JP3611704B2 - エアマッサージ装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、マットや椅子などの支持体本体に設けた空気袋を膨張・収縮させてマッサージを行うエアマッサージ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来からマット式エアマッサージ装置として、図11に示すものが知られている。図11において、符号1はマット本体である。このマット本体1内には複数の長方形状の空気袋2a〜2gが、その長手方向をマット本体1の左右方向に向けて配設されている。各空気袋2a〜2gはホース3を介して給排気装置4に接続される。この給排気装置4はエア(空気)を給排出するもので、各空気袋2a〜2gはこれにより膨張・収縮させられる。
【0003】
図12に示すように、このマット本体1に身体5の背面を下にして横たわる。各空気袋2a〜2gが順次膨張・収縮されることによりマット1上で身体背面のマッサージが行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この様な構成において各空気袋2a〜2gは、身体5の背骨5a(図14参照)から張り出ている肋骨5bと交差する状態となる。このため、各空気袋2a〜2gを膨張させた際に、その交差する一部分に力が集中してしまい、効果的なマッサージを行なうことが困難となる。
【0005】
また、図13に示すような椅子式エアマッサージ装置も知られている。この図13において、符号6は、椅子本体である。この椅子本体6は、座部7と背凭部8とから大略構成されている。この座部7内には尻用空気袋7aと股用空気袋7bとが座部7の幅方向に両股(もも)を横断して平行に配設され、また、背凭部8内には、背中用空気袋8aが背中を横断して配設されている。このような椅子式エアマッサージ装置においても、上述のマット式エアマッサージ装置と同様の理由、すなわち、座部7の尻用空気袋7aと大腿骨とが交差するため、尻用空気袋7aの押圧力が大腿骨の部分に集中することにより効果的なマッサージを行うことが困難となる。
【0006】
そこで、この発明は、上記の問題に鑑みて、身体の一部分に力が集中することなく、効果的なマッサージを行なうことができるエアマッサージ装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記目的を達成するため、請求項1の発明は、背凭部と座部とを有する椅子から構成された椅子本体と、前記座部に設けた空気袋と、該空気袋を膨張・収縮させる給排気装置とを備えたエアマッサージ装置であって、前記座部に設けた空気袋は座部の中央から左右に分割配置されて前方に広がったハの字状に配列されていることを特徴とする。
【0008】
この様な構成によれば、空気袋に対してエアを給排気装置により給排気することにより、空気袋は膨張・収縮によりエアマッサージが行なわれる。使用者が楽な姿勢で座って膝頭が広がると、座部の空気袋は座部の中央から左右に分割配置されて前方に広がったハの字状に配列されているので大腿骨の一部分に力が集中することなく、使用者の身体を効果的に押圧することが可能となる。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1に記載のエアマッサージ装置において、前記背凭部に身体の肋骨に沿う方向に配設した空気袋を設けたことを特徴とする。
この様な構成によれば、背凭部の空気袋は、肋骨の長手方向に沿って配設されているので、肋骨の一部分に力が集中することなく、使用者の身体を効果的に押圧することが可能となる。
【0014】
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載のエアマッサージ装置において、前記空気袋は、身体の構造に合わせてその取付角度を可変に調整可能とされていることを特徴とする。
【0015】
この様な構成によれば、身体の構造が異なる場合にも、その異なる構造に合わせて、空気袋を配設することができる。これにより、使用者の好みに応じてマッサージを行うことも可能となる。
【0016】
【実施の形態】
以下、この発明に係るエアマッサージ装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0017】
[第1実施形態(参考例)
図1および図2において、符号10はカバー11で覆われた支持体としてのマット本体であり、マット本体10は上層部(図示せず)と下層部(図示せず)とを有する。この上層部と下層部との間には、左右一対の短冊状(長方形状)の空気袋12(12〜12g),13(13a〜13g)が、マット本体10のほぼ中央から左右に分割配列されてマット本体10に対してハの字状に内装されている。空気袋12,13の中央端は、互いにやや隙間lを開けている。これにより、使用者が、マット10上に背骨5aをこの隙間lに沿わせて仰臥すると、ハの字状に配列された空気袋12,13の長手方向は肋骨5bの長手方向に沿って平行に配列される。この空気袋12,13は人体5との当接を考慮して、内部にウレタン等のクッション性を有するパッド(図示せず)が適宜設けたものが使用されている。
【0018】
マット本体10の一側部には接続部14が設けられており、その接続部14には複数の接続孔(図示せず)が設けられている。それぞれの接続孔は、マット本体10内に配設された複数の内部ホースを束ねたホース15,16を介して各空気袋12a〜12g,13a〜13gにそれぞれ連通されている。
【0019】
符号20は給排気装置であり、この給排気装置20の本体ケース21の側壁には、複数の接続孔(図示せず)を備えた接続部22が設けられている。この接続部22は、複数の内部ホースを束ねた接続ホース23を介してマット本体10の接続部14に接続される。
【0020】
これら接続部14,22を介して給排気装置20の本体ケース21をマット本体10にワンタッチで着脱可能に接続することができるようになっている。そして、接続ホース23と接続部14とが接続されると、接続ホース23が接続部14の接続孔に接続するようになっている。
【0021】
給排気装置20は、図3に示すように、接続ホース23を介して各空気袋12a〜12g,13a〜13gに連通したロータリバルブ25と、圧縮空気を生成するエアコンプレッサ26と、圧縮空気を浄化して貯えるフィルタタンク27と、ロータリバルブ25,エアコンプレッサ26を制御する制御回路100等とを備えている。
【0022】
ロータリバルブ25は、各空気袋12a〜12g,13a〜13gのうちの1つをフィルタタンク27に連通させていくとともに他の空気袋12a〜12g,13a〜13gを外気と連通させ、フィルタタンク27と連通する空気袋12a〜12g,13a〜13gを順次切り換えていくものである。
【0023】
このロータリバルブ25によって各空気袋12a〜12g,13a〜13gは膨張・収縮を順次行っていくものである。また、ロータリバルブ25は、全ての空気袋12a〜12g,13a〜13gを外気と連通させることもできるようになっている。
【0024】
制御回路100は、受光部101からの受光信号に基づいてロータリバルブ25、エアコンプレッサ26を制御するものであり、本体ケース21内に設けられている回路基板(図示せず)に設けられている。受光部101は図示しないリモートコントロール装置からの赤外光を受光するもので給排気装置20の本体ケース21の前面部21aに設けられている。
【0025】
リモートコントロール装置は、各種のマッサージモードを設定することができるようになっている。例えば、空気袋12,13の一部、例えば、12a,13aの首部のみでマッサージを行う首部モードと、背中部12b〜12g,13b〜13gのみでマッサージを行う背中モードと、首部と背中部との併用モードやその他のモードが設定可能となっている。
【0026】
次に、上記のように構成されるエアマッサージ装置の動作について説明する。
【0027】
先ず、給排気装置20の接続部22をマット本体10の接続部14に接続ホース23により接続させる。そして、リモートコントロール装置(図示せず)を操作して所望のモードを設定する。この設定操作によりリモートコントロール装置から赤外光による信号が送出され、この赤外光が受光センサ101に受光されると、制御回路100は受光センサ101の受光信号に基づいてロータリバルブ25、エアコンプレッサ26を作動させるとともに制御する。
【0028】
制御回路100によりエアコンプレッサ26が作動してフィルタタンク27内に圧縮空気が蓄えられる。また、制御回路100によりロータリバルブ25が制御され、マット本体10の空気袋12,13が予め設定されたプログラムに応じて膨張・収縮を繰り返して行き、身体の各部がマッサージされていくこととなる。
【0029】
首部モードが設定された場合には、マット本体10の空気袋12b〜12g,13b〜13gが外気に連通されたままとなり、給排気装置20の空気袋12a,13aのみが膨張・収縮され、首部のみのマッサージを行うことができる。また、背中モードでは、空気袋12a,13aが外気に連通されたままとなり、給排気装置20の空気袋12b〜12g,13b〜13gのみが交互に膨張収縮されて背中のマッサージが行える。併用モードが設定された場合には、マット本体10の各空気袋12a〜12g,13a〜13gの全てが順次膨張・収縮し、首部と背中部とのマッサージが行なわれる。
【0030】
これらの空気袋12,13の長手方向は、背骨5aの左右に分割されているので、背骨5aを跨って押圧することがなく、強く押圧しても背骨の一部分を集中して押圧することがなく、背骨を反るような逆反りを防ぐことができる。また、これらの空気袋12,13は、肋骨5bの長手方向に沿って平行に配設されており、肋骨5bとは交差することがない。従って、この空気袋12,13は膨張時に肋骨5bの一部分に力を集中させて押圧することがない。これにより、強く押圧することができ、使用者の身体の指圧点(ツボ)を効果的に押圧することが可能となる。
【0031】
図4〜図6は、他の実施の形態を示したものである。
【0032】
図4に示す実施の形態では、図2に示す実施の形態の空気袋12,13に加え、背骨5aの配列方向に沿って空気袋17が縦に一列配列されている。この配列は2列でもよい。この空気袋17は、図示を略すホースなどにより給排気装置20内のロータリバルブ25に接続されている。この空気袋17は独立して給排気可能とされ、例えば、身体モードで強を選択すると、この空気袋の膨張・収縮が行なわれ、背骨に沿った部位のマッサージが行える。これにより、マッサージ効果が補強される。このとき、空気袋17は、身体5の背骨5aの形状に沿っているので、逆反りなどを起こすことがない。その他の構成、作用は、図2に示す実施の形態の作用と同様であるので詳細な説明は省略する。
【0033】
図5に示す実施の形態では、図2に示す実施の形態において、肋骨5bの背面部に当接する空気袋12d,12e,13d,13eは、肋骨5bの長手方向に沿って平行に配設されている。一方、背骨5aの逆反りの問題のない首部、太股部に該当する部分の空気袋18a,18cは、従来構成と同様にマット本体10の左右方向に延びる長方形とされている。
【0034】
肋骨5bは、図14に示すように、背骨5aから内蔵を包むように曲がって身体のやや下方に向かって張り出ているが、その背面上方は肩胛骨5cにより保護されている。このため、肩胛骨5cの下部の肋骨5bに当接する部分の空気袋12d,12e,13d,13eのみを肋骨5bの長手方向に沿って平行に配設させれば、空気袋12d,12e,13d,13eと肋骨5bとは交差することがない。
【0035】
従って、その他の部分、例えば、首部、太股部の部分は、肋骨5bとの交差の問題の発生がないので、従来の空気袋の配列をそのまま採用して充分に強い押圧を与えることが可能である。また、この様に複合させることにより、給排気装置20の接続配管を簡略化することができる。
【0036】
また、図5に示す実施の形態では、図2に示す空気袋12d,12e,13d,13eに重なって、腰部に空気袋19が併設されている。この空気袋19は独立してロータリバルブ25と接続されることにより従来と同様な強さで給排気されている。腰部には胃愈、大腸愈、膀胱愈などの多くのツボを有しているので、このように構成することにより、より効果的なマッサージを行なうことができる。また、強く押圧することがなければ、逆反りの問題はない。
【0037】
その他の構成、作用は、図2に示す実施の形態の作用と同様であるので詳細な説明は省略する。
【0038】
図6に示す実施の形態では、図5に示す実施の形態において、肩胛骨5c部に該当する部分の空気袋12c,13cに代えて、空気袋18bが、従来構成と同様に左右方向に延びる長方形とされている。背中部分でも肩胛骨5cの部分は、背骨5aの逆反りや肋骨5bとの交差の問題の発生が少ないので、従来の空気袋の配列をそのまま採用して充分に強い押圧を与えることが可能であると共に、この様に複合させることにより、接続部の配管を簡略化することができる。その他の構成、作用は、図5に示す実施の形態の作用と同様であるので詳細な説明は省略する。
【0039】
[第2実施形態(実施例)
図7〜図10は、第2実施形態の椅子式エアマッサージ装置を示したものである。この第2実施形態では、符号30は支持体としての椅子本体であり、この椅子本体30は、尻部を支持する支持体として機能する座部31と、この座部31の後縁部に前後に起倒調整可能に装着された背凭部32と、座部31の前縁部の下方に位置する下肢マッサージ部33と、座部31の両側に設けられた肘掛部34とから構成されている。
【0040】
座部31、背凭部32、下肢マッサージ部33は、図示しないフレームにスポンジゴム等のクッションを保持させたものをカバーで覆った構成となっている。
【0041】
座部31には、カバーの内側に股用空気袋35が座部31の幅方向に横断して配設され、その後方に左右一対の短冊状(長方形状)の尻用空気袋36,37が座部31のほぼ中央から左右に分割配列されて前方が広がったハの字状に内装されている。空気袋36,37の中央端は、互いにやや隙間を開けている。この股用空気袋35は人体の大腿部に位置するツボのいん門(もん)に対応し、この尻用空気袋36,37は臀部に位置するツボの承扶(しょうふ)に対応している。
【0042】
また、背凭部32には、カバーの下側に左右一対の短冊状(長方形状)の背中用空気袋38,39が背凭部32のほぼ中央から左右に分割配列されて下方に向けて広がったハの字状に内装されている。この背中用空気袋38,39の中央端は、互いにやや隙間を開けている。この背中用空気袋38,39の上方には、従来構成と同様に椅子本体30の左右方向に延びる長方形の空気袋40が内装されている。これらの背凭部32に内装された空気袋は人体の腰部や肩部に位置する肝愈(かんゆ)、胃愈(いゆ)、肩井(けんせい)、大椎(だいつい)などに対応されている。
【0043】
下肢マッサージ部33は、左右脚用の保持溝41,41を設け、各保持溝41,41の対向する部分に各一対の空気袋42を互いに対向させて内装している。これらの空気袋42は、ツボ承山(しょうざん)等に対応していて、対向する空気袋42の膨張によりこの承山近傍の下腿部を挟み付けることにより筋肉のマッサージ並びにツボの刺激を行う。
【0044】
使用者が、椅子本体30の中央に楽な姿勢で座ると、膝頭が広がるので使用者の両脚の裏股部はハの字形に広がる。これにより、ハの字状に配列された尻用空気袋36,37の長手方向は大腿骨5dの長手方向に沿って平行に配列される。また、背中用空気袋38,39の長手方向は肋骨5bの長手方向に沿って平行に配列される。
【0045】
座部31の下方には、各各空気袋35〜40、42の膨張・収縮を行わせるエア給排気装置(図示せず)が設けられている。また、肘掛部34の上面には操作パネル44が設けられており、操作パネル44には、空気袋35〜40の膨張・収縮の順番や時間を設定するモードスイッチS1と、動作時間を設定するタイマスイッチS2やメインスイッチS3等とが設けられている。
【0046】
図9に示すように、各空気袋35〜40、42は、給排気管45によってロータリバルブ46に連通され、この給排気管45は、座部31,背凭部32,下肢マッサージ部33,肘掛部34内に配設されている。また、このロータリバルブ46は、圧縮空気を生成するエアコンプレッサ47、制御装置48等を備えたエア給排気装置43に内装されている。
【0047】
このエア給排気装置43では、ロータリバルブ46は連通管49によりエアコンプレッサ47に連通され、エアコンプレッサ47によって生成された圧縮空気がロータリバルブ46を介して各空気袋35〜40、42に供給されるようになっており、ロータリバルブ46が不作動のとき、各空気袋35〜40、42は外気と連通して収縮する。また、制御装置48は、各スイッチS1〜S3の操作に基づいてロータリバルブ46,エアコンプレッサ47を制御するものである。
【0048】
次に、上記のように構成される椅子式エアーマッサージ装置の動作について説明する。
【0049】
先ず、メインスイッチS3を入れる。次に、モードスイッチS1、タイマスイッチS2を操作してモードやマッサージ時間等を設定する。スタートスイッチを押すと、制御装置48が設定モードに応じてロータりバルブ46を制御していき、各空気袋35〜40、42が膨張・収縮を順番に繰り返えされてマッサージが行われていく。このマッサージを行っているとき、空気袋36〜39は身体の骨格に沿っているので効果的なマッサージが行うことができる。
【0050】
マッサージが終了して、メインスイッチS3をオフにすると、コンプレッサ47ロータリバルブ46が不作動となる。ロータリバルブ46の不作動により各空気袋35〜40、42が外気と連通されて収縮していく。
【0051】
(変形例)
一般に、座位における膝頭方向に向かった開口の広狭で代表される身体構造は使用者の好みの座位、身体状況、体形などにより大きく異なる。そこで、第2実施形態では、尻用空気袋36,37は一カ所に固定されていたが、この変形例では、尻用空気袋36,37の取付位置を使用者の好みに合わせて調整できるように着脱自在に固定している。
【0052】
例えば、図10に示すように、座部31の尻用固定袋の固定位置に、狭用の固定穴50〜52と広用の固定穴53〜55とを設ける。これらの各組の固定穴50〜52,53〜55は、いずれも前方に向かって開口幅が広がるように設定されている。後方の固定穴50と53とはこの例では共用されているが別々でもよい。この固定穴50〜55には尻用空気袋36,37がホック、固定ピンなどにより着脱自在に装着可能とされている。
【0053】
このように構成すれば、尻用空気袋36,37は、後方の固定穴50、53の位置は規制されたままで、使用者の体形あるいは膝頭の開口の好みに応じて、前側の広狭のみを調節できる。このように、使用者の体形あるいは好みの膝頭の開口角度に合わせて空気袋36,37を配設すれば、使用者の体形あるいは好みに応じた効果的なマッサージを確実に行うことができる。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、使用者が楽な姿勢で座って膝頭が広がると、座部の空気袋は座部の中央から左右に分割配置されて前方に広がったハの字状に配列されているので大腿骨の一部分に力が集中することない。従って、強く押圧することができ、使用者の身体を効果的に押圧することが可能となる。
【0055】
請求項2の発明によれば、請求項1の効果に加えて、背凭部の空気袋は、肋骨の長手方向に沿って配設されているので、膨張時に肋骨と交差して肋骨の一部分に力が集中することがない。従って、強く押圧することができ、使用者の身体を効果的に押圧することが可能となる。
【0059】
請求項3発明によれば、請求項1又は2の効果に加えて、使用者の体形あるいは好みに応じた空気袋の配置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる第1実施形態のエアマッサージ装置の全体を示した外観斜視図である。
【図2】図1の空気袋の配列状態を説明する背面透視図である。
【図3】図1のマット本体と給排気装置との接続を示すブロック図である。
【図4】他の実施の形態の空気袋の配列状態を説明する背面透視図である。
【図5】他の実施の形態の空気袋の配列状態を説明する背面透視図である。
【図6】他の実施の形態の空気袋の配列状態を説明する背面透視図である。
【図7】この発明に係わる第2実施形態の椅子式エアマッサージ装置の全体を示した外観斜視図である。
【図8】図7の空気袋の配列状態を説明する平面図である。
【図9】図7の椅子本体と給排気装置との接続を示すブロック図である。
【図10】変形例の空気袋の固定状態を説明する説明図である。
【図11】従来のエアマッサージ装置の全体を示した外観斜視図である。
【図12】図11の空気袋の配列状態を説明する背面透視図である。
【図13】従来の椅子式エアマッサージ装置の全体を示した外観斜視図である。
【図14】人体の骨格を説明する図である。
【符号の説明】
10 マット本体
12,13 空気袋
20 給排気装置

Claims (3)

  1. 背凭部と座部とを有する椅子から構成された椅子本体と、前記座部に設けた空気袋と、該空気袋を膨張・収縮させる給排気装置とを備えたエアマッサージ装置であって、
    前記座部に設けた空気袋は座部の中央から左右に分割配置されて前方に広がったハの字状に配列されていることを特徴とするエアマッサージ装置。
  2. 前記背凭部に身体の肋骨に沿う方向に配設した空気袋を設けたことを特徴とする請求項1に記載のエアマッサージ装置。
  3. 前記空気袋は、身体の構造に合わせてその取付角度を可変に調整可能とされていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエアマッサージ装置。
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