JP3255553B2 - 椅子式エアーマッサージ機 - Google Patents
椅子式エアーマッサージ機Info
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Description
り袋体を膨脹・収縮させ、この袋体により使用者の身体
に断続的に圧迫を加えてマッサージをする椅子式エアー
マッサージ機に関する。
可能な複数の袋体c〜gを、椅子本体の座部aおよび背
凭れ部bに夫々配設し、これら袋体c〜gへの圧縮空気
の供給に伴い袋体c〜gが膨脹する動作により椅子に座
った使用者の身体を圧迫し、次に、前記圧縮空気の供給
の停止に伴い身体により袋体c〜gが押され袋体c〜g
内の空気を排出して収縮することを繰り返して、身体を
マッサージする椅子式エアーマッサージ機は知られてい
る。
用される袋体c〜gは、図10および図11に示される
ように袋本体hと外包袋iとで形成されている。袋本体
hは、気密性を有する軟質材料を用い、この軟質材料を
二つ折りした状態で、その周縁部を熱シールしてなる細
長い偏平な袋部で形成されている。この袋本体hの周縁
の各幅はいずれも略等しい。外包袋iは袋本体hの膨脹
を妨げない柔軟性を有するとともに、袋本体hを余裕を
以て収納できる大きさの布製の袋であって、その周縁部
が取付け部jとして用いられている。また、袋本体hが
有する給排気口は外包袋jを貫通して設けられている
か、もしくは、前記給排気口に接続された給排気管が外
包袋jを貫通している。
包袋iの全周縁部からなる取付け部jの四隅を通るねじ
などの固定具kを介して座部aまたは背凭れ部bに固定
されている。
各袋体c〜gが袋本体hと外包袋iとで二重構造となっ
ていて、その外包袋iがマッサージ機本体に固定された
構成であるから、膨脹・収縮をする袋本体hはどこにも
固定されておらず、外包袋i内に保持されているだけで
あって、この外包袋i内を自由に動き得る。
びに動いてしまうことに伴い、この袋本体hが最大に膨
脹した時に使用者の身体に与える最大圧迫箇所も動いて
しまうから、身体の同じ箇所に断続的に圧迫を加えてマ
ッサージをするには不利であるという問題がある。ま
た、従来採用している袋体c〜gは既述のように二重構
造であるため、その構造が複雑でコスト高であるという
問題もある。
に圧迫を加えてマッサージできるとともに、袋体の構造
が簡単で安価な椅子式エアーマッサージ機を得ることに
ある。
する椅子本体と、前記背凭れ部に取付けられ圧縮空気の
給排気に伴って膨張・収縮をする袋部及びこの袋部の回
りにこれと一体に設けられた取付け部を有する袋体と、
この袋体に圧縮空気を給排気する駆動装置とを具備する
椅子式エアーマッサージ機を前提とする。
項1に係る発明は、前記背凭れ部の幅方向に一対の前記
袋部を並設するとともに、これら袋部間に位置させた前
記取付け部を通る固定具を用いて、前記袋体を前記背凭
れ部に固定したことを特徴としている。 又、同様の目的
を達成するために、請求項2に係る発明は、前記背凭れ
部の幅方向に一対の前記袋部を並設するとともに、これ
ら袋部間に位置させた前記取付け部を通る固定具を用い
て、前記袋体を前記背凭れ部に固定し、かつ、前記背凭
れ部に固定される前記袋体を、前記背凭れ部に上下方向
に離して配置したことを特徴としている。 又、請求項1
又は2の発明を実施するにあたり、請求項3に係る発明
のように、前記固定具が通る固定孔を前記取付け部に複
数設けるとよい。更に、請求項1から3の内のいずれか
1項の発明を実施するにあたり、請求項4に係る発明の
ように、前記取付け部を前記袋部に対する他の縁部分よ
りも幅広く形成するとよい。
ジ機において、椅子本体の背凭れ部に取付けられる袋体
は、その袋部の回りにこれと一体に設けられた取付け部
を、これを通る固定具を用いて背凭れ部に固定すること
により、背凭れ部に直接取付けられる。そのため、袋体
の部品点数が少なく、その構成が簡単である。しかも、
この取付けにおいて、背凭れ部の幅方向に並設された一
対の袋部間にこの袋部の回りに一体に設けられた前記取
付け部を位置させて背もたれ部に固定したから、背凭れ
部の幅方向に並設された一対の袋部相互の位置関係を一
定に保持できる。そして、背凭れ部の幅方向に並設され
た一対の袋部は、圧縮空気の給排気に伴って膨脹・収縮
をして、使用者の身体に断続的に圧迫力を加えるもので
あり、その際において袋体は、取付け部を通る固定具に
より背凭れ部に直接固定されているために、袋部の膨脹
・収縮に伴い勝手にずれ動くことがない。
例を説明する。本発明の一実施例に係る椅子式エアーマ
ッサージ機全体の構成を示す図1および図2中符号1で
示す椅子本体は、座部2と、背凭れ部3と、脚載置部1
3とを有している。
設けられている。背凭れ部3は、座部2の後端部におい
て、この座部2に対して所定の角度傾斜して設けられて
いる。なお、本発明において、肘掛部2aは省略しても
よいし、背凭れ部3はリクライニング動作等座部2の後
方において起倒可能に設けてもよい。
者の腿部をマッサージするための座部用第1袋体4が座
部2の幅方向に延びて配設され、座部2の後部には前記
使用者の臀部をマッサージするための座部用第2袋体5
が座部2の幅方向に延びて配設されている。これら袋体
4、5は平行に設けられている。
6に代表して示されるように気密性を有する軟質材料を
用い、この軟質材料を二つ折りした状態で、その周縁部
を熱シールして細長い偏平な袋部4a、5aを形成する
とともに、この袋部4a、5aの回り例えば袋部4a、
5aの長手方向に沿う一側縁を他の縁よりも幅広くし
て、この一側縁を取付け部4b、5bとして使用してい
る。
イロンシートで、これに貼り合わされた裏地がポリウレ
タンシートからなる軟質な袋体材料が採用されていて、
裏地は表地よりも厚い。また、前記熱シールは、前記裏
地同志を接触させた状態で高周波溶着機を用いて加圧下
において高周波振動を熱シール予定部に与えることによ
り、前記裏地の接触部分を溶かして接着することで実施
される。
ルにより溶着された溶着部を示しており、また、図3中
7は取付け部4b、5bに設けられた複数(一つのみ図
示)の円形の固定孔である。これら袋体4、5は、その
袋部4a、5aに連通する図示しない給排気口を有し
て、この給排気口を通して圧縮空気が給排気されること
に伴い膨脹・収縮をするものである。
設けられ、同様に取付け部5bは座部用第2袋体5の後
縁に設けられている。これらの袋体4、5は、固定手段
としての取外し可能な固定具8により夫々座部2に固定
されている。
の取付け例で代表するように座部2が備える座板2bの
所定位置には、前記固定孔7に対応して複数の固定孔9
が設けられている。固定孔9は固定孔7より大径であ
る。
板形をなすヘッド8aの一面の中心部に軸部8bを一体
に突設し、この軸部8bの先端から複数例えば一対のく
の字状をなすクランプアーム8cをヘッド8aに向けて
一体に設けてなる。ヘッド8aは固定孔9よりも大径で
あり、軸部8bは固定孔7と同径以下の直径を有してい
る。各クランプアーム8cは弾性変形が可能であり、そ
の曲り部間の幅Aは固定孔9よりも大きく、先端部間の
幅Bは固定孔9よりも小さい。
のようにして実施する。まず、取付け部5bの固定孔7
を座板2bの固定孔9に連通するように座板2b上に重
ね、次に、座板2bの表面側から固定具8のヘッド8a
を押しながら、この固定具8の軸部8bおよびクランプ
アーム8cを、固定孔7、9に順次突き抜けるように挿
入する。
変形を伴って、その曲り部が固定孔9を通過するので、
各クランプアーム8cが復元する。この場合、クランプ
アーム8cの先端部は固定孔9内に入り込んだ状態に保
持されていて、この孔9の内面に弾性的に係合して広が
ろうとしているから、固定具8は図3中矢印C方向の力
を受けている。そのため、固定具8のヘッド8aと座板
2bとの間に座部用第2袋体5の取付け部5bが挟着さ
れる。こうして座部用第2袋体5は、その後縁のみから
なる取付け部5bを背凭れ部3側に配置させて座部2の
座板2bに固定される。
座部用第1袋体4も固定具8を介して座部2に固定され
るとともに、この袋体5も、その後縁のみからなる取付
け部4bを背凭れ部3側に配置させて設けられる。
中央部には、圧縮空気の給排気に伴い膨脹・収縮をして
前記使用者の背筋部をマッサージするための背凭れ部用
第1袋体10が、上下方向に延びて配設されている。こ
の袋体10の構成および背凭れ部3への取付け構造は、
前記袋体4、5の構成およびその座部2への取付け構造
と同様であるから、図1、図4および図7において同一
ないしは同様な構成部分には同一符号を付して、その説
明は省略し、異なる点のみを以下説明する。
る軟質材料(前記袋体4、5をなした2層構造の袋体材
料と同じ。)に高周波溶着機により熱シールを施して得
た細長い偏平な袋部10aの長手方向一端の縁部は、他
の縁よりも幅広く形成されて取付け部10bを設けて形
成されている。また、図4中3bは背凭れ部3が有する
背凭れ板である。背凭れ部用第1袋体10は、その上縁
のみからなる取付け部10bを背凭れ部3の上端側に配
置させて、背凭れ部3の背凭れ板3bに固定具8を用い
て固定されている。
対の背凭れ部用第2袋体11、12が取付けられてい
る。使用者の首部および肩部をマッサージするために、
前記第1袋体10の上方に配置された一方の背凭れ部用
第2袋体11は、背凭れ部3の幅方向に並設される一対
の袋部11a間に、取付け部11bを一体に設けて形成
されている。同様に、使用者の腰部をマッサージするた
めに、前記第1袋体10の下方に配置された他方の背凭
れ部用第2袋体12は、背凭れ部3の幅方向に並設され
る一対の袋部12a間に、取付け部12bを一体に設け
て形成されている。これら両袋体11、12は背凭れ部
3の幅方向に延びて配設されている。
a、12aは、前記袋体4、5をなした2層構造の袋体
材料と同じ気密性を有する軟質材料に高周波溶着機によ
り熱シールを施して長方形状でかつ偏平に形成されてい
る。また、これら袋体11、12の取付け部11b、1
2bは、前記袋体材料の裏地が単に重ね合わされている
部分であるとともに、袋部11a、12aに対する他の
縁部分よりも幅広く形成されている。
凭れ部3への取付け構造は、前記袋体4、5の座部2へ
の取付け構造と同様であり、図1、図5および図8にお
いて同一ないしは同様な構成部分には同一符号を付して
示したように一方の背凭れ部用第2袋体11は、その長
手方向中央部に位置されて隣接する袋部11a間を一体
につないだ取付け部11bを通る固定具8を用いて背凭
れ板3bに固定され、他方の背凭れ部用第2袋体12
は、その長手方向中央部に位置されて隣接する袋部12
a間を一体につないだ取付け部12bを通る固定具8を
用いて背凭れ板3bに固定されている。
れた各袋体4、5、10〜12を覆い隠す柔軟性を有し
た表布1aによりカバーされている。
1の前端部には脚載置部13が連結されている。この載
置部13は、椅子本体1の両肘掛部2aの前端部直下に
位置して座部2に横架された図示しない枢軸に取付けら
れていて、この枢軸を中心に回動可能で、かつ、図示し
ないラチェット機構などからなる位置決め手段により複
数の傾斜角度に位置決めされるように設けられている。
それにより、脚載置部13を座部2の前端に連なった状
態にして前方に突出させて位置決めし、この位置で固定
でき、使用者が座部2に腰掛けたとき、脚を脚載置部1
3上に載置できるようになっている。
壁13a、13bを有しているとともに、幅方向中央位
置に中間壁13cを有している。これら各壁13a〜1
3cは平行であって、隣接する壁13a、13c間に略
U字状の溝13dを形成し、同様に隣接する壁13b、
13c間に略U字状の溝13eを夫々形成している。溝
13d、13eはその上面および長手方向両端が夫々開
放された構成であって、その内部に使用者の脚の下肢を
収納支持するのに使用される。
された使用者の脚の下肢をマッサージするための脚載置
部用第1袋体14が収納されている。この袋体14は、
前記背凭れ部用第2袋体11、12と同様な構成であっ
て、並設される一対の袋部14a間に、取付け部14b
を一体に設けて形成されている。この脚載置部用第1袋
体14は、その取付け部14bを溝13dの底壁に固定
し、一対の袋部14aを側壁13aと中間壁13cの互
いに対向する溝側面に被せて配置されている。
eに載置された使用者の下肢をマッサージするための脚
載置部用第2袋体15が収納されている。この袋体15
も、背凭れ部用第2袋体11、12と同様な構成であっ
て、並設される一対の袋部15a間に、取付け部15b
を一体に設けて形成されている。この脚載置部用第2袋
体15は、その取付け部15bを溝13eの底壁に固定
し、一対の袋部15aを側壁13bと中間壁13cの互
いに対向する溝側面に被せて配置されている。
15の袋部14a、15aは、前記袋体4、5をなした
2層構造の袋体材料と同じ気密性を有する軟質材料に高
周波溶着機により熱シールを施して長方形状でかつ偏平
に形成されている。また、これら第1、第2の袋体1
4、15の取付け部14b、15bは、前記袋体材料の
裏地が単に重ね合わされている部分であるとともに、他
の縁部分よりも幅広く形成されている。
脚載置部13への取付け構造は、前記袋体4、5の座部
2への取付け構造と同様であり、図1および図2におい
て同一ないしは同様な構成部分には同一符号を付して示
したように、脚載置部用第1袋体14は、その中央部に
位置されて隣接する袋部14a間を一体につないだ取付
け部14bを通る固定具8を用いて脚載置部13の溝1
3dの底壁に固定され、脚載置部用第2袋体15は、そ
の中央部に位置されて隣接する袋部15a間を一体につ
ないだ取付け部15bを通る固定具8を用いて脚載置部
13の溝13eの底壁に固定されている。
袋部14a、15aは、圧縮空気の給排気に伴い膨脹・
収縮するものであり、膨脹したとき脚のふくらはぎを両
側から包み込む大きさに形成されている。なお、脚載置
部13は、以上のように配置された両袋体14、15を
覆い隠す柔軟性を有した表布(図示しない)によりカバ
ーされている。
よび14、15の固定において既述のような取外し可能
な固定具8を採用するときは、固定孔7、9の位置合わ
せと、固定具8の挿入のみで固定作業を完了できるか
ら、より簡単に各袋体4、5、10〜12、および1
4、15を固定できる点で優れている。しかも、固定具
8を強く引張る場合には、各クランプアーム8cを弾性
変形させて固定具8を引き外すことが可能であるため、
各袋体4、5、10〜12、および14、15の破損な
どにおいてその交換を簡単に可能とできる点で優れてい
る。
天井をなす座部2の下側空間にはユニット化された駆動
装置16(図2参照)が配置されている。この装置16
は、図示しないがエアーコンプレッサ、フィルタータン
ク、分配切換器、および制御装置等を備えて形成されて
いる。
アーコンプレッサの圧縮空気吐出口には、圧縮空気の脈
動を吸収して圧縮空気流を平滑にする前記フィルタータ
ンクが接続されている。フィルタータンクの出口には空
気分配手段としての前記分配切換器が接続されている。
機に用いられている周知のモータ等により駆動されるロ
ータリ弁であって、フィルタータンクの出口が接続され
る一つの吸気ポートと、各袋体4、5、10〜12、お
よび14、15の給排気口に接続された給排気管が個別
に接続される複数の分配ポートと、一つの排気ポートと
を有しており、その流路切換用ロータの回転により、任
意に選択された分配ポートと吸気ポートとを連通すると
ともに、選択されなかった分配ポートを排気ポートに連
通させて、各袋体4、5、10〜12、および14、1
5についての選択的給気と選択的排気とができるように
形成されている。
ない中央演算処理装置CPU、リードオンメモリRO
M、ランダムアクセスメモリROM等を備える周知のマ
イクロコンピュータからなるものである。この制御装置
には各種の動作モードを実行させるプログラムが格納さ
れており、その選択された動作モードにしたがってエア
ーコンプレッサ、分配切換器等の動作を制御して、各袋
体4、5、10〜12、および14、15に対する選択
的給排気を行わせるように構成されている。なお、前記
各動作モードは、リモートコントローラまたは肘掛部2
a等に設置されるコントローラ等の入力部により入力さ
れる。
16を動作させることにより、各袋体4、5、10〜1
2、および14、15のうちの少なくとも一つの袋体の
膨脹・収縮動作が営まれるから、その選択された袋体の
位置に対応する身体部分へのマッサージを施すことがで
きる。このマッサージ動作において、エアーコンプレッ
サは断続運転されるものであって、その運転時には選択
された袋体の袋部が膨脹されて椅子本体1に座った使用
者の身体を圧迫し、運転停止時には前記選択された袋体
が、使用者の身体の重さを受けて収縮する。
0〜12、14、15は、その膨脹・収縮をする袋部4
a、5a、10a〜12a、14a、15aの回りに取
付け部4b、5b、10b〜12b、14b、15bを
一体に有しているから、各袋体4、5、10〜12、1
4、15は、いずれも単一部品からなり、その部品点数
が少なく、その構成が簡単であり、しかも、安価であ
る。
〜12b、14b、15bを通る固定具8を介して椅子
本体1に、各袋体4、5、10〜12、14、15を直
接固定した構成であるから、各袋体4、5、10〜1
2、14、15は、その袋部4a、5a、10a〜12
a、14a、15aの膨脹・収縮に伴い勝手にずれ動く
ことがない。
14、15の袋部4a、5a、10a〜12a、14
a、15aが、最大に膨脹した時に使用者の身体に与え
る最大圧迫箇所が動くことがないので、身体の同じ箇所
に断続的に圧迫を加えてマッサージをすることができ
る。
の袋体4、5は、いずれもその後縁からなる取付け部4
b、5bを、背凭れ部3側に配置させて座部2に固定し
てあるから、これら袋体4、5の前縁4c,5c側は座
部2に固定されておらず、自由に動き得る状態に設けら
れている。
用第1袋体4の膨脹、および使用者の臀部を圧迫する座
部用第2袋体5の膨脹は、その前縁が背凭れ部3側に寄
りながら行われる。このような変位を伴う膨脹により、
座部用第1袋体4は背凭れ部3方向への膨脹成分を多く
含む膨脹力を使用者の大腿部に与えることができ、同様
に、座部用第2袋体5は背凭れ部3方向への膨脹成分を
多く含む膨脹力を使用者の臀部に与えることができる。
身体が上方に逃げることが少なくなることは勿論のこ
と、使用者の身体は背凭れ部3で後方への動きを規制さ
れているので、座部用第1、第2の袋体4、5の圧迫力
を原因として身体が後方に逃げ動くことがない。しか
も、座部用第1、第2の袋体4、5は既述のように膨脹
して、その取付け部4b、5bが座部用第1、第2の袋
体4、5の膨脹の制約となることがないから、これらの
座部用第1、第2の袋体4、5は大きく膨脹できる。
5の膨脹に伴う身体の逃げを原因とする身体への圧迫力
の低減を少なくできることに加えて、これら袋体4、5
の膨脹度が大であるので、その膨脹により使用者の臀部
および大腿部を強く圧迫して、これら各部のマッサージ
を効果的に実施できる。
10の上縁からなる取付け部10bを、背凭れ部3の上
端側に配置して背凭れ部用袋体10を背凭れ部3に固定
したから、背凭れ部用袋体10はその下縁が自由に移動
できて取付け部10b側に寄りながら膨脹する。それに
より、背凭れ部3に支持されている使用者の背中に対し
て前方ではなく、上向きの膨脹成分を多く含む膨脹力を
使用者の背中に与えて、身体が前方に逃げることを少な
くするとともに、背筋を下から上向きに延ばす。しか
も、以上のように背凭れ部用袋体10は膨脹するので、
その取付け部10bが背凭れ部用袋体10の膨脹の制約
となることがなく、この袋体10は大きく膨脹して、既
述のように使用者の背筋を圧迫する。
う身体の逃げを原因とする身体への圧迫力の低減を少な
くできることに加えて、袋体10の膨脹度が大であるの
で、その膨脹により使用者の背筋を強く圧迫して、背筋
に対するマッサージを効果的に実施できる。しかも、こ
のマッサージにおいて背筋を下から上向きに延ばすの
で、背筋をストレッチすることもできる。
対の袋部11aは、互いに近付くように膨脹されて、相
互間に使用者の首を後側から包み込むようにして肩部と
ともに圧迫し、その膨脹・収縮の繰り返しにより首・肩
部のマッサージをする。同様に、他方の背凭れ部用第2
袋体12の一対の袋部12aは、互いに近付くように膨
脹されることにより使用者の腰部を圧迫し、その繰り返
しにより腰部のマッサージをする。
部14aは、互いに近付くように膨脹されて、溝13d
に収納された使用者の一方の脚の下肢をその両側から包
み込むようにして圧迫し、その膨脹・収縮の繰り返しに
より前記一方の下肢のマッサージをする。同様に、脚載
置部用第2袋体15の一対の袋部15aは、互いに近付
くように膨脹されて、溝13eに収納された使用者の他
方の脚の下肢をその両側から包み込むようにして圧迫
し、その膨脹・収縮の繰り返しにより前記他方の下肢の
マッサージをする。
1、12、14、15は、隣接する袋部の回りの部分で
あって隣接する袋部間に位置する部分を取付け部11
b、12b、14b、15bとして用いたから、並設さ
れた一対の袋部11a相互の位置関係、同じく袋部12
a相互の位置関係、同じく袋部14a相互の位置関係、
同じく袋部15a相互の位置関係を、一定に保持したま
まで、これら隣接した袋部の固定を共通にできる。した
がって、一対の袋部を独立させて個々に所定位置に取付
ける構成に比較して、複数の袋部を有した袋体11、1
2、14、15の椅子本体1への取付けを容易にでき
る。
ない。例えば、本発明は脚載置部がない椅子式エアーマ
ッサージ機にも適用できる。また、座部にエアーマッサ
ージ用の袋体を設けない椅子式エアーマッサージ機にも
適用できる。
縮空気の給排気に伴って膨脹・収縮をする袋体を、椅子
本体の背凭れに直接取付けて、袋体がその袋部の膨脹・
収縮に伴い勝手にずれ動くことをなくしたから、背凭れ
部の幅方向に並設された一対のの袋部相互の位置関係を
一定に保持したままで、身体の同じ箇所に断続的に圧迫
を加えてマッサージできるとともに、袋体の部品点数が
少ないことにより、袋体の構造が簡単で安価な椅子式エ
アーマッサージ機を提供できる。
ジ機全体の構成を一部を切り欠いて示す斜視図。
切り欠いて示す平面図。
体の構成を示す平面図。
用第1袋体の構成を示す平面図。
用第2袋体の構成を示す平面図。
構成を一部を切り欠いて示す斜視図。
成を示す平面図。
具、11、12…背凭れ部用第2袋体、11a、12a
…背凭れ部用第2袋体の袋部、11b、12b…背凭れ
部用第2袋体の取付け部、16…駆動装置。
Claims (4)
- 【請求項1】背凭れ部を有する椅子本体と、前記背凭れ
部に取付けられ圧縮空気の給排気に伴って膨張・収縮を
する袋部及びこの袋部の回りにこれと一体に設けられた
取付け部を有する袋体と、この袋体に圧縮空気を給排気
する駆動装置とを具備する椅子式エアーマッサージ機に
おいて、前記背凭れ部の幅方向に一対の前記袋部を並設するとと
もに、これら袋部間に位置させた前記取付け部を通る固
定具を用いて、前記袋体を前記背凭れ部に固定した こと
を特徴とする椅子式エアーマッサージ機。 - 【請求項2】背凭れ部を有する椅子本体と、前記背凭れ
部に取付けられ圧縮空気の給排気に伴って膨張・収縮を
する袋部及びこの袋部の回りにこれと一体に設けられた
取付け部を有する袋体と、この袋体に圧縮空気を給排気
する駆動装置とを具備する椅子式エアーマッサージ機に
おいて、 前記背凭れ部の幅方向に一対の前記袋部を並設するとと
もに、これら袋部間に位置させた前記取付け部を通る固
定具を用いて、前記袋体を前記背凭れ部に固定し、か
つ、前記背凭れ部に固定される前記袋体を、前記背凭れ
部に上下方向に離して配置したことを特徴とする椅子式
エアーマッサージ機。 - 【請求項3】 前記固定具が通る固定孔を前記取付け部に
複数設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の椅子
式エアーマッサージ機。 - 【請求項4】 前記取付け部を前記袋部に対する他の縁部
分よりも幅広く形成したことを特徴とする請求項1から
3の内のいずれか1項記載の椅子式エアーマッサージ
機。
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JP05908695A Expired - Fee Related JP3255553B2 (ja) | 1995-03-17 | 1995-03-17 | 椅子式エアーマッサージ機 |
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-
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