JPH01320202A - 高密度酸化物超電導体及びその製造法 - Google Patents

高密度酸化物超電導体及びその製造法

Info

Publication number
JPH01320202A
JPH01320202A JP63152019A JP15201988A JPH01320202A JP H01320202 A JPH01320202 A JP H01320202A JP 63152019 A JP63152019 A JP 63152019A JP 15201988 A JP15201988 A JP 15201988A JP H01320202 A JPH01320202 A JP H01320202A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
density
oxide superconductor
temperature
atmosphere
average crystal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63152019A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideji Kuwajima
秀次 桑島
Shozo Yamana
章三 山名
Shuichiro Shimoda
下田 修一郎
Toranosuke Ashizawa
寅之助 芦沢
Keiji Sumiya
圭二 住谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Chemical Co Ltd filed Critical Hitachi Chemical Co Ltd
Priority to JP63152019A priority Critical patent/JPH01320202A/ja
Publication of JPH01320202A publication Critical patent/JPH01320202A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B2235/00Aspects relating to ceramic starting mixtures or sintered ceramic products
    • C04B2235/65Aspects relating to heat treatments of ceramic bodies such as green ceramics or pre-sintered ceramics, e.g. burning, sintering or melting processes
    • C04B2235/656Aspects relating to heat treatments of ceramic bodies such as green ceramics or pre-sintered ceramics, e.g. burning, sintering or melting processes characterised by specific heating conditions during heat treatment
    • C04B2235/6562Heating rate
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
    • Y02E40/60Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 不発明は高密度酸化物超電導体導体及びその製造法に関
する。
(従来の技術) 従来、超電導体材料としては、 Nb5Sn、 V3G
aなどの金属間化合物が15−23にの臨界温度を示し
、4.2にで20−40テスラの臨界磁界を示すことか
ら超電導磁石などの超電導体として実用化されていた。
(発明が解決しようとする課@) しかしながら前記のNb5Sn 、 VsGaなどはい
ずれも超電導性を示す温度が低いという欠点がある。
例えば超電導性を示し始める温度(以下Tonsetと
する)及び完全に超電導性を示しかつ抵抗が零になる温
度(臨界温度)(以下T。 とする)はいずれも30に
よシ下廻っている。
このため、超電導体の実用化には冷媒として極めて高価
な液体ヘリウムを使用しなければならず。
さらに液体ヘリウムを用することから装置が複数化する
という欠点がある。
この改良としてイツトリウム(■、バ’J’7ム(Ba
)及び銅(Cu)を主成分とした超電導体が開発された
上記のような三成分の超電導体材料からなる超ti1体
ハ、  T:n5e1 及ヒT:”0カ90 K ! 
り 高< すり、冷媒として液体ヘリウムに比較して安
価な液体窒素を使用することが可能であるが、従来のN
b3Sn、 VtGaなどの超電導体材料を用いた超電
導体に比較して臨界電流密度が低いという欠点がある。
また焼結体の密度を高くすることが困難であり。
密度を高くすると酸素の拡散が悪くなり特性が低下する
。このため酸素を内部にまで拡散するKは例えば500
°Cで500時間の熱処理が必要であるなどの欠点があ
る。
本発明は上記の欠点のない高密度酸化物超電導体及びそ
の製造法を提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは上記の欠点について種々検討した結果、ラ
ンタノイド元素(ただしCe、 Pr、 Pm及びTb
を除く)及び/又はY、  Ba並びにCuを主成分と
した平均粒径が10μm以下の酸化物超電導体材料を成
形し、該成形物を焼成する条件を制御することにより高
密度であるにもかかわらず容易に酸素が拡散する酸化物
超電導体が製造できることを見出し、また相対密度が9
7%以上で。
かつ平均結晶径が10μm以上になるように粒子を成長
させれば超電導特性も改善されることを見出し1本発明
を完成するに至った。
本発明は相対密度が97%以上で、かつ平均結晶径が1
0μm以上である高密度酸化物超電導体に関し、さらに
ランタノイド元素(ただしCe、 Pr。
Pm及びTbを除く)及び/又はY、  Ba並ひにC
uを主成分とした平均粒径が10μm以下の酸化物超電
導体材料を成形し、該成形物を焼結温度の75〜85チ
未満及び85〜96チに相当する温度で、かつ両者の温
度差が30°C以上ある温度領域で一次予備焼成及び二
次予備焼成を行った後。
焼結温度で焼成し1次いで酸素雰囲気中で700℃壕で
冷却し、さらに酸素雰囲気中で300°Cまで徐冷する
。相対密度が97チ以上で、かつ平均結晶径が10μm
以上の高密度酸化物超電導体の製造法に関する。
本発明において、酸化物超電導体材料を構成すう るIンタノイド元素(ただしCe、 Pr、 Pm及び
Tbを除く)及び/又はY、 Ba並びにCuの出発原
料については%に制限はないが9例えばイツトリウムと
しては、酸化イツトリウム(YzOs)、炭酸イツトリ
ウム(Yz (COs)s・3H,0)、蓚酸イツトリ
ウム(Y2 (ClO4)s・9山O)、硝酸イツトリ
ウム(Y (NOs )s・ciHzO)−硫酸イツト
リウム(Y2 (SOa)s)−トリメトキシイツトリ
ウム(Y (OCHs)s)、  )リエトキシイット
リウム(Y (QC!H5)S )、 )リイソプロボ
キシイットリウム(Y (0−1−C3H7)3) 、
  臭化イツトリウム(YBr、)、フッ化イツトリウ
ム(YF3・1/2HzO)、ヨウ化イツトリウム(Y
I3)の1種又は2種以上が用いられ、またCe、 P
r、 Pm及びTbを除くランタノイド元素も上記と同
様な化合物が1棟又は2種以上組合せて用いられる。
バリウムとしては、酸化バリウム(Bad)、過酸化バ
リウム(Bai2e、炭酸バリウム(BaCOg)、硝
酸バリウム(Ba (NO3)2)、硫酸バリウム(B
aSO4)。
水酸化バリウム(Ba(OH)z・5ho)、バリウム
アBa(On−C4Hs)z、 Ba(0−sec−C
4H9)2. Ba(0−tert −C4H9)を等
〕、臭化バリウム(Ba Brz) 、塩化バリウム(
BaC1!z) 、フッ化バリウム(BaFz)。
ヨウ化バリウム(Ba Iり、硫化バリウム(BaS)
などの1種又は2種以上が用いられる。
銅としては、酸化第二銅(Cub)を用いることが好ま
しいが、その他の銅酸化物、銅化合物を用いてもよ<、
またこれらを酸処理して用いても差し支えはない。
ド元素及び/又はY : Ba : Cuが原子比で1
:2:3とした酸化物超電導体材料を用いればTzer
が高いので好燻しい。
酸化物超電導体材料は例えばCe、 Pr、 Pm+T
bを除くランタノイド元素及び/又はYとBa及びCu
の化合物を秤量後樹脂製ボールミル内に樹脂被覆ボール
と共に充填し、毎分60回転の条件で湿式混合、粉砕し
、乾侯後、大気中又は酸素雰囲気中で900〜980℃
の温度で2〜10時間焼成し、冷却後メノー製乳鉢、ジ
ルコニア製ボールミル等で粉砕して得られる。なお粉砕
物の平均粒径は、10μm以下にすることが必要とされ
10μmを越えた粉砕物を用いると得られる酸化物超電
導体の相対密度が97多未満となり、高密度にならない
という欠点が生じる。
酸化物超電導体材料を形成する方法は特に制限はないが
1例えば粉砕した酸化物超電導体材料にワックス、アク
リル系樹脂の結合剤を添加した後。
静水圧プレス、片側方向から加圧するプレスなどを用い
て所望の形状に成形する方法がある。
焼成工程において2本発明では焼結温度(最高焼成温度
)の75〜85%未満及び85〜96%に相当する温度
で、かつ両者の温度差が30℃以上ある温度領域で一次
予備焼成及び二次予備焼成を行った後、焼結温度で焼成
することが必要とさ7L、 この条件以外で焼成を行う
と、高密度の酸化・物超電導体を得ることができない。
なお−次子備焼成及び二次予備焼成の保持時間について
は特に制限はないが、各2時間以上保持することが好ま
しく、5時間以上保持すればさらに好ましい。
焼結温度については特に制限はなく、酸化物超電導体材
料の粒径などによ)適宜選定されるが。
焼結を充分に進め、かつ酸化物超電導体材料の分解を抑
制するには920〜980℃の範囲の温度で焼成するこ
とが好ましい。
昇温及び焼結の際の雰囲気は、特に制限はないが、酸素
雰囲気、窒素雰囲気、又はこれらの混合ガス、アルゴン
などのような中性雰囲気中で焼成することが好ましい。
冷却工程は、酸素雰囲気中で冷却することが必要とされ
、酸素雰囲気以外の雰囲気中で冷却すると超電導性を示
さない。
なお酸素雰囲気中の酸素の濃度は、20容量係以上が好
ましく、50容i%以上であればさらに好ましい。
冷却速度は、700″Cまでは特に制限はないが。
50°C/時間〜200℃/時間の速度で冷却すること
が好ましい。
700℃未満から300℃までの冷却は、徐冷。
例えば100℃/時間以下、好ましくは50℃/時間以
下の速度で徐々に冷却することが必要とされ、もし急冷
すると酸素が十分く焼結体中に入らなくなるため超電導
特性が低下する。
300℃まで徐冷すれば、それ以降の冷却速度は制限は
ない。
本発明になる高密度酸化物超電導体は、相対密度が97
%以上で、かつ平均結晶径が10μm以上であることが
必要とされ、相対密度が97%未満であると、開気孔が
増えるため酸素は拡散しやすくなるが、超電導電流のパ
ス(流路)が少なくなるため臨界電流密度が低下し、ま
た平均結晶径が10μm未満であると、単位長さ当シに
存在する粒界の数が増加するため臨界電流密度が低下す
る。
相対密度が97チ以上で、かつ平均結晶径が10μm以
上の高密度酸化物超電導体は、上記に示したような工程
及び条件で製造することにより得ることができる。
(実施例) 以下本発明の詳細な説明する。
実施例1 Y、Ba及びCuの比率が原子比で1:2二3となるよ
うに純度99.9%以上の酸化イツトリウム(信越化学
工業IJ)114919.炭酸バリウム(和光純薬製、
試薬特級)394.689及び酸化鋼238.64gを
秤量し、超電導体材料用原料粉とした。
次に上記の超電導体材料用原料粉を樹脂久ボールミル内
に樹脂被唖ボール及びメタノールと共に充填し、毎分6
0回転の条件で10時時間式混合。
粉砕した。乾燥後粉砕物をアルミナ焼板にのせ大気中で
950℃まで50℃/時間の速度で昇温し。
950°Cで10時間焼成後50℃/時間の速度で冷却
し、ついでアルミナ乳鉢で粉砕し、さらにジルコニアボ
ール入りジルコニアポットで粉砕して平均粒径が3.9
μmの酸化物超電導体材料を得た。
核酸化物超電導体材料1009にパラフィン(和光純薬
爬)を1og添加し、100℃に加熱して分散した。こ
れを32メツシユの合成線状ポリアミドの網目を通して
成形材料とした。この成形材料を直径30加の円板成形
用金型を用いて1トン/an2の圧力で成形し、厚さ3
mmの円板とした。
次に該円板をアルミナセンタ上に載置し、  30℃/
時間の昇温速度で750℃まで昇温し、750℃で5時
間保持して一次子備焼成を行った後。
100℃/時間の昇温速度で900℃まで昇温し。
900℃で10時間保持して二次予備焼成を行い。
さらに100℃/時間の昇温速度で9506Cまで昇温
し、950℃で10時間保持して焼成した。
この間の雰囲気は空気気流1r/分で行った。
この後、雰囲気を酸素気流11!/分に切り替え。
1.00℃/時間の冷却速度で700 ℃まで冷却し。
次いで300℃まで40℃/時間の冷却速度で徐冷し、
さらに50℃/時間の冷却速度で60℃まで冷却した後
、大気中に取り出し焼結体を得た。
次に焼結体から幅2胴のサンプルを切り出し。
四端子法でT:nSe を及びTzeroを求めたとこ
ろ。
TC05” ハ94.5 K +  TC”” ハ93
.4 K テロ リs tた臨界電流密度は470A/
CIl+”であった。
一方焼結体をエタノールで置換して嵩密度を求めたとこ
ろ、  6.26 g/am’であった。この嵩密度6
、26 g /c−から相対密度は98゜3%であった
さらに焼結体を走査型電子顕微鏡(以下SEMとする)
で観察したところ、平均結晶径は17μmであった。
実施例2 実施例1で得た円板をアルミナセンタ上に載置し、30
℃/時間の昇温速度で800 ℃まで昇温し、800℃
で10時間保持して一次子備焼成を行った後、100°
C/時間の昇温速度で880 ℃まで昇温し、880℃
で5時間保持して二次予備焼成を行い、さらに100℃
/時間の昇温速度で960℃まで昇温し、960℃で1
0時間保持して焼成した。この間の雰囲気は窒素気流I
I!/分で行った。この後、雰囲気を酸素気流11!/
分に切り替え、200℃/時間の冷却速度で700℃ま
で冷却し9次いで300 ℃まで50℃/時間の冷却速
度で徐冷し、さらに60℃/時間の冷却速度で70℃ま
で冷却した後、大気中に取り出し焼結体を得た。
結体を得た。
以下実施例1と同様の方法でrpc、 T。
及び臨界電流密度を求めた。その結果T :JISe 
lは94.1に、T、  は93.2K及び臨界電流密
度は420 A/cm”であった。
また実施例1と同様の方法で嵩密度、相対密度及び平均
結晶径を求めた。その結果、嵩密度は6、25 g/c
m’ 、相対密度Vi98.1%及び平均結晶径は25
μmであった。
比較例1 実施例1で得た円板をアルミナセンタ上に載置し、30
℃/時間の昇温速度でs o o ’cまで昇温し2次
いで960℃まで100℃/時間の昇温速度で昇温後、
10時間保持して焼成した。
この間の雰囲気は窒素気流187分で行った。
この後雰囲気を酸素気流1e/分に切り替え。
200℃/時間の冷却速度で700℃まで冷却し。
次いで300℃′まで50℃/時間の冷却速度で徐冷し
、さらに60℃/時間の冷却速度で70℃まで冷却した
後大気中に取り出し焼結体を得た。
以下実施例1と同様の方法でT :nSe 1及びTz
er。
を求めたが、超電導性は示さなかった。そこでサンプル
の表面をX線回折で調べたところ超電導性を示す斜方晶
の多結晶であることが認められた。
しかし表面を100μm程研磨して再度X線回折で調べ
たところ超電導性を示さない正方晶の多結晶であること
が判明した。
また実施例1と同様の方法で嵩密度、相対密度及び平均
結晶径を求めた。その結果、嵩密度は6、20 g/c
tI!3.相対密度は97.3 %及び平均結晶径は1
4μmであった。
以上の結果から比較例1で得られた焼結体は。
表面は超電導体となっているが、その厚さは極めてうす
〈100μrn以下であり、内部は超電導体でないこと
が明らかになった。
実施例3 Er、  Ba及びCuの比率が原子比で1:2:3と
なるように酸化エルビウム(高純度化学製、試薬)19
1.269.炭酸バリウム(和光補薬製。
試薬特級)394.68g及び酸化鋼238.649を
秤量し、超電導体材料用原料粉とした。この後実施例1
と同様の工程を経て平均粒径が4.3μmの酸化物超電
導体材料を得た。
以下実施例1と同様の方法で焼結体を得た後To、To
  及び臨界電流密度を求めた。その結果Tcハ94.
1に、Tコer0ハ92..9に及ヒ臨界電流密度は5
20A/c−であった。
また実施例1と同様の方法で嵩密度、相対密度及び平均
結晶径を求めた。その結果嵩密度は7.03g/c♂、
相対密度は98.3%及び平均結晶径は15μmであっ
た。
比較例2 実施例3で得た酸化物超電導体材料100gにパラフィ
ン(和光補薬製)を109添加し、以下実施例1と同様
の工程を径で厚さ3印の円板を得た。
次に該円板をアルミナセンタ上に載置し、以下比較例1
と同様の工程を経て焼結体を得た。
以下実施例1と同様の方法でTonset及びT。
を求めたが、超電導性は示さなかった。
また実施例1と同様の方法で嵩密度、相対密度及び平均
結晶径を求めた。その結果嵩密度は6.95g / c
m3.相対密度は97.2 %及び平均結晶径は10μ
mであった。
比較例2で得た焼結体についても比較例1と同様に表面
を100μm程研磨してX線回折で調べたところ超電導
性は示さない正方晶の多結晶であった。この結果から超
電導性を示す厚さは100μm以下であることが明らか
になった。
実施例4 Ha、 Ba及びCuの比率が原子比で1:2:3とな
るように酸化ホルミウム(高純度化学製、試薬)18&
93g、炭酸バリウム(和光補薬製。
試薬特級)394.689及び酸化鋼238.649を
秤量し、超電導体材料用原料粉とした。この後実施例1
と同様の工程を経て平均粒径が3.6μmの酸化物超電
導体材料を得た。
以下実施例1と同様の方法で焼結体を得た後To、To
  及び臨界電流密度を求めた。その結果T。  は9
4.2に、Tぎ0は93.1K及び臨界電流密度は58
0 A/cm”であった。
また実施例1と同様の方法で窩密度、相対密度及び平均
結晶径を求めた。その結果嵩密度はa98g /cm3
.相対密度は983%及び平均結晶径は18μmであっ
た。
比較例3 実施例4で得た酸化物超電導体材料100gにパラフィ
ン(和光補薬製)を109添加し、以下実施例1と同様
の工程を経て厚さ3mの円板を得た。
次に該円板をアルミナセンタ上に載置し、以下比較例1
と同様の工程を経て焼結体を得た。
以下実施例1と同様の方法でT。  及びTcを求めた
が、超電導性は示さなかった。
また実施例1と同様の方法で嵩密度、相対密度及び平均
結晶径を求めた。その結果嵩密度は6.91g/cm’
、相対密度は97.2%及び平均結晶径は9μmであっ
た。
比較例3で得た焼結体についても比較例1と同様に表面
を100μm程研磨してX線回折で調べたところ超電導
性を示さない正方晶の多結晶であった。この結果から超
電導性を示す厚さは100μm以下であることが明らか
であった。
(発明の効果) 本発明の製造法によって得られる高密度酸化物超電導体
は、内部まで優れた超電導性を有し、かつ高い臨界電流
密度が得られ、また本発明の製造法は高価な装置を必要
としないため工業的に極めて好適である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、相対密度が97%以上で、かつ平均結晶径が10μ
    m以上である高密度酸化物超電導体。 2、ランタノイド元素(ただしCe、Pr、Pm及びT
    bを除く)及び/又はY、Ba並びにCuを主成分とし
    た平均粒径が10μm以下の酸化物超電導体材料を成形
    し、該成形物を焼結温度の70〜85%未満及び85〜
    96%に相当する温度で、かつ両者の温度差が30℃以
    上ある温度領域で一次予備焼成及び二次予備焼成を行つ
    た後、焼結温度で焼成し、次いで酸素雰囲気中で700
    ℃まで冷却し、さらに酸素雰囲気中で300℃まで徐冷
    することを特徴とする請求項1記載の高密度酸化物超電
    導体の製造法。
JP63152019A 1988-06-20 1988-06-20 高密度酸化物超電導体及びその製造法 Pending JPH01320202A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63152019A JPH01320202A (ja) 1988-06-20 1988-06-20 高密度酸化物超電導体及びその製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63152019A JPH01320202A (ja) 1988-06-20 1988-06-20 高密度酸化物超電導体及びその製造法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01320202A true JPH01320202A (ja) 1989-12-26

Family

ID=15531282

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63152019A Pending JPH01320202A (ja) 1988-06-20 1988-06-20 高密度酸化物超電導体及びその製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01320202A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013136816A (ja) * 2011-12-28 2013-07-11 Fujikura Ltd 超電導薄膜作製用ターゲットの製造方法、超電導薄膜作製用ターゲット、酸化物超電導導体の製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013136816A (ja) * 2011-12-28 2013-07-11 Fujikura Ltd 超電導薄膜作製用ターゲットの製造方法、超電導薄膜作製用ターゲット、酸化物超電導導体の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH02133367A (ja) 配向した多結晶質超伝導体
JPH01188456A (ja) 酸化物高温超電導体
JPH01320202A (ja) 高密度酸化物超電導体及びその製造法
JPH0261121B2 (ja)
JPH0251468A (ja) イットリウム−バリウム−銅酸化物粉末およびイットリウム−バリウム−銅酸化物超電導焼結体の製造方法
JP3330962B2 (ja) 酸化物超電導体の製造方法
JPH0259464A (ja) 高密度酸化物超電導体及びその製造法
JP2980650B2 (ja) 希土類系酸化物超電導体の製造方法
JPH01176218A (ja) 複合酸化物超電導材料及びその製造方法
JPS63310764A (ja) 配向性酸化物超伝導体及びその製造方法
JPH06279106A (ja) 高密度yig多結晶フェライトの製造方法
JPH0222129A (ja) 酸化物超伝導物質の製造法
JP2696691B2 (ja) 酸化物系超電導材料
JPS62187114A (ja) 鉛含有酸化物微粉末の製法
JPH01176219A (ja) 複合酸化物超電導材料及びその製造方法
JPS63270341A (ja) 超伝導酸化物セラミクスの製造方法
JPH01157455A (ja) 酸化物超電導焼結体の製造方法
JPH0238358A (ja) 酸化物超電導体の製造方法
JPS63270346A (ja) 酸化物超電導体の製造方法
JPS63295471A (ja) 酸化物超伝導材料の製造方法
JPS63270340A (ja) 超伝導酸化物セラミクス焼結体の製造方法
JPH01141868A (ja) 超電導セラミツクスの製造方法
JPH01183451A (ja) 超電導材料及びその製造方法
JPH01108121A (ja) 超電導体の製造方法
JPH0459654A (ja) 酸化物超電導体