある。
前記グレンタンク4を構成するに、第1図及び
第2図に示すように、穀粒搬出用スクリユー5を
備えた下方部分4Aと、それに外嵌する状態でボ
ルト連結される上方部分4Bとを設けて、組付作
業の容易化を図るようにしてある。又、前記穀粒
搬出用スクリユー5からの穀粒を機外へ案内する
筒6、及びその筒6に沿つて穀粒を跳ね上げ搬送
するためのブロワ7を、タンク後側部に設けて、
タンク4内の穀粒をトラツク等へ移し替えること
ができるようにしてある。
尚、グレンタンク4の底壁面を、第2図に示す
ように、このグレンタンク4の左右方向での中央
寄りほど低く位置するよう、左右一対の傾斜面を
なすタンク内壁面S,Sに構成してあり、前記穀
粒搬出用スクリユー5を、前記左右のタンク内阿
部面S,Sが交わるグレンタンク4の左右方向で
の中央箇所に、前後方向に沿う状態で設けてあ
る。第2図及び第3図に示すように、前記穀粒搬
出用スクリユー5への一対の穀粒落下通路Aを、
タンク内壁面S,Sとスクリユー5の上部に設け
た穀粒案内板8との間に形成すると共に、前記通
路Aを各別に開閉する一対のスライド型シヤツタ
ー9を案内板8の下面とそれに対向するガイド1
0との間にスライド自在に係合させて、穀粒案内
板8の下方に引退する開き位置とタンク内壁面
S,S側へ突出する閉じ位置とに移動自在に支持
させると共に、シヤツター9を係止移動させるア
ーム11aを備えた回転軸11を設け、もつて、
回転軸11の操作により、シヤツター9を開閉操
作できるように構成してある。但し、前記一対の
シヤツター9夫々に対する回転軸11を、ギヤ1
2,12を介して連動連結させて、両回転軸11
の一方に対する操作で両シヤツター9を同時に開
閉操作できるようにしてある。
又、前記タンク内壁面S,Sにおけるシヤツタ
ー9よりも上方に位置する部分が閉じ位置におけ
るシヤツター9の突出側端部よりも穀粒案内板8
側に位置するように、タンク下方部分4Aの壁4
aを屈曲させ、もつて、タンク壁4aの保形強度
の上昇を図ると共に、シヤツター閉じ操作時にお
いて、シヤツター9とタンク内壁面S,Sとの間
に穀粒が挾み込まれることを抑制させるようにし
てある。
本考案による穀粒取出構造は、コンバインに装
備のグレンタンク4に適用する他、ハーベスタ等
の各種農機に装備されるグレンタンクに適用でき
る。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対
照を便利にする為に符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構造に限定されるものではな
い。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るグレンタンクにおける穀粒
取出構造の実施例を示し、第1図はコンバインの
側面図、第2図はグレンタンクの下部を示す縦断
正面図、第3図はシヤツターの取付構造を示す縦
断側面図である。 4……グレンタンク、4a……タンク壁、5…
…穀粒搬出用スクリユー、8……穀粒案内板、9
……シヤツター、A……穀粒落下通路、S……傾
斜面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. グレンタンク4の底部に水平方向に沿う穀粒搬
    出用スクリユー5を設け、前記グレンタンク4の
    底壁面を、前記穀粒搬出用スクリユー5がわほど
    低く位置する傾斜面Sに形成するとともに、前記
    穀粒搬出用スクリユー5への穀粒落下通路Aを、
    前記傾斜面Sと、前記穀粒搬出用スクリユー5の
    上方がわに設けた穀粒案内板8との間に形成し、
    前記穀粒落下通路Aを開閉するスライド型シヤツ
    ター9を、前記穀粒案内板8の下方に引退する開
    き位置と、前記傾斜面S側へ突出する閉じ位置と
    に切換操作可能に設けたグレンタンクにおける穀
    粒取出構造であつて、前記傾斜面Sにおける前記
    シヤツター9よりも上方に位置する部分を、閉じ
    位置における前記シヤツター9のスライド方向で
    の突出側端部よりも前記穀粒案内板8側寄りに位
    置するように、前記グレンタンク4の底壁4aを
    屈曲形成してあることを特徴とするグレンタンク
    における穀粒取出構造。
JP389383U 1983-01-13 1983-01-13 グレンタンクにおける穀粒取出構造 Granted JPS59107851U (ja)

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JP389383U JPS59107851U (ja) 1983-01-13 1983-01-13 グレンタンクにおける穀粒取出構造

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Publication Number Publication Date
JPS59107851U JPS59107851U (ja) 1984-07-20
JPH0139158Y2 true JPH0139158Y2 (ja) 1989-11-22

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ID=30135504

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JP389383U Granted JPS59107851U (ja) 1983-01-13 1983-01-13 グレンタンクにおける穀粒取出構造

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