JPH0130185Y2 - - Google Patents

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JPH0130185Y2
JPH0130185Y2 JP1983092403U JP9240383U JPH0130185Y2 JP H0130185 Y2 JPH0130185 Y2 JP H0130185Y2 JP 1983092403 U JP1983092403 U JP 1983092403U JP 9240383 U JP9240383 U JP 9240383U JP H0130185 Y2 JPH0130185 Y2 JP H0130185Y2
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nozzle
hot water
nozzles
bathtub
center
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JP1983092403U
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は温湯を用いる医療用浴槽にに関する。
従来の技術 気泡温湯が噴流されている浴槽内の温湯に患部
を浸漬する温熱療法によれば、温湯に浸すことに
より、温熱効果と、噴流気泡温湯の患部への衝突
によるマツサージ効果と、気泡破裂で発生する超
音波振動による内部発熱の効果とが患部に表われ
る。
従来装置は一般に一浴槽に気泡温湯を噴出する
ノズルを一個しか有していない。またはノズルを
二個有するものもあるが一側面の浅部と深部とに
設けたものである。また、従来技術の中にはノズ
ル向きを変えられるようにしたものもある。
考案が解決しようとする課題 従来の装置では入浴患部の片面のみの噴流投与
によるマツサージしかできないので、関節などの
拘縮除去治療において表裏をマツサージしようと
すれば患者は患部を適宜移動するなどの手数を要
しさらに入浴時間が長くなつてしまい疲労の因と
なる。またとくに多人数の治療を行なう場合は一
人の入浴時間が長いと後続者の待ち時間を長くす
るなどの難点を有している。
またノズル向きを変えられる従来装置の場合は
手動操作により必要に応じてノズル向きを変える
構成であるので、複数患部あるいは広範囲患部に
対して自動的に一挙に効果的な噴流投与をすると
いうことができないという難点があつた。
課題を解決するための手段 そこで本考案は、従来装置の難点を解消し、患
者は患部を浴槽内の適宜位置に投入するのみで患
部の表裏及び多面に効果的に気泡温湯を噴流投与
できる装置を提供することを目的として実施した
のである。
即ち本考案は、間隔を有して対向し気泡温湯を
噴出する二個のノズル4a,4bを浴槽1内の適
宜位置に設け、ノズル4a,4bから噴流する気
泡温湯は浴槽1内中央部で衝突するようにし、二
個のノズル4a,4bは夫々二本のパイプ10
a,10bの上端に設けられ、二本のパイプ10
a,10bの両下端にはギヤードモーター6で駆
動するリンク機構5が連結され、ノズル4aの噴
流方向の中心線とノズル4bの噴出方向の中心線
とは略交差あるいは略一致し、前記中心線の交点
からノズル4aまでの距離と該交点からノズル4
bまでの距離とを常に略等しく維持しながらノズ
ル4a,4bが同期して往復回動することを特徴
とする対向噴流用ノズルを備えた医療浴槽であ
る。
実施例 次に本考案の本考案を添付図面に基づいて詳述
する。
矩形の浴槽1は温湯を貯溜する内槽2と、内槽
2及び種々の機構や部材を内蔵する外槽3との二
重構造に構成し、内槽2の底板と外槽3の底板と
の空間には気泡温湯を噴出するノズル4の向きを
変更回動するリンク機構5を設け、内槽2の一側
壁と外槽3の一側壁との空間の下方にはリンク機
構5を駆動するギヤードモーター6と、内槽2内
温湯を吸入しさらに圧縮しノズル4から内槽2内
へ還元する循環ポンプ7と、ギヤードモーター6
の回転運動を往復運動に変換してこの往復運動を
リンク機構5へ伝達するクランク機構8等を設け
ている。ノズル4は内槽2底板裏に止着した支持
金具9に軸支し該底板を貫通して立設するパイプ
10の上端に設けられる。パイプ10の下端には
水平方向に伸びるアーム11が取着されアーム1
1と支持金具9との間の位置にはパイプ10に対
して回動自在でかつパイプ10内に液体をもれな
く流入する自在継手(スイベル管継手)12が装
着される。
ノズル4の上方には温湯面より上方に突出し外
気を吸入するエアパイプ13が取着される。内槽
2の相対する二つの側壁に接近して配置した二個
のパイプ10a,10bの下端に設けたアーム1
1a,11bの先端は連接棒14の両端に夫々枢
着される。さらに該アーム11と連接棒14の枢
着部にはギヤードモーター6の偏芯突起片32に
先端が枢着される駆動アーム15の基端が枢着さ
れる。
ノズル4a,4bは、該ノズル4a,4bの
夫々の中心線が噴出口31,31の前方延長上で
交差及び一致し、この交点からノズル4aまでの
距離と交点からノズル4bまでの距離が常に等距
離にあるようにノズル4a,4bをアーム11
a,11b及び連接棒14からなるリンク機構5
で連動させる構成となつている。
尚、ノズル4a,4bの夫々の中心線が噴出口
31,31の前方延長上で必ずしも確実に交差し
ないで、交差すべき点で二つの中心線に少々の高
低差があつてもかまわず、さらに交点とノズル4
aまでの距離と交点からノズル4bまでの距離が
正確に等距離でなく略等距離であつてもかまわな
い。
内槽2の一側壁上方には溢水を廃棄する溢水口
16が開けられ、内槽2の底面には排水口17が
開けられ、内槽2の両側にはノズル4を覆う断面
視逆L字型のカバー18が設けられ、該カバー1
8のノズル4取付高さ位置及びカバー18の適宜
位置には夫々水平方向に細長い開口部19を有し
ている。
内槽2の一側壁の下方適宜位置には加温用ヒー
ター20が設けられ、さらに一側壁の下方適宜位
置には湯温計測用の温度センサー21が設けられ
ている。
外槽3の底板下面には脚22が設けられ、外槽
3の上板上面にはスイツチ群23を取り付けた操
作パネル24が設けられる。
外槽3底板には内槽2内の温湯を排水する排水
パイプ25が貫通され、排水パイプ25下端には
排水ツマミ26を側部に有する排水弁27が取着
される。
外槽3の底板上面にはギヤードモーター6及び
循環ポンプ7が載設され、循環ポンプ7の吸入側
はフイルター28を経由して内槽2側壁下方に設
けた吸入口29に接続される。循環ポンプ7の吐
出側は配管30で前記自在管継手12に接続され
る。
作 用 以上の構成の本考案装置の作用を次に述べる。
浴槽1に適量の温湯を注ぎ、操作パネル24の
スイツチ群23を操作して温湯を加温するヒータ
ー20とヒーター20の通電を制御する温度セン
サー21との作動により湯温の適温を保持する。
温湯が注がれた浴槽1内に一人又は複数患者の
患部を入れ、スイツチ群23を操作して循環ポン
プ7及びギヤードモーター6を駆動させる。
循環ポンプ7の駆動により内槽2内の温湯を吸
入し、フイルター28で温湯に混入するゴミを分
離除去し、循環ポンプ7で圧縮し、圧縮された温
湯は配管30、自在管継手12、パイプ10を経
由してノズル4から内槽2内へ噴出される。ノズ
ル4を圧縮温湯が通過する時エアパイプ13から
大気が吸入され、ノズル4から噴出される温湯に
は気泡が混入され、この気泡温湯が患部に投与さ
れる。
対向する同一の二個のノズル4a,4bをリン
ク機構5とクランク機構8により首振り状に同期
して回動した場合、互いのノズル4a,4bから
の噴流する気泡温湯はノズル4a,4bの双方か
ら等距離で交差する点の軌跡上で衝突する。この
噴流気泡温湯の衝突部は内槽2の略中央部で生じ
内槽2の中央部に投入される患部の両面に略同圧
に噴流気泡温湯が投与される。
ノズル4の回動はスイツチ群23の操作により
必要に応じて実施あるいは中断の制御がなされ
る。ノズル4の回動はギヤードモーター6の偏芯
突起片32の回転運動が駆動アーム15に伝達さ
れてアーム11の端部を円弧状に移動させる。ア
ーム11の基端にあるパイプ10が所定角度で回
動し、パイプ10と一体的にノズル4が回動す
る。
前述のアーム11aの円弧移動が連接棒14、
他方のアーム11b、他方のパイプ10bが順次
伝達され他方ノズル4bは前述の一方ノズル4a
に連動して回動する。
考案の効果 以上の構成と作用を有する本考案の効果を次に
述べる。
浴槽内にあつて間隔を有して対向する二個のノ
ズルから気泡温湯を噴出する構成である為、両ノ
ズルの中間部に患部を投入すれば患部の表裏に同
時に気泡温湯が投与され加温、マツサージが短時
間のうちに充分行なわれ治療時間を短縮できた。
さらに対向する二箇所のノズルから噴流する気
泡温湯は浴槽中央部で衝突する状態を維持しなが
ら噴流方向が水平扇上に往復回動するようリンク
機構を設けている為、患部に浴槽内の定位置にお
いても広範部位に気泡温湯の噴流投与による加
温、マツサージを施すことができるので患者には
体位及び患部の変更移動の煩わしさが無く楽に治
療を受けることができた。又一つの浴槽で多人数
の患者に効率的に施療することができ、多人数の
患者を施療する場合には患者の待機時間を短縮す
ることができ患者へのサービス向上ができた。
又、対向して噴流する気泡温湯が存する浴槽中
央部は噴流圧が略均衡しておりこの浴槽中央部に
患部を投入すれば患者は患部の定置維持に力を要
せず必要に応じて強い噴流圧を受けることがで
き、患者は疲労なく楽に治療を受けることができ
る。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本考案の実施例を示しており、第1
図は斜視図、第2図は第1図のA−A縦断面図、
第3図は第1図のB−B水平断面図、第4図はノ
ズルの断面図、第5図は配管系統図、第6図は自
在管継手の断面図、第7図はクランク機構の説明
図を夫々示している。 1……浴槽、4,4a,4b……ノズル、5…
…リンク機構、10,10a,10b……パイ
プ、7……循環ポンプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 間隔を有して対向し気泡温湯を噴出する二個の
    ノズル4a,4bを浴槽1内の適宜位置に設け、
    ノズル4a,4bから噴流する気泡温湯は浴槽1
    内中央部で衝突するようにし、二個のノズル4
    a,4bは夫々二本のパイプ10a,10bの上
    端に設けられ、二本のパイプ10a,10bの両
    下端にはギヤードモーター6で駆動するリンク機
    構5が連結され、ノズル4aの噴流方向の中心線
    とノズル4bの噴出方向の中心線とは略交差ある
    いは略一致し、前記中心線の交点からノズル4a
    までの距離と該交点からノズル4bまでの距離と
    を常に略等しく維持しながらノズル4a,4bが
    同期して往復回動することを特徴とする対向噴流
    用ノズルを備えた医療浴槽。
JP9240383U 1983-06-15 1983-06-15 対向噴流用ノズルを備えた医療浴槽 Granted JPS59196225U (ja)

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