JP4630491B2 - 脚用空気マッサージ機及び椅子型マッサージ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、脚用空気マッサージ機及び椅子型マッサージ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
脚用空気マッサージ機としては、特開平10−295753号公報(以下、「従来技術」という)に開示されているように、椅子型マッサージ機の一部としてフットレストに採用されたものが知られている。
前記従来技術では、脚載せ部(フットレスト)の内底面に左右両側に左右両側壁部が設けられ、脚載せ部の左右方向中央部に分離丘が膨出状に設けられ、この分離丘の両側で左右の脚を振り分けて保持できるようになっている。そして、左右両側壁部の内側面と分離丘の左右両側面には対向状にエアセルが設けられている。このエアセルは、空気の給排によって伸縮し、このエアセルの伸縮動作によって両脚の両側面を挟持状に指圧することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来技術では、脚載せ部に保持された両脚の間に分離丘が存在する。この分離丘は、脚載せ部と一体的に形成されているため、脚載せ部の形状が複雑化し、コスト高を招いていた。
しかし、分離丘が存在しないと、両脚を振り分け保持できない。特に、分離丘は、脚を分離丘と側壁との間で位置決めして、側壁部のエアセルによる脚への押圧を効果的に行うのに重要であるが、分離丘が存在しないと、効果的な押圧ができない。
【0004】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、脚用空気マッサージ機の基本構成を簡素にしつつ、分離丘を設けるための新たな技術を提案することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、分離丘による両脚の拘束感を減少させ、リラックス感を向上させることにある。
【0005】
上記目的を達成するために、本発明は次の技術的手段を採用した。すなわち、本発明の特徴は、底面部の左右両側から側壁部がそれぞれ立設された凹状脚収納部を有し、空気の給排により膨張収縮するエアセルが前記側壁部に設けられた脚用空気マッサージ機において、前記底面部には、左右方向中間部が突出状に形成されたマット体が敷設され、前記マット体は、外力により突出状でなくなるように変形することが可能であり、前記マット体は、クッション材よりなる脚載用マットがカバー体に覆われて構成されており、前記脚載用マットは、断面が凸状となっており、前記脚載用マットの凸状の高さは、側壁部の高さの半分以下とされており、前記側壁部に設けられたエアセルは、底面部に向かうようにカーブしながら突出膨張する点にある。かかる構成によれば、凹状脚収納部に分離丘を設ける必要がなく、凹状脚収納部の構成を簡素化できる。しかも、凹状脚収納部に分離丘を備えていなくとも、凹状脚収納部に敷設された左右方向中間部が突出状に形成されたマット体によって、両脚をマット体の左右に振り分けて置くことができる。しかも、側壁部に設けられたエアセルは、底面部に向かうようにカーブしながら突出膨張するため、脚の側部を押圧しても、押圧方向に脚が逃げようとするのをマット体が受け止めるので、効果的な押圧が行える。
【0006】
さらに、前記脚載用マットは、略平坦な左右両側の平坦部と左右の平坦部の間に形成された分離丘とが一体的に形成されたクッション材を備えているのが好適である。この場合、分離丘の左右両側の平坦部の上に左右の脚をそれぞれ載せることができる。この平坦部はクッション材からなるので、脚の載せ心地が良好であるとともに、分離丘もクッション材であるから、従来技術のような硬い分離丘に比べて、分離丘が変形可能であるから、脚の拘束感が低く、リラックス感が向上する。
【0007】
また、前記マット体は、底面部に対して着脱自在であるのが好適である。分離丘を備えたマット体が、底面部に対して着脱自在であることにより、マット体を底面部から取り外すと、分離丘もなくなる。分離丘がなくなれば、分離丘による脚の拘束感がなくなる。したがって、マッサージをしないときには、マット体を取り外して、リラックスした状態又は姿勢(例えば、脚を組んだ状態)で凹状脚収納部に脚を載せることができる。
さらにまた、前記底面部は、略平坦面又は凹曲面に形成されているのが好適である。
【0008】
また、椅子型マッサージ装置に関する本発明の特徴は、座部を有する椅子本体と、前記座部の前部にフットレストとして備えられた脚用空気マッサージ機において、前記脚用空気マッサージ機は底面部の左右両側から側壁部がそれぞれ立設された凹状脚収納部を有し、空気の給排により膨張収縮するエアセルが左右の側壁部にそれぞれ設けられており、前記底面部には、凹状脚収納部内を左右に区分けする分離丘が設けられ、前記分離丘は、外力により突出状でなくなるように変形することが可能であり、断面が凸状であり、前記底面部に対して着脱自在とされており、前記分離丘の高さは、側壁部の高さの半分以下とされており、前記側壁部に設けられたエアセルは、底面部に向かうようにカーブしながら突出膨張する点にある。かかる構成によれば、分離丘が存在するので、両脚を分離丘の左右に振り分けて置くことができる。さらに、分離丘を底面部から取り外すことができるので、マッサージをしないときなどに、分離丘を底面部から取り外しておくことで、分離丘による脚の拘束感がなくなり、リラックスした状態又は姿勢(例えば、脚を組んだ状態)で凹状脚収納部に脚を載せることができ、リラックス感を向上させることができる。また、分離丘の高さが、側壁部の高さに比べて低いと、脚の拘束感が低く、リラックス感が向上する。しかも、側壁部に設けられたエアセルは、底面部に向かうようにカーブしながら突出膨張するため、脚の側部を押圧しても、押圧方向に脚が逃げようとするのを分離丘が受け止めるので、効果的な押圧が確保される。
【0009】
また、前記分離丘はクッション材により形成されているのが好適である。従来技術のような硬い分離丘に比べて、分離丘が変形可能であるから、脚の拘束感が低く、リラックス感が向上する。
【0010】
また、座部を有する椅子本体と、前記座部の前部にフットレストとして備えられたマット体付き前記脚用空気マッサージ機と、を有している椅子型マッサージ装置であって、前記マット体は、座部から凹状脚収納部の底面部にわたって敷設されているのが好適である。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、椅子型マッサージ装置1を示している。この椅子型マッサージ装置1は、背もたれ部2及び座部3を有する椅子本体を具備し、座部3の前部にはフットレスト(脚載部)4を備えている。
背もたれ部2は、座部3後部との連結部を支点として左右の軸心まわりに回動自在に設けられており、図1の位置から後方に倒すことができるようにリクライニング機構を備えている。すなわち、背もたれ部2は、起伏自在に設けられている。
【0012】
また、フットレスト4は、座部3前部との連結部を支点として左右の軸心まわりに回動自在に設けられており、図1の位置から回動して上昇させることができる。フットレスト4の底面がほぼ水平状態になるまで上昇させると、使用者は脚を伸ばした状態で座ることができる。これに加えて、背もたれ部2を後方に倒すと使用者は横臥状態となることができる。
前記背もたれ部2、座部3、フットレスト4には、それぞれ、使用者にマッサージを施すためのマッサージ手段が設けられている。具体的には、背もたれ部2には、モータ駆動により揉み玉を動作させて使用者の背中にマッサージを施すマッサージユニット(図示省略)が設けられている。また、座部3には、空気の給排により膨張収縮して、使用者のお尻や太ももに押圧マッサージを施すためのエアセル(図示省略)が設けられている。なお、座部3のエアセルと、後述のフットレスト4のエアセルに対して給排気を行うための給排気装置は、座部3の下方に備えられている(図示省略)。
【0013】
本発明の脚用空気マッサージ機は、本実施形態においては、前記フットレスト4に採用されている。脚用空気マッサージ機でもあるフットレスト4は、両脚が載せられる底面部11と、底面部11の左右両側端から立設された左右側壁部12a,12bによって構成される1つの凹状脚収納部15を有している。
図2に示すように、凹状脚収納部15には、1つの溝状の凹部内に両脚L1,L2を並べて置くことができるものであり、このため左右の側壁12a,12bの間隔は両脚L1,L2を入れることができる程度に設定されている。また、底面部11は略平坦に形成されている。あるいは、底面部11を凹曲面状に形成してもよい。
【0014】
底面部11及び側壁部12a,12bは、合成樹脂などで一体的に形成されており、内部に後述のエアセル8a,8bに接続される空気配管などが配置される。
図2及び図3に示すように、側壁部12a,12bの内面(他方の側壁との対向面)には、エアセル8a,8bがそれぞれ設けられている。左右の側壁部内面16,16に設けられたエアセル8a,8b(以下、「側面エアセル」ともいう)は、図示しない給排気装置と配管を介して接続されている。これらの側面エアセル8a,8bは、空気が供給されることにより膨張収縮し、側壁部内面16,16から突出状に膨張することによって凹状脚収納部15に収納された両脚L1,L2の外側の部位を押圧する。つまり、一方の側壁部12a(図2及び図3において左側の側壁部)の内面16に設けられた第1側面エアセル8aは、他方の側壁部12b側に突出状に膨張し、他方の側壁部12b(図2及び図3において右側の側壁部12b)の内面16に設けられた第2側面エアセル8bは、一方の側壁部12a側に突出状に膨張する。
【0015】
なお、底面部11にはエアセルは設けられていない。ただし、底面部11にエアセルを設けてもよい。
第1及び第2側面エアセル8a,8bは合成樹脂製のシート材を袋状に形成して構成されている。図2に示すように、エアセル8a,8bはエアセル内部から空気が排出されたときは収縮して平坦状であり、エアセル内部に空気が供給されたときは膨張するように形成されている。
エアセル8a、8bは、大きな膨張を可能とするために、その周端縁はシート材が折り畳み状とされた蛇腹構造となっている。エアセル8a,8bに空気が供給されると周縁の蛇腹が伸びて大きく膨張することができ、エアセルから空気が排出されると蛇腹20が収縮して薄く平坦になるまで小さくなることができる。
【0016】
ここで、エアセル8a、8bの底面部11寄りは、蛇腹の伸長がある程度規制されており、エアセル8a,a8が設けられている面16から真っ直ぐ突出するように膨張するのではなく、図3のように底面部11に向かうようにカーブしながら突出膨張(以下、「カーブ膨張」ともいう)する。
すなわち、第1及び第2エアセル8a,8bの凹状脚収納部15の上部開口寄りの部分24,24が大きく膨張して、側壁部12a,12bからの突出量が大きくなる。これに比べ、第1及び第2側面エアセル8a,8bの底面部11寄りの部分23,23は小さく膨張し、側壁部12a,12bからの突出量は小さい。したがって、図3に示すように、第1及び第2側面エアセル8a,8bは、脚L1,L2を底面部11a側に押し付けつつ脚L1,L2の側部を押圧することができる。
【0017】
なお、エアセル8a,8bは、面16から真っ直ぐ突出膨張するものであってもよい。
底面部11と側壁部12a,12bからなる凹状脚収納部15と、エアセル8a、8bは、カバー体25によって被覆されている。このカバー体25は、凹状脚収納部15とエアセル8a,8bが外部に露出しないように覆うためのものであり、エアセルの膨張を考慮して伸縮性の良い布が採用されている。なお、図3ではカバー体25は省略して描かれている。
【0018】
カバー体25によって覆われた凹状脚収納部15の底面部11の上には、マット体27が敷設されている。このマット体27は、座部3の上にも載せられるものであり、座部用マット28と脚載用マット29とが一体的に連結されて構成されている。
座部用マット28は、ウレタン又は低反発ウレタン等のクッション材を座部に合わせて平面視矩形状に形成してなる。また、脚載用マット29もウレタン又は低反発ウレタン等のクッション材を底面部11に合わせて平面視矩形状に形成してなる。脚載用マット29は、左右方向の断面形状が凸状となるように、左右両側が略平坦な面とされた平坦部30,30を有し、平坦部30,30が左右方向中央に向かうに従って徐々に高くなった分離丘31が平坦部30と一体的に形成されている。
【0019】
分離丘31は、凹状脚収納部15に収納される脚長手方向に長く形成されており、底面部11の脚長手方向一端側から他端側までほぼ全長にわたって左右の平坦部30を区切るように形成されている。
座部用マット28と脚載用マット29は、カバー体33によって包み覆われて、一つのマット体27を構成している。カバー体33は、布又は革製であり、座部用マット28と脚載用マット29を包むように縫製されている。なお、座部用マット28と脚載せ用マット29とは離れて配置されており、両マット28,29の間はクッション材が非配置とされ、この部分35でマット体27を二つ折りすることができる折り畳み部とされている。
【0020】
このマット体27を椅子型マッサージ装置1に装着させると、図1のようになる。マット体27の椅子型マッサージ装置1への装着は、面ファスナーやフックなど適宜手段によって行われるが、面ファスナーのように着脱自在な手段を採用するのが好ましい。
図1〜図3のマット体27装着状態では、分離丘31は、凹状脚収納部15の底面の左右中央部に位置して突出し、凹状脚収納部15を左右方向に2つに区切っている。使用者の両脚L1,L2は、分離丘31によって区分けされた左右の平坦部30,30の上にそれぞれ載せられる。分離丘31が存在することにより、凹状脚収納部15内で両脚L1,L2を振り分けした状態で位置決めが行える。
【0021】
また、側壁部12a,12bに設けられたエアセル8a,8bで脚L1,L2を側方向から押圧すると、その押圧力によって両脚L1,L2は近接するように移動して押圧に対して逃げようとするが、かかる移動は分離丘31によって防止されているので、効果的な押圧が行える。つまり、分離丘31が両脚L1,L2の間に位置して外側方からのエアセル8a,8bの押圧による力を受け止めているので、脚L1,L2が逃げることなく効果的に押圧が行える。
特に、本実施形態では、エアセル8a、8bは、底面部11に向かうカーブ膨張により脚L1,L2を底面部11に押さえつけながら脚L1,L2側部を押圧することから、このカーブ膨張による底面部11への押付力により、ある程度、脚が逃げるのを防止していることから、分離丘31の高さを大きくしなくとも、脚L1,L2の近接を十分に防止できる。そこで、本実施形態では、分離丘31の底面部11からの高さを側壁部12a,12bの半分以下としている。従来は、分離丘31の高さは側壁部12a,12bの高さと同一であったので、脚の規制感・拘束感が大きかったが、本実施形態では、分離丘31の高さが低く抑えられているので、規制感・拘束感が少ない。なお、本実施形態では、分離丘31の高さは、側壁部12a,12bの高さの1/3程度としている。
【0022】
なお、脚を底面部に押さえつけながら膨張するエアセルとしては、図示の形態のものに限られない。例えば、側壁部12a,12b上部にエアセルを2枚重ねにして側壁部12a,12b上部側が大きく膨張するようにしたり、エアセルを側壁部12a,12b上部よりにだけ設けることで脚を底面部に押さえ付けながら膨張することができる。
また、エアセル8a,8aとしては、脚を底面部に押さえ付ける作用が少ないもの又はその作用無いものであってもよい。分離丘31によって両脚L1,L2の近接防止が図られているからである。
【0023】
さらに、分離丘31は、クッション材から構成されているので、分離丘31は外力により変形可能であり、突出状でなくなるように変形することも可能である。しかも、分離丘31の高さは比較的低いことから、分離丘31の上に脚L1,L2が載るような姿勢をとることができる。例えば、椅子に座った使用者が、脚L1,L2を組んだ状態で脚L1,L2をマット体27(底面部11)に載せることもできる。このとき、分離丘31は押しつぶされるように変形する。すなわち、分離丘31による区分けを無視して脚を凹状脚収納部15に載せることができる。
【0024】
以上のように、本実施形態のフットレスト4では、脚L1,L2を左右に振り分けて位置決めすることもできるし、分離丘31に関係なく比較的自由に脚L1,L2を載せることもできる。
近年の椅子型マッサージ基はリラックスチェアとしても用いることができるように、マッサージをしないときの座り心地も重視される傾向にあるため、本実施形態のように、分離丘31に関係なく自由に脚L1,L2を載せることができるということは、拘束感が少なく、リラックスチェアとしても座り心地のよいものとなっている。
【0025】
前述のように、マット体27は、椅子型マッサージ装置1に対して着脱自在である。このマット体27は、椅子型マッサージ装置1の付加的な構成であり、マット体27が取り付けられていない状態でも、使用者が座ることができるとともに、装置1の使用も行える。
マット体27は、座部3に対して面ファスナなどで着脱自在に取り付けられており、図5に示すように、折り畳み部35を基点として、マット体27の脚載用マット29の部分をめくり上げて、フットレスト4とマット体27を分離させることができる。
【0026】
フットレスト4とマット体27を分離させることで、底面部11と分離丘31を分離させることができる。底面部11から分離丘31を取り外すことで、底面部11には一層自由に脚L1,L2を載せることができるのでリラックスチェアとして使用する場合に最適である。
なお、フットレスト4とマット体27の分離は、マット体27を椅子型マッサージ装置1から完全に取り外したり、めくり上げた脚載せ用マット29を座部用マット28の上に重ねて二つ折りにした状態とすることで行える。
【0027】
図6は、マット体27の他の実施形態を示している。ここでは、座用マット28と脚載用マット29とは別のカバー体33,33によって覆われて構成されている。座用マット28前部と脚載用マット29の後部は、面ファスナー38などによって着脱自在に連結されており、椅子型マッサージ装置1に取り付けられた座用マット28から分離丘31を有する脚用マット29を分離させることで、分離丘31を底面部11から分離させることができる。したがって、マッサージをしないときには、脚載用マット29を取り外して底面部11の上に直接脚を載せることができる。この場合、分離丘31がないので脚の拘束感が少なく、リラックス感が良好となる。
【0028】
なお、座用マット28と脚載用マット29を連結すれば図4のマット体27と同様に使用でき、両脚の位置決めが行える。
図7は、マット体27の更に他の実施形態を示している。ここでは、分離丘31は、マット体27とは別体とされているとともに、マット体27に着脱自在に設けられている。このマット体27は、脚載用マット29が分離丘を有さず平坦に形成されている点以外は、図4のマット体27と同様である。別体の分離丘31は、クッション材が布などのカバー体によって覆われて構成されており、底面40が平坦であり上面41が円弧状の形状をなしている。この分離丘31は、図4の分離丘31と同様に、マット体27上に置かれる脚長手方向に長く形成されている。なお、分離丘31の形状は特に限定されない。
【0029】
分離丘31の底面40には、面ファスナー45などの着脱自在な取付手段が設けられている。この面ファスナー45によって別体の分離丘31をマット体27に取り付けることができ、分離丘31がマット体27に取り付けられると、図4のマット体と同様に使用でき、両脚の位置決めが行える。
一方、分離丘31を取り外すと、分離丘31がないので脚の拘束感が少なく、リラックス感が良好になる。
図8は、フットレスト4の他の実施形態を示している。このフットレスト4は、図2のフットレスト4と異なり、マット体27が敷設されていない。その代わりに、底面部11に対して着脱自在な分離丘51が設けられている。分離丘51は、図7の分離丘31と同様の構成であり、図示しない面ファスナなどの着脱自在な取付手段によって底面部11に取り付けられる。底面部11にこの分離丘51が敷設されていると、図4のマット体27と同様に両脚の位置決めが行える。
また、分離丘51を取り外すと、脚の拘束感が少なく、リラックス感が良好になる。また、別の観点からみると、この分離丘51は、左右に平坦部を有しないマット体といえる。
【0030】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲記載の発明の範囲内で様々な変形が可能である。例えば、本発明の脚用空気マッサージ機として椅子型マッサージ装置の一部を構成するフットレストに採用したものを例示したが、独立した脚載せ台(オットマン)に採用してもよい。
【0031】
【発明の効果】
底面部に左右方向中間部が突出状に形成された分離丘を有するマット体が敷設されているという構成を採用すると、分離丘はマット体に形成されているので、凹状脚収納部に分離丘を設ける必要がなく、凹状脚収納部の構成を簡素化できる。しかも、凹状脚収納部に分離丘を備えていなくとも、凹状脚収納部に敷設されたマット体によって、分離丘が形成されるので、両脚を分離丘の左右に振り分けて置くことができる。しかも、側壁部に設けられたエアセルで脚の側部を押圧しても、押圧方向に脚が逃げようとするのを分離丘が受け止めるので、効果的な押圧が行える。
【0032】
また、前記底面部には凹状脚収納部内を左右に区分けする分離丘が設けられ、当該分離丘は、前記底面部に対して着脱自在とされているという構成を採用すると、分離丘を底面部から取り外すことができるので、マッサージをしないときなどに、分離丘を底面部から取り外しておくことで、分離丘による脚の拘束感がなくなり、リラックスした状態又は姿勢(例えば、脚を組んだ状態)で凹状脚収納部に脚を載せることができ、リラックス感を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】椅子型マッサージ装置の斜視図である。
【図2】フットレスト(脚用空気マッサージ機)の断面図である。
【図3】エアセルが膨張したときのフットレスト断面図である。
【図4】マット体の全体図である。
【図5】マット体をめくりあげたときの椅子型マッサージ装置の斜視図である。
【図6】マット体の別実施形態を示す斜視図である。
【図7】マット体の別実施形態を示す斜視図である。
【図8】フットレストの別実施形態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 椅子型マッサージ機
2 座部
4 フットレスト(脚用空気マッサージ機)
11 底面部
12a 側壁部
12b 側壁部
15 凹状脚収納部
27 マット体
30 平坦部
31 分離丘
Claims (7)
- 底面部(11)の左右両側から側壁部(12a,12b)がそれぞれ立設された凹状脚収納部(15)を有し、
空気の給排により膨張収縮するエアセル(8a,8b)が前記側壁部(12a,12b)に設けられた脚用空気マッサージ機において、
前記底面部(11)には、左右方向中間部が突出状に形成されたマット体(27)が敷設され、
前記マット体(27)は、外力により突出状でなくなるように変形することが可能であり、
前記マット体(27)は、クッション材よりなる脚載用マット(29)がカバー体(33)に覆われて構成されており、
前記脚載用マット(29)は、断面が凸状となっており、
前記凸状の高さは、側壁部(12a,12b)の高さの半分以下とされており、
前記側壁部に設けられたエアセル(8a,8b)は、底面部(11)に向かうようにカーブしながら突出膨張することを特徴とする脚用空気マッサージ機。 - 前記脚載用マット(29)は、略平坦な左右両側の平坦部(30)と左右の平坦部(30)の間に形成された分離丘(31)とが一体的に形成されたクッション材を備えていることを特徴とする請求項1記載の脚用空気マッサージ機。
- 前記マット体(27)は、底面部(11)に対して着脱自在であることを特徴とする請求項1又は2記載の脚用空気マッサージ機。
- 前記底面部(11)は、略平坦面又は凹曲面に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の脚用空気マッサージ機。
- 座部(3)を有する椅子本体と、前記座部(3)の前部にフットレスト(4)として備えられた脚用空気マッサージ機と、を有している椅子型マッサージ装置において、
前記脚用空気マッサージ機は底面部(11)の左右両側から側壁部(12a,12b)がそれぞれ立設された凹状脚収納部(15)を有し、
空気の給排により膨張収縮するエアセル(8a,8b)が左右の側壁部にそれぞれ設けられており、
前記底面部(11)には、凹状脚収納部(15)内を左右に区分けする分離丘(31)が設けられ、
前記分離丘(31)は、
外力により突出状でなくなるように変形することが可能であり、
断面が凸状であり、
前記底面部(11)に対して着脱自在とされており、
当該分離丘の高さは、側壁部(12a,12b)の高さの半分以下とされており、
前記側壁部に設けられたエアセル(8a,8b)は、底面部(11)に向かうようにカーブしながら突出膨張することを特徴とする椅子型マッサージ装置。 - 前記分離丘(31)はクッション材により形成されていることを特徴とする請求項5記載の椅子型マッサージ装置。
- 座部(3)を有する椅子本体と、前記座部(3)の前部にフットレスト(4)として備えられた請求項1〜4のいずれかに記載の脚用空気マッサージ機と、を有している椅子型マッサージ装置であって、
前記マット体(27)は、座部(3)から凹状脚収納部(15)の底面部(11)にわたって敷設されていることを特徴とする椅子型マッサージ装置。
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