JPH0135151Y2 - - Google Patents

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JPH0135151Y2
JPH0135151Y2 JP11066083U JP11066083U JPH0135151Y2 JP H0135151 Y2 JPH0135151 Y2 JP H0135151Y2 JP 11066083 U JP11066083 U JP 11066083U JP 11066083 U JP11066083 U JP 11066083U JP H0135151 Y2 JPH0135151 Y2 JP H0135151Y2
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JP
Japan
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casing
grain culm
opening groove
chain
locking
Prior art date
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JP11066083U
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JPS6017628U (ja
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  • Harvester Elements (AREA)
  • Outside Dividers And Delivering Mechanisms For Harvesters (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はコンバイン又はバインダ等の収穫機に
おける穀稈引起装置、若しくは穀稈横送りや後方
の脱穀装置に送る縦送りする穀稈搬送装置等の穀
稈移送装置のケーシングに関する。
従来、ナイロンのような合成樹脂からなる係止
爪は軽量でかつ耐久性があり、しかも穀稈にソフ
トにタツチする等の利点があるので、収穫機の穀
稈引起爪、又は穀稈搬送装置の搬送爪として多く
使用されているが、前記係止爪が枢着されたチエ
ンを内装するケーシングは鉄板製であり、かつ係
止爪が起立突出する開口溝の端縁は、第6図に示
すように特殊な形状にした受型を製作すると共に
開口溝側から切断することはきわめて困難である
ばかりでなく金型が高いので通常は行なわれず、
第7図に示すように開口溝と反対側から切断して
おり、そのため縁切り時の返りaが開口溝側に突
出し、この返りaが起立回動する係止爪の基部に
接触して係止爪を削つて損傷する欠点があつた。
このような欠点を改善する方法として、第8図
及び第9図に示す工程が考えられるが、第8図の
方法はaに示す絞り工程と、bに示す縁切り工程
と、cに示す起し工程という3行程を要し、ま
た、第9図に示す方法も絞り工程aと、縁切り工
程bと、起し工程cとを要するので著しくコスト
高になり、その上、前記第8図に示す方法におい
ては起し工程により形成される溝bに藁屑、塵埃
及び水が溜る欠点があり、また、第9図に示す方
法により得られたケーシングは強度が弱い欠点が
ある。
本考案は強度が大でかつ加工工程数が少なくて
安価に得ることができ、しかも合成樹脂製の係止
爪を損傷させない穀稈移送装置のケーシングを提
供することを目的とするものであつて、合成樹脂
製の穀稈係止爪をチエンに起伏可能に枢着し、該
チエンをケーシング内に張設し、該ケーシングの
一側の開口溝から係止爪を起立突出させて穀稈を
引起したり搬送したりする穀稈移送装置におい
て、前記ケーシングの開口溝を形成する側縁を、
円弧状突出部に構成し、該突出部外側の返し部を
外方へ平板状に延出させ、この延出部を中途部で
切断したことを特徴とするものである。
以下、図面に示す実施例について説明すると、
第1図はコンバイン又はバインダの刈取装置の前
部に設けた対をなす穀稈引起体の一方を示すもの
であつて、1は該穀稈引起体のケーシングで、穀
稈移動経路と対向する側に開口溝2を有し、上部
のスプロケツト3と下部の遊動輪4には多数のナ
イロン製係止爪5……をピン5aにより起伏自在
に枢着したチエン6が張設してあり、該チエン6
の開口溝2側には係止爪5……の基部に摺接して
起立突出させるガイドレール7が固着してある。
そして、前記ケーシング1の開口溝2の縁部は
第3図に示すように高さhの円弧状突出部8に形
成してあり、該円弧状突出部8の外端は起立突出
した係止爪5の長さ方向と略平行な平板部9とな
して縁切り10してあり、これを製造工程につい
て説明すると、先ず、第3図aに示すごとく絞り
加工によりケーシング1となす鉄板の側部に、側
板11と、円弧状突出部8と、返し部になる平板
部9とを一挙に形成し、次いで、前記平板部9の
中途部を縁切り10するとケーシング1を構成す
る一方の枠板を得ることができる。
なお、ケーシング1の下部は開口溝に形成して
あるが、上部と他側は閉鎖する。
前述の穀稈引起体において、穀稈を刈取る時、
駆動スプロケツト3でチエン6を回転駆動する
と、係止爪5……はその基部が下端回行部で遊動
輪4に摺接することにより起立突出して穀稈を係
止し、該穀稈を引起しながら上部に達すると、基
部がガイドレール7から外れるので倒伏してケー
シング1内に入り、倒伏姿勢で下降する。
而して、係止爪5……が穀稈を係止して引起し
ている間、ケーシング1の開口溝2の縁部を形成
する円弧状突出部8は係止爪5……が穀稈係止抵
抗により傾動するのを阻止する時、円弧面で摺接
するので、該係止爪5……の基部を削ることがな
い。
また、前記ケーシング1の開口溝2の縁部は円
弧状突出部8とその外端の平板部9とに構成され
ているので、ケーシング1の強度を向上すること
ができる。
前述の実施例では穀稈引起体について説明した
が、本考案は刈取つた穀稈を横送搬送経路及び刈
取穀稈を脱穀装置に供給する搬送経路等の穂部搬
送体にも適用するものである。
本考案は前述のように合成樹脂製の穀稈係止爪
をチエンに起伏可能に枢着し、該チエンをケーシ
ング内に張設し、該ケーシングの一側の開口溝か
ら係止爪を起立突出させて穀稈を引起したり搬送
したりする穀稈移送装置において、前記ケーシン
グの開口溝を形成する側縁を、円弧状突出部に構
成し、該突出部外側の返し部を外方へ平板状に延
出させ、この延出部を中途部で切断したので、円
弧状突出部の外周面が合成樹脂性の係止爪に摺接
することとなり、係止爪が縁切り時に生じた返り
により削られて損傷するのを防止することができ
る。
また、前記のように係止爪を損傷させることが
ないものでありながら、絞り工程と縁切り工程に
より得ることができ、工程数を少なくしてその製
造コストを著しく低減することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すのもであつて、
第1図は穀稈引起体の前部のケーシングを取外し
た正面図、第2図は要部の断面図、第3図aは絞
り工程を示す断面図、bは縁切り工程を示す断面
図、第4図は従来例の断面図、第5図aは同上絞
り工程を示す断面図、bは同上縁切り工程を示す
断面図、第6図は仮想縁切り工程の断面図、第7
図は一般の縁切り工程の断面図、第8図aは対象
例の絞り工程を示す断面図、bは同上縁切り工程
の断面図、cは同上起し工程を示す断面図、第9
図aは他の対象例を示す絞り工程の断面図、bは
同上縁切り工程の断面図、cは同上起し工程の断
面図である。 1……ケーシング、2……開口溝、5……係止
爪、6……チエン、8……円弧状突出部、9……
平板部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 合成樹脂製の穀稈係止爪をチエンに起伏可能に
    枢着し、該チエンをケーシング内に張設し、該ケ
    ーシングの一側の開口溝から係止爪を起立突出さ
    せて穀稈を引起したり搬送したりする穀稈移送装
    置において、前記ケーシングの開口溝を形成する
    側縁を、円弧状突出部に構成し、該突出部外側の
    返し部を外方へ平板状に延出させ、この延出部を
    中途部で切断したことを特徴とする穀稈移送装置
    のケーシング。
JP11066083U 1983-07-15 1983-07-15 穀稈移送装置のケ−シング Granted JPS6017628U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11066083U JPS6017628U (ja) 1983-07-15 1983-07-15 穀稈移送装置のケ−シング

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JP11066083U JPS6017628U (ja) 1983-07-15 1983-07-15 穀稈移送装置のケ−シング

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Publication Number Publication Date
JPS6017628U JPS6017628U (ja) 1985-02-06
JPH0135151Y2 true JPH0135151Y2 (ja) 1989-10-26

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ID=30257260

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JP11066083U Granted JPS6017628U (ja) 1983-07-15 1983-07-15 穀稈移送装置のケ−シング

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02297371A (ja) * 1989-05-11 1990-12-07 Takagi Ind Co Ltd 風呂用気泡発生装置
JPH02297370A (ja) * 1989-05-11 1990-12-07 Takagi Ind Co Ltd 風呂用気泡発生装置

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Publication number Publication date
JPS6017628U (ja) 1985-02-06

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