JP2552493Y2 - 小型電動車の制御装置 - Google Patents

小型電動車の制御装置

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JP2552493Y2
JP2552493Y2 JP1990032310U JP3231090U JP2552493Y2 JP 2552493 Y2 JP2552493 Y2 JP 2552493Y2 JP 1990032310 U JP1990032310 U JP 1990032310U JP 3231090 U JP3231090 U JP 3231090U JP 2552493 Y2 JP2552493 Y2 JP 2552493Y2
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将弘 市原
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次郎 倉本
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、主に歩行不自由者や高齢者用の自走型車椅
子としての小型電動車において、走行速度用の制御装置
に関する。
〔従来の技術〕
前述のような小型電動車の一例が特開平1-315201号公
報に開示されている。この小型電動車では車体の前部に
操縦ハンドル、車体の後部に座席が備えられており、操
縦ハンドルに走行速度の変速操作用のアクセルレバー
(第1変速操作部に相当)が備えられている。これによ
り、座席に着座する搭乗者がアクセルレバーによって変
速操作を行う。
〔考案が解決しようとする課題〕
前述の小型電動車は、搭乗者がアクセルレバーによっ
て変速操作を行うことが前提となっている。しかし、近
年では特に搭乗者による変速操作が困難な場合のよう
に、小型電動車と一緒に歩行する介添え者が小型電動車
の変速操作を行えるようにしたいと言う要望が高まって
きており、車体の後部等に介添え者が操作できるアクセ
ルレバー(第2変速操作部に相当)を備えることができ
るようにして、不必要な場合にはこのアクセルレバーを
取り外すことができるように構成することが提案されて
いる。
本考案は小型電動車において、搭乗者用として備えら
れる変速操作部での制御、この変速操作部とは別に介添
え者が変速操作できるように別の変速操作部を備えた場
合に、適切に対処できるような小型電動車の制御装置を
提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の特徴は小型電動車の制御装置において、次の
ように構成することにある。
車体に備えられて人為的に操作される第1変速操作部
の変速信号が入力される第1入力部と、第1変速操作部
とは別に人為的に操作される第2変速操作部を車体に対
して接続可能な接続手段からの変速信号が入力される第
2入力部と、 第2変速操作部の変速信号が第2入力部に入力可能な
接続状態であるか否かを判別する判別する判別手段と、 判別手段による接続状態の判別に基づいて第1及び第
2変速操作部の各々に応じて異なる最高速度を設定する
設定手段と、 判別手段の判別に基づいて、第2変速操作部の変速信
号が第2入力部に入力不可の状態であると、設定手段に
よって設定された最高速度の範囲内において、入力され
る第1変速操作部の変速信号に基づいた車体の走行速度
を演算し、第2変速操作部の変速信号が第2入力部に入
力可能な状態であると、設定手段によって設定された最
高速度の範囲内において、入力される第2変速操作部の
変速信号に基づいた車体の走行速度を演算する演算手段
と、 演算手段で演算された走行速度に対応した操作信号
を、車体の走行速度制御手段に出力する出力部とを備え
てある。
〔作用〕
(i) 本考案のような制御装置を小型電動車に装備して、車
体に第2変速操作部を備えた場合、第1変速操作部を搭
乗者用とし、第2変速操作部を介添え者用とすればよ
い。
これにより、第2変速操作部の変速信号が第2入力部
に入力されない状態であれば、搭乗者が自分用の第1変
速操作部を操作すると、第1変速操作部の変速信号に基
づいて、制御装置の出力部から走行速度制御手段に操作
信号が出力され、搭乗者によって変速操作が行われる。
この場合、第2変速操作部の変速信号は第2入力部に入
力されないので、第2変速操作部が操作されても、この
操作によって変速操作は行われない。
(ii) 逆に第2変速操作部の変速信号が第2入力部に入力さ
れる状態であれば、介添え者が自分用の第2変速操作部
を操作すると、第2変速操作部の変速信号に基づいて、
制御装置の出力部から走行速度制御手段に操作信号が出
力され、介添え者によって変速操作が行われる。
以上のように第2変速操作部の変速信号が第2入力部
に入力される状態の間は、第1変速操作部の変速信号に
基づいた車体の走行速度の演算は行われないので、前述
の間に搭乗者が第1変速操作部を操作しても、この第1
変速操作部による変速操作は行われない。従って、介添
え者が第2変速操作部を操作して走行速度の変速操作が
行われる際に、搭乗者が第1変速操作部を誤って操作し
てしまい、介添え者にとって思い掛けずに変速操作が行
われると言うような状態は生じない。
(iii) 制御装置において第1及び第2変速操作部の各々に応
じて異なる最高速度が設定されているので、搭乗者が操
作する第1変速操作部に対して比較的高速の最高速度を
対応させ、介添え者が操作する第2変速操作部に対して
比較的低速の最高速度を対応させてやればよい。
これにより、介添え者が小型電動車と一緒に歩行して
自分用の第2変速操作部を操作する場合、最高速度が比
較的低速なものに抑えられるので、介添え者が小型電動
車に遅れることなく楽に歩行していくことができる。逆
に介添え者が付かない場合には、搭乗者が自分用の第1
変速操作部を操作することによって、通常どおりの変速
操作が行える。
(iv) 次に、搭乗者が操作する第1変速操作部のみを単体に
備えて、介添え者が操作する第2変速操作部を備えない
場合、第2変速操作部の変速信号が第2入力部に入力さ
れない状態と同じになるので(前項(i)(iii)参
照)、搭乗者が自分用の第1変速操作部を操作すること
によって、通常どおりの走行速度の変速操作が行える。
(v) 第2変速操作部を接続する場合としない場合の制御状
態の変更が、接続手段の接続の有無によって自動的に行
われるので、特別な制御状態の変更操作が不要であり、
この変更操作を忘れることもない。
〔考案の効果〕
以上のように、搭乗者が操作する第1変速操作部のみ
を備える状態、搭乗者及び介添え者が操作する第1及び
第2変速操作部を備える状態等の各々に対して、適切に
対応できるようになり、小型電動車の制御装置における
汎用性を向上させることができた。
第1変速操作部に対して第2変速操作部を優先させる
ことにより、介添え者にとって思い掛けずに変速操作が
行われると言う状態が未然に回避され、第1及び第2変
速操作部に応じて最高速度を適切に設定することによ
り、介添え者が小型電動車に遅れることなく楽に歩行し
ていくことができるようになって、小型電動車の制御装
置における汎用性をさらに向上させることができる。
第2変速操作部の接続の有無による制御状態の変更操
作が不要で、使用状態の切換操作の手間が省け、しかも
切換操作忘れを招くこともない点で有利である。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図に示すように、金属製のパイプフレーム(1a)
(第2図参照)に樹脂製のカバーを取り付けて構成され
た車体(1)に、操向用の単一の前輪(2)、前輪
(2)を操向操作する操縦ハンドル(3)、左右一対の
後輪(4)及び座席(5)を備えて、三輪式の小型電動
車が構成されている。一対の後輪(4)は電動モータ
(6)を備えた減速ケース(7)に支持され、電動モー
タ(6)は座席(5)の下に配置したバッテリー(8)
から電力が供給される。
第2図に示すように、車体(1)を構成するハイプフ
レーム(1a)の前部に立設したボス(9)にハンドル軸
(10)が縦軸芯(P)を中心に回動自在に支持され、ハ
ンドル軸(10)に挿通揺動可能に取り付けられたサスペ
ンションアーム(11)に、前輪(2)が支持されてい
る。ハンドル軸(10)の上端に操縦ハンドル(3)、前
後進切換スイッチをはじめとする各種のスイッチ(12)
やアクセルレバー(13)(第1変速操作部に相当)、前
照灯(14)等を備えた操作ボックス(15)、ハンドブレ
ーキレバー(18)が取り付けられており、第5図に示す
ようにアクセルレバー(13)の変速信号が制御装置(3
5)の第1入力部に入力されている。
これにより、アクセルレバー(13)の操作による変速
信号に基づいて、制御装置(35)の出力部から、電動モ
ータ駆動回路(36)(走行速度制御手段に相当)に操作
信号が出力され、電動モータ(6)の回転数が制御され
て、車体(1)の走行速度の変速操作が行える(判別手
段及び演算手段に対応)。
ハンドル軸(10)はボス(9)に支持されたハンドル
軸基部(10a)と、その上端にピン(16)を介して側方
に腰折れ自在に連結されたハンドル軸上部(10b)とか
ら構成されており、通常時には第2図に示すように、ピ
ン(16)の位置にスリーブ(17)を外嵌することで、ハ
ンドル軸上部(10b)がハンドル基部(10a)と同芯状に
起立連結される。
第2図及び第5図に示すように、ボス(9)の下端か
らブラケット(19)を延出し、ブラケット(19)にON-O
FF式の切換スイッチ(20)を取り付け、切換スイッチ
(20)の操作片(20a)を、ハンドル軸基部(10a)の下
端に取り付けた円板(21)の外周切欠き部(21a)に係
入させて操向角検出機構(A)を構成している。これに
より、操縦ハンドル(3)を所定角度左および右方向に
向けて操向すると切換スイッチ(20)からON信号が制御
装置(35)に入力されて、制御装置(35)から電動モー
タ駆動回路(36)に操作信号が出力され、電動モータ
(6)の回転数が落とされて、車体(1)の走行速度が
自動的に減速操作される。
第1図に示すように、この小型電動車では車体(1)
の後端に前輪(2)の操向操作が可能な補助操縦ハンド
ル(22)を着脱自在に取り付けてあり、補助操縦ハンド
ル(22)を車体(1)の後方の介添え者等が操縦する。
第3図及び第4図に示すように、補助操縦ハンドル
(22)はステム軸(23)と、ステム軸(23)の上部に連
結される操縦部とを備えており、ステム軸(23)の下端
と上部とが下ブラケット(25)及び上ブラケット(26)
で回動自在に支持され、パイプフレーム(1a)から後方
に延出された下部ステー(27)に、下ブラケット(25)
がボルト連結されて、上部ステー(28)に上ブラケット
(26)がボルト連結されている。ステム軸(23)の下部
に左右に延びる操作板(29)が取り付けてあり、操作板
(29)とハンドル軸基部(10a)の円板(34)とが、2
本のワイヤケーブル(30)により連動連結されており、
補助操縦ハンドル(22)の回動操作によって前輪(2)
の操向操作が行える。
第5図及び第3図に示すように、操縦部(24)に走行
速度を変速操作する補助アクセルレバー(31)(第2変
速操作部に相当)が備えられ、補助アクセルレバー(3
1)の変速信号が、カプラ(33)(接続手段に相当)を
介して制御装置(35)の第2入力部に入力されており、
介添え者が補助操縦ハンドル(22)により前輪(2)の
操向操作が行え、補助アクセルレバー(31)により変速
操作が行えるように構成されている(判別手段及び演算
手段に対応)。
第5図及び第3図に示すように、補助アクセルレバー
(31)のリード線(32)はカプラ(33)を介して、制御
装置(35)側の配線と着脱自在に接続されるように構成
されており、カプラ(33)の接続によりアクセルレバー
(13)に対して補助アクセルレバー(31)が優先される
のであり(判別手段及び演算手段に相当)、最高速度も
自動的に遅くなるように設定される(例えば、最高速度
がアクセルレバー(13)では6km/hと設定されるのに対
して(設定手段に対応)、補助アクセルレバー(31)で
は最高速度が4km/hに設定される(設定手段に対
応))。
〔別実施例〕
前述の実施例では、操縦ハンドル(3)と補助操縦ハ
ンドル(22)とを機械式に連動連結しているが、例えば
操縦ハンドル(3)を電動アクチュエータで操向操作す
るように構成しておき、補助操縦ハンドル(22)に設け
たボリューム式の操作レバーの揺動操作で電動アクチュ
エータを駆動操作すると言うように、電気的に連動させ
ても良い。補助操縦ハンドル(22)にも補助ハンドブレ
ーキレバーや、前後進切換スイッチを装備してもよい。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便
利にするために符号を記すが、該記入により本考案は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る小型電動車の制御装置の実施例を示
し、第1図は小型電動車の全体側面図、第2図は前輪の
操向操作構造を示す縦断側面図、第3図は車体の後部の
補助操縦ハンドル付近の側面図、第4図は操縦ハンドル
と補助操縦ハンドルとの連動構造を示す平面図、第5図
は小型電動車の制御回路図である。 (13)……第1変速操作部、(31)……第2変速操作
部、(33)……接続手段、(36)……走行速度制御手
段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 木村 重則 大阪府堺市石津北町64番地 久保田鉄工 株式会社堺製造所内 (56)参考文献 特開 昭49−44444(JP,A) 実開 平1−178019(JP,U) 実開 平1−162701(JP,U) 実開 平2−104029(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体に備えられて人為的に操作される第1
    変速操作部(13)の変速信号が入力される第1入力部
    と、前記第1変速操作部(13)とは別に人為的に操作さ
    れる第2変速操作部(31)を車体に対して接続可能な接
    続手段(33)からの変速信号が入力される第2入力部
    と、 前記第2変速操作部(31)の変速信号が前記第2入力部
    に入力可能な接続状態であるか否かを判別する判別する
    判別手段と、 前記判別手段による接続状態の判別に基づいて前記第1
    及び第2変速操作部(13),(31)の各々に応じて異な
    る最高速度を設定する設定手段と、 前記判別手段の判別に基づいて、前記第2変速操作部
    (31)の変速信号が前記第2入力部に入力不可の状態で
    あると、前記設定手段によって設定された最高速度の範
    囲内において、前記入力される第1変速操作部(13)の
    変速信号に基づいた車体の走行速度を演算し、前記第2
    変速操作部(31)の変速信号が前記第2入力部に入力可
    能な状態であると、前記設定手段によって設定された最
    高速度の範囲内において、前記入力される第2変速操作
    部(31)の変速信号に基づいた車体の走行速度を演算す
    る演算手段と、 前記演算手段で演算された走行速度に対応した操作信号
    を、車体の走行速度制御手段(36)に出力する出力部と
    を備えてある小型電動車の制御装置。
JP1990032310U 1990-03-28 1990-03-28 小型電動車の制御装置 Expired - Lifetime JP2552493Y2 (ja)

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JPH03121970U JPH03121970U (ja) 1991-12-12
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6359976A (ja) * 1986-08-29 1988-03-15 赤羽 武平 ゴルフクラブ
JPH02104029U (ja) * 1989-02-06 1990-08-17

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