JPH0637373Y2 - 測距装置 - Google Patents

測距装置

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JPH0637373Y2
JPH0637373Y2 JP12263287U JP12263287U JPH0637373Y2 JP H0637373 Y2 JPH0637373 Y2 JP H0637373Y2 JP 12263287 U JP12263287 U JP 12263287U JP 12263287 U JP12263287 U JP 12263287U JP H0637373 Y2 JPH0637373 Y2 JP H0637373Y2
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昌 山田
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チノン株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、受光素子側の位置調整機構を改良した測距装
置に関する。
(従来の技術) 自動焦点式カメラらに設けられて被写体までの距離を測
距する測距装置としては、基線長を隔てて発光窓と受光
窓とを配置し、受光窓を通して照射ビームを被写体に照
射し、被写体からの反射光を受光窓を通して受光素子に
受光させ、その受光位置から三角測量方式によって被写
体までの距離を測定するものが広く用いられている。
このような測距装置の製造工程において、最終的な調整
作業としてある基準となる距離に対し、被写体からの反
射光が受光素子上の所定位置に受光されるように位置調
整を行なう工程がある。この場合の位置調整機構として
は、例えば実開昭59−101236号公報に記載のものがあ
る。
この位置調整機構は、受光素子側を基線長方向およびこ
れと直交する方向の2方向についてそれぞれ変位調整可
能に構成したものである。ここで、基線長と直交する方
向の位置調整は、基線長方向に沿って設けられた短冊状
の受光素子に対し、入射光点がその幅方向(短辺方向)
の中央部に位置するように調整するものである。このよ
うな調整は、受光素子の幅寸法に対し、光点のサイズを
相対的に小さくすれば省略することができる。一方、基
線長方向の調整は測距精度に関係する重要なものであ
る。すなわち、短冊状の受光素子に入射される光点の位
置は被写体距離に対応してその長辺方向(基線長方向)
に変化するので、ある基準となる距離に対し、入射光点
が所定位置に入射するように、受光素子側を基線長方向
にスライドさせて位置調整を行なっている。
このような調整は発光素子が単数の場合は特に問題はな
い。しかしながら、最近は画面上における測距範囲を広
くとるため、複数の発光素子を基線長と直交する方向に
一列に配列するものが用いられるようになり、この場
合、各発光素子による受光素子上の受光点のばらつきが
生じた場合問題となる。
すなわち、上記測距装置は、第4図で示すように、基線
長Lを介して投光レンズ11と受光レンズ12とが設けら
れ、投光レンズ11の背面には、基線長Lの方向(z軸)
のおよび被写体方向(y軸)とそれぞれ直角を成す方向
(x軸)に沿って、複数個の発光素子LED1,LED2,LED3
を一列に配置しており、これら発光素子LED1,LED2,LE
D3から投光レンズ11を通して測距ビームを投光し、被写
体面13上に照射させている。被写体面13からの反射光
は、受光レンズ12を通り、受光素子14上の光点X1,X2
X3として受光される。ここで、図示左端の発光素子LED1
が上方にずれていると、受光素子14上の光点X1も上方に
ずれる。このずれ量を△とすると、本来fL/Z(f:レンズ
の焦点距離、Z:検出距離)で算出されるべき被写体距離
がfL/(Z+△)なとり、誤差が生じる。この場合、受
光素子14上における3つの光点X1,X2,X3の各々の検出
距離のばらつきを少なくするため、受光素子14を基線長
Lの方向、すなわち図示上方に△/2だけスライド調整す
れば、ばらつきは多少小さくなる。しかし、依然として
ばらつき量は大きい値であり、測距精度上限界がある。
(考案が解決しようとする問題点) このように、基線長Lと直交する方向に配列した複数の
発光素子LED1,LED2,LED3を用いて測距する場合、これ
らの位置ずれに起因する受光素子上の光点のばらつきが
生じると、前述した従来の位置調整機構だけでは、この
ばらつきを小さくすることが困難であった。
本考案の目的は、発光素子の位置ずれ等に起因する受光
素子上の光点のばらつきを大幅に小さくできる位置調整
機構を備えた測距装置を提供することにある。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本考案による測距装置は、基線長を隔てて配置された投
光窓および受光窓を有し、三角測量方式にて被写体まで
の間を測距するもので、前記発光素子の背面側には複数
の発光素子を前記基線長と直交する方向に一列に配置し
ている。また受光窓の背面側には、この受光窓と対向す
る円形開口を有し、かつ前記基線長方向に沿ってスライ
ド調整可能に構成された保持枠を設けている。さらに、
この保持枠に対しては、その円形開口に回動可能に嵌合
する円環部およびこの円環部と一体で、前記受光窓と対
向する位置に受光素子を装着可能なフランジ部を有し、
しかも前記保持枠に対して回動調整可能に構成された回
動枠を設けている。
(作用) 本発明では、受光素子側を基線長方向にスライド調整可
能であると共に、受光光軸を中心とした回動方向にも位
置調整可能としたため、複数の発光素子間に位置ずれが
あっても、それに起因する同一被写体に対する受光素子
上の光点位置のばらつきを従来に比べ大幅に小さくする
ことができる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明する。
第3図において、16はカメラ本体で、その撮影レンズ17
の近くには測距装置の本体部18が設けられている。この
本体部18はカメラ本体16の上下方向に沿う基線長Lを隔
てて配置された投光窓20および受光窓21を有するもの
で、投光窓20の前端には第4図で示した投光レンズ11
が、また受光窓21の前端には受光レンズ12がそれぞれ取
付けられている。上記投光レンズ11の背面側には、第4
図で示したように、複数の発光素子LED1,LED2,LED3
基線長Lと直交する方向に一列に配置している。
前記受光窓21の背面側の一側部には第1図および第2図
で示すように、上下に軸受23,24を設けており、上下方
向に設けられたねじ25の上下端を回動可能に軸支する。
このねじ25は後述する保持枠27を基線長方向にスライド
させるための駆動部材となる。また受光窓21の背面側他
側部には、後述する板ばね28の一端を係合保持する突部
26を設ける。
前記保持枠27はその一側部に前記ねじ25と螺合する筒状
の雌ねじ29を上下方向に設けており、この雌ねじ部29が
前記ねじ25と螺合することにより受光窓21の背面側に取
付けられる。またその中央部には、上記取付状態で受光
窓21と対向する円形開口30を設けている。この円形開口
30の一部、すなわち図示右側部は切欠されており、この
切欠部分30aにはたて向に設けられた回動駆動用のねじ3
1の外周ねじ部が位置する。上記ねじ31は、保持枠27の
図示右上部に形成された凹部32により、ねじ頭部31aが
回動可能に嵌合保持されている。また、前記保持枠27の
ねじ頭部31aの上面と対向部分にはねじ31を回動操作す
るためのドライバー挿入孔33が設けられている。なお、
前記取付状態において雌ねじ部29の上端と上部軸受23の
下面との間にはばね34を設け、ねじ25との螺合によるバ
ックラッシュを解消している。また、この雌ねじ部29の
外周面の一部には前出した板ばね28の他端を係合保持す
る突部35を設けている。
37は回動枠で、前記保持枠27の円形開口30内に回動可能
に嵌合する円環部38を持つ。この円環部38の一部は、前
記ねじ31と噛み合うギヤ部39となっている。上記円環部
38の一側面(図示手前側)にはフランジ部41が一体に設
けられている。このフランジ部41は受光素子14を、前記
受光窓21と対向する状態に装着させるための段差面42を
有する。もちろん、前記円環部38の上記段差面42と対向
する位置には開口38aが設けてあり、前記段差面42内に
落し込まれて装着状態にある受光素子14は、この開口38
aを介して受光窓21からの入射光を受光する。
前出した板ばね28は上述した各構成部品を包括的に保持
するもので、その図示左端は保持枠27に設けた突部35と
係合し、図示右側の折曲げ部は保持枠27の右端に形成さ
れた段差部36と係合する。すなわち、受光素子14と円環
部38が保持枠27と一体化するように包括的に保持する。
この状態で板ばね28の右端を本体部18に設けた突部26の
背面に係止させ、ねじ25の回転方向のバックラッシュを
解消させる。
上記構成において、ドライバー等により、ねじ25を回転
操作すると、このねじ25に螺合する雌ねじ部29を有する
保持枠27の全体およびこれと一体の受光素子14は上下方
向(基線長方向)に沿って変位する。すなわち、ねじ25
を操作することにより受光素子14の基線長方向の位置調
整を行なうことができる。次に、同じくドライバー等に
よってねじ31を回転操作すると、これと噛み合うギヤ部
39を有する円環部38は、保持枠27の円形開口30内で光軸
45を中心として回動する。もちろん、これと一体のフラ
ンジ部41およびその段差面42内に装着された受光素子14
も同方向に回動する。すなわち、ねじ31を操作すること
により、受光素子14の回動方向の位置調整を行なうこと
ができる。
第5図(a)(b)は複数の発光素子間にずれ量△の位
置ずれが生じた場合の従来の位置調整と本考案による位
置調整とを比較して示している。第5図(a)の従来の
位置調整では、受光素子側を基線長方向に△/2だけ変位
させており、このとき生じる誤差出力は△/2となる。こ
れに対し、第5図(b)による本考案装置を用いた位置
調整では、受光素子側を角度θだけ回動させている。た
だし、角度θは次式で求める。
θ=tan-1(△/2W) (△ずれ量、W=発光素子間
隔) この状態において生じる誤差出力は (W/2)sinθとなる。
ここで、上記両誤差出力の比率は次のようになる。
△/2:(W/2)sinθ =W tanθ:(W/2)sinθ =W sinθ/cosθ:(W/2)sinθ =2:cosθ =2:1(∵θ≪1のときcosθ≒1) 上記比率から明らかなように、本考案装置を用いて回動
方向の位置調整を行なうことにより、従来の基線長方向
の位置調整のみを行なった場合に比べ誤差出力は約半分
と大幅に減少した。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によれば、受光素子側を任意の方向
に位置調整できるので、発光素子の位置ずれに起因する
受光素子側の検出値誤差を従来に比べ約半分と大幅に低
減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による測距装置の一実施例の要部を示す
分解斜視図、第2図は第1図で示した装置の組立状態を
示す正面図、第3図はカメラ本体への組立状態を示す正
面図、第4図は発光素子の第1図ずれとそれに起因する
受光素子側の光点のずれとの関係の説明図、第5図
(a)(b)は本考案による位置調整を従来と比較して
示す説明図である。 20……投光窓、21……受光窓、27……保持枠、30……円
形開口、37……回動枠、38……円環部、41……フランジ
部、14……受光素子、LED1,LED2,LED3……発光素子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基線長を隔てて配置された投光窓および受
    光窓を有し、三角測量方式にって被写体までの間を測距
    する測距装置において、 前記投光窓の背面側で前記基線長と直交する方向に一列
    に配置された複数の発光素子と、 前記受光窓の背面側に設けられこの受光窓と対向する円
    形開口を有しかつ前記基線長方向に沿ってスライド調整
    可能に構成された保持枠と、 この保持枠の前記円形開口に回動可能に嵌合する円環部
    およびこの円環部と一体で前記受光窓と対向する位置に
    受光素子を装着可能なフランジ部を有し前記保持枠に対
    して回動調整可能に構成された回動枠と、 を備えたことを特徴とする測距装置。
JP12263287U 1987-08-11 1987-08-11 測距装置 Expired - Lifetime JPH0637373Y2 (ja)

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JP12263287U JPH0637373Y2 (ja) 1987-08-11 1987-08-11 測距装置

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JP12263287U JPH0637373Y2 (ja) 1987-08-11 1987-08-11 測距装置

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JPS6429629U JPS6429629U (ja) 1989-02-22
JPH0637373Y2 true JPH0637373Y2 (ja) 1994-09-28

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JP12263287U Expired - Lifetime JPH0637373Y2 (ja) 1987-08-11 1987-08-11 測距装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0753060Y2 (ja) * 1989-10-20 1995-12-06 富士写真フイルム株式会社 測距用投光素子の取り付け装置
JP6205714B2 (ja) * 2012-11-13 2017-10-04 株式会社リコー オートフォーカス装置、投射レンズ装置、及び画像投射装置

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JPS6429629U (ja) 1989-02-22

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