JPH08252293A - ウォーターベッド式マッサージ機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ウォーターベッド式マッサージ機に関する。 【構成】 上部開口(10)にシート(3) を水密状に張設し
た箱形の水槽(1) 内部に水または温水を封入してウォー
ターベッドを構成し、同水槽(1) に吸水口と吐水口とを
形成すると共に、同吸水口と吐水口とを循環ポンプを介
して連通連結し、吐水口には、前記シート(3) に向けて
噴流を発生するノズル(8) を連通連結し、かつ、同ノズ
ル(8) を、水槽(1) の長手方向に往復移動自在、かつ、
水槽(1) の横断方向に首振り自在に配設した。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、ウォーターベッド式
マッサージ機に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、全身をマッサージ可能としたマッ
サージ機として、例えば、特開平４−500329号公報に示
されているようにベッド式のものがある。

【０００３】これは、内部にマッサージ室を形成した上
方開口のハウジングと、前記上部開口に張設し、横臥す
る人を保持する可撓性膜と、前記マッサージ室内に配設
し、可撓性膜に向けてジェット噴流する流体ジェット装
置と、同流体ジェット装置に加圧流体を供給する装置と
を具備している。

【０００４】流体ジェット装置は、マッサージ室内を長
手方向にスライド自在となるように構成されており、同
流体ジェット装置をスライドさせながら、ジェット噴流
を可撓性膜の裏側から横臥した人の頸部、背中、腰、脚
等に当てることによって全身をマッサージ可能としてい
る。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】ところが、上記したベ
ッド式のマッサージ機には、未だ、以下の課題が残され
ていた。

【０００６】すなわち、ハウジングのマッサージ室は、
流体を充満させる構造ではなく、流体はマッサージ室の
一部に形成された液体貯槽内に貯留されているものなの
で、人体の保持には流体は無関係であり、人体は可撓性
膜のみで保持されることになる。

【０００７】そのために、強度上の問題から可撓性膜は
ある程度厚みをもたせなければならず、しかも、その厚
みを介してジェット噴流の噴流圧を人体に伝えなければ
ならないので、流体ジェット装置、及び、同流体ジェッ
ト装置に加圧流体を供給する装置、例えばポンプ等が大
型化する問題があった。

【０００８】さらに、やや厚みを有する可撓性膜では、
使用者の寝心地が悪い上に、身体の形状にぴったり適合
しにくいものであった。

【０００９】そこで、マッサージ室内を加圧して可撓性
膜をわずかに膨張させる等の工夫が必要となり、そのた
めに付加装置が必要となってコスト的に高価なものとな
っていた。

【００１０】また、一般に、マッサージは身体を暖めな
がら行うと効果があることが知られているが、可撓性膜
が冷たいと、例え流体を加熱してもマッサージ効果は半
減してしまうという問題もあった。

【００１１】本発明は、上記課題を解決することのでき
るウォーターベッド式マッサージ機を提供することを目
的としている。

【００１２】

【課題を解決するための手段】この発明は、上部開口に
シートを水密状に張設した箱形の水槽内部に水または温
水を封入してウォーターベッドを構成し、同水槽に吸水
口と吐水口とを形成すると共に、同吸水口と吐水口とを
循環ポンプを介して連通連結し、吐水口には、前記シー
トに向けて噴流を発生するノズルを連通連結し、かつ、
同ノズルを、水槽の長手方向に往復移動自在、かつ、水
槽の横断方向に首振り自在に配設したことを特徴とする
ウォーターベッド式マッサージ機に係るものである。

【００１３】また、本発明は、以下の構成にも特徴を有
する。

【００１４】（イ）上記ノズルを、往復移動及び首振り
を同時に、または、往復移動と首振りとを選択的に行え
るように構成した。

【００１５】（ロ）上記ノズルを、水槽の長手方向に一
定の間隔をあけて複数個配設した。

【００１６】（ハ）上記循環ポンプ内に、開閉弁を介し
て空気を取込み可能に構成し、ノズルから空気混じりの
水または温水を噴出することにより、噴流圧を変動可能
とした。

【００１７】（ニ）上記水または温水を適温に調節する
温度調節手段を具備する。

【００１８】

【実施例】図１は本実施例に係るウォーターベッド式マ
ッサージ機の使用状態を示す説明図であり、本実施例に
係るウォーターベッド式マッサージ機（以下マッサージ
機Ａとする）は、ウォーターベッドＢの内部に噴流装置
４を配設しており、同噴流装置４からウォーターベッド
Ｂ内に充満させた温湯を上方に噴出し、ウォーターベッ
ドＢに横臥した人体の全身を下方からマッサージ可能に
構成している。

【００１９】このように、全身をマッサージすることに
より疲労回復を図ることができると共に、局部的には筋
肉痛等を解消することができるものである。

【００２０】以下、マッサージ機Ａの構成をより具体的
に説明する。

【００２１】図２及び図３に示すように、マッサージ機
Ａは、上側面に矩形形状の上部開口10を有する上方開口
の箱形に形成した水槽１を外側フレームＦで支持すると
共に、水槽１内に温湯を充満させ、前記上部開口10にシ
ート３を張設してウォーターベッドＢを構成し、さら
に、水槽１内には、温湯を噴出するノズル８を具備する
噴流装置４を水槽１の長手方向に往復移動自在、かつ、
水槽の横断方向に首振り自在に配設して構成している。

【００２２】シート３は、図１に示すように、身体の形
状にぴったり適合するように、薄くて、かつ、弾力を有
する可撓性ゴムを素材としており、人体の重みを支える
だけの十分な強度を有するものである。

【００２３】そして、水槽１内の温湯と共に人体を支え
るので、同シート３に横臥した際の寝心地がよく、ま
た、噴流装置４からの噴流の圧力を十分に身体に伝える
ことができるので快適なマッサージを実現することがで
きる。

【００２４】また、図４に示すように、シート３は、そ
の端部を水槽１の上側フランジ部11に形成した溝部12に
一旦折り込み、同溝部12にシール用枠９を嵌合し、さら
に、同シール用枠９を、シート３と共に、上側フランジ
部11と外側フレームＦとにボルト52を介して止め板５で
固定している。

【００２５】かかる構成により、水槽１内に封入した温
湯２は水密状体を保たれ、水槽１外へ漏れることがな
い。

【００２６】また、図２及び図３に示すように、水槽１
の底壁13には、第一吸水口14及び第二吸水口15を適当な
間隔をあけて形成し、水槽１の側壁16には第一吐水口17
及び第二吐水口18を形成している。

【００２７】そして、前記第一吸水口14と第一吐水口17
とを第一循環パイプ６により第一循環ポンプP1を介して
連通連結すると共に、第二吸水口15と第二吐水口18とを
第二循環パイプ７により第二循環ポンプP2を介して連通
連結している。なお、かかる第一・第二循環パイプ6,7
、第一・第二循環ポンプP1,P2 等は、水槽１と外側フ
レームＦとの間に形成される機能部収納空間Ｑ内に配設
している。

【００２８】また、第一循環パイプ６及び第二循環パイ
プ７の中途には、ヒータＨをそれぞれ設けており、噴流
装置４から噴出する温湯を所定の温度に加熱可能として
いる。このように、温湯を適温にすることによって温熱
効果を得ることができ、マッサージ効果を高めることが
できる。

【００２９】さらに、シート３も暖まることにより、同
シート３に横臥したマッサージを受ける者も心地よく、
ひんやりした不快感がない。

【００３０】なお、本実施例では、ヒータＨを第一・第
二循環パイプ6,7 の中途にそれぞれ配設しているが、ヒ
ータＨを水槽１内に設けることもできる。

【００３１】また、噴流装置４は、図２及び図３に示す
ように、転動輪41を取付けた台車40の両端部に、それぞ
れ、一対のノズル8,8 を取付けた扇形のノズル取付プレ
ート42, 42を首振り装置Ｅを介して首振り自在に取付
け、水槽１の底壁13の中央を長手方向に配設したレール
Ｒ上をスライド装置Ｓにより往復移動可能に配設してい
る。

【００３２】81は一側のノズル8,8 と第一吐水口17とを
連通連結する第一加圧ホース、82は他側のノズル8,8 と
第２吐水口18とを連通連結する第二加圧ホースであり、
それぞれノズル８側を二股に分岐して、く字状に形成し
た各ノズル８の吸入口8aに接続すると共に、噴流装置４
の往復移動に追従可能に可撓性をもたせている。

【００３３】ここで、噴流装置４の構成についてさらに
詳述すると、図５〜図７に示すように、噴流装置４は、
前記した台車40とノズル取付プレート42とから主に構成
している。

【００３４】台車40は、その前後左右に転動輪41を回転
自在に取付けると共に、上面には、後述するスライド装
置Ｓのベルト23と係合する係合ピン49を突設している。

【００３５】さらに、台車40の上面に、長手方向に一定
の間隔をあけて枢支ピン43,43 を突設すると共に、各枢
支ピン43から台車40の端縁に向けて一定の間隔をあけて
回転軸45,45 を設け、同回転軸45,45 に台車プーリ44,4
4 を取付けている。

【００３６】スライド装置Ｓは、図２に示すように、レ
ールＲの両端に駆動プーリ21と従動プーリ22とを取付け
ると共に、両プーリ21,22 間に無端状のベルト23を巻回
して構成しており、図５、図６、及び、図７に示すよう
に、同ベルト23と台車40上に突設した係合ピン49とを係
合して、ベルト23の回転により台車40をレールＲに沿っ
て移動させるようにしている。

【００３７】一方、ノズル取付けプレート42は扇形に形
成されており、その中央に長孔47を形成すると共に、そ
の基部を上記枢支ピン43に枢着し、前記長孔47を挟んで
両側にノズル８を取付けている。

【００３８】そして、上記台車プーリ44に偏心させて突
設したクランクピン46を、ノズル取付けプレート42の長
孔47内を滑るように嵌装している。46a はクランクピン
46の抜け止めである。

【００３９】首振り装置Ｅは、図２、図５〜図７に示す
ように、スライド装置Ｓと同様な首振り用の駆動プーリ
31と従動プーリ32と、両プーリ31,32 間に巻回した無端
状のベルト33とから構成しており、これらは、スライド
装置Ｓのベルト23の内側に配設している。34,34 はテン
ションローラであり、ベルト33と台車プーリ44との間に
十分な摩擦力を与えている。

【００４０】かかる構成により、駆動プーリ31を回転さ
せれば、台車40上に回転自在に取付けた台車プーリ44が
回転し、同プーリ44の回転に伴い、同プーリ44に突設し
たクランクピン46が回転する。そして、クランクピン46
はノズル取付けプレート42の長孔47内に嵌装されている
ので、ノズル取付けプレート42は枢支ピン43を中心にし
て左右揺動し、ノズル８が首振りすることになる。

【００４１】ところで、上記したスライド装置Ｓ、及
び、首振り装置Ｅの駆動プーリ21,31は、同様な機構で
駆動されるが、スライド装置Ｓを駆動する駆動モータＭ
が正逆転可能であるのに対し、首振り装置Ｅの駆動プー
リ31を駆動させる駆動モータは逆転しない通常のモータ
でよい、という点で異なっている。

【００４２】以下、スライド装置Ｓの駆動プーリ21を例
に説明する。

【００４３】駆動プーリ21は、図８に示すように、下端
にドリブンギヤ25を取付けた軸24の上端に固設されてお
り、同ドリブンギヤ25は正逆転可能な駆動モータＭの駆
動軸M1に取付けたドライブギヤ26と噛合している。図８
中、27は水槽１の底壁13に形成した取付孔、28は同取付
孔27に嵌装した取付具、28a は軸受け、29は同取付具28
を固定するナット、30はパッキンである。

【００４４】上記駆動モータＭの正転・逆転の切り替わ
るタイミングは、レールＲの両端部に図示しないセンサ
やリミットスイッチ等を設け、台車40が両端に達したこ
とを検知して行うように制御している。かかる制御は、
以下に述べるコントローラＣにより行っている。

【００４５】すなわち、本マッサージ機Ａは、マイクロ
コンピュータやタイマーを内蔵したコントローラＣを具
備しており、上記駆動モータＭの制御の他各種制御を行
うと共に、マッサージ機Ａの操作を同コントローラＣに
接続した操作板Ｄにより行えるようにしている。

【００４６】図２に示すように、コントローラＣは第一
・第二循環ポンプP1,P2 、ヒータＨ、駆動モータＭ、前
記センサあるいはリミットスイッチ等と電気的に接続し
ており、さらに、コントローラＣには電源のオン・オフ
スイッチD1をはじめ、温度設定スイッチD2等の各種スイ
ッチ類を具備する操作板Ｄを接続している。

【００４７】コントローラＣは前記した機能部収納空間
Ｑ内に配設し、操作板Ｄは遠隔操作可能なリモコンと
し、マッサージを受ける人がマッサージ機Ａ上で適宜操
作可能としている。操作内容としては、例えば、第一・
第二循環ポンプP1,P2 の駆動選択、噴流装置４の適宜個
所への移動、首振り装置Ｅの駆動、後述するようなマッ
サージ力の強弱の選択、マッサージ時間の設定等であ
る。

【００４８】ここで、本マッサージ機Ａを実際に使用す
る場合について以下に説明する。

【００４９】マッサージを受けようとする者は、シート
３上に仰向けに横臥し、オン・オフスイッチD1の投入
後、マッサージ時間やマッサージ力の強弱、適当な水温
をセットする。

【００５０】そして、運転スイッチを投入することによ
り駆動モータＭが駆動し、運転スイッチが例えば自動モ
ードであれば、噴流装置４はレールＲ上を往復移動する
と共に、ノズル８は同時に首振りしながらノズル８から
上方に向けて温湯を噴出し、シート３を介して人体全身
のマッサージを行うことができる。

【００５１】本マッサージ機Ａは、ウォーターベッド式
となっているので寝心地が良く、また、図１に示すよう
に、シート３は薄く形成されているので人体の複雑な形
状にフィットしており、さらに、適温に保たれた温水が
シート３を介して人体に伝わって温熱効果があり、しか
も、ノズル８は首振りしながら往復移動するので、ノズ
ル８からの噴流はその圧力を人体にくまなく伝達するこ
とができる。したがって、快適な全身マッサージが可能
となる。

【００５２】また、一対のノズル8,8 を台車40の両端に
２組配設しているので、同時に２個所をマッサージする
ことができ、効率よくマッサージが行え、かつ、マッサ
ージ効果をより高めることができる。

【００５３】また、操作板Ｄの操作により、第一・第二
循環ポンプP1,P2 のインペラの回転を制御して、噴出力
の調節を行い、マッサージの強弱を調節することができ
るので、心地良さが向上し、マッサージ効果も高まると
共に、使い勝手がよい。

【００５４】さらに、上記した噴流装置４の移動動作や
首振り動作を選択的に行うこともできる。

【００５５】したがって、局所的にマッサージを行いた
い場合、操作板Ｄの操作により、第一循環ポンプP1か第
二循環ポンプP2のいずれかを停止し、かつ、噴流装置４
を適当な個所に移動させて所望する個所に噴流を当てる
ことが可能である。なお、第一・第二循環ポンプP1,P2
を同時に使用することももちろん可能である。

【００５６】次に、他の実施例として、図９に示すもの
を説明する。

【００５７】これは、第一・第二循環ポンプP1,P2 内
に、開閉弁Ｖを介して空気を取込み可能に構成し、ノズ
ル８から空気混じりの温湯を噴出することにより、噴流
圧を変動可能としてマッサージの強弱を調節可能とした
ものである。

【００５８】35は気泡取入パイプであり、先端に形成し
た気泡取入口36がシート３に近接するように配設し、後
端を第一・第二循環ポンプP1,P2 の吸水口側に連通連結
している。

【００５９】かかる構成により、第一・第二循環ポンプ
P1,P2 の負圧を利用して、水槽１内に封入した温湯２と
シート３との間に溜まった気泡を吸い込み、噴出圧を変
動可能としている。これにより、ノズル８からは気泡混
じりの温湯２が噴出され、その気泡がはじけるときに超
音波を発生するのでマッサージ効果を高めることができ
る。

【００６０】しかも、気泡取入パイプ35の中途にはコン
トローラＣによりその開度を制御される開閉弁Ｖを介設
しており、噴出圧の圧力変動の程度を調節することが可
能となっている。また、開閉弁Ｖを完全に閉じた場合
は、気泡の吸い込みを停止することができる。

【００６１】さらに他の実施例として、図１０に示すも
のを説明する。

【００６２】先の実施例では、台車40の往復移動と、ノ
ズル取付けプレート42の首振り動作とを二本のベルト2
3,33 により行っていたが、ここでは、往復移動動作と
首振り動作とを、台車プーリ44へのベルト23の回転力伝
達により同時に行うようにしている。

【００６３】すなわち、レールＲに沿ってラック38を並
設し、同ラック38に噛合するピニオン39と台車プーリ44
とを支軸48を介して一体的に連結している。そして、ス
ライド装置Ｓのベルト23を、テンションローラ34,34 を
介して台車プーリ44の周縁に当接し、スライド装置Ｓの
ベルト23により台車プーリ44を直接回転させるようにし
ている。

【００６４】かかる構成により、ベルト23を回転させる
と、台車プーリ44が回転し、同時に同台車プーリ44に連
結するピニオン39が回転してラック38を移動し、台車40
がレールＲに沿って移動する。

【００６５】なお、本実施例では、噴流装置４の往復移
動と同時に、必然的に首振りすることになる。

【００６６】また、上記の変容例として、図１１に示す
ように構成してもよい。

【００６７】すなわち、先の第一の実施例と同様に、台
車40に係合ピン49を突設し、同係合ピン49にスライド装
置Ｓのベルト23を係合させる。

【００６８】したがって、ベルト23により台車40は直接
移動するが、移動に伴いラック38に噛合するピニオン39
が回転するので、同ピニオン39と連結している台車プー
リ44も台車40の移動に伴い回転する。この場合は、前記
テンションローラ34,34 は不要となる。

【００６９】

【発明の効果】本発明では、以下の効果を奏する。

【００７０】上部開口にシートを水密状に張設した箱
形の水槽の内部に水または温水を封入してウォーターベ
ッドを構成し、同水槽に吸水口と吐水口とを形成すると
共に、同吸水口と吐水口とを循環ポンプを介して連通連
結し、吐水口には、前記シートに向けて噴流を発生する
ノズルを連通連結し、かつ、同ノズルを、水槽の長手方
向に往復移動自在、かつ、水槽の横断方向に首振り自在
に配設したことにより、シートを薄く形成できて身体の
複雑な形状に適合して寝心地がよく、快適な状態で全身
をくまなくマッサージすることができる。また、筋肉痛
等をやわらげることができる。

【００７１】上記ノズルを、往復移動及び首振りを同
時に、または、往復移動と首振りとを選択的に行えるよ
うに構成したことにより、必要個所を重点的にマッサー
ジすることができ、使い勝手が向上する。

【００７２】上記ノズルを、水槽の長手方向に一定の
間隔をあけて複数個配設したことにより、同時に複数個
所をマッサージすることができるので効率よくマッサー
ジを行え、かつ、マッサージ効果をより高めることがで
きる。

【００７３】上記循環ポンプ内に、開閉弁を介して空
気を取込み可能に構成し、ノズルから空気混じりの水ま
たは温水を噴出することにより、噴流圧を変動可能とし
たので、マッサージに強弱をつけることができて心地よ
さが向上し、かつ、空気混じりの噴流により発生する超
音波によりマッサージ効果を高めることができる。

【００７４】上記水または温水を適温に調節する温度
調節手段を具備することにより、シートに横臥した場合
に全身を暖めることができ、温熱効果によりマッサージ
効果も高まる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本実施例に係るウォーターベッド式マッサージ
機の使用状態を示す説明図である。

【図２】同マッサージ機の側面視による説明図である。

【図３】同平面視による説明図である。

【図４】シートの取付け状態を示す説明図である。

【図５】噴流装置の平面図である。

【図６】同噴流装置の分解斜視図である。

【図７】同噴流装置の断面視による説明図である。

【図８】同噴流装置を駆動する駆動モータと駆動プーリ
の説明図である。

【図９】他の実施例を示す説明図である。

【図１０】他の実施例を示す説明図である。

【図１１】変容例を示す説明図である。

【符号の説明】

Ａ マッサージ機 Ｂ ウォーターベッド Ｃ コントローラ Ｄ 操作板 P1 第一循環ポンプ P2 第二循環ポンプ Ｒ レール １ 水槽 ３ シート ４ 噴流装置 ８ ノズル 10 上部開口 14 第一吸水口 15 第二吸水口 17 第一吐水口 18 第二吐水口

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 上部開口(10)にシート(3) を水密状に張
   設した箱形の水槽(1) 内部に水または温水を封入してウ
   ォーターベッド(B) を構成し、同水槽(1)に吸水口と吐
   水口とを形成すると共に、同吸水口と吐水口とを循環ポ
   ンプを介して連通連結し、吐水口には、前記シート(3)
   に向けて噴流を発生するノズル(8)を連通連結し、か
   つ、同ノズル(8) を、水槽(1) の長手方向に往復移動自
   在、かつ、水槽(1) の横断方向に首振り自在に配設した
   ことを特徴とするウォーターベッド式マッサージ機。
2. 【請求項２】 上記ノズル(8) を、往復移動及び首振り
   を同時に、または、往復移動と首振りとを選択的に行え
   るように構成したことを特徴とする請求項１記載のウォ
   ーターベッド式マッサージ機。
3. 【請求項３】 上記ノズル(8) を、水槽(1) の長手方向
   に一定の間隔をあけて複数個配設したことを特徴とする
   請求項１または２に記載のウォーターベッド式マッサー
   ジ機。
4. 【請求項４】 上記循環ポンプ内に、開閉弁(V) を介し
   て空気を取込み可能に構成し、ノズル(8) から空気混じ
   りの水または温水を噴出することにより、噴流圧を変動
   可能としたことを特徴とする請求項１〜３のいずれかに
   記載のウォーターベッド式マッサージ機。
5. 【請求項５】 上記水または温水を適温に調節する温度
   調節手段を具備することを特徴とする請求項１〜４のい
   ずれかに記載のウォーターベッド式マッサージ機。