JP2001066046A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JP2001066046A
JP2001066046A JP23871399A JP23871399A JP2001066046A JP 2001066046 A JP2001066046 A JP 2001066046A JP 23871399 A JP23871399 A JP 23871399A JP 23871399 A JP23871399 A JP 23871399A JP 2001066046 A JP2001066046 A JP 2001066046A
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隆雄 服部
Haruhisa Yamashita
晴久 山下
Takayoshi Iwai
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 揮発性抗菌材の冷蔵室内における濃度変動を
低減し、菌繁殖を防止することで、食品の鮮度を長持ち
させることができる冷蔵庫を提供する。 【解決手段】 冷蔵室42と野菜室44を含む冷蔵温度
帯の冷蔵ゾーン43が冷凍室46を含む冷凍温度帯の冷
凍ゾーンに対して、冷気が互いに循環しないように独立
して構成されており、これら各ゾーンにそれぞれ冷却器
50,56が配され、冷蔵ゾーン43内に揮発性抗菌材
60が配されたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、抗菌効果を有する
冷蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】冷蔵
庫において野菜等の食品の鮮度保持向上のためには、恒
温高湿での保存が望ましいが、冷蔵庫内の湿度が高くな
ることにより菌繁殖のおそれがある。また、冷蔵室は頻
繁に開閉されるため、扉を開いた場合の冷蔵室(連通す
る野菜室含む)の温度上昇、外部からの菌侵入のおそれ
がある。特に熱い食品を入れた場合、冷蔵室内の温度が
上昇し、急激な菌繁殖のおそれがある。
【0003】このような菌の繁殖を防止するため、従来
より、冷蔵庫内に抗菌処理を施す場合がある。従来の冷
蔵庫内の抗菌処理としては、庫内収納部材(主としてプ
ラスチック成形部品)に無機系抗菌材を練り込んだり、
無機系抗菌材を含む塗料を収納部材に塗布する方式があ
る。
【0004】しかしながら、これらの方式では、収納部
材の汚染が進行すると抗菌材の効果は部材表面に行き渡
らなくなり、菌の繁殖が始まってしまうという欠点があ
る。
【0005】また、この方式では冷蔵庫内の雰囲気全体
に渡って抗菌効果を及ぼすことは不可能であり、抗菌材
処理を施した収納部材に接触した近傍にしか抗菌効果は
期待できず、食品に付着した菌、庫内を浮遊する菌に対
する効果はなかった。
【0006】そこで、このような従来の問題を解消する
ために、揮発性を有する抗菌材を冷蔵庫内に設置し、冷
蔵庫内を抗菌材雰囲気にすることで食品に付着した菌や
浮遊菌の増殖を防ぐことがなされている。
【0007】例えば、図9に示す冷蔵庫100では、上
段が冷蔵室101、中段が冷凍室102、下段が野菜室
103となっており、これら各室の後面にダクト104
が設けられ、このダクト104内に1組の冷却器105
及びファン106が配されている。そして、冷却器10
5からの冷気が、ダクト104から冷蔵室101に吹出
され更に野菜室103を通って循環するとともに、ダク
ト104から冷凍室102にも吹出されて循環され、こ
れにより、庫内全体が1つの冷却器105で冷却される
ようになっている。この冷蔵庫100においては、冷蔵
室101内に揮発性抗菌材107が配されており、これ
により冷蔵室101及び野菜室103での抗菌効果を得
ようとしている。
【0008】しかしながら、1つの冷却器105で温度
差の大きい冷蔵室101と冷凍室102を冷却する場
合、冷却器105の温度を冷凍室102の冷却に合わせ
る必要があるため、冷却器105の温度が−40℃程度
と低く、そのため、揮発した抗菌材が冷却器105に付
着しやすい。また、冷蔵室101が冷凍室102と連通
しており、この冷凍室102の温度が通常−20℃程度
と低いため、冷凍室102内への抗菌材の付着も大き
い。そのため、冷蔵室101内の抗菌材濃度の低下が大
きく、また、抗菌材のロスも大きい。
【0009】一方、抗菌効果の面では、抗菌材濃度は高
い程有利であるが、ユーカリ油やわさび成分などの揮発
性抗菌材は強い臭気を持つものが多く、濃度の変動が大
きくなると、臭気や食品への移臭等の弊害がある。
【0010】そこで、本発明は、揮発性抗菌材の濃度変
動を低減し、菌繁殖を防止することで、食品の鮮度を長
持ちさせることができる冷蔵庫を提供することを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
冷蔵庫は、互いに異なる温度帯を有し、冷気が互いに循
環しないように独立した複数の冷却ゾーンを備え、これ
ら各冷却ゾーンにそれぞれ冷却器が配され、少なくとも
1の前記冷却ゾーンに揮発性抗菌材が配されたものであ
る。
【0012】ここで、揮発性抗菌材とは、ユーカリ油
(シネオール)や、わさび成分(イソチオシアン酸アリ
ル)等の、通常、常温で液体もしくは固体で蒸発、昇華
しやすく抗菌効果を有するものである。
【0013】この冷蔵庫では、揮発性抗菌材が配された
冷却ゾーンが、温度帯の異なる他の冷却ゾーンから分離
され、専用の冷却器で所定の温度帯に保たれているの
で、当該冷却ゾーンにおける抗菌材濃度の変動を抑える
ことができる。すなわち、揮発性抗菌材の配された冷却
ゾーンがより低い温度帯の冷却ゾーンと連通されている
と、当該低い温度帯の冷却ゾーンに抗菌材が集中してし
まい、本来抗菌効果を得ようとしている冷却ゾーンでは
抗菌材濃度が低くなってしまうが、本発明によればこれ
を防止することができる。また、他の冷却ゾーンに抗菌
材をとられることによる抗菌材のロスをなくすことがで
きる。
【0014】請求項2記載の冷蔵庫は、請求項1におい
て、前記複数の冷却ゾーンが、冷蔵室を含む冷蔵温度帯
の冷蔵ゾーンと冷凍室を含む冷凍温度帯の冷凍ゾーンで
あり、該冷蔵ゾーンに前記揮発性抗菌材が配されたこと
を特徴とする。
【0015】この場合、揮発性抗菌材が配された冷蔵ゾ
ーンが、より温度帯の低い冷凍ゾーンから分離され、専
用の冷却器で所定の温度帯に保たれているので、冷蔵ゾ
ーンにおける抗菌材濃度の変動を抑えることができ、ま
た、抗菌材のロスをなくすことができる。なお、ここで
いう冷蔵室には野菜室やチルド室なども含まれる。
【0016】請求項3記載の冷蔵庫は、請求項2におい
て、前記冷蔵ゾーンが、冷蔵室と該冷蔵室に冷気を循環
させるためのダクトからなり、該ダクト内に前記冷却器
が配され、この冷却器に付着した霜を蒸発させて冷蔵室
内に送るためのファンを備えることを特徴とする。
【0017】冷蔵ゾーン内に揮発した抗菌材は、冷却器
の動作時には、当該冷却器に付着し、そのため、冷蔵室
内の抗菌材濃度が低下する。請求項3の冷蔵庫によれ
ば、冷却器の停止時に、当該冷却器に付着した霜を蒸発
させて冷蔵室内に戻すことにより、冷蔵室内を高湿度に
することができるとともに、冷却器に付着した抗菌材を
再び揮発させ、冷蔵室内に戻すことができる。
【0018】請求項4記載の冷蔵庫は、請求項2におい
て、前記冷蔵ゾーンが、冷蔵室と該冷蔵室に冷気を循環
させるためのダクトからなり、該ダクト内に前記冷却器
と該冷却器を除霜するための除霜ヒータが配され、該ダ
クトにおける冷却器と冷蔵室への冷気吹出口との間に当
該ダクトを開閉するダンパが配され、前記除霜ヒータへ
の通電時に前記ダンパを閉じることを特徴とする。
【0019】除霜ヒータへの通電による冷却器温度の急
激な上昇により、除霜時には、冷却器に付着していた抗
菌材が揮発して、多量の抗菌材がダクトを通じて冷蔵室
内に侵入し、冷蔵室内の抗菌材濃度が必要以上に高くな
ってしまう場合がある。このような高濃度状態時にたま
たま冷蔵室の扉を開けると、抗菌材の強い臭気を感じる
おそれがある。請求項4の冷蔵庫によれば、除霜時に、
冷却器とダクト出口との間をダンパで閉じてダクトを遮
断するので、冷却器から揮発した抗菌材の冷蔵室内への
多量侵入を防止することができ、冷蔵室内の抗菌材濃度
の変動を抑えることができる。
【0020】請求項5記載の冷蔵庫は、請求項4におい
て、前記除霜ヒータへの通電終了後、前記ダンパを遅延
させて開くことを特徴とする。
【0021】除霜ヒータの通電終了直後は、ダクト内部
の抗菌材濃度が高くなっているため、すぐにダンパを開
くと冷蔵室内の抗菌材濃度が上昇してしまうおそれがあ
る。そこで、このように、除霜ヒータへの通電終了後、
ダンパを所定遅延させて開くことで、冷蔵室内の抗菌材
濃度の変動をより低減することができる。
【0022】請求項6記載の冷蔵庫は、請求項2におい
て、前記揮発性抗菌材を前記冷蔵室内の冷気に対して開
放と閉鎖の切り替えが可能な切り替え手段を設けたこと
を特徴とする。
【0023】この場合、冷蔵室内の抗菌材濃度が低いと
きには、切り替え手段により抗菌材を冷蔵室内の冷気に
対して開放状態とし、冷蔵室内の抗菌材濃度が高いとき
には、切り替え手段により抗菌材を冷蔵室内の冷気に対
して閉鎖状態とすることにより、冷蔵室内の抗菌材濃度
の変動を抑えることができる。これにより、常に一定の
抗菌効果を確保することができる。
【0024】請求項7記載の冷蔵庫は、請求項6におい
て、前記冷蔵室の扉の開閉を検知する扉検知手段を備
え、該扉検知手段が扉の開状態を検知したときに前記切
り替え手段を閉鎖し、該扉検知手段が扉の開状態から閉
状態になったことを検知したときに前記切り替え手段を
開放することを特徴とする。
【0025】冷蔵室の扉を開くと、冷蔵室内の抗菌材は
庫外に流出してしまう。そこで、扉を開いた状態では、
切り替え手段を閉鎖して冷蔵室内への抗菌材の発生を停
止することにより、庫外への流出を低減することができ
る。そして、扉を開いた状態から閉じたときに、切り替
え手段を開放して冷蔵室内に抗菌材を発生させることに
より、扉開閉による抗菌材濃度の変動を低減することが
できる。
【0026】請求項8記載の冷蔵庫は、請求項6におい
て、前記冷蔵ゾーンの冷却器の動作時に前記切り替え手
段を開放し、該冷却器の停止時に前記切り替え手段を閉
鎖することを特徴とする。
【0027】冷却器の動作時には揮発した抗菌材が冷却
器に付着するため、冷蔵室内の抗菌材濃度が低下し、一
方、冷却器の停止時には冷却器に付着していた抗菌材が
揮発するため、冷蔵室内の抗菌材濃度が上昇する傾向に
ある。そこで、請求項8のように冷却器の動作に連動さ
せて切り替え手段を開閉することにより、運転モードに
よる抗菌材濃度の変動を抑制することができる。
【0028】請求項9記載の冷蔵庫は、請求項6におい
て、前記冷蔵ゾーンの冷却器の温度を検知する冷却器温
度検知手段を備え、該冷却器の温度が所定温度以下とな
ったときに前記切り替え手段を開放することを特徴とす
る。
【0029】冷却器の温度が低いときには抗菌材が冷却
器に付着し、冷却器の温度が高くなると付着した抗菌材
が揮発するので、冷却器の温度が所定温度以下に下がっ
たときに、切り替え手段を開放して冷蔵室内に抗菌材を
発生させることにより、請求項8と同様に抗菌材濃度の
変動を抑制することができる。
【0030】請求項10記載の冷蔵庫は、請求項6にお
いて、前記冷蔵ゾーンに冷気循環のためのファンが設け
られ、該ファンの停止時に前記切り替え手段を閉鎖する
ことを特徴とする。
【0031】ファンを停止させて冷気の循環がなくなる
と、特に冷蔵室内に揮発性抗菌材を配した場合、冷蔵室
内の抗菌材濃度が局部的に高くなってしまうおそれがあ
る。そこで、請求項10のように、ファン停止時に切り
替え手段を閉鎖することにより、このような局部的な濃
度上昇を防ぐことができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を図面を参
照して説明する。
【0033】(第1の実施例)図1は、本発明の第1の
実施例に係る冷蔵庫10の断面図である。この冷蔵庫1
0は、上段に冷蔵室12と下段に冷凍室14とを有する
冷凍冷蔵庫であり、中段に、ユーカリ油(シネオール)
を使用した揮発性抗菌材32が配された冷却室である抗
菌室24が設けられている。
【0034】上段の冷蔵室12と下段の冷凍室14は、
ダクト20により冷気が互いに循環するように接続され
ており、該ダクト20内に配した1組の冷却器16及び
ファン18により冷却されるようになっている。すなわ
ち、冷蔵室12と冷凍室14は、1つの冷却器16によ
り冷却される1の冷却ゾーン(冷凍冷蔵ゾーン)を構成
している。
【0035】中段の抗菌室24は、その後方に設けられ
たダクト30内に専用の冷却器26とファン28を配し
て、これら冷却器26及びファン28により、上記冷凍
冷蔵ゾーンとは独立した所定の温度範囲に保たれてい
る。すなわち、この抗菌室24は、ダクト30ととも
に、上記冷凍冷蔵ゾーンとは異なる温度帯(冷蔵温度
帯)を有し、冷気が互いに循環しないように独立した冷
却ゾーンを構成している。
【0036】この冷蔵庫10においては、抗菌室24に
おいて揮発性抗菌材32が揮発し、室24内が抗菌材雰
囲気になる。そのため、食品に付着した菌や庫内を浮遊
する菌の増殖を防止することができる。
【0037】そして、この揮発性抗菌材32が配された
抗菌室32を含む冷却ゾーンが、異なる温度帯の冷凍冷
蔵ゾーンと連通されていないので、抗菌室24内におけ
る抗菌材濃度の変動を抑えることができる。すなわち、
この抗菌室24が、冷凍室14を含む上記冷凍冷蔵ゾー
ンと連通されていると、より温度の低い冷凍室14に抗
菌材が凝縮してとられてしまうおそれがあるが、上記の
ように抗菌室32を含む冷却ゾーンを分離独立させるこ
とで、これを防止して抗菌材濃度の低下を抑制すること
ができ、また、抗菌材のロスをなくすことができる。
【0038】以上のように、この実施例の冷蔵庫10に
よれば、抗菌材濃度の変動を抑えて、有効に抗菌効果を
発揮させることができ、よって、食品の鮮度保持を向上
させることができる。また、抗菌材のロスを低減して、
抗菌材の量を低減し、コスト低減を図ることができる。
【0039】なお、上記においては揮発性抗菌材32を
抗菌室24の室内に設けているが、これに限らず、抗菌
材32はダクト30内に配してもよい。また、冷却器2
6は、上記のようにファンクールによる間接冷却方式に
限られず、例えば、壁面冷却による直列冷却方式でも、
あるいはまた、ペルチェ素子による電子冷却でもよい。
【0040】(第2の実施例)図2は、本発明の第2の
実施例に係る冷蔵庫40の断面図である。この冷蔵庫4
0は、上段に冷蔵室42、中段に野菜室44、下段に冷
凍室46を有する冷凍冷蔵庫であり、冷蔵室42及び野
菜室44と、冷凍室46とは、温度差が大きいため、そ
れぞれ別の冷却器50,56を持ち、独立して所定の温
度帯に保つことができるようになっている。
【0041】詳細には、上段の冷蔵室42と中段の野菜
室44は互いに連通されて、後方のダクト48内に配し
た1組の冷却器50及びファン52により冷却されるよ
うになっている。すなわち、冷蔵室42と野菜室44
は、ダクト48とともに、1つの冷却器50より冷却さ
れる冷蔵温度帯の冷却ゾーン(冷蔵ゾーン)43を構成
している。
【0042】下段の冷凍室46は、その後方のダクト5
4内に配した1組の冷却器56及びファン58により上
記冷蔵ゾーン43とは独立して冷却されるようになって
いる。すなわち、冷凍室46は、上記冷蔵ゾーン43に
よりも低い冷凍温度帯を有し、冷気が互いに循環しない
ように独立した冷却ゾーン(冷凍ゾーン)を構成してい
る。
【0043】そして、冷蔵ゾーン43のダクト48内に
ユーカリ油(シネオール)を使用した揮発性抗菌材60
が配されている。これにより、冷蔵室42と野菜室44
を含む冷蔵ゾーン43内が抗菌材雰囲気になり、これら
両室42,44内に存在する菌が食品に付着した菌や庫
内を浮遊する菌を含めてその増殖が防止される。
【0044】この冷蔵庫40においては、各冷却ゾーン
43,46の温度制御を独立して行うことで温度変動が
小さく抑えられる。また、冷蔵室42及び野菜室44に
おいては、冷蔵室用冷却器50の停止時に、この冷却器
50に付着した霜をファン52により蒸発させて室4
2,44内に戻すことにより、室42,44内を高い湿
度にすることができる(以下、この運転モードを「うる
おい運転」という)。
【0045】この冷蔵庫40によれば、揮発性抗菌材3
2が配された冷蔵ゾーン43が、より温度帯の低い冷凍
ゾーン46から分離され、専用の冷却器50で所定の温
度帯に保たれているので、第1の実施例と同様に、冷蔵
ゾーン43における抗菌材濃度の変動を抑えることがで
き、また、抗菌材のロスをなくすことができる。
【0046】さらに、この冷蔵庫40によれば、上記う
るおい運転により、冷却器50に付着した抗菌材を再び
揮発させ、冷蔵室42及び野菜室44内に戻すことがで
きる。
【0047】図3は、この第2の実施例の冷蔵庫40に
おける冷蔵室42内の抗菌材濃度の変化を示すグラフで
あり、図9に示す従来の冷蔵庫100における冷蔵室1
01内の抗菌材の濃度変化(比較例)と比較して示して
いる。
【0048】図3に示すように、第2の実施例におい
て、冷却器50の動作時には、揮発した抗菌材が冷却器
50に付着してしまうため、冷蔵室42内の抗菌材濃度
は低下するが、うるおい運転時にこの付着した抗菌材を
再び揮発させて冷蔵室42内に戻すことができるため、
抗菌材濃度は上昇し、結局、冷蔵室42内の抗菌材濃度
の変動はある一定の範囲内に抑えられている。
【0049】これに対して、比較例においては、温度差
の大きな冷蔵室101と冷凍室102とが1つの冷却器
105で冷却されるため、冷却器105の温度が−40
℃程度と低く、そのため抗菌材が冷却器105に付着し
やすい。また、冷凍室102も通常−20℃ 程度であ
るため冷凍室102内への付着も大きい。さらに、第2
の実施例の場合のようなうるおい運転はなく、一度冷却
器105に付着した抗菌材は除霜時に除霜水とともに流
出してしまう。そのため、抗菌材濃度の低下が大きく、
抗菌材のロスも大きい。
【0050】以上のように、この実施例の冷蔵庫40に
よれば、冷蔵室42と野菜室44内の抗菌材濃度の変動
を低減することができるので、揮発性抗菌材60による
抗菌効果を有効に発揮させて、食品の鮮度保持を向上さ
せることでき、また、抗菌材による臭気や食品への移臭
を低減することができる。また、抗菌材のロスを少なく
することができ、抗菌材の量低減、コスト低減に結びつ
く。
【0051】なお、揮発性抗菌材60は、ダクト48内
に限らず、冷蔵室42内(チルド室の奥側)や野菜室4
4内など、冷蔵室42と野菜室44の冷気循環経路中で
あればどこに配してもよい。また、冷却器50は、上記
のようにファンクールによる間接冷却方式に限られず、
例えば、壁面冷却による直列冷却方式でも、あるいはま
た、ペルチェ素子による電子冷却でもよい。
【0052】(第3の実施例)図4は、第3の実施例に
係る冷蔵庫における冷蔵ゾーンのダクト内部を示す断面
図である。この実施例は、上述した図2に示す第2の実
施例の冷蔵庫40において、ダクト構成に変更を加えた
ものである。なお、この実施例では揮発性抗菌材60は
冷蔵室42内に配している。
【0053】冷蔵室42及び野菜室44の後方に設けら
れた冷蔵ゾーン43のダクト48内には、冷却器50と
冷蔵室42及び野菜室44への冷気吹出口49との間
に、ダクト48を開閉するダンパ68が配されている。
【0054】このダンパ68は、冷却器50の除霜時、
すなわち、冷却器50を除霜する除霜ヒータ66の通電
時に閉じて、ダクト48を遮断するように制御されてい
る。
【0055】図5に除霜時における冷蔵室42内の抗菌
材濃度の変化を示している。図5において、Aで示すよ
うに、除霜時にダンパ68を開けたままにしていると、
除霜ヒータ66への通電による冷却器50の急激な温度
上昇により、冷却器50に付着していた抗菌材が揮発し
て、ファン52を停止していても、多量の抗菌材がダク
ト48を通じて冷蔵室42内に侵入し、冷蔵室42内の
抗菌材濃度が必要以上に高くなる。このような高濃度状
態時にたまたま冷蔵室42や野菜室44の扉62,63
を開けると、抗菌材の強い臭気を感じるおそれがある。
【0056】これに対し、本実施例においては、図5に
おいてBで示すように、除霜時にダンパ68を閉じるの
で、冷却器50から揮発した抗菌材の冷蔵室42内への
多量侵入を防止することができ、冷蔵室42内の抗菌材
濃度の変動を抑えることができる。
【0057】この第3の実施例の冷蔵庫においては、さ
らに、除霜ヒータ66への通電終了後、ダンパ68を遅
延させて開くように制御することが好ましい。
【0058】除霜ヒータ66の通電終了直後は、ダクト
48内部の抗菌材濃度が高くなっているため、すぐにダ
ンパ68を開くと、図5においてBで示すように、冷蔵
室42内の抗菌材濃度が少し上昇する。そこで、図5に
おいてCで示すように、除霜ヒータ66への通電終了
後、ダンパ68を遅延させて開くことで、冷蔵室42内
の抗菌材濃度の変動をより低減することができる。
【0059】このようにダンパ68を遅延させて開く制
御方法としては、除霜ヒータ66がOFFになってから
所定の時間(例えば、5分)が経過した後にダンパ68
を開いたり、あるいは、冷却器50の温度が所定の温度
(例えば、−20℃)以下になってからダンパ68を開
いたりする方法がある。
【0060】以上のように、本実施例によれば、除霜時
に冷却器50から揮発した抗菌材の室42,44内への
多量侵入を防止できることから、抗菌材濃度の変動を抑
えて、臭気や食品への移臭を低減できる。また、同時に
除霜時における室42,44内の温度上昇を防止でき
る。
【0061】(第4の実施例)第4の実施例に係る冷蔵
庫は、上記第2の実施例の冷蔵庫40において、揮発性
抗菌材60を冷蔵室42及び野菜室44内の冷気に対し
て開放と閉鎖の切り替えが可能な切り替え手段を追加し
たものである。
【0062】切り替え手段は、この実施例では、図6に
示すように、冷蔵ゾーン43のダクト48を、常に開放
状態である第1ダクト48aと、ダンパ70により開閉
可能な第2ダクト48bとの2つの冷気流路に分け、こ
の第2ダクト48b内に揮発性抗菌材60を配すること
により構成されている。なお、揮発性抗菌材60は、こ
の実施例では、ダンパ70の上流側、即ち、冷蔵室42
への冷気吹出口49とは反対側の冷却器50側に配され
ている。
【0063】図6(a)に示すように、ダンパ70を開
くことにより第2ダクト48bが開いて上記切り替え手
段は開放状態となり、揮発した抗菌材がこの第2ダクト
48bから冷蔵室42及び野菜室44に送り込まれるよ
うになる。そして、図6(b)に示すように、ダンパ7
0を閉じることにより第2ダクト48bが閉じて上記切
り替え手段は閉鎖状態となり、揮発した抗菌材が冷蔵室
42及び野菜室44に送り込まれないようになる。
【0064】この切り替え手段を用いて、冷蔵室42内
の抗菌材濃度が低いときには抗菌材60を室内の冷気に
対して開放状態とし、冷蔵室42内の抗菌材濃度が高い
ときには抗菌材60を室内の冷気に対して閉鎖状態とな
るように制御することにより、冷蔵室42内の抗菌材濃
度の変動を抑え、常に一定の抗菌効果を確保することが
できる。
【0065】以下に、この切り替え手段の制御例につい
て説明する。
【0066】図7(a)は、制御例1に係るブロック図
である。制御例1は、この切り替え手段を冷蔵室42及
び野菜室44の扉62,63の開閉と連動させる。
【0067】図7(a)に示すように、切り替え手段の
開閉を制御する制御部80には、冷蔵室扉62の開閉を
検知する冷蔵室扉センサ(例えばドアスイッチ)81
と、野菜室扉63の開閉を検知する野菜室扉センサ(例
えばドアスイッチ)82と、ダンパ70と、タイマー8
3が接続されている。
【0068】制御部80は、扉センサ81,82が扉6
2,63の開状態を検知したときにダンパ70を閉じ、
その状態から扉62,63が閉状態になったことを検知
したときにダンパ70を開けるように制御する。そし
て、その後、タイマー83により一定時間経過後にダン
パ70を閉じるように制御する。
【0069】この制御例1によれば、扉62,63を開
くと抗菌材が庫外に流出してしまうので、扉62,63
を開いた状態ではダンパ70を閉じて室42,44内へ
の抗菌材の発生を停止することにより、抗菌材の庫外へ
の流出を低減することができる。そして、扉62,63
を開けたことにより抗菌材濃度が低下するため、扉6
2,63を閉じたときにダンパ70を開いて室42,4
4内に抗菌材を発生させることにより、扉開閉による抗
菌材濃度の低下を補うことができる。さらに、その後、
一定時間経過後にダンパ70を閉じることにより、不在
時や夜間等における濃度上昇を防止することができる。
【0070】図7(b)は、制御例2に係るブロック図
である。制御例2は、上記切り替え手段を冷蔵ゾーン4
3の運転モードと連動させる。
【0071】図7(b)に示すように、この場合、制御
部80には、冷却器50とダンパ70が接続されてお
り、冷却器50の動作時にダンパ70を開き、冷却器5
0の停止時にダンパ70を閉じるように制御されてい
る。
【0072】制御例2によれば、冷却器50の動作時に
は、揮発した抗菌材が冷却器50に付着して室42,4
4内の抗菌材濃度が低下しようとするが、ダンパ70を
開いて揮発性抗菌材60を室42,44内に対して開放
するため、抗菌材濃度の低下を抑制することができる。
一方、冷却器50の停止時である上記うるおい運転時や
除霜時には、冷却器50に付着していた抗菌材が再揮発
して室42,44内の抗菌材濃度が上昇しようとする
が、ダンパ70を閉じて抗菌材の発生を防止するため、
室42,44内における抗菌材濃度の更なる上昇を抑え
ることができる。以上より、運転モードによる抗菌材濃
度の変動を抑制することができる。
【0073】図7(c)は、制御例3に係るブロック図
である。制御例3は、制御例2と同様、上記切り替え手
段を冷蔵ゾーン43の運転モードと連動させる。
【0074】図7(c)に示すように、この場合、制御
部80には、冷却器50の温度を検知する冷却器温度セ
ンサ84とダンパ70が接続されており、冷却器50の
温度が所定温度(例えば、0℃)以下となったときにダ
ンパ70を開き、所定温度以上となったときにダンパ7
0を閉じるように制御されている。
【0075】冷却器50の動作時には、冷却器50の温
度が低下し、抗菌材が冷却器50に付着するので、冷却
器50の温度が所定温度以下に下がったときに、ダンパ
70を開いて冷蔵室42内に抗菌材を発生させることに
より、抗菌材濃度の低下を抑制することができる。一
方、うるおい運転時や除霜時には、冷却器50の温度が
上昇して付着した抗菌材が再揮発するので、冷却器50
の温度が所定温度以上になったときに、ダンパ70を閉
じて抗菌材の発生を停止することにより、抗菌材濃度の
更なる上昇を抑えることができる。
【0076】図7(d)は、制御例4に係るブロック図
である。制御例4は、ファン52の動作に連動させるも
のであり、制御部80には、冷蔵ゾーン43のファン5
2とダンパ70が接続されている。そして、ファン52
の停止時にダンパ70を閉鎖するように制御する。
【0077】ファン52を停止させて冷気の循環がなく
なると、特に冷蔵室42や野菜室44内に揮発性抗菌材
60を配した場合、室42,44内の抗菌材濃度が局部
的に高くなってしまうおそれがあるが、制御例4によれ
ば、ファン52停止時にダンパ70を閉じて抗菌材の発
生を停止することにより、このような局部的な濃度上昇
を防ぐことができる。
【0078】なお、以上のような制御に替えて、又はこ
れら制御に加えて、上記切り替え手段を常に開放状態又
は閉鎖状態にするスイッチ(不図示)を、例えば冷蔵庫
前面などに設けてもよい。この場合、このスイッチを押
すことにより、ダンパ70を常に開放状態あるいは閉鎖
状態とすることができる。例えば、土の付いた野菜等の
ように抗菌が必要なものを入れる場合に常に開放状態と
し、その後、一定時間経過後に自動に閉鎖したり、ある
いはまた、熱い食品を入れたときの急速冷蔵に連動する
ことができる。また、抗菌剤の臭いが気になる場合に強
制的に閉鎖にすることもできる。
【0079】(第5の実施例)第5の実施例に係る冷蔵
庫は、上記第4の実施例のダンパ70による切り替え手
段に替えて、揮発性抗菌材60の発生源である抗菌材収
納容器に開放と閉鎖の切り替えが可能な切り替え手段を
設けたものである。
【0080】図8に示すように、揮発性抗菌材60の容
器本体71の前面には、揮発した抗菌材を放出させるた
めの複数の放出開口72が設けられており、この放出開
口72はシャッター部材74により開閉可能になってい
る。図8(a)に示すように、シャッター部材74を開
くことにより放出開口72が開放状態となり、揮発した
抗菌材が室42,44内の雰囲気に供給される。そし
て、図8(b)に示すように、シャッター部材74を閉
じることにより放出開口72が閉鎖状態となり、揮発し
た抗菌材が室42,44内に供給されないようになる。
【0081】この第5の実施例の切り替え手段は、上述
した第4の実施例の切り替え手段と同様に制御すること
ができ、これにより、冷蔵室42及び野菜室44内の抗
菌材濃度の変動を抑え、一定の抗菌効果を確保すること
ができる。
【0082】
【発明の効果】本発明の冷蔵庫によれば、揮発性抗菌材
が配された冷却ゾーンが、温度帯の異なる他の冷却ゾー
ンから分離され、専用の冷却器で所定の温度帯に保たれ
ているので、当該冷却ゾーンにおける抗菌材濃度の変動
を抑えることができる。そのため、揮発性抗菌材の抗菌
効果を効果的に発揮させることができ、よって、食品の
鮮度保持を向上させることができる。また、抗菌材のロ
スを低減して、抗菌材の量を低減し、コスト低減を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る冷蔵庫の断面図で
ある。
【図2】本発明の第2の実施例に係る冷蔵庫の断面図で
ある。
【図3】第2の実施例の冷蔵庫における冷蔵室内の抗菌
材濃度の変化を示すグラフである。
【図4】第3の実施例に係る冷蔵庫における冷蔵ゾーン
のダクト内部を示す断面図である。
【図5】第3の実施例の冷蔵庫における除霜時の冷蔵室
内の抗菌材濃度変化を示すグラフである。
【図6】第4の実施例に係る冷蔵庫における切り替え手
段を示すダクトの断面図であり、(a)は開放状態を、
(b)は閉鎖状態をそれぞれ示している。
【図7】第4の実施例における切り替え手段の制御例を
示すブロック図であり、(a)は制御例1、(b)は制
御例2、(c)は制御例3、(d)は制御例4の各ブロ
ック図を示している。
【図8】第5の実施例に係る冷蔵庫における切り替え手
段を示す揮発性抗菌材の斜視図であり、(a)は開放状
態を、(b)は閉鎖状態をそれぞれ示している。
【図9】従来の冷蔵庫の断面図である。
【符号の説明】
10,40……冷蔵庫 16,26,50,56……冷却器 24……抗菌室 32,60……揮発性抗菌材 42……冷蔵室 43……冷蔵ゾーン 44……野菜室 46……冷凍室 48……ダクト 49……冷気吹出口 52……ファン 62,63……扉 66……除霜ヒータ 68,70……ダンパ 74……シャッター部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山下 晴久 大阪府茨木市太田東芝町1番6号 株式会 社東芝大阪工場内 (72)発明者 岩井 隆賀 大阪府茨木市太田東芝町1番6号 株式会 社東芝大阪工場内 Fターム(参考) 3L045 AA02 AA04 BA01 CA02 DA02 EA01 HA02 LA14 MA04 NA03 NA07 NA15 NA22 PA01 PA02 PA04

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに異なる温度帯を有し、冷気が互いに
    循環しないように独立した複数の冷却ゾーンを備え、 これら各冷却ゾーンにそれぞれ冷却器が配され、 少なくとも1の前記冷却ゾーンに揮発性抗菌材が配され
    たことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】前記複数の冷却ゾーンが、冷蔵室を含む冷
    蔵温度帯の冷蔵ゾーンと冷凍室を含む冷凍温度帯の冷凍
    ゾーンであり、 該冷蔵ゾーンに前記揮発性抗菌材が配されたことを特徴
    とする請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 【請求項3】前記冷蔵ゾーンが、冷蔵室と該冷蔵室に冷
    気を循環させるためのダクトからなり、該ダクト内に前
    記冷却器が配され、この冷却器に付着した霜を蒸発させ
    て冷蔵室内に送るためのファンを備えることを特徴とす
    る請求項2記載の冷蔵庫。
  4. 【請求項4】前記冷蔵ゾーンが、冷蔵室と該冷蔵室に冷
    気を循環させるためのダクトからなり、該ダクト内に前
    記冷却器と該冷却器を除霜するための除霜ヒータが配さ
    れ、該ダクトにおける冷却器と冷蔵室への冷気吹出口と
    の間に当該ダクトを開閉するダンパが配され、 前記除霜ヒータへの通電時に前記ダンパを閉じることを
    特徴とする請求項2記載の冷蔵庫。
  5. 【請求項5】前記除霜ヒータへの通電終了後、前記ダン
    パを遅延させて開くことを特徴とする請求項4記載の冷
    蔵庫。
  6. 【請求項6】前記揮発性抗菌材を前記冷蔵室内の冷気に
    対して開放と閉鎖の切り替えが可能な切り替え手段を設
    けたことを特徴とする請求項2記載の冷蔵庫。
  7. 【請求項7】前記冷蔵室の扉の開閉を検知する扉検知手
    段を備え、 該扉検知手段が扉の開状態を検知したときに前記切り替
    え手段を閉鎖し、 該扉検知手段が扉の開状態から閉状態になったことを検
    知したときに前記切り替え手段を開放することを特徴と
    する請求項6記載の冷蔵庫。
  8. 【請求項8】前記冷蔵ゾーンの冷却器の動作時に前記切
    り替え手段を開放し、 該冷却器の停止時に前記切り替え手段を閉鎖することを
    特徴とする請求項6記載の冷蔵庫。
  9. 【請求項9】前記冷蔵ゾーンの冷却器の温度を検知する
    冷却器温度検知手段を備え、 該冷却器の温度が所定温度以下となったときに前記切り
    替え手段を開放することを特徴とする請求項6記載の冷
    蔵庫。
  10. 【請求項10】前記冷蔵ゾーンに冷気循環のためのファ
    ンが設けられ、該ファンの停止時に前記切り替え手段を
    閉鎖することを特徴とする請求項6記載の冷蔵庫。
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