JP3655156B2 - エアーマッサージ機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、使用者の肢体(脚及び腕等)に対するマッサージを行うエアーマッサージ機に関する。
【0002】
【従来の技術】
使用者の下肢をマッサージするものとして、椅子本体の座部前側に連結して配置され、椅子本体に座った使用者の下肢を単に下側から支持する平らな脚載置台に、バイブレータを組込んで、このバイブレータが発生する振動刺激により下肢をマッサージするものが知られている。
【0003】
この他に、最近では、椅子本体の座部前側に連結して配置される脚載置台が、椅子本体に座った使用者の下肢を収容し得る一対の施療凹部を有し、これら凹部の内側面に夫々空気袋を取付けて、エアー給排気装置により各空気袋に空気を給排気して各空気袋を繰返し膨脹・収縮させるに伴い下肢をその両側から圧迫・弛緩させてマッサージをするものが知られている。
【0004】
前者のマッサージ機は、使用者の下肢に対して振動刺激によるマッサージができるのみで、それ以外の刺激を使用者に与えることはできず、同様に、後者のエアーマッサージ機は、使用者の下肢に対して圧迫・弛緩に伴う押圧的刺激によるマッサージができるのみで、それ以外の刺激を使用者に与えることはできない。
【0005】
そのため、前記のような異種の刺激によるマッサージを選択的又は同時に得ることを願う使用者にとって、これらのマッサージ機を2台用意することは、設備的にも場所的にも負担が大きいので、その改善が望まれている。又、振動は各部に伝わるために、椅子本体等のマッサージ具取付け部に振動の影響が極力ないように配慮する必要があるとともに、押圧的刺激に比較して振動刺激は使用者にとって比較的慣れ易いので、こうした慣れが極力起きないように配慮することも望まれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、使用者に対する圧迫・弛緩を伴う押圧的刺激と振動刺激とを選択的又は共に得ることができ、かつ、振動刺激によるマッサージ中は椅子本体等のマッサージ具取付け部への振動の影響を抑制できるエアーマッサージ機を得ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
以下の各発明において、施療凹部には使用者の被施療部として下肢又は腕等が出し入れ自在に収容されるとともに、これらの発明に係るエアーマッサージ機は、単独で、又は、単独状態で椅子の前側に設置して、或は椅子本体の座部前側に連結して使用される。又、以下の各発明において、バイブレータには、偏心重りをモータにより回転させて振動を発生させるアンバランス式のバイブレータ、電磁ソレノイドを駆動部として用いた電磁式のバイブレータ等を用いることができる。又、以下の各発明において、施療凹部の底面には、この底面側から施療凹部に収容された使用者の被施療部に施療刺激を与える指圧突起又は底部空気袋を設けてもよく、同様に施療凹部の側面に取付けられた空気袋にこれとともに移動される指圧突起を設けてよい。
【0012】
前記課題を解決するために、請求項1の発明は、両側壁及び可動し得る中間壁を有し、これら側壁と中間壁との間に上面及び前後両端を開放して使用者の被施療部を収容し得る一対の施療凹部が形成されたマッサージ具本体と、前記中間壁と連結して前記マッサージ具本体に取付けられたバイブレータと、前記施療凹部の両側面のうちの少なくとも一方に取付けられた空気袋と、この空気袋に連通して設けられ前記空気袋にエアーを給排気するエアー給排気装置と、を具備し、前記中間壁を振動緩衝手段を介して支持するとともに、前記バイブレータの駆動部を前記マッサージ具本体の底壁に固定し、この駆動部と前記中間壁に連結された前記バイブレータの振動部とを自在継手で接続したことを特徴とする。
【0013】
この請求項1の発明においては、エアー給排気装置により、施療凹部の側面に取付けられた空気袋を膨脹・収縮させる時には、施療凹部に収容された使用者の被施療部にその側方から押圧的刺激を与えることができる。又、マッサージ具本体に取付けたバイブレータを駆動する時には、マッサージ具本体の一部である中間壁が振動されるに伴い、一対の施療凹部に収容されて前記中間壁を挟む使用者の両下肢等の被施療部に振動刺激を与えることができる。そして、エアー給排気装置及びバイブレータをいずれも駆動するときには、施療凹部に収容された使用者の被施療部に押圧的刺激とともに振動刺激を与えて、マッサージ効果を高めることができる。
【0015】
更に、請求項1の発明によれば、被施療部に振動刺激を与える中間壁が振動して、マッサージ具本体の底壁に固定されたバイブレータの駆動部に対する位置が変わるにも拘らず、駆動部の動力を自在継手により中間壁に支障なく伝達して、中間壁を振動させて被施療部に振動刺激を与えることができる。しかも、振動緩衝手段によりバイブレータの振動がマッサージ具本体の底壁に伝わることを抑制できる。
【0016】
請求項2の発明は、前記エアー給排気装置の間欠駆動により前記空気袋が膨脹・収縮されるとともに、前記エアー給排気装置の前記間欠駆動期間中における駆動時に前記バイブレータを駆動することを特徴とする。この発明において、前記間欠駆動期間中におけるエアー給排気装置の駆動の開始とバイブレータの駆動の開始とのタイミングは同じでもよく、バイブレータの駆動開始が遅れるようにずれていてもよく、又、バイブレータの駆動時間は、前記間欠駆動期間中におけるエアー給排気装置の駆動時間と同じであっても、又、エアー給排気装置の駆動時間より短くてもよい。又、このように様々な同期形態下でのバイブレータの駆動は連続でも間欠であってもよい。
【0017】
この請求項2の発明においては、被施療部に押圧的刺激と振動刺激とを与える際、エアー給排気装置が駆動されているときに限ってバイブレータが動作されて、被施療部に対し間欠的に振動刺激を与えるので、振動刺激に慣れることを防止できる。
【0018】
請求項3の発明は、前記エアー給排気装置の間欠駆動により前記空気袋が膨脹・収縮されるとともに、前記エアー給排気装置の前記間欠駆動期間中における駆動停止時に前記バイブレータを駆動することを特徴とする。
【0019】
この発明においては、エアー給排気装置の間欠駆動期間中における駆動停止時に空気袋の空気が抜ける(脱気)ことに着目して、この時にバイブレータを駆動するようにしたから、バイブレータの振動が膨脹した空気袋で減衰されるようなことがなく有効に被施療部に前記振動を波及させることができるとともに、前記脱気に伴い血流の流れが滞らない弛緩状態となった被施療部に対して、前記のように有効に振動が波及されるから、被施療部の血行をより促進させることができる。又、電力で駆動されるバイブレータの動作時期とエアー給排気装置の駆動時期とが重ならないので、単位時間当たりの電力使用量の変動が少なくなって消費電力を平準化できる。
【0020】
請求項4の発明は、前記エアー給排気装置の間欠駆動により前記空気袋が膨脹・収縮されるとともに、前記空気袋の膨脹期間中に前記バイブレータを駆動することを特徴とする。
【0021】
この発明においては、空気袋の膨脹期間中にバイブレータを駆動するので、膨脹した空気袋によって圧迫されて施療凹部内に動かないように保持されている被施療部に、バイブレータを振動を与えることができ、したがって、被施療部に圧接している空気袋を介してバイブレータの振動を被施療部にその側方から波及させることができる。
【0022】
請求項5の発明は、前記バイブレータの振動の大きさが調節可能であることを特徴とする。この発明において、バイブレータの駆動部に与える電圧を変えること等の振動調節手段によって、その振動の大きさが調節可能であり、又、この調節において振動数の変化は伴っても伴わなくてもよい。
【0023】
この発明においては、被施療部に振動刺激を与える際に、バイブレータの振動の大きさ(強さ)が変化するので、振動刺激に慣れることを防止できる。
【0024】
請求項6の発明は、前記バイブレータが間欠駆動され、その振動の周期が調節可能であることを特徴とする。この発明において、バイブレータの駆動部に与える駆動周波数を変えること等の振動周期調節手段によって、その振動の周期が調節可能であり、又、この調節において振動の大きさの変化は伴っても伴わなくてもよい。
【0025】
この発明においては、被施療部に振動刺激を与える際に、バイブレータの振動の周期が変化するので、振動刺激に慣れることを防止できる。
【0026】
請求項7の発明は、前記バイブレータの振動方向が縦方向であることを特徴とし、又、請求項8の発明は、前記バイブレータの振動方向が横方向であることを特徴とする。
【0027】
これらの発明においては、施療凹部内の被施療部に対し、使用者の感性による好みに適合する縦方向又は横方向の振動刺激を与えることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図5を参照して本発明の参考例を説明する。
【0032】
この参考例に係る椅子式エアーマッサージ機の全体構成を示す図1中符号1で示すマッサージ機本体としての椅子本体は、座部2と、背凭れ部3とを有している。
【0033】
座部2の幅方向両側には肘掛部2aが設けられている。背凭れ部3は、座部2の後端部において、この座部2に対して所定の角度傾斜して設けられている。肘掛部2aは省略してもよいし、また、背凭れ部3はリクライニング動作可能に起倒可能に設けてもよい。
【0034】
座部2の座面前部には椅子本体1に座った使用者の腿部をマッサージするための腿用空気袋4が設けられ、座部2の座面後部には使用者の尻部をマッサージするための尻用空気袋5が設けられている。これら空気袋4、5は、気密性を有するとともに軟質材料を用いて細長い偏平な袋に形成されていて、夫々座部2の幅方向に延びて配設されている。これら空気袋4、5は後述の圧縮空気の給排気に伴い膨脹・収縮をする。
【0035】
背凭れ部3の下端部には使用者の腰部をマッサージするための一対の腰用空気袋6a、6bが配設され、背凭れ部3の上端部には使用者の肩部をマッサージする一対の肩用空気袋7a、7bが配設されている。さらに、背凭れ部3には、背中用空気袋7a、7bと腰用空気袋6a、6bとの間に位置して使用者の背筋をマッサージする背筋用空気袋8が配設されている。一対の腰用空気袋6a、6b、および一対の肩用空気袋7a、7bは、夫々背凭れ部3の幅方向に並設されている。背筋用空気袋8は背凭れ部3の幅方向中央において、この背凭れ部3の長手方向(縦方向)に延びていて、使用者の背筋位置に対応するように設けられている。
【0036】
これら各空気袋6a、6b、7a、7b、および8は、前記空気袋4、5と同様に気密性を有するとともに軟質材料を用いて偏平な袋に形成されていて、圧縮空気の給排気に伴い膨脹・収縮をする。以上のように各空気袋が配設された椅子本体1は、柔軟性を有した表布9によりカバーされているとともに、この表布9で覆われた座部の一方の側面に設けられた図示しないポケット状の収納部には、入力手段としての後述のリモートコントローラ10が挿脱可能に差し込み保持される。
【0037】
椅子本体1の座部2には、椅子本体1に座った使用者の下肢をマッサージするためのマッサージ具本体としての脚載置部12が連結されている。座部2の前側に配置される脚載置部12は、図2に示すように座部2の前端部に設けた複数支え部13(1箇所のみ図示)に枢軸14を介して略90°上下方向に回動可能に取付けられているとともに、図示しないラチェット機構等からなる位置決め手段により位置決めされるようになっている。それにより、脚載置部12は、図1(B)及び図2に示すように座部2の前端に連なって前方に突出する第1使用位置と、図1(A)に示すように座部2の前端から下側に折れ曲がって立った姿勢となる第2使用位置とに夫々位置決めできるとともに、これら両位置間に任意の傾斜角度で位置決めできる。なお、図1中11は脚載置部12を移動させるための操作ハンドルである。
【0038】
図2及び図3に示すように脚載置部12は、ベース21と、マッサージ具本体22と、脚用空気袋15a,15b、16a,16bと、バイブレータ23と、振動緩衝手段24とを備えている。
【0039】
ベース21は、剛性が高い平板からなり、その一端部が前記枢軸14に連結されている。このベース21上に複数の振動緩衝手段24を介してマッサージ具本体22が支持されている。振動緩衝手段24には弾性体例えばコイル状のばねが使用されており、これらはベース21とマッサージ具本体22の底壁22aとの間に挟設されている。振動緩衝手段24は少なくともベース21及びマッサージ具本体22の四隅部に設けられている。
【0040】
マッサージ具本体22は、その幅方向両側に夫々側壁12a、12bを有しているとともに、幅方向中央位置に中間壁12cを有している。これら各壁12a〜12cは互いに平行であって、隣接する側壁12a、12c間に略U字状の施療凹部12dと、隣接する側壁12b、12c間に略U字状の施療凹部12eとを夫々形成している。両施療凹部12d、12eは、上面および長手方向両端(前後両端)が夫々開放された構成であって、その内部に図示しない使用者の下肢を収納支持するのに使用される。これらの施療凹部12d、12eは、使用者の下肢の太さ方向の断面の大きさの略全体を収納できる大きさに形成されている。
【0041】
マッサージ具本体22にはその中間壁12cの裏側のスペースを利用してバイブレータ23が内蔵されている。バイブレータ23は、その駆動部としての電動式モータ25と、このモータ25の出力軸に連結された振動発生部としての偏心重り26とからなる。このバイブレータ23は、例えばモータ25の軸線がマッサージ具本体22の前後方向に延びる姿勢で、底壁22aから起立された複数のモータ支持リブ27に連結されている。従って、バイブレータ23は、偏心重り26の重心が前記出力軸を中心として偏心回転されることに伴いマッサージ具本体22にその厚み方向(縦方向)の振動を与えるように設けられている。
【0042】
前記のようにマッサージ具本体22の幅方向中央部にバイブレータ23を設置することは、マッサージ具本体22全体をバランスよく加振できる点で優れているが、本発明において側壁12a又は12bの裏側空間に配置してもよく、或は、マッサージ具本体22の内部ではなく外側に取付けてもよく、例えば底壁22aの下面に外付けする場合には、その取付け位置に対応してベース21の一部に逃げ孔を設けることによって、脚載置部12全体の厚みを増すことなくバイブレータ23を外付けできる。又、本発明において前記バイブレータ23を立てて取付ける場合には、マッサージ具本体22にその幅方向(横方向)の振動を与えることができる。
【0043】
施療凹部12dに臨む側壁12aと中間壁12cの互いに対向する凹部側面、および施療凹部12eに臨む側壁12bと中間壁12cの互いに対向する凹部側面とには、夫々施療凹部12d、12eに個別に収納載置された下肢にその側方から押圧的マッサージするための脚用空気袋15a、15b、および16a、16bが配設されている。これら空気袋15a、15b、16a、16bは、椅子本体1の各空気袋と同様に気密性を有するとともに軟質材料を用いて偏平な袋に形成されていて、圧縮空気の給排気に伴い膨脹・収縮をするものであり、膨脹したとき下肢を両側から包み込むような大きさに形成されている。各空気袋15a、15b、16a、16bは、例えばその四隅、もしくは上下両縁を前記凹部側面に固定して設けられている。
【0044】
なお、脚載置部12は、以上のように配置された各空気袋15a、15b、16a、16b及びベース21を覆い隠す柔軟性を有した表布28によりカバーされている。
【0045】
前記座部2の下側の空間にはユニット化されたエアー給排気装置31が配置されている。この装置31は、図4に示されるようにエアーコンプレッサー32、フィルタータンク33、分配切換器34、電磁開閉弁35、40、および制御装置36を備えて形成されている。
【0046】
詳しくは、エアーコンプレッサー32は圧縮空気供給手段として用いられるものであって、その圧縮空気吐出口には供給管37を介してフィルタータンク33が接続されている。フィルタータンク33は、エアーコンプレッサー32から供給された圧縮空気の脈動を吸収して圧縮空気流を平滑にするために使用されている。このタンク33の出口には供給管38が接続されており、この供給管38は2本の分岐供給管38a、38bに分岐されている。一方の分岐供給管38aの先端は電磁開閉弁40を介して空気分配手段としての分配切換器34に接続され、他方の分岐供給管38bの先端はさらに分岐されて電磁開閉弁35に接続されている。
【0047】
分配切換器34は、エアー式マッサージ機に用いられている周知のモータ等により駆動されるロータリー弁であって、分岐供給管38aが接続される一つの吸気ポートと、給排気管41〜45が個別に接続される複数の分配ポートと、一つの排気ポートとを有しており、その流路切換用のロータの回転により、任意に選択された分配ポートと吸気ポートとを連通するとともに、選択されなかった分配ポートを排気ポートに連通させて、非脚用の各空気袋4、5、6a、6b、7a、7b、8についての選択的給気と選択的排気とができるように形成されている。
【0048】
給排気管41は腿用空気袋4に接続され、給排気管42は尻用空気袋5に接続され、給排気管43は分岐されて腰用空気袋6a、6bに個別に接続され、給排気管44は背筋用空気袋8に接続され、給排気管45は分岐されて肩用空気袋7a、7bに個別に接続されている。
【0049】
電磁開閉弁35には脚用の給排気管46が接続され、この管46は一対の分岐給排気管46a、46bに分岐されている。一方の分岐給排気管46aはさらに分岐されて一対の脚用空気袋15a、15bに個別に接続され、他方の分岐給排気管46bはさらに分岐されて一対の脚用空気袋16a、16bに個別に接続されている。この電磁開閉弁35は流路を閉じた時に各空気袋15a、15b、16a、16bのみを大気中に連通させる排気ポ−トを有している。
【0050】
制御手段としての制御装置36は、図示しない中央演算処理装置CPU、リードオンメモリROM、ランダムアクセスメモリROM等を備える周知のマイクロコンピュータからなるものである。この制御装置36には各種の動作モードを実行させるプログラムが格納されており、その選択された動作モードにしたがってエアーコンプレッサー32、分配切換器34、および電磁開閉弁35、40の動作を制御して、各空気袋に対する選択的給排気を行わせるように構成されている。又、制御装置36は、バイブレータドライバ47を介してバイブレータ23の駆動を制御するようになっている。
【0051】
なお、各種動作モードとしては、全身マッサージコース、上半身マッサージコース、および下半身マッサージコースのコース別動作モードと、肩、背中、背筋、腰、尻、腿、および脚の各身体部分を単独にマッサージするポイントマッサージ動作モード、および前記コース別動作モードと脚用ポイントマッサージ動作モード以外の各ポイントマッサージ動作モードに対して脚用ポイントマッサージ動作モードを同時に実施させる脚同期動作モードとが設定されている他に、これらの動作モードに対してバイブレータ23を併用する複合マッサージ動作モード、及びバイブレータ23のみを単独で使用する振動マッサージ動作モードが設定されている。前記各動作モードの選択はリモートコントローラ10により入力される。
【0052】
前記構成の椅子式マッサージ機において、椅子本体1に座った使用者の下肢をマッサージするための脚載置部12は、上面及び前後両端が開放された一対の施療凹部12d、12eを有しているから、脚載置部12が図1(A)に示した第1位置にあっても、図1(B)に示した第2位置にあっても両施療凹部12d、12eに容易に下肢を出し入れすることができる。
【0053】
そして、両施療凹部12d、12eに下肢が収容された状態で、リモートコントローラ10により振動マッサージ動作モードが選択された場合、制御装置36はバイブレータドライバ47を介してバイブレータ23を駆動するから、このバイブレータ23の偏心重り26の回転に伴い脚載置部12のマッサージ具本体22が縦方向に加振されると同時に、両施療凹部12d、12eに収容された下肢に振動刺激を与える振動マッサージが行われる。
【0054】
又、リモートコントローラ10により各脚用空気袋15a、15b、16a、16bを用いてエアーマッサージをするモードが選択された場合、制御装置36は分岐供給管38aの通路を開閉する電磁開閉弁40を閉じるとともに、他の電磁開閉弁35を開いた後、エアーコンプレッサー32を所定周期で断続運転する(図5参照)。この間欠駆動期間Tにおけるエアーコンプレッサー32の駆動時(ON時)には、各脚用空気袋15a、15b、16a、16bに同時に圧縮空気が導入されてこれらが膨脹し、また、同駆動期間Tにおけるエアーコンプレッサー32の駆動停止時(OFF時)には、電磁開閉弁35が閉じられるとともに下肢の重さによって各脚用空気袋15a、15b、16a、16bから排出される空気が閉じ状態の電磁開閉弁35の排気ポートを通して排気されるから、各脚用空気袋15a、15b、16a、16bが同時に収縮する。
【0055】
こうした脚用空気袋15a、15b、16a、16bの膨脹・収縮の繰り返しに伴い、その膨脹時には施療凹部12d、12eに収容されている下肢が側方から脚用空気袋15a、15b又は16a、16bによって圧迫され、収縮時には前記圧迫が解除されて弛緩されるので、これらの脚用空気袋15a、15b、16a、16bによって施療凹部12d、12eに収容されている下肢を押圧的にマッサージすることができる。この場合に、マッサージ具本体22の中間壁12cの両側面に取付けられている脚用空気袋15b、16bが同時に膨脹・収縮するので、これら空気袋15b、16bが共に膨脹して下肢を側方から圧迫する際において、その圧迫に伴い空気袋15b、16bを介して中間壁12cに作用する反力は、中間壁12cの両側から互いに逆方向から作用して打ち消し合う。従って、中間壁12cの強度が低くて済むものである。
【0056】
又、施療凹部12d、12eに収容されている下肢に対する前記エアーマッサージによる押圧的マッサージとともにバイブレータ23による振動マッサージを行う複合マッサージモードが、リモートコントローラ10により選択された場合には、制御装置36は既述のように、分岐供給管38aの通路を開閉する電磁開閉弁40を閉じるとともに、他の電磁開閉弁35を開いた後、エアーコンプレッサー32を所定周期で断続運転させる一方で、バイブレータ23を駆動することによって、施療凹部12d、12eに収容されている下肢に対して、脚用空気袋15a、15b、16a、16bの膨脹・収縮に伴う押圧的マッサージとバイブレータ23からの加振による振動マッサージとを複合させて、下肢をマッサージすることができる。
【0057】
以上のように両下肢に対する脚載置部12でのマッサージにおいては、一対の施療凹部12d、12e内の下肢に対する側方からの圧迫・弛緩を伴う押圧的刺激と振動刺激とを選択的又は同時に与えてマッサージをすることができるので、設備的にも場所的にも負担が少ない。
【0058】
しかも、押圧的マッサージと振動マッサージとが組み合わされた複合マッサージを行う場合、使用者の好みによりリモートコントローラ10での指令により制御装置36は以下の第1〜第5の複合マッサー動作モードを選択できる。
【0059】
第1複合マッサージ動作モードを選択したとき制御装置36は、図5に示すように一定周期で間欠駆動するエアーコンプレッサー32の間欠駆動期間Tにおいて、その駆動時T1中にのみバイブレータ23が駆動されるようにバイブレータ23の運転を制御する。この場合、前記駆動時T1の開始と同期してバイブレータ23の駆動が開始され、或は、前記駆動時T1の開始から所定時間後にバイブレータ23の駆動が開始されるようにしてもよく、又、こうしたバイブレータ23の駆動はその駆動期間Aの間、連続通電により駆動しても、或は断続通電により駆動してもよい。
【0060】
そのため、この第1複合マッサージ動作モードでは、一対の施療凹部12d、12eに収容されている下肢に押圧的刺激とともに振動刺激とを与えるに際して、エアー給排気装置31のエアーコンプレッサー32の駆動時T1に限ってバイブレータ23が駆動され、施療凹部12d、12e内の下肢に間欠的に振動刺激を与えるので、使用者が振動刺激に慣れることを防止できる。
【0061】
第2複合マッサージ動作モードを選択したとき制御装置36は、図5に示すように一定周期で間欠駆動するエアーコンプレッサー32の間欠駆動期間Tにおいて、その駆動停止時T2中にのみバイブレータ23が駆動されるようにバイブレータ23の運転を制御する。この場合にも、前記駆動停止時T2の開始と同期してバイブレータ23の駆動を開始され、或は、前記駆動停止時T2の開始から所定時間後にバイブレータ23の駆動が開始されるようにしてもよく、又、こうしたバイブレータ23の駆動はその駆動期間Bの間、連続通電により駆動しても、或は断続通電により駆動してもよい。
【0062】
この第2複合マッサージ動作モードでは、一対の施療凹部12d、12eに収容されている下肢に押圧的刺激とともに振動刺激とを与えに際し、前記駆動停止時T2には既述のように空気袋15a、15b、16a、16bの空気が抜けて収縮した時に、バイブレータ23が駆動される。
【0063】
そのため、バイブレータ23の振動が、膨脹した空気袋15a、15b、16a、16bで減衰されるようなことがなく、施療凹部12d、12e内の下肢に有効に振動刺激を与えることができる。そして、空気袋15a、15b、16a、16bが収縮している状態では下肢の血流の流れが滞らない弛緩状態となっており、この状態で前記のように有効に振動が波及されるから、下肢の血行をより促進させることができる。しかも、図5図から明らかように電力の供給により駆動されるバイブレータ23の駆動とエアーコンプレッサー32の駆動とが重ならないので、単位時間当たりの電力使用量の変動が少なくなって消費電力を平準化でき、回路設計上有利である。また、エアーコンプレッサー32の駆動停止時T2に限ってバイブレータ23が駆動されて、施療凹部12d、12e内の下肢に間欠的に振動刺激を与えるので、使用者が振動刺激に慣れることも防止できる。
【0064】
第3複合マッサージ動作モードを選択したとき制御装置36は、図5に示すように一定周期で間欠駆動するエアーコンプレッサー32の間欠駆動期間Tにおいて、空気袋15a、15b、16a、16bの膨張期間中にのみバイブレータ23が駆動されるようにバイブレータ23の運転を制御する。図5中Cは空気袋15a、15b、16a、16bの膨張期間、Dは空気袋15a、15b、16a、16bの非膨張(収縮)期間を示す。このモードには前記第1複合マッサージ動作モードを一部に含んでいる。したがって、この第3複合マッサージ動作モードの場合にも、前記駆動停止時T2の開始と同期してバイブレータ23の駆動を開始され、或は、前記駆動停止時T2の開始から所定時間後(この場合、駆動停止時T2の経過後も含む)にバイブレータ23の駆動が開始されるようにしてもよく、又、こうしたバイブレータ23の駆動はその駆動期間の間、連続通電により駆動しても、或は図5に示すように断続通電により駆動してもよい。
【0065】
この第3複合マッサージ動作モードでは、一対の施療凹部12d、12eに収容されている下肢に押圧的刺激とともに振動刺激とを与えるに際し、膨脹した空気袋15a、15b、16a、16bによって圧迫されて施療凹部12d、12e内に動かないように保持されている下肢に、バイブレータ23の振動を与えることができる。
【0066】
このように膨張して下肢に圧接している空気袋15a、15b、16a、16bを介してバイブレータ23の振動を下肢に対しその側方から波及させることができるので、振動が下肢に伝わり易く、それに伴い血行促進を効果的に促すことができる。
【0067】
第4複合マッサージ動作モードを選択したとき制御装置36は、図5に示すように一定周期で間欠駆動するエアーコンプレッサー32の間欠駆動期間Tにおいて、バイブレータ23の振動の大きさ(強さ)が変化するようにバイブレータ23の運転を制御する。この場合、バイブレータ23は、間欠駆動期間Tにおいて連続運転であっても、断続運転であってもよく、そして、断続運転の場合にその運転は図5に示すように前記駆動時T1内でも、前記非駆動時T2内でも、或いは空気袋15a、15b、16a、16bの膨張期間C内であってもよい。
【0068】
振動の大きさを調節するには、例えば制御装置36がバイブレータドライバ47を介してバイブレータ23のモータ25に対する通電時間を変えたり、或いは印加電圧を変えること等によって行うことができる。図5の場合には、前記駆動時T1内で例えばその駆動開始と同時に通電されるバイブレータ23への通電期間Eを連続通電とするとともに、前記非駆動時T2内で例えばその開始と同時に通電されるバイブレータ23への通電期間Fを断続通電とすることにより、通電期間E、Fでのバイブレータ23に対する通電時間を大小に変えるに伴い、モータ25の回転速度及び変心重り26の遠心力の大きさを代えて、通電期間Eでの振動を強く、通電期間Fでの振動を弱くしている。
【0069】
このように第4複合マッサージ動作モードでは、一対の施療凹部12d、12eに収容されている下肢に押圧的刺激とともに振動刺激とを与えるに際し、下肢に対する振動刺激の振動の強さが大小にかつ間欠的に変化するので、振動刺激に慣れることを防止できる。
【0070】
第5複合マッサージ動作モードを選択したとき制御装置36は、図5に示すように一定周期で間欠駆動するエアーコンプレッサー32の間欠駆動期間Tにおいて、バイブレータ23の振動の周期が変化するようにバイブレータ23の断続運転を制御する。振動の周期を調節するには、例えば制御装置36がバイブレータドライバ47を介してバイブレータ23の駆動周波数を変えること等によってモータ25の回転数を変え、或いは図5に示すように動作時間Gと非動作時間Hからなる第1周期Iと、動作時間Gと非動作時間J(ただし、J>H)からなる第2周期K(ただし、K>I)とが交互に繰り返されるように制御装置36でのタイマー制御でバイブレータドライバ47を介してバイブレータ23の駆動を制御すること等により行うことができる。
【0071】
このように第5複合マッサージ動作モードでは、一対の施療凹部12d、12eに収容されている下肢に押圧的刺激とともに振動刺激とを与えるに際し、下肢に対する振動刺激の周期が変化するので、振動刺激に慣れることを防止できる。なお、第5複合マッサージ動作モードで、制御装置36が前記間欠駆動期間Tにおいて、バイブレータ23を連続運転させながら、その振動の周期を変化させるように構成することもでき、このようにして実施する場合には急激な振動の変化を伴うことなく下肢を加振させることができて、しかも、振動に慣れることを防止できる。
【0072】
又、前記構成のマッサージ機では、空気袋15a、15b、16a、16bの膨張・収縮に拘わらずバイブレータ23が動作している時には、足載置部12のマッサージ具本体22は振動するが、この振動がベース21に波及することはばねからなる振動緩衝手段24により減衰され、バイブレータ23の振動でベース21がマッサージ具本体22と同様に加振されることはなく、このベース21を略静止状態に保持できる。こうしてマッサージ機取付け部であるベース21と椅子本体1との連結部にバイブレータ23の振動が波及することを防止できるから、この連結部を振動に耐える構成とする必要がなく、マッサージ機取付け部の構成を簡単にできる。
【0073】
そのため、脚載置部12が椅子本体1とは独立した構成として、床面等の設置面にベース21を底として置いて使用する場合に、前記振動減衰手段24を備えることによって、設置面に振動が伝わることがないと同時に設置面との間で振動に伴う騒音を生じることがない。
【0074】
下肢に対しての押圧的マッサージを行わない場合には、制御装置36により分岐供給管38aの通路を開閉する電磁開閉弁40が開かれるとともに、他の電磁開閉弁35を閉じられる。そして、この状態下において非下肢用の空気袋4、5、6a、6b、7a、7b、8の内の少なくとも一つ(一種類)の空気袋が選択されて膨脹・収縮されることにより、その選択された空気袋の位置に対応する身体部分についてエアーマッサージが施される。
【0075】
図6〜図9は本発明の第1の実施の形態を示している。この実施形態は椅子本体に連結して使用されるものではなく、床面やマツト等の設置面上に置いて単独で使用される脚用マッサージ機に適用した例を示している。
【0076】
この脚用マッサージ機51は、図6に示すようにマッサージ具としての脚載置部52と、エアー給排気装置53と、これらを連通して設けた可撓性の接続ホース54と、リモートコントローラ10とを備えて形成されている。
【0077】
図8、図9に示すように脚載置部52は、マッサージ具本体71、一対の施療子72、一つの施療子72について2本使用されるエアーチューブ73、エアー導管系統74、一つの施療子72について1個使用される継手管75、個々の施療子72について個別に設けられる開口76等を備えている。
【0078】
マッサージ具本体71は、左右両側に側壁79を有した本体主部61と、この主部61とは別部品であって本体主部61に対して可動できるように接続された中間壁62とを備えている。中間壁62は、振動緩衝手段例えば可撓性を有しかつ伸縮が可能となるようにジグザグ状に形成された連結部材63を介してマッサージ具本体71の底壁78上に支持されている。合成樹脂製の本体主部61はその底面を塞いで取付けた底壁78を囲む脚部81を有し、この脚部81の下端は、マッサージ具本体71を傾くことなく置けるように同じ高さ位置にある。
【0079】
マッサージ具本体71の一部である中間壁62はマッサージ具本体71に取付けられたバイブレータ64により振動されるようになっている。すなわち、中空の中間壁62内には回転軸66を回転自在に支持する上下一対の軸受65がリブなどを介して取付けられていて、垂直な回転軸66にはこの軸回りに偏心回転する偏心重り67が取付けられている。そして、マッサージ具本体71にはバイブレータ64の駆動部をなすモータ68が取付けられている。このモータ68はその出力軸を上向きにした姿勢で中間壁62の下側に位置して前記底壁78に固定されていて、前記出力軸は回転軸66の下端部に自在継手69を介して連結されている。固定のモータ68に対する中間壁62の振動に拘らず、モータ68の回転力を伝達する自在継手69には、例えばコイルばね製のフレキシブルジョントが使用されている。
【0080】
したがって、モータ68を駆動することにより、偏心重り67が回転軸66の軸回りに回転することに伴い、中間壁62は左右方向に往復するように振動される。そして、その際の振動は連結部材63の可撓変形により許容され、かつ、この可撓性変形に伴う振動減衰作用により底壁78への振動の波及が防止される。
【0081】
マッサージ具本体71の両側壁79と中間壁62との間には、マッサージ具本体71の上面及び前後両面に夫々開放された一対の互いに平行な施療凹部83が形成されている。相対応する側壁79と中間壁62との斜めの凹部側面83bの前後方向中央部には、図9に示されるように上下方向に延びる凹部85が形成されていて、これらの凹部85の上端は夫々側壁79又は中間壁62の上面に開放されている。両施療凹部83間の底面には、その前後方向中央部に位置して前記開口76がマッサージ具本体71の長手方向に延びて開けられている。この長孔状の開口76の両端部は夫々凹部85の下端部に位置されている。
【0082】
更に、前記底面には、開口76の両側に位置して夫々下方に一体に突出する円筒状の固定孔86が設けられているとともに、前後両端に位置してビード状に盛り上がった縁部87が形成されている。前後両縁部87の両端は夫々溝側面83bの下端部に連続しており、後で詳述する施療子72を前後方向に位置決めできるようになっている。なお、88はマッサージ具本体71の長手方向両端部に夫々形成された手掛け溝であり、そこに指を差し入れ脚載置部52を下から持ち上げるように支えて全体を持ち運べるようになっている。
【0083】
図9に示されるように前記一対の施療子72は、相対向する空気袋91と、これの下端相互を接続した袋体ベース部92とを備えている。空気袋91は気密性を有する袋本体93と、この本体93の背面中央位置に設けられた給排気口94と、この給排気口94を除いて袋本体93の外面に積層されたクッション材95と、前記給排気口94を除いてクッション材95をカバーした表布96とから形成されている。
【0084】
袋本体93は例えばナイロンやポリエチレンをブロー成形して得たものであって、自由状態では保形性を有しているが、外力を加えられると厚み方向には弾性変形可能である。袋本体93は、施療凹部83の深さよりも大きい幅を持って形成されているとともに、マッサージ具本体71の前後方向の幅よりも長く形成されている。クッション材95には連続発泡されたウレタンスポンジゴム等が使用され、したがって、空気袋91は、膨張・収縮できるとともに厚み方向に外力を受けた際には荷重方向に弾性変形できる。
【0085】
袋体ベース部92は、袋本体93から一体に延長された袋延長部分93aと、クッション材95から一体に延長されたクッション材延長部分95aと、表布96から一体に延長された表布延長部分96aと袋延長部分93aの上面とこれを覆ったクッション材延長部分95aの上側部分との間に挟んで設けられた長方形状の硬質取付け板97とを有している。クッション材延長部分95aは溝底カバーとして設けられている。
【0086】
前記クッション材延長部分95aと袋本体93との境界部には、図示しないが熱溶着部などによる気密シール部が設けられて、それにより、袋本体93が独立して膨張・収縮できるようになっている。合成樹脂等からなる取付け板97の2個所には、袋体ベース92の下方に突出して前記固定孔86に挿入される図示しない連結管が一体に設けられている。これら連結管はねじ受として使用される。
【0087】
前記構成の施療子72は、その相対向する空気袋91の背面から突出した給排気口94を前記凹部85に収容するとともに、前記背面の下部を前記溝側面83bに預けるように斜めに支持させ、かつ、袋体ベース92の前記連結管を固定孔86に夫々挿入して被施凹部83に配置されている。この配置状態において相対向する空気袋91の上部はマッサージ具本体71の上面からいずれも斜めに突出されている。又、空気袋91の前後両端部もマッサージ具本体71の前後両面から突出されて、溝側面73bとマッサージ具本体71の前後両面との境をなす陵部が直接下肢に当たらないようにしてある。こうして配置された施療子72は底壁78を挿通して連結管に螺合される図示しない固定ねじの締め付けによって、底壁78の本体主部61への固定と同時に、被施凹部83に取付けられる。施療子72がマッサージ具本体71に取付けられた状態では、その袋体ベース92のクッション材延長部分95aの上側部分は前記縁部87の上端よりも少し高い位置に配置されている。
【0088】
図9に示されるようにエアーチューブ73は、夫々の空気袋91の給排気口94に個別に接続されている。これらチューブ73は可撓性を有し、その下方端部73aは、施療子72の下部背面に沿うように袋体ベース92の下側に引き回されて、相対向する空気袋91間であってこれら空気袋91より下方に配置される継手管75夫々に接続されている。すなわち、継手管75は一つの共通管部75aと一対の分岐管部75b、75cとを有してT字形状をなし、その一方の分岐管部75bに相対向した空気袋91の内の一方に接続された一方のエアーチューブ73の下方端部73aが嵌合され、他方の分岐管部75cに他方の空気袋91に接続された他方のエアーチューブ73の下方端部73aが嵌合されている。継手管75及びこれに接続された略同一長さの一対のエアーチューブ73の下方端部73aの少なくとも一部は、前記開口76、77に通されている。
【0089】
前記エアー導管系統74は、図8及び図9に示されるように第1、第2のエアーチューブ101、102と、継手管75と同様なT形継手管103と、図6に示されるコネクタ104とを備えている。継手管103の一方の分岐管部103bには第1エアーチューブ101の一端部が接続され、他方の分岐管部103cには第2エアーチューブ102の一端部が接続されている。そして、第1エアーチューブ101の他端部は一方の施療子72用の継手管75の共通管部75aに接続され、同様に第2エアーチューブ102の他端部は他方の施療子72用の継手管75の共通管部75aに接続されている。又、このエアー導管系統74の継手管103の共通管部103aにはコネクタ104が直接接続されている。このコネクタ104はマッサージ具本体71の側方に突出されている。
【0090】
図7に示されるように前記第2接続ホース67の両端には第1、第2のコネクタ105、106が個別に取付けられている。第1コネクタ105は前記エアー給排気ユニット53の筐体側第2コネクタ41に取外し可能に接続され、第2コネクタ106はマッサージ具本体71側のコネクタ104に取外し可能に接続されている。
【0091】
図7に示すようにエアー給排気装置53は、その筐体内に、エアーコンプレッサー32と、フィルタータンク33と、制御装置34等を収容している。これらの要素及びリモートコントローラー10は、前記第1実施形態で説明したエアーコンプレッサー、フィルタータンク、制御装置、及びリモートコントローラーと同じであるので、その説明については省略する。フィルタータンク33には前記筐体側コネクタ41が接続されている。
【0092】
前記構成の脚載置部52が有する一対の施療凹部83には、その上方から使用者の両方の下肢が夫々上方から収容される。そして、この収容状態で、リモートコントローラ10を介して必要なマッサージ上の指示を入力することにより、押圧的マッサージ、又は振動マッサージ、或はこれらの複合マッサージをすることができる。
【0093】
押圧的マッサージにおいては、互いに連通された第2給排気チューブ67、エアー導管系統74、継手管75、エアーチューブ73を介して、相対向する空気袋91にエアーコンプレッサー32で生成される圧縮空気が給排気されるから、これら空気袋91が膨脹・収縮を繰返して施療凹部83内の下肢をその側方から圧迫・弛緩させるマッサージが行われる。
【0094】
振動マッサージにおいては、既述のようにバイブレータ64のモータ68が駆動されると同時に偏心重り67が回転するに伴って、中間壁62が横方向に振動するので、この壁62の両側面を覆っている空気袋91を介して施療凹部83内の下肢にその内側方向から振動させるマッサージが行われる。この場合、振動が横方向あるので、両方の下肢に対して交互に振動を与えることができ、従って、特に偏心重り67の重量を大きくして低速で加振する場合に使用者に前記振動方向を知覚させることができる。又、以上のように脚載置部52全体ではなくその中間壁62だけを振動させるので、大きな駆動力を要することがなく、その駆動部であるモータ68に小形で低コストのものを使用することが可能である。
【0095】
又、複合マッサージにおいては、以上の押圧的マッサージと振動マッサージとが組合わされる。もちろん、この場合においても、制御装置36はリモートコントローラ10からの指示によって前記参考例で説明した第1〜第5の複合マッサージモードのうちのいずれかのモードを選択して、複合マッサージを実施することができる。
【0096】
図10は本発明の第2の実施の形態を示している。この第2実施形態は、基本的には前記第1実施形態と同様な構成であるので、同様構成部分には前記第1実施形態と同じ符号を付して、その構成および作用の説明を省略し、以下異なる部分について説明する。第2実施形態第1実施形態と異なる部分は、バイブレータによる中間壁に対する加振方向が上下方向である点である。
【0097】
そのために、第2実施形態において、中間壁62の内側上部に、その左右方向に対応する一対の軸受57をリブ等を介して取付け、これら軸受57にわたって水平な回転軸58を回転自在に支持している。回転軸58にはその軸回りに回転する偏心重り67が取付けられているとともに、被動傘歯車59が取付けられている。さらに、中間壁62の下部には一つの軸受65をリブ等を介して取付け、軸受65にはこれを貫通して垂直な回転軸66が回転自在に支持されている、この回転軸66の上端部には前記被動傘歯車59に噛合う駆動傘歯車60が取付けられているとともに、回転軸66の下端部は駆動部としてのモータ68の出力軸に自在継手69を介して連結されている。なお、以上の点以外の構成は図10に図示されない点を含めて前記第1実施形態と同じである。
【0098】
図10に示されたバイブレータ62においては、そのモータ68の回転が自在継手69を経て垂直な回転軸66に伝えられるから、互いに噛合っている傘歯車60、59を介して水平な回転軸58が回転されるとともに、偏心重り67が回転される。そのため、この重り67の回転によって上下方向(縦)に中間壁62を振動させることができる。
【0099】
そして、このように中間壁62の振動方向が縦である第2実施形態においても、第1実施形態と同じく一対の施療凹部83に収容された使用者の両方の下肢に対して、リモートコントローラで与えられる指示に応じて、押圧的マッサージ、又は振動マッサージ、或はこれらの複合マッサージをすることができる。なお、既述のようにバイブレータ64が動作される場合には、中間壁62が縦方向に振動して、この壁62の両側面を覆っている空気袋91を介して一対の施療凹部83内の両下肢をその内側方向から同時に振動させるマッサージが行われる。
【0100】
【発明の効果】
本発明は、以上説明した形態で実施され、以下に記載される効果を奏する。
【0103】
請求項1の発明によれば、エアー給排気装置により膨脹・収縮する空気袋を一対の施療凹部の夫々の少なくとも一側面に取付けるとともに、前記一対の施療凹部を区画する中間壁を振動させるバイブレータをマッサージ具本体に取付けたから、一対の施療凹部に収容される使用者の被施療部に対する側方からの圧迫・弛緩を伴う押圧的刺激と振動刺激とを選択的又は共に得ることができ、設備的にも場所的にも負担が少ないエアーマッサージ機を提供できる。更に、振動緩衝手段によりバイブレータの振動がマッサージ具本体の底壁に伝わることを抑制できるエアーマッサージ機を提供できる。
【0104】
請求項2の発明によれば、被施療部に押圧的刺激と振動刺激とを与える際、被施療部に間欠的に振動刺激を与えて振動刺激に慣れることを防止できる。
【0105】
請求項3の発明によれば、バイブレータの振動を、空気袋で減衰されるようなことなく、血流の流れが滞らない弛緩状態となった被施療部に波及させることができるから、被施療部の血行促進上有効であるとともに、電力で駆動されるバイブレータとエアー給排気装置とが消費する単位時間当たりの消費電力を標準化できる。
【0106】
請求項4の発明によれば、被施療部に圧接している空気袋を介してバイブレータの振動を被施療部にその側方向から波及させることができる。
【0107】
請求項5の発明によれば、使用中におけるバイブレータの振動の大きさの変化により、使用者が振動刺激に慣れることを防止できる。
【0108】
請求項6の発明によれば、使用中におけるバイブレータの振動の周期の変化により、使用者が振動刺激に慣れることを防止できる。
【0109】
請求項7、8の発明によれば、施療凹部内の被施療部に対し、使用者の感性による好みに適合する縦方向又は横方向の振動刺激を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)(B)は本発明の参考例に係る椅子式エアーマッサージ機の構成を夫々異なる状態で示す斜視図。
【図2】図1に示されたマッサージ機が備える脚載置台回りの構成を断面図。
【図3】図2中Z−Z線に沿って示す脚載置台の断面図。
【図4】図1に示されたマッサージ機の各空気袋に対する給排気系統を示すブロック図。
【図5】図1に示されたマッサージ機の各種動作モードでのエアーポンプと脚用空気袋とバイブレータとの関係を示すタイミングチャート。
【図6】 本発明の第1の実施の形態に係る脚用エアーマッサージ機の構成を示す斜視図。
【図7】図6に示されたマッサージ機の各空気袋に対する給排気系統を示すブロック図。
【図8】図6に示されたマッサージ機が備える脚載置部の構成を示す平面図。
【図9】図8中Y−Y線に沿って示す断面図。
【図10】本発明の第2の実施の形態に係る脚用エアーマッサージ機が備える脚載置部の構成を示す断面図。
【符号の説明】
51…脚用マッサージ機
52…脚載置部
53…エアー給排気装置
62…マッサージ具本体の中間壁
63…連結部材(振動緩衝手段)
64…バイブレータ
69…自在継手
71…マッサージ具本体
78…マッサージ具本体の底壁
79…マッサージ具本体の側壁
83…施療凹部
91…空気袋

Claims (8)

  1. 両側壁及び可動し得る中間壁を有し、これら側壁と中間壁との間に上面及び前後両端を開放して使用者の被施療部を収容し得る一対の施療凹部が形成されたマッサージ具本体と、
    前記中間壁と連結して前記マッサージ具本体に取付けられたバイブレータと、
    前記施療凹部の両側面のうちの少なくとも一方に取付けられた空気袋と、
    この空気袋に連通して設けられ前記空気袋にエアーを給排気するエアー給排気装置と、
    を具備し、
    前記中間壁を振動緩衝手段を介して支持するとともに、前記バイブレータの駆動部を前記マッサージ具本体の底壁に固定し、この駆動部と前記中間壁に連結された前記バイブレータの振動部とを自在継手で接続したことを特徴とするエアーマッサージ機。
  2. 前記エアー給排気装置の間欠駆動により前記空気袋が膨脹・収縮されるとともに、前記エアー給排気装置の前記間欠駆動期間中における駆動時に前記バイブレータを駆動することを特徴とする請求項1に記載のエアーマッサージ機。
  3. 前記エアー給排気装置の間欠駆動により前記空気袋が膨脹・収縮されるとともに、前記エアー給排気装置の前記間欠駆動期間中における駆動停止時に前記バイブレータを駆動することを特徴とする請求項1に記載のエアーマッサージ機。
  4. 前記エアー給排気装置の間欠駆動により前記空気袋が膨脹・収縮されるとともに、前記空気袋の膨脹期間中に前記バイブレータを駆動することを特徴とする請求項1又は2に記載のエアーマッサージ機。
  5. 前記バイブレータの振動の大きさが調節可能であることを特徴とする請求項1〜4のうちのいずれか1項に記載のエアーマッサージ機。
  6. 前記バイブレータが間欠駆動され、その振動の周期が調節可能であることを特徴とする請求項1〜4のうちのいずれか1項に記載のエアーマッサージ機。
  7. 前記バイブレータの振動方向が縦方向であることを特徴とする請求項1〜6のうちのいずれか1項に記載のエアーマッサージ機。
  8. 前記バイブレータの振動方向が横方向であることを特徴とする請求項1〜6のうちのいずれか1項に記載のエアーマッサージ機。
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