JPH01287609A - オートフォーカス用測距装置の調整機構 - Google Patents

オートフォーカス用測距装置の調整機構

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JPH01287609A
JPH01287609A JP11867388A JP11867388A JPH01287609A JP H01287609 A JPH01287609 A JP H01287609A JP 11867388 A JP11867388 A JP 11867388A JP 11867388 A JP11867388 A JP 11867388A JP H01287609 A JPH01287609 A JP H01287609A
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light projecting
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JP11867388A
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Masatoshi Kamiya
紙谷 雅俊
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、レンズシャッターカメラにおいて、オートフ
ォーカス用測距装置の投光素子の位置を精度良く調節で
きるオートフォーカス用測距装置の調整機構に関する。
従来の技術 従来、レンズシャッターカメラにおいて主流となってい
るオートフォーカス機構は三角測距方式により測距を行
うようにしたものである。この方式では、基線長方向の
発光素子と受光素子との位置精度が数μm程度必要であ
り、これを実現させるため、上記発光素子を機構的に移
動させる粗調整機構と、受光素子側の光路を光学的に調
整する微調整機構を備えていた。以下に、これを説明す
る。
まず、上記三角測距方式は、略平行な光軸を有する投光
部と受光部とを所定の間隔寸法をもって備え、上記投光
部より射出された光束が被写体に当たり、その被写体か
らの反射光が上記受光部内の受光素子に入射したとき、
その受光素子上での光束の入射位置を検討することによ
り測距するものである。この三角測距方式を利用した測
距装置の原理を第4図に示す。図中、32は発光素子3
1からの射出光が拡散しないように集光する集光レンズ
であり、34は受光素子、例えばシリコンフォトセル3
3の上に被写体からの反射光の像を形成する受光レンズ
である。この第4図において、発光素子31から射出さ
れた光束は、集光レンズ32を通過し、所定距離LAだ
け離れた被写体に幅Oz、高さoyで当たる。その乱反
射光は受光レンズ34を通して受光索子33の上に結像
する。
その受光位置PAの受光素子上の所定位置Pからの変位
ffk A Zは下記のような関係にある。
Az=A(f/LA)   ・−・・−〔1)なお、A
は基線長さ、fは受光レンズ34の焦点距離である。
ここで、発光素子31から集光レンズを経て、射出され
た光束の光軸伸長方向をX軸方向とし、上下方向をY軸
方向とし、上記X軸及びY軸に直交し、集光レンズ32
と受光レンズ34の並ぶ方向をZ軸方向とする。このよ
うな装置において、精度良く測距するためには、次の様
な3つの条件が満足されねばならない。
(1)所定の距離Aにおいて、Z軸方向に関して発光素
子上のPAと受光レンズ34の中心を結ぶ光線がPoで
一致すること。
(2)Y軸方向に関して各素子31.33の中心と各レ
ンズ32.34の中心とが一致すること。
(3)距離A上での発光素子31の像の大きさか適切な
ものとなること。
ここで、もし、条件(1)か満たされなければ、距離情
報が全体的にずれて得られ、誤差が大きくなる。条件(
2)が満たされなければ、受光素子上に反射光がうまく
当たらないことになる。条件(3)が満たされなければ
、受光素子面上での発光素子31の像が大きくなりすぎ
、受光素子面よりはみだして測距精度が低くなる。
そこで、従来の測距装置では、上記したようにX、Y、
Z軸方向に夫々調整機構を設けている。この調整機構の
一例を第5〜7図に基づいて具体的に説明する。
第5図は投光部の縦断面を示す。発光素子36は、その
光束が射出する部分にレンズ36aが一体的に構成され
ている。発光素子36は、ホルダー37内に設置され、
一端38aがホルダー37に固定された仮バネ38によ
り、第5図中、左上方向に弾性的に押しつけられている
。さらに、発光素子36の上面には、上方よりホルダー
37にねじ込まれた上・下調整ネジ39の先端が当接し
ており、仮バネ38の付勢力に抗してホルダー37を下
方向に押動可能としている。また、図示しないが、第5
図の紙面に垂直な方向に関する位置は、ホルダー37に
より規制されている。従って、調整ネジ39を回転させ
るとホルダー37に対し発光素子36が上・下方向に調
整される。
上記ホルダー37は測距国体40内に収納されている。
該測距国体40の上下の内面にはX軸方向沿いで互いに
平行な一対のガイド溝40a、40aが夫々形成されて
いる。また、ホルダー37の上下の外面には一対の半球
状突起37bが形成されており、該半球状突起37bが
夫々上記ガイド140aに嵌合している。これによりガ
イド溝40aに沿って、ホルダー37の半球状突起37
bが摺動可能となっている。また、第1偏心軸41の脚
部41aがホルダー37に対し回転可能に圧入され、そ
の頭部41bは、測距国体40の上面に形成された長溝
40c内に摺動可能に嵌合されている。該長溝40cは
上記ガイド溝40aとその軸方向が互いに直交している
。また、第2偏心軸42の脚部42aがホルダー37に
回転可能に圧入され、その頭部42bは測距国体40の
上面に形成された他の長溝40d内に摺動可能に嵌合さ
れている。該長i140dはその長袖が上記ガイド溝4
0aと略平行である。さらに、測距国体40には集光レ
ンズ43が固着されている。尚、測距国体40内には他
に受光素子及び受光レンズが設置されているが、詳しい
説明は省略する。
次に調整手順について説明する。まず上記条件(3)、
即ち発光素子像の大きさの適正化を満足させるため第1
偏心軸41を回転させると、頭部41bに対して脚部4
1aが変位するため、脚部41aに連結されているホル
ダー37は、半球状突起37bとガイド溝40a及び第
2偏心軸42と長溝40dでガイドされて軸方向に変位
する。この動きによって集光レンズ43と発光素子36
の相対位置が変わり、投射光の光束幅の調整が行なわれ
る。次に、条件(2)を満足させるために、上・下調整
ネジ39を回転させる。この回転により上・下調整ネジ
39の球状になった先端39aが、ホルダー37に対し
て、第5図で上・下方向に変位する。先端39aが上方
へ移動すると発光素子36は板バネ38の付勢力によっ
て従動し、また先端39aが下方へ移動すると発光素子
36は板バネ38の付勢力に抗して下方へ移動する。こ
のように発光素子36も上・下方向に動き、集光レンズ
43の光軸に対し変位する。この集光レンズ43と発光
素子36との相対的変位により、被写体上での発光素子
の像を上下方向即ちY軸方向に関し受光部光軸と同じ位
置に合わせることができる。
最後に条件(1)を満足さ仕るために、第2偏心軸42
を回転させる。このとき第2偏心軸42の頭142bに
対して脚部42aが変位するので、脚部42aに連結さ
れているホルダー37は半球状突起37b、37bを中
心に回動する。それに伴って光の投射方向が上記Z軸方
向に移動する。この動きによって、発光部光軸上の所定
距離AにおけるPo点で、受光素子上のPA点と受光レ
ンズ34の中心を結ぶ線を一致させることができる。
さらに、上記測距装置では上記Z軸方向は高精度の調整
を必要とするため、第8.9図に示すような微調整機構
を用いている。この微調整機構による調整は、受光レン
ズ47と受光素子46の間にY軸回りに回転自在に軸支
された基線長調整板45を回転することによって行なう
。このとき、基線長調整板45の回転角θと受光素子面
上での投光素子46の移動量Xの関係は次式のようにな
る。
・・・・・・〔2〕 d:基線長調整板45の厚み寸法 n・基線長調整板45の屈折率 ここで、d=0.8mm、 n=1.4836.θ=1
°のとき、x=4.6μmの分解能を得ることになる。
しかしながら、上記構造のものでは、3軸方向の調整機
構に加えてさらに基線長方向の微調整機構まで備えてい
るため、全体として調整機構の調整工程に時間がかかる
上、部品点数も多く、機構的に複雑なものとなっており
コストが高くつく等の問題があった。
従って、本発明の目的は、上記問題を解決することにあ
って、調整工程にかかる時間を少くすることができ、部
品点数も少なくなり、コストダウンを図ることができる
オートフォーカス用測距装置の調整機構を提供すること
にある。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明は、投光素子に案内
突起または案内溝を形成して、この案内突起または案内
溝と保持体の案内溝または案内突起とを嵌合することに
より基線長方向以外の2方向の位置決めを行い、残りの
基線長方向の位置調整は保持体に対して上記投光素子を
基線長方向に移動させて調整することにより行うように
構成した。すなわち、被写体に向かって光を投射する役
光素子と、該投光素子の被写体からの反射光を検出する
受光素子と、該受光素子面上での反射光の位置を検出す
る検出回路を有するオートフォーカス機構において、上
記投光素子は、光軸方向とは直交する基線長方向及び上
記光軸方向に対して傾斜したカム面を有するとともに、
上記光軸方向沿いに形成された案内突起または案内溝を
一体的に光軸方向基準面に形成し、上記投光素子の案内
突起または案内溝に嵌合しかつ上記投光素子を上記基線
長方向に移動可能に保持する案内溝または案内突起を有
する基準面を有する保持体と、上記投光素子を、上記光
軸方向の前側に付勢して、上記保持体の基準面に押圧さ
せる第1付勢部材と、上記投光素子を上記保持体に対し
て上記基線長方向の一方向に付勢する第2付勢部材と、
上記投光素子上のカム面に係合する調整部材とを備える
ように構成した。
また、上記構成においては、上記調整部材は、バネ部材
により上記光軸方向の一側に付勢される一方、上記光軸
方向の逆側には、上記バネ部材の付勢力に抗してねじ送
りにより移動されるように構成することらできる。
発明の作用 上記構成においては、上記投光素子の案内突起または案
内溝を投光素子に精度良く形成して、該案内突起を上記
保持体の案内溝にまたは上記投光素子の案内溝に上記保
持体の案内突起を嵌合することにより、投光素子の基線
長方向と直交する2方向の位置調整を不要とする。上記
基線長方向の位置調整は、上記調整部材を移動させるこ
とにより調整部材と上記投光素子のカム面との係合を調
整して行う。
発明の効果 上記構成によれば、投光素子の基線長方向と直交する方
向のうちの一方向、例えば、上下方向は、投光素子に一
体的に形成された案内突起または案内溝と上記保持体の
案内溝または案内突起との嵌合のガタ付き具合と、上記
案内突起または案内溝と投光素子の内部の投光部との位
置誤差のみで決定される。従って、上記案内突起または
案内溝は上記投光素子に一体的に成形されるため、かな
りの高精度で上記上下方向の位置決めを行うことができ
、結果的には上下方向の位置調整が不要となる。
また、投光素子の上記基線長方向と直交する残りの一方
向、例えば、光軸方向は、保持体の案内溝または案内突
起と投光素子の案内突起または案内溝とを精度良く嵌合
させれば、光軸方向の位置誤差は、投光素子の光軸方向
前側の基準面から投光素子内の投光部の表面までの厚み
寸法の誤差だけとなる。従って、投光素子をかなりの高
精度で成形することによりこの厚み寸法の誤差を効果的
に減少することができて、結果的に上記光軸方向の位置
調整が不要となる。上記光軸方向の位置調整においては
、保持体の光軸方向後側の基準面に対して投光素子の上
記光軸方向前側の基準面が上記第1付勢部材で押圧され
るため、投光素子の案内突起または案内溝と保持体の案
内溝または案内突起との間に多少のガタ付きがあっても
これを無くすることができ、光軸方向の位置誤差を、確
実に、投光素子の基準面から投光素子の投光部の表面ま
での厚み寸法の誤差だけにしうる。
一方、投光素子の基線長方向は調整可能となっている。
すなわち、上記調整部材を一方向に移動させると、該調
整部材が上記投光素子のカム面を押圧することにより、
上記投光素子を押圧方向に移動させる。逆に、上記調整
部材を逆方向に移動させると、該調整部材が上記投光素
子のカム面との係合を解除する方向に移動しようとして
、上記第2付勢部材の付勢力により上記カム面が上記調
整部材に接触する方向に、すなわち上記とは逆方向に投
光素子を移動させる。このようにして、上記調整部材の
移動により投光素子が基線長方向にのみ調整可能となる
従って、上記投光素子に案内突起を一体的に設け、基線
長方向と直交する2方向の調整を不要にすることができ
、かっ、上記調整機構を簡便な機構で達成しコストダウ
ンを図ることができる。
さらに、レンズシャッターカメラ等ではカメラ自体をコ
ンパクトにしたいという要請があり、この要請に応える
ためには上記〔1〕式における基線長寸法Aと受光レン
ズの焦点距離fを小さくする必要がある。ところが、基
線長寸法Aと焦点型Ifを小さくすると、同じ撮影距離
における受光素子面上での像の移動量Azが小さくなっ
てしまうため、非常に高い分解能を有する基線長方向の
調整機構を必要とする間通かあった。
しかしながら、本発明の上記構成において、上記調整部
材をバネ部材により上記光軸方向の一側に付勢されるよ
うにする一方、光軸方向の逆側には上記バネ部材の付勢
力に抗してねじ送りにより移動されるように構成し、か
つ、上記投光素子を上記先軸方向の投射側に付勢して上
記保持体に押圧させる第1付勢部材と、上記投光素子を
上記保持体に対して基線長方向の一側に付勢して上記カ
ム面を上記調整部材に押圧・接触させる第2付勢部材と
を上記ケーシング内に備えるように構成することにより
、上記投光素子に案内突起を一体的に設け、基線長方向
と直交する2方向の調整を不要にできるだけでなく、1
つの調整機構で従来並の調整幅と、従来の10倍程度の
分解能を有しうる調整機構を簡便な機構で達成してコス
トダウンを図ることができ、かつ、カメラ自体をコンパ
クトにすることができる。
寒籠饅 以下に、本発明にかかる実施例を第1〜3図に基づいて
詳細に説明する。
第1図に、本実施例にかかるオートフォーカス用測距装
置の調整機構の要部を示し、第2,3図に上記測距装置
の調整機構を有する測距装置をカメラ本体に取り付けた
状態を示す。
上記測距装置の調整機構は以下のように大略構成される
。すなわち、カメラ本体のケーシング6内に、集光レン
ズ5の後方に前後方向すなわち光軸方向(X軸方向)沿
いに保持体1と該保持体lに図示しないビスで固定され
た保持枠lOとを固定し、上記保持体1と上記保持枠l
Oとの間に、発光ダイオード(LED)を収納した投光
素子としての投光体2を前後方向とは直交する基線長方
向(X軸方向)に移動可能に備え、さらに、上記ケーシ
ング内の上記保持体1と上記保持枠lOとの上方に両部
材1.10に対して前後方向沿いに摺動可能でかつ上記
投光体2に連結された調整板7を備える。上記投光体2
と上記保持枠lOとの間には第1付勢部材としての保持
バネ3と第2付勢部材としての付勢バネ4とを夫々挟み
込んで、保持枠10に対して投光体2を前後方向前側及
び該前後方向と直交する基線長方向の一側に夫々付勢す
る。
よって、上記調整板7を前後方向沿いに移動させて上記
投光体2を上記基線長方向に移動させてその位置を調整
する。
上記投光体2は、その前側の基準面2eに、案内突起と
して、上部に基線長方向沿いに2個の案内ピン2a、2
aと、下部に1個の案内ピン2aとを夫々突出させるよ
うに一体的に形成する。この投光体2の上面には、一側
部2Cを上方に突出させて該突出した部分と突出してい
ない部分との境界部分に位置する上下方向沿いの面をカ
ム面2dとする。
上記投光体2の基準面2eに対向する上記保持体lの後
面すなわち基準面1bには、上部と下部に夫々基線長方
向沿いに延びた長溝1a、laを形成し、該長溝1a、
laに上記投光体2の案内ピン2a、2a、2aを夫々
基線長方向に移動可能に嵌合する。また、保持体Iの上
面には調整板7に連結されるピン8を突出させる。この
保持体lの中央部には前後方向沿いに投光体2の発光部
2bより発せられた光束を射出するための開口1cを有
する。
上記保持枠IOは、その本体部tabの上面に上記調整
板7に連結される突起10aを一体的に形成する。この
突起10aのやや下方の本体部lObには、面後方向沿
いに前向きに調整ビス9を貫通するようにねじ込まれ、
その先端9aが発光ダイオード側に露出するようにする
上記保持バネ3は、7字状に屈曲した仮バネであって、
保持枠lOの前面に対して上記投光体2の後面中央部分
を前側に押圧するように付勢して、投光体2を保持体l
の後側の基準面1bに抑圧・保持する。
上記付勢バネ4は、板バネを大略U字状に折曲したもの
であって、その一端部が投光体2の一方の側面に抑圧接
触して、該投光体2を保持枠10に対して基線長方向の
一側、すなわち第3図において右側に押圧付勢する。
一方、上記調整板7は、長方形板の中間部を同一平面内
で折曲して、すなわち前後方向沿いに延びた前部7eと
後部7gとの間に前後方向に対して所定角度傾斜した中
間部8Fを一体的に形成してなる板材よりなり、上記前
部7eと後部7gに夫々前後方向沿いに延在した案内量
ロアa、7bを有する。府側の案内量ロアaには上記保
持体Iの上面に固定されたピン8が嵌め込まれて、該ピ
ン8に対して調整板7が前後方向沿い(前後方向沿い)
に移動可能とする。上記後側の案内R7bには上記保持
枠10の上面に突出した突起10aが嵌め込まれて、該
突起10aに対して調整板7が前後方向沿いに移動可能
とする。従って、上記ピン8及び突起10aにより調整
板7の前後方向沿いの移動が精度良く案内される。上記
調整板7は、その中間部8fに下方に立ち曲げられた立
曲げ部7cを存し、該立曲げ部7cの後面に、上記保持
枠10の上部に取付られた上記調整ビス9の先端9aを
接触させる。上記調整板7の中間部7rの側部には係止
部7dを形成し、該係上部7dに、上記ケーシング6側
に固定されたバネ部材としてのネジリバネ12の一端を
係止する。このネジリバネ12の付勢力により、上記調
整板7を保持枠10に対して後方向に付勢し、上記立曲
げ部7cが常時上記調整ビスタの先端9aに接触する。
従って、上記調整ビス9を回転させて保持枠IOに対し
て前後方向沿いに移動させると、上記立曲げ部7cを介
して上記調整板7が保持枠10及び保持体lに対して前
後方向に移動する。上記調整板7の中間部7fのやや前
部下面には調整部材としての係合ピンIIを固定し、該
係合ピン11を上記投光体2の上面の上記カム面2dに
係合させて、投光体2の位置を規制する。この調整ピン
11と上記カム面2dとは、上記付勢バネ4の付勢力に
より、常時、互いに押圧接触させられている。
上記構成によれば、投光体2の上下方向(上記X軸方向
及びZ軸方向とは互いに直交する方向、すなわちY軸方
向)は、投光体2に形成された案内ピン2 a、 2 
a、 2 aと上記保持体Iの長溝1a、Iaとの嵌合
のガタ付き具合と、上記案内ビン2a、2a。
2aと投光体2の内部の発光部2bとの位置誤差のみて
決定される。従って、上記案内ビン2aは上記投光体自
体に一体的に成形されるため、かなりの高精度で上記上
下方向の位置決めを行うことができ、結果的には上下方
向の位置調整が不要となる。
また、投光体2の前後方向は、保持体Iの基準面1bに
対して投光体2の基準面2eか保持バネ3で押圧されて
いるため、前後方向の位置誤差は、投光体2の基準面2
eから投光体2の発光部2bの表面の厚み寸法の誤差だ
けとなる。従って、投光体2をかなりの高精度で成形す
ることにより、この厚み寸法の誤差を効果的に減少する
ことができて、結果的に上記前後方向の位置調整が不要
となる。
一方、投光体2の基線長方向は調整可能となっている。
すなわち、上記保持枠IOの調整ビス9を萌方に移動さ
せると、上記調整板7の立曲げ部7cを介して調整板7
が、上記保持枠IO及び保持体1に対して上記ネジリバ
ネ12の付勢力に抗しつつ萌進し、上記係合ピン11も
調整板7とともに前進する。従って、この係合ピン!■
が上記投光体2のカム面2dを第3図において左方向に
押圧することにより、上記付勢バネ4の付勢力に抗して
投光体2を上記左方向に移動させる。逆に、上記保持枠
IOの調整ビス9を後方に移動させると、上記ネジリバ
ネ12の付勢力で上記調整板7の立曲げ部7cを介して
調整板7が上記保持枠10及び保持体1に対して後退し
、上記係合ピンllし調整板7とともに後退する。従っ
て、この係合ピン11が上記投光体2のカム面2dより
離れようとするが、上記付勢バネ4の付勢力により第3
図において右方向に投光体2を移動させて、上記カム面
2dと調整ピンIIとが常時抑圧接触する。
このようにして、上記調整ビス9の移動により役光体2
が基線長方向にのみ調整可能となる。
この基線長方向の調整感度及び調整幅は次のとおりであ
る。
投光体2の基線長方向の移動ff1xと、調整ビス9の
回転角θの関係は次式のようになる。
x−P・(θ/360)・tanψ ただし、Pは調整ビスタのピッチ、ψはカム面2dの角
度である。
ここで、P=0.35mm、ψ−23°のときを考える
と、X =0.41μm/degとなり、従来の微調整
機構の10倍程度の感度が得られる。
さらに、上記調整ビス9を中立位置から±2回転させろ
と、上記投光体2は基線長方向に±3mm程2F多動し
、粗調整機構としてら十分に機能させることができる。
すなわち、上記調整ビス9は微調整機構としてもmg整
機構としても使用できるものとなる。
このように、本実施例にかかろ測距装置の調整機構は、
従来のものと比較して、投光体2に案内ピン2aと基準
面2eとを一体的に成形することにより、集光レンズ5
との相対位置を高精度で保持することができて、投光体
2の上下方向及び前後方向の調整を不要とする一方、基
線長方向の調整し粗調整及び微調整を調整ビス9で兼用
することができる。従って、このように有用な機能を有
する調整機構を、少ない部品点数でかつ簡便な構成でも
って構成することができ、低コスト化を図ることができ
る。また、カメラ自体のコンパクト化をも図ることがで
きる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、
その他種々の態様で実施できる。例えば、上記投光素子
2に案内溝を形成し、上記保持体lに該案内溝に嵌合す
る案内突起を形成して、上記と同様な効果を奏するよう
にしてもよい。また、上記調整板7は面後方向沿いに移
動するものに限定されず、任意の方向に移動し、この移
動時に係合ビン11を投光体2のカム面2dに押圧させ
る方向または抑圧解除方向に移動させるようにしてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例にかかる調整機構を有するオ
ートフォーカス用測距装置の要部分解斜視図、第2図は
上記測距装置の要部側面図、第3図は上記測距装置の要
部平面図、第4図は三角測距方式の原理の説明図、第5
〜7図は夫々従来の測距装置の要部断面側面図、平面図
及び正面図、第8.9図は夫々従来の測距装置の微調節
機構の斜視図及び説明図である。 I・・保持体、Ia・・長溝、1b・・・基準面、2・
・・投光体、2a・・・案内ピン、2b・・・発光部、
2c・・・一側部、2d・・・カム面、3・・・保持バ
ネ、4・・・付勢バネ、5・・集光レンズ、6 ・ケー
シング、7・・・調整板、7 a、 7 b・・・案内
開口、7c・・・立曲げ部、訃・・ビン、9・・調整ビ
ス、9a・・先端、IO・・保持枠、IOa・・・突起
、11・・・係合ビン、12・・・ネジリバネ。 特許出願人 ミノルタカメラ昧式会社 代理人 弁理士 青 山 葆  ばか2名第7図 第8図 第9図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)被写体に向かって光を投射する投光素子(2)と
    、該投光素子(2)の被写体からの反射光を検出する受
    光素子と、該受光素子面上での反射光の位置を検出する
    検出回路を有するオートフォーカス機構において、 上記投光素子(2)は、光軸方向(X)とは直交する基
    線長方向(Z)及び上記光軸方向(X)に対して傾斜し
    たカム面(2d)を有するとともに、上記光軸方向(X
    )沿いに形成された案内突起(2a)または案内溝を一
    体的に光軸方向基準面(2e)に形成し、上記投光素子
    (2)の案内突起(2a)または案内溝に嵌合しかつ上
    記投光素子(2)を上記基線長方向(Z)に移動可能に
    保持する案内溝(1a)または案内突起を有する基準面
    (1b)を有する保持体(1)と、上記投光素子(2)
    を、上記光軸方向(X)の前側に付勢して、上記保持体
    (1)の基準面(1b)に押圧させる第1付勢部材(3
    )と、 上記投光素子(2)を上記保持体(1)に対して上記基
    線長方向(Z)の一方向に付勢する第2付勢部材(4)
    と、 上記投光素子(2)上のカム面(2d)に係合する調整
    部材(11)とを備えることを特徴とするオートフォー
    カス用測距装置の調整機構。
  2. (2)上記調整部材(11)は、バネ部材(12)によ
    り上記光軸方向(X)の一側に付勢される一方、上記光
    軸方向(X)の逆側には、上記バネ部材(12)の付勢
    力に抗してねじ送りにより移動されるようにした特許請
    求の範囲第1項に記載のオートフォーカス用測距装置の
    調整機構。
JP11867388A 1988-05-16 1988-05-16 オートフォーカス用測距装置の調整機構 Pending JPH01287609A (ja)

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US07/602,052 US5099112A (en) 1988-05-16 1990-10-24 Detector position adjusting mechanism for rangefinder automatic focusing system

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014098766A (ja) * 2012-11-13 2014-05-29 Ricoh Co Ltd オートフォーカス装置、投射レンズ装置、及び画像投射装置

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