JPH01308753A - 食品包装用袋とその製造方法 - Google Patents

食品包装用袋とその製造方法

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JPH01308753A
JPH01308753A JP63135086A JP13508688A JPH01308753A JP H01308753 A JPH01308753 A JP H01308753A JP 63135086 A JP63135086 A JP 63135086A JP 13508688 A JP13508688 A JP 13508688A JP H01308753 A JPH01308753 A JP H01308753A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は食品包装用袋とその製造方法、さらに詳しくは
主としてサンドイッチ、その他握飯等の食品を包装する
ための食品包装用袋であって、その袋の開封のための手
段を設けた食品包装用袋とその食品包装用袋の製造方法
に関する。
(従来の技術) 従来、上記のような開封手段を設けたサンドイッチ用の
包装用袋として、たとえば実開昭62−54939号所
載のものがある。
すなわち、この包装用袋は、第13図(イ)に示すよう
に、略三角形状の装本体1bの先細端部9を封止し、そ
の先細端部9に切込部10.10を介して突片11を延
設して、その突片11から同図(ロ)のように装本体1
bを延伸方向に帯状に引き破り開封できるように構成さ
れたものである。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記のような包装用袋は、上記先細端部
9の突片11を引き破るとともに、その引き破り作業に
連続して装本体1bを引き裂いていくことによって開封
するものであるため、その開封の際に包装用袋が真っ直
ぐに切断されないおそれがあり、その結果、包装用袋が
2分して開封されないために、被包装物たるサンドイッ
チの取り出しが困難になるという問題点があった。
又、このような開封時の問題点があるために、引き裂き
が極力真っ直ぐなされるためには、包装用袋の素材が引
き裂き方向に延伸加工されている必要があり、従って上
記従来の包装用袋の素材としては必然的に延伸ポリプロ
ピレンフィルム、それも−軸延伸ポリプロピレンフィル
ムに限られ、袋の材質も制限されるという問題があった
さらに、上記のような引裂用の突片はフィルムの切り込
みによって形成されたものであるが、装本体にこのよう
な切り込みによる引裂片を形成すると、その切り込み部
から被包装物たるサンドインチに介在されているマヨネ
ーズ等の流動物が袋の外部に飛び出し、或いは滲出する
おそれがあり、従って上記のような切り込みによる引裂
片は、必然的に装本体の先細端部に形成されなければな
らなかった。よって、引裂片が先細端部に形成されてい
るために引き裂き方向に歪みの生ずる可能性がより大と
なっていたのである。
本発明は上述のような問題点をすべて解決するためにな
されたもので、袋の開封時の引き裂きを歪みが生ずるこ
となく且つ非常に容易に行え、しかも、上記マヨネーズ
等の内容物の飛び出し等を略完全に防止することを目的
とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、このような問題点を解決するために食品包装
用袋とその製造方法としてなされたもので、食品包装用
袋としての特徴は、少なくとも1枚の合成樹脂製フィル
ムからなる引裂片5を、熱により脆弱化した状態で合成
樹脂製フィルムからなる装本体1の所定位置に熱溶着せ
しめて、前記引裂片5の引き裂きにより前記装本体1が
該引裂片5の溶着された所定位置にて裂断可能に構成さ
れてなることにある。
又、より限定された食品包装用袋としての特徴は、表フ
ィルム5aと、該表フィルム5aより軟化温度の低い裏
フィルム5bとの2枚のフィルムで2層に形成された引
裂片5を、該引裂片5の少なくとも裏フィルム5bが熱
により脆弱化された状態で、前記装本体1の所定位置に
熱溶着せしめて、前記引裂片5の引き裂きにより前記装
本体1が前記引裂片5の溶着された所定位置にて裂断可
能に構成されてなることにある。
さらに、他の食品包装用袋としての特徴は、合成樹脂製
フィルムからなる装本体1の所定位置に、熱により脆弱
化された裂断部7が形成されてなることにある。
さらに、食品包装用袋の製造方法としての特徴は、少な
くとも1枚の合成樹脂製フィルムからなる引裂片5を、
該引裂片5の引き裂きにより合成樹脂製フィルムからな
る装本体1が裂断可能となるべく、加熱して脆弱化させ
ると同時に前記装本体1の所定位置に熱溶着せしめて製
造することにある。
(作用) すなわち、本発明の食品包装用袋は、上記のような引裂
片5を、合成樹脂製の装本体1とともに熱により脆弱化
させた状態で合成樹脂製フィルムからなる装本体1の所
定位置に熱溶着せしめたものなるため、又は装本体1に
脆弱化による裂断部を形成したものなるため、袋本体自
体には切れ目等による隙間が一切なく、従って包装用袋
内の内容物が外部に飛び出し或いは滲出することもない
のである。
又、包装用袋を開封する場合には、前記引裂片5を引き
裂くことにより或いは装本体を裂断部を介して引き裂く
ことにより、その引き裂き力によって脆弱化して溶着さ
れていた溶着部或いは裂断部が裂断され、それによって
包装用袋が容易に開封されることとなる。この場合、装
本体1自体も脆弱化されてなるため、装本体1はその脆
弱化された溶H部に沿って歪みを生ずることなく引き裂
かれることとなる。特に、上記脆弱化によりフィルムが
硬化しているために、裂断が一層容易になされるのであ
る。
さらに、本発明の食品包装用袋の製造方法においては、
加熱により引裂片と装本体とが脆弱化されると同時に引
裂片が装本体に熱溶着されるため、引裂片の装本体への
溶着作業がワンタッチで非常に容易に行えるのである。
(実施例) 以下、本発明の実施例について説明する。
実施例1−1 第1図は食品包装用袋の一例としてのサンドイッチ用袋
を示し、(イ)は正面図、(ロ)は(イ)のA−A線断
面図、(ハ)は(イ)のB−B線断面図をそれぞれ示す
第1図において、1は無延伸ポリプロピレンフィルムか
らなる平面略三角形状の装本体で、上面の開口部2から
一片1aが他片1bより延長されて延長片3が形成され
てなるとともに、前記装本体1の底部4は熱溶断シール
されている。
5は、延伸ポリプロピレンフィルム(OFF)からなる
表フィルム5aと、無延伸ポリプロピレンフィルム(C
PP)からなる裏フィルム5bとの2枚のフィルムのラ
ミネートによって形成された帯状の引裂片で、表フィル
ム5aは脆弱化されず、裏フィルム5bと装本体1のみ
が脆弱化されるように加熱により装本体1の他片1bの
正面側の略中夫の横方向全幅に熱溶着されている。
そして、このようなサンドイッチ用袋は、第2図に示す
ように、装本体1の開口部2を開口させ、その開口部2
からサンドイッチ6を収納し、第3図のように装本体1
をサンドイッチ6の形状に沿って折り畳むことによって
サンドイッチ6が包装されることとなるのである。
このような包装状態において、装本体1に施された裂断
のための手段は、切れ目等のようなものではなく、引裂
片5を加熱により脆弱化した状態で装本体1に溶着する
ことによって施された手段なるため、装本体1自体には
切れ目等による隙間が生ずることもない。従って、内容
物たるサンドイッチ6に介在されているマヨネーズ等の
流動物が装本体1の外部に飛び出し或いは滲出すること
もないのである。
次に、サンドイッチ6の喫食時にサンドイッチ用袋を開
封する場合には、先ず、装本体1の横方向すなわち第4
図の矢印イ方向に引裂片5を引き裂く。
この場合において、無延伸ポリプロピレンフィルムで構
成された引裂片5の裏フィルム5bと装本体1とが熱溶
着時に脆弱化されてなるため、上記引裂片5の引き裂き
によって脆弱化された装本体1の溶着部はただちに裂断
され1、第5図に示すように装本体1が開封されてサン
ドイッチ6が外部に裸出することとなる。従って、その
裸出部からサンドイッチ6を容易に取り出すことができ
ることとなる。
特に、本実施例においては、装本体1の素材として延伸
加工等の方向性のない無延伸ポリプロピレンフィルムが
用いられてなるため、上記のように装本体1を横方向に
も容易に引き裂くことができる。従って、装本体1は横
方向に略二分されることとなり、よってサンドイッチ6
の取り出しがスムーズに行えるのである。
しかも、該実施例では引裂片5を構成する裏フィルム5
bと装本体1とが同材の無延伸ポリプロピレンフィルム
からなるため、引裂片5の装本体1への溶着が容易に行
えることとなる。
さらに、引裂片5の表フィルム5aは脆弱化されておら
ず、裏フィルム5bと装本体1のみが脆弱化されて溶着
されているため、脆弱化による溶着線が引裂片5の表面
上に裸出することもなく、よって袋の外観体裁を損なう
こともないのである。
実施例1の2 次に、上記のような構成からなるサンドイッチ用袋の製
造方法の実施例について説明する。
先ず、2枚の無延伸ポリプロピレンフィルムを熱溶断等
によって第6図のような略三角形状の装本体1を形成す
る。
次に、延伸ポリプロピレンフィルムからなる表フィルム
5aと無延伸ポリプロピレンフィルムからなる裏フィル
ム5bとの2枚のフィルムをラミネートして2層に形成
された帯状の引裂片5を形成し、裏フイルム5b側が装
本体1に対面するように引裂片5を配置し、その状態で
該引裂片5の長手方向に電気コテ7を当接し、引裂片5
を装本体1の所定位置に熱溶着する。この場合、電気コ
テ7の加熱温度は、裏フィルム5bの軟化温度よりも高
く且つ表フィルム5aの軟化温度よりも低くなるよう予
め設定されている。
このようにして装本体1の形成及び引裂片5の熱溶着に
よってサンドイッチ用袋が製造されることとなるのであ
る。
この場合において、引裂片5を構成している裏フィルム
5bが無延伸ポリプロピレンフィルムで構成され、表フ
ィルム5aが該裏フィルム5bより軟化温度の高い延伸
ポリプロピレンフィルムで構成されており、しかも両フ
ィルムの軟化温度間の温度に加熱温度が設定されてなる
ため、上記電気コテ7の当接による加熱によって延伸ポ
リプロピレンフィルムからなる表フィルム5aは脆弱化
されず、無延伸ポリプロピレンフィルムからなる裏フィ
ルム5bと装本体1のみが脆弱化され、その脆弱化され
た状態にて引裂片5と装本体1とが溶着されることとな
る。
従って、裏フィルム5bと装本体1のみを脆弱化させた
状態にするという上記のような所望の溶着作業が、上記
電気コテの当接というワンタッチの作業によって非常に
容易に行うことができるのである。
実施例2の1 第8図は第2実施例のサンドイッチ用袋を示し、(イ)
は正面因、(ロ)は(イ)のc−c線断面図をそれぞれ
示す。
本実施例のサンドイッチ用袋は、引裂片5の表フィルム
5a及び裏フィルム5bが共に加熱により脆弱化した状
態で装本体1に熱溶着されている点で上記実施例1の1
と相違する。
その他の点は上記実施例1と同様であるため、その構成
の詳細な説明は省略する。
この実施例のサンドイッチ用袋は、上記のように表フィ
ルム5aと裏フィルム5bとが共に脆弱化されてなるた
め、引裂片5の引き裂きによって装本体1のみならず、
引裂片5自身も裂断されることとなる。
より具体的に説明すれば、第9図に示すように引裂片5
を該引裂片5の短手方向、すなわち第9図の矢印口及び
ハ方向に引っ張れば、装本体1及び引裂片5の表フィル
ム5aと裏フィルム5bのすべてが脆弱化されているた
めに上記溶着部にて容易に裂断されるのである。
実施例2の2 次に、実施例2の1のサンドイッチ用袋を製造する方法
について説明する。
すなわち、本実施例の製造方法においては、引裂片5を
構成する2枚のフィルム5a、 5bの軟化温度よりも
高い温度に電気コテの加熱温度を設定する。
この点以外の作業手順等は、上記実施例1の2と同様で
あるため、その詳細な説明は省略する。
本実施例においては、加熱時の設定温度が上述のように
引裂片5を構成する表フィルム5a及び裏フィルム5b
よりも高く設定されているため、上記加熱された電気コ
テを引裂片5に当接すると、表フィルム5a及び裏フィ
ルム5b、さらには装本体1もが脆弱化された状態で引
裂片5が装本体1に熱溶着されることとなる。
従って、本実施例においても上記のような所望の溶着作
業が、上記電気コテの当接というワンタッチの作業によ
って非常に容易に行うことができるのである。
実施例3 第10図は第3実施例のサンドインチ用袋を示し、(イ
)は正面図、(ロ)は(イ)のo −o Ig断面図を
それぞれ示す。
本実施例のサンドイッチ用袋は、引裂片5が1枚の無延
伸ポリプロピレンフィルムで構成されている点で上記実
施例1の1.及び実施例2の1と相違する。
そして、その1枚の無延伸ポリプロピレンフィルムから
なる引裂片5は、加熱により脆弱化した状態で装本体1
に熱溶着されている。
その他の点は上記実施例1と同様であるため、その構成
の詳細な説明は省略する。
この実施例のサンドインチ用袋は、上記のように引裂片
5と装本体1とが共に脆弱化されてなるため、上記実施
例2の1と同様に引裂片5の短手方向に引裂片5を引き
裂くことによって装本体1のみならず、引裂片5自身も
裂断されることとなる。
実施例4 第11図は第4実施例のサンドイッチ用袋を示し、(イ
)は正面図、(ロ)は(イ)のE−E線断面図をそれぞ
れ示す。
本実施例のサンドインチ用袋は、上記実施例1乃至実施
例3のような引裂片5が設けられておらず、装本体1に
直接熱による裂断部8が形成されている点で実施例1の
1及び実施例2の1と相違する。
装本体1の構成等は上記実施例1と同様であるため、そ
の構成の詳細な説明は省略する。
この実施例のサンドイッチ用袋は、上記のように装本体
1に脆弱化した裂断部8が形成されてなるため、その裂
断部8の両側を装本体1の上下方向に引き裂くことによ
って、その裂断部8から装本体1が裂断されることとな
る。
尚、装本体1の材質は決して上記実施例の無延伸ポリプ
ロピレンフィルムに限定されるものではなく、その材質
は問うものではない。ただし、装本体1の材質としてた
とえば従来のような一軸延伸ポリプロピレンフィルムを
使用すれば、延伸加工の方向が限定されているため、一
方向(縦方向)には引き裂き可能であるが、他方向(横
方向)には引き裂くことができず、その装本体1の引き
裂き方向が限定されるという欠点があるが、装本体1の
材質を上記実施例のように無延伸ポリプロピレンフィル
ムとすれば、延伸加工がなされていないため、縦横いず
れの方向にも引き裂くことが可能である。
従って、上記のような引裂片5を縦横いずれの方向にも
設けることができるのである。
又、装本体1の形状も該実施例の略三角形状に限らない
さらに、上記実施例1及び実施例2では引裂片5が1枚
のフィルムに対し他のフィルムをラミネートすることに
よって2枚のフィルムを一体化して2層に形成してなる
が、2枚のフィルムを一体化して2贋に形成する手段は
これに限らず、たとえば接着等によって一体化してもよ
く、一体化のための手段は問わない。
さらに、引裂片5を構成する2枚のフィルムの材質も該
実施例の無延伸ポリプロピレンフィルムと延伸ポリプロ
ピレンフィルムの組み合わせに限らない。しかし1.こ
の2橿のフィルムで引裂片5を構成した場合には、表フ
ィルム5aを延伸ポリプロピレンフィルムで構成し、装
本体1に対面する裏フィルム5bを無延伸ポリプロピレ
ンフィルムで楕成し、しかも装本体1を裏フィルム5b
と同材で構成することによって装本体1と引裂片5とが
容易に溶着されるとともに、表フィルム5aが裏フィル
ム5bよりも軟化温度が高いために、上記実施例1のよ
うに表フィルム5aを脆弱化させず、裏フィルム5bと
装本体1のみを脆弱化させるようにして引裂片5を装本
体1に溶着することが可能である。
尚、脆弱化は、上記実施例1のように裏フィルム5bと
装本体1のみに行ってもよく、又、実施例2のように表
フィルム5a、 Hフィルム5b、及び装本体1をすべ
て脆弱化させてもよい。この場合、上記実施例1.2の
ように引き裂き方向は異なるものの、いずれにしても引
裂片5の引き裂きは可能である。要は、上記各実施例の
ように引裂片5や装本体1が脆弱化されて装本体1が所
定値■にて裂断可能に構成されていればよいのである。
尚、本発明において「脆弱化」とは、一定の引き裂き力
によって容易に裂断される程度に、熱によってフィルム
が脆く弱い状態となっているが、切断はされていない状
態をいう。従って、フィルムの脆弱化された部分に切れ
目や隙間が形成されていることはないのである。
又、引裂片5は、上記実施例1.2のように2枚のフィ
ルムで構成されている必要は必ずしもなく、実施例3の
ように1枚のフィルムのみで構成されていてもよい。
さらに、引裂片5の溶着位置も上記各実施例のような装
本体1の略中央の横方向に限定されるものではない。
又、引裂片5の溶着箇所も該実施例の装本体1の全幅に
限らず、第12図のように一部のみに溶着されていても
よい。従って、引裂片5の形状も上記実施例のような帯
状のものに限定されない。
さらに、上記実施例1の2や実施例2の2等の製造方法
においては、装本体1の形成後に引裂片5を溶着させて
なるが、装本体1の形成と同時に溶着してもよい。この
場合には、装本体1を形成する長尺フィルムと引裂片を
形成する帯状長尺フィルムとが同時に移送されながら袋
が製造されることとなる。
さらに、脆弱化により引裂片5を装本体1に溶着する手
段も該実施例のような電気コテ7による手段に限定され
ず、その手段は問うものではない。
尚、袋の用途も上記各実施例のサンドイッチ用の袋に限
定されるものではなく、たとえば握飯。
その他の食品用として使用してもよい。要は、食品の包
装用袋として使用されればよいのである。
(発明の効果) 本発明は以上のような特徴を有するものなるため、次の
ような効果を有するに至った。
(イ)少なくとも1枚の合成(耐脂製フィルムからなる
引裂片を、熱により脆弱化された状態で合成樹脂製フィ
ルムからなる装本体の所定位置に熱溶着せしめ、或いは
装本体の所定位置を熱により脆弱化して裂断部を形成−
だものなるため、前記引裂片を引き裂き、又は裂断部を
介して装本体を引き裂くことによりその引き裂き力によ
って脆弱化した装本体の溶着部又は裂断部が歪むことな
く裂断され、それによって包装用袋が容易に開封される
こととなる。
しかも、この裂断手段は、上記のような引裂片や装本体
を、熱により脆弱化された状態で形成されたものなるた
め、袋本体自体には切れ目等による隙間が一切なく、従
って包装用袋内の内容物が外部に飛び出し或いは滲出す
ることもないのである。
このように、本発明においては、袋の開封が歪みを生ず
ることなく非常に容易且つスムーズに行え、しかも、内
容物の飛び出しや滲出を防止できる食品包装用袋を提供
しうるという効果を有するに至った。
(ロ)さらに、上記引裂片として軟化温度の異なる2枚
のフィルムで2層に形成した場合には、その軟化温度の
差を利用して引裂片の表面側のフィルムを脆弱化させず
、裏面側のフィルムのみを脆弱化させた状態で装本体に
熱溶着せしめそことが可能であり、従ってこの場合には
、引裂片の引き裂きにより引裂片目体は裂断されること
なく装本体のみを裂断することが可能であり、従って、
その裂断が一層容易且つスムーズに行えるという利点が
ある。
又、引裂片の少なくとも表面側は脆弱化させずに済むた
めに、溶着線等が表面に現出されることもなく、袋の外
観体裁が損なわれることもないという利点がある。
(ハ)さらに、本発明の食品包装用袋の製造方法におい
ては、加熱により引裂片と装本体とか同時に脆弱化され
なから引裂片が装本体に熱溶着されるため、引裂片の装
本体への溶着作業が非常に容易に行えるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は食品包装用袋の一実施例としてのサンドインチ
用袋を示し、(イ)は正面図、 (ロ)は(イ)のA−
AjIA断面図、(ハ)は(イ)のB−B線断面図。 第2図はサンドイッチを袋に収納した状態の斜視図。 第3図は包装完成状態の斜視図。 第4図は引裂片を引き裂く状態を示す斜視図。 第5図は開封時の斜視図。 第6図及び第7図は一実施例としてのサンドイッチ用袋
の製造工程を示し、(イ)は袋の形成工程の正面図、(
ロ)は引裂片の溶着工程の要部拡大断面図。 第8図は他実施例のサンドイッチ用袋を示し、(イ)は
正面図、(ロ)は(イ)のC−C線断面図。 第9図は第8図のサンドインチ用袋の開封時の斜視図。 第10図は他実施例のサンドイッチ用袋を示し、(イ)
は正面図、(ロ)は(イ)のD−D線断面図。 第11図は他実施例のサンドイッチ用袋を示し、(イ)
は正面図、(ロ)は(イ)のD−D線断面図。 第12図は他実施例のサンドインチ用袋の正面図。 第13図は従来のサンドインチ用袋を示し、(イ)は正
面図、(ロ)は包装後の開封時の斜視図。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、少なくとも1枚の合成樹脂製フィルムからなる引裂
    片5を、熱により脆弱化した状態で合成樹脂製フィルム
    からなる装本体1の所定位置に熱溶着せしめて、前記引
    裂片5の引き裂きにより前記装本体1が該引裂片5の溶
    着された所定位置にて裂断可能に構成されてなることを
    特徴とする食品包装用袋。 2、表フィルム5aと、該表フィルム5aより軟化温度
    の低い裏フィルム5bとの2枚のフィルムで2層に形成
    された引裂片Sを、該引裂片5の少なくとも裏フィルム
    5bが熱により脆弱化された状態で、前記装本体1の所
    定位置に熱溶着せしめて、前記引裂片5の引き裂きによ
    り前記装本体1が前記引裂片5の溶着された所定位置に
    て裂断可能に構成されてなることを特徴とする食品包装
    用袋。 3、合成樹脂製フィルムからなる装本体1の所定位置に
    、熱により脆弱化された裂断部7が形成されてなること
    を特徴とする食品包装用袋。 4、少なくとも1枚の合成樹脂製フィルムからなる引裂
    片5を、該引裂片5の引き裂きにより合成樹脂製フィル
    ムからなる装本体1が裂断可能となるべく、加熱して脆
    弱化させると同時に前記装本体1の所定位置に熱溶着せ
    しめて製造することを特徴とする食品包装用袋の製造方
    法。 5、表フィルム5aと、該表フィルム5aより軟化温度
    の低い裏フィルム5bとの2枚のフィルムで2層に形成
    された引裂片5を、該引裂片5の引き裂きにより合成樹
    脂製フィルムからなる装本体1が裂断可能となるべく、
    前記引裂片5の少なくとも裏フィルム5bが脆弱化され
    るよう加熱すると同時に装本体1の所定位置に熱溶着せ
    しめて製造することを特徴とする食品包装用袋の製造方
    法。
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