JP2742651B2 - サンドイッチの包装体 - Google Patents

サンドイッチの包装体

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JP2742651B2 JP10778293A JP10778293A JP2742651B2 JP 2742651 B2 JP2742651 B2 JP 2742651B2 JP 10778293 A JP10778293 A JP 10778293A JP 10778293 A JP10778293 A JP 10778293A JP 2742651 B2 JP2742651 B2 JP 2742651B2
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謙二 猪飼
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、三角形状のサンドイッ
チを密着包装した包装体に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来より、重ね合わせたパンの間に、例え
ば肉類や野菜類等の内容物を挟み込んだ三角形状のサン
ドイッチが、透明なフィルムで包装された状態で販売さ
れている。このサンドイッチは、四角形のパンに内容物
を挟み込んだ状態で、該パンを対角線に沿って切断する
ことにより得られ、その切断面において内容物を最も視
認し得るよう構成されている。
【0003】前記サンドイッチの包装形態としては、例
えば実公平1−18525号公報に開示される如く、平
面台形状に形成した表面シートと裏面シートとを、その
基端辺と両側辺とを熔着して袋状としたものが提案され
ている。この包装袋で三角形状のサンドイッチを包装す
る場合は、基端辺とサンドイッチの厚み方向とが平行と
なるよう整列した状態で、該サンドイッチを基端辺と対
向する位置に設けた挿入口から挿入する。そして、各シ
ートの開放端を折り重ねて挿入口を塞ぐと共に、接着テ
ープ等による接着手段により適宜位置に貼着して密封す
ることにより、サンドイッチの切断面から内容物を視認
し得る包装体が得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の包装袋
では、その挿入口からサンドイッチを挿入するために、
該サンドイッチの外径寸法に対して余裕を持った内部寸
法に製袋された袋が使用されている。このため、該包装
袋でサンドイッチを包装した際には、サンドイッチと包
装袋との間に隙間を生じてしまい(だぶつきを生ずる)、
商品価値が低下する欠点があった。また、包装資材の無
駄を生じてコストが嵩む欠点も指摘される。
【0005】更に、前記サンドイッチは、一組のサンド
イッチ(2枚のパンで内容物を挟み込んだもの)を複数枚
重ね合わせた状態で包装して販売するのが通常である。
すなわち、サンドイッチの重ね合わせ枚数によって全体
の厚み寸法が異なるので、各仕様に応じた寸法の包装袋
を製造する必要があり、在庫管理が煩雑となる難点も指
摘される。
【0006】またサンドイッチを包装袋に挿入する際
に、サンドイッチの内容物が包装袋の内面に擦れて該袋
を汚してしまい、見栄えが悪くなって商品価値を低下さ
せることもあった。
【0007】
【発明の目的】この発明は、前述したサンドイッチの包
装体に内在している前記諸種の問題に鑑み、これを好適
に解決するべく提案されたものであって、サンドイッチ
に密着した包装が可能で、かつサンドイッチの厚み寸法
の変化に容易に対応することができる包装体を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を克服し、所期
の目的を達成するため本発明に係るサンドイッチの包装
体は、三角形状のサンドイッチを内部に収納した包装体
であって、前記サンドイッチの厚み方向に包囲的に巻付
けられて筒状に成形されたフィルムの長手方向に少なく
とも1個所のシールが施され、前記サンドイッチの短辺
が位置する各傾斜面同士が接する辺を基準としてフィル
ムを傾斜面に沿わせて折り込むと共に、サンドイッチの
各短辺に接するフィルムの側方延出部が、該短辺を基準
として傾斜面に沿って折り曲げられ、また、サンドイッ
チの長辺が位置する面と前記傾斜面とが接する辺から外
方に延出するフィルムの延出部が、該辺を基準として傾
斜面に沿って折り曲げられて、既に傾斜面に沿って折り
曲げられている前記側方延出部に重ね合わされて貼着さ
れていることを特徴とする。
【0009】また本願の別の発明に係るサンドイッチの
包装体は、三角形状のサンドイッチを内部に収納した包
装体であって、前記サンドイッチの厚み方向に包囲的に
巻付けられて筒状に成形されたフィルムの長手方向に少
なくとも1個所のシールが施され、前記サンドイッチの
短辺が位置する各傾斜面同士が接する辺を基準としてフ
ィルムを傾斜面に沿わせて折り込むと共に、サンドイッ
チの各短辺に接するフィルムの側方延出部が、該短辺を
基準として傾斜面に沿って折り曲げられ、また、サンド
イッチの長辺が位置する底面と前記傾斜面とが接する辺
から外方に延出するフィルムの下方延出部が、シールさ
れると共に切断されていることを特徴とする。
【0010】また本願の更に別の発明に係るサンドイッ
チの包装体は、三角形状のサンドイッチを内部に収納し
た包装体であって、前記サンドイッチの厚み方向に包囲
的に巻付けられて筒状に成形されたフィルムの長手方向
に少なくとも1個所のシールが施され、前記サンドイッ
チの短辺が位置する各傾斜面同士が接する辺を基準とし
てフィルムを傾斜面に沿わせて折り込むと共に、サンド
イッチの各短辺に接するフィルムの側方延出部が、該短
辺を基準として傾斜面に沿って折り曲げられ、また、サ
ンドイッチの長辺が位置する面と前記傾斜面とが接する
辺から外方に延出するフィルムの両延出部の内、一方の
延出部が、該辺を基準として傾斜面に沿って折り曲げら
れて、既に傾斜面に沿って折り曲げられている前記側方
延出部に重ね合わされて貼着されると共に、他方の延出
部がシールされると共に切断されていることを特徴とす
る。
【0011】
【実施例】次に、本発明に係るサンドイッチの包装体に
つき、好適な実施例を挙げて以下説明する。なお、実施
例においては、説明の便宜上、サンドイッチの長辺に位
置する面を「底面」、また短辺に位置する面を「傾斜面」、
また図においてサンドイッチの底部側を「下方」、サンド
イッチの重ね方向を「側方」と称するものとする。
【0012】
【第1実施例について】図1は、第1実施例に係る包装
体を斜視状態で示すものであって、該包装体10は、透
明なフィルム12で三角形状のサンドイッチ14を密着
的に包装して形成される。この包装体10に包装される
サンドイッチ14は、側面において1つの長辺14aと
2つの短辺14b,14bとで構成される二等辺三角形
状を呈している。またサンドイッチ14は、一組のサン
ドイッチを複数枚重ね合わせたものであって、所要の厚
み寸法を有している。
【0013】すなわち、前記サンドイッチ14の底面
(内容物が最も視認可能な切断面)および両側面には、幅
寸法(サンドイッチ14の長辺14aと平行な方向の寸
法)mが、サンドイッチ14の長辺14aの寸法m1より
も長く設定された透明なフィルム12が包囲的に巻付け
られて筒状成形されると共に、その長手方向重合部にお
いてシールが施されている(図2参照)。なお、この「シ
ール」とは、溶断、溶着または接着等を含む意味で使用
されるものであって、実施例ではフィルム12に溶断シ
ールを施したものを例示している。また実施例において
は、本発明を実施する際の最も好ましい1例として、筒
状フィルムの溶断シール線15の位置は、サンドイッチ
14の傾斜面に臨むサンドイッチの幅方向における略中
央位置の1個所に形成され、サンドイッチ14の内容物
が最も視認可能な底面(三角形状のサンドイッチが製造
される際の切断面)側にシール線15が露出して見栄え
を悪くするのを防止するようになっている。但し、溶断
シール線15の形成位置はこれに限られるものではな
く、また、筒状フィルムにおける外周の2個所に溶断シ
ールを施すようにしてもよい。なお、フィルム12とし
て、例えば二軸延伸ポリプロピレンの単体フィルムの如
く、ヒートシール強度が比較的弱い材質のものを使用す
れば、前記溶断シール線15から簡単に包装体10の開
封を行なうことができる。更に、フィルム12の複数個
所にシールを施す場合は、溶断、溶着または接着等を併
用することも可能である。
【0014】前記サンドイッチ14に巻付けられたフィ
ルム12の各傾斜面と対向する部位は、図3に示す如
く、各傾斜面同士が接する辺14dを基準として該傾斜
面に沿うよう折り込まれると共に、サンドイッチ14の
各傾斜面における左右の短辺14b,14bから外方に
延出するフィルム12の側方延出部16,16は、図6
に示す如く、当該の短辺14b,14bを基準として傾
斜面に沿って折り曲げられている。更に、サンドイッチ
14の各傾斜面と底面とが接する各辺14cから外方に
延出しているフィルム12の下方延出部18は、該辺1
4cを基準として傾斜面に沿って折り曲げられて、前記
側方延出部16,16の上に重ね合わされている。
【0015】そして前記下方延出部18と側方延出部1
6,16とが、接着テープ20により貼着されている。
この貼着手段としては、接着テープ20に限らず、例え
ば溶着シールや接着剤等であってもよい。
【0016】このように包装体10は、フィルム12を
サンドイッチ14の厚み方向に包囲的に巻付けているの
で、サンドイッチ14の厚み寸法が変化した場合は、フ
ィルム12の切断長さを変えるだけで簡単に対応するこ
とができる。従って、サンドイッチ14の厚み寸法に応
じた各種寸法のフィルムを用意する必要はなく、包材コ
ストを低減し得る。
【0017】
【第1実施例の作用】第1実施例に係る包装体を製造す
る場合は、サンドイッチ14の長辺14aの長さよりも
大きい幅寸法mからなる帯状フィルムを巻回したロール
体から引出したフィルム12により、サンドイッチ14
を、その長辺14aがフィルム幅mの略中央部分に位置
するようにして筒状に包囲した後、該フィルム12を幅
方向に沿って溶断シールする。これにより、三角形状の
サンドイッチ14の底面および両側面は、図2に示す如
く、溶断シールが施された筒状のフィルム12で包囲的
に包まれる。なお、サンドイッチ14を筒状に包装した
フィルム12を幅方向に溶着または接着した後、該フィ
ルム12を切断するようにしてもよい。
【0018】次に、図3に示す如く、サンドイッチ14
の各傾斜面と対向するフィルム12を、該傾斜面同士が
接する辺14dを基準として傾斜面に沿って折り曲げ
る。また、各傾斜面に位置する一方の短辺14bに接し
て外方に延出する側方延出部16を、図4および図5に
示す如く、該短辺14bを基準として傾斜面に沿って折
り曲げた後、図6に示す如く、他方の短辺14bに接し
て外方に延出する側方延出部16を傾斜面に沿って折り
曲げる。
【0019】なお、前記側方延出部16,16を傾斜面
に沿って折り曲げる以前に、図3に示す如く、前記サン
ドイッチ14の傾斜面同士が接する辺14dを基準とし
既に傾斜面に沿って折り曲げられているフィルム12
におけるサンドイッチ14の底面と各傾斜面とが接する
各辺14cから外方に延出する部位と、サンドイッチ1
4の底面側に位置して該サンドイッチ14の底面と各傾
斜面とが接する各辺14cから外方に延出しているフィ
ルム12との重合部に、仮シール26,26を施しても
よい。この場合は、側方延出部16,16の傾斜面への
折り曲げを容易に行なうことが可能となる。なお仮シー
ル26,26は、サンドイッチ14の厚み方向の全長に
亘って施す必要はなく、図に示すように辺14cの端部
近傍に施せば所期の目的を達成し得るものである。
【0020】その後、前記サンドイッチ14の底面と各
傾斜面とが接する各辺14cから外方に延出する下方延
出部18を、図1に示す如く、該辺14cを基準として
傾斜面に沿って折り曲げ、該延出部18を、既に折り込
まれている前記側方延出部16,16に接着テープ20
により貼着することにより、包装体10が得られる。
【0021】また、前記下方延出部18を傾斜面に沿っ
て折り曲げる以前に、図6に示す如く、前記各下方延出
部18における側方延出部16,16との重なり部を、
サンドイッチ14の厚み方向全長に亘って溶着シール1
9することにより、サンドイッチ14を密封状態に包装
することができ、衛生面で良好な包装体を得ることが可
能となる。更に、この溶着シール19を施すにあたっ
て、包装用フィルムとして二軸延伸ポリプロピレンの単
体フィルム等の両面シール性を備えたものを使用すれ
ば、前記下方延出部18と側方延出部16,16との重
なり部が固着されてまとまりのいい状態となり、下方延
出部18の傾斜面への折り曲げを容易に行なうことがで
きる。なお、溶着シール19をサンドイッチ14の厚み
方向全長に亘って施すことに代えて、下方延出部18と
側方延出部16,16との重なり部をスポットシールし
てもよい。
【0022】このようにして製造された包装体10は、
ロール体から連続的に引出したフィルム12によって、
サンドイッチ14を包装し得るので、自動化が容易にな
ると共に、製造効率を著しく向上させることができる。
更に、図2に示すように、フィルム12をサンドイッチ
14の厚み方向に包囲的に巻付けたので、サンドイッチ
14の重ね枚数の変更等による厚み寸法の変化に対して
は、フィルム12の幅寸法mを変えることなくフィルム
12の切断長さを変えるだけで簡単に対応できる。
【0023】なお、第1実施例に係る包装体10を製造
する場合において、前記下方延出部18,18を傾斜面
に沿って折り曲げる以前に、図7に示す如く、少なくと
も一方の下方延出部18に、当該延出部18と傾斜面に
沿って折り曲げられている前記側方延出部16,16と
が前記接着テープ20で貼着される貼着部から下方延出
部18の折り曲げ基準となる辺14cまでの間の所要位
置に、該辺14cと平行なミシン目からなる切断線24
を形成する。これにより、当該包装体10の開封時に
は、前記切断線24を案内として容易に開封することが
可能となる。
【0024】
【第2実施例について】図8は、第2実施例に係る包装
体を示すものであって、該包装体10は、基本的には第
1実施例に示す包装体10と同一の構成を有している
が、第2実施例に係る包装体10のフィルム12には、
サンドイッチ14の底面と各傾斜面とが接する各辺14
c,14cに沿って溶断シール線22,22(一方のみ図
示)が形成されている。
【0025】すなわち、第2実施例に係る包装体10を
製造する場合は、第1実施例に関して図2〜図6に示す
前述した順序で、フィルム12をサンドイッチ14に包
囲的に巻付ける。そしてサンドイッチ14の各辺14c
から外方に延出する下方延出部18を、該辺14cに沿
って溶断シールすることにより、該延出部18を切除す
る。これにより、各辺14cに沿って溶断シール線22
が形成された包装体10が得られる。なお、下方延出部
18を、辺14cの近傍において溶着または接着等によ
りシールした後、これを切断するようにしてもよい。
【0026】この実施例では、前記第1実施例による利
点の他に、サンドイッチ14の傾斜面側に下方延出部1
8が重ね合わされないので、スッキリとした外観が得ら
れると共に、溶断シールによりサンドイッチ14を密封
状態で包装することができ、衛生面において優れた包装
体を得ることができる。
【0027】
【第3実施例について】図9および図10は、第3実施
例に係る包装体を示すものであって、該包装体10は、
前述した第1実施例と第2実施例とに係る包装体10,
10の中間に位置する構成を有している。すなわち、サ
ンドイッチ14の一方の傾斜面(図示左側)と底面とが接
する辺14cから外方に延出しているフィルム12の下
方延出部18が、該辺14cを基準として傾斜面に沿っ
て折り曲げられて、前記側方延出部16,16の上に重
ね合わされて接着テープ20により貼着されていると共
に、他方の傾斜面(図示右側)と底面とが接する辺14c
に沿って溶断シール線22が形成されている。
【0028】すなわち、第3実施例に係る包装体10を
製造する場合は、第1実施例に関して図2〜図6に示す
前述した順序で、フィルム12をサンドイッチ14に包
囲的に巻付ける。そしてサンドイッチ14の一方の辺1
4cから外方に延出する下方延出部18を、該辺14c
を基準として傾斜面に沿って折り曲げ、該延出部18
を、既に折り込まれている前記側方延出部16,16に
接着テープ20により貼着する。また、サンドイッチ1
4の他方の辺14cから外方に延出する下方延出部18
を、該辺14cに沿って溶断シールすることにより、該
延出部18を切除する。これにより、一方の傾斜面に沿
って下方延出部18が貼着されると共に、他方の傾斜面
に対する辺14cに沿って溶断シール線22が形成され
た包装体10が得られる。なお溶断シールに代えて、溶
着または接着等によりシールした後に切断するようにし
てもよい。
【0029】また、前記下方延出部18と傾斜面に沿っ
て折り曲げられている前記側方延出部16,16とが前
記接着テープ20等の貼着手段で貼着される貼着部から
下方延出部18の折り曲げ基準となる辺14cまでの間
における下方延出部18の所要位置に、該辺14cと平
行なミシン目からなる切断線24を形成することによ
り、開封時には切断線24を案内として容易に開封する
ことが可能となる。
【0030】この実施例では、前記第1実施例による利
点の他に、従来の製袋袋を利用した包装形態と類似する
包装とし得る利点がある。また第2実施例と比べて、下
方延出部18の切除屑を少なくすることができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係るサンド
イッチの包装体によれば、フィルムは、サンドイッチの
厚み方向に包囲的に巻付けられ、サンドイッチの傾斜面
に沿ってフィルムが折り込み形成されているので、サン
ドイッチの厚み寸法が変化しても、フィルムの幅寸法を
変更する必要がなく、サンドイッチにフィルムを密着さ
せた状態の包装が可能で、商品にボリューム感を与える
ことで、商品価値の高い包装体を得ることができる。
【0032】従来のように個々の包装袋ではなく、帯状
の連続するフィルムを使用して包装し得るので、包材コ
ストを低廉に抑えることができる。しかも、サンドイッ
チの包装の自動化を容易に達成し得る利点を有する。
【0033】更に、サンドイッチにおける底面と傾斜面
とが接する辺に沿って下延出部をシールすると共に
断することにより、傾斜面に多数の延出部が重ね合わさ
れないので、スッキリした外観が得られると共に、サン
ドイッチを密封状態で包装できるので、衛生面において
も優れた包装体を得ることができる。
【0034】また、サンドイッチに包囲的に巻付けられ
たフィルムにおけるサンドイッチの長辺が位置する面と
傾斜面とが接する辺から外方に延出する一方のフィルム
の延出部を傾斜面に沿って折り曲げると共に、他方の延
出部をシールすると共に切断することにより、従来の製
袋袋を利用した包装形態と類似する包装とし得ると共
に、フィルムの切断部を少なくすることができる。
【0035】更に、サンドイッチの長辺が位置する面と
傾斜面とが接する辺から外方に延出する少なくとも一方
のフィルムの延出部に、ミシン目からなる切断線を形成
することにより、開封時には切断線を案内として包装体
の開封を容易に行ない得る。また、包装体の製造時にお
いて、サンドイッチの長辺が位置する面と傾斜面とが接
する辺から外方に延出す延出部を傾斜面に沿って折り曲
げる以前に、該延出部における側方延出部との重なり
を溶着シールすれば、サンドイッチを密封状態に包装し
得ると共に、延出部の傾斜面への折り曲げを容易に行な
うことが可能となる。更にまた、側方延出部を傾斜面に
沿って折り曲げる以前に、サンドイッチの長辺が位置す
る面と各傾斜面とが接する各辺から外方に延出している
フィルムの重合部に仮シールを施せば、側方延出部の傾
斜面への折り曲げを容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る包装体を示す外観斜視図であ
る。
【図2】フィルムをサンドイッチに包囲的に巻付けた状
態で示す概略斜視図である。
【図3】サンドイッチに包囲的に巻付けたフィルムの傾
斜面に対向する部位を、該傾斜面に沿って折り曲げた状
態で示す概略斜視図である。
【図4】サンドイッチの傾斜面における一方の短辺を基
準として側方延出部を折り曲げた状態で示す概略斜視図
である。
【図5】図4に示す状態の平面図である。
【図6】サンドイッチの傾斜面に両側方延出部を折り曲
げた状態で示す概略斜視図である。
【図7】サンドイッチの傾斜面に両側方延出部を折り曲
げると共に、一方の下方延出部に切断線を施した状態を
示す概略斜視図である。
【図8】第2実施例に係る包装体を示す外観斜視図であ
る。
【図9】第3実施例に係る包装体を示す側面図である。
【図10】第3実施例に係る包装体を示す平面図であ
る。
【符号の説明】 10 包装体 12 フィルム 14 サンドイッチ 14a 長辺 14b 短辺 14c 辺 14d 辺 16 側方延出部 18 下方延出部 19 溶着シール 24 切断線 26 仮シール

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 三角形状のサンドイッチを内部に収納し
    た包装体であって、 前記サンドイッチの厚み方向に包囲的に巻付けられて筒
    状に成形されたフィルムの長手方向に少なくとも1個所
    のシールが施され、 前記サンドイッチの短辺が位置する各傾斜面同士が接す
    る辺を基準としてフィルムを傾斜面に沿わせて折り込む
    と共に、サンドイッチの各短辺に接するフィルムの側方
    延出部が、該短辺を基準として傾斜面に沿って折り曲げ
    られ、 また、サンドイッチの長辺が位置する面と前記傾斜面と
    が接する辺から外方に延出するフィルムの延出部が、該
    辺を基準として傾斜面に沿って折り曲げられて、既に傾
    斜面に沿って折り曲げられている前記側方延出部に重ね
    合わされて貼着されていることを特徴とするサンドイッ
    チの包装体。
  2. 【請求項2】 前記サンドイッチの長辺が位置する面と
    前記傾斜面とが接する辺から延出するフィルムの延出部
    が前記傾斜面に沿って折り曲げられる以前に、サンドイ
    ッチの各短辺に接するフィルムの延出部と、サンドイッ
    チの長辺が位置する面と前記傾斜面とが接する辺から外
    方に延出するフィルムの延出部とからなる重合部に、サ
    ンドイッチの厚み方向へ溶着シールを施すことにより密
    封されていることを特徴とする請求項1記載のサンドイ
    ッチの包装体。
  3. 【請求項3】 三角形状のサンドイッチを内部に収納し
    た包装体であって、 前記サンドイッチの厚み方向に包囲的に巻付けられて筒
    状に成形されたフィルムの長手方向に少なくとも1個所
    のシールが施され、 前記サンドイッチの短辺が位置する各傾斜面同士が接す
    る辺を基準としてフィルムを傾斜面に沿わせて折り込む
    と共に、サンドイッチの各短辺に接するフィルムの側方
    延出部が、該短辺を基準として傾斜面に沿って折り曲げ
    られ、 また、サンドイッチの長辺が位置する底面と前記傾斜面
    とが接する辺から外方に延出するフィルムの下方延出部
    が、シールされると共に切断されていることを特徴とす
    るサンドイッチの包装体。
  4. 【請求項4】 三角形状のサンドイッチを内部に収納し
    た包装体であって、 前記サンドイッチの厚み方向に包囲的に巻付けられて筒
    状に成形されたフィルムの長手方向に少なくとも1個所
    のシールが施され、 前記サンドイッチの短辺が位置する各傾斜面同士が接す
    る辺を基準としてフィルムを傾斜面に沿わせて折り込む
    と共に、サンドイッチの各短辺に接するフィルムの側方
    延出部が、該短辺を基準として傾斜面に沿って折り曲げ
    られ、 また、サンドイッチの長辺が位置する面と前記傾斜面と
    が接する辺から外方に延出するフィルムの両延出部の
    内、一方の延出部が、該辺を基準として傾斜面に沿って
    折り曲げられて、既に傾斜面に沿って折り曲げられてい
    る前記側方延出部に重ね合わされて貼着されると共に、
    他方の延出部がシールされると共に切断されていること
    を特徴とするサンドイッチの包装体。
  5. 【請求項5】 前記サンドイッチの長辺が位置する面と
    前記傾斜面とが接する辺を基準として傾斜面に沿って折
    り曲げられている少なくとも一方のフィルムの延出部に
    は、当該延出部と傾斜面に沿って折り曲げられている前
    記側方延出部とが貼着手段により貼着されている貼着部
    から前記折り曲げ基準となる辺までの間に、ミシン目の
    切断線が設けられている請求項1,2または4の何れか
    に記載のサンドイッチの包装体。
  6. 【請求項6】 前記サンドイッチの各短辺に接するフィ
    ルムの側方延出部が傾斜面に沿って折り曲げられる以前
    に、サンドイッチの長辺が位置する面側に臨んで、該長
    辺が位置する面と前記傾斜面とが接する辺から外方に延
    出するフィルムと、サンドイッチの傾斜面と対向するフ
    ィルムを傾斜面に沿って折り曲げることにより該サンド
    イッチの長辺が位置する面と前記傾斜面とが接する辺か
    ら外方に延出するフィルムとが重なる重合部に仮シール
    が施されている請求項1〜5の何れかに記載のサンドイ
    ッチの包装体。
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