JPH01311976A - 小型電動車 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は主として障害者或いは高齢者の自走型車椅子と
して、又は、ゴルフカート等として利用される小型電動
車に関する。

〔従来の技術〕

従来、駆動車輪とは別に設けられている操向車輪には、
駆動機能は付与されてなかった。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところで、この種の小型電動車は利用者に合せて低速走
行すべく設計されている為に馬力面で非力であることは
否めず、前後一方の駆動車輪だけでは急な段差があると
乗り越えることができないこともあった。特に、交通量
の多い処では歩道を走行することが認められているが、
車道から歩道にかけて緩やかなスロープが形成されてい
ない段差の大きな部分では、歩道への乗り上げに難儀し
ていた。

本発明の目的は簡単な機構を追加することによって、走
行路面状況に対応した駆動形態を採れるものを提供する
点にある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明による特徴構成は左右一対の駆動車輪とこの駆動
車輪に対して前後何れか一方に位置する操向車輪を設け
るとともに、この操向車輪を駆動状態と非駆動状態とに
切換える切換機構を設けてある点にあり、その作用効果
は次の通りである。

〔作　用〕

つまり、操向車輪を駆動輪に切換える機構を設けること
によって、段差を乗り越える場合等には、操向車輪を駆
動輪化し、この駆動操向車輪の接地面を促えるグリップ
を増大させて、全車輪の駆動力で段差を乗り越えること
ができる。

又、一般の平坦な道路では操向車輪を遊転状態にして、
無用な馬力を消費しない状態に切換えることができる。

〔発明の効果〕

したがって、路面に応じた駆動形態（例えば、３輪駆動
或いは２輪駆動）の使い分けが行え、このような小型電
動車の有用性を高めることができる。

〔請求項２に対する作用効果〕 しかも、登はん時や段差を乗り越える場合のように、走
行負荷抵抗がある一定以上になる場合には、自動的に操
向車輪が駆動状態に切り換わるので、切換える為の操作
を行う必要がなく、運転操作に不自由を感じる高齢者や
障害者を対象とするこの種の小型電動車の操作性を向上
させることができるに至った。

〔実施例〕

小型電動車として、障害車および高齢者を対象とした３
輪型電動車を説明する。第２図及び第３図に示すように
、パイプフレーム（１ａ）で枠組を形成しこのパイプフ
レーム（１ａ）に樹脂で一体成形したステップ兼用の板
フレーム（１ｂ）を固着した車体フレーム（１）の前部
に同じく縦向きパイプフレーム（２Ａ）を立設し、断面
略四角形の板金製ハンドル支持フレーム（２Ｂ）を固着
して、操縦ハンドル（３）を取付けるとともに、車体フ
レーム（１）後部に操縦座席（４）及びデフ機構（図示
せず）を内装したミッションケース（４）、走行用駆動
モータ（６）を配し、前記操縦／’ｉンドル（３）軸に
取付けた単一の操向用前車軸（７）とミッションケース
（５）の横側端に軸支した左右一対の駆動後車輪（８）
、　（８）　とを配して３輪小型電動車を構成しである
。

第１図に示すように、前記左右の縦向きバイブフレ、−
ム（２Ａ）、　（２Ａ）　にわたって架渡された前記ハ
ンドル支持フレーム（２Ｂ）には上下に貫通するヘッド
チューブ（９）が固着されるとともに、このヘッドチュ
ーブ（９）に対してノ＼ンドルステム（１０）及びフォ
ークステム（１１）が装着され、このフォークステム（
１１）下端に操向用前車輪（７）を軸支して操向構造を
形成しである。なお、図中（２２）はアクセルペダル、
（２５）はバッテリーである。

一方、第４図に示すように、操縦座席（４）には、シー
トベル）　（２７）が設けてあり、このシートベル）　
（２７）には左右のシートベルト金具（２７ａ）、　（
２７ａ）が締結された状態で導通するスイッチ（２９）
と、操縦座席（４）には着座圧力を感知する感圧式の着
座状態感圧スイッチ（２８）とが設けてあり、両スイッ
チ（２８）、　（２９）　の少なくとも一方が導通状態
にない場合には、走行用駆動モータ（６）の作動を牽制
する機構（図示せず）が設けてある。

次に、操向用前車輪（７）の構造について説明する。第
１図に示すように、前記操向用前車輪（７）は前記フォ
ークステム（１１）下端に対して前後揺動可能に枢支さ
れたブラケツ）　（３０）に軸支されるとともに、前記
フォークステム（１１）下端と前記ブラケッ）　（３０
）との間に架設された引張バネ（３１）力によって前方
上方に向けて引張られている。この操向用前車輪（７）
の後方にウオーム減速機付前輪モータ（３２）が設けて
あり、この前輪モータ（３２）出力軸にピニオンギヤ（
３３）が取付けである。ここに、前記操向用前車軸（７
）が路面の段差を乗り越えようとする場合には図示する
仮想線で示すように後方に揺動してピニオンギャ（３３
）に押付けられ回転駆動力を受ける。

この場合の駆動モータ（６）の起動タイミングは前記操
向用前車輪（７）が一定角度だけ揺動を感知するポテン
ショメーク　　（図示せず）からの出力を受けることで
決められている。すると、この操向用前車輪（７）が駆
動鹸化して３輪駆動状態になる。そして、段差を乗り越
えた状態で再び操向用前車軸（７）は引張バネ（３１）
によって引かれピニオンギヤ（３３）より離れる。した
がって、遊転状態に戻る。以上、操向用前車輪（７）を
揺動可能に取付ける機構と、引張バネ（３１）とを、換
向用前車輪（７）を駆動状態と非駆動状態とに切換える
機構（Ａ）と称する。

次に、走行構造の別形態を説明する。第２図及び第３図
に示すように、操縦座席（４）を後向きに反転可能に構
成するとともに、操縦座席（４）の後方にヘッドチュー
ブ（３４）を設け、前方に設けてある操縦ハンドル（３
）を後ヘツドチューブ（３４）に付は替えることによっ
て後進走行を安全に行なえる。この場合に、操向車輪（
７）の位置は変らないので、後へラドチューブ（３４）
のフォークステム（１１）と前フオークステム（１１）
とをＸ型に配置した二本のロッド（３６）で連結しであ
る。

したがって、狭い路地等に入り込んで旋回反転ができな
い場合に、操縦ハンドル（３）を付は替え、操縦座席（
４）を後向きに反転させることによって、車体フレーム
（１）自体を反転させないで路地より脱出できる。

〔別実施例〕

■　単一の操向車輪（７）と左右一対の駆動車輪（８）
とは前後入れ替ってもよい。

■　操向車輪は２輪式のものでもよい。

■　前記操向用車輪（７）が伝動クラッチを介して駆動
モータ（３２）と連係され、手元操作レバーで伝動クラ
ッチを大切することによって、任意に駆動状態と非駆動
状態に切換えられる構成を採ってもよい。この場合に、
駆動モータ（６）ヲ一つに限定し、この駆動モータ（６
）で操向用前車輪（７）と駆動後車輪（８）とを駆動す
る形態を採ってもよい。

■　又、操向用車輪（７）が前記ピニオンギヤ（３３）
に直接接触して駆動される形態ではな（、操向用車輪（
７）軸に人力ギヤを取付け、走行負荷が設定以上になる
とこの入力ギヤが操向用車輪軸とともに揺動して前記ピ
ニオンギヤ（３３）と咬合う構成を採ってもよい。

■　走行負荷が設定以上になることを感知する手段とし
ては操向用車輪（７）軸に圧電素子等を設けて、その設
定以上の感知作動に基づいて操向用車輪（７）を駆動す
る形態を採ってもよい。

■　上記実施例のものはゴルフカート又は運搬車等地の
小型電動車に使用してもよい。

尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る小型電動車の実施例を示し、第１図
は操向用前車輪の取付状態を示す縦断側面図、第２図は
全体側面図、第３図は全体平面図、第４図はシートベル
ト装着状態を示す正面図である。 （７）・・・・・・操向車輪、（８）・・印・駆動車輪
、（Ａ）・・・・・・切換機構。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、左右一対の駆動車輪（８）、（８）とこの駆動車輪
   （８）、（８）に対して前後何れか一方に位置する操向
   車輪（７）を設けるとともに、この操向車輪（７）を駆
   動状態と非駆動状態とに切換える切換機構（Ａ）を設け
   てある小型電動車。 ２、左右一対の駆動車輪（８）、（８）と操向用車輪（
   ７）を設け、この操向用車輪（７）を駆動状態と非駆動
   状態とに切換える機構（Ａ）を設けるとともに走行負荷
   が設定以上に増大すると前記操向用車輪（７）を駆動状
   態に自動的に設定する切換手段を設けてある小型電動車
   。 ３、左右一対の駆動後車輪（８）、（８）と操向用前車
   輪（７）を設け、この操向用車輪（７）にかかる走行抵
   抗が設定以上に増大するとその操向用前車輪（７）を自
   動的に駆動輪状態に切換える機構を設けてある小型電動
   車。