JP3912953B2 - 椅子式エアーマッサージ機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気袋の膨脹・収縮によって使用者の下肢(脚)に対するマッサージを行う椅子式エアーマッサージ機に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば脚をマッサージするエアーマッサージ機には、単能機として使用されるものと、椅子式マッサージ機のオットマン(脚載置部)として使用されるものが知られている。これらに使用されるエアーマッサージ機は、上面及び前後両端を開放してほぼU字状をなした施療凹部の相対向する凹部内側面に夫々空気袋を配設して、これら空気袋にエアー給排気装置によりエアーを給排気して、各空気袋の膨脹・収縮を繰返すことにより、施療凹部に収容された使用者の脚を圧迫・弛緩させてマッサージするように構成されている。
【0003】
このようなエアーマッサージ機において、施療凹部の凹部内側面に個別に配設される一対の空気袋は、互いに一体に接続されており、これら空気袋間の接続部が施療凹部の底面に固定されている。又、このような空気袋の取付けに代えて、施療凹部の凹部内側面に個別に配設される一対の空気袋を夫々独立させて、それらの四隅若しくは互いに平行な二辺を凹部内側面に固定することで空気袋を取付けることも行われている。
【0004】
ところで、マッサージを受ける者の脚等をマッサージする場合等において、マッサージを受ける者の心臓に向かうように揉み上げながらマッサージをすることは、心臓方向への血流を促すのでマッサージ上好ましいとされている。
【0005】
しかし、既述した従来の空気袋取付け構造では、空気袋が膨脹して施療凹部内の脚等を圧迫する場合に、単に圧迫することしかできず、前記のような好ましいマッサージ動作を得ることはできず、その改善が求められている。
【0006】
又、空気袋の周部を固定する後者の空気袋取付け構造では、個々の空気袋を凹部内側面に固定するのに必要とされる固定部品の数が多く、それに伴い組立て等に手間が掛かるので、コスト高である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、空気袋の取付け構造が簡単で、かつ、施療凹部に収容された使用者の下肢にその体軸方向に沿う力を与えつつ前記下肢をマッサージできる椅子式エアーマッサージ機を得ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明は、座部及び背凭れ部を有した椅子本体と;両側壁及び中間壁を有し、これら側壁と中間壁との間に上面及び前後両端を開放して前記椅子本体に座った使用者の下肢が出し入れされる一対の施療凹部が形成された肢体受け、及び前記施療凹部の内側面をなす前記中間壁の両側面及び前記両側壁の内側面の夫々に前後方向に並べて複数配設された脚用空気袋を有して、前記座部の前端に連なるように前方に突出する第1位置と前記椅子本体の前端部下部に立てた姿勢となる第2位置とに亘って移動可能に前記椅子本体に取付けられた脚載置部と;前記各脚用空気袋に連通して設けられこれら脚用空気袋にエアーを給排気するエアー給排気装置と;を具備した椅子式エアーマッサージ機において、
前記肢体受けの前後方向に並んだ複数の空気袋が一体に連続された空気袋ユニットをなしていて、前後方向に並んだ空気袋がそれらより細い連通路で連通されているとともに、前記座部への取付け側である前記肢体受けの前部側に位置された前記空気袋ユニットの一端部が前記施療凹部内側面に固定され、この固定された一端部よりも前記肢体受けの奥側に位置された前記空気袋ユニットの他端部を自由端部とし、前記エアー給排気装置で、前記自由端部側の空気袋を通して前記固定された一端部側の空気袋に向けて前記複数の空気袋を順次膨脹させるとともに、先に膨脹した空気袋が膨脹状態を持続している間に、この空気袋よりも前記固定された一端部側に隣接した次の空気袋を膨脹させるようにしたことを特徴とする。
【0009】
この発明において、空気袋には施療凹部内に収容された下肢を圧迫する指圧凸部が付加されていてもよいとともに、施療凹部の底面に施療突起又は他の施療用空気袋が付加されていてもよい。
【0010】
この発明においては、エアー給排気装置の給気動作に従い施療凹部の凹部内側面に固定されている空気袋が膨脹するときには、空気袋は、その自由端部が凹部内側面から施療凹部の幅方向中央部に向けて動く挙動を伴って、この自由端部を固定端部側に寄せながら膨脹する。それにより、膨脹する空気袋は施療凹部に収容されている使用者の下肢に対して肢体受けの前方向への力を与えつつ、前記下肢を圧迫できる。しかも、空気袋はその前端部のみを凹部内側面に固定して設けられているため、この空気袋の固定に要する固定部品の数を少なくできる。
【0015】
更に、この発明においては、施療凹部に収容されている下肢の複数箇所に対して肢体受けの前方向への力を空気袋の並び方向に順番に与えつつ、前記下肢を前記順番で圧迫できる。そのため、並べられた各空気袋の膨脹・収縮の繰り返しにより、使用者の心臓に向かう血流を促して恰も揉み上げるようなマッサージすることができる。
【0017】
しかも、この場合、先に膨脹した空気袋が膨脹完了状態にある時に、この空気袋よりも固定端部側に隣接した空気袋が膨脹するので、この次の空気袋の膨脹に伴い既に膨脹完了状態にある先の空気袋を固定端部側に引き寄せることができる。
【0019】
つまり、空気袋が膨脹するときに、空気袋は、その固定端部側、つまり、肢体受けの前側に向けて自由端部を寄せながら膨脹して、施療凹部の下肢に対し使用者の心臓に向かう血流を促して恰も揉み上げるような力を与えつつ、前記下肢を圧迫することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図6を参照して本発明の第1参考例を説明する。
【0023】
この第1参考例に係る椅子式エアーマッサージ機の全体構成を示す図1中符号1で示すマッサージ機本体としての椅子本体は、座部2と、背凭れ部3とを有している。
【0024】
座部2は、椅子本体1の支持枠1aで下端を連結された左右一対(一方のみ図示)の板状をなす支持脚1bの上端間に渡って略水平に設けられていて、その幅方向両側には肘掛部2aが設けられている。背凭れ部3は、座部2の後端部において、この座部2に対して所定の角度傾斜して設けられている。なお、肘掛部2aは省略してもよいし、又、背凭れ部3はリクライニング動作ができるように座部2の後方において起倒可能に設けてもよい。
【0025】
座部2の前部には椅子本体1に座った使用者の腿部をマッサージするための腿用空気袋4が設けられ、座部2の後部には前記使用者の尻部をマッサージするための尻用空気袋5が設けられている。これら空気袋4、5は、気密性を有する合成樹脂材料を用いて細長い偏平な袋に形成されていて、夫々座部2の幅方向に延びて配設されている。これら空気袋4、5に対する後述の圧縮空気の給排気に伴い膨脹・収縮をする。
【0026】
背凭れ部3の下端部には前記使用者の腰部をマッサージするための腰用空気袋6a、6bが配設され、背凭れ部3の上端部には前記使用者の首部及び肩部をマッサージする首肩用空気袋8a、8bが配設されている。さらに、背凭れ部3には、首肩用空気袋8a、8bの下方に位置して前記使用者の背中部をマッサージする背中用空気袋7a、7bが配設されているとともに、この背中用空気袋7a、7bと腰用空気袋6a、6bとの間に位置して前記使用者の背筋をマッサージする背筋用空気袋9が配設されている。
【0027】
一対の腰用空気袋6a、6b、一対の首肩用空気袋8a、8b、及び一対の背中用空気袋7a、7bは、夫々背凭れ部3の幅方向に並設されている。背筋用空気袋9は背凭れ部3の幅方向中央において、この背凭れ部3の長手方向(縦方向)に延びていて、前記使用者の背筋位置に対応するように設けられている。
【0028】
これら各空気袋6a、6b、7a、7b、8a、8b、及び9は、前記空気袋4、5と同様に気密性を有する合成樹脂材料を用いて偏平な袋に形成されていて、圧縮空気の給排気に伴い膨脹・収縮をする。なお、各空気袋6a、6b、7a、7b、8a、8b、及び9には、夫々給排気口(図示しない)が設けられている。これらの給排気口には夫々対応する給排気管27〜32(図6参照)が後述のように接続されている。これらの管27〜32は軟質ビニル管等の可撓性を有するエアーチューブ等からなる。そして、以上のように各空気袋6a、6b、7a、7b、8a、8b、及び9が配設された椅子本体1は、柔軟性を有した表布10によりカバーされているとともに、この表布10で覆われた支持脚1bの外側面にはポケット状をなす収容部11が設けられている。この収容部11には入力手段としての後述のリモートコントローラ35が挿脱可能に差し込み保持される。
【0029】
椅子本体1の前端部には脚載置部12が連結されている。この載置部12は、椅子本体1の両肘掛部2aの前端部直下に位置して一対の支持脚1bに渡って横架された枢軸14に取付けられていて、座部2の前端部に連なっている。枢軸14を中心として回動可能な脚載置部12は、図示しないラチェット機構等からなる位置決め手段により複数の傾斜角度に位置決めされるように設けられている。それにより、脚載置部12を座部2の前端に連なるようにその前方に突出しかつ下側に多少傾斜した姿勢(図示しない)となる第1位置に位置決めでき、使用者が座部2に腰掛けたとき、脚を傾斜配置の脚載置部12上に載置できるようになっている。なお、図1は脚載置部12を椅子本体1の前端部下部に立てた姿勢となる第2位置に収容配置した状態であり、これら第1、第2位置に亘って脚載置部12は移動可能である。
【0030】
図1〜図4に示すように脚載置部12は、その幅方向両側に夫々側壁12a、12bを有しているとともに、幅方向中央位置に中間壁12cを有した肢体受け13を備えている。側壁12a、12b及び中間壁12cは平行であって、隣接する側壁12a、12c間に略U字状の施療凹部12dと、隣接する側壁12b、12c間に略U字状の施療凹部12eとを夫々形成している。施療凹部12d、12eは、その上面及び長手方向両端(前後両端)が夫々開放された構成であって、その内部には使用者の脚(下肢)が出し入れされる。これら施療凹部12d、12eは、脚の太さ方向の断面の大きさの略全体を収容できる大きさに形成されている。
【0031】
右脚用の施療凹部12dを相互間に作る側壁12aと中間壁12cの相対向する凹部内側面には、夫々1又は複数の空気袋、例えば2個の空気袋が夫々配設されている。つまり、側壁12aの凹部内側面には、右脚用第1空気袋15aと右脚用第2空気袋15bとが、施療凹部12dが伸びる方向、言い換えれば、肢体受け13の前後方向に並べて取付けられている。又、側壁12aと対向する中間壁12cの凹部内側面には、右脚用第3空気袋15cと右脚用第4空気袋15dとが、施療凹部12dが伸びる方向、言い換えれば、肢体受け13の前後方向に並べて取付けられている。なお、本明細書において、肢体受け13の「前」「後」は使用者を基準として定められており、椅子本体1に座った使用者の心臓に近い側、つまり、座部2への取付け側を「前」と称し、かつ、前記心臓に対して遠い側を「奥」と称している。
【0032】
同様に、左脚用の施療凹部12eを相互間に作る側壁12bと中間壁12cの相対向する凹部内側面にも、夫々1又は複数の空気袋、例えば2個の空気袋が夫々配設されている。つまり、側壁12bの凹部内側面には、左脚用第1空気袋16aと左脚用第2空気袋16bとが、施療凹部12dが伸びる方向、言い換えれば、肢体受け13の前後方向に並べて取付けられている。又、側壁12bと対向する中間壁12cの凹部内側面には、左脚用第3空気袋16cと左脚用第4空気袋16dとが、施療凹部12dが伸びる方向、言い換えれば、肢体受け13の前後方向に並べて取付けられている。
【0033】
各空気袋15a〜15d、16a〜16dは、気密性を有するとともに剛性樹脂材料を用いて偏平な四角形状の袋に形成されていて、圧縮空気の給排気に伴い膨脹・収縮をするものであり、膨脹したとき施療凹部12d、12e内の使用者の脚を両側から包み込むように挟み得る大きさに形成されている。
【0034】
各空気袋15a〜15d、16a〜16dは、夫々独立したものであって、図2及び図5に示すように一端部に非膨脹部からなる固定端部Aを有し、この端部Aを挿通する複数の固定部品Bを介して肢体受け13に夫々固定されている。各固定部品Bには、たとえば短い軸の一端部が矢尻状の挿入ヘッドをなし他端部に円板状の押さえ板を有してなる、いわゆるアンカークリップが使用されている。これらの固定部品Bは、その挿入ヘッドを、固定端部Aに挿通させるとともに、前記凹部内側面に予め開けられた小穴からなる固定孔に挿入し引っ掛けるワンタッチ挿入操作により、その押さえ板と前記凹部内側面との間に固定端部Aを挟んで各空気袋15a〜15d、16a〜16dを固定するものである。
【0035】
各空気袋15a〜15d、16a〜16dは、その固定端部Aのみを、肢体受け13の前後方向の一端側、例えば前側に配して各凹部内側面に夫々固定されている。従って、これら空気袋15a〜15d、16a〜16dの他端部は自由端部Cをなしており、そして、既述の取付けにより肢体受け13の前後方向に並べられた各空気袋15a〜15d、16a〜16dは、いずれも自由端部Cを同一方向に向けて固定されている。
【0036】
なお、各空気袋15a〜15d、16a〜16dの凹部内側面に接する裏面には、その固定端部A側に寄せて給排気口(図示しない)が設けられている。これらの給排気口には夫々対応する給排気管33(図6参照)が後述のように接続されている。これらの管33は軟質ビニル管等の可撓性を有するエアーチューブ等からなる。そして、以上のように各空気袋15a〜15d、16a〜16dが配置された脚載置部12の表面は、柔軟性を有した表布17によりカバーされている。
【0037】
前記椅子本体1の下部、つまり座部2の下側空間にはユニット化されたエアー給排気装置34が配置されている。この装置34は、図6に示されるようにエアーコンプレッサー18、フィルタータンク19、分配切換器20、電磁開閉弁21及び制御装置22を備えて形成されている。
【0038】
詳しくは、エアーコンプレッサー18は圧縮空気供給手段として用いられるものであって、その圧縮空気吐出口には供給管25を介してフィルタータンク19が接続されている。フィルタータンク19は、エアーコンプレッサー18から供給された圧縮空気の脈動を吸収して圧縮空気流を平滑にするために使用されている。このタンク19の出口には供給管26が接続されており、この供給管26は2本の分岐供給管26a、26bに分岐されている。一方の分岐供給管26aの先端は空気分配手段としての分配切換器20に接続され、他方の分岐供給管26bの先端は弁手段としての電磁開閉弁21に接続されている。
【0039】
分配切換器20は、この種エアー式マッサージ機に用いられている周知のモータ等により駆動される流路切換用のロータを有したロータリー弁であって、分岐供給管26aが接続される一つの吸気ポートと、各給排気管27〜32が個別に接続される複数の分配ポートと、一つの排気ポートとを有しており、その流路切換用のロータの回転により、任意に選択された分配ポートと吸気ポートとを連通するとともに、選択されなかった分配ポートを排気ポートに連通させて、非脚用の各空気袋についての選択的給気と選択的排気とができるように形成されている。
【0040】
給排気管27は前記腿用空気袋4に接続され、給排気管28は前記尻用空気袋5に接続され、給排気管29はさらに分岐されて前記腰用空気袋6a、6bに個別に接続され、給排気管30は前記背筋用空気袋9に接続され、給排気管31はさらに分岐されて前記背中用空気袋7a、7bに個別に接続され、給排気管32はさらに分岐されて前記首肩用空気袋8a、8bに個別に接続されている。
【0041】
電磁開閉弁21には脚用の給排気管33が接続され、この管33は一対の分岐給排気管33a、33bに分岐されている。一方の分岐給排気管33aはさらに4本に分岐されて前記右脚用の第1〜第4の空気袋15a〜15dに個別に接続され、他方の分岐給排気管33bも更に4本に分岐されて前記左脚用の第1〜第4の空気袋16a〜16dに個別に接続されている。電磁開閉弁21は流路を閉じた時に脚用の各空気袋15a〜15d、16a〜16dを夫々大気中に連通させる排気ポ−トを有している。
【0042】
制御手段としての前記制御装置22は、図示しない中央演算処理装置CPU、リードオンメモリROM、ランダムアクセスメモリRAM等を備える周知のマイクロコンピュータからなるものである。この制御装置22には各種の動作モードを実行させるプログラムが格納されており、その選択された動作モードにしたがってエアーコンプレッサー18、分配切換器20、及び電磁開閉弁21の動作を制御して、各空気袋に対する選択的給排気を行わせるように構成されている。
【0043】
なお、各種動作モードとしては、全身マッサージコース、上半身マッサージコース、及び下半身マッサージコースのコース別動作モードと、首肩、背中、背筋、腰、尻、腿、及び脚の各身体部分を単独にマッサージするポイントマッサージ動作モード、及び前記コース別動作モードと脚用ポイントマッサージ動作モード以外の各ポイントマッサージ動作モードに対して脚用ポイントマッサージ動作モードを同時に実施させる脚同期マッサージ動作モードとが設定されている。前記各動作モードは、入力装置としてのリモートコントローラ35により入力される。
【0044】
前記構成の椅子式エアーマッサージ機において、脚用ポイントマッサージ動作モードがリモートコントローラ35により指定されたときには、制御装置22により電磁開閉弁21が開かれる。この場合エアーコンプレッサー18が断続運転されるため、その運転時には、脚載置部12の右脚用の各空気袋15a〜15d及び左脚用の各空気袋16a〜16dの夫々が同期して膨脹され、運転停止時には右脚用の各空気袋15a〜15d及び左脚用の各空気袋16a〜16dの夫々が脚の重さを受けて同期して収縮される。
【0045】
こうして各脚用空気袋15a〜15d、16a〜16dが膨脹・収縮を繰返すに伴い、椅子本体1に腰掛けて脚載置部12の一対の施療凹部12d、12eに個別に収容された使用者の両脚(下肢)を、その幅方向両側から前記空気袋15a〜15d又は16a〜16dで圧迫・弛緩させつつ、これら両脚に対してマッサージを施すことができる。なお、脚同期マッサージ動作モードが選択されたときには、脚載置部12において以上のマッサージ動作が営まれる他に、座部2の空気袋4又は5、及び背凭れ部3の空気袋6a、6b、7a、7b、8a、8b、及び9のうちの少なくとも一つ(一種類)の空気袋の膨脹・収縮動作が同時に営まれて、その選択された空気袋の位置に対応する身体部分に対するマッサージが施されるものである。
【0046】
使用者の脚へのマッサージの際に、各脚用空気袋15a〜15d、16a〜16dが収縮した状態を、説明の便宜上図4中実線で描いた左脚用空気袋16a〜16dで代表して示し、各脚用空気袋15a〜15d、16a〜16dが膨脹した状態を、説明の便宜上図4中実線で描いた右脚用空気袋15a〜15dで代表して示す。同様に、図4中左脚用空気袋16a〜16dについて二点鎖線で示した状態は膨脹状態であり、又、右脚用空気袋15a〜15dについて二点鎖線で示した状態は収縮状態である。なお、第1参考例では既述のように各脚用空気袋15a〜15d、16a〜16dは同期して膨脹・収縮を営むから、図4のように一方が膨脹、他方が収縮するということはない。
【0047】
この図4に示されるように各脚用空気袋15a〜15d、16a〜16dが夫々同期して膨脹するときには、各空気袋15a〜15d、16a〜16dの前側の固定端部Aが脚体受け13の前側に向けて各凹部内側面に固定されているから、各空気袋15a〜15d、16a〜16dは、その自由端部Cが凹部内側面から施療凹部12d又は12eの幅方向中央部に向けて動く挙動を伴って、この自由端部Cを固定端部A側に寄せながら膨脹する。図4中寸法Dは自由端部Cの前側への変位量を示している。
【0048】
こうした膨脹形態によって、各空気袋15a〜15d、16a〜16dは、施療凹部12d、12eに収容されている使用者の脚に対して、この脚の体軸方向前側、つまり、肢体受け12の前方向への力を与えつつ脚を圧迫できる。この場合、前後方向に並んだ一対の右脚用の空気袋15a,15bと、15c,15dとにより、右脚にその両側2箇所に対して前方向の力を与えつつ右脚を圧迫できるとともに、同じく、前後方向に並んだ一対の左脚用の空気袋16a,16bと、16c,16dとにより、左脚にその両側2箇所に対して前方向の力を与えつつ左脚を圧迫できる。それにより、使用者の心臓に向かう血流を促して恰も揉み上げるようなマッサージが複数箇所同時に行われるので、血行促進上有効なマッサージができる。
【0049】
しかも、既述のように膨脹する脚用の各空気袋15a〜15d、16a〜16dによって、施療凹部12d、12e内の使用者の脚に対して肢体受け13の前方向への力を与えるので、それに応じた分、各空気袋15a〜15d、16a〜16dが施療凹部12d、12e内の脚を押出す作用を減らすことができる。したがって、各脚用空気袋15a〜15d、16a〜16dの膨脹に伴って、脚を効果的に圧迫しつつマッサージすることができる。
【0050】
又、既述のように脚用の各空気袋15a〜15d、16a〜16dを肢体受け13に固定するのに、これら空気袋15a〜15d、16a〜16dは、その前側の固定端部Aのみを施療凹部12d、12eの凹部内側面に固定して設けられているため、これら空気袋15a〜15d、16a〜16dの固定に要する固定部品Bの数を少なくできるとともに、それに伴い各空気袋15a〜15d、16a〜16dの組付けに要する工数を削減できる。したがって、各空気袋15a〜15d、16a〜16dの取付け構造が簡単でかつ安価に各空気袋15a〜15d、16a〜16dを肢体受け13に設けることができ、この肢体受け13のコストひいては椅子式エアーマッサージ機のコストを低減するのに役立つ。
【0051】
図7及び図8は本発明の第2参考例を示している。この第2参考例は、基本的には前記第1参考例と同じであるので、第1参考例と同一の構成については第1参考例と同一符号を付して、その説明を省略し、以下第1参考例とは異なる構成及び作用のみを説明する。
【0052】
第2参考例第1参考例と相違する点は、凹部内側面に固定された複数の空気袋を、例えば3以上設けるとともに、そのうちの肢体受け13の前後方向に隣接している空気袋相互を重なり合うように設けた点である。図7及び図8において、15eは右脚用施療凹部12dの一方の凹部内側面に前後方向に並んで固定された空気袋15a、15bと同列に並べて追加された他の空気袋、15fは右脚用施療凹部15の他方の凹部内側面に前後方向に並んで固定された空気袋15c、15dと同列に並べて追加された他の空気袋、又、16eは左脚用施療凹部12eの一方の凹部内側面に前後方向に並んで固定された空気袋16a、16bと同列に並べて追加された他の空気袋、16fは左脚用施療凹部12eの他方の凹部内側面に前後方向に並んで固定された空気袋16c、16dと同列に並べて追加された他の空気袋を示している。
【0053】
そして、右脚用施療凹部12dにおいて互いに隣接している空気袋15aの固定端部A側と空気袋15bの自由端部C側とは互いに重なり合っており、又、互いに隣接している空気袋15bの固定端部A側と空気袋15eの自由端部C側とは重なり合っている。そして、同右脚用施療凹部12dにおいて互いに隣接している空気袋15cの固定端部A側と空気袋15dの自由端部C側とは互いに重なり合っており、又、互いに隣接している空気袋15dの固定端部A側と空気袋15fの自由端部C側とは重なり合っている。同様に、左脚用施療凹部12eにおいて互いに隣接している空気袋16aの固定端部A側と空気袋16bの自由端部C側とは互いに重なり合っており、又、互いに隣接している空気袋16bの固定端部A側と空気袋16eの自由端部C側とは重なり合っている。そして、同左脚用施療凹部12eにおいて互いに隣接している空気袋16cの固定端部A側と空気袋16dの自由端部C側とは互いに重なり合っており、又、互いに隣接している空気袋16dの固定端部A側と空気袋16fの自由端部C側とは重なり合っている。
【0054】
なお、以上の点以外の構成は、図7及び図8に図示されない構成を含めて前記第1参考例と同じである。従って、この第2参考例においても、前記課題を解決することができる。しかも、前後方向に並設された空気袋のうち隣接している空気袋同士が重なり合っているので、空気袋を高密度に設けることができる。したがって、施療凹部12d、12e内の脚に対する圧迫箇所が増えることに伴い、使用者の心臓に向かう血流を促して恰も揉み上げるように脚に対して肢体受け13の前方向の力を与えながらマッサージをする箇所を増やすことができ、血行促進上において、より有効なマッサージができる。
【0055】
図9〜図11は本発明の第1実施形態を示している。この第1実施形態は、基本的には前記第1参考例と同じであるので、第1参考例と同一の構成については第1参考例と同一符号を付して、その説明を省略し、以下第1参考例とは異なる構成及び作用のみを説明する。
【0056】
第1実施形態第1参考例と相違する点は、凹部内側面に前後方向に並べて配設される複数の空気袋を互いに独立させることなく、一体に連続させた空気袋ユニット41とし、かつ、前後方向に隣接した空気袋の膨脹タイミングをずらした点にある。
【0057】
すなわち、各空気袋ユニット41は同一の構成であるため、ここでは図10に示す左脚用の空気袋16c、16dを有する空気袋ユニット41で代表して説明する。このユニット41は、固定端部A側に空気袋16dが設けられ、自由端部C側に空気袋16cが設けられていて、これら空気袋16c、16dは細い連通路42を介して互いに連通されている。連通路42は、その両側部分を熱融着することによって、これら熱融着部43間に形成されている。又、自由端部C側に位置する空気袋16cの裏面にのみ給排気口44が設けられている。
【0058】
したがって、左脚用施療凹部12eの凹部内側面に肢体受け13の前後方向に並んだ複数の空気袋16c、16dの内で固定端部A側の空気袋16dは、自由端部C側の空気袋16cを通して給排気されるように構成されており、同様に、固定端部A側の空気袋16bは、自由端部C側の空気袋16aを通して給排気され、又、右脚用施療凹部12dの凹部内側面に肢体受け13の前後方向に並んだ複数の空気袋15c、15dの内で固定端部A側の空気袋15dは、自由端部C側の空気袋15cを通して給排気されるように構成されており、同様に、固定端部A側の空気袋15bは、自由端部C側の空気袋15aを通して給排気されるように構成されている。
【0059】
なお、以上の点以外の構成は、図9〜図11に図示されない構成を含めて前記第1参考例と同じである。従って、この第1実施形態においても、前記課題を解決することができる。
【0060】
しかも、既述の構成の空気袋ユニット41を用いたことにより、脚用の各空気袋15a〜15d、16a〜16dが夫々膨脹する場合には、初めに各空気袋ユニット41の自由端部C側の空気袋15a、15c、16a、16cが膨脹し、次に、固定端部A側の空気袋15b、15d、16b、16dが膨脹するため、先に膨脹を開始した自由端部C側の空気袋15a、15c、16a、16cが膨脹完了状態にある時に、固定端部A側の空気袋15b、15d、16b、16dの膨脹が完了する。
【0061】
そのため、自由端部C側の空気袋15a、15c、16a、16cは自らの膨脹により、肢体受け13の前方向に寄せられるだけではなく、次に膨脹を完了する固定端部A側の空気袋15b、15d、16b、16dの膨脹に伴って、これら空気袋15b、15d、16b、16dが肢体受け13の前方向に寄せられる分だけ、更に肢体受け13の前方向に引き寄せられる。
【0062】
このように第1実施形態においては、施療凹部12d、12e内の脚に肢体受け13の前方向への力を、個々の空気袋15a〜15d、16a〜16dの膨脹に伴って与えるだけではなく、先に膨脹した空気袋15a、15c、16a、16cが膨脹を完了して脚に側方から圧接している状態のまま、これらの空気袋15a、15c、16a、16cを他の空気袋15b、15d、16b、16dの膨脹により固定端部A側に引き寄せて、前記力を更に与えることができる。そのため、使用者の心臓に向かうより強い血流を促しつつ、恰も揉み上げるような効果的なマッサージをすることができる。
【0063】
図12〜図14は本発明の第2実施形態を示している。この第2実施形態は、基本的には前記第1参考例と同じであるので、第1参考例と同一の構成については第1参考例と同一符号を付して、その説明を省略し、以下第1参考例とは異なる構成及び作用のみを説明する。
【0064】
第2実施形態第1参考例と相違する点は、凹部内側面に前後方向に並べて配設される複数の空気袋を互いに独立させて一体に連続させた空気袋ユニット45とし、これらを同期して膨脹させるようにした点にある。
【0065】
すなわち、各空気袋ユニット45は同一の構成であるため、ここでは図13に示す左脚用の空気袋16c、16dを有する空気袋ユニット45で代表して説明する。このユニット45は、固定端部A側に空気袋16dが設けられ、自由端部C側に空気袋16cが設けられていて、これら空気袋16c、16dは相互間に設けた熱融着部46によって区切られて、独立して膨脹・収縮ができるように形成されている。そして、夫々の空気袋16c、16dの裏面には給排気口47が個別に設けられている。
【0066】
又、図14に示すようにエアー給排気装置34は、前記電磁開閉弁21に加えて前記分岐供給管26bに接続された他の電磁開閉弁48を備えている。この電磁開閉弁48は電磁開閉弁21と同様にも流路を閉じた時に左脚用の各空気袋16a〜16dのみを大気中に連通させる排気ポ−トを有している。電磁開閉弁21に接続された脚用給排気管33は、右脚用空気袋15a〜15dの給排気口47に個別に接続されている。そして、他方の電磁開閉弁48に接続された脚用給排気管49は、右脚用空気袋15a〜15dの給排気口47に個別に接続されている。両電磁開閉弁21、48は制御装置22によって同時或は個別に開閉されるようになっている。
【0067】
なお、以上の点以外の構成は、図12〜図14に図示されない構成を含めて前記第1参考例と同じである。従って、この第2実施形態においても、前記課題を解決することができる。
【0068】
しかも、既述の構成の空気袋ユニット45を用いたことにより、脚用の各空気袋15a〜15d、16a〜16dが夫々同期して膨脹する場合には、自由端部C側の空気袋15a、15c、16a、16cが自らの膨脹により、肢体受け13の前方向に寄せられるだけではなく、固定端部A側の空気袋15b、15d、16b、16dの膨脹に伴って、これら空気袋15b、15d、16b、16dが肢体受け13の前方向に寄せられる分だけ、更に肢体受け13を前方向に引き寄せることができる。こうした自由端部C側の空気袋15a、15c、16a、16cの固定端部A側への引き寄せにより、使用者の心臓に向かうより強い血流を促しつつ、恰も揉み上げるような効果的なマッサージをすることができる。
【0069】
なお、第2実施形態では、右脚用空気袋15a〜15dへの空気の給排気を行わせる電磁開閉弁48と、左脚用空気袋16a〜16dへの空気の給排気を行わせる電磁開閉弁21を備えているから、いずれか一方を使用することにより片足だけを選択的にマッサージすることができるとともに、使用者の好みに応じてリモートコントローラ35を介して入力される指令に基づいて制御装置22により、両電磁開閉弁21、48の開閉タイミングをずらす場合には、そのタイミングに応じて右脚と左脚のマッサージ動作をずらすことができる。
【0076】
【発明の効果】
以上詳記したように請求項1、2に係る発明の椅子式エアーマッサージ機によれば、エアー給排気装置の給気動作に伴い膨脹する空気袋が施療凹部内の使用者の下肢を圧迫する際に、前記下肢に対して肢体受けの前方向への力を与えるから、それにより、前記空気袋の膨脹・収縮の繰り返しにより使用者の心臓に向かう血流を促して恰も揉み上げるようなマッサージをすることができる。この場合、施療凹部内の下肢に肢体受けの前方向への力を、個々の空気袋の膨脹に伴って与えるだけではなく、先に膨脹した空気袋よりも固定端部側に隣接した空気袋の膨脹に伴い、既に膨脹状態にある先の空気袋を固定端部側に引き寄せて前記力を与えるので、より効果的に使用者の心臓に向かう血流を促して恰も揉み上げるようなマッサージをすることができる。しかも、空気袋の前端部のみを凹部内側面に固定して、この空気袋の固定に要する固定部品数を削減したから、空気袋の取付け構造が簡単で安価な椅子式エアーマッサージ機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1参考例に係る椅子式エアーマッサージ機の構成を示す斜視図。
【図2】 図1のエアーマッサージ機が備える脚載置部の構成を示す斜視図。
【図3】 図2中矢印X方向から見て示す前記脚載置部の正面図。
【図4】 図2中矢印W方向から見て示す前記脚載置部の平面図。
【図5】 図4中Z−Z線に沿う脚載置部の断面図。
【図6】 図1のエアーマッサージ機の各空気袋に対する圧縮空気の給排気系統を示すブロック図。
【図7】 本発明の第2参考例に係る椅子式エアーマッサージ機が備える脚載置部の構成を示す平面図。
【図8】 図7中Y−Y線に沿う脚載置部の断面図。
【図9】 本発明の第1実施形態に係る椅子式エアーマッサージ機が備える脚載置部の構成を示す平面図。
【図10】 図9の脚載置部が有する空気袋ユニットの構成をその固定部品とともに示す斜視図。
【図11】 図9のエアーマッサージ機の各空気袋に対する圧縮空気の給排気系統を示すブロック図。
【図12】 本発明の第2実施形態に係る椅子式エアーマッサージ機が備える脚載置部の構成を示す平面図。
【図13】 図12の脚載置部が有する空気袋ユニットの構成をその固定部品とともに示す斜視図。
【図14】 図12のエアーマッサージ機の各空気袋に対する圧縮空気の給排気系統を示すブロック図。
【符号の説明】
1…椅子本体
2…座部
3…背凭れ部
12…脚載置部
12a、12b…側壁
12c…中間壁
12d、12e…施療凹部
13…肢体受け
15a〜15d…空気袋
16a〜16d…空気袋
34…エアー給排気装置
41、45…空気袋ユニット
42…連通路
43…熱融着部
44…給排気口
46…熱融着部
48…給排気口
A…固定端部
B…固定部品
C…自由端部
D…自由端部の移動量

Claims (2)

  1. 座部及び背凭れ部を有した椅子本体と;
    両側壁及び中間壁を有し、これら側壁と中間壁との間に上面及び前後両端を開放して前記椅子本体に座った使用者の下肢が出し入れされる一対の施療凹部が形成された肢体受け、及び前記施療凹部の内側面をなす前記中間壁の両側面及び前記両側壁の内側面の夫々に前後方向に並べて複数配設された脚用空気袋を有して、前記座部の前端に連なるように前方に突出する第1位置と前記椅子本体の前端部下部に立てた姿勢となる第2位置とに亘って移動可能に前記椅子本体に取付けられた脚載置部と;
    前記各脚用空気袋に連通して設けられこれら脚用空気袋にエアーを給排気するエアー給排気装置と;
    を具備した椅子式エアーマッサージ機において、
    前記肢体受けの前後方向に並んだ複数の空気袋が一体に連続された空気袋ユニットをなしていて、前後方向に並んだ空気袋がそれらより細い連通路で連通されているとともに、前記座部への取付け側である前記肢体受けの前部側に位置された前記空気袋ユニットの一端部が前記施療凹部内側面に固定され、この固定された一端部よりも前記肢体受けの奥側に位置された前記空気袋ユニットの他端部を自由端部とし、
    前記エアー給排気装置で、前記自由端部側の空気袋を通して前記固定された一端部側の空気袋に向けて前記複数の空気袋を順次膨脹させるとともに、先に膨脹した空気袋が膨脹状態を持続している間に、この空気袋よりも前記固定された一端部側に隣接した次の空気袋を膨脹させるようにしたことを特徴とする椅子式エアーマッサージ機。
  2. 座部及び背凭れ部を有した椅子本体と;
    両側壁及び中間壁を有し、これら側壁と中間壁との間に上面及び前後両端を開放して前記椅子本体に座った使用者の下肢が出し入れされる一対の施療凹部が形成された肢体受け、及び前記施療凹部の内側面をなす前記中間壁の両側面及び前記両側壁の内側面の夫々に前後方向に並べて複数配設された脚用空気袋を有して、前記座部の前端に連なるように前方に突出する第1位置と前記椅子本体の前端部下部に立てた姿勢となる第2位置とに亘って移動可能に前記椅子本体に取付けられた脚載置部と;
    前記各脚用空気袋に連通して設けられこれら脚用空気袋にエアーを給排気するエアー給排気装置と;
    を具備した椅子式エアーマッサージ機において、
    前記肢体受けの前後方向に並んで独立して膨張・収縮される複数の空気袋が一体に連続されて空気袋ユニットをなしているとともに、前記座部への取付け側である前記肢体受けの前部側に位置された前記空気袋ユニットの一端部が前記施療凹部内側面に固定され、この固定された一端部よりも前記肢体受けの奥側に位置された前記空気袋ユニットの他端部を自由端部とし、前記エアー給排気装置で、前記空気袋ユニットの各空気袋の夫々を同期して膨脹させるようにしたことを特徴とする椅子式エアーマッサージ機。
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