JP2000355293A - 電動介護自転車 - Google Patents

電動介護自転車

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JP2000355293A
JP2000355293A JP11167574A JP16757499A JP2000355293A JP 2000355293 A JP2000355293 A JP 2000355293A JP 11167574 A JP11167574 A JP 11167574A JP 16757499 A JP16757499 A JP 16757499A JP 2000355293 A JP2000355293 A JP 2000355293A
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JP
Japan
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traveling device
wheel
electric
assist motor
electric assist
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JP11167574A
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English (en)
Inventor
Shoji Yoshida
捷二 吉田
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Original Assignee
NATIONAL JITENSHA KOGYO KK
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K2204/00Adaptations for driving cycles by electric motor

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被介護者を搭載し、介護者の小さい労力で安
全に路上移送できる電動介護自転車を提供する。 【解決手段】 前大車輪1、前小車輪2、椅子3などを
備えた前走行装置6の後部に、後車輪7、ペダル駆動装
置8などをフレーム11で一体に備えた後走行装置12
を連結装置により前小車輪2が路面から浮いた状態で着
脱自在、回転自在に連結し、電動アシストモータを前走
行装置6ないし後走行装置12のいずれかに備え、ペダ
ル駆動装置8への踏力に対応した補助動力量により軽
快、安全に路上走行する。電動アシストモータを前走行
装置6のみに備えた構成では電動補助された単体の車椅
子として走行可能であり、連結時には踏力センサをペダ
ル駆動装置8に備え、ブレーキレバー5は後走行装置1
2のブレーキにも連結。後走行装置12は前車輪装置を
設けて活用可能。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被介護者を前走行
装置に載せ、電動自転車に乗る感覚で小さい労力と軽快
な操作性で安全に路上移送できる電動介護自転車に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、老人や身体障害者に対する介護が
ますます重要な環境になりつつあるが、とくに足腰の不
自由な障害者にとっては移動手段の確保が重要である。
【0003】従来、前記移動手段の1つとして車椅子が
ある。前記車椅子は、歩行機能を失った障害者でも体力
のある人はその後車輪を自分の腕力で回転させて移動で
きるように構成されている。一方、脚力も体力も不足し
ている老人や病弱者を対象とする介護用の車椅子があ
り、この車椅子には介護者が付き添い、被介護者を載せ
た車椅子を介護者が手押ししたりブレーキをかけたりす
るのが一般的である。この場合、介護者には手押しする
労力とともに歩行する労力がかかり、介護者にとっては
労力負担の大きい介護となる。これに対して、介護者の
負担を軽減する手段が提案されている。
【0004】たとえば、実開平2−83185号公報に
は、手押し車を有する自転車として、左右2輪および前
記2輪を操舵するハンドルを有する前走行装置と、サド
ル、後車輪および前記後車輪を駆動するペダルを有する
後走行装置とを、中途部を接続、分離自在な係脱構造で
形成している連結フレームで連結した自転車であって、
前記前走行装置を手押し車に構成した手段が開示されて
いる。前記前走行装置は、単独の車椅子として介護者が
手押しで移動させることができるとともに、前記係脱構
造を介して後走行装置を連結した場合には、介護者は後
走行装置のサドルに跨り、前記ハンドルを操作しながら
前記ペダルを足で漕ぐことにより、通常の自転車に乗っ
ているように走行しながら前走行装置に被介護者を載せ
て路上移送することができ、介護者の手押し負担と歩行
負担とを軽減することができる。
【0005】また、特開平9−56750号公報には、
患者が乗っている車椅子を路上移送する方法および同方
法に用いる連結具として、患者の乗っている車椅子を介
護者が2輪車または3輪車に近づけた後、1端またはそ
の至近部に前記車椅子との係止手段を、他端またはその
至近部に2輪車または3輪車との係止手段を備えた連結
具の各々の係止手段を車椅子と2輪車または3輪車に係
止し、つぎに介護者が2輪車または3輪車を運転して路
上移送する手段を開示している。これにより、介護者は
2輪車または3輪車に乗りながら車椅子を路上移送させ
ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の手段
において、実開平2−83185号公報が開示している
手段では、前走行車および後走行車を路上移送する労力
の全てを介護者の人力に依存しており、遠距離の移動や
長時間にわたる移動では介護者の負担が十分に軽減され
ているとは言い難い。また、移送時の運転操作において
も、被介護者を載せた前走行車の重量は数十kg程度に
もなるので走行方向を変えるハンドル操作が重くなり、
軽快な操作ができないのみならず、重量に負けて操作誤
りを起こすと事故につながる可能性もある。また、ブレ
ーキについても前走行車のブレーキに依存するため、介
護者が乗った後走行車の重量による慣性力の増加を考え
ると十分なブレーキ機能を備えたものとなっていない。
【0007】また、特開平9−56750号公報が開示
している手段では、2輪ないし3輪車、および車椅子
は、いずれも単独で利用される移動手段として市販され
たものを連結して使用するので、連結使用時の操作性お
よび安全機能については全く考慮されていない。
【0008】本発明は上記の課題を解決するもので、介
護者の軽い労力負担とともに、操作性および安全性に優
れた電動介護自転車を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係わる本発明
は、2個の前小車輪、2個の前大車輪、被介護者が腰掛
ける椅子、および介護者が手押しするための手押しバー
を一体に備えた前走行装置と、1個の後車輪および前記
後車輪を介護者の踏力で駆動するペダル駆動装置をフレ
ームにより一体に備えた後走行装置と、前記後走行装置
のフレームの先端近傍に着脱自在に装着され、前記後走
行装置を前記前走行装置の後部に着脱自在、かつ回転自
在に連結する連結装置とを備えるとともに、前記前走行
装置の前大車輪または前記後走行装置の後車輪の少なく
ともいずれか一方には電動アシストモータを備え、前記
前走行装置は単独の車椅子として介護者による手押し、
ないし被介護者自身の手回しにより路上走行可能である
とともに、前記前走行装置と前記後走行装置とを前記連
結装置により連結したとき、前記前走行装置の前小車輪
は地面から離れた状態として前記前大車輪と前記後車輪
とにより3輪車状態になり、介護者は後走行装置のサド
ルに跨って前記ペダル駆動装置により前記後車輪を駆動
するとともに前記電動アシストモータにより対応する車
輪を補助駆動し、前記前走行装置の方向を前記手押しバ
ーにより変えてハンドル操作しながら走行するようにし
た電動介護自転車である。
【0010】本発明により、被介護者を載せた状態で、
介護者は少ない労力で安全に路上走行することができ
る。
【0011】請求項2に係わる本発明は、電動アシスト
モータとペダル駆動装置とを一体とした電動アシスト駆
動ユニットを後走行装置に備え、前走行装置と後走行装
置とを連結装置により連結したとき、介護者は後走行装
置のサドルに跨ってペダル駆動装置により後車輪を駆動
するとともに、前記電動アシストモータによる動力で後
車輪を補助駆動するようにした請求項1に係わる電動介
護自転車である。
【0012】本発明により、電動アシスト駆動ユニット
により、少なくとも介護者の踏力に対応した補助動力量
で軽快に路上走行することができる。
【0013】請求項3に係わる本発明は、前電動アシス
トモータを前走行装置の前大車輪に備え、前走行装置と
後走行装置とを連結装置により連結したとき、介護者は
後走行装置のサドルに跨ってペダル駆動装置により後車
輪を駆動するとともに、前記前電動アシストモータによ
る動力で前大車輪を補助駆動するようにした請求項1に
係わる電動介護自転車である。
【0014】本発明により、前走行装置の2つの前大車
輪への補助動力により確実に路面を捕捉して路上走行す
ることができる。
【0015】請求項4に係わる本発明は、ペダル駆動装
置と電動アシストモータとを一体とした電動アシスト駆
動ユニットを後走行装置に備えるとともに、前走行装置
の前大車輪に前電動アシストモータを備え、前走行装置
と後走行装置とを連結装置により連結したとき、介護者
は後走行装置のサドルに跨ってペダル駆動装置により前
記後車輪を駆動するとともに電動アシストモータにより
補助駆動し、前大車輪を前記前電動アシストモータによ
り補助駆動するようにした請求項1に係わる電動介護自
転車である。
【0016】本発明により、後走行装置の電動アシスト
駆動ユニットによる後車輪の補助駆動と、前電動アシス
トモータによる前大車輪の補助駆動との両方により、よ
り一層軽快、かつ確実に路面を捕捉して路上走行するこ
とができる。
【0017】請求項5に係わる本発明は、後走行装置の
ペダル駆動装置は介護者の踏力を検出する踏力センサを
備え、前走行装置における前電動アシストモータは少な
くとも前記踏力に対応する補助動力量で前大車輪を補助
駆動するようにした請求項3ないし請求項4のいずれか
に係わる電動介護自転車である。
【0018】本発明により、踏力センサによりペダル駆
動装置への踏力を検出し、介護者の意図や道路の状況な
どに的確に対応した補助動力量で駆動することができ
る。
【0019】請求項6に係わる本発明は、前走行装置
は、2つの前大車輪のそれぞれのハブ装置に前電動アシ
ストモータを備えた請求項3ないし請求項5のいずれか
に係わる電動介護自転車である。
【0020】本発明により、前電動アシストモータをコ
ンパクトに設けることができるとともに、前大車輪への
動力伝達装置、たとえばチェーンなどを不要とし、ま
た、2個の前大車輪を差動動作させることも可能とす
る。
【0021】請求項7に係わる本発明は、前走行装置に
おける前電動アシストモータは後走行装置に搭載したバ
ッテリーから電力を供給されるようにした請求項3ない
し請求項6のいずれかに係わる電動介護自転車である。
【0022】本発明により、電源を共通化して前走行装
置の重量増加をなくし、ハンドル操作を容易にさせるこ
とができる。
【0023】請求項8に係わる本発明は、前走行装置は
介護者がブレーキレバーにより操作する前大車輪のブレ
ーキを備えるとともに後走行装置には後車輪のブレーキ
を備え、前走行装置と後走行装置とを連結装置により連
結したとき、前記後車輪のブレーキは前走行装置のブレ
ーキレバーに連結して操作されるようにした請求項1な
いし請求項7のいずれかに係わる電動介護自転車であ
る。
【0024】本発明により、介護者は前走行装置のブレ
ーキレバーを操作するのみで前走行装置のブレーキと後
走行装置のブレーキとを同時に操作でき、安全に路上走
行することができる。
【0025】請求項9に係わる本発明は、連結装置は、
前走行装置と後走行装置とを回転自在に連結する回転軸
における回転トルクを補助するハンドルアシストモータ
を備え、介護者が手押しバーで前走行装置の方向を変え
る操作を前記ハンドルアシストモータにより補助するよ
うにした請求項1ないし請求項8のいずれかに係わる電
動介護自転車である。
【0026】本発明により、被介護者の乗った重い前走
行装置の方向を容易に変えることができ、軽快、かつ安
全に路上走行することができる。
【0027】請求項10に係わる本発明は、後走行装置
は、連結装置を外したフレームにハンドルと前走行車輪
とを有する前車輪装置を取り付け、単独の自転車または
電動自転車として利用できるようにした請求項1ないし
請求項8のいずれかに係わる電動介護自転車である。
【0028】本発明により、後走行装置を単独の自転車
または電動自転車として活用することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】請求項1に係わる本発明におい
て、前走行装置は、2個の前大車輪、2個の前小車輪、
被介護者が腰掛ける椅子、介護者が手押しするための手
押しバー、およびブレーキレバーを一体に構成した車椅
子であって、単独の車椅子としても利用できるものであ
る。ただし、前記ブレーキレバーには後走行装置のブレ
ーキの、たとえばブレーキワイヤを結合可能な構成とし
て、前記ブレーキレバーの操作により、前走行装置の前
大車輪のブレーキと後走行装置の後車輪のブレーキとを
同時にかけるようにしている。
【0030】また、前記後走行装置は、後車輪、サド
ル、ペダル駆動装置をフレームで一体に構成したもので
あり、略電動自転車のハンドルおよび前走行車輪を除い
たものである。ただし、後車輪のブレーキは、前記のよ
うに前走行装置のブレーキレバーに連結して操作可能と
している。また、電動アシストモータを前走行装置また
は後走行装置の少なくともいずれか一方に備える。この
電動アシストモータは、少なくとも前記ペダル駆動装置
における踏力に対応した補助動力量で後車輪を駆動する
装置であり、前記踏力の他に走行速度などに対応しても
よく、また、下り坂などでバッテリーへの回生充電や回
生制動をしてもよいことは言うまでもない。
【0031】また、連結装置は、後走行装置を前走行装
置の後部に連結するための装置であり、連結した状態で
は前走行装置の前小車輪は地面から浮き上がった状態と
なり、2個の前大車輪と後車輪とで3輪車の状態とな
る。また、前走行装置の方向を任意に変え得るように、
前走行装置と後走行装置とを回転自在に連結する。以上
の連結状態とすることにより、前走行装置の方向を変え
ることで任意の方向に走行することが可能になる。な
お、蒲鉾型の断面を有する路面を走行する場合に後走行
装置が傾いて介護者が前走行装置のハンドルを取られな
いように、スイング機構を備えた構成とすることも可能
である。
【0032】請求項2に係わる本発明において、後走行
装置が電動アシスト駆動ユニットを備え、前記電動アシ
スト駆動ユニットは、ペダル駆動装置における踏力を検
出する踏力センサと電動アシストモータとを一体に備
え、前記踏力センサで検出した踏力に対応した補助動力
量で後車輪と駆動する。なお、補助動力量は前記踏力の
他、走行速度などに対応して決定してもよいことは言う
までもない。前記電動アシストモータの電源としてバッ
テリーを後走行装置に搭載する。
【0033】請求項3に係わる本発明において、前走行
装置は、その前大車輪に前電動アシストモータを備え
る。たとえば、2個の前大車輪のそれぞれのハブ装置に
前電動アシストモータを組み込んで、コンパクトな構成
で、かつダイレクトドライブで前大車輪を駆動するよう
に構成できる。この前電動アシストモータの補助動力量
は、少なくとも後走行装置におけるペダル駆動装置に加
えられた踏力に対応して決めることができる。前記踏力
を検出するためには、ペダル駆動装置に踏力センサを設
ける。前走行装置に前電動アシストモータを備えること
は、路面との摩擦力を大きくできるので、被介護者を載
せて重くなった状態でも、発進や坂道走行などにおける
スリップなどを排除して走行性と安全性とを高める効果
がある。
【0034】なお、前記補助動力量は、前記踏力の他、
走行速度などにも対応して決めてもよく、また、下り坂
などでバッテリーへの回生充電や回生制動を行ってもよ
いことは言うまでもない。また、前電動アシストモータ
を備えた前走行装置は、単独の電動車椅子としても使用
可能な構成とすることも可能であり、この場合、被介護
者自身が手回しで前大車輪に回転付加力を加えると、そ
の回転付加力に応じた補助動力量により、被介護者が楽
に操作することが可能となる。
【0035】請求項4に係わる本発明において、前走行
装置の前大車輪に前電動アシストモータを備えるととも
に、後走行装置も電動アシスト駆動ユニットを備える。
この場合、前電動アシストモータの補助動力量は、少な
くとも後走行装置における電動アシスト駆動ユニットに
おける踏力により決定することができる。前走行装置と
後走行装置との両方に電動アシストモータを備えること
は、被介護者を載せて重くなった状態でも、発進や坂道
走行におけるスリップなどを排除して走行性と軽快さと
を高める効果があり、安全な走行にもつながる効果があ
る。
【0036】なお、前記補助動力量は、前記踏力の他、
走行速度などにも対応して決めてもよく、また、前電動
アシストモータの電源も後走行装置に搭載したバッテリ
ーから供給することができるが、前走行装置に別のバッ
テリーを搭載してもよく、また、電動アシスト駆動ユニ
ットおよび前電動アシストモータにより回生充電や回生
制動してもよいことは言うまでもない。
【0037】請求項5に係わる本発明において、後走行
装置のペダル駆動装置は、ペダルに加えられた踏力を検
出する踏力センサを備える。たとえば、ペダル駆動装置
のクランク軸に設けた歪センサなどで構成することがで
きる。
【0038】請求項6に係わる本発明において、前走行
装置は前電動アシストモータを前大車輪のハブ装置に備
える。これにより前電動アシストモータと前大車輪との
間の動力伝達装置、たとえばチェーンなどを排除して構
成を簡素化しながらダイレクトドライブによる確実な駆
動を実現することができる。
【0039】請求項7に係わる本発明において、前走行
装置に設けた前電動アシストモータの電源を後走行装置
に搭載したバッテリーから供給する。これにより構成を
簡単とし、かつ前走行装置の重量を低減してハンドル操
作を容易にすることができる。
【0040】請求項8に係わる本発明において、後走行
装置の後車輪のブレーキを前走行装置のブレーキレバー
と結合する。たとえば、後走行装置のブレーキワイヤを
前走行装置のブレーキレバーに結合する。介護者は前走
行装置のブレーキレバーを操作するのみで、前大車輪と
後車輪とにブレーキをかけることができる。
【0041】請求項9に係わる本発明において、連結装
置は、ハンドルアシストモータを備える。これは、前走
行装置と後走行装置とを回転自在に連結する回転部分の
回転軸に補助トルクを加える手段であり、重量の重い前
走行装置の方向を変えるときのハンドル操作を容易に
し、操作性と安全性とに有効である。
【0042】請求項10に係わる本発明において、前車
輪装置は、後走行装置に前走行車輪、ハンドル、および
ブレーキレバーを追加し、前記前車輪装置と後走行装置
とにより単独の自転車または電動自転車を構成して活用
できるようにする。
【0043】以下、実施例について説明する。
【0044】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の電動介護自転車
の一実施例について図面を参照しながら説明する。
【0045】図1は本実施例の構成を示す斜視図であ
る。図において、1は前大車輪、2は前小車輪、3は椅
子、4は手押しバー、5はブレーキレバーであり、2個
の前大車輪1と2個の前小車輪2と椅子3と左右の手押
しバー4と左右のブレーキレバー5は一体として前走行
装置6を構成する。また、7は後車輪、8はペダル駆動
装置、9は電動アシストモータおよび踏力センサを内蔵
した電動アシスト駆動ユニット、10はサドルであり、
これらはフレーム11により一体として後走行装置12
を構成する。また、13は後走行装置に搭載したバッテ
リーである。
【0046】また、図2は前走行装置6と後走行装置1
2とを連結する連結装置14を後走行装置12のフレー
ム11の先端部に取り付けた状態を示す斜視図である。
【0047】図3は連結装置14の構成を示す斜視図で
ある。図3の(a)において、15は後走行装置12の
フレーム11と結合するための結合部、16は固定ヘッ
ド部、17は回転ヘッド部、18は連結アーム、図3の
(b)における19は連結アーム18の両端に設けら
れ、連結アーム18を前走行装置6に固定するための締
め具である。連結装置14は結合部15により後走行装
置12とは着脱自在に装着される。なお、締め具19の
構成は図3の(b)に示した構成に限定されるものでは
ない。また、結合部15の構成についても同様で、たと
えばレバーなどでワンタッチで結合できる構成としても
よい。
【0048】上記構成における動作と作用について説明
する。前走行装置6は、図4に示したように、独立した
車椅子としての機能を備え、被介護者が椅子3に腰掛
け、介護者が左右の手押しバー4により手押しして路上
移送したり、ブレーキレバー5を操作して減速したり停
止させることができる。また、被介護者自身が前大車輪
1を手回しして移動することも可能である。
【0049】また、図1に示したように、前走行装置6
と後走行装置12とを図2および図3に示した連結装置
14により連結して電動介護自転車を構成する。この場
合、前小車輪2は地面から浮き上がった状態になるよう
に結合され、2個の前大車輪1と後車輪7とで三輪車の
状態となる。この状態で被介護者は椅子3に腰掛け、介
護者はサドル10に跨ってペダル駆動装置8を足で踏み
つけて漕ぐことにより、後車輪7を駆動して前進する。
このとき、電動アシスト駆動ユニット9は、内蔵してい
る踏力センサ(図示せず)によりペダル駆動装置8に加
えられた介護者の踏力を検出し、内蔵している電動アシ
ストモータ(図示せず)により少なくとも前記踏力に対
応した補助動力量で後車輪7を駆動する。なお、前記電
動アシストモータへの電力は後走行装置12に搭載して
いるバッテリー13から供給する。
【0050】また、介護者は左右の手押しバー4で前走
行装置6の方向を変えることにより、直進、左折、右折
などのハンドル操作を自由に行うことができる。すなわ
ち、図3に示したように、連結装置14は、固定ヘッド
部16と回転ヘッド部17とが回転自在に構成されてお
り、前走行装置6は回転ヘッド部17で支えられながら
手押しバー4により方向を自由に変えることができる。
また、ブレーキレバー5は前走行装置6の前大車輪1の
ブレーキ装置に連結されているので、前大車輪1にブレ
ーキをかけることができる。また、後走行装置12の後
車輪7にもブレーキ装置を備え、その操作ワイヤ(図示
せず)を前走行装置6のブレーキレバー5に連結するこ
とにより、介護者は前走行装置6のブレーキレバー5を
操作するのみで、前大車輪1と後車輪7との両方にブレ
ーキをかけることができ、電動介護自転車全体としての
ブレーキ機能を十分に備えたものとしている。
【0051】以上のように本実施例によれば、前走行装
置6と後走行装置12とを連結装置14により着脱自
在、かつ回転自在に連結し、被介護者を前走行装置6に
腰掛けさせ、介護者がサドル10に跨ってペダル駆動装
置8を漕ぐことにより、その踏力と、少なくとも前記踏
力に対応した電動アシストモータの補助駆動とにより少
ない労力で路上移送できるとともに、前走行装置6のブ
レーキレバー5を操作するのみで前大車輪1と後車輪7
とにブレーキをかけることができ、安全に走行すること
ができる。
【0052】なお、蒲鉾型の断面を有する路面を走行す
る場合に後走行装置12が傾くことにより前走行装置6
のハンドル操作を誤らないように、連結装置14にスイ
ング機構を備えてもよい。また、長い下り坂道などでバ
ッテリー13を回生充電したり回生制動するようにして
もよいことは言うまでもない。
【0053】(実施例2)以下、本発明の電動介護自転
車の実施例2について図面を参照しながら説明する。本
実施例が実施例1と異なる点は、前走行装置6に前電動
アシストモータ20を備えるとともに、後走行装置12
にはペダル駆動装置8に踏力センサを備え、電動アシス
ト駆動ユニット9を備えないことにある。
【0054】図5は本実施例における前走行装置6の構
成を示す斜視図である。なお、図1と同じ構成要素には
同一符号を付与して詳細な説明を省略する。図5におい
て、前走行装置6は2個の前大車輪1のそれぞれのハブ
に前電動アシストモータ20を備えている。
【0055】上記構成における動作について説明する。
前走行装置6には被介護者が腰掛けて乗るため、その重
量は前走行装置6の重量とともに数十kgにも達する場
合が考えられ、電動介護自転車として発進や坂道走行な
どにおいて、1個の後車輪7による駆動では、地面との
摩擦力が不足して空転が発生する可能性があり、このよ
うな場合には補助動力を前走行装置6の2個の前大車輪
1に加えるのが有効となる。
【0056】本実施例では前走行装置6の前大車輪1の
それぞれに前電動アシストモータ20を設け、かつその
補助動力量は、後走行装置12のペダル駆動装置8に加
えられた踏力、すなわち前記踏力センサで検出した踏力
により与えるものとする。なお、踏力以外に走行速度な
どを考慮してもよいことは言うまでもない。この場合、
前電動アシストモータ20の電力は後走行装置12に搭
載しているバッテリー13から供給するようにできる。
【0057】また、前走行装置6は、単体での走行も可
能であり、バッテリーを前走行装置6に搭載して、前電
動アシストモータ20による補助動力量を被介護者の手
による前大車輪1への回転付加力に応じたものとするこ
とにより、被介護者自身で楽に前走行装置6を操作する
こともできる。
【0058】以上のように本実施例によれば、前走行装
置6の前大車輪1のそれぞれに前電動アシストモータ2
0を設け、後走行装置12のペダル駆動装置8の踏力に
対応する補助動力量で駆動することにより、被介護者と
介護者との重量に見合った補助動力で軽快、かつ安全に
路上走行することができる。
【0059】なお、前電動アシストモータ20により回
生充電および回生制動できることは言うまでもない。
【0060】(実施例3)以下、本発明の電動介護自転
車の実施例3について説明する。本実施例が実施例1と
異なる点は、前走行装置6にも前電動アシストモータ2
0を備えて、後走行装置12の電動アシスト駆動ユニッ
ト9と前電動アシストモータ20との両方で補助駆動す
るようにしたことにある。前走行装置6の構成は図5と
同じであり、詳細な説明は省略する。
【0061】上記構成における動作について説明する。
前走行装置6には被介護者が腰掛けて乗るため、その重
量は前走行装置6の重量とともに数十kgにも達する場
合が考えられ、電動介護自転車として発進や坂道走行な
どにおけるスリップや加速に対して電動アシスト駆動ユ
ニット9の能力では不十分な場合も発生する。これに対
処して、本実施例では前走行装置6の前大車輪1のそれ
ぞれにも前電動アシストモータ20を設け、かつその補
助動力量は、後走行装置12のペダル駆動装置8に加え
られた踏力、すなわち電動アシスト駆動ユニット9が備
える踏力センサで検出した踏力により与えるものとす
る。なお、踏力以外に走行速度などを考慮してもよいこ
とは言うまでもない。この場合、前電動アシストモータ
20の電力は後走行装置12に搭載しているバッテリー
13から供給するようにできる。
【0062】以上のように本実施例によれば、後走行装
置12における電動アシスト駆動ユニット9による補助
動力と前走行装置6に設けた前電動アシストモータ20
による補助動力とにより、ペダル駆動装置8における踏
力に対応して補助駆動することにより、発進や坂道走行
においてさらに快適に、かつ安全に路上走行することが
できる。
【0063】なお、前走行装置6は、実施例2と同様
に、前電動アシストモータ20を備えた単体の車椅子と
しての走行も可能であり、バッテリーを前走行装置6に
搭載して、前電動アシストモータ20による補助動力量
を被介護者の手による前大車輪1への回転付加力に応じ
たものとすることにより、被介護者自身で楽に前走行装
置6を操作することもできる。また、前電動アシストモ
ータ20により回生充電および回生制動できることは言
うまでもない。
【0064】(実施例4)以下、本発明の電動介護自転
車の実施例4について図面を参照しながら説明する。本
実施例が実施例1ないし実施例3と異なる点は、連結装
置14にハンドルアシストモータを備え、ハンドル操作
を軽快なものとしたことにある。なお、図3と同じ構成
要素には同一符号を付与して詳細な説明を省略する。
【0065】図6は本実施例における連結装置14の構
成を示す一部断面斜視図である。図6において、21は
固定ヘッド部16の内部に固定されたハンドルアシスト
モータ、22はハンドルアシストモータ21の回転軸に
設けた第1の歯車、23は回転ヘッド部17に固定され
た第2の歯車、24はハンドルアシストモータ21をフ
レーム11の内部に導かれているモータコード25に接
続するコードコネクタである。
【0066】上記構成における動作と作用について説明
する。前走行装置6には被介護者が腰掛けて乗るため、
その重量は前走行装置6の重量とともに数十kgにも達
する場合が考えられ、介護者が手押しバー4でハンドル
操作を行う場合、たとえば蒲鉾形の断面を有する路面で
は前記重量のためにハンドル操作に過大な力を必要とし
たり、また、重量に起因するモーメントにより速やかに
ハンドル操作できない場合などが発生する。このような
場合、ハンドル操作を電動補助、すなわちハンドルアシ
ストすることが望ましい。
【0067】本実施例では介護者が手押しバー4のハン
ドル操作を行ったとき、回転ヘッド部17に設けた回転
センサおよび回転力センサ(いずれも図示せず)でハン
ドル操作が行われたことを検出し、ハンドルアシストモ
ータ21はハンドル回転力に応じた電力がコードコネク
タ24を介してモータコード25から供給されて回転
し、第1の歯車22が回転ヘッド部17に固定された第
2の歯車23と噛み合って回転することにより、回転ヘ
ッド部17は助成されて軽やかに回転する。
【0068】以上のように本実施例によれば、連結装置
14にハンドルアシストモータ21を備え、介護者のハ
ンドル操作に対応してその回転を助成するようにしたこ
とにより、介護者は被介護者の搭乗により重くなってい
る前走行装置6の方向を軽快に、かつ速やかに、かつ安
全にハンドル操作することができる。
【0069】なお、本実施例ではハンドルアシストをい
わゆるトルク感応型としたが、速度感応型などとしても
よいことは言うまでもない。
【0070】(実施例5)以下、本発明の電動介護自転
車の実施例5について図面を参照しながら説明する。
【0071】図7は本実施例における後走行装置の構成
を示す斜視図である。なお、図2と同じ構成要素には同
一符号を付与して詳細な説明を省略する。
【0072】図7において、26は前走行車輪、27は
前走行車輪26を操舵するハンドル、28はブレーキレ
バーである。これらは前車輪装置29を構成する。前車
輪装置29は結合部15により後走行装置12のフレー
ム11に結合される。
【0073】上記構成における動作と作用について説明
する。後走行装置12は前車輪装置29を結合部15に
より結合することにより、前走行車輪26、ハンドル2
7、およびブレーキレバー28を備えた従来の自転車、
または電動自転車として単独で走行することができる。
この場合、ブレーキレバー28は前走行車輪26のブレ
ーキを操作できるとともに、後車輪7のブレーキにも結
合されて、後車輪7のブレーキも操作し、完全な独立し
た自転車、または電動自転車としての機能を満足するよ
うに構成されている。なお、図7では電動アシスト駆動
ユニット9とバッテリー13とを備えた電動自転車を示
しているが、電動アシスト駆動ユニット9を備えない場
合は通常の自転車となることは言うまでもない。
【0074】以上のように本実施例によれば、後走行装
置12に前車輪装置29を結合することにより、完全な
1台の自転車または電動自転車として活用することがで
き、後走行装置12を電動介護自転車として使用すると
ともに、通常の自転車または電動自転車としても有効に
活用することができる。
【0075】
【発明の効果】請求項1に係わる本発明は、2個の前小
車輪、2個の前大車輪、被介護者が腰掛ける椅子、およ
び介護者が手押しするための手押しバーを一体に備えた
前走行装置と、1個の後車輪および前記後車輪を介護者
の踏力で駆動するペダル駆動装置をフレームにより一体
に備えた後走行装置と、前記後走行装置のフレームの先
端近傍に着脱自在に装着され、前記後走行装置を前記前
走行装置の後部に着脱自在、かつ回転自在に連結する連
結装置とを備えるとともに、前記前走行装置の前大車輪
または前記後走行装置の後車輪の少なくともいずれか一
方には電動アシストモータを備え、前記前走行装置は単
独の車椅子として介護者による手押し、ないし被介護者
自身の手回しにより路上走行可能であるとともに、前記
前走行装置と前記後走行装置とを前記連結装置により連
結したとき、前記前走行装置の前小車輪は地面から離れ
た状態として前記前大車輪と前記後車輪とにより3輪車
状態になり、介護者は後走行装置のサドルに跨って前記
ペダル駆動装置により前記後車輪を駆動するとともに前
記電動アシストモータにより対応する車輪を補助駆動
し、前記前走行装置の方向を前記手押しバーにより変え
てハンドル操作しながら走行するようにした電動介護自
転車とすることにより、被介護者を載せた状態で、介護
者は少ない労力で安全に路上走行することができる。
【0076】請求項2に係わる本発明は、電動アシスト
モータとペダル駆動装置とを一体とした電動アシスト駆
動ユニットを後走行装置に備え、前走行装置と後走行装
置とを連結装置により連結したとき、介護者は後走行装
置のサドルに跨ってペダル駆動装置により後車輪を駆動
するとともに、前記電動アシストモータによる動力で後
車輪を補助駆動するようにした請求項1に係わる電動介
護自転車とすることにより、電動アシスト駆動ユニット
により、少なくとも介護者の踏力に対応した補助動力量
で軽快に路上走行することができる。
【0077】請求項3に係わる本発明は、前電動アシス
トモータを前走行装置の前大車輪に備え、前走行装置と
後走行装置とを連結装置により連結したとき、介護者は
後走行装置のサドルに跨ってペダル駆動装置により後車
輪を駆動するとともに、前記前電動アシストモータによ
る動力で前大車輪を補助駆動するようにした請求項1に
係わる電動介護自転車とすることにより、前走行装置の
2つの前大車輪への補助動力により確実に路面を捕捉し
て路上走行することができる。
【0078】請求項4に係わる本発明は、ペダル駆動装
置と電動アシストモータとを一体とした電動アシスト駆
動ユニットを後走行装置に備えるとともに、前走行装置
の前大車輪に前電動アシストモータを備え、前走行装置
と後走行装置とを連結装置により連結したとき、介護者
は後走行装置のサドルに跨ってペダル駆動装置により前
記後車輪を駆動するとともに電動アシストモータにより
補助駆動し、前大車輪を前記前電動アシストモータによ
り補助駆動するようにした請求項1に係わる電動介護自
転車とすることにより、後走行装置の電動アシスト駆動
ユニットによる後車輪の補助駆動と、前電動アシストモ
ータによる前大車輪の補助駆動との両方により、より一
層軽快、かつ確実に路面を捕捉して路上走行することが
できる。
【0079】請求項5に係わる本発明は、後走行装置の
ペダル駆動装置は介護者の踏力を検出する踏力センサを
備え、前走行装置における前電動アシストモータは少な
くとも前記踏力に対応する補助動力量で前大車輪を補助
駆動するようにした請求項3ないし請求項4のいずれか
に係わる電動介護自転車とすることにより、踏力センサ
によりペダル駆動装置への踏力を検出し、介護者の意図
や道路の状況などに的確に対応した補助動力で駆動する
ことができる。
【0080】請求項6に係わる本発明は、前走行装置
は、2つの前大車輪のそれぞれのハブ装置に前電動アシ
ストモータを備えた請求項3ないし請求項5のいずれか
に係わる電動介護自転車とすることにより、前電動アシ
ストモータをコンパクトに設けることができるととも
に、前大車輪への動力伝達装置、たとえばチェーンなど
を不要とし、また、2個の前大車輪を差動動作させるこ
とも可能とする。
【0081】請求項7に係わる本発明は、前走行装置に
おける前電動アシストモータは後走行装置に搭載したバ
ッテリーから電力を供給されるようにした請求項3ない
し請求項6のいずれかに係わる電動介護自転車とするこ
とにより、電源を共通化して前走行装置の重量増加をな
くし、ハンドル操作を容易にさせることができる。
【0082】請求項8に係わる本発明は、前走行装置は
介護者がブレーキレバーにより操作する前大車輪のブレ
ーキを備えるとともに後走行装置には後車輪のブレーキ
を備え、前走行装置と後走行装置とを連結装置により連
結したとき、前記後車輪のブレーキは前走行装置のブレ
ーキレバーに連結して操作されるようにした請求項1な
いし請求項7のいずれかに係わる電動介護自転車とする
ことにより、介護者は前走行装置のブレーキレバーを操
作するのみで前走行装置のブレーキと後走行装置のブレ
ーキとを同時に操作でき、安全に路上走行することがで
きる。
【0083】請求項9に係わる本発明は、連結装置は、
前走行装置と後走行装置とを回転自在に連結する回転軸
における回転トルクを補助するハンドルアシストモータ
を備え、介護者が手押しバーで前走行装置の方向を変え
る操作を前記ハンドルアシストモータにより補助するよ
うにした請求項1ないし請求項8のいずれかに係わる電
動介護自転車とすることにより、被介護者の乗った重い
前走行装置の方向を容易に変えることができ、軽快、か
つ安全に路上走行することができる。
【0084】請求項10に係わる本発明は、後走行装置
は、連結装置を外したフレームにハンドルと前走行車輪
とを有する前車輪装置を取り付け、単独の自転車または
電動自転車として利用できるようにした請求項1ないし
請求項8のいずれかに係わる電動介護自転車とすること
により、後走行装置を単独の自転車または電動自転車と
して活用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電動介護自転車の実施例1の構成を示
す斜視図
【図2】同実施例における後走行装置の構成を示す斜視
【図3】同実施例における連結装置の構成を示す斜視図
【図4】同実施例における前走行装置の構成を示す斜視
【図5】本発明の電動介護自転車の実施例2および実施
例3における前走行装置の構成を示す斜視図
【図6】本発明の電動介護自転車の実施例4における連
結装置の構成を示す一部断面斜視図
【図7】本発明の電動介護自転車の実施例5における前
車輪装置を結合した後走行装置の構成を示す斜視図
【符号の説明】
1 前大車輪 2 前小車輪 3 椅子 4 手押しバー 5,28 ブレーキレバー 6 前走行装置 7 後車輪 8 ペダル駆動装置 9 電動アシスト駆動ユニット 10 サドル 11 フレーム 12 後走行装置 13 バッテリー 14 連結装置 15 結合部 16 固定ヘッド部 17 回転ヘッド部 18 連結アーム 19 締め具 20 前電動アシストモータ 21 ハンドルアシストモータ 22 第1の歯車 23 第2の歯車 24 コードコネクタ 25 モータコード 26 前走行車輪 27 ハンドル 29 前車輪装置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2個の前小車輪、2個の前大車輪、被介
    護者が腰掛ける椅子、および介護者が手押しするための
    手押しバーを一体に備えた前走行装置と、1個の後車輪
    および前記後車輪を介護者の踏力で駆動するペダル駆動
    装置をフレームにより一体に備えた後走行装置と、前記
    後走行装置のフレームの先端近傍に着脱自在に装着さ
    れ、前記後走行装置を前記前走行装置の後部に着脱自
    在、かつ回転自在に連結する連結装置とを備えるととも
    に、前記前走行装置の前大車輪または前記後走行装置の
    後車輪の少なくともいずれか一方には電動アシストモー
    タを備え、前記前走行装置は単独の車椅子として介護者
    による手押し、ないし被介護者自身の手回しにより路上
    走行可能であるとともに、前記前走行装置と前記後走行
    装置とを前記連結装置により連結したとき、前記前走行
    装置の前小車輪は地面から離れた状態として前記前大車
    輪と前記後車輪とにより3輪車状態になり、介護者は後
    走行装置のサドルに跨って前記ペダル駆動装置により前
    記後車輪を駆動するとともに前記電動アシストモータに
    より対応する車輪を補助駆動し、前記前走行装置の方向
    を前記手押しバーにより変えてハンドル操作しながら走
    行するようにした電動介護自転車。
  2. 【請求項2】 電動アシストモータとペダル駆動装置と
    を一体とした電動アシスト駆動ユニットを後走行装置に
    備え、前走行装置と後走行装置とを連結装置により連結
    したとき、介護者は後走行装置のサドルに跨ってペダル
    駆動装置により後車輪を駆動するとともに、前記電動ア
    シストモータにより後車輪を補助駆動するようにした請
    求項1記載の電動介護自転車。
  3. 【請求項3】 前電動アシストモータを前走行装置の前
    大車輪に備え、前走行装置と後走行装置とを連結装置に
    より連結したとき、介護者は後走行装置のサドルに跨っ
    てペダル駆動装置により後車輪を駆動するとともに、前
    記前電動アシストモータにより前大車輪を補助駆動する
    ようにした請求項1記載の電動介護自転車。
  4. 【請求項4】 ペダル駆動装置と電動アシストモータと
    を一体とした電動アシスト駆動ユニットを後走行装置に
    備えるとともに、前走行装置の前大車輪に前電動アシス
    トモータを備え、前走行装置と後走行装置とを連結装置
    により連結したとき、介護者は後走行装置のサドルに跨
    ってペダル駆動装置により前記後車輪を駆動するととも
    に電動アシストモータにより補助駆動し、前大車輪を前
    記前電動アシストモータにより補助駆動するようにした
    請求項1記載の電動介護自転車。
  5. 【請求項5】 後走行装置のペダル駆動装置は介護者の
    踏力を検出する踏力センサを備え、前走行装置における
    前電動アシストモータは少なくとも前記踏力に対応する
    補助動力量で前大車輪を補助駆動するようにした請求項
    3ないし請求項4のいずれかに記載の電動介護自転車。
  6. 【請求項6】 前走行装置は、2つの前大車輪のそれぞ
    れのハブ装置に前電動アシストモータを備えた請求項3
    ないし請求項5のいずれかに記載の電動介護自転車。
  7. 【請求項7】 前走行装置における前電動アシストモー
    タは後走行装置に搭載したバッテリーから電力を供給さ
    れるようにした請求項3ないし請求項6のいずれかに記
    載の電動介護自転車。
  8. 【請求項8】 前走行装置は介護者がブレーキレバーに
    より操作する前大車輪のブレーキを備えるとともに後走
    行装置には後車輪のブレーキを備え、前走行装置と後走
    行装置とを連結装置により連結したとき、前記後車輪の
    ブレーキは前走行装置のブレーキレバーに連結して操作
    されるようにした請求項1ないし請求項7のいずれかに
    記載の電動介護自転車。
  9. 【請求項9】 連結装置は、前走行装置と後走行装置と
    を回転自在に連結する回転軸における回転トルクを補助
    するハンドルアシストモータを備え、介護者が手押しバ
    ーで前走行装置の方向を変える操作を前記ハンドルアシ
    ストモータにより補助するようにした請求項1ないし請
    求項8のいずれかに記載の電動介護自転車。
  10. 【請求項10】 後走行装置は、連結装置を外したフレ
    ームにハンドルと前走行車輪とを有する前車輪装置を取
    り付け、単独の自転車または電動自転車として利用でき
    るようにした請求項1ないし請求項8のいずれかに記載
    の電動介護自転車。
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