JP2003202206A - 光電センサおよびその製造方法 - Google Patents

光電センサおよびその製造方法

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JP2003202206A JP2001401536A JP2001401536A JP2003202206A JP 2003202206 A JP2003202206 A JP 2003202206A JP 2001401536 A JP2001401536 A JP 2001401536A JP 2001401536 A JP2001401536 A JP 2001401536A JP 2003202206 A JP2003202206 A JP 2003202206A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンズを器体に固定する接着剤の硬化に伴う
レンズの移動を防ぐことができる光電センサおよびその
製造方法を提供する。 【解決手段】 矩形状のレンズ2aが保持される器体4
に、レンズ2aの両側縁の各一方がそれぞれ収納される
保持溝4aを設け、レンズ2aを固定する接着剤をレン
ズ2aの保持溝4aに収納された側縁の中間部へ注入す
るための注入切欠き4bを保持溝4aにおいてレンズ2
aの表裏の一面に面する部位に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学的手段により
検出対象の有無や検出対象までの距離などを検出する光
電センサおよびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、投光素子が放射した光を受光
素子が検出することにより検出対象の有無や検出対象ま
での距離などを検出する光電センサが提供されている。
【0003】光電センサとして、図7に示すように、投
光素子1が放射し検出対象Tで反射された光を受光素子
3で検出するいわゆる反射型光電センサのうち検出対象
までの距離を検出する光電センサを例に挙げて説明す
る。この光電センサに用いられる受光素子3は、入射光
の位置によって出力が変化する半導体位置検出素子(P
SD)や2つのフォトダイオードを隣接させた2分割フ
ォトダイオード等である。投光素子1には例えば赤外線
を放射するLEDやレーザダイオード等を用いる。
【0004】投光素子1の放射した光は投光レンズ(第
1のレンズ)2aを通して光ビームに形成され、この光
ビームによって検出対象Tに生じる光スポットP1から
の光が受光レンズ(第2のレンズ)2bによって集光さ
れ受光素子3の受光面上に光スポットP2を形成する。
また、投光レンズ2aと受光レンズ2bとは器体4に保
持されている。ここで、投光レンズ2aと受光レンズ2
bとはそれぞれの光軸が、ともに受光素子3の受光面に
垂直であって、かつ受光素子3が入射光の位置の変化に
感度を有する方向に離れるように配置されている。
【0005】このように投光レンズ2aおよび受光レン
ズ2bを配置することにより、光スポットP2の位置は
検出対象Tまでの距離が近いほど投光レンズ2aの光軸
から離れる。従って受光素子3の出力から検出対象Tま
での距離が得られる。以下に具体的に説明する。投光レ
ンズ2aの光軸と受光レンズ2bの光軸との距離をBL
1とし、受光レンズ2bの中心Rから投光レンズ2aの
光軸に下ろした垂線と投光レンズ2aの光軸との交点を
点rとする。光スポットP1からの光により、投光レン
ズ2aの光軸との距離がBLD1である受光素子3の受
光面上の測定基準位置(例えば受光面の中間部)に光ス
ポットP2が形成されるとき、点rと検出対象Tとの距
離をL1とする。
【0006】点rとの距離がL1よりΔLだけ短い検出
対象Tに形成された光スポットP1’からの光によっ
て、測定基準位置よりも距離ΔL1だけ投光レンズ2a
の光軸から離れた位置に光スポットP2’が形成された
とする。点Rから投光レンズ2aの光軸への垂線の両端
と点P1’とを頂点とする3角形と、点P2’から投光
レンズ2aの光軸への垂線の両端と点P1’とを頂点と
する3角形との相似からΔLはΔL1を用いて次式で表
される。
【0007】
【数1】
【0008】つまり、受光素子3の出力から得られるΔ
L1をもとに三角測量の原理を利用してΔLを求めるこ
とができる。
【0009】ところで、受光レンズの中心Rと受光素子
3の受光面との距離をL2とすると、点Rから投光レン
ズ2aの光軸への垂線の両端と点P1とを頂点とする3
角形と、点P2から投光レンズ2aの光軸への垂線の両
端と点P1とを頂点とする3角形との相似からL1はL
2を用いて次式で表される。
【0010】
【数2】
【0011】言い換えると、ΔL1とΔLとの関係およ
びL1は、BL1、BLD1およびL2つまり投光素子
1、受光素子3およびレンズ2a,2bの相互の位置関
係によって決定される。光電センサの性能との関連を説
明するため、上の2つの式からBLD1を消去して変形
した次の式を用いる。
【0012】
【数3】
【0013】上の式から分かるように、受光レンズの中
心Rと受光素子3の受光面との距離L2を変化させずに
受光レンズ2bの中心Rと投光レンズ2aの光軸との距
離BL1を大きくすると、同じL1とΔLとに対してΔ
L1が大きくなる。すなわち受光レンズ2bの受光面の
幅は限られているから測定可能な距離の範囲は狭くなる
が、同じΔLに対して受光素子3の出力がより大きく変
化するから距離測定の分解能が高くなる。受光素子3と
投光レンズ2aの光軸との位置関係および受光素子3と
受光レンズ2bとの位置関係も同様に光電センサの性能
に影響を与える。
【0014】測定可能な距離の範囲および距離測定の分
解能を設計通りとするために投光素子1、受光素子3、
および各レンズ2a,2bの相互の位置関係は製造時に
調整される。一般的には、投光素子1および受光素子3
は器体4に対して固定された回路基板(図示せず)にそ
れぞれ実装することにより位置を決定し、各レンズ2
a,2bを固定する位置をそれぞれ調整する。
【0015】レンズ2a,2bを固定する位置の調整を
容易にするために、以下に説明する技術が提案されてい
る。図8に示すようにレンズ2a,2bは矩形板状の表
裏の面の中央部にレンズ部が形成された形状とし、器体
4にはレンズ2a,2bを露出させるレンズ窓4dを設
け、レンズ窓2dの周縁において互いに対向する一対の
面にはレンズ2a,2bの両側縁の各一方がそれぞれ挿
入される保持溝4aを設ける。そして、器体4に例えば
投光レンズ2aを装着するにあたっては、投光レンズ2
aの両側縁をそれぞれ保持溝4aに挿入し、図8の矢印
Aで示すように保持溝4aに沿った方向に投光レンズ2
aを器体4に対してスライドさせて位置を調整し、その
後に接着剤を用いて投光レンズ2aを器体4に固定す
る。このとき、従来は接着剤を矢印D1で示すように投
光レンズ2aの角部から保持溝4aに沿って保持溝4a
と投光レンズ2aとの間に注入していた。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかし、レンズ2a,
2bの保持溝4aに沿った方向の端部に付着した接着剤
が硬化時に収縮することにより、レンズ2a,2bが保
持溝4aに沿った方向の引っ張り力を受けて接着剤の硬
化前に調整した位置から移動し、かつ移動距離が一様で
ないことから光電センサの性能にばらつきが生じてい
た。ネジなどの部品を追加すれば接着剤が硬化した後に
レンズの位置を調整することも可能ではあるが、この場
合は追加する部品のためのコストがかかるという問題が
あった。
【0017】上記においては測距用の反射型光電センサ
について述べたが、例えば投光レンズから照射された光
ビームを受光レンズへ反射する反射体を備え、反射体と
器体との間に検出対象が存在した場合に受光素子への入
射光量の減少から検出対象の存在を検出する光電センサ
であっても、投光レンズおよび受光レンズの位置がずれ
ることによって光ビームが設計通りの向きに照射されな
かったり受光素子の受光部から一部が外れて集光された
りすれば光の利用効率が低下し感度の低下に繋がるの
で、接着剤の硬化に伴うレンズの移動を防止することは
重要である。
【0018】本発明は上記事由に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、レンズを器体に固定する接着剤の硬
化に伴うレンズの移動を防ぐことができる光電センサお
よびその製造方法を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、光を
放射する投光素子と、前記投光素子が放射した光から光
ビームを形成する矩形状の第1のレンズと、前記第1の
レンズで形成された光ビ−ムが検出対象に照射されて生
じる光スポットからの光を集光する矩形状の第2のレン
ズと、前記第2のレンズが集光した光を受光する受光素
子と、各レンズをそれぞれ保持する器体とを備え、前記
器体には、各レンズの両側縁の各一方がそれぞれ収納さ
れた保持溝と、器体にレンズを固定するための接着剤を
各レンズの前記保持溝に収納された側縁の中間部に注入
する注入口とが設けられていることを特徴とする。
【0020】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記注入口は前記保持溝において前記レンズの表裏
の一面に面した部位に設けられていることを特徴とす
る。
【0021】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、前記注入口は前記保持溝において前記レンズの表裏
の面に交差した部位に設けられていることを特徴とす
る。
【0022】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、前記第1のレンズを挟んで前記第2のレンズが2つ
設けられ、前記第2のレンズの側縁が収納された保持溝
はそれぞれ前記レンズが並んだ方向に沿って延び、前記
第1のレンズの側縁が収納された保持溝は前記レンズが
並んだ方向に交差する方向に沿って延びていることを特
徴とする。
【0023】請求項5の発明は、請求項1の発明の製造
方法であって、前記レンズの各側縁を前記保持溝にそれ
ぞれ挿入した後に、前記注入口から接着剤を前記レンズ
の前記保持溝に収納された側縁の中間部に接着剤が付着
するように注入することにより前記レンズを前記器体に
固定することを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0025】(実施形態1)本実施形態における光電セ
ンサの基本的な構成は従来例で述べた測距用の反射型光
電センサと同様であるから、共通の部分については図7
を用いて説明する。本実施形態における光電センサは、
図7に示すように、光を放射する投光素子1と、投光素
子1が放射した光から光ビームを形成する第1のレンズ
としての投光レンズ2aと、投光レンズ2aから照射さ
れた光ビームによって検出対象Tに生じる光スポットか
らの光を集光する第2のレンズとしての受光レンズ2b
と、受光レンズ2bによって集光された光を検出する受
光素子3と、投光レンズ2aおよび受光レンズ2bを保
持する器体4とを備える。
【0026】図1に示すように、レンズ2a,2bは矩
形板状の表裏の面の中央部にレンズ部が形成された形状
であって、器体4にはレンズ2a,2bのレンズ部を露
出させるレンズ窓4dが設けられている。そして、器体
4のレンズ窓4dの周縁において互いに対向する面にレ
ンズ2a,2bの両側縁の各一方がそれぞれ挿入される
保持溝4aが設けられている。また、器体4において保
持溝4aの側部にはレンズ2a,2bの保持溝4aに収
納される側縁の中間部を露出させレンズ窓4dの内側へ
開放された注入切欠き4bが注入口として設けられてい
る。すなわち注入切欠き4bは保持溝4aにおいてレン
ズ2a,2bの表裏の一面に面した部位に設けられてい
る。
【0027】この光電センサにおいて例えば投光レンズ
2aを器体4に固定する際は、投光レンズ2aの両側縁
をそれぞれ保持溝4aに挿入し投光レンズ2aの位置を
調整した後に矢印D2で示すように注入切欠き4bから
接着剤を注入する。このとき投光レンズ2aの角部に接
着剤が付着しないように接着剤の注入量を調節する。受
光レンズ2bも同様にして器体4に固定する。
【0028】本実施形態によれば、レンズ2a,2bを
器体4に固定する接着剤は注入切欠き4bを通してレン
ズ2a,2bの保持溝4aに沿った側縁の中間部に注入
され、レンズ2a,2bの角部に付着しないので、接着
剤が硬化時に収縮してもレンズ2a,2bは保持溝4a
に沿った方向の引っ張り力をほとんど受けない。つまり
接着剤の硬化に伴うレンズ2a,2bの移動を防ぐこと
ができ、従って接着剤の硬化後にレンズ2a,2bの位
置を調整するためのネジなどの部品の追加を不要としな
がらもレンズ2a,2bの位置を設計通りとすることが
できるから品質のばらつきが抑えられる。また、レンズ
2a,2bが器体4の外部へ一面を向けて固定される光
電センサの場合は注入切欠き4bは保持溝4aにおいて
レンズ2a,2bの外側の面に面した部位に設ければ接
着剤の注入が容易である。
【0029】なお、注入口はレンズ2a,2bの保持溝
4aに沿った側縁の中間部に開口していればよい。例え
ば図2のように各保持溝4aの底部すなわちレンズ2
a,2bの表裏の面に交差した各部位にそれぞれ貫設さ
れた注入穴4fを注入口として矢印D3で示す方向から
接着剤を注入すれば、レンズ2a,2bの両側における
接着剤の硬化時の収縮による引っ張り力が互いに打ち消
し合うことによりレンズ2a,2bの位置を更にずれに
くくすることができる。さらに、図3のように注入切欠
き4bと注入穴4fとの両方を設けてもよい。この場
合、矢印D2の方向と矢印D3の方向とのどちらから接
着剤を注入してもよい。以上に述べたどの形状の注入口
であっても、接着剤の硬化時にレンズが移動することを
防ぐ効果はあるので、接着剤を注入する装置の仕様に合
わせて注入口の形状を適宜選択することができる。
【0030】上記実施形態においては測距用の反射型光
電センサについて述べたが、例えば従来例において述べ
た検出対象の有無を判定する光電センサであっても、同
様にして投光レンズおよび受光レンズを固定することに
より、接着剤の硬化に伴うレンズの移動が防止され、投
光レンズで形成される光ビームの向きのずれや受光レン
ズが集光する位置のずれ等に起因する光の利用効率の低
下によって感度が低下することを防ぐことができる。
【0031】(実施形態2)本実施形態における光電セ
ンサは実施形態1と同様の受光素子を備えた測距用の反
射型光電センサであって、図4に示すように1つの投光
素子1が放射した光が投光レンズ2aを通過して形成さ
れた光ビームが検出対象Tに形成する光スポットを検出
する受光素子3と受光レンズ2bとを2組備える。受光
レンズ2bは発光レンズ2aを挟んで配置されている。
【0032】受光素子3と受光レンズ2bとが投光レン
ズ2aの光軸を挟んで2組配置されているので、検出対
象Tに形成される光スポットの位置が機械的な誤差や光
の反射むらによって投光レンズ2aの光軸と受光レンズ
2bの光軸とが並ぶ方向の一方にずれることによる誤差
が例えば2つの受光素子3の出力を加算することによっ
て相殺されるから、受光素子3と受光レンズ2bとを1
組のみ備える測距用の光電センサに比べて、より誤差の
少ない距離測定に用いることができる。
【0033】この光電センサに用いられる器体4は図5
に示すように直方体形に形成されている。以下、方向は
図5を基準とし、紙面奥を前方として説明する。器体4
の前面の中央部には発光レンズ2aが図5の矢印Bの向
きに挿入されるレンズ挿入口(図示せず)が開口し、器
体4の左右両面にはそれぞれ受光レンズ2bが図5の矢
印Cの向きに挿入されるレンズ挿入口4cが開口してい
る。各レンズ挿入口4cの両側部は保持溝4aとして機
能する。また、器体の上面には各1つのレンズ挿入口4
cに連通してそれぞれレンズ2a,2bを露出させる3
つの矩形状のレンズ窓4dが左右に並設されている。さ
らに、受光レンズ2bの側縁の中間部へ接着剤を注入す
るための注入口として注入穴4fが左右両端の各レンズ
挿入口4cの両側方において器体4の前後面に開口して
いる。また、投光レンズ2aを器体4に固定する接着剤
を注入するための貫通穴4eが器体4の後面の中央部に
開口している。
【0034】本実施形態によれば、受光レンズ2bを器
体4に固定する接着剤は注入穴4fを通して受光レンズ
2bの側縁の中間部へ注入され、受光レンズ2bの左右
の端部には付着しないので接着剤が硬化時に収縮しても
受光レンズ2bはレンズ挿入穴4cに沿った方向の引っ
張り力をほとんど受けず、従って接着剤の硬化に伴う受
光レンズ2bの移動を防ぐことができる。
【0035】ここで、従来例の説明で述べたように光電
センサの距離測定の分解能と測定可能な距離の範囲とは
受光レンズ2bの光軸と投光レンズ2aの光軸との距離
に依存する。一方、本実施形態においては投光レンズ2
aを挟んで受光レンズ2bが2つ設けられていて、受光
レンズ2bが収納されるレンズ挿入口4cはそれぞれ前
記レンズが並んだ方向に沿って延びているので、各受光
レンズ2bをそれぞれレンズ挿入口4cに沿ってスライ
ドさせて投光レンズ2aの光軸と各受光レンズ2bの光
軸との距離をそれぞれ調整することにより、光電センサ
の距離測定の分解能と測定可能な距離の範囲とを容易に
設定することができる。
【0036】ここで、上記実施形態において注入口は注
入穴4fのみとしたが、例えば図6に示すように各レン
ズ窓4dのレンズ2a,2bが挿入される方向に沿った
各側部の中間部にそれぞれ注入切欠き4bを注入口とし
てさらに設ければ、投光レンズ2aを器体4に固定する
際には接着剤を中央のレンズ窓4dの側部に設けた注入
切欠き4bから注入することにより接着剤の硬化時に投
光レンズ2aがほとんど移動しないので、従来の方法で
投光レンズ2aを固定する場合と比べて光ビームの照射
方向を精度良く設定でき、光の利用効率の低下による感
度の低下を防ぐことができる。
【0037】
【発明の効果】請求項1の発明は、レンズを器体に固定
する接着剤は注入口を通してレンズの保持溝に沿った側
縁の中間部に注入され、レンズの保持溝に沿った方向の
端部に付着しないので、接着剤が硬化時に収縮してもレ
ンズの位置がほとんどずれない。従ってレンズを固定し
た後にレンズの位置を調整するためのねじなどの部品を
追加することなく接着剤の硬化に伴うレンズの移動を防
ぐことができる。
【0038】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、注入口を保持溝においてレンズの表裏の一面に面し
た部位に設けるので、レンズが器体の外部へ一面を向け
て固定される光電センサの場合、レンズの外側の面に面
した部位に注入口を設ければ接着剤の注入が容易であ
る。
【0039】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、第1のレンズを挟んで第2のレンズが2つ設けられ
ていて、前記第2のレンズの側縁が収納された保持溝は
それぞれ前記レンズが並んだ方向に沿って延びているの
で、第2のレンズをレンズ挿入口に沿ってスライドさせ
て第1のレンズの光軸と各第2のレンズの光軸との距離
をそれぞれ調整することにより検出対象を検出可能な距
離の範囲などを容易に調整することができる。
【0040】請求項5の発明は、請求項1記載の発明の
製造方法であって、レンズの各側縁を保持溝にそれぞれ
挿入した後に、注入口から接着剤をレンズの保持溝に収
納された側縁の中間部に接着剤が付着するように注入す
ることにより、接着剤がレンズの保持溝に沿った方向の
端部に付着しないので、接着剤の硬化時の収縮に伴うレ
ンズの移動を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の要部を示す斜視図であ
る。
【図2】同上の別の形態を示す斜視図である。
【図3】同上の更に別の形態を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施形態2を示す説明図である。
【図5】同上の要部を示す斜視図である。
【図6】同上の別の形態を示す斜視図である。
【図7】光電センサの例を示す説明図である。
【図8】従来の光電センサの要部を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 投光素子 2a 投光レンズ 2b 受光レンズ 3 受光素子 4 器体 4a 保持溝 4b 注入切欠き 4c レンズ挿入口 4f 注入穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA06 FF01 FF23 GG06 GG07 GG12 HH04 HH13 JJ01 JJ16 JJ18 JJ22 KK01 LL04 PP22 UU00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光を放射する投光素子と、前記投光素子
    が放射した光から光ビームを形成する矩形状の第1のレ
    ンズと、前記第1のレンズで形成された光ビ−ムが検出
    対象に照射されて生じる光スポットからの光を集光する
    矩形状の第2のレンズと、前記第2のレンズが集光した
    光を受光する受光素子と、各レンズをそれぞれ保持する
    器体とを備え、前記器体には、各レンズの両側縁の各一
    方がそれぞれ収納された保持溝と、器体にレンズを固定
    するための接着剤を各レンズの前記保持溝に収納された
    側縁の中間部に注入する注入口とが設けられていること
    を特徴とする光電センサ。
  2. 【請求項2】 前記注入口は前記保持溝において前記レ
    ンズの表裏の一面に面した部位に設けられていることを
    特徴とする請求項1記載の光電センサ。
  3. 【請求項3】 前記注入口は前記保持溝において前記レ
    ンズの表裏の面に交差した部位に設けられていることを
    特徴とする請求項1記載の光電センサ。
  4. 【請求項4】 前記第1のレンズを挟んで前記第2のレ
    ンズが2つ設けられ、前記第2のレンズの側縁が収納さ
    れた保持溝はそれぞれ前記レンズが並んだ方向に沿って
    延び、前記第1のレンズの側縁が収納された保持溝は前
    記レンズが並んだ方向に交差する方向に沿って延びてい
    ることを特徴とする請求項1記載の光電センサ。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の光電センサの製造方法で
    あって、前記レンズの各側縁を前記保持溝にそれぞれ挿
    入した後に、前記注入口から接着剤を前記レンズの前記
    保持溝に収納された側縁の中間部に接着剤が付着するよ
    うに注入することにより前記レンズを前記器体に固定す
    ることを特徴とする光電センサの製造方法。
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