JP2001212183A - 電動車椅子 - Google Patents
電動車椅子Info
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Abstract
ないと走行できず、機構が複雑で高価である。 【解決手段】 乗員によって操作可能な速度設定レバー
32と、この速度設定レバー32とは別に乗員によって
操作可能な第2の車速設定手段と、これら2つの車速設
定手段の何れか一方を選択するための切換スイッチ35
と、この切換スイッチ35により選択された一方の車速
設定手段にて設定される車速に応じて電動モータ14
L,14Rを介し駆動輪13L,13Rの回転速度を制御
する制御手段18とを具え、第2の車速設定手段は、乗
員によって操作されるペダル28と、これらペダル28
の回転速度を検出する回転速度センサ30と、この回転
速度センサ30によって検出されるペダル28の回転速
度に応じて車速を設定する車速設定部26とを有する。
Description
行可能な電動車椅子に関し、特に乗員によって操作可能
なペダルが組み込まれ、このペダルの操作によっても車
速を制御できるようにしたものである。
下半身、特に脚部に障害を持つ人や脚力の衰えが見える
高齢者を自力歩行できるようにするための各種のリハビ
リテーション支援装置が備えられており、これらを使用
することによって脚力の機能回復訓練を行うことができ
る。しかし、所定レベルまで回復して施設を退院し、自
宅などに戻った場合には、屋内に手すりを設けてこれに
伝いながら歩行訓練するのが主となり、充分な脚の機能
回復訓練を継続的に行うことが困難である。
の自力での移動には、車椅子を使用することが専ら行わ
れており、機能回復訓練中の障害者や高齢者にとって
は、脚に負担のかからない比較的快適な移動手段となっ
ている。特に近年、モータを駆動源とする電動車椅子が
出現しており、障害者や高齢者が体力をほとんど必要と
せずに所望の場所に移動できる移動手段として歓迎され
ている。
からすると、障害を有する脚部に全く負荷がかからない
ため、脚力の低下に繋がるおそれがあり、機能回復訓練
中の障害者や高齢者が特に電動車椅子を多用した場合、
その訓練効果を充分に上げることができない。そこで、
機能回復訓練中の障害者や高齢者の利用を考慮してペダ
ルを具えた電動アシスト形式の車椅子が提案されてお
り、ペダルを漕ぐための負荷が所定値を超えると、電動
モータが働いて負荷が所定値以上にならないようにした
ものである。つまり、ペダルを漕ぐための負荷が小さい
領域では乗員の人力のみで走行し、上り坂などのように
ペダルを漕ぐための負荷が大きくなった場合には、電動
モータによる駆動力に切り替えるか、あるいは人力と電
動モータの駆動力とを合成して走行させることにより、
車椅子の推進力の一部を乗員に負担させ、乗員の脚力を
回復させるようにしている。
椅子の場合、体力や脚力が十分に回復していない乗員の
場合、長時間に亙って車椅子を走行させることが実質的
手に困難であり、その生活行動範囲が束縛されてしまう
おそれがある。また、ある程度の体力や脚力を有する乗
員であっても、体調などによっては走行中にペダルを漕
ぐことが困難となる場合も充分考えられるため、ペダル
を漕がずとも走行可能にできることが望ましい。
は、人力と電動モータの駆動力とを併用しているため、
ペダルから駆動輪に至る機械的な動力伝達機構の他に、
トルクセンサや電動モータによる駆動力を駆動輪に伝達
するための機構を並列的に設ける必要があり、構造が複
雑で重量が嵩む上、商品としての価格も高価となる欠点
がある。
回復のためのペダルが組み込まれ、このペダル操作の如
何にかかわらず電動モータにて走行可能であって、簡単
な構造の軽量な電動車椅子を提供することにある。
は、少なくとも1つの駆動輪と、この駆動輪を駆動する
ための電動モータとを有する電動車椅子であって、乗員
によって操作可能な第1の車速設定手段と、この第1の
車速設定手段とは別に乗員によって操作可能な第2の車
速設定手段と、これら2つの車速設定手段の何れか一方
を選択するための設定手段選択手段と、この設定手段選
択手段により選択された前記第1または前記第2の車速
設定手段にて設定される車速に応じて前記電動モータを
介し前記駆動輪の回転速度を制御する制御手段とを具
え、前記第2の車速設定手段は、乗員によって操作され
る一対のペダルと、これら一対のペダルの回転速度を検
出する回転速度センサと、この回転速度センサによって
検出される前記一対のペダルの回転速度に応じて車速を
設定する車速設定部とを有することを特徴とするもので
ある。
の車速設定手段を選択した場合、乗員によって操作され
る第1の車速設定手段による設定車速に応じて制御装置
が電動モータを介して駆動輪の回転速度を制御する。ま
た、設定手段選択手段が第2の車速設定手段を選択した
場合、乗員によって操作される一対のペダルの回転速度
が回転速度センサによって検出され、この一対のペダル
の回転速度に応じた車速が車速設定部にて設定される。
制御装置は、この車速設定部にて設定された車速に応じ
て電動モータを介し駆動輪の回転速度を制御する。
て、設定手段選択手段が第2の車速設定手段を選択して
いる場合、制御手段は一対のペダルの回転方向に応じて
駆動輪の回転方向を制御するものであってもよく、これ
によって電動車椅子の前進動作または後進動作が切り換
えられる。
車速設定手段を選択するものであってもよく、一対のペ
ダルが乗員によって操作されている場合、第2の車速設
定手段を選択するものであってもよい。あるいは、乗員
によって操作される選択スイッチを有するものであって
もよい。
って検出される一対のペダルの回転速度に応じた信号電
圧を車速設定部に出力する変換器をさらに有し、この変
換器から出力される信号電圧と車速設定部にて設定され
る車速とを対応させるようにしてもよい。
この操舵ハンドルが上端部に連結された回動自在な操舵
入力軸とを有する転舵手段をさらに具え、この転舵手段
は、少なくとも1つのキャスタと、左右2つの駆動輪
と、これら駆動輪を独立に駆動するための2つの電動モ
ータと、操舵入力軸の回転位相を検出する操舵角センサ
と、制御手段とを有し、この制御手段は操舵角センサに
よって検出される操舵入力軸の回転位相およびその速度
に応じて2つの電動モータを介し左右の駆動輪の回転速
度を独立に制御するものであってもよい。この場合、操
舵入力軸は一対のペダルの間に配置され、第2の車速設
定手段は、一対のペダルに対応して同軸状に設けられた
一対のクランク軸と、これら一対のクランク軸の軸線と
平行な回転軸線を有する連結軸と、この連結軸の両端部
と一対のクランク軸とをそれぞれ連結する動力伝達機構
とをさらに有するものであってもよい。また、回転速度
センサを連結軸に接続するようにしてもよく、一対のペ
ダルの回転を抑制する負荷付与手段を連結軸に連結する
ことも可能であり、この場合、負荷付与手段が負荷を変
更できるものであってもよい。さらに、一対のクランク
軸の位置を変更し得るクランク軸位置調整手段を具える
ようにしてもよい。
図1〜図7を参照しながら詳細に説明するが、本発明は
このような実施例に限らず、これらをさらに組み合わせ
たり、この明細書の特許請求の範囲に記載された本発明
の概念に包含されるべき他の技術にも応用することがで
きる。
状を図1に示し、その正面形状を図2に示し、その背面
形状を図3に示し、その制御ブロックを図4に示す。す
なわち、電動車椅子10の車体フレーム11の前側には
前輪である左右一対のキャスタ12が垂直な軸線回りに
旋回可能に取り付けられ、後端部には後輪である左右一
対の駆動輪13L,13Rが回転自在に取り付けられて
いる。各駆動輪13L,13Rにはそれぞれ電動モータ
14L,14Rが連結され、これら駆動輪13L,13R
は独立にそれらの回転速度が制御される。
するためのシート15が設けられており、このシート1
5の背もたれ部16の上端には、介護者がこの電動車椅
子10を押したりするための把持ハンドル17が設けら
れている。また、車体フレーム11の下部には、後述す
る制御装置18と、この制御装置18と電動モータ14
L,14Rとの間に介装されるモータドライバ19L,1
9R(図4参照)と、電動モータ14L,14Rなどに
電力を供給するためのバッテリ20とが設けられてい
る。
けられた操舵ポスト21には、電動車椅子10の進行方
向を設定するための操舵ハンドル22と一体の操舵軸2
3が回動可能に取り付けられており、この操舵ポスト2
1に対する操舵軸23の旋回角度を検出するための操舵
角センサ24がこれらの間に組み込まれ、操舵角センサ
24によって検出された操舵軸23の旋回角度が制御装
置18の演算部25に出力される。
サ24によって検出された操舵軸23の旋回角度と、制
御装置18の車速設定部26から出力される設定車速と
に基づき、左右の駆動輪13L,13Rの個々の回転速
度を算出し、その算出結果を各々のモータドライバ19
L,19Rに出力することにより、目標とする車速を維
持した状態で電動車椅子10の転舵方向が制御される。
にロータリエンコーダ27L,27Rを付設し、モータ
ドライバ19L,19Rから指令される回転速度と、ロ
ータリエンコーダ27L,27Rによって検出される回
転速度とが合致するように、駆動輪13L,13Rの回
転速度をフィードバック制御しており、これによって電
動車椅子10のより円滑な走行を維持している。
第2の車速設定手段の一部を構成する左右一対のペダル
28が1本のクランク軸29を介して回転自在に設けら
れており、乗員は、両足をペダル28に乗せてこれを漕
ぐことができるようになっている。車体フレーム11内
には、クランク軸29の回転速度を検出する回転速度セ
ンサ30と、クランク軸29の回転を抑制する機能を持
つ負荷付与装置31とが設けられている。
らの検出結果に応じた信号電圧を出力する変換器54が
組み込まれており、前記車速設定部26は、この変換器
54からの信号電圧か、あるいは後述する速度設定レバ
ー32の位置を検出するポテンショメータ33からの出
力に応じて電動車椅子10の走行速度を設定し、制御装
置18はこの車速設定部26にて設定された走行速度に
応じて左右一対の電動モータ14L,14Rを介して左
右一対駆動輪13L,13Rの回転速度を制御する。
転速度センサを用いた場合には、上述した変換器54を
省略することも可能である。
らの検出信号に基づき、車速設定部26にて設定される
走行速度は、クランク軸29の回転速度に対して非線形
な特性を持たせており、クランク軸29の回転速度が低
い領域と高い領域とでは速度変化率を小さく設定すると
共にそれ以外の領域では速度変化率を大きく設定するこ
とにより、クランク軸29の低回転領域では電動車椅子
10の走行速度を微妙に変えて走行させることが可能で
あり、高回転領域では電動車椅子10の走行速度が過剰
に上昇するのを抑制して乗員の安全性を確保している。
さらに、それ以外の領域ではクランク軸29の回転速度
の変化による加減速の応答性を高め、良好な乗り心地を
実現している。
漕ぐ場合に抵抗を発生し、その機能回復訓練に寄与させ
るためのものであり、乗員の脚力や機能回復訓練の程度
に応じて負荷の大きさを変えるための調整ダイヤル34
が組み込まれ、この調整ダイヤル34を回転操作するこ
とによって、負荷の大きさを任意に変えることができる
ようになっている。負荷付与装置31としては、例えば
クランク軸29と一体に設けられるディスクの端面にば
ね部材を介して摩擦ブロックを押し当て、調整ダイヤル
34の回転量に応じてばね部材のばね力を調整可能と
し、ディスクと摩擦ブロックとの摺接に伴う摩擦力を負
荷として利用したものなどを採用することができる。
動輪13L,13Rとを機械的に連結する必要がないた
め、これらを連結するための動力伝達機構を省略するこ
とができる。また、ペダル28には負荷付与装置31が
組み込まれているので、機能回復訓練中の障害者や高齢
者のための機能回復訓練を電動車椅子10で行うことが
できる。
第1の車速設定手段である車速設定レバー18と、本発
明の設定手段選択手段である切換スイッチ35とが設け
られているが、これらは乗員が容易に操作できるような
電動車椅子10の適当な位置に配置されていればよく、
操舵ハンドル22以外に例えばシート15の側方などに
設けるようにしてもよい。
車体フレーム11の前後方向に揺動可能であって、その
揺動位置を検出して車速設定部26に出力するためのポ
テンショメータ33が組み付けられている。この車速設
定レバー18の揺動位置に応じて車速設定部26への出
力電圧などを変化させることができるものであれば、ポ
テンショメータ33に代えて可変抵抗器などを利用する
ことも可能であり、本実施例ではその位置信号が車速設
定部26に出力され、これを前方に倒すほど車速設定部
26にて設定される前進速度が高速化され、手前側に倒
すほど後進速度が高速化され、さらに、これらの間の中
立位置では電動車椅子10が停止状態、つまり車速0に
設定される。
た状態で車速設定レバー18を中立位置に保持するか、
あるいは第2の車速設定手段を選択した状態でペダル2
8の回転を止めた場合には、電動車椅子10は停止状態
となるため、制動のための特別なブレーキ機構などを組
み込む必要がない。また、ペダル28を漕がずとも電動
車椅子10を走行させることができるので、乗員の体調
などに合わせて電動車椅子10に対する操縦形態を自由
に切り換えることができ、乗員の体調の如何にかかわら
ず、安心して電動車椅子10を利用することができる。
は、速度設定レバー32の揺動位置に応じて設定される
電動車椅子10の走行速度と、ペダル28、つまりクラ
ンク軸29の回転速度に応じて設定される走行速度との
何れかを選択するためのものであり、制御装置18は切
換スイッチ35によって選択された方の車速設定手段の
設定速度に基づいて電動車椅子10の走行速度を制御す
る。従って、切換スイッチ35が第1の車速設定手段、
つまりポテンショメータ33からの出力を選択している
場合、速度設定レバー32の揺動位置に対応した車速が
車速設定部26にて設定される。これに対し、切換スイ
ッチ35が第2の車速設定手段、つまり回転速度センサ
30からの出力を選択している場合、ペダル28の回転
速度に対応した車速が車速設定部26にて設定され、そ
の出力が制御装置18の演算部25に送られる。
ず、速度設定レバー32によって設定される設定車速
と、ペダル28の回転速度によって設定される設定車速
とを比較し、より小さい方の車速が設定されている車速
設定手段のデータを自動的に選択するようにしてもよ
い。あるいは、第2の車速設定手段を優先して選択する
ようにし、この第2の車速設定手段によって設定される
車速が0の場合、つまりペダル28の回転が止まってい
る場合のみ、速度設定レバー32の位置に基づいて車速
が設定されるようにしてもよい。
定部26にて設定される車速が急激に変化した場合、乗
員の安全性を確保するためにその変化率、つまり加速度
があらかじめ設定した値を超えないように緩やかに変化
させるスムージング機能を具えており、車速設定部26
にて設定される車速が急激に変わった場合でも、所定の
変化率で車速が緩やかに変化するように設定車速が補正
される。
L,13Rを独立に制御できるようにしてこれらの間に
回転差を与えることにより、電動車椅子10の転舵を可
能としたが、キャスタ12に代えて操舵軸23を下方に
延長し、自転車のような前輪を操舵軸23に対して回転
自在に連結した操舵機構を採用することも可能である。
また、上述した実施例では安定性に優れているという理
由から、前2つのキャスタ12と後ろ2つの駆動輪13
L,13Rとからなる4輪構成を採用したが、3輪構成
とすることも可能である。この場合、前1輪あるいは前
2輪の構成のいずれも採用することができる。
椅子10の他の実施例の外観を図5に示し、そのペダル
28のクランク軸の部分の構造を図6に示すが、先の実
施例と同一機能の部材にはこれと同一符号を記すに止
め、重複する説明は省略するものとする。すなわち、下
端に前輪36が回転自在に取り付けられた操舵軸23
は、車体フレーム11のホイールハウス37に固定され
た操舵軸受台38に対して回転自在に保持されている。
ーム11に固定された左右一対のブラケット39の上端
部には、軸受40を介して左右一対のクランク軸29
L,29Rが同軸状をなして回転自在に取り付けられ、
これらクランク軸29L,29Rの基端部が連結された
クランク41には、ペダルスピンドル42を介してペダ
ル28がそれぞれ回転自在に取り付けられている。操舵
軸受台38に近接してホイールハウス37上に設置され
た軸ブラケット43には、クランク軸29L,29Rの
軸線と平行な軸線を有する連結軸44が回転自在に貫通
し、その両端部に一対のスプロケット45が一体的に取
り付けられている。また、左右のクランク41が180
度位相をずらして一体的に固定されたクランク軸29
L,29Rには、それぞれスプロケット46が一体的に
固定され、これらスプロケット46と連結軸44のスプ
ロケット45とは、無端の歯付きベルト47を介してそ
れぞれ連結され、これによって左右のペダル28の同期
回転を可能としている。
舵軸23とクランク軸29L,29Rとの干渉を回避す
ることができる。
0と負荷付与装置31とがその両端に連結されており、
これらは車体フレーム11に取り付けられたクランク軸
カバー48によって覆われている。
り付けられているため、操舵ハンドル22の旋回状態と
前輪36の転舵状態とが一対一で対応するため、上述し
た実施例のような操舵角センサ24や転舵のための電気
的な制御機構がまったく不要である。また、図示しない
駆動モータをディファレンシャル機構を介して左右の駆
動輪13L,13Rに連結することにより、この駆動モ
ータを1つに削減することも可能である。
9,29L,29Rの位置が車体フレーム11に対して固
定状態となっているため、車体フレーム11に対するシ
ート15の位置調整機構が組み込まれていない場合に
は、乗員の体格などに応じてシート15とクランク軸2
9,29L,29Rとの相対位置を変えることができず、
良好な乗車姿勢を得ることが困難となる可能性がある。
このような不具合を解消するためのクランク軸位置調整
手段を組み込んだ本発明の別な実施例におけるクランク
軸の部分の構造を図7に示すが、先の実施例と同一機能
の部材にはこれと同一符号を記すに止め、重複する説明
は省略するものとする。すなわち、本実施例におけるク
ランク軸位置調整手段は、連結軸44に対して回動自在
に枢支される枠状のクランク軸ホルダ49を有し、この
クランク軸ホルダ49の左右一対のフォーク部50の先
端側にクランク軸29L,29Rがそれぞれ回転自在に
取り付けられている。さらに、連結軸44の軸線を中心
としてブラケット39に形成した円弧状の長孔51を貫
通するボルト52がクランク軸ホルダ49のフォーク部
50に突設され、クランク軸29L,29Rは連結軸4
4を中心として上下に揺動可能となっている。長孔51
に対するボルト52の嵌合位置は、このボルト52にね
じ込まれるナット53によって固定することができる。
場合には、ナット53をゆるめて連結軸44を中心とし
てクランク軸29L,29Rをクランク軸ホルダ49と
共に適当な方向に上下させ、所望の位置でナット53を
締め付けることにより完了する。
結軸44とを歯付きベルト47を用いて連結するように
したが、歯車あるいはリンクなどを用いてこれらを連結
することも可能である。また、回転速度センサ30や負
荷付与装置31の取り付け箇所として、連結軸44以外
の個所であってもよい。
は別に乗員によって操作可能な第2の車速設定手段とし
て、乗員によって操作される一対のペダルと、これら一
対のペダルの回転速度を検出する回転速度センサと、こ
の回転速度センサによって検出される一対のペダルの回
転速度に応じて車速を設定する車速設定部とを設けたの
で、脚力の回復を目指す障害者や脚力の衰えが見える高
齢者ならずとも自分自身の脚力で駆動しているかの如き
自然な感覚で電動車椅子を操縦することが可能であり、
機能回復訓練の効果を併せ持たせて所望の場所に容易に
移動することができる。
選択している場合、制御手段が一対のペダルの回転方向
に応じて駆動輪の回転方向を制御することにより、電動
車椅子の前進または後進動作の切り換えを自然な感覚で
行うことができる。
段選択手段により選択される場合、電動車椅子をより安
全に走行させることができる。
第2の車速設定手段が設定手段選択手段により選択され
るので、電動車椅子をより自然な感覚で操縦することが
できる。
る選択スイッチを有する場合には、ペダルの回転操作に
よる機能回復訓練と同時に任意の車速で電動車椅子を走
行させることができる。
ペダルの回転速度に応じた信号電圧を車速設定部に出力
する変換器を第2の車速設定手段をさらに設け、この変
換器から出力される信号電圧と車速設定部にて設定され
る車速とを対応させるようにした場合には、ペダルの回
転速度に応じて電動モータの駆動を制御することがで
き、車速設定手段としてペダルを利用することができ
る。
この操舵ハンドルが上端部に連結された回動自在な操舵
入力軸とを有する転舵手段をさらに設け、この転舵手段
が少なくとも1つのキャスタと、左右2つの駆動輪と、
これら駆動輪を独立に駆動するための2つの電動モータ
と、操舵入力軸の回転位相を検出する操舵角センサと、
制御手段とを有し、制御手段が操舵角センサによって検
出される操舵入力軸の回転位相およびその速度に応じて
2つの電動モータを介し左右の駆動輪の回転速度を独立
に制御する場合には、左右の駆動輪に回転速度差を与え
るだけで電動車椅子を容易に転舵することができる。
第2の車速設定手段として、一対のペダルに対応して同
軸状に設けられた一対のクランク軸と、これら一対のク
ランク軸の軸線と平行な回転軸線を有する連結軸と、こ
の連結軸の両端部と一対のクランク軸とをそれぞれ連結
する動力伝達機構とを設けた場合には、操舵入力軸と一
対のペダルのクランク軸との干渉を回避してこれらをコ
ンパクトにまとめることができる。
は、回転速度センサをクランク軸に直結する場合よりも
位置的な制約が少なくなり、回転速度センサを無理なく
配置することが可能である。
抑制する負荷付与装置を設けた場合には、乗員の能力に
応じた機能回復訓練を行うことが可能であり、特に負荷
が可変の場合には、乗員の機能回復訓練に最適な負荷を
設定することができる。
ンク軸位置調整手段を設けた場合には、乗員の体格や機
能回復訓練の目的に応じた最適な位置にクランク軸の位
置を変更することができる。
す側面図である。
る。
表す斜視図である。
の抽出拡大透視図である。
分の抽出拡大透視図である。
Claims (12)
- 【請求項1】 少なくとも1つの駆動輪と、この駆動輪
を駆動するための電動モータとを有する電動車椅子であ
って、 乗員によって操作可能な第1の車速設定手段と、 この第1の車速設定手段とは別に乗員によって操作可能
な第2の車速設定手段と、 これら2つの車速設定手段の何れか一方を選択するため
の設定手段選択手段と、 この設定手段選択手段により選択された前記第1または
前記第2の車速設定手段にて設定される車速に応じて前
記電動モータを介し前記駆動輪の回転速度を制御する制
御手段とを具え、前記第2の車速設定手段は、乗員によ
って操作される一対のペダルと、これら一対のペダルの
回転速度を検出する回転速度センサと、この回転速度セ
ンサによって検出される前記一対のペダルの回転速度に
応じて車速を設定する車速設定部とを有することを特徴
とする電動車椅子。 - 【請求項2】 前記設定手段選択手段が前記第2の車速
設定手段を選択している場合、前記制御手段は前記一対
のペダルの回転方向に応じて前記駆動輪の回転方向を制
御することを特徴とする請求項1に記載の電動車椅子。 - 【請求項3】 前記設定手段選択手段は、設定車速が低
い方の車速設定手段を選択することを特徴とする請求項
1または請求項2に記載の電動車椅子。 - 【請求項4】 前記設定手段選択手段は、前記一対のペ
ダルが乗員によって操作されている場合、前記第2の車
速設定手段を選択することを特徴とする請求項1または
請求項2に記載の電動車椅子。 - 【請求項5】 前記設定手段選択手段は、乗員によって
操作される選択スイッチを有することを特徴とする請求
項1または請求項2に記載の電動車椅子。 - 【請求項6】 前記第2の車速設定手段は、前記回転速
度センサによって検出される前記一対のペダルの回転速
度に応じた信号電圧を前記車速設定部に出力する変換器
をさらに有し、この変換器から出力される信号電圧と前
記車速設定部にて設定される車速とが対応していること
を特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載の電
動車椅子。 - 【請求項7】 乗員によって操作可能な操舵ハンドル
と、この操舵ハンドルが上端部に連結された回動自在な
操舵入力軸とを有する転舵手段をさらに具え、この転舵
手段は、少なくとも1つのキャスタと、左右2つの前記
駆動輪と、これら駆動輪を独立に駆動するための2つの
前記電動モータと、前記操舵入力軸の回転位相を検出す
る操舵角センサと、前記制御手段とを有し、この制御手
段は前記操舵角センサによって検出される前記操舵入力
軸の回転位相およびその速度に応じて前記2つの電動モ
ータを介し前記左右の駆動輪の回転速度を独立に制御す
ることを特徴とする請求項1から請求項6の何れかに記
載の電動車椅子。 - 【請求項8】 前記操舵入力軸は前記一対のペダルの間
に配置され、前記第2の車速設定手段は、前記一対のペ
ダルに対応して同軸状に設けられた一対のクランク軸
と、これら一対のクランク軸の軸線と平行な回転軸線を
有する連結軸と、この連結軸の両端部と前記一対のクラ
ンク軸とをそれぞれ連結する動力伝達機構とをさらに有
することを特徴とする請求項7に記載の電動車椅子。 - 【請求項9】 前記回転速度センサは、前記連結軸に接
続されていることを特徴とする請求項8に記載の電動車
椅子。 - 【請求項10】 前記連結軸に連結されて前記一対のペ
ダルの回転を抑制する負荷付与手段をさらに具えたこと
を特徴とする請求項8または請求項9に記載の電動車椅
子。 - 【請求項11】 前記負荷付与手段は、負荷が可変であ
ることを特徴とする請求項10に記載の電動車椅子。 - 【請求項12】 前記一対のクランク軸の位置を変更し
得るクランク軸位置調整手段をさらに具えたことを特徴
とする請求項8から請求項11の何れかに記載の電動車
椅子。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2000027520A JP2001212183A (ja) | 2000-02-04 | 2000-02-04 | 電動車椅子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000027520A JP2001212183A (ja) | 2000-02-04 | 2000-02-04 | 電動車椅子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=18553079
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2000027520A Pending JP2001212183A (ja) | 2000-02-04 | 2000-02-04 | 電動車椅子 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2001212183A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2000
- 2000-02-04 JP JP2000027520A patent/JP2001212183A/ja active Pending
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