JP3599460B2 - 椅子式エアーマッサージ機 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、椅子式エアーマッサージ機に関し、特に脚部あるいは腕部のマッサージをするマッサージ具を備えたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、椅子の座部および背もたれ部等の身体を支持する部位に気密性を有する複数の袋体を配置し、これら各袋体に所定の順序で圧搾空気つまりエアーを給排気して膨縮させることにより身体を押圧してマッサージをする椅子式エアーマッサージ機は広く知られている。しかし、従来の椅子式エアーマッサージ機においては、主に身体の腿、尻、背中および肩・首等(以下背中等という)を膨縮する袋体によって押圧してマッサージするものであり、脚のふくらはぎ部(以下脚部という)のマッサージをする場合は、これら脚部をマッサージする脚用マッサージ具を前記座部の前方部に設ける構成となっている。
【0003】
この脚用マッサージ具を設けた椅子式エアーマッサージ機としては、例えば図11に示すような椅子式エアーマッサージ機がある。つまり、この椅子式エアーマッサージ機では図に示すように、座部101、この座部101の後部に設けられた背もたれ部102、前記座部101の両側に設けられた肘掛け部103等からなる椅子本体100と、この椅子本体100の前記座部101の下側に配設された図示しないエアーコンプレッサーからなるエアー供給装置、前記座部101および背もたれ部102に配設され前記エアー供給装置からのエアーをエアーホース104aないし108aを介して給排気されて膨縮する複数の袋体104ないし108等から構成されている。
【0004】
そして、脚部をマッサージする脚用エアーマッサージ具110は、前記座部101の前側に設けられおり、この脚用エアーマッサージ具110は、上方を開口した一対の略U字状の脚載置凹部112、113が設けられた脚載置台111と、前記両脚載置凹部112、113のそれぞれ互いに対向した側壁に配設された袋体112a、112bおよび113a、113b等から構成されている。また、これら袋体112aないし113bには図示しないエアーホースを介して同じく図示しない前記エアーコンプレッサーに接続され、このエアーコンプレッサーからのエアーの給排気によって、袋体112a、112bおよび113a、113bを膨縮させ、膨縮する袋体112a、112bおよび113a、113bによって脚部を圧縮・弛緩してマッサージをなすものである。なお、前記脚載置台111は前記肘掛け部103内に設けられている図示しない枠部材に回動自在に軸支されている。
【0005】
そして、前記脚用マッサージ具110は、脚載置台111が保形性を有するつまり剛体で形成されていることから形状が大きくなるとともに重量が重い。そのため椅子本体100に取り付けるためには、前記枠部材および脚載置台111を支持する支持軸等の取付部材の強度を大きくしなければならず取付部材の強度を増すために大きくしたり、あるいは強度の強い材料を使用しなければならないため高コスト化を招くとともに、椅子本体100の重量が増加しその取扱いが不便となるものである。また、前記脚載置台111は構成上座部101より前方に突出させて設けざるを得ないものであり、加えて保形性を有することから、椅子式マッサージ機の不使用時に邪魔になるとともに広い使用スペースを必要とすることになり、このことは椅子式エアーマッサージ機の不使用時において広い収納スペースを要することになる。
【0006】
このように脚用マッサージ具110を設けた椅子式エアーマッサージ機では、脚用マッサージ具110は大きく重いことから取付部材の強度を大きくしなければならないことに起因して高コスト化を招くとともに重量増加に伴い取扱いが不便となる。また、保形性を有するとともに形状が大きい脚用マッサージ具110が椅子本体100から外方に突出させる構成となっていることから使用時および収納時に広いスペースを必要とするものである。
【0007】
そこで、特に不使用時の使用スペースつまり収納スペースを小さくするために脚用マッサージ具110を着脱方式にすることも考えられるが、このように着脱方式とした場合は、使用する都度脚用マッサージ具110を椅子本体100に取り付けなければならず、また、着脱の際にエアーホースを着脱しなければならないという煩わしい操作を必要とし、また、取り外した脚用マッサージ具110を別途保管しなければならないという問題が生じる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように従来の脚用マッサージ具を備えたエアーマッサージ機においては、この脚用マッサージ具は、保形性を有するとともに形状が大きいことから重く、そのため脚用マッサージ具を椅子本体に取り付ける場合、椅子本体および脚用マッサージ具の取付部材の強度を大きくしなければならず、これに起因して高コスト化を招くとともに重量増加に伴い取扱いが不便となり、また、保形性を有する脚用マッサージ具が椅子本体から外方に突出する構成となっていることから不使用時には邪魔になるとともに広い収納スペースを必要とするという問題がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記事情に鑑みなされたもので、請求項1記載の発明は、座部とこの座部の後部に設けられた背もたれ部を有する椅子本体の身体を支持する部位にエアーの給排気によって膨縮する複数の袋体を配設し、これら各袋体にエアーホースを介してエアー供給装置からのエアーを給排気してマッサージを行う椅子式エアーマッサージ機において、エアーホースを介して前記エアー供給装置からのエアーの給排気によって膨縮するとともに脚部を挿通する両端を開口した挿通孔が形成された脚用袋体と、前記挿通孔の開口を除いて前記脚用袋体の外周を包囲する包囲部材と、緩衝性を有する部材からなり前記脚用袋体の挿通孔の開口を除いて前記包囲部材の外周を包囲する緩衝部材と、変形可能な部材からなり前記脚用袋体の挿通孔の開口を除いて前記緩衝部材の外周を覆うカバー部材と、このカバー部材に設けられ前記挿通孔の開口を開閉する開閉部材とからなり、前記座部に連結された脚用マッサージ具を備えるとともに前記包囲部材またはカバー部材の少なくとも一方を非伸縮性部材とした椅子式エアーマッサージ機としたものである。
また、請求項2記載の発明は、座部とこの座部の後部に設けられた背もたれ部を有する椅子本体の身体を支持する部位にエアーの給排気によって膨縮する複数の袋体を配設し、これら各袋体にエアーホースを介してエアー供給装置からのエアーを給排気してマッサージを行う椅子式エアーマッサージ機において、エアーホースを介して前記エアー供給装置からのエアーの給排気によって膨縮するとともに脚部を挿通する両端を開口した挿通孔が形成された脚用袋体と、前記挿通孔の開口を除いて前記脚用袋体の外周を包囲する包囲部材と、緩衝性を有する部材からなり前記脚用袋体の挿通孔の開口を除いて前記包囲部材の外周を包囲する緩衝部材と、変形可能な部材からなり前記脚用袋体の挿通孔の開口を除いて前記緩衝部材の外周を覆うカバー部材とからなり、前記座部に連結された脚用マッサージ具を備えるとともに、前記包囲部材またはカバー部材の少なくとも一方を非伸縮性部材とするとともに、前記座部の前部とこの前部に対応する脚用マッサージ具の端縁とを屈曲可能な連結部材で連結し、前記脚用マッサージ具を前記座部に重ね合わせ可能とした椅子式エアーマッサージ機としたものである。
また、請求項3記載の発明は、座部、この座部の後部に設けられた背もたれ部および前記座部の側部に設けられた肘掛け部を有する椅子本体の身体を支持する部位にエアーの給排気によって膨縮する複数の袋体を配設し、これら各袋体にエアーホースを介してエアー供給装置からのエアーを給排気してマッサージを行う椅子式エアーマッサージ機において、エアーホースを介して前記エアー供給装置からのエアーの給排気によって膨縮するとともに腕部を挿通する両端を開口した挿通孔が形成された腕用袋体と、前記挿通孔の開口を除いて前記腕用袋体の外周を包囲する包囲部材と、緩衝性を有する部材からなり前記腕用袋体の挿通孔の開口を除いて前記包囲部材の外周を包囲する緩衝部材と、変形可能な部材からなり前記腕用袋体の挿通孔の開口を除いて前記緩衝部材の外周を覆うカバー部材とからなり、前記肘掛け部の上面部に設けられた腕用マッサージ具を備えるとともに、前記包囲部材またはカバー部材の少なくとも一方を非伸縮性部材とした椅子式エアーマッサージ機としたものである。
また、請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明において、前記カバー部材の前記開口の周縁部にこの開口を開閉する開閉部材を設けた椅子式エアーマッサージ機としたものである。
【0010】
上記のように構成した請求項1記載の発明は、脚部のマッサージを行う脚用マッサージ具を、エアーの排気時に収縮する脚用袋体と、この脚用袋体の外周を包囲する変形可能な部材からなる包囲部材と、緩衝性を有する部材からなり前記包囲部材の外周を包囲する緩衝部材と、変形可能な部材からなり前記緩衝部材の外周を覆うカバー部材と、このカバー部材に設けられ前記挿通孔の開口を開閉する開閉部材とから構成して、座部に連結する構成としている。このため、脚用マッサージ具を変形可能とするとともに軽量とすることができ、椅子本体および脚用マッサージ具の取付部材の強度を大きくする必要がなく低コスト化を図ることができるとともに軽量化に伴い取扱いが容易となる。また、脚用マッサージ具を圧縮変形して収納できることからコンパクトに収納でき収納時に広い使用スペースを必要とすることなく省スペース化が図れるという作用を有するものである。
【0011】
更に、不使用時脚用袋体の開口を閉鎖して内部つまり環状押圧面への塵埃の付着あるいは異物等の侵入を防止でき、使用時に脚部の汚れ等を防止できるという作用を有するものである。
【0012】
また、請求項2記載の発明は、脚用マッサージ具を変形可能とするとともに軽量とすることができ、椅子本体および脚用マッサージ具の取付部材の強度を大きくする必要がなく低コスト化を図ることができるとともに軽量化に伴い取扱いが容易となり、また、脚用マッサージ具を圧縮変形して収納できることから、コンパクトに収納でき収納時に広い使用スペースを必要とすることなく省スペース化が図れるという作用を有することに加えて、脚用マッサージ具を座部に重ね合わせ可能としたことから、不使用時脚用マッサージ具を座部に重ね合わせて収納することによりコンパクトに収納できるとともに、マッサージ機としてではなく単に椅子として使用する場合はクッション部材として機能させることができるという作用を有するものである。
【0013】
また、請求項3記載の発明は、腕部のマッサージを行う腕用マッサージ具を、エアーの排気時に収縮する腕用袋体と、この腕用袋体の外周を順次包囲するように設けられた、変形可能の部材からなる包囲部材と、緩衝性を有する部材からなり前記包囲部材の外周を包囲する緩衝部材と、変形可能な部材からなり前記緩衝部材の外周を覆うカバー部材とから構成して、肘掛け部の上面部に設ける構成としたことから、椅子本体および腕用マッサージ具を軽量とすることができ、椅子本体の重量を増加させることがないことから取扱いが容易となり、また、腕用マッサージ具を、肘掛け部に腕を載置する場合のクッションとして機能させることができるという作用を有するものである。
また、請求項4記載の発明は、不使用時腕用袋体の開口を閉鎖して内部つまり環状押圧面への塵埃の付着あるいは異物等の侵入を防止できるという作用を有するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
つぎに、この発明を座椅子形式の椅子式エアーマッサージ機に適用した場合の実施の形態について説明する。まず、第一の実施の形態を図1ないし図5に基づいて説明する。
【0015】
図において、1は椅子本体で、この椅子本体1はほぼ水平に設けられた身体を支持する部位である座部2、この座部2の後側に配置された同じく身体を支持する部位である背もたれ部3および前記座部2の両側に位置して設けられた肘掛け部4とから構成されている。なお、前記背もたれ部3は座部2に回動可能に取り付けられているとともに座部2に対して略垂直状態から水平状態までの範囲内においてあらかじめ定められた所定位置に位置決め可能に設けられている。
【0016】
そして、前記座部2にはその前側および後側にそれぞれ気密性を有するとともに軟質部材からなり、圧搾空気つまりエアーの給排気に伴い膨縮する細長かつ偏平状に形成された腿用袋体5および尻用袋体6が、その長手方向を座部2の横方向(図において左右方向つまり肘掛け部4と直交する方向)に向けて配設されている。そして、前記座部2の前側に配設された腿用袋体5は大腿部を中心とした部分をマッサージするように機能し、また、後側に配設された袋体6は尻部をマッサージするように機能するようになっている。
【0017】
また、前記背もたれ部3には座部2の近傍に腰部をマッサージするための腰用袋体7が配設され、この腰用袋体7の上方に位置して背中部をマッサージする背中用袋体8が配設され、さらにこの袋体8の配設位置の上部に位置して首部および肩部をマッサージする首肩用袋体9が配設されている。そして、前記袋体7、袋体8および袋体9は前記腿用袋体5および尻用袋体6と同様な材質からなり細長かつ偏平状に形成され、その長手方向を背もたれ部3の横方向(図において左右方向)に一致させて配設されている。
【0018】
前記各袋体5ないし9は、図示しない背もたれ部3の枠部材に取り付けられており、また、布状のカバー10で覆われ、各袋体5ないし9は外部からは見えないようになっている。
【0019】
そして、前記各袋体5ないし9には図示しないが、この種の椅子式エアーマッサージ機においては周知であるエアーを給排気するための給排気口が設けられており、この給排気口にはエアーホース5aないし9aが接続されている。
【0020】
また、前記肘掛け部4の側壁4aに収納部20が設けられており、この収納部20には図5に示すようにエアー供給装置としてのエアーコンプレッサー21、このエアーコンプレッサー21と供給管26によって接続されエアーコンプレッサー21からのエアーを前記各袋体5ないし9に給排気するロータリー弁からなる分配器22、この分配器22を駆動するステッピングモータ23、前記エアーコンプレッサー21およびステッピングモータ23を介して分配器22を制御する制御装置24が収納されている。この制御装置24はマイクロコンピューターおよび各種マッサージモードを記録するメモリー等から構成されている。また、前記分配器22には前記各袋体5ないし9に接続されたエアーホース5aないし9aの他端側が接続されている。
【0021】
そして、前記制御装置24は、使用者の操作によってリモートコントロール装置等からなる操作部25から各種マッサージモードの中から所望のマッサージモードが選択されて設定されると、このマッサージモードを実行つまりこのマッサージモードにしたがって前記エアーコンプレッサー21およびステッピングモータ23を介して分配器22を制御し、前記各袋体5ないし9にエアーを給排気するものである。
【0022】
そして、前記座部2の前部には脚用マッサージ具30が設けられている。この脚用マッサージ具30は、エアーの給排気によって膨縮する両脚部をマッサージする一対の脚用袋体40、40、この脚用袋体40、40の外周を包囲して設けられた包囲部材31、この包囲部材31の外周を包囲して設けられた緩衝部材33、この緩衝部材33の外周を包囲して設けられたカバー部材35とから構成されている。
【0023】
そして、前記脚用袋体40、40のそれぞれは、図3に示すように互いに対向しエアーの給排気により膨縮する一対の偏平状の袋体41および42から構成されており、これら袋体41および42の互いに対向する内周面41aおよび42aで形成された空間は脚部を挿通する挿通孔43を形成しているとともに前記内周面41aおよび42aは脚部を押圧してマッサージする押圧面となっている。また、挿通孔43の両端は脚部を貫通できるように開口している。また、前記各袋体41、42は図1に示すように屈曲性のあるエアーホース41bおよび42bを介して前記分配器22に接続され、エアーコンプレッサー21からのエアーの給排気がなされるようになっている。なお、前記エアーホース41b、42bは後述する緩衝部材33に包囲され外力が加わったときに緩衝部材33の緩衝作用によって押し潰されないようになっている。
【0024】
また、前記袋体41、42は挿通孔43の両端の開口を除いてつまり開口に対応して開口した前記包囲部材31で包囲されている。そして、包囲部材31は前記袋体41、41の外周を包囲する非伸縮性の布状部材からなる包囲部材31aと、袋体42、42の外周を包囲する非伸縮性の布状部材からなる包囲部材31bからなっており、この包囲部材31a、31bによって前記袋体41、42を包囲するとともにその両端縁32a、32bおよび中央部32cをそれぞれ縫製Hして、前記袋体41、42を所定位置つまり両脚部を延ばして通常の離間状態で前記挿通孔43、43に挿通できる位置に位置決めするようになっている。
【0025】
そして、前記脚用袋体40、40のそれぞれの袋体41、42は、包囲部材31つまり非伸縮性の布状部材からなる包囲部材31a、31bによって包囲されていることから、これら袋体41、42にエアーが供給されて膨脹した際は、外側方向への膨脹が規制されるため各袋体41、42は内側に向かって膨脹することになり、したがって、各袋体41、42の内周面41a、42aは挿通孔43に挿通された脚部を押圧つまりマッサージすることになる。
【0026】
また、前記各袋体41、42の内周面41a、42aには、この内周面41a、42aが直接脚部に触れないように柔らかな布からなるカバー45で覆われている。このカバー45は袋体41、42が内側に膨脹する膨脹量を許容するように適度なゆとりが持たせてある。なお、このカバー45を伸縮性のある部材とした場合は前記ゆとりを持たせる必要がないことから、挿通孔43への脚部の挿通が容易となる利点がある。
【0027】
つぎに、前記包囲部材31は、前記挿通孔43、43の両端の開口を除いてその外周を前記緩衝部材33で包囲されており、この緩衝部材33は、弾力性つまり緩衝性を有する例えばスポンジ状部材等から構成されている。したがって、外力を加えることにより自由に変形するとともに、クッション作用を有するものである。
【0028】
そして、前記緩衝部材33は、前記脚用袋体40、40の挿通孔43、43の開口を除いてその外周を布等からなるカバー部材35によって覆われている。このカバー部材35は、後側つまり前記座部2側の下側縁を前記座部2の下縁部にカバー部材の一部である図示しない帯状の屈曲性のある連結部材で接続されるとともに、上側縁と座部2の上縁部とにはそれぞれファスナー等からなる開閉部材36の一方側36aと他方側36bが取り付けられており、この一方側36aと他方側36bを結合・非結合とすることにより前記挿通孔43、43を閉鎖あるいは開口するようになっている。つまり前記後側の開閉部材36を結合して閉じたときは、カバー部材35の後側開口の上側はこの開閉部材36により、また、下側は図示しない前記帯状の連結部材によって閉鎖されて前記挿通孔43、43への外部からの塵埃や異物の侵入を防止するようになっている。
【0029】
また、このカバー部材35の前側の開口の開口縁には同様にファスナー等からなる開閉部材37が設けられており、この開閉部材37によってカバー部材35の前側の開口は開閉されるようになっている。
【0030】
したがって、脚用マッサージ具30の不使用時には前記開閉部材36、37を結合状態としておくものであることから、前記脚用袋体40、40の挿通孔43、43の開口はカバー部材35によって閉鎖され、挿通孔43、43内には塵埃あるいは異物の侵入が防止できるものであり、挿通孔43、43内の汚れを防止できる。また、この不使用状態では脚用マッサージ具30は脚載置用クッションとして使用できるようになっている。また、脚用袋体40、40を使用する時には前記開閉部材36、37の結合を解くことにより、前記挿通孔43、43の開口から脚部を挿通できるものである。なお、図において、50は電源コードであり、また、椅子本体1には図示しないが電源スイッチが設けられている。また、前記操作部25には図示しないが始動スイッチが設けられている。
【0031】
つぎに、上記椅子式エアーマッサージ機1の制御について図5に示す制御ブロック図に基づいて説明する。
【0032】
図5に示すように前記エアーコンプレッサー21には分配器22が供給管26を介して接続され、この分配器22は上述したようにエアーホース5aないし9aを介して腿用袋体5ないし首・肩用袋体9に、また、エアーホース41b、42bを介して脚用袋体40、40の各袋体41、42に接続されている。そして、前記エアーコンプレッサー21および分配器22を動作させるステッピングモータ23はマイクロコンピューターからなる制御装置24によって制御されるようになっている。この制御装置24は前記操作部25によって制御されるようになっている。
【0033】
そして、使用者は操作部25によって種々のマッサージモードの中から所望のモードを選択してマッサージを行うものである。このマッサージモードは例えば所定の順序と時間にしたがって各袋体を膨縮させて全身または上半身あるいは下半身をマッサージするコースモード、また、首・肩、腰あるいは脚等の各部を部分的にマッサージをするポイントモード等各種マッサージモードである。
【0034】
つぎに、上記のように構成された椅子式エアーマッサージ機の動作について説明する。
【0035】
まず、背中等とともに脚部のマッサージを所望する場合は、脚用マッサージ具30のカバー部材35の前記開閉部材36、37の結合を解くとともに図4に示すように脚用袋体30の後側下部を座部2の上面と略一致するように位置させた後脚用袋体40、40の挿通孔43、43に脚部を挿通する。ついで、操作部25を操作して各種マッサージモードの中から所望のマッサージモードを選択した後、身体の背部を背もたれ部3に当て、図示しない始動スイッチを入れる。そうすると、前記制御装置24は前記選択されたマッサージモードに従って前記各袋体5ないし9および袋体41、42にエアーの給排気をするように図示しないエアーコンプレッサー21、ステッピングモータ23を介して分配器22を制御する。そしてエアーの給排気により膨縮する袋体5ないし9および袋体41、42によって、脚部を含む各施療部のマッサージがなされる。
【0036】
そして、マッサージが終了した後は、前記脚用マッサージ具30の前記開閉部材36、37を結合状態として脚用袋体40、40の開口を閉じる。この閉じた状態では前記挿通孔43、43への塵埃あるいは異物の侵入は防止されるとともに、単に座椅子として使用する場合のクッションしての使用ができる。
【0037】
そして、脚用マッサージ具30は、従来のもののように保形性のある脚載置台を不要としていることから小形・軽量であり、また、変形可能とすることができ、椅子本体および脚用マッサージ具30の取り付け部材の強度を大きくする必要がなく低コスト化を図ることができるとともに軽量化に伴い取扱いが容易となり、また、脚用マッサージ具30を圧縮変形して収納できることからコンパクトに収納でき収納時に広いスペースを必要とすることなく省スペース化が図れるものである。
【0038】
つぎに、この発明の第二の実施の形態を図6および図7に基づいて説明する。なお、この第二の実施の形態における椅子式マッサージ機は上記第一の実施の形態における脚用マッサージ具30を椅子本体1の座部2の上面に対向させて重ね合わせるようにしたものであり、両実施の形態の相違する構成は脚用マッサージ具30に設けた開閉部材の構成のみであり、その他の構成は第一の実施の形態の構成と同様であることから、同一部分については同一符号を付しその説明は省略する。
【0039】
この実施の形態における脚用マッサージ具30は上記第一の実施の形態と同様な構成となっており、そのカバー部材35は図に示すようにこのカバー部材35の下面一辺と座部2の前側下部一辺とをカバー部材35の一部である屈曲可能な帯状の連結部材35aで連結するとともに、この連結部材35aが形成された一辺を除いた略コ字状の下面外周部にファスナー等からなる開閉部材60の一方側61が縫製等により取り付けられている。また、前記座部2の前記連結部材35aが設けられた一辺を除く略コ字状の周縁部に前記開閉部材60の他方側62が縫製等により取り付けられている。
【0040】
このように構成されていることから脚用マッサージ具30の不使用時は、この脚用マッサージ具30を前記連結部材35aの部分を中心として折り曲げて前記座部2の上面に重ね合わせるとともに、前記緩衝部材33を圧縮させつつ前記開閉部材60の一方側61と他方側62を結合して開閉部材60を結合する。この状態では前記脚用袋体40、40の挿通孔43、43は前後の開口はカバー部材35および前記連結部材35aによって閉鎖され、前記挿通孔43、43には塵埃あるいは異物が侵入することはないのである。
【0041】
そして、不使用時は脚用マッサージ具30を連結部材35aを介して折り曲げて座部2に重ね合わせて収納できることから、収納時の収納スペースを小さくしてコンパクトにできるものである。また、脚用マッサージ具30は小形・軽量であることからこの脚用マッサージ具30とともに椅子本体1つまり椅子式マッサージ機の持ち運び等の取扱いが容易となるものである。また、また、脚用マッサージ具30は椅子として使用する場合はクッションとして使用できるものである。
【0042】
そして、上記のように形成された椅子式マッサージ機の使用において、脚部のマッサージを所望する場合は前記開閉部材60の結合を解いて、図6に示すように脚用マッサージ具30を座部2の前方に配置し、脚用袋体40、40の挿通孔43、43に脚部を挿入してマッサージをなすものであり、そのマッサージを行う場合の操作およびその動作は上記第一の実施の形態の場合と同様でありその説明は省略する。また、マッサージ終了後は上述のように脚用マッサージ具30を前記連結部材35aの部分から折り曲げて前記座部2の上面に重ね合わせるとともに前記緩衝部材33を圧縮させつつ前記開閉部材60の一方側61と他方側62を結合して結合部材60を結合することにより座部2に重ね合わせて収納すればよいものである。
【0043】
そして、不使用時に座部2に重ね合わせて収納された脚用マッサージ具30は、緩衝部材33がクッション作用を有することから、単に座椅子として使用する際は脚用マッサージ具30はクッションとしても機能するものである。
【0044】
つぎに、この発明の第三の実施の形態を図8ないし図10に基づいて説明する。
【0045】
この実施の形態における椅子式マッサージ機は、上記第一の実施の形態における椅子本体1の肘掛け部4、4の上面部に腕用マッサージ具70、70を設けたものであり、その他の構成は上記第一の実施の形態における椅子式マッサージ機の構成と同様であることから、同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0046】
この実施の形態における椅子式エアーマッサージ機の椅子本体1の肘掛け部4、4の上面部つまり腕を載置する部位には、それぞれ腕用マッサージ具70、70が設けられている。この腕用マッサージ具70、70は、上記第一の実施の形態における脚用マッサージ具30と実質的に同一の構成となっているものである。具体的には図8に示すようにエアーの給排気によって膨縮する腕部をマッサージする腕用袋体80、この腕用袋体80の外周を包囲して設けられた包囲部材71、この包囲部材71の外周を包囲して設けられた緩衝部材73、この緩衝部材73の外周を包囲して設けられたカバー部材75とから構成されている。これら腕用マッサージ具70、70の構成は同一であることから一方のみを説明することとする。
【0047】
そして、前記腕用袋体80は図9に示すように、互いに対向しエアーの給排気により膨縮する一対の偏平状の袋体81および82から構成されており、これら袋体81と82の互いに対向する内周面81aおよび82aは腕部を挿通する挿通孔83を形成しているとともに前記内周面81aおよび82aは腕部を押圧してマッサージする押圧面となっている。また、前記袋体81、82には屈曲性のあるエアーホース81bおよび82bを介して前記図示しないエアー分配器に接続されエアーコンプレッサーからのエアーの給排気がなされるようになっている。
【0048】
また、前記袋体81、82は挿通孔83の両端の開口を除いて前記包囲部材71で包囲されている。そして、包囲部材71は前記袋体81の外周を包囲する非伸縮性の布状部材からなる包囲部材71aと袋体82の外周を包囲する非伸縮性の布状部材からなる包囲部材71bからなっており、前記包囲部材71a、71bによって前記袋体81、82を包囲するとともにその両端縁72a、72bをそれぞれ縫製Hして、前記袋体81、82を所定位置に位置決めするようになっている。
【0049】
そして、前記腕用袋体80それぞれの袋体81、82は非伸縮性の布状部材からなる包囲部材71a、71bによって包囲されていることから、これら袋体81、82にエアーが供給されて膨脹した際は、外側方向への膨脹が規制されるため袋体81、82は内側に向かって膨脹することになり、したがって、各袋体81、82の内周面81a、82aは挿通孔43に挿通された腕部を押圧つまりマッサージすることになる。
【0050】
また、前記袋体81、82の内周面81a、82aには、この内周面81a、82aが直接腕部に触れないように柔らかな布からなるカバー85で覆われている。このカバー85は袋体81、82が内側に膨脹する膨脹量を許容するように適度なゆとりが持たせてある。なお、このカバー85を伸縮性のある部材とした場合は前記ゆとりを持たせる必要がないことから、挿通孔83への腕部の挿通が容易となる利点がある。
【0051】
つぎに、前記包囲部材71の外周を包囲して設けられる前記緩衝部材73は、弾力性つまり緩衝性を有する例えばスポンジ状部材等から構成されるとともに、前記腕用袋体80の挿通孔83に腕部が挿通された際にこの腕部が挿通する挿通孔83の開口に対応してつまり挿通孔83の開口を除いて包囲部材71を包囲しているものである。
【0052】
そして、前記緩衝部材73は、前記腕用袋体80の挿通孔83の開口を除いて、その外周を布等からなる前記カバー部材75によって覆われている。このカバー部材75の下面部は、肘掛け部4に縫製等により取り付けられている。また、このカバー部材75の前後の開口の開口縁にはファスナー等からなる開閉部材77a、77bが設けられており、この開閉部材77a、77bによってカバー部材75の前後の開口は開閉されるようになっている。そしてこれら開閉部材77a、77bが結合つまり閉じられ挿通孔83は閉鎖されて外部からの塵埃や異物の侵入を防止するようになっている。
【0053】
つまり、腕用袋体80の不使用時には前記開閉部材77a、77bを結合状態としておくものであることから、前記腕用袋体80の挿通83の開口はカバー部材75によって閉鎖され、挿通孔83内には塵埃あるいは異物の侵入が防止できるものであり挿通孔83内の汚れを防止できる。また、この不使用状態では腕用マッサージ具70は腕載置用クッションとしても機能するようになっている。また、腕用袋体80を使用する時には前記結合部材77a、77bの結合を解くことにより、前記挿通孔83の開口から腕部を挿通できるものである。
【0054】
なお、この椅子式エアーマッサージ機の制御は、図10の制御ブロック図に示された構成によってなされるものであり、この制御は上記第一の実施の形態の制御に腕用袋体80、80の各袋体81、82へのエアーの給排気の制御が付加された点が相違するのみであり、その他の制御は同一であるので第一の実施の形態の制御ブロック図と同一部分には同一符号を付して示してあり、また、その説明は省略する。
【0055】
つぎに、上記のように構成された椅子式エアーマッサージ機の動作について説明する。
【0056】
まず、背中、脚部等とともに腕部のマッサージを所望する場合は、脚用マッサージ具30のカバー部材35の前記開閉部材36、37の結合を解いて脚用袋体40、40の挿通孔43、43に脚部を挿通して座部2に座り、また、図10に示す操作部25を操作して各種マッサージモードの中から所望のマッサージモードを選択した後、前記腕用マッサージ具70のカバー部材75に設けた開閉部材77a、77bの結合を解いて挿通孔83に腕部を挿通し、身体の背部を背もたれ部3に当て図示しない始動スイッチを入れる。そうすると、前記制御装置24は前記選択されたマッサージモードに従って前記各袋体5ないし9、袋体41、42および袋体81、82にエアーの給排気をするようにエアーコンプレッサー21、ステッピングモータ23を介して分配器22を制御する。そしてエアーの給排気により膨縮する袋体5ないし9、袋体41、42および袋体81、82によって、背中、脚部および腕部を含む各施療部のマッサージがなされる。
【0057】
そして、マッサージが終了した後は、前記脚用マッサージ具30の前記開閉部材36、37を結合状態として脚用袋体40、40の開口を閉じる。また、腕用袋体81、82の開閉部材77a、77bを閉じる。この閉じた状態では前記挿通孔43、43および挿通孔83への塵埃あるいは異物の侵入は防止されるとともに、腕用マッサージ具70は、腕部のマッサージをしない場合あるいは単に座椅子として使用する場合は肘掛け部4に腕を置いた際にクッションとして機能するものである。
【0058】
そして、腕用マッサージ具70、70は、小形でしかも軽量であることから、椅子本体1の軽量化が図れ取扱いが容易となり、また、腕用マッサージ具70、70を圧縮変形して収納できることからコンパクトに収納でき不使用時腕用マッサージ具が邪魔になることがないことに加えて肘掛け部に腕を載置する場合のクッションとして機能するものである。
【0059】
なお、上記各実施の形態では、各請求項記載の発明を座椅子式のエアーマッサージ機に適用した場合について説明したが、これは腰掛式の椅子式エアーマッサージ機に適用できることはいうまでもないことである。
【0060】
また、上記各実施の形態においては、袋体41、42および袋体81、82の外周を包囲する包囲部材31および71を非伸縮性部材で構成して袋体41、42および袋体81、82の外側方向への膨脹を規制する構成としたが、これは包囲部材31および71を伸縮性部材としてカバー部材35および75を非伸縮性部材で構成して袋体41、42および袋体81、82の外側方向への膨脹を規制するようにしてもよい。包囲部材31および71を非伸縮性部材で構成した場合は、緩衝部材33および73による緩衝作用がないことから強くしかもエアーの供給に即応して押圧力を得ることができるという効果があり、また、カバー部材35および75を非伸縮性部材で構成して袋体41、42および袋体81、82の外側方向への膨脹を規制するようにした場合は、緩衝部材33による緩衝作用によりゆっくりとしたソフトな押圧力による押圧が得られるという効果がある。なお、一般に脚部および腕部自体の重さはそれ程重くないことから、自重による反作用として脚部および腕部の下側に位置する袋体41あるいは81から受ける押圧力は腿・尻部あるいは背中部がその重さによる反作用として袋体5ないし9から受ける押圧力のように大きくないものの、脚用袋体40および腕用袋体80を挿通孔43および83を有する筒状に形成したことから、袋体40および80の膨脹時には、脚部および腕部は外周方向から締め付けつまり押圧されるため、前記自重の重さの反作用としての押圧力が小さいとしても充分なマッサージ効果が得られるものである。
【0061】
また、上記各実施の形態では脚用袋体40および腕用袋体80をそれぞれ互いに対向する2個の袋体41、42および袋体81、82で構成するようにしたが、これは内壁面と外壁面との間にエアーを供給する空間を形成した環状の袋体として内部に挿通孔を形成する構成としてもよく、要は脚部、腕部が挿通できる挿通孔が形成される構成であればどの様な構成でもよいものである。
【0062】
また、上記第二の実施の形態においては、脚用マッサージ具30を開閉部材60を介して座部2に重ね合わせて収納するようにしたが、これは連結部材35aの長さを長くする等して、座部2上に安定した状態で重ね合わせて載置できる構成とすれば省略することもできるが、しかし、開閉部材60で連結した場合は座部2に固定的に重ね合わせることができることから椅子として使用する場合等に座部2から動いたり落ちたりすることがないという利点がある。また、連結部材35aはファスナーではなく例えばホックあるいはいわゆるマジックテープ等を適宜な部位に設ける構成としてもよいものである。
【0063】
【発明の効果】
上記のように構成した請求項1記載の発明は、脚用マッサージ具が小形・軽量であるとともに変形可能であるから、椅子本体および脚用マッサージ具の取付部材の強度を大きくする必要がなく低コスト化を図ることができるとともに軽量化に伴い取扱いが容易となり、また、脚用マッサージ具を圧縮変形して収納できることからコンパクトに収納でき収納時に広いスペースを必要とすることなく省スペース化が図れるという効果を奏することができるものである。
【0064】
更に、請求項1記載の発明は、脚用マッサージ具の不使用時には、脚用袋体の開口を閉鎖して内部つまり環状押圧面への塵埃の付着あるいは異物等の侵入を防止でき、使用時に脚部の汚れ等を防止できるという効果を奏するものである。
【0065】
また、請求項2記載の発明は、脚用マッサージ具が小形・軽量であるとともに変形可能であるから、椅子本体および脚用マッサージ具の取付部材の強度を大きくする必要がなく低コスト化を図ることができるとともに、軽量化に伴い取扱いが容易となり、また、脚用マッサージ具を圧縮変形して収納できることから、コンパクトに収納でき収納時に広いスペースを必要とすることなく省スペース化が図れるという効果に加えて、脚用マッサージ具を座部に重ね合わせ可能としたことから、不使用時脚用マッサージ具を座部に重ね合わせて収納することによりコンパクトに収納できるとともに、マッサージ機としてではなく単に椅子として使用する場合はクッション部材として機能させることができるという効果を奏するものである。
【0066】
また、請求項3記載の発明は、腕用マッサージ具が軽量であり椅子本体の重量を増加させることがないことから椅子本体の取扱いが容易となり、また、腕用マッサージ具の不使用時にこの腕用マッサージ具が邪魔になることがないことに加えて肘掛け部に腕を載置する場合のクッションとして腕用マッサージ具を機能させることができるという効果を奏するものである。
また、請求項4記載の発明は、腕用マッサージ具の不使用時に、その腕用袋体の開口を閉鎖して内部つまり環状押圧面への塵埃の付着あるいは異物等の侵入を防止できるという効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態の椅子式エアーマッサージ機の斜視図。
【図2】上記実施の形態の脚用マッサージ具の収納状態を示す斜視図。
【図3】上記実施の形態の脚用マッサージ具の断面図。
【図4】上記実施の形態の椅子式エアーマッサージ機の使用する場合の脚用マッサージ具の状態を示す斜視図。
【図5】上記実施の形態の制御ブロック図。
【図6】本発明の第二の実施の形態の椅子式エアーマッサージ機の斜視図。
【図7】上記第二の実施の形態の脚用マッサージ具の収納状態を示す斜視図。
【図8】本発明の第三の実施の形態の椅子式エアーマッサージ機の斜視図。
【図9】上記第三の実施の形態の腕用マッサージ具の断面図。
【図10】上記第三の実施の形態の制御ブロック図。
【図11】従来の椅子式マッサージ機の斜視図。
【符号の説明】
1 椅子本体
2 座部
3 背もたれ部
4 肘掛け部
5〜9 袋体
5a〜9a エアーホース
21 エアーコンプレッサー(エアー供給装置)
41、42 脚用袋体
41b、42b、81b、82b エアーホース
30 脚用マッサージ具
31、71 包囲部材
33、73 緩衝部材
35、75 カバー部材
36、37、77a、77b 開閉部材
43、83 挿通孔
70 腕用マッサージ具
81,82 腕用袋体

Claims (4)

  1. 座部とこの座部の後部に設けられた背もたれ部を有する椅子本体の身体を支持する部位にエアーの給排気によって膨縮する複数の袋体を配設し、これら各袋体にエアーホースを介してエアー供給装置からのエアーを給排気してマッサージを行う椅子式エアーマッサージ機において、
    エアーホースを介して前記エアー供給装置からのエアーの給排気によって膨縮するとともに脚部を挿通する両端を開口した挿通孔が形成された脚用袋体と、前記挿通孔の開口を除いて前記脚用袋体の外周を包囲する包囲部材と、緩衝性を有する部材からなり前記脚用袋体の挿通孔の開口を除いて前記包囲部材の外周を包囲する緩衝部材と、変形可能な部材からなり前記脚用袋体の挿通孔の開口を除いて前記緩衝部材の外周を覆うカバー部材と、このカバー部材に設けられ前記挿通孔の開口を開閉する開閉部材とからなり、前記座部に連結された脚用マッサージ具を備えるとともに
    前記包囲部材またはカバー部材の少なくとも一方を非伸縮性部材としたことを特徴とする椅子式エアーマッサージ機。
  2. 座部とこの座部の後部に設けられた背もたれ部を有する椅子本体の身体を支持する部位にエアーの給排気によって膨縮する複数の袋体を配設し、これら各袋体にエアーホースを介してエアー供給装置からのエアーを給排気してマッサージを行う椅子式エアーマッサージ機において、
    エアーホースを介して前記エアー供給装置からのエアーの給排気によって膨縮するとともに脚部を挿通する両端を開口した挿通孔が形成された脚用袋体と、前記挿通孔の開口を除いて前記脚用袋体の外周を包囲する包囲部材と、緩衝性を有する部材からなり前記脚用袋体の挿通孔の開口を除いて前記包囲部材の外周を包囲する緩衝部材と、変形可能な部材からなり前記脚用袋体の挿通孔の開口を除いて前記緩衝部材の外周を覆うカバー部材とからなり、前記座部に連結された脚用マッサージ具を備えるとともに、
    前記包囲部材またはカバー部材の少なくとも一方を非伸縮性部材とするとともに、前記座部の前部とこの前部に対応する脚用マッサージ具の端縁とを屈曲可能な連結部材で連結し、前記脚用マッサージ具を前記座部に重ね合わせ可能としたことを特徴とする椅子式エアーマッサージ機。
  3. 座部、この座部の後部に設けられた背もたれ部および前記座部の側部に設けられた肘掛け部を有する椅子本体の身体を支持する部位にエアーの給排気によって膨縮する複数の袋体を配設し、これら各袋体にエアーホースを介してエアー供給装置からのエアーを給排気してマッサージを行う椅子式エアーマッサージ機において、
    エアーホースを介して前記エアー供給装置からのエアーの給排気によって膨縮するとともに腕部を挿通する両端を開口した挿通孔が形成された腕用袋体と、前記挿通孔の開口を除いて前記腕用袋体の外周を包囲する包囲部材と、緩衝性を有する部材からなり前記腕用袋体の挿通孔の開口を除いて前記包囲部材の外周を包囲する緩衝部材と、変形可能な部材からなり前記腕用袋体の挿通孔の開口を除いて前記緩衝部材の外周を覆うカバー部材とからなり、前記肘掛け部の上面部に設けられた腕用マッサージ具を備えるとともに、
    前記包囲部材またはカバー部材の少なくとも一方を非伸縮性部材としたことを特徴とする椅子式エアーマッサージ機。
  4. 前記カバー部材の前記開口の周縁部にこの開口を開閉する開閉部材を設けたことを特徴とする請求項3記載の椅子式エアーマッサージ機。
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