JP3007093U - 四輪自転車 - Google Patents

四輪自転車

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JP3007093U
JP3007093U JP1994008425U JP842594U JP3007093U JP 3007093 U JP3007093 U JP 3007093U JP 1994008425 U JP1994008425 U JP 1994008425U JP 842594 U JP842594 U JP 842594U JP 3007093 U JP3007093 U JP 3007093U
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JP
Japan
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steering
pair
wheel
pedal
wheels
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Application number
JP1994008425U
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English (en)
Inventor
秀太郎 楢原
Original Assignee
キャリア.プラン株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 動力の伝達効率がよく、不安定感を感じるこ
とが少ない四輪自転車の提供。 【構成】 自転車には、一対の前輪10と、一対の後輪12
と、サドル14と、ペダル16と、操舵ハンドル18と、フレ
ーム20と、ペダル16の回転駆動力を前輪10に伝達する駆
動機構部36と、操舵ハンドル18の操舵力を後輪12に伝達
する操舵機構部38とが設けられている。駆動機構部36
は、ペダル16に連結された原動ギア34と、前輪10の連結
軸28に設けられた從動ギア40と、原動ギ344と從動ギア
40との間に捲回されたチェーン42とから構成されてい
る。操舵機構部38は、操舵ハンドル18に固設された第1
レバー44と、後フォーク26にそれぞれ固設された一対の
第2レバー46と、一対の後フォーク26間を連結するリン
ク機構48と、第1レバー44と第2レバー46との間に設け
られた一対のワイヤ50とから構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、四輪自転車に関し、特に、重量物や身体障害者,病人などを運搬 する際に好適に利用できる四輪自転車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
良く知られているように、車椅子は、乗車している本人が手動により動かすか 、あるいは、介助者が後方から押すことにより動かしている。このような移動手 段では、介助者の疲れなどにより、行動範囲に制約を受けるととともに、低速で の移動しかできないという問題があった。このような問題に対しては、例えば、 車椅子を電動により動かす手段も提供されているが、このような移動手段を採用 すると、非常に高価になるという問題があった。
【0003】 そこで、例えば、実開平2−83185号公報には、人手による移動速度より も早く、かつ、電動式ものよりは安価になる移動手段として、車椅子の移動用に 自転車を採用したものが提案されている。しかしながら、この公報に開示されて いる車椅子用の移動手段には、以下に説明する技術的課題もあった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
すなわち、上記公報に開示されている手押し車を有する自転車は、通常の自転 車の前輪を除去し、この部分に車椅子を分離可能に結合した構造であって、全体 が三輪構造のもので、しかも、この三輪自転車は、後輪駆動であって、前輪操舵 形式になっている。ところが、このような形式の自転車では、前輪側に運搬され る人などが乗せられ、前輪側の荷重が非常に大きくなるが、このような状態で後 輪駆動すると、動力の伝達効率が悪く、例えば、坂道などで前進させる際には、 非常に大きな力を必要とするという問題がある。
【0005】 また、前輪側に運搬する人を乗せた状態で、前輪操舵を行なうと、前輪側の荷 重が大きいので操舵が難しくなるとともに、乗車している人は、操舵の度に急激 に大きく左右に振られ、不安定感が大きくなる。 本考案は、このような従来の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的 とするところは、動力の伝達効率がよく、しかも、人を乗車させたときに不安定 感を感じることが少なくなる四輪自転車を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は、一対の前輪と、一対の後輪と、サドルと 、ペダルと、操舵ハンドルとがフレームに設けられた四輪自転車であって、前記 ペダルの回転駆動力を前記前輪に伝達する駆動機構部と、前記操舵ハンドルの操 舵力を前記後輪に伝達する操舵機構部とを設けたことを特徴とする。
【0007】 前記四輪車では、前記前輪側に重量物ないしは乗員積載部を設けることができ る。
【0008】
【作用】
上記構成の四輪自転車では、ペダルの回転駆動力を前輪に伝達する駆動機構部 と、操舵ハンドルの操舵力を後輪に伝達する操舵機構部とを設けており、前輪駆 動でかつ、後輪操舵構造となっていて、前輪側に重量物や人などを乗せた場合で も、ペダルの回転駆動力が効率よく大きな荷重がかかる前輪に伝達できるととも に、操舵を前輪側よりも小さな荷重がかかる後輪側で行なうので、操舵が容易に なる上に、前輪側が操舵の度に急激に大きく振られない。
【0009】
【実施例】
以下本考案の好適な実施例について添附図面を参照して詳細に説明する。図1 から図4は、本考案にかかる四輪自転車の一実施例を示している。同図に示す四 輪自転車は、一対の前輪10と、一対の後輪12と、サドル14と、ペダル16 と、操舵ハンドル18と、フレーム20とを有している。
【0010】 フレーム20は、車体の前後方向に延びるメインフレーム20aと、このメイ ンフレーム20aの中間位置にあって斜め上方に延びる立パイプ20bと、この 立パイプ20bの下端側から略L字状に屈曲して上方に延びるヘッドパイプ20 cと、メインフレーム20aの前方側に一端が固設された一対のL字パイプ20 dと、このL字パイプ20d間を結合する連結パイプ20eとを有している。
【0011】 なお、このL字パイプ20dと連結パイプ20eとが後方と両側方とが囲まれ た前輪10上の空間には、例えば、図2に仮想線で示すように、椅子を固定して 人を載せることもできるし、また、重量物を載せることもできる。 一対のL字パイプ20dには、一対の前フォーク22が嵌着固定されている。 また、メインフレーム20aの下側には、ハブ24がステー20fにより支持さ れている。さらに、ヘッドパイプ20cには、その上端側にスリーブ20gが設 けられている。一方、メインフレーム20aの後端側には、上下方向に所定の間 隔をおいて一対のプレート20hが配置され、各プレート20hは、ピン20i により回動自在にフレーム20aに結合されている。
【0012】 そして、プレート20hの両端には、一対のスリーブ20jがピン結合により 支持されており、各スリーブ20jには、後フォーク26が回転自在に挿通され ている。一対の前輪10は、連結軸28で連結されていて、その車輪間隔が後輪 12の車輪間隔よりも大きく設定されていて、この連結軸28の両端側には、旋 回時に外輪側を空転させて、スムーズな旋回を可能にするワンウエイクラッチ3 0が設けられている。
【0013】 この前輪10は、連結軸28をハブ24内に挿通し、かつ、一対の前フォ−ク 22で各前輪10の両側を挟むようにして、各前フォーク22の先端側を連結軸 28に取付ることで回転自在に支持されている。後輪12は、スリーブ20j内 に回転自在に挿通された後フォーク26にそれぞれ回転可能に支持されている。 サドル14は、取付軸14aと、この軸14aの上端に設けられたサドル部1 4bとから構成され、取付軸14aをフレーム20の立パイプ20b内に挿入し て、図示省略の締め付け手段により高さ調整可能に固定される。ペダル16は、 L字状の軸32の先端側に回転可能に支持されていて、軸32は、メインフレー ム20aの下面側に突設されたステー20kに原動ギア34とともに取り付けら れている。
【0014】 操舵ハンドル18は、全体形状が略Y字状になっていて、軸部18aと、この 軸部18aの上端に設けられたハンドル部18bとから構成されていて、ヘッド バイプ20cに取り付けられたスリーブ20f内に軸部18aが回転自在に挿通 支持されている。そして、本実施例の四輪車では、ペダル16の回転駆動力を前 輪10に伝達する駆動機構部36と、操舵ハンドル18の操舵力を後輪12に伝 達する操舵機構部38とが設けられている。
【0015】 駆動機構部36は、ペダル16に連結された原動ギア34と、前輪10の連結 軸28に設けられた從動ギア40と、原動ギア34と從動ギア40との間に捲回 されたチェーン42とから構成されている。一方、操舵機構部38は、操舵ハン ドル18の軸部18aに固設された第1レバー44と、後フォーク26にそれぞ れ固設された一対の第2レバー46と、一対の後フォーク26間を連結するリン ク機構48と、第1レバー44と第2レバー46との間に設けられた一対のワイ ヤ50とから構成されている。
【0016】 さて、以上のように構成された四輪自転車では、サドル14に運転者が腰をか けてペダル16を足で踏み込むと、ペタル16が回転し、この回転力が駆動機構 部36が前輪10に伝達され、いわゆる、前輪駆動形式となっている。このため 、例えば、図1に仮想線で示しているように、メインフレーム20aの前方側に 椅子を固定し、この椅子に身体障害者や老人、病人を乗せて運ぶ場合や、重量物 を運搬する場合には、荷重が大きくかかる前輪10側に回転駆動力を直接伝達す るので、動力の伝達効率がよくなる。
【0017】 また、上記構成の四輪自転車で方向を転換する際には、操舵ハンドル18を方 向転換したい方に回転させることになり、いま例えば、右方向に曲がりたい場合 には、ハンドル18を右回転させるが、操舵ハンドル18を右回転すると、操舵 機構部38の第1レバー44の左側に配置されたワイヤ50が前方に引っ張られ 、これにより第2レバー46が回転し、その結果、後フォーク26とともに後輪 12が回転するので、このようなハンドル操作を行ないながら回転駆動力を前輪 10に伝達すると、車体が右方向に回転する。
【0018】 このように、本実施例の四輪自転車では、いわゆる、後輪操舵構造となってい て、前輪10側に重量物や人などを乗せた場合でも、操舵を前輪10側よりも小 さな荷重がかかる後輪12側で行なうので、操舵が容易になる上に、前輪10側 が操舵の度に急激に大きく振られない。 さらに、本実施例の四輪自転車では、後輪12を支持している一対の後フォー ク26は、一対のプレート20hをスリーブ20jおよびメンイフレーム20a にピン結合した平行リンク構造となっているので、例えば、一方の後輪12が路 面上に隆起した部分に乗り上げたとしても、図5に示すように、車体の安定性を 保つことができる。
【0019】
【考案の効果】
以上、実施例で詳細に説明したように、本考案にかかる四輪自転車によれば、 動力の伝達効率がよく、しかも、人を乗車させたときに不安定感を感じることが 少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる四輪自転車の一実施例を示す正
面図である。
【図2】同四輪自転車の側面図である。
【図3】同四輪自転車の背面図である。
【図4】同四輪自転車の上面図である。
【図5】同四輪自転車が隆起部に乗り上げた時の説明図
である。
【符号の説明】 10 前輪 12 後輪 14 サドル 16 ペダル 18 操舵ハンドル 20 フレーム 22 前フォーク 26 後フォーク 28 連結軸 34 原動ギア 36 駆動機構部 38 操舵機構部 40 從動ギア 42 チェーン 44 第1レバー 46 第2レバー 48 リンク機構 50 ワイヤ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の前輪と、一対の後輪と、サドル
    と、ペダルと、操舵ハンドルとがフレームに設けられた
    四輪自転車であって、 前記ペダルの回転駆動力を前記前輪に伝達する駆動機構
    部と、 前記操舵ハンドルの操舵力を前記後輪に伝達する操舵機
    構部とを設けたことを特徴とする四輪自転車。
  2. 【請求項2】 前記前輪側に重量物ないしは乗員積載部
    を設けたことを特徴とする請求項1記載の四輪自転車。
JP1994008425U 1994-07-13 1994-07-13 四輪自転車 Expired - Lifetime JP3007093U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009280182A (ja) * 2008-05-20 2009-12-03 Npo Hatsumei Daigakukko ステッキハンドル自転車
JP2015096388A (ja) * 2013-11-15 2015-05-21 トヨタ自動車株式会社 乗り物

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