JP3116211B2 - 合成樹脂製チャック付の袋体 - Google Patents
合成樹脂製チャック付の袋体Info
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- JP3116211B2 JP3116211B2 JP07284435A JP28443595A JP3116211B2 JP 3116211 B2 JP3116211 B2 JP 3116211B2 JP 07284435 A JP07284435 A JP 07284435A JP 28443595 A JP28443595 A JP 28443595A JP 3116211 B2 JP3116211 B2 JP 3116211B2
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Description
型のチャックを備え、かつ両サイドにW字状に折り込ん
だ横ガゼットが接着された合成樹脂製チャック付の袋体
に関するものである。
内側に設け、両サイドにV字状に折り込んだ横ガゼット
を接着した合成樹脂製チャック付の袋体は、例えば特開
平5−97151号で公知である。
を有する合成樹脂製チャック付の袋体は、横ガゼットの
上端縁をチャックより下方に位置する長さ寸法とし、こ
の横ガゼットの上端の開放端縁を端縁に沿って接着シー
ルした構造であり、袋体の開口部を全幅に渡って開口幅
が大きく得られる利点がある。
口部と、その近傍に限定されており、すなわち、袋体の
開口部を開口したときには、袋体のチャックより上方の
開口部は大きな開口面積が得られるが、この開口面積の
中に前記両側の横ガゼットの上端縁が突出して位置され
るので、これが内容物の出し入れの際の内容物が干渉し
て円滑な内容物の出し入れを阻害する。この干渉を避け
るために前記従来例には横ガゼットの上端縁を狭くする
ことが提案されているが、この方法によると内容物の収
容容積の減少が避けられない。
って開口幅が大きく得られ、かつ内容物の大きな収容容
積が得られる横ガゼットを備えた合成樹脂製チャック付
の袋体において、横ガゼットの上端縁が内容物の出し入
れの際に内容物が干渉することなく、横ガゼットのない
通常のチャック付き平袋と同様に円滑な出し入れを可能
としたことである。
の本発明の構成は、開口部の内側に雌雄咬合型チャック
を設けた合成樹脂製チャック付の袋体において、袋体の
表裏2枚の胴部フィルムの両サイドにV字状に折り込ん
だそれぞれ2葉の横ガゼットを、前記横ガゼットの上端
縁が前記チャックより下方に位置する長さ寸法とし、か
つVの字をなす横ガゼットの上端縁を、前記胴部フィル
ムの内側面及び横ガゼットの内側面とに熱接着性を有
し、かつそれ自身の内側面どうしも熱接着性を有するシ
ールテープにより前記表裏2枚の胴部フィルムの表裏そ
れぞれの内側面に寄せて接着すると共に、対接するシー
ルテープ接着部分を含む横ガゼットの端縁を接着するこ
とによって、2つのVの字をW字状となし、袋体の表裏
2枚の胴部フィルムの両サイドにW字状に折り込んだ横
ガゼットを形成したものである。
いて説明する。図1において、1は表胴部フィルム1a
及び裏胴部フィルム1b(胴部フィルムは表裏の区別は
ないが、説明の都合で表裏とする)の2枚のフィルムに
よって形成された袋体、2は開口部、3は前記開口部2
に沿って設けられたチャック、7は前記チャック3の上
方でチャック3と平行に線付した切り裂き予定線6と対
応するよう開口部2の両側(又は片側)に刻設した開封
用のノッチである。尚、切り裂き予定線6や開封用のノ
ッチ7等の袋体1の開封手段は必要に応じて設けられる
ものであり、場合によっては開口部2は切り裂きや切断
を必要としない非接着状態(チャック3のみによる閉
鎖)であってもよい。
ットであり、図2,図3に示されるように、V字状に折
り込まれた2葉の横ガゼット4のシールテープ8の接着
部分を含む対接する端縁が接着51されて、実質的にW
字状を形成しているものである。
着5されており、そして、この横ガゼット4の上端縁4
bはチャック3より下方に位置する長さ寸法とし、かつ
V字状に折り込まれた2葉の横ガゼット4の上端縁4b
が、表裏胴部フィルム1a,1bの内側面および横ガゼ
ット4の内側面とに熱接着性を有し、かつそれ自身の内
側面どうしも熱接着性を有するシールテープ8により、
前記表胴部フィルム1aと裏胴部フィルム1bの内側面
に各葉をそれぞれ寄せて接着されており、従って、2つ
のVの字の間には非接着部Pを有している。
両サイドの接着51の部分を含む袋体1の全幅L2に渡
る一連のテープでもよいし、図8で示すように、横ガゼ
ット4の上端縁4bの部分の短いテープでもよい。
ルム1bと対接する横ガゼットフィルムを、横ガゼット
4の上端縁4bと折り込み稜線4aの交差する位置から
袋体1のサイドの接着5に向かって斜め接着4dしても
よい。尚、図1のL1は袋体1の開口部2の全幅を示
す。
て膨満し、横ガゼット4が拡開してその機能を果たして
いる状態においては、横ガゼット4の上端縁4bはチャ
ック3の下方に位置されているため、袋体1の開口部2
は、その全幅L1に渡って大きく開口する。しかも、そ
の開口した状態において、袋体1の内部を眺めると、特
に袋体1の両サイドは図2で示すように、前記Vの字の
それぞれが表胴部フィルム1a及び裏胴部フィルム1b
の内側面に寄せて接着4cされているため、これは横ガ
ゼットのない通常のチャック付平袋と略同様の開口状態
であり、すなわち、内容物が横ガゼット4の上端縁4b
に干渉することなく円滑な出し入れが得られる。
ルム1bと対接する横ガゼットフィルムを、横ガゼット
4の上端縁4bと折り込み稜線4aの交差する位置から
袋体1のサイドの接着5に向かって斜め接着4dするこ
とにより、表胴部フィルム1a及び裏胴部フィルム1b
と横ガゼット4の上端縁4bの近傍の三角コーナー隙間
が潰され、内容物、特に粉体等の取り出しに際し、三角
コーナー隙間に侵入して取り出しが阻害されることを防
止する。
次のような複層フィルムによって構成されることが望ま
しい。すなわち、表胴部フィルム1a及び裏胴部フィル
ム1bは図4に示すように、外側フィルム10aと内側
フィルム10bとによる複層構成となっており、また横
ガゼット4は、図2、図6及び図7で示すように外側フ
ィルム11aと内側フィルム11bとによる複層構成と
なっている。
側フィルム10bと横ガゼットの内側フィルム11b
は、10bと10b,11bと11b並びに10bと1
1bが、それぞれ相互に熱接着性が良好な樹脂層、例え
ば低密度ポリエチレン(以下LDPEと略称する。)、
ポリプロピレン,エチレン酢酸ビニル共重合体(以下E
VAと略称する。)によって形成され、一方、外側を構
成する胴部フィルムの外側フィルム10aと横ガゼット
の外側フィルム11aは、前記内側を構成するフィルム
を熱接着するのと同一条件下では熱接着しないような、
例えばポリエステル(以下PETと略称する。),ポリ
アミド,紙,アルミ箔その他から耐熱性,防気性,遮光
性,保香性,機械的強度などの所望の性能を包装袋に付
与するため選定した単層又は複層の資材により形成され
る。
に、その一方の片面8aは熱接着性を有し、融点の高い
例えば直鎖状低密度ポリエチレン(以下LLDPEと略
称する。)で、他方の片面8bは前記一方の片面8a側
より融点が低く、かつ前記横ガゼット4の内側フィルム
11bと胴部フィルムの内側フィルム10bとに熱接着
性が良好な例えばEVAまたはLDPEとの複層であ
る。
の片面8aは相互にも熱接着性を有しており、すなわ
ち、袋体1の両サイドで接着51されて非接着部Pを有
するW字状の横ガゼットを形成する。
ゼット4及びシールテープ8の複層構成によって、各熱
接着を必要とする部位では熱接着性が良好なフィルムど
うしが融合接着され、熱接着をしてはいけない部位では
その条件下では接着しないようになっている。
で示している部分が良好,確実な熱接着が望まれる箇所
であり、図2,図6及び図7に示される非接着部分は内
容物を収納した際に拡開して大きな膨らみを形成する上
で重要な役割を果たしており、従って、熱接着をしては
いけない部分であり、前述したように×点印で示してい
る部分が良好,確実な熱接着が行われる条件下では接着
を生じないような素材の選択が行われる。
雑さを容易化する点に留意して説明展開したが、この実
施例に止どまらず、製品としての良さを引き出したりす
る等の配慮から、素材構成,単層,複層、この複層もフ
ィルムの貼り合せによるものの他、コーテイングによる
複層や押し出しによる複層、あるいは接着剤層,離型剤
層の適用等々多様性のある対応が可能である。
ト用フィルムの上端縁を袋体の開口部のチャック下方位
置で止め置き、W字状に折り込んだ横ガゼットを、この
W字状を非接着部Pを介して2つのVの字に分けた状態
にしてVの字のそれぞれを表裏胴部フィルム1a,1b
の内側面に寄せて接着し、袋体の両サイドにW字状に折
り込んだ横ガゼットを形成しているため、袋体の開口部
は、その全幅に渡って大きな開口が得られ、また、袋体
の内部を眺めると、横ガゼットの上端縁が前記のように
表裏胴部フィルム1a,1bの内側面に寄せて接着され
ているため、横ガゼットのない通常のチャック付き平袋
と略同様の開口状態となり、内容物の出し入れの際に横
ガゼット4の上端縁4bに内容物が干渉することなく円
滑な出し入れが得られる。
Claims (1)
- 【請求項1】 開口部の内側に雌雄咬合型チャックを設
けた合成樹脂製チャック付の袋体において、袋体の表裏
2枚の胴部フィルムの両サイドにV字状に折り込んだそ
れぞれ2葉の横ガゼットを、前記横ガゼットの上端縁が
前記チャックより下方に位置する長さ寸法とし、かつV
の字をなす横ガゼットの上端縁を、前記胴部フィルムの
内側面及び横ガゼットの内側面とに熱接着性を有し、か
つそれ自身の内側面どうしも熱接着性を有するシールテ
ープにより前記表裏2枚の胴部フィルムの表裏それぞれ
の内側面に寄せて接着すると共に、対接するシールテー
プ接着部分を含む横ガゼットの端縁を接着することによ
って、2つのVの字をW字状となし、袋体の表裏2枚の
胴部フィルムの両サイドにW字状に折り込んだ横ガゼッ
トを形成したことを特徴とする合成樹脂製チャック付の
袋体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07284435A JP3116211B2 (ja) | 1995-10-06 | 1995-10-06 | 合成樹脂製チャック付の袋体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07284435A JP3116211B2 (ja) | 1995-10-06 | 1995-10-06 | 合成樹脂製チャック付の袋体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0999958A JPH0999958A (ja) | 1997-04-15 |
JP3116211B2 true JP3116211B2 (ja) | 2000-12-11 |
Family
ID=17678519
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07284435A Expired - Lifetime JP3116211B2 (ja) | 1995-10-06 | 1995-10-06 | 合成樹脂製チャック付の袋体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3116211B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8104961B2 (en) | 2009-03-24 | 2012-01-31 | Coating Excellence International Llc | Bag and zipper assembly with secured side gussets |
ES2966559T3 (es) * | 2020-03-05 | 2024-04-22 | Papier Mettler Kg | Bolsa con fondo de lámina de plástico y su utilización, así como corte a medida para una bolsa con fondo de lámina de plástico |
-
1995
- 1995-10-06 JP JP07284435A patent/JP3116211B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0999958A (ja) | 1997-04-15 |
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