JPH01310283A - 冷蔵庫 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は冷蔵室下部に形成した野菜室内の湿度調節を行
う冷蔵庫に関する。

（ロ）従来の技術 従来此種冷蔵庫では乾燥を嫌う野菜の保存性を向上する
ために冷蔵室内下部に略密閉された野菜室を形成し、更
に過度の湿度上昇による腐敗を防止するために例えば特
開昭６３−６５２７０号公報の如く、野菜室内の湿度を
仕切板の孔を開閉するダンパーによって自動制御してい
る。

（ハ）発明が解決しようとする課題 斯かる構成ではダンパー開閉装置に対応する仕切板の孔
が、仕切板上に載置された物品によって閉室された場合
、湿度調節が不可能となる問題があった。

本発明は斯かる問題点を解決することを目的とする。

（ニ）課題を解決するための手段 本発明は冷蔵室下部に形成した野菜室と、野菜室の上方
開口を閉室する仕切板と、仕切板後部に形成した通気部
と、野菜室内の湿度を検知するセンサーと、センサーに
基づいて通気部を開閉する駆動手段を制御して野菜室内
の湿度を調節する制御装置と、透孔を有し通気部上方を
被う傾斜板とを冷蔵庫に設けたものである。

（ホ）作用 本発明によれば駆動手段が開閉する通気部が仕切板上に
ｆｌ＆置された物品によって閉室されない。

（へ）実施例 次に図面において実施例を説明する。第１図は本発明を
適用せる冷蔵庫（１）の縦断面図を示す。

前方に開放する断熱箱体（２）内は仕切壁（３）によっ
て上下に区画され、上室を冷凍室（４）とされている。

下室上部は周囲を冷気通路〈５）とした氷温室（６）と
され、その下方は冷蔵室（７）とし、更に冷蔵室（７）
下部は仕切板（８）で仕切り、容器（９）を収容し、そ
の内部を野菜室（１０）とされている。仕切壁（３）内
には冷却室（１１）が形成され、そこに冷凍サイクルの
冷却器（１２）が配設される。冷却器（１２）で冷却さ
れた冷気はその後方のファン（１３）により吸引加速さ
れ、冷凍室（４）へはダクト（１４）を通り、冷気通路
（５）へは流入孔（１５）より、又、冷蔵室（７）へは
ダクト（１６）よりそれぞれ吐出され、冷凍室（４）内
、冷気通路（５）内及び容器（９）周囲を含む冷蔵室（
７〉内を図中矢印の如く循環せられる。循環した冷気は
仕切壁（３）の前端より冷却室（１１）に帰還するが、
冷蔵室（７）の帰還冷気は断熱箱体（２）側壁内に形成
した帰還通路（１７）より帰還する。氷温室（６）及び
野菜室〈１０）内はこれによって間接冷却されるが、氷
温室（６）内は特に氷点下ではあるが食品が凍結する寸
前の温度に維持される。（１８）　。

（１９）　、　（２０）及び（２１）は各室（４）　、
　（６）　、　（７）及び（１０）の開口を閉塞する扉
である。

容器（９）は合成樹脂にて成形されており、扉（２１）
内面に取付けた枠（２３）に支持されている。枠（２３
）は断熱箱体（２）に取付けたローラー（２４）にて支
持され、これによって扉（２１）の前後への開閉により
容器（９）も引き出し自在となっている。仕切板（８）
は合成樹脂板であり、その下面には軟質のシール材（２
５）が取付けられ、このシール材（２５）が扉（２１〉
が閉塞された状態で容器（９）開口縁に当接し、野菜室
（１０）を略密閉している。野菜室（１０）周囲には仕
切板（８）前後に形成した透孔（２６）　、　＜２６）
から第１図中矢印の如く流入及び流出する冷気によって
容器（９）壁面より間接冷却される。

第２図は仕切板（８）後部の拡大断面図を示す。

仕切板（８）の後部は後方に向って斜め上方に分岐し、
その後端を断熱箱体（２）の内箱（２７）に係止した傾
斜板（２８）が一体成形され、透孔（２６）はここに穿
設されている。この分岐部より更に後方に延在し、傾斜
板（２８）下方に位置する仕切板（８）のシール材（２
５）より内方の部分には通気部（３０）が形成され、野
菜室（１０）内外はここで連通せられ、又、通気部（３
０）上方は傾斜板（２８）にて被われた形となっている
。

通気部＜３０）の野菜室〈１０）側にはシャツタ板（３
１〉か前後移動自在に仕切板（８）に支持されて取付け
られている。シャツタ板（３１）は一定の水分透過性を
有するフィルター（３２）を有し、これを常には通気部
（３０〉に対応せしめており、又、ラック（３３）がそ
の下面に取付けられている。（３４）はラック（３３）
にかみ合ったピニオンであり、仕切板（８）下面に突出
形成した取付板（３５〉に固定した直流モーター（３６
）の回転軸に取付けられている。又、（３７）は同様に
取付板（３５）に取付けた湿度センサーである。

第３図は野菜室（１０）の湿度を調節するための制御用
電気回路図を示す。モーター（３６）は相互に逆方向を
順バイアスとされたダイオード（３９）及び（４０〉の
並列回路と直列に交流電源（ＡＣ）に接続され、ダイオ
ード（３９）及び（４０）にはそれぞれリレースイッチ
ク４１）及び（４２〉が接続される。（４３）はマイク
ロコンピュータであり、湿度センサー（３７）の出力が
入力され、又、マイクロコンピュータ（４３）の出力に
はリレースイッチ（４１）　、　（４２）のコイル（４
４）　。

（４５）がそれぞれ接続されている。

次に動作を説明する。第２図の如くシャツタ板（３１）
が通気部（３０）をフィルター（３２）にて開本してい
る状態では、野菜室（１０）内の野菜から放散された水
蒸気は一定の範囲でフィルター〈３２）を通過するので
、野菜室（１０）内の湿度は略９０％程に維持される。

次に多量の野菜が容器（９）内に収納されると、多量の
水蒸気が放散せられるため、フィルター（３２）の調節
能力では間に合わなくなり、野菜室（１０）内の湿度が
９０％より異常に高くなる。野菜室（１０〉内の湿度が
上昇して例えば９３％以上になると、湿度センサー（３
７）がそれを感知して出力を発生し、マイクロコンピュ
ータ（４３）はそれによってコイル（４４）に通電し、
リレースイッチ（４１）を所定期間閉じ、モーター（３
６）に第３図中上方向の電流を流し、これによってモー
ター（３６）は第２図中反時計回りに回転してシャツタ
板（３１〉を第２図ウニ点鎖線の如く左方向に移動せし
めて通気部（３０）を開放し、透孔（２６）から流下し
た冷気の一部を通気部（３０）から野菜室（１０）内に
直接導入する。

これによって乾燥した冷気が野菜室（１０）内に流入す
るので湿度は低下する。野菜室（１０）内の湿度が低下
して例えば８７％以下になると湿度センサー（３７）が
それを感知して出力を発生し、マイクロコンピュータ（
４３）はコイル（４５）に通電し、リレースイッチ（４
２）を所定期間閉じ、モーター（３６）に第３図中下方
向の電流を流し、これによってモーター（３６）は第２
図中時計回りに回転してシャツタ板（３１）を第２図中
右方向に移動せしめて通気部（３０）を閉じる。これに
よって野菜室（１０）内の湿度は平均９０％程に維持さ
れるので収納した野菜が乾燥せず、又、湿度が異常に高
くなって腐敗が生ずることを防止できる。

この時仕切板（８）上に物品が載置されても、傾斜板（
２８）があるため、その上には載置できない。

従って透孔（２６）は物品によって閉室されないので容
器（９）周囲或いは容器（９）内への冷気導入を確実に
行え、野菜室（１０）内の湿度制御を確実に実行できる
。又、傾斜板（２８〉によって通気部（３０）及びシャ
ツタ板（３１）は隠蔽されるので、物品の載置によって
シャツタ板（３１）の動作が阻害されることはなく、又
、外観も向上する。

尚、実施例ではシャツタ板（３１）にフィルター（３２
）を設けた力釈それに限らず単なる板体であっても差支
えない。

（ト）発明の効果 本発明によれば野菜室内の湿度を野菜等の保存に最適な
値に自動制御できるので、生鮮野菜の品質劣化を防止し
て長期保存が達成できる。この時通気部は傾斜板により
仕切板上に載置される物品によって閉室されることがな
く野菜室内の湿度制御を確実に行えると共に、通気部の
開閉が載置物品によって阻害されることもないものであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は冷蔵庫の縦断面図、第２図は仕切板後部の拡大
断面図、第３図は電気回路図である。 （７）・・・冷蔵庫、　（８）・・・仕切板、　（１０
）・・・野菜室、　（２６）・・・透孔、　（２８）・
・・傾斜板、　（３０）・・・通気部、　　（３１〉・
・・シャツタ板、　（３６）・・・モータ、（３７）・
・・湿度センサー、（４３＞・・・マイクロコンピュー
タ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、冷蔵室下部に形成した野菜室と、該野菜室の上方開
   口を閉室する仕切板と、該仕切板後部に形成した通気部
   と、前記野菜室内の湿度を検知するセンサーと、該セン
   サーに基づいて前記通気部を開閉する駆動手段を制御し
   て前記野菜室内の湿度を調節する制御装置と、透孔を有
   し前記通気部上方を被う傾斜板とから成る冷蔵庫。