JPH0637943Y2 - 袋 体 - Google Patents

袋 体

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JPH0637943Y2
JPH0637943Y2 JP1988039262U JP3926288U JPH0637943Y2 JP H0637943 Y2 JPH0637943 Y2 JP H0637943Y2 JP 1988039262 U JP1988039262 U JP 1988039262U JP 3926288 U JP3926288 U JP 3926288U JP H0637943 Y2 JPH0637943 Y2 JP H0637943Y2
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JP
Japan
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bag body
heat
notch
tear guide
guide tape
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JP1988039262U
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English (en)
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JPH01144347U (ja
Inventor
友信 村野
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Howa Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Howa Sangyo Co Ltd
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  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
  • Bag Frames (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、防湿性や防虫対策上から密封性が求められ
るとともに、開封しようとするときには易開封性が求め
られる、たとえば、サンドイッチやおにぎり等の食品の
包装等分野に使用する袋体に関するものである。
〔従来技術および解決しようとする課題〕
一般に、この種の袋体にあっては易開封性が重視されて
いて第4図および第5図に示すようなものがある。
すなわち、第4図に示すものにあっては、袋体本体21の
側部にVノッチ22またはIノッチ23等の易開封処置が施
されており、また、第5図に示すものあっては、中身を
取出し易いように袋体本体31を所定の方向に開封させる
ための切り込み線32を入れ、所定の方向に開封させるよ
うにしたものである。
しかし、上記のように構成した開封処置にあっては、開
封に対しては非常に良い方法ではあるが、比較的少量の
水分が部分的に蒸発しても、その部分の食味が変わり易
いサンドイッチやおにぎり等の食品においては、ノッチ
の周辺や切り込み線の周辺での品質(食味)が微妙に変
化し、部分的に堅いとか、舌ざわりが悪いなどの苦情が
度々発生している。
一方、サンドイッチやおにぎり等の食品を製造する側に
おいても、これらの切り込み線32やノッチ22、23部分か
ら裂け易いために内容物の収納時にも、その部分に引っ
掛かって裂けてしまい、不良品が発生してしまうという
苦情が発生し、その改善が要望されている。
このような事故は、サンドイッチやおにぎり等の内容物
の配送の過程でも発生するのは当然であり、さらに、切
り込み線32やノッチ22、23部分の間隙から虫が進入する
という点も危惧されており、密封タイプで、かつ、易開
封性のある袋体の出現が要望されている。
この考案はこのような要望に応えるものであって、収納
時や配送時に事故が発生することがないとともに、ノッ
チや切り込み線の周辺での内容物の品質の変化が生じな
いようにした袋体を提供することを目的とするものであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題点を解決するためにこの考案は、表裏2枚の
包装材を重合するとともに、開口部を残して周縁部を所
定の幅で熱溶着して袋体本体を形成し、この袋体本体に
その全幅に渡って、引き裂き方向を案内する引き裂き案
内用テープを貼合し、この引き裂き案内用テープの両端
部のうちの少なくとも一方の端部の近傍の前記袋体本体
の縁部を、前記熱溶着した周縁部よりも内方に至るよう
に熱溶着して表裏2枚の包装材を一体とした熱溶着部を
形成し、この熱溶着部に、先端が前記熱溶着した周縁部
よりも内方となるノッチを形成し、このノッチから表裏
2枚の包装材を引き裂く時に前記引き裂き案内用テープ
に沿って袋体本体が分割される構成を有し、前記引き裂
き案内用テープが、前記袋体本体の外側に貼合されてい
たり、前記袋体本体の表裏両面に渡って互いに対向する
位置に貼合されている構成を有している。
また、表裏2枚の包装材を重合するとともに、開口部を
残して周縁部を所定の幅で熱溶着して袋体本体を形成
し、この袋体本体にその全幅に渡って、引き裂き方向を
案内する引き裂き案内用テープを貼合し、この引き裂き
案内用テープの両端部のうちの少なくとも一方の端部の
近傍の前記袋体本体の縁部に、前記熱溶着した周縁部よ
りも内方に至るノッチを形成するとともに、このノッチ
の周縁部を熱溶着して表裏2枚の包装材を一体とした熱
溶着部を形成し、このノッチから表裏2枚の包装材を引
き裂く時に前記引き裂き案内用テープに沿って袋体本体
が分割される構成を有し、前記引き裂き案内用テープ
が、前記袋体本体の外側に貼合されていたり、前記袋体
本体の表裏両面に渡って互いに対向する位置に貼合され
ている構成を有している。
〔作用〕
この考案は上記の手段を採用したことにより、袋体の全
体が密封されるので、外気の影響による部分的な食味の
変化を防止することができるとともに、密封型なので外
部からの虫の浸入も完全に防止することができ、さら
に、開封に際しては、引裂き案内用テープが少なくとも
一面に貼合されているので、ノッチの部分から引裂くこ
とにより引裂き案内用テープに沿って袋体が引裂かれて
分割されるので、容易に開封して内容物を取り出すこと
ができるとともに、内容物を損傷することがないもので
ある。
〔実施例〕
以下、図面に示すこの考案の実施例について説明する。
第1図(a)(b)にはこの考案による袋体の実施例が
示されていて、透明プラスチックフィルムの複合体(例
えば、二軸延伸ポリプロピレン30と、無延伸ポリプロピ
レンの共押出しの30μmのフィルム)からなる台形状の
包装材の2枚を無延伸ポリプロピレンフィルム側が内面
になるように配置したのち、開口部3を除いた周縁部2
を、たとえば、溶断シール等を行って熱溶着させて袋体
本体1を形成するとともに、必要な開封箇所の両面に3m
m幅の引裂き案内用テープ4を貼合する。
さらに、その引裂き案内用テープ4の近傍の袋体本体1
の周縁部には表裏2枚を包装材を熱溶着した熱溶着部5
を設け、その熱溶着部5の内部に位置するようにノッチ
6の切り込みを入れる。
この場合、裂開時に若干の抵抗感があった方が良い場合
には、ノッチを形成するためのノッチ形成用治具を加熱
して用いれば、ノッチの周縁部を溶着することができる
ものであり、前記のノッチ6を形成する熱溶着部5のみ
を熱溶着したものと比較してノッチの周縁が熱溶着され
ているので裂開時に多少の抵抗感が生じるものである。
以上のようにして製造した袋体7の内部に、その開口部
3から内容物を収納したのち、密封し、この状態で配送
等を行なうものであり、内容物はノッチ6を介して外気
と接触する恐れはまったくないものであり、したがっ
て、収納時や配送時にノッチ6から裂開してしまうとい
う事故が発生することがないとともに、完全に外気とは
シールされているのでノッチ6周辺での内容物の品質の
変化が生じないものである。
そして、内部に収納したもの、たとえば、サンドイッチ
を、食べるために袋体7を裂開する場合には、第2図に
示すように、縁部に位置する熱溶着部5の近傍の(d)
部および(e)部をつまみ、(d)部を引裂き案内用テ
ープ4側に強く引き裂けば袋体7の上部は引裂き案内用
テープ4に沿って破り取られるので容易に内容物である
サンドイッチを取り出すことができるものである。
第3図にはこの考案の他の実施例が示されていて、透明
なプラスチックフィルム、たとえば、25μmの二軸延伸
ポリプロピレンの2枚の台形状のフィルムである包装材
を、それらの底辺である開口部13を除いた周縁部12を溶
断シール等を行って熱溶着して袋体本体11とした後、開
口箇所の表裏面に引裂き案内用テープ14を貼合する。
そして、さらに、前記引裂き案内用テープ14の下側に前
記実施例と同様に熱溶着した熱溶着部15を設けるととも
に、この熱溶着部15内にノッチ16を設けるものである。
したがって、ノッチ16を介して内部は外気と接触しない
ものである。
また、裂開時に抵抗感があるようにするために、ノッチ
形成用治具を高温にした状態で袋体本体11の縁部に当接
してノッチを形成すると、フィルム自体が溶けて切り込
みができると同時に、この切り込みの周縁部が溶着され
るので密封された切り込みとなり、したがって、裂開時
にやや抵抗感があるが通常の使用、すなわち、配送等で
はではここから破れる恐れはないものである。
以上のようにして製造した袋体17の内部に、その開口部
13から内容物を収納したのち、密封し、この状態で配送
等を行ない、そして、内部に収納したもの、たとえば、
おにぎりを、食べるために袋体本体17を裂開する場合に
は、前記ノッチ16の両側を持って引裂き案内用テープ14
側に引き裂けば袋体本体17の上部は引裂き案内用テープ
に沿って破り取られるので容易に収容物であるおにぎり
を取り出すことができるものである。
〔考案の効果〕
この考案は前記のように構成したことにより、ノッチは
熱溶着した部分内に設けられているので、収納物が外気
と確実に隔離されて外気の影響で変化することがまった
くないとともに、虫等が侵入する恐れもまったくない。
また、ノッチが設けられている熱溶着部を熱溶着した周
縁部とは別に熱溶着するとともに、ノッチの先端を周縁
部よりも内方に位置したので、袋体本体を形成する周縁
部を幅狭くできて内部に物を収納した時に周縁部が邪魔
となることがなく、包装材の無駄を無くすことができる
とともに、収納時の体裁も良いものとなる。
さらにノッチが設けられている熱溶着部は周縁部とは別
に熱溶着されているので強度を高めることができて通常
の配送時に裂開したりする恐れもまったくなく、しか
も、袋体本体の全幅に渡って引き裂き案内用テープが貼
合されているので、包装材に一軸延伸フィルムを使用し
なくても、引き裂き案内用テープに沿って容易に引き裂
くことができるというすぐれた効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)(b)はこの考案による袋体の実施例を示
す概略説明図、第2図は第1図(a)(b)に示すもの
を使用した状態を示す概略説明図、第3図はこの考案に
よる袋体の他の実施例を示す概略説明図、第4図および
第5図は従来の袋体を示す概略説明図である。 1、11、21、31……袋体本体 2、12……周縁部 3、13……開口部 4、14……引裂き案内用テープ 5、15……熱溶着部 6、16……ノッチ 7、17……袋体 22……Vノッチ 23……Iノッチ 32……切り込み線

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】表裏2枚の包装材を重合するとともに、開
    口部を残して周縁部を所定の幅で熱溶着して袋体本体を
    形成し、該袋体本体にその全幅に渡って、引き裂き方向
    を案内する引き裂き案内用テープを貼合し、該引き裂き
    案内用テープの両端部のうちの少なくとも一方の端部の
    近傍の前記袋体本体の縁部を、前記熱溶着した周縁部よ
    りも内方に至るように熱溶着して表裏2枚の包装材を一
    体とした熱溶着部を形成し、該熱溶着部に、先端が前記
    熱溶着した周縁部よりも内方となるノッチを形成し、該
    ノッチから表裏2枚の包装材を引き裂く時に前記引き裂
    き案内用テープに沿って袋体本体が分割されることを特
    徴とする袋体。
  2. 【請求項2】表裏2枚の包装材を重合するとともに、開
    口部を残して周縁部を所定の幅で熱溶着して袋体本体を
    形成し、該袋体本体にその全幅に渡って、引き裂き方向
    を案内する引き裂き案内用テープを貼合し、該引き裂き
    案内用テープの両端部のうちの少なくとも一方の端部の
    近傍の前記袋体本体の縁部に、前記熱溶着した周縁部よ
    りも内方に至るノッチを形成するとともに、該ノッチの
    周縁部を熱溶着して表裏2枚の包装材を一体とした熱溶
    着部を形成し、該ノッチから表裏2枚の包装材を引き裂
    く時に前記引き裂き案内用テープに沿って袋体本体が分
    割されることを特徴とする袋体。
  3. 【請求項3】前記引き裂き案内用テープが、前記袋体本
    体の外側に貼合されている請求項1および請求項2記載
    の袋体。
  4. 【請求項4】前記引き裂き案内用テープが、前記袋体本
    体の表裏両面に渡って互いに対向する位置に貼合されて
    いる請求項1および請求項2記載の袋体。
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JPH01144347U JPH01144347U (ja) 1989-10-04
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JPS62122060U (ja) * 1986-01-24 1987-08-03

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