JP2006320509A - 足浴装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の足浴装置より優れた血行増進作用、鎮静作用および自律神経調整作用を得ることのできる足浴装置を提供する。
【解決手段】足浴装置10は、人間の足首より下方部分を収容可能な容積を有する足浴容器11と、足浴容器11内に貯留された湯に浸漬された微細気泡発生部24と、微細気泡発生部24のケーシング24a内に配置された複数の微細気泡発生器12,13と、送水管18を介して足浴容器11内の湯を微細気泡発生器12,13に対して循環供給するポンプPと、微細気泡発生器12,13へ空気を供給する気体流路14a,14b,15と、を備えている。気体流路15には、エアポンプAP、酸素富化器16およびエアクリーナ17が配置され、送水管18の吸込口にはフィルタ19が取り付けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、足先を湯または水に浸漬して疲労回復、健康増進を図るための足浴装置に関する。
足先を湯に浸漬すると心地よく、疲労もとれるということは、従来、知られていることであるが、近年、足先部分を浸漬することのできる湯槽を備えた足浴装置が開発されている。また、足先を湯に浸漬して温めるだけでなく、湯中で気泡を発生させることによってマッサージ効果も得ることのできる足浴装置も提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に記載の足浴装置(足浴器)は、水を溜める浴槽と、浴槽内に空気を送るための送風装置と、足を載せるために浴槽底面に設けられた足載せ台と、浴槽を振動させるための振動装置とを有している。そして、送風装置から送風された空気を浴槽底部に設けられた気泡孔より気泡として放出することにより、浴槽内に浸漬された足の裏をマッサージすることができる。
特開2000−350762号公報
特許文献1に記載された足浴装置(足浴器)の場合、送風装置から送風された空気を浴槽底部に設けられた気泡通し孔より放出させることによって気泡を発生させるようになっている。しかしながら、このような方式で発生する気泡の外径はmmオーダーの比較的大きなものであるため、発生した気泡の殆どは液中で急速に浮上した後、液面で弾けて消失しまう。従って、これらの気泡によって得られるのは、マッサージ作用あるいは容器内の湯水を循環させる作用などの効果でしかない。
本発明が解決しようとする課題は、従来の足浴装置よりも優れた血行増進作用、鎮静作用、自律神経調整作用を得ることのできる足浴装置を提供することにある。
本発明の足浴装置は、少なくとも一方の足首より下方部分を収容可能な容積を有する足浴容器と、前記足浴容器内に貯留された液体に浸漬された微細気泡発生器と、前記微細気泡発生器へ液体を供給するポンプと、前記微細気泡発生器へ空気を供給する気体流路とを備えた足浴装置において、前記微細気泡発生器が、気液が旋回可能な筒状の気液旋回室と、前記気体流路から前記気液旋回室内へ空気を導入するための空気導入口と、前記ポンプから圧送された液体を前記気液旋回室内へ流入させて前記気液旋回室内に気液旋回流を発生させるための液体導入口と、前記気液旋回室に発生した微細気泡混じりの流体を吐出するため前記気液旋回室の中心軸方向の端部に形成された吐出口と、を備えたことを特徴とする。
このような構成とすれば、微細気泡発生器が具備する気液旋回室内に発生する気液旋回流の中心軸部分に負圧の空洞部分が形成される。このような負圧空洞部分は渦キャビテーションとも呼ばれ、成長した渦キャビテーション先端部が前記旋回流により引き千切られ、液体とともに大量の微細気泡混じりの流体として、吐出口から足浴容器内の液体中へ吐出させることができる。また、このとき同時に、28kHz以上の超音波が可聴域から連続したバンドで発生する。このようにして発生した超音波により、液体中に浸漬された足に対する血行増進作用、鎮静作用、自律神経調整作用を得ることができる。
例えば、関節痛に対する鎮静作用は30kHz〜1MHzの周波数帯における500mW/cm2程度の出力の超音波が有効であり、骨折部分の治癒促進のためには10kHz〜1MHzの周波数帯における1W/cm2程度の出力の超音波が有効であるといわれている。なお、足浴容器内の液体として、加温された液体を用いれば、前述した各種作用に加え、温熱効果も得ることができる。
ここで、前記気体流路の一部に酸素富化器を設ければ、酸素富化器によって酸素濃度が高められた空気を気液旋回室へ供給することが可能となる。これによって、大気中の酸素濃度より高い空気を内包した大量の微細気泡混じりの流体が吐出口から吐出することとなるため、足浴容器内の液体中から気化した酸素により、足浴容器上部の酸素濃度が高まり、爽快感を得ることができる。また、溶存酸素濃度の高い液体には人体の疼痛症状を緩和する作用もあるため、前記気体流路の一部に酸素富化器を設けることにより、鎮静効果も得ることができるようになる。
また、前記気体流路に、前記気液旋回室内へ空気を圧送するためのエアポンプを設けることもできる。このような構成とすれば、足浴容器が深いなどの理由により、微細気泡発生器が液圧の高い領域に配置された場合、あるいは空気が酸素富化器を通過する際の抵抗が大である場合においても、気液旋回室内へ確実に空気を供給することが可能となるため、微細気泡混じりの流体を安定的に吐出させることができるようになる。
一方、複数の前記微細気泡発生器を、それぞれの前記吐出口同士を対向させて配置することもできる。このような構成すれば、それぞれの微細気泡発生器の吐出口から対向して吐出される微細気泡混じりの流体および吐出口から発生する超音波が互いに衝突することとなり、外径が比較的大きい気泡も機械的に破壊され、破泡の際に超音波が発生するようになる。これによって、前述した微細気泡発生器内で発生する超音波とともに複合合成された超音波がバンド状態で発生することとなり、適応周波数の異なる様々な症状に対応することが可能となる。
ここで、複数の前記微細気泡発生器を、それぞれの前記気液旋回室の中心軸同士のなす角度が180±5度となるように対向させ、且つ、それぞれの前記気液旋回室内に発生する気液旋回流の旋回方向が互いに同方向となるように配置することが望ましい。このような構成とすれば、それぞれの微細気泡発生器の吐出口から対向して吐出される微細気泡混じりの流体の旋回方向が互いに一致するとともに、旋回流の中心軸同士が略同一直線上に並ぶため、相乗効果により、前述した作用がさらに向上する。なお、前記気液旋回室の中心軸同士のなす角度が180±5度の範囲から外れると、前述した作用効果は大幅に低下する。
この場合、対向配置された複数の前記吐出口の間に前記吐出口と連通する混合室を設け、前記混合室の一部に前記混合室内へ吐出された微細気泡混じりの流体を外部へ放出する放出口を設けることもできる。このような構成とすれば、それぞれの吐出口から吐出された微細気泡混じりの流体は、混合室内で互いに衝突し、撹拌された後、放出口から足浴容器内の液体中へ放出される。従って、微細気泡混じりの流体を所望の部位に向けて放出させることが可能となり、マッサージ効果を得ることができる。
本発明により、以下の効果を奏する。
(1)少なくとも一方の足首より下方部分を収容可能な容積を有する足浴容器と、前記足浴容器内に貯留された液体に浸漬された微細気泡発生器と、前記微細気泡発生器へ液体を供給するポンプと、前記微細気泡発生器へ空気を供給する気体流路とを備えた足浴装置において、前記微細気泡発生器が、気液が旋回可能な筒状の気液旋回室と、前記気体流路から前記気液旋回室内へ空気を導入するための空気導入口と、前記ポンプから圧送された液体を前記気液旋回室内へ流入させて前記気液旋回室内に気液旋回流を発生させるための液体導入口と、前記気液旋回室に発生した微細気泡混じりの流体を吐出するため前記気液旋回室の中心軸方向の端部に形成された吐出口と、を備えたことにより、血行増進作用、鎮静作用、自律神経調整作用を得ることができる。
(2)前記気体流路の一部に酸素富化器を設ければ、大気中の酸素濃度より高い空気を内包した大量の微細気泡混じりの流体が吐出口から吐出することとなり、足浴容器内の液体中の溶存酸素濃度および足浴容器上部の酸素濃度が高まるため、鎮静作用、爽快感を得ることができる。
(3)前記気体流路に、前記気液旋回室内へ空気を圧送するためのエアポンプを設ければ、微細気泡発生器が液圧の高い領域に配置された場合、あるいは空気が酸素富化器を通過する際の抵抗が大である場合においても、気液旋回室内へ確実に空気を供給することが可能となるため、微細気泡混じりの流体を安定的に吐出させることができるようになる。
(4)複数の前記微細気泡発生器を、それぞれの前記吐出口を対向させて配置すれば、微細気泡混じりの流体が互いに衝突して気泡の破壊が促進されることにより、超音波がバンド状態で発生することとなるため、適応周波数の異なる様々な症状に対応することが可能となる。
(5)複数の前記微細気泡発生器を、それぞれの前記気液旋回室の中心軸同士のなす角度が180±5度となるように対向させ、且つ、それぞれの前記気液旋回室内に発生する気液旋回流の旋回方向が互いに同方向となるように配置すれば、前述した作用をさらに向上させることができる。
(6)対向配置された複数の前記吐出口の間に前記吐出口と連通する混合室を設け、前記混合室の一部に前記混合室内へ吐出された微細気泡混じりの流体を外部へ放出する放出口を設ければ、微細気泡混じりの流体を所望の部位に向けて放出させることが可能となり、マッサージ効果を得ることができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態である足浴装置について説明する。図1は本発明の実施の形態である足浴装置の構成を示す平面図、図2は図1におけるA−A線断面図、図3は図1に示す足浴装置を構成する微細気泡発生器の正面図、図4は図3に示す微細気泡発生器を構成する微細気泡発生具を示す斜視図、図5は図4におけるC−C線断面図、図6は図1におけるB−B線断面図、図7は図6に示す微細気泡発生器内での微細気泡発生状態を示す図である。
図1〜図3に示すように、本実施形態の足浴装置10は、人間の足首より下方部分(以下、足Fとする。)を収容可能な容積を有する足浴容器11と、この足浴容器11内に貯留された湯HWに浸漬された複数の微細気泡発生器12,13と、微細気泡発生器12,13に対して送水管18を介して足浴容器11内の湯HWを循環供給するポンプPと、微細気泡発生器12,13へ空気を供給する気体流路14a,14b,15と、を備えている。気体流路15には、エアポンプAP、酸素富化器16およびエアクリーナ17が配置され、送水管18の吸い込み口にはフィルタ19が取り付けられている。
足浴容器11の底板11aの上面には、足裏部分F1を載置したときの感触を良くするためのクッション材20が配置され、底板11aの下面には、足浴容器11内の湯HWを加熱および保温するための電熱式発熱器21が配置されている。足浴容器11の正面部分には、足浴容器11内の湯HWを排出する際に利用することができる開閉蓋22a付きの排水口22が設けられている。
気体流路15は分岐具23によって2つの気体流路14a,14bに分流されており、エアポンプAPの働きにより、大気中の空気をエアクリーナ17から吸い込み、酸素富化器16を通過して酸素富化された空気をそれぞれ気体流路14a,14bを経由して微細気泡発生器12,13へ供給する。また、送水管18の途中に配置されたポンプPの働きにより、フィルタ19を通して吸い込んだ足浴容器11内の湯HWを送水管18および分岐管18a,18bを通して、微細気泡発生器12,13へ供給する。
2つの微細気泡発生器12,13は、足浴容器11内の湯HW中に浸漬された略直方体形状のケーシング24a内に配置され、これによって微細気泡発生部24が形成されている。これらの微細気泡発生器12,13は、後述するように、それぞれの吐出口28を同一直線上で互いに対向させた状態でケーシング24a内に配置されている。
ここで、微細気泡発生器12,13の構造、機能について、図4〜図7を参照しながら説明する。なお、微細気泡発生器12,13は、図6に示すように、ケーシング24a内に配置された状態で互いに鏡面対象な構造をなしており、構成部分も同じであるため、以下、微細気泡発生器12について説明し、微細気泡発生器13については、微細気泡発生器13の構成部分と同じ符号を付して説明を省略する。
微細気泡発生器13は、気液が旋回可能な円筒状の気液旋回室25と、気体流路14bから気液旋回室25内へ空気を導入するための空気導入口26と、ポンプPから圧送された湯HWを気液旋回室25内へ流入させて気液旋回室25内に気液旋回流を発生させるための液体導入口27と、気液旋回室25に発生した微細気泡混じりの流体を吐出するため気液旋回室25の中心軸25c方向の端部に形成された吐出口28と、を備えている。液体導入口27は気液旋回室25の内周面の接線方向に形成されているため、湯HWは前記接線方向に沿って気液旋回室25内へ流入する。
図2で示した状態において、ポンプPおよびエアポンプAPを稼働させると、足浴容器11内から送水管18を通じて吸い込まれた湯HWが、分岐管18bを経由して液体導入口27から気液旋回室25内周面の接線方向に沿って気液旋回室25内へ流入し、これによって、図7に示すように気液旋回室25内に旋回流Rが発生する。そして、この旋回流Rのほぼ中心軸に沿って円筒状の負圧空洞部Vが出現し、この負圧空洞部Vの一方は気液旋回室25の隔壁25aにある空気導入口26付近に位置するとともに、負圧空洞部Vの他方は気液旋回室25の隔壁25bにある吐出口28付近に位置し、この吐出口28付近に位置する負圧空洞部Vの端部は括れた状態となる。
気液旋回室25に出現する負圧空洞部Vの負圧によって空気導入口26付近にも負圧が生じるため、この負圧に起因する吸引力およびエアポンプAPの圧送力により気体流路15,14bを経由して大気中から吸引された空気が空気導入口26から気液旋回室25内の負圧空洞部V内へ連続的に流入し、気液旋回室25内に導入された湯HWとともに旋回流Rを形成する。
負圧空洞部V内へ流入した空気は、気液旋回室25内に発生している旋回流Rに連行され吐出口28から放出される。このとき、負圧空洞部Vの吐出口28側の端部において旋回流Rによってねじ切られて微細気泡NBとなり、旋回流Rを形成する水とともに吐出口28から微細気泡NB混じりの流体となって吐出口28から混合室29内へ吐出される。この混合室29は、対向配置された微細気泡発生器12,13の間に設けられ、それぞれの吐出口28と連通している。
このように微細気泡発生器12,13の吐出口28から混合室29内へ吐出された微細気泡NB混じり流体は、混合室29内を循環した後、ケーシング24aに開設された放出口30から足浴容器11内の湯HWに向かって放出される。放出口30から湯HW内中へ微細気泡NB混じりの流体を放出することにより、足浴容器11内に収容されている湯HWに酸素や窒素などを供給、溶解させることができる。これらの微細気泡NB混じりの流体は、足浴容器11内に差し込まれクッション材20の上に載置された2つの足Fの間に放出され、湯HWとともに足浴容器11内を循環する。このため、酸素などの溶存濃度の高い湯HWが足浴容器11内全体をムラなく循環し続けることとなり、これにより、湯HWに浸漬された足Fに対する、血行増進作用、温熱作用、鎮静作用および自律神経調整作用を得ることができる。なお、微細気泡発生器12,13の吐出口28から混合室29内へ吐出される微細気泡NB混じりの流体には、微細気泡NBより外径の大きな気泡も含まれているため、これらの気泡により、従来の足浴装置(足浴器)と同様のマッサージ作用、湯水循環作用も得ることができる。
また、このような血行増進作用、温熱作用、鎮静作用および自律神経調整作用の影響は、湯HW中に差し込まれた足Fの部分だけに限らず、足Fの上方部分から腰部分まで及ぼされることとなるため、関節痛、筋肉痛などの足腰の痛みを軽減または解消することができる。この場合、足Fを足浴容器11内の湯HW中に差し込んで、ポンプPおよびエアポンプAPを作動させるだけでよいので、使い方も極めて簡単である。
一方、微細気泡発生器13の内部においては、その気液旋回室25内に出現する負圧空洞部Vの一方の端部から空気を導入しながら他方の端部の延長方向に向かって微細気泡NB混じりの流体を放出する。このため、この負圧空洞部Vは気液旋回室25の中心軸25c付近に安定的に存在し続け、その両端もそれぞれ空気導入口26付近および吐出口28付近に安定的に位置する。従って、負圧空洞部Vが気液旋回室25の内壁面などに接触することがなく、微細気泡発生器13内にキャビテーション・エロージョンが発生しなくなるため、耐久性向上に有効である。
また、微細気泡発生器12,13は、気液旋回室25に液体導入口27、空気導入口26および吐出口28を開設した簡素な構造であるため、足浴装置10の組み立てや取り扱いなどは容易であり、湯HWや空気に伴って気液旋回室25へ流入した異物が詰まりやすい細かな流路もないので、定期的なメンテナンスも不要である。
また、図6に示すように、気液旋回室25の隔壁25aに開設された空気導入口26を、気液旋回室25の中心軸25cに沿って内側へ突出させて配置するとともに、気液旋回室25の周面25dと空気導入口26との間に、滑らかに連続した凹曲面31を設けている。このため、図7に示すように、気液旋回室25内に形成される負圧空洞部Vの隔壁25a側の端部から空気が導入され、隔壁25b側の端部の延長方向に向かって微細気泡NB混じりの流体を吐出する。したがって、負圧空洞部Vは気液旋回室25の中心軸25c付近に安定的に存在し続け、その両端部も吐出口28付近および空気導入口26付近に安定的に位置する。
このように、空気導入口26を気液旋回室25の内側へ突出させて配置するとともに凹曲面31を設けたことによって負圧空洞部Vの空気導入口26側の端部が不規則に移動するのを防止することができる。このため、気液旋回室25の隔壁25a,25bにキャビテーション・エロージョンなどが生じることもなくなり、優れた耐久性が得られる。また、図5,図6に示すように、気液旋回室25の隔壁25b寄りの領域には、他の領域より内径の大きい予備旋回部25pを設けている。このため、液体導入口27から導入された湯HWを予備旋回部25pにおいて一旦整流した後、気液旋回室25全体へ導入することができる。これによって、液体導入口27から導入される湯HWの圧力変動が緩衝され、圧力変動に起因する負圧空洞部Vの移動を防止することができるため、キャビテーション・エロージョンの発生を防止することができる。
また、図6に示すように、微細気泡発生器12,13においては、液体導入口27の開口面積を吐出口28の開口面積より大としているため、気液旋回室25内へ送給される湯HWの入り口よりも微細気泡NB混じりの流体の出口の方が小さくなる。したがって、ポンプPによって送給される湯HWの圧力によって気液旋回室25内の液圧が高まり、吐出口28から放出される微細気泡NB混じりの流体の流勢が増大するため、混合室29内に強い循環流を形成した上で、放出口30から放出される。このため、足浴容器11内の湯HWの循環が良好となり、湯HWに浸漬された足に対するマッサージ作用が高まり、血行増進作用も良好となる。
このように、気液旋回室25内に発生する旋回流Rで形成された大量の微細気泡NB混じりの流体を吐出口28から放出口30を経て足浴容器11内の湯HW中へ吐出させることができるため、液体中に浸漬された足Fに対する血行増進作用、温熱作用、鎮静作用および自律神経調整作用が高まり、従来の足浴装置よりも優れた疲労回復作用、健康増進作用を得ることができる。
また、微細気泡発生器12,13内で旋回している微細気泡NB混じりの流体とキャビテーションに起因するものと考えられる超音波が、微細気泡発生器12,13の吐出口28から発生していることを、吐出口28付近で観測することができた。従って、このような超音波によって血行増進作用が高まり、前述した鎮静作用、自律神経調整作用に寄与しているのではないかと推測される。さらに、微細気泡発生器12,13をステンレスなどの金属材料で形成した場合より、合成樹脂材料で形成した場合の方が、超音波が透過しやすく、吐出口28付近で強い超音波が発生する傾向があることも確認している。従って、微細気泡発生器12,13を合成樹脂材料で形成すれば、微細気泡発生器12,13内で発生した超音波が足浴容器11内の湯HW中へ効率良く放射されることとなる。
本実施形態では、気体流路15に酸素富化器16を設けているため、この酸素富化器16を通過することによって酸素濃度が高められた空気を気液旋回室25へ供給することができる。従って、大気中の酸素濃度より高い空気を内包した大量の微細気泡NB混じりの流体が吐出口28から放出口30を経由して湯HW中へ吐出することとなる。このため、足浴容器11内の湯HW中の溶存酸素濃度および足浴容器11上部の酸素濃度が高まり、鎮静作用および爽快感を得ることができる。
本実施形態では、酸素富化器16として、有機高分子化合物で形成された複数の酸素富化膜16aを内蔵したものを用いている。このような酸素富化膜16aを通過する窒素分子の通過速度は、酸素の通過速度よりも遅いため、大気中から吸い込んだ空気が酸素富化膜16aを通過することにより、大気よりも酸素含有比率の高い空気が形成される。一般に大気中の空気の酸素と窒素の存在比は、酸素約21%、窒素約79%であるが、酸素富化器16を通過した後の空気においては、酸素約30%、窒素約70%となり、酸素含有率が高くなる。
また、気体流路15には、気液旋回室25内へ空気を圧送するためのエアポンプAPを設けているため、足浴容器11が深いなどの理由により微細気泡発生部24が水圧の高い領域に配置された場合、あるいは空気が酸素富化器16を通過する際の抵抗が大である場合においても、気液旋回室25内へ確実に空気を供給することができる。このため、微細気泡NB混じりの流体を足浴容器11内の湯HW中へ安定的に吐出させることができる。
一方、複数の微細気泡発生器12,13を、それぞれの気液旋回室25の中心軸25cが同一直線上にあり、且つ、それぞれの吐出口28が対向する状態に配置している。従って、それぞれの吐出口28付近および微細気泡発生器12,13から発生する超音波と、微細気泡NBと流体(湯HW)とが衝突して破泡することによって発生した超音波とが重なり合い、周波数帯域の広いバンド状の超音波となって、湯HW中に浸漬された足Fに照射されることとなる。これにより、湯HW中に浸漬された足Fに対し、優れた血行増進作用、温熱効果、鎮静作用および自律神経調整作用を得ることができる。
また、対向配置された複数の吐出口28の間に、これらの吐出口28と連通する混合室29を設け、混合室29の一部に、混合室29内へ吐出された微細気泡NB混じりの流体を外部へ放出する放出口30を設けている。従って、微細気泡NB混じりの流体(湯HW)を所望の部位に向かって放出することが可能であり、これによって優れたマッサージ効果が得られるため、血行増進作用、温熱効果、鎮静作用および自律神経調整作用をさらに向上させることができる。
なお、本実施形態では、図7に示すように、複数の微細気泡発生器12,13を、それぞれの気液旋回室25の中心軸25c同士のなす角度が180度をなし、且つ、複数の微細気泡発生器12,13のそれぞれの気液旋回室25内で発生する旋回流Rの旋回方向が互いに同方向となるように分岐管18a,18bを配管している。即ち、それぞれの中心軸25c同士が同一直線上に位置し、且つ、それぞれの気液旋回室25内で発生する旋回流Rの旋回方向が互いに一致するように構成している。従って、後述する検証結果を見ると分かるように、最も優れた疼痛軽減効果を得ることができる。
このような配置をすることによって最も優れた疼痛軽減効果を得ることができる理由については不明な点が多いが、それぞれの微細気泡発生器12,13の吐出口28から対向して吐出される微細気泡NB混じりの流体の旋回方向が互いに一致するとともに、旋回流Rの中心軸でもある中心軸25c同士が同一直線上に並ぶため、相乗効果により、前述した作用がさらに向上するのではないかと予測される。
なお、本発明の足浴装置はこの配置に限定するものではないので、分岐管18a,18bのいずれか一方の、気液旋回室25に対する配管位置を変更することにより微細気泡発生器12,13内の旋回流Rの旋回方向が互いに逆方向となるようにすることもできる。この場合、送水管18と分岐管18a,18bとの連結部分に切替弁を設け、微細気泡発生器12,13の両方に湯HWを供給したり、いずれか一方のみに湯HWを供給したりできる構成とすることもできる。
さらに、本実施形態の足浴装置10においては、足浴容器11の底板11aの下面に電熱式発熱器21を配置しているため、足浴容器11内の湯HWの温度を予め設定した一定温度に保つことができる。従って、足浴装置10を長時間使用する場合においても、湯HWの温度が低下することがない。なお、足浴容器11内に収容する液体は湯HWに限定するものではないので、水あるいはその他の液体を収容して足浴に供することもできる。
なお、足浴容器11の形状は特に限定するものではないので、使用条件に応じて、さらに深くしたり、広くしたりすることができる。また、本実施形態では、微細気泡発生器12,13の気液旋回室25の中心軸25cが水平状態となるような姿勢で微細気泡発生部24を配置しているが、このような配置に限定するものではないので、足浴容器11の形状あるいは使用者の希望に応じて、中心軸25cが垂直状態あるいは斜め状態となるように微細気泡発生部24を配置することもできる。また、本実施形態では足浴容器11内の湯HWに足Fを浸漬する使い方について説明しているが、足浴装置10の使い方はこれに限定するものではないので、足浴容器11内の湯HWに手を浸漬して使用することも可能であり、その場合においても前述と同様の効果を得ることができる。
ここで、下肢あるいは上肢に様々な疼痛症状を有する23人の被験者(A〜W)が本実施形態の足浴装置10を実際に使用した場合のそれぞれの痛みの変化に関して検証を行ったので、その結果について、表1に基づいて説明する。なお、足浴装置10においては、前述したように、複数の微細気泡発生器12,13が、それぞれの気液旋回室25の中心軸25c同士のなす角度が180度をなすように対向配置され、且つ、複数の微細気泡発生器12,13の各気液旋回室25内で発生する旋回流Rの旋回方向が互いに同方向となるように分岐管18a,18bが配管されている。即ち、それぞれの中心軸25c同士が同一直線上に位置し、且つ、それぞれの気液旋回室25内で発生する旋回流Rの旋回方向が互いに一致するように構成されている。
各被験者(A〜W)は、微細気泡発生部24が稼働状態にある足浴装置10の足浴容器11内に収容された湯HW中に、疼痛症状のある足または手を一定時間(25分)浸漬する。そして、浸漬前の各人の痛みの程度を10としたとき、25分浸漬した後の各人の痛みの程度を1〜10のうちのいずれかの数値で表現すると、表1に示すような結果が得られた。
Figure 2006320509
図7に示すように、足浴装置10を構成する微細気泡発生器12の気液旋回室25内には左回りの旋回流Rが発生し、微細気泡発生器13の気液旋回室25内には右回りの旋回流Rが発生する。表1を見ると分かるように、足浴装置10の足浴容器11内の湯HW中に、各人の症状に応じて足または手を一定時間浸漬することによって各人の疼痛症状は軽くなっており、「痛みの変化」を平均すると「10→4.26」という結果が得られた。このことにより、足浴装置10を使用すれば、足や手の疼痛症状を大幅に軽減することができることが判明した。なお、「右回り」、「左回り」の表現は、微細気泡発生器12,13の内部からそれぞれの吐出口28を見た状態を基準として、時計回りを右回り、反時計回りを左回りとしている(以下、同様に表現する。)。
次に、2台の微細気泡発生器12,13を備えた足浴装置10と比較するため、1台の微細気泡発生器12のみを足浴容器内の湯HW中に配置した構造の足浴装置(図示せず)についても同じ条件で検証を行った。即ち、足や手に様々な疼痛症状を有する23人の被験者(A〜W)が前述と同じ条件で、微細気泡発生器12のみを足浴容器内の湯HWに浸漬した構造の足浴装置(図示せず)を使用して、そのときの痛みの変化を調べた。この場合、微細気泡発生器12の気液旋回室25内には左回りの旋回流Rが発生する。そして、浸漬前の各人の痛みの程度を10としたとき、前記足浴装置の足浴容器内の湯中に25分浸漬した後の各人の痛みの程度を1〜10のうちのいずれかの数値で表現すると、表2に示すような結果が得られた。
Figure 2006320509
表2を見ると、1台の微細気泡発生器12のみを配置した構造の前記足浴装置の足浴容器内の湯中に、各人の症状に応じて足または手を一定時間浸漬することにより、各人の疼痛症状は、K,Rを除いて、若干軽くなっていることが分かる。しかしながら、痛みの変化の平均は「10→6.09」であり、足浴装置10の場合よりも痛みの変化は小さい結果となった。このことにより、1台の微細気泡発生器12のみを配置した足浴装置より、2台の微細気泡発生器12,13を対向配置した足浴装置10の方が、足や手の疼痛症状を軽減する効果が高いことが判明した。
次に、図8,図9を参照して、足浴装置を構成する微細気泡発生部に関するその他の実施の形態について説明する。図8,図9は微細気泡発生部に関するその他の実施の形態を示す斜視図である。
図8に示す微細気泡発生部40においては、2台の微細気泡発生器12,13を、それぞれの吐出口28a,28bが同じ方向を向くとともに中心軸(図6参照)同士が互いに平行をなし、且つ分岐管18a,18bがいずれも2台の微細気泡発生器12,13の間に位置するような状態でケーシング40a内に配置している。
このような構造の微細気泡発生部40を、図1,図2に示す足浴装置10の微細気泡発生部24の代わりに配置して足浴装置を形成すれば、微細気泡発生器12の吐出口28aから微細気泡NB混じりの流体が左回りに旋回しながら吐出され、微細気泡発生器13の吐出口28bから微細気泡NB混じりの流体が右回りに旋回しながら吐出される。これによって、足浴容器内の湯に対し、互いに旋回方向の異なる2種類の微細気泡NB混じりの流体を供給することが可能となり、前述したような、血行増進作用、温熱効果、鎮静作用および自律神経調整作用を得ることができると推定される。
一方、図9に示す微細気泡発生部50においては、2台の微細気泡発生器12,13を、それぞれの吐出口28a,28bが同じ方向を向くとともに中心軸(図6参照)同士が互いに平行をなし、且つ分岐管18a,18bがいずれも2台の微細気泡発生器12,13を挟んで外側に位置するような状態でケーシング50a内に配置している。
このような構造の微細気泡発生部50を、図1,図2に示す足浴装置10の微細気泡発生部24の代わりに配置して足浴装置を形成すれば、微細気泡発生器13の吐出口28bから微細気泡NB混じりの流体が右回りに旋回しながら吐出され、微細気泡発生器12の吐出口28aから微細気泡NB混じりの流体が左回りに旋回しながら吐出される。これによって、足浴容器内の湯に対して、互いに旋回方向の異なる2種類の微細気泡NB混じりの流体を供給することが可能となるため、前述したような、血行増進作用、温熱効果、鎮静作用および自律神経調整作用を得ることができると推定される。
なお、図8,図9に示す微細気泡発生部40,50においても、送水管18と分岐管18a,18bとの連結部分に切替弁(図示せず)を設けることにより、微細気泡発生器12,13の両方に湯を供給したり、いずれか一方のみに湯を供給したりできる構成とすることができる。
次に、図10〜図18を参照しながら、2つの微細気泡発生器12,13の配置形態を変えたときに、下肢に様々な疼痛症状を有する10人の被験者(A〜J)における疼痛症状の軽減効果にどのような違いがあるかについて説明する。図10〜図18はそれぞれ2つの微細気泡発生器12,13の配置関係に関するその他の実施の形態を示す平面図であり、これらの図中に記載している微細気泡発生器12,13は、図1〜図9に示す微細気泡発生器12,13と同じ構造を有するものである。
各被験者(A〜J)は、図10〜図18に示すように配置された2つの微細気泡発生器12,13が稼働状態にあるそれぞれの足浴装置(図示せず)の足浴容器内の湯中に、疼痛症状のある足または手を一定時間(25分)浸漬する。そして、浸漬前の各人の痛みの程度を10としたとき、25分浸漬した後の各人の痛みの程度を1〜10のうちのいずれかの数値で表現すると、表3〜表11に示すような結果が得られた。
図10に示す実施の形態においては、2つの微細気泡発生器12がそれぞれの気液旋回室25(図6,図7参照)の中心軸25cが互いに平行をなすように配置され、2つの微細気泡発生器12の吐出口28から、微細気泡NB混じりの流体が左回りに旋回しながら吐出される。このような配置形態を備えた足浴装置を各被験者(A〜J)が使用した場合の疼痛症状の軽減効果を調べると表3のような結果が得られた。表3を見ると、「痛みの変化の平均」は「10→6.45」であり、図10に示す配置形態の足浴装置を使用することによって各人の疼痛症状は軽くなっているが、図1〜図7に示す足浴装置10を使用した場合の疼痛軽減効果には及ばないことが分かる。
Figure 2006320509
次に、図11に示す実施の形態においては、2つの微細気泡発生器12がそれぞれの気液旋回室25(図6,図7参照)の中心軸25cが互いに直交するように配置され、2つの微細気泡発生器12の吐出口28から、微細気泡NB混じりの流体が左回りに旋回しながら吐出される。このような配置形態を備えた足浴装置を各被験者(A〜J)が使用した場合の疼痛症状の軽減効果を調べると表4のような結果が得られた。表4を見ると、「痛みの変化の平均」は「10→6.35」であり、前述と同様、図11に示す配置形態の足浴装置を使用することによって各人の疼痛症状は軽くなっているが、図1〜図7に示す足浴装置10を使用した場合の疼痛軽減効果に比べると低いことが分かる。
Figure 2006320509
次に、図12に示す実施の形態においては、2つの微細気泡発生器12がそれぞれの気液旋回室25(図6,図7参照)の中心軸25cが互いに180度をなすように、即ち、同一直線上に位置するように配置され、2つの微細気泡発生器12の吐出口28から、微細気泡NB混じりの流体が左回りに旋回しながら吐出される。このような配置形態を備えた足浴装置を各被験者(A〜J)が使用した場合の疼痛症状の軽減効果を調べると表5のような結果が得られた。表5に示すように、「痛みの変化の平均」は「10→6.5」であり、図12に示す配置形態の足浴装置を使用することによって各人の疼痛症状は軽くなっているが、図1〜図7に示す足浴装置10を使用した場合の疼痛軽減効果よりは低い結果となった。本実施形態の場合、2つの微細気泡発生器12をそれぞれの気液旋回室25(図6参照)の中心軸25cが互いに180度をなすように配置しているが、2つの微細気泡発生器12内の旋回流R(図7参照)の旋回方向が一致していないため、充分な疼痛軽減効果が得られないのではないかと推測される。
Figure 2006320509
次に、図13に示す実施の形態においては、2つの微細気泡発生器13がそれぞれの気液旋回室25(図6,図7参照)の中心軸25cが互いに平行をなすように配置され、2つの微細気泡発生器13の吐出口28から、微細気泡NB混じりの流体が右回りに旋回しながら吐出される。このような配置形態を備えた足浴装置を各被験者(A〜J)が使用した場合の疼痛症状の軽減効果を調べると表6のような結果が得られた。表6を見ると、「痛みの変化の平均」は「10→6.4」であり、図13に示す配置形態の足浴装置を使用することによって各人の疼痛症状は軽くなっているものが、やはり、図1〜図7に示す足浴装置10を使用した場合の疼痛軽減効果には及ばないことが分かる。
Figure 2006320509
次に、図14に示す実施の形態においては、2つの微細気泡発生器13がそれぞれの気液旋回室25(図6,図7参照)の中心軸25cが互いに直交するように配置され、2つの微細気泡発生器13の吐出口28から、微細気泡NB混じりの流体が右回りに旋回しながら吐出される。このような配置形態を備えた足浴装置を各被験者(A〜J)が使用した場合の疼痛症状の軽減効果を調べると表7に示す結果が得られた。表7を見ると、「痛みの変化の平均」は「10→6.45」であり、図14に示す配置形態の足浴装置を使用することによって各人の疼痛症状は軽くなっているが、図1〜図7に示す足浴装置10を使用した場合の疼痛軽減効果には達していないことが分かる。
Figure 2006320509
次に、図15に示す実施の形態においては、2つの微細気泡発生器13がそれぞれの気液旋回室25(図6,図7参照)の中心軸25cが互いに180度をなすように、即ち、同一直線上に位置するように配置され、2つの微細気泡発生器13の吐出口28から、微細気泡NB混じりの流体が右回りに旋回しながら吐出される。このような配置形態を備えた足浴装置を各被験者(A〜J)が使用した場合の疼痛症状の軽減効果を調べると、表8に示す結果が得られた。表8を見ると、「痛みの変化の平均」は「10→6.4」であり、図15に示す配置形態の足浴装置を使用することによって各人の疼痛症状は軽くなっているが、図1〜図7に示す足浴装置10を使用した場合の疼痛軽減効果には及ばないことが分かる。本実施形態の場合、微細気泡発生器13をそれぞれの気液旋回室25(図6参照)の中心軸25cが互いに180度をなすように配置しているが、図12に示す実施の形態と同様、2つの微細気泡発生器13内の旋回流R(図7参照)の旋回方向が一致していないため、充分な疼痛軽減効果が得られないのではないかと推測される。
Figure 2006320509
次に、図16に示す実施の形態においては、2つの微細気泡発生器12,13が、それぞれの気液旋回室25(図6,図7参照)の中心軸25cが互いに平行をなすように配置されている。図8で示したように、微細気泡発生器12の吐出口28から、微細気泡NB混じりの流体が左回りに旋回しながら吐出され、微細気泡発生器13の吐出口28から、微細気泡NB混じりの流体が右回りに旋回しながら吐出される。このような配置形態を備えた足浴装置を各被験者(A〜J)が使用した場合の疼痛症状の軽減効果を調べると、表9に示す結果が得られた。表9を見ると、「痛みの変化の平均」は「10→6.8」であり、図16に示す配置形態の足浴装置を使用することによって各人の疼痛症状は軽くなっているが、図1〜図7に示す足浴装置10を使用した場合の疼痛軽減効果には及ばないことが分かる。
Figure 2006320509
次に、図17に示す実施の形態においては、2つの微細気泡発生器12,13が、それぞれの気液旋回室25(図6,図7参照)の中心軸25cが互いに直交するように配置されている。微細気泡発生器12の吐出口28から、微細気泡NB混じりの流体が左回りに旋回しながら吐出され、微細気泡発生器13の吐出口28から、微細気泡NB混じりの流体が右回りに旋回しながら吐出される。このような配置形態を備えた足浴装置を各被験者(A〜J)が使用した場合の疼痛症状の軽減効果を調べると、表10に示す結果が得られた。表10を見ると、「痛みの変化の平均」は「10→6.25」であり、図17に示す配置形態の足浴装置を使用することによって各人の疼痛症状は軽くなっているものの、図1〜図7に示す足浴装置10を使用した場合の疼痛軽減効果には及ばないことが分かる。
Figure 2006320509
最後に、図18に示す実施の形態においては、2つの微細気泡発生器12,13がそれぞれの気液旋回室25(図6,図7参照)の中心軸25cが互いに170度の角度をなすように配置されている。微細気泡発生器12の吐出口28から、微細気泡NB混じりの流体が左回りに旋回しながら吐出され、微細気泡発生器13の吐出口28から、微細気泡NB混じりの流体が右回りに旋回しながら吐出される。このような配置形態を備えた足浴装置を各被験者(A〜J)が使用した場合の疼痛症状の軽減効果を調べると、表11に示す結果が得られた。表11を見ると、「痛みの変化の平均」は「10→6.4」であり、図18に示す配置形態の足浴装置を使用することによって各人の疼痛症状は軽くなっているが、前述した実施形態と同様、図1〜図7に示す足浴装置10を使用した場合の疼痛軽減効果には及ばないことが分かる。
Figure 2006320509
本実施形態の場合、2つの微細気泡発生器12,13がそれぞれの気液旋回室25(図6参照)の中心軸25cが互いに170度の角度をなすように配置されているため、図1〜図7に示す足浴装置10における微細気泡発生器12,13の配置形態に最も近いにもかかわらず、疼痛軽減効果は足浴装置10より大幅に低いものとなった。このような結果から判断すると、2つの微細気泡発生器12,13を、それぞれの気液旋回室25(図6参照)の中心軸25cが互いに180度をなすように、即ち、同一直線上に位置するように配置するとともに、微細気泡発生器12,13内の旋回流Rの旋回方向が一致する場合に最も優れた疼痛軽減効果が得られることが分かった。
なお、足浴装置10と同様の疼痛軽減効果が得られるのは、微細気泡発生器12,13をそれぞれの気液旋回室25(図6参照)の中心軸25c同士のなす角度が180±5度の範囲内にあるときに限られ、この範囲から外れると疼痛軽減効果は、表11に示す程度まで低下する。従って、微細気泡発生器12,13の気液旋回室25(図6参照)の中心軸25c同士のなす角度は、180±5度の範囲内が好適であり、特に、180度が最適であり、このときに最も優れた疼痛軽減効果が得られる。
本発明の足浴装置は、血行増進作用、鎮静作用、自律神経調整作用を得るための手段として広く利用することができる。
本発明の実施の形態である足浴装置の構成を示す平面図である。 図1におけるA−A線断面図である。 図1に示す足浴装置を構成する微細気泡発生器の正面図である。 図3に示す微細気泡発生器を構成する微細気泡発生具を示す斜視図である。 図4におけるC−C線断面図である。 図1におけるB−B線断面図である。 図6に示す微細気泡発生器内での微細気泡発生状態を示す図である。 微細気泡発生部に関するその他の実施の形態を示す斜視図である。 微細気泡発生部に関するその他の実施の形態を示す斜視図である。 2つの微細気泡発生器の配置に関するその他の実施の形態を示す平面図である。 2つの微細気泡発生器の配置に関するその他の実施の形態を示す平面図である。 2つの微細気泡発生器の配置に関するその他の実施の形態を示す平面図である。 2つの微細気泡発生器の配置に関するその他の実施の形態を示す平面図である。 2つの微細気泡発生器の配置に関するその他の実施の形態を示す平面図である。 2つの微細気泡発生器の配置に関するその他の実施の形態を示す平面図である。 2つの微細気泡発生器の配置に関するその他の実施の形態を示す平面図である。 2つの微細気泡発生器の配置に関するその他の実施の形態を示す平面図である。 2つの微細気泡発生器の配置に関するその他の実施の形態を示す平面図である。
符号の説明
10 足浴装置
11 足浴容器
11a 底板
12,13 微細気泡発生器
14a,14b,15 気体流路
16 酸素富化器
16a 酸素富化膜
17 エアクリーナ
18 送水管
18a,18b 分岐管
19 フィルタ
20 クッション材
21 電熱式発熱器
22 排水口
22a 開閉蓋
23 分岐具
24,40,50 微細気泡発生部
24a,40a,50a ケーシング
25 気液旋回室
25a,25b 隔壁
25c 中心軸
25d 周面
25p 予備旋回部
26 空気導入口
27 液体導入口
28,28a,28b 吐出口
29 混合室
30 放出口
31 凹曲面
F 足
F1 足裏部分
HW 湯
P ポンプ
AP エアポンプ
R 旋回流
V 負圧空洞部
NB 微細気泡

Claims (6)

  1. 少なくとも一方の足首より下方部分を収容可能な容積を有する足浴容器と、前記足浴容器内に貯留された液体に浸漬された微細気泡発生器と、前記微細気泡発生器へ液体を供給するポンプと、前記微細気泡発生器へ空気を供給する気体流路とを備えた足浴装置において、前記微細気泡発生器が、気液が旋回可能な筒状の気液旋回室と、前記気体流路から前記気液旋回室内へ空気を導入するための空気導入口と、前記ポンプから圧送された液体を前記気液旋回室内へ流入させて前記気液旋回室内に気液旋回流を発生させるための液体導入口と、前記気液旋回室に発生した微細気泡混じりの流体を吐出するため前記気液旋回室の中心軸方向の端部に形成された吐出口と、を備えたことを特徴とする足浴装置。
  2. 前記気体流路の一部に酸素富化器を設けた請求項1記載の足浴装置。
  3. 前記気体流路に、前記気液旋回室内へ空気を圧送するためのエアポンプを設けた請求項1または2記載の足浴装置。
  4. 複数の前記微細気泡発生器を、それぞれの前記吐出口同士を対向させて配置した請求項1〜3のいずれかに記載の足浴装置。
  5. 複数の前記微細気泡発生器を、それぞれの前記気液旋回室の中心軸同士のなす角度が180±5度となるように対向させ、且つ、それぞれの前記気液旋回室内に発生する気液旋回流の旋回方向が互いに同方向となるように配置した請求項4記載の足浴装置。
  6. 対向配置された複数の前記吐出口の間に前記吐出口と連通する混合室を設け、前記混合室の一部に前記混合室内へ吐出された微細気泡混じりの流体を外部へ放出する放出口を設けた請求項4または5記載の足浴装置。
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