JPH0753060Y2 - 測距用投光素子の取り付け装置 - Google Patents

測距用投光素子の取り付け装置

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JPH0753060Y2
JPH0753060Y2 JP1989123317U JP12331789U JPH0753060Y2 JP H0753060 Y2 JPH0753060 Y2 JP H0753060Y2 JP 1989123317 U JP1989123317 U JP 1989123317U JP 12331789 U JP12331789 U JP 12331789U JP H0753060 Y2 JPH0753060 Y2 JP H0753060Y2
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JP
Japan
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light
substrate
distance
frame
distance measurement
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JP1989123317U
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JPH0362327U (ja
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誠司 高田
高秋 小谷
繁謙 後藤
竜夫 斉藤
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、アクティブ測距装置に用いられる測距用投光
素子の取り付け装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来のマルチビーム式のアクティブ測距装置の投光部
は、第5図に示すように測距光を放射する複数の投光素
子60,61,62を基板65上に配設し、これをモールド成型に
より透明パッケージ63で被覆している。そして、この透
明パッケージ63をカメラボディ内に設けた凹部64に嵌合
して投光部の位置決め及び保持を行うようにしている。
また、アクティブ測距装置の受光部には半導体位置検出
器(PSD:Position Sensitive Detector)が多用されて
いるが、このPSDについても上記透光部と同じように、
パッケージの外形を利用して位置決めしている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら透光部を位置決めする上記の方式では、透
明パッケージ63のモールド精度や、凹部64の成形の精度
によってカメラボディに対する透光素子60〜62の配置精
度が制約され、せいぜい200μmオーダーが限度であっ
た。このため、第6図(A)に示すように、投光素子60
〜62の配列方向線Pと基線長方向A−Bとのなす角θが
90°(投光部の垂直下方に受光部を設けた場合)となら
ない。したがって、例えば壁面のように、投光素子60〜
62から等距離にある物体に投光した場合には、第6図
(B)に示したように、受光素子66上での各受光位置60
E,61E,62Eの配列も、投光素子60〜62の配列方向線Pと
同様に傾斜する。なお、投光部とカメラボディとの間に
調節機構を組み込み、一旦投光部を組みつけた後で調節
機構を操作して前記配列方向Pを基線長方向A−Bと直
交させることも可能であるが、調節機構の組み込みスペ
ースが必要になるばかりか、部品点数も増加してカメラ
のコンパクト化,ローコスト化に反する結果となる。
一方、受光素子66は、測距のための分解能をもつ方向が
基線長方向A−B方向に一致するように取り付けられて
いるから、第6図(B)の状態では各受光素子60E,61E,
62Eに基づいて演算して得られる測距信号は異なったも
のになり、誤測距の大きな原因になる。
〔考案の目的〕
本考案は、基板に直線状に配列された複数の投光素子を
カメラボディに対して高精度に取り付けることができる
ようにすることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記目的を達成するために、アクティブ測距に
際して被写体に測距光を投光する複数の投光素子が直線
状に配列固定された基板の一部を延長し、投光素子及び
基板を一体的に内包している透明パッケージの外部に突
出させてフレームとし、このフレームの先端部に形成さ
れた位置決め及び固着用の穴を形成する。そして、この
穴に挿通される固着手段でフレームをカメラボディに固
着したときに、複数の投光素子の配列方向が測距用基線
長の方向に対して直交するように基板が位置決め固定さ
れる構成にしてある。
〔作用〕
複数の投光素子は、基板に対しては直線状に正しく配列
された状態で固着されている。したがって、基板そのも
のの一部を延長してフレームとし、このフレームの先端
部に設けた穴を基準にして直接カメラボディに基板を固
着することによって、複数の投光素子をカメラボディに
対して簡便かつ正確に固定することができる。
以下、本考案の実施例について図面を参照しながら説明
する。
〔実施例〕
第3図は本考案を用いたカメラを示し、カメラボディ10
の前面には可動鏡筒11,固定鏡筒12の他、ファインダ窓1
3,測距用の投光窓16,測距用の受光窓17が設けられてい
る。前記投光窓16と受光窓17とは垂直に配置され、した
がって測距のための基線長の方向は垂直方向となってい
る。なお、符号18はシャッタボタンを示す。
投光窓16の背後のカメラボディ内壁32には、第2図に示
すような投光部26が固定されている。投光部26は、基板
19上に3つのIRED21,22,23を配列し、これを透明パッケ
ージ24に内包して構成されている。これらのIREDはその
pn接合面から近赤外光を発光する。基板19には透明パッ
ケージ24外に張り出したフレーム27,28が一体に形成さ
れており、これらのフレーム27,28にはそれぞれ穴29,31
が開設されている。カメラボディ内壁32に設けられた受
け穴33,34に、穴31,29を挿通したネジ36,37を螺合する
ことにより、透明パッケージ24の底部が凹部38に挿入さ
れた状態で固定されるものである。もちろん、カメラボ
ディ内壁32に2本のピンを一体に形成し、これらのピン
を穴29,31に通してから熱カシメなどによりフレーム27,
28を固定してもよい。
このときの位置固定は透明パッケージ24のモールド精度
等に影響されなかいら、第1図(A)に示すように、配
列方向線Pと基線長方向A−Bはほぼ直交するものと認
めることができる。したがって、配置位置の精度を±50
μm程度まで高めることができる。
受光窓17の背後には、受光素子として第1図(B)に示
すようなPSD39が配置されている。周知のようにPSDは各
受光エリアの基線長A−B方向の位置に基づいて測距を
行う。IRED21〜23から放射された測距光が例えば等しい
距離にある測距点で反射されると、それぞれの測距光に
対応してPSD39上には受光位置21E,22E,23Eに反射光が入
射する。
以下、上記のような構成からなる本実施例の作用につい
て説明する。
先ず、ファインダ13を覗いて被写体を捕捉するとシャッ
タボタン18を半押しする。これにより、IRED21,22,23が
順次発光し、投光窓16から少しずつ進路のずれた測距光
が投光され、撮影画面内の異なった個所に向かって測距
光が照射される。これらの測距光の全てが等距離の被写
体で反射されると、これらの反射光は第1図(B)に示
すように、PSD39上の受光位置21E,22E,23Eに順次入射す
る。各受光位置21E,22E,23Eは基線長方向A−Bに直交
する方向に整列しているので、これらの受光位置に基づ
いて演算して得られる測距信号は全て等しくなり、正確
な測距が行われるようになる。
また、IRED21,22,23からの光がそれぞれ異なる被写体距
離にある物体に照射された場合には、3種類の測距信号
が得られるが、このようなときには例えば最も近距離で
ある測距信号を優先する等の手法で、確率的に主要被写
体に対応した測距信号である可能性の高いものだけを選
択する。
こうして得られた測距信号に応じて可動鏡筒11が駆動さ
れてピント合わせが行われる。そしてシャッタボタン18
を全押しすると、露光が行われ一回の撮影が終了する。
なお、IRED等の投光素子の数は2個又は4個以上であっ
てもよいことは当然であり、また、本考案は基線長方向
A−Bが配列方向線Pと平行な場合にも用いることがで
きる。
さらに、第4図に示したように、PSD39についても、基
板40に一体化したフレーム41に穴41aを穿ち、この穴41a
にカメラボディ内壁32に突設したピン42を嵌合させて位
置決めすれば、受光面39aのもつ測距分解能の方向を基
線長方向に正しく合致させることが容易になる。
〔考案の効果〕
以上詳説したように、本考案では、複数の投光素子が直
線状に配列された基板の一部を延長してフレームとな
し、このフレームの先端部に形成した位置決め固着用の
穴に固着手段を挿通して基板を直接カメラボディに固着
する構成にしてあるから、これらの測距用投光素子の組
み込み作業が簡略化されるだけでなく、配置精度が透明
パッケージや凹部の精度によって規制されず、投光素子
の配列方向を正確に合わせることができる。したがっ
て、結果的に適正なピント合わせを行うことが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)は、本考案を実施した測距用投光器の概略
図であり、同図(B)は受光パターンの概略図である。 第2図は第1図(A)に示す投光器の取り付け時の斜視
図である 第3図は本考案を用いたカメラの外観図である。 第4図はPSDの斜視図である。 第5図は従来の測距用投光器を示す要部断面図である。 第6図は第5図に示す測距用投光器の作用説明図であ
る。 19……基板 21〜23……IRED 27,28……フレーム 29,31……穴 33,34……受け穴 36,37……ネジ A−B……基線長方向。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 後藤 繁謙 埼玉県大宮市植竹町1丁目324番地 富士 写真光機株式会社内 (72)考案者 斉藤 竜夫 埼玉県大宮市植竹町1丁目324番地 富士 写真光機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−291041(JP,A) 特開 昭61−230632(JP,A) 実開 昭64−29629(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】測距光を順次放射する複数の投光素子を直
    線状に配列した基板と、前記複数の投光素子を基板とと
    もに一体に内包した透明パッケージと、この透明パッケ
    ージから外部に突出するように前記基板の一部を延長し
    て形成され、先端部に位置決め及び固着用の穴を設けた
    フレームと、前記穴に挿通され、前記複数の投光素子の
    配列方向が測距用基線長の方向に対して直交するように
    前記フレームを介して基板をカメラボディに固着する固
    着手段とからなることを特徴とする測距用投光素子の取
    り付け装置。
JP1989123317U 1989-10-20 1989-10-20 測距用投光素子の取り付け装置 Expired - Lifetime JPH0753060Y2 (ja)

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JP1989123317U JPH0753060Y2 (ja) 1989-10-20 1989-10-20 測距用投光素子の取り付け装置
US07/599,311 US5159378A (en) 1989-10-20 1990-10-17 Light projector for range finding device

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JP1989123317U JPH0753060Y2 (ja) 1989-10-20 1989-10-20 測距用投光素子の取り付け装置

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JPH0362327U JPH0362327U (ja) 1991-06-18
JPH0753060Y2 true JPH0753060Y2 (ja) 1995-12-06

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61230632A (ja) * 1985-04-05 1986-10-14 Hitachi Ltd 焦点誤差信号検出装置
JP2625722B2 (ja) * 1987-05-23 1997-07-02 ミノルタ株式会社 焦点検出用照明装置
JPH0637373Y2 (ja) * 1987-08-11 1994-09-28 チノン株式会社 測距装置

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