JP2007022301A - 三輪管理機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、畝を斜めに乗り越える場合などにおいて、前輪にスリップが発生し難い三輪管理機を提供することを課題とする。
【解決手段】 三輪管理機は、前輪の目標回転速度V1を演算する前輪目標速度演算部71と、この前輪目標速度演算部71から得た目標回転速度V1に1.0未満の係数を乗じて管理回転速度V2を定める管理速度決定部72と、前輪の実回転速度Vfactを速度センサから取得する実速度取得部74と、この実速度取得部74から得た前輪の実回転速度Vfactを管理速度決定部72で定めた管理回転速度V2と比較する速度比較部75と、この速度比較部75で実回転速度Vfactが管理回転速度V2を下回っているときにはパワーアシストモータに通電し、実回転速度Vfactが管理回転速度V2以上であるときにはパワーアシストモータに通電しない制御を行う前輪モータ制御部70とを備える。
【選択図】 図4

Description

本発明は、1個の前輪と2個の後輪とを備え、これらの2個の後輪をエンジンで駆動する三輪管理機の改良に関する。
従来、1個の前輪を自由輪とし、2個の後輪をエンジンで駆動する三輪管理機の走行安定性を高める技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−299011公報(図1)
特許文献1を次図に基づいて説明する。
図11は従来の技術の基本構成を説明する図であり、三輪管理機100は、機体101と、この機体101の前部に1個の前輪102を備え、この前輪102をフロントフォーク103に取付け、このフロントフォーク103を機体101のヘッドパイプ104に回転可能に取付け、前輪102を転舵可能にすると共に、フロントフォーク103を斜め前に立ち下げることで、前輪102にキャスタ角δをもたせ、直進安定性を高めつつ、走行安定性を高めたものである。
しかし、この三輪管理機100の前輪102は自由輪であり、駆動力がかからないため、畝を斜めに乗り越える場合などにおいて、前輪102にスリップし易い。このため、作業性が悪かった。
本発明は、畝を斜めに乗り越える場合などにおいて、前輪にスリップが発生し難い三輪管理機を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明では、左右の後輪が駆動輪で、1個の前輪が従動輪で且つ転舵輪であり、このような前輪にパワーアシストモータを付設し、必要時にパワーアシストモータを作動させる形式の三輪管理機において、この管理機は、前輪の目標回転速度を演算する前輪目標速度演算部と、この前輪目標速度演算部から得た目標回転速度に1.0未満の係数を乗じて管理回転速度を定める管理速度決定部と、前輪の実回転速度を速度センサから取得する実速度取得部と、この実速度取得部から得た前輪の実回転速度を管理速度決定部で定めた管理回転速度と比較する速度比較部と、この速度比較部で実回転速度が管理回転速度を下回っているときにはパワーアシストモータに通電し、実回転速度が管理回転速度以上であるときにはパワーアシストモータに通電しない制御を行う前輪モータ制御部とを備えることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、1.0未満の係数は、0.5〜0.8の範囲から選択した値であることを特徴とする。
請求項3に係る発明では、前輪モータ制御部は、パワーアシストモータの上限回転速度を記憶させる上限速度記憶部と、この上限速度記憶部から得た上限回転速度と実速度取得部から得た前輪の実回転速度とを比較する上限速度比較部と、この上限速度比較部で実回転速度が上限回転速度を上回っているときにはモータ電源とパワーアシストモータとの間の回路に設けたリレーをオフ状態にするリレー制御部とを備えることを特徴とする。
請求項4に係る発明では、上限回転速度は、パワーアシストモータの無負荷時回転速度であることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、三輪管理機は、実回転速度が管理回転速度を下回っているときにはパワーアシストモータに通電し、実回転速度が管理回転速度以上であるときにはパワーアシストモータに通電しない制御を行う前輪モータ制御部を備え、前輪の実回転速度が管理回転速度を下回るときのみ通電するようにした。
実回転速度が管理回転速度を下回るときにのみ、パワーアシストモータは前輪に駆動力を加えるため、前輪の実回転速度に応じて前輪の駆動制御をすることができる。
前輪の駆動力が必要なときのみに前輪に最小限のパワーアシストをするようにしたので、前輪にパワーアシストがない場合と較べて、前輪にスリップが発生し難い。
前輪にスリップが発生し難くなるため、作業性を大幅に向上することができるという利点がある。
加えて、前輪の駆動力が必要なときのみに前輪に最小限のパワーアシストをするようにしたので、電気エネルギーの節約となり、省エネルギー化を図ることができる。
請求項2に係る発明では、管理速度決定部で用いる1.0未満の係数は、0.5〜0.8の範囲から選択した値である。
1.0未満の係数を0.5未満とすると、前輪の実回転速度と目標回転速度の差が大きくなってもパワーアシストモータによるパワーアシストがなされず、作業時間が延びて、作業性が低下するという問題がある。
また、1.0未満の係数を0.8超とすると、パワーアシストモータの稼働率が高くなり、パワーアシストモータの容量を大きくする必要があり、パワーアシストモータのサイズが大きくなり、モータの費用が嵩む。
従って、1.0未満の係数を、0.5〜0.8の範囲から選択した値に設定する。
管理速度決定部で用いる1.0未満の係数は、0.5〜0.8の範囲から選択した値とすることで、パワーアシストモータのサイズを大きくする必要もなく、モータのコストアップを回避することができる。
請求項3に係る発明では、前輪モータ制御部は、実回転速度が上限回転速度を上回っているときにはリレーをオフ状態にするリレー制御部を備え、パワーアシストモータが上限回転速度を上回る高速で回転する間は、電源回路からパワーアシストモータを切り離すようにした。
一般に、パワーアシストモータが上限回転速度を上回る高速で回転するときに、パワーアシストモータの回生制動が発生する。
しかし、請求項3によれば、パワーアシストモータが上限回転速度を上回る高速で回転する間は、電源回路からパワーアシストモータを切り離したので、回生制動を無くすことができる。
請求項4に係る発明では、上限回転速度は、パワーアシストモータの無負荷時回転速度であるため、設定を容易に行うことができ、設定時間を短縮することができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。以下の説明において、前後左右上下は、乗員シートに座った乗員を基準に決める。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る三輪管理機の側面図であり、三輪管理機10は、鋼製フレーム及び鋼板により構成した機体11の前部に、左右転舵可能に前輪フレーム12を備え、この前輪フレーム12の下方に前輪13を備え、前輪フレーム12の略中心に前輪13を駆動するパワーアシストモータ14を備え、前輪フレーム12の後方に種蒔き、中耕、除草など各種の作業を行う作業機15を昇降機構16を介して昇降可能に備え、この作業機15の後方に乗員が座る運転席17を備え、この運転席17の左右下方に駆動輪となる後輪18L、18R(左側の後輪18Lのみ示す。)を備え、後輪18L、18R(左側の後輪18Lのみ示す。)の上部左右にエンジン21の回転速度を変速する流体変速機22L、22R(左側の流体変速機22Lのみ示す。)を備え、機体11の後部にエンジン21を備える前1輪後2輪の農業機械である。
23は前輪13の転舵用ハンドル、24、24はハンドル23と前輪フレーム12の間に介在させる転舵ロッド、25は前輪13の転舵軸、26は消音器、27は作業域15の昇降用シリンダである。
機体11の下部に作業機軸31を前後に配置し、この作業機軸31の前部に中継軸32を連結し、この中継軸32に作業機15の入力軸33を取付ける。エンジン21の後部出力軸34と作業機軸31の間の動力伝達は、各軸34、31に取付けた一対のプーリ35、36と、これらのプーリ35、36に巻き掛けたベルト37とにより行うものである。 中継軸32の前後には自在継手38、39を備える。
後輪18L、18R(左側の後輪18Lのみ示す。)の駆動系については次図で説明する。
図2は発明に係る三輪管理機の平面図であり、機体11から左右に腕部材41L、41L、41R、41Rを延ばし、これらの腕部材41L、41L、41R、41Rに流体変速機22L、22Rを取付け、この流体変速機22L、22Rに後輪フレーム42L、42Rを取付け、これらの後輪フレーム42L、42Rに後輪18L、18Rを回動自在に取付ける。
後輪18L、18Rの駆動系は、エンジン21の前部出力軸43に取付ける出力プーリ44、44と、流体変速機22L、22Rの入力軸45L、45Rに取付ける入力プーリ46L、46Rと、入力プーリ46L、46Rと出力プーリ44、44の間に掛け渡す歯付きタイプのベルトであるコグベルト47L、47Rとを備える。そして、エンジン21の駆動力を流体変速機22L、22Rに伝達する。
さらに、流体変速機22L、22Rと後輪18L、18Rに図示せぬスプロケット及びこれらのスプロケットに巻き掛けるチェーンを設け、流体変速機22L、22Rの駆動力を後輪18L、18Rに伝達する。
すなわち、三輪管理機10は、3つの車輪13、18L、18Rが独立して駆動可能であり、これらの車輪13、18L、18Rの各々に駆動手段を備えることで全輪が独立して駆動可能であり、腕部材41L、41Rの前端に流体変速機22L、22Rを配置し、この流体変速機22L、22Rを介して機体11に搭載するエンジン21の出力の一部を後輪18L、18Rに供給するものである。
三輪管理機10は、エンジン21で左右に備える2個の後輪18L、18Rを流体変速機22L、22Rを介するものの直接的にエンジン21で駆動する。これに対して、1個の前輪13はパワーアシストモータ14で駆動する。
図3は本発明に係る三輪管理機の駆動系統の原理図であり、三輪管理機10は、エンジン21で左右に備える2個の後輪18L、18Rを流体変速機22L、22Rを用いて駆動すると共に発電機52を回し、この発電機52で発電した電気をパワーアシストモータ14に供給し、パワーアシストモータ14を用いて転舵輪である1個の前輪13を駆動するように構成する。
三輪管理機10は、左右の後輪18L、18Rが駆動輪で、1個の前輪13が従動輪で且つ転舵輪であり、このような前輪13にパワーアシストモータ14を付設し、必要時にパワーアシストモータ14を作動させるものである。
車輪の回転速度制御を行う前輪モータ制御部を備える制御部50については、後で詳しく説明する。
エンジン21の出力は、後輪18L、18Rの駆動力と、前輪駆動に係るパワーアシストモータ14への入力と、作業機15を駆動する駆動力と、発電機52への入力の総和となる。但し、電磁クラッチ53、54を断状態にすれば、エンジン21の力は、全てが発電機52の駆動に回すことができる。発電機52の発電は、全てバッテリ55に蓄える。
図において、56は前輪13の転舵角を検出する転舵角センサ、57L、57Rは後輪18L、18Rの回転速度を検出する後輪速度センサ、58は変速レバー、59はエンジンの回転数を検出するエンジン回転数センサである。
流体変速機22L、22Rは、HST(hydrostatic transmission)と通常呼ばれ、可変容量形の斜板式油圧ポンプと油圧モータとを内蔵し、入力軸45L、45Rで油圧ポンプを駆動して油圧を発生させ、この油圧をもつオイルを油圧モータに供給して油圧モータを回転させ、図示せぬ流体変速機22L、22Rの出力軸に出力するものであり、外部から斜板の傾斜角を変更することで、入力軸45L、45Rを一定回転数で回転させつつ出力軸を増速、減速、正転、停止、及び逆転することができる。
図4は本発明に係る前輪モータ制御部のブロック図であり、三輪管理機10(図1参照)の制御部50は、前輪13の目標回転速度V1を演算する前輪目標速度演算部71と、この前輪目標速度演算部71から得た目標回転速度V1に1.0未満の係数を乗じて管理回転速度V2を定める管理速度決定部72と、前輪13の実回転速度Vfactを速度センサ73から取得する実速度取得部74と、この実速度取得部74から得た前輪13の実回転速度Vfactを管理速度決定部72で定めた管理回転速度V2と比較する速度比較部75と、この速度比較部75で実回転速度Vfactが管理回転速度V2を下回っているときにはパワーアシストモータ14に通電し、実回転速度Vfactが管理回転速度V2以上であるときにはパワーアシストモータ14に通電しない制御を行う前輪モータ制御部70とを備える。
前輪目標速度演算部71において、転舵角θ、変速レバーの位置情報、及びエンジン回転数などをもとに目標速度V1を求める。
管理速度決定部72において、係数入力手段76aにより係数Kを入力し、この係数Kと前輪目標速度演算部71において求めた目標速度V1とを掛け合わせて管理速度V2を求める。
ところで、後輪を駆動輪、前輪を従動輪とした三輪管理機を前提とすると、前輪が理想的に回転しているときには、前輪の実回転速度Vfactは目標速度V1と合致する。
しかし、畝にかかるなどして前輪に作用する抵抗が増大すると、前輪の実回転速度Vfactは低下する。この低下が著しい場合には三輪管理機の走行に支障がでるため、対策を打つ必要がある。
走行に支障がでるほどの低下を、管理(回転)速度V2と規定する。そして、管理速度V2を実回転速度Vfactが下回った場合には、前輪をパワーアシストモータで駆動することで、走行の健全性を維持する。実回転速度Vfactが管理速度V2以上であれば、走行に支障がないので、前輪は自由回転輪とする。
すなわち、速度比較部75では、前輪13の実回転速度Vfactが前輪13の管理速度V2未満のときにパワーアシストモータ14の通電制御を行い、前輪13の実回転速度Vfactが前輪13の管理速度V2以上のときに非通電制御を行う。
次に係数Kの適正値を検討する。この係数Kは走行に支障がでるほど前輪の速度が低下したか否かを決める1.0以下の値である。
係数Kを0.5未満とすると、前輪13(図3参照)の実回転速度Vfactと前輪13の管理速度V2の差が大きくなってもパワーアシストモータ14によるパワーアシストがなされず、畝を斜めに乗り越える場合などにおいて、例えばスリップなどが発生し、走行に大きな支障が出るという問題がある。
また、係数Kを1.0に近づけるほどパワーアシストモータ14は頻繁に運転状態になり、電気エネルギーが必要となる。稼働率が高い場合にはパワーアシストモータ14の型番(サイズ)を上げる必要も出てくる。一方、前輪の実回転速度が少々低下しても走行に支障は出ない。経済性と実用性と経験を勘案して、係数Kの上限値を0.8とする。
すなわち、係数Kを0.5〜0.8の範囲から選択した値に設定することが望ましい。
管理速度決定部72で用いる1.0未満の係数は、0.5〜0.8の範囲から選択した値とすることで、畝を斜めに乗り越える場合などにおいて、前輪にスリップが発生し難くなり、パワーアシストモータ14(図3参照)のサイズを大きくする必要もなくなり、モータ14の費用増加を回避することができる。
今まで前輪が抵抗を受けて低速になる場合の対策を述べたが、下り坂や凹凸の影響で前輪が高速になる場合がある。この場合には、モータが発電機となり、回生制動と称するブレーキが掛かり、走行に支障がでる。そこで、本発明では次に説明する回生制動対策を講じた。
すなわち、前輪モータ制御部70は、パワーアシストモータ14(図3参照)の上限回転速度Vmaxを入力する上限速度入力手段76bと、この上限速度入力手段76bで入力した上限回転速度Vmaxを記憶させる上限速度記憶部77と、この上限速度記憶部77から得た上限回転速度Vmaxと実速度取得部74から得た前輪13の実回転速度Vfactとを比較する上限速度比較部78と、この上限速度比較部78で実回転速度Vfactが上限回転速度Vmaxを上回っているときにはモータ電源79であるバッテリ55とパワーアシストモータ14との間の回路に設けたリレー83をオフ状態にするリレー制御部84とを備える。
ここで、上限回転速度Vmaxは、パワーアシストモータ14の無負荷時回転速度Vmである。
上限回転速度Vmaxは、パワーアシストモータ14(図3参照)の無負荷時回転速度Vmであるため、パワーアシストモータ14による発電電圧がパワーアシストモータ14の電源電圧を超えた時点で、電源回路のオフ制御を行う。
パワーアシストモータ14の無負荷時回転速度Vmは、電源電圧により回転する最大の回転速度であり、最大の回転速度を超えてパワーアシストモータ14が高速回転する場合にのみ回生制動を解消するようにした。上限回転速度は、パワーアシストモータ14の無負荷時回転速度であるため、設定を容易に行うことができ、設定時間を短縮することができる。
図5は本発明に係るリレー及びその周辺の回路を説明する図であり、リレー83はパワーアシストモータ14とモータ電源79であるバッテリ55との間の回路に設けたものであり、リレー制御部84によりモータ電源79をオン又はオフにする部品である。
パワーアシストモータ14とリレー83の間に蓄電器C85を設け、パワーアシストモータ14で発電した電気を蓄電すると共に、前輪の実回転速度Vfactが上限速度Vmaxを超えリレー83をオフ状態にしたとき、パワーアシストモータ14で発電した電気を放電させる抵抗器R86を設ける。Dはモータ14用のドライバーである。
以上の構成からなる三輪管理機の作用を以下に説明する。
図4に戻って、三輪管理機10(図3参照)は、実回転速度Vfactが管理回転速度V2を下回っているときにはパワーアシストモータ14に通電し、実回転速度Vfactが管理回転速度V2以上であるときにはパワーアシストモータ14に通電しない制御を行う前輪モータ制御部70を備え、前輪13の実回転速度Vfactが管理回転速度V2を下回るときのみ通電するようにした。
実回転速度Vfactが管理回転速度V2を下回るときにのみ、パワーアシストモータ14は前輪13に駆動力を加えるため、前輪13の実回転速度Vfactに応じて前輪13の駆動制御をすることができる。
前輪13の駆動力が必要なときのみに最小限のパワーアシストをするようにしたので、畝を斜めに乗り越える場合などにおいて、前輪13にスリップなどが発生し、走行に大きな支障が出るということはなくなり、作業性を大幅に向上することができる。
加えて、パワーアシストモータ14のサイズを大きくする必要もなくなり、小さな容量のパワーアシストモータ14で済ませることができ、省エネルギー化が図れると共にモータ14の費用増加を回避することができる。
加えて、前輪モータ制御部70は、上限速度比較部75で実回転速度Vfactが上限回転速度Vmaxを上回っているときにはモータ電源79とパワーアシストモータ14との間の回路に設けたリレー83をオフに制御するリレー制御部84とを備えるので、パワーアシストモータ14が上限回転速度Vmaxを上回る高速で回転する間は、モータ電源79からパワーアシストモータ14を切り離す。
パワーアシストモータ14が上限回転速度Vmaxを上回る高速で回転するときに、モータ電源79からパワーアシストモータ14を切り離すことで、パワーアシストモータ14で発電された電気がバッテリ55に充電されるときに発生するパワーアシストモータ14による回生制動を無くすことができる。
さらに、上限回転速度Vmaxは、パワーアシストモータ14の無負荷時回転速度であるため、設定を容易に行うことができ、設定時間を短縮することができる。
本発明は、三輪管理機に好適である。
本発明に係る三輪管理機の側面図である。 本発明に係る三輪管理機の平面図である。 本発明に係る三輪管理機の駆動系統の原理図である。 本発明に係る前輪モータ制御部のブロック図である。 本発明に係るリレー及びその周辺の回路を説明する図である。 従来の技術の基本構成を説明する図である。
符号の説明
10…三輪管理機、13…前輪、14…パワーアシストモータ、V1…前輪の目標回転速度、71…前輪目標速度演算部、V2…管理回転速度、72…管理速度決定部、Vfact…前輪の実回転速度、73…前輪速度センサ、74…実速度取得部、72…管理速度決定部、75…速度比較部、70…前輪モータ制御部、Vmax…パワーアシストモータの上限回転速度、77…上限速度記憶部、78…上限速度比較部、79…モータ電源、183…リレー、84…リレー制御部、Vm…パワーアシストモータの無負荷時回転速度。

Claims (4)

  1. 左右の後輪が駆動輪で、1個の前輪が従動輪で且つ転舵輪であり、このような前輪にパワーアシストモータを付設し、必要時にパワーアシストモータを作動させる形式の三輪管理機において、
    この管理機は、前輪の目標回転速度を演算する前輪目標速度演算部と、この前輪目標速度演算部から得た目標回転速度に1.0未満の係数を乗じて管理回転速度を定める管理速度決定部と、前輪の実回転速度を速度センサから取得する実速度取得部と、この実速度取得部から得た前輪の実回転速度を管理速度決定部で定めた管理回転速度と比較する速度比較部と、この速度比較部で前記実回転速度が前記管理回転速度を下回っているときには前記パワーアシストモータに通電し、前記実回転速度が前記管理回転速度以上であるときには前記パワーアシストモータに通電しない制御を行う前輪モータ制御部とを備えることを特徴とする管理機。
  2. 前記1.0未満の係数は、0.5〜0.8の範囲から選択した値であることを特徴とする請求項1記載の三輪管理機。
  3. 前記前輪モータ制御部は、パワーアシストモータの上限回転速度を記憶させる上限速度記憶部と、この上限速度記憶部から得た上限回転速度と実速度取得部から得た前輪の実回転速度とを比較する上限速度比較部と、この上限速度比較部で前記実回転速度が上限回転速度を上回っているときにはモータ電源とパワーアシストモータとの間の回路に設けたリレーをオフ状態にするリレー制御部とを備えることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の三輪管理機。
  4. 前記上限回転速度は、パワーアシストモータの無負荷時回転速度であることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載の三輪管理機。
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