JPH01285952A - 正帯電単層型電子写真感光体 - Google Patents

正帯電単層型電子写真感光体

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JPH01285952A
JPH01285952A JP11477588A JP11477588A JPH01285952A JP H01285952 A JPH01285952 A JP H01285952A JP 11477588 A JP11477588 A JP 11477588A JP 11477588 A JP11477588 A JP 11477588A JP H01285952 A JPH01285952 A JP H01285952A
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JP
Japan
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positively charged
formula
phthalocyanine
electrophotographic photoreceptor
layer
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Application number
JP11477588A
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English (en)
Inventor
Osamu Kaieda
修 海江田
Hideki Ito
伊東 秀記
Koji Yoshitoshi
吉年 孝司
Norio Takatani
高谷 詔夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Shokubai Co Ltd
Original Assignee
Nippon Shokubai Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G5/00Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
    • G03G5/02Charge-receiving layers
    • G03G5/04Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor
    • G03G5/06Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor characterised by the photoconductive material being organic
    • G03G5/0664Dyes
    • G03G5/0696Phthalocyanines

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は電子写真感光体に関する。さらに詳しくは、本
発明は、導電性支持体上にフタロシアニン骨格の各ベン
ピン環において2ケがフッ素原子、残りの2ケがメルカ
プト基を有する芳香族化合物に置換されてなる亜鉛フタ
ロシアニンを結着剤に分散させてなり、ざらに必要に応
じて増感剤を含有する単層型の感光体を設けたことを特
徴とυ−る電子写真感光体に関する。
本発明が提供する電子写真感光体は、帯電極性が正極性
帯電において可視光領域〜半導体レーザの全R振波長領
域の波長光に対して高感度であり、しかも帯電特性、r
A留電位などの電子写真特性に優れ、また、くり返し使
用における劣化も少ない、新規な電子写真感光体である
(従来の技術おJ:びその問題貞) 近年、電子写真感光体は、電子写真方式の複写機の分野
に限らず、He −N eレーザ”を入力とづるレーザ
プリンターや半導体レーザを入力とりる半導体レーザプ
リンターあるいは発光ダイオードを入力とする発光ダイ
オードプリンター等への応用が検討されている。
電子写真方式の複写機に用いられている電子写真感光体
は、従来可視光fr4M (370〜720nm)の波
長光に感度を有するセレン、デルル、(A化カドミウム
、酸化亜鉛等のsm光導電性物質を含有する感光層を設
けてなるものが実用化されているが、これらの物質は有
害物質であるので製造時の安全衛生上などに問題を有し
ている。近年、これを補うため種々の有機物質を用いた
電子写真感光体が提案され、実用に供されはじめでいる
かかる有機光IJif性物質からなる有機感光体は、導
電性基板上に電荷発生物質どして知られているフタロシ
アニンあるいはアゾ化合物などを樹脂に分散させた樹脂
分散層を電荷発生層としC用い−(、−〇 − その上に電荷移動層を塗布してなる積層負帯電型感光体
が主流となっている。この理由は現状では、この形態が
最も高感度の感光体を作成できるためである。
しかしながら、これらの積層型は、帯電極性が9極性帯
電で用いる方式である。しかるに負帯電型のものは帯電
時に用いるコロナ放電が不安定であると同時に、オゾン
を多量に発生させてしまい、そのために有機光導電性物
質自身の化学的変化を引ぎ起してしまう等の欠点を有し
ている。
一方、正帯電型のものはコロナ放電が安定で、オゾン発
生量も非常に少ない。かくなる理由で、正帯電型の有機
感光体の開発が行われ初めているが、負帯電型の有機感
光体に比べ感度が低いのが現状である。かくして高性能
の正帯電型有機感光体の開発が望まれている。
正帯電型の形態として、単層構造のものと積層構造のも
のに大別でき、更にIll型のものは2つの方式に分類
できる。
積層型のひとつの方式は、下層に電荷発生層、電荷移動
層中の電荷移動剤として電子を移動する材料を必要とす
るが、電子を有効に移動層る月利は全く見い出されてい
ないのが現状である。ぞのためにもうひとつの積層型の
方式として積層負帯電型の構成を逆にした下層に正孔を
移動する+A籾を含有する電荷移動層、上層に電荷発生
層を設置すたものが提案されている。この場合0.1〜
0.5μと非常に薄く電荷発生層が上層にくるために機
械的強度に弱いという問題点を有しでいる。それらを克
服するためにさらに上層に保護層qを設(プる方式が提
案されているが、さらに多層型になるので塗布工程が増
え生産性が下がるために感光体の価格が高くなり不利で
ある。
かくして非常に単純な形態で経済的に優利な単層型の感
光体が特に望まれているが、それに適した高性能の材料
が全く開発されていないのが現状である。
また、近年、近赤外域に波長を有づる半導体レーザを光
源とするレーザプリンターの開発が特に活発である。こ
の分野に適用される電子写真感光体には半導体レーザの
発振波長領域(約760〜850nm)の波長光に対し
て感度を有することが必要である。
有機光導電性物質の中で、フタロシアニン化合物は半導
体波長領域にも感度を示すものとして注目されている。
しかしながら、正帯電型において可視光領域〜半導体レ
ーザ発振全領域におtフる電子写真特性に優れたフタロ
シアニン化合物は見い出されていないのが現状である。
(発明の目的) 本発明の目的は上述の従来技術の欠点、120題点を解
消し、経済的に有利な単層構造において帯電極性が正極
性帯電で可視光〜半導体レーザの発振波長全領域の波長
光に対して高感度であり、かつくり返し使用での劣化に
強い新規な電子写真感光体を提供することにある。ざら
に、本発明の目的は帯電特性、残留電位などの電子写真
特性に優れる電子写真感光体を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) そこで、本発明者らは上記目的を達成ずべ(鋭意検討し
た結果、本発明を完成させた。すなわち、本発明は導電
性支持体上に下記一般式(I)で表わされるフタロシア
ニン骨格の各ベンゼン環が2個のフッ素原子および2個
のメルカプト基を有する芳香族化合物に置換されてなる
亜鉛フタロシアニンを結着剤に分散させてなる感光層を
設【ブたことを特徴とする正帯電単層型電子写其感光体
である。
〔ただし式の、R1,、t S Zを表わし、7は核が
置換されていないフェニル基、ナフチル基あるいは炭素
数1〜5のアルキル基で置換されたフェニル基を表わす
。〕 (作   用) 従来、フッ素化されたフタロシアニンまたはフタロシア
ニンのベンゼン核にフッ素原子を含有し、かつ他の官能
基で置換されたフタロシアニンを有機感光体として用い
る例は皆無である。
ただ特公昭61−156129号、同61−−1982
41号、同61−198242号、同61−24675
6号各公報にOR,SR(Rはアル4ニル基、フェニル
基等)のような官能基をベンゼン核に導入し、ベンゼン
核の残りは水素でもハロゲンでも良いというフタロシア
ニン化合物が報告されている。しかしながら、この化合
物に関する開示においてハロゲンとしてのフッ素は、そ
の明細書中には明らかでなく、しかも好ましいハロゲン
としてフッ素は対象外になっており、また、= 11− 具体例あるいは実施例としても挙げられてい4「い1゜
また、それらの実施例は負帯電型に限定されており、正
帯電型は開示されていない。
本発明者らは、フッ素含有のフタロシアニンについて、
感光体として良好な結果を(qるべく鋭0検討した結果
、フッ素含有のフタロシアニン中、驚くべきことに中心
金属として亜鉛のみが有機感光体として効果があること
を見い出し7j 、−殻内にフタロシアニンを有機感光
体として用いる場合、中心金属としてはCu、In、A
I、VOあるいは無金属等が効果があることは当業者に
良く知られていることであり、7nはむしろ低レベルの
bのとされている。事実、前述した特開昭61−156
129号、同61−1982/I 1舅、同61−19
8242号、同61−246756弓各公報においても
、Cu、in、△矛、7 i 、 Ga 、VOあるい
は無金属等が実施例とし−C挙げられており、Znを中
心金属としたbのはなんら開示されていない。
本発明者らは、さらに検問を重ねた結果、中心金属とし
てZnを有するフタロシアニンのうちでも、該フタロシ
アニンの各ベンゼン環が2個のフッ素原子を有し、さら
に2個の一般式SZ (Sはイオウ、Zは核が置換され
ていないフェニル基、ナフチル基または炭素数1〜5の
アルキル基で置換されたフェニル基を表わす)で表わさ
れる基を右するフタロシアニン(前記一般式(I)が正
帯電単層型の電子写真感光体としてさらに良好な性質を
有することを見い出した。
すなわち、前記一般式(I)で表わされる亜鉛フタロシ
アニンは、従来のフッ素が含有していないフタロシアニ
ンに比べ結着剤として用いる樹脂に対して、また、その
際使用する溶媒に対して親和ノ〕が高いので、簡単な操
作のみでフタロシアニンと結着剤とを混合し、薄膜にし
て感光体として用いることかでき、樹脂または溶媒に対
して親和力が高いためもあって樹脂分散法で作成した該
亜鉛フタロシアニンを含有する感光層を導電性支持体に
設けた電子写真感光体は帯電極性が正極性帯電において
可視光〜半導体レーザの発振領域において高感度で、し
かも極めて残留電位が少なく、くり返し劣化も少なく電
子写真感光体として優れたものである。
前記一般式で表わされる亜鉛フタロシアニンの具体例と
して次のものが例示される。なお下記の例示においてフ
ッ素原子は、式(V)で示されるフタロシアニン核の1
.4,5,8,9,12゜13および16位の計8個い
ずれの化合物も導入されているものである。また0内は
略名である。
Aフタフル;t D −Jフタキス(フェニルチオ)亜
鉛フタロシアニン(Fil (PhS) a ZnPc
)、オクタフルオロ−オクタキス(0−t−リルヂオ)
亜鉛フタロシアニン(Fe  (o−HePhS)o 
ZnPc)、オクタフルオロ−オクタキス(m−t−リ
ルチオ)亜鉛フタロシアニン(F[]  (m−HeP
hS)B ZnPc)、オクタフルオロ−オクタキス(
1)−1−リルチオ)亜鉛フタロシアニン(Fo  (
1)−HePhS)e 1nPc)、オクタフルオロ−
オクタキス(2,4−キシリルチオ)亜鉛フタロシアニ
ン (Fa  <2.4−HePh5)a ZnPc)、Δ
フタフルオロ−オクタキス(2,3−キシリルチオ)亜
鉛フタロシアニン (Fo  (2,3−HePh5)s 7nPc)、オ
クタフルオロ−オクタキス(0−■チルフl二ルヂA)
亜鉛フタロシアニン (Fa (o−EtPhS) a ZnPc)、オクタ
フルオロ−オクタキス(p−エチルフェニルチ21)亜
鉛フタロシアニン (ro (p−EtPhS) o ZnPc)、オクタ
フルオロ−Aフタ4ニス(0−イソプロビルフェニルヂ
オ)亜鉛フタロシアニン (FB  (o−IPrPI+S)+3  ZnPc)
  、オクタフルオロ−オクタキス(p−イソブ1]ビ
ルフェニルチオ)亜鉛フタロシアニン (Fa (+1−IPrPhS)B ZnPc)、オク
タフルオロ−オクタキス(0−ブチルフェニルチオ)亜
鉛フタロシアニン (Fa (o−8uPhS) o ZIIPC)、オク
タフルオロ−オクタキス(m−ブチルフコ−二ルチオ)
亜鉛フタロシアニン ([B (m−BuPhS) B ZnPc)、オクタ
フルオロ−オクタキス(p−ブチルフェニルチオ)亜鉛
フタロシアニン CFa (+1−8uPhS) a ZnPc)、オク
タフルオ【」−オクタキス(p−ターシャリイブチルフ
ェニルチオ)亜鉛フタロシアニン(Fo  (1)−t
−BuPhS)  s  ZnPc)  、オクタフル
オロ−オクタキス(ナフヂルヂ′A)亜鉛フタロシアニ
ン(Fo (NPhS)o 7nPc)、等が挙げられ
る。
本発明の電子写真感光体は、感光体を作成するに当って
有機溶媒中に溶解あるいは分散させた結着剤に分散させ
て、その後導電性支持体上に塗布させるいわゆる単層型
で感光層を設けたものである。その除用いる結着剤とし
ての樹脂は、例えばポリビニルブチラール樹脂、シリコ
ーン樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル
樹脂、ポリアミド樹脂、フェノール樹脂、アルキッド樹
脂、ウレタン樹脂あるいはポリカーボネート樹脂などの
一般に電子写真感光体の結着剤として知られている、あ
らゆる樹脂を使用することができるが、特にポリエステ
ル樹脂を含む樹脂を使用することによって正帯電単層型
の感光体として有効である。
ポリエステル樹脂は、例えば前述の電子写真感光体の結
着剤として知られでいる各種の樹脂を課金して使用する
こともできる。その場合ポリエステル樹脂を50%以上
含有づるものが好ましい。
また、これらのポリエステル樹脂に例えばエボキシ基、
イソシアネー1−基、アミン基等の官能基を有する硬化
剤を添加し、成膜後硬化さぜC使用づることもできる。
ポリエステル樹脂の酸成分としては、例えばプレフタポ
ル酸、イソフタール酸おJ:びアジピン酸等の二塩基酸
の少なくともひとつから構成され、その場合テレフター
ル酸は必須としたものを用いるのが良い。また、アルコ
ール成分としては、例えばエチレングリコール、ネオペ
ンチルグリ−」−ルあるいは1,4−ブチレングリコー
ル等の多価グリコール類およびビスフェノールA等のビ
スフェノール類の中の少なくともひとつから構成された
ものを用いるのが良い。
前記一般式(1)で表わされる亜鉛フタ【1シアニンを
分散さゼる際または結着剤を溶解あるいは分散させる除
用いる有機溶媒としては、ベンゼン、トルエンの如き芳
香族炭化水素類、デ1〜ラヒドロフラン、ジオール4ノ
ンの如き環状エーテル類、クロロホルム、ジクロルメタ
ン、ジクロルエタンの如き炭化水素類、アUトン、メブ
ル■ヂルク1〜ン、シクロヘキザノンの如きケトン類、
酢酸エチル等のエステル類、メチルセロソルブ等のソロ
セルブ類等が挙げられる。これらは場合によっては、混
合して使用しても良い。あるいは結着剤に溶解あるいは
分散させる溶媒とフタロシアニンに分散させる溶媒とを
別のものを使用し、その後両者を混合しでも構わない。
結着剤として用いる樹脂に対して、フタロシアニン化合
物の割合は10〜90重量%、好ましくは30〜70重
門%用いるのが良い。有機溶媒に対してフタロシアニン
化合物の割合は0.5〜50重間%、好ましくは2〜2
0重間%用いるのが良い。
本発明の電子写真感光体は前記一般式(I)で表わされ
る亜鉛フタロシアニンを結着剤に分散させてなる感光層
を有するが、その際、多塩基酸有機化合物、例えば下記
一般式(II)〜(IV)で表わされる化合物無水コハ
ク酸および無水マレイン酸からなる群から選択される少
なくとも一種から選ばれた増感剤を含有させることによ
って、さらに電子写真感光体の特性を向上さけることが
できる。
〔ただし式中、x1〜5の少なくともひとつはC0OH
を表わし、残りはH,FまたはNO2を表わし、かつそ
れぞれ同一であってもまた異なっていてもよい。〕 I 〔ただし式中、Y1〜4はH,F、NO2またはC00
I−1を表わし、かつそれぞれ同一であってもまた異な
っていてもよい。〕 〔ただし式中、71〜2はH,F、NO2またはC0O
Hを表わし、かつそれぞれ同一であってもまた異なって
いてもよい。〕 これらの増感剤の具体例としては無水コハク酸、無水マ
レイン酸、フタル酸、テトラフルオロフタル酸、4−ニ
トロフタル酸、無水フタル酸、テトラフルオロ無水フタ
ル酸、4−ニトロ無水フタル酸、トリメリット酸、無水
トリメリット酸、ピロメリット酸および無水ピロメリッ
ト酸等が挙げられる。これらの増感剤は、前記亜鉛フタ
ロシアニンに対して0.01〜20重量%、特に0.2
〜7重量%用いるのが好ましい。
本発明では、前記亜鉛フタロシアニンは、結着剤に分散
させて用いられるが、その際該フタロシアニンと同一層
内にオキサゾール誘導体、Aキリジアゾール誘導体、ピ
ラゾリン誘導体、とドラシン誘導体あるいはトリフェニ
ルアミン誘導体で例示される電荷移動物質を分散させて
用いることもできる。しかしながら本発明では必ずしも
それらの電荷移動物質を必要としない。
本発明で使用される前記亜鉛フタロシアニンは例えば3
.4.5.6−チトラフルオロフタロニi−リルを出発
原料として下記のようにして製造することができる。
すなわち、3.4.5.6−テトラフルオロフタロニト
リルを有機溶媒中(例えばメタノール、アセ1−二トリ
ル等)で、縮合剤(アルカリ性物質、たとえばKF等)
存在下、RS l−1、R3Na、R8K(Rはフェニ
ル基、ナフチル基等)と反応させて、3、4.5.6−
デトラフルオロフタロニ]・リルの4位、5位のフッ素
原子を官能基であらかじめ置換させたものを合成し、次
いでえられた置換基の導入されたフタロニトリルと亜鉛
粉末あるいは亜鉛ハに1グン化物とを加熱溶融または有
機溶媒存在下で加熱して、前記亜鉛フタロシアニンをえ
る方法である。
(実 施 例) 以下、製造例および実施例を示し、本発明を更に具体的
に説明する。
製造例 Fe  (PhS)a ZnPc0出発原料の
合成 200II11の4ツロフラスコに3.4.5.6−チ
トラフルオロフタロニトリル19.6(7(98ミリモ
ル)、チオフェノール21.6q(196ミリモル)、
フッ化カリウム(KF)17゜10(294ミリモル)
およびアセトニトリル100dを仕込み50℃で12時
間撹拌下保った。その後室温に冷却しえられた黄色の固
型物を濾過し、えられたケーキをメタノールついで温水
で洗浄して精製し、3,6−ジフルオロ−4,5−ビス
フェニルチオフタロニl−リルを34.5G(対3.4
.5.6−チトラフルオロフタロニトリル収率92.5
モル%)えた。
o Fo  (PhS)ZnPcの合成100dの4ツ
ロフラスコに3,6−ジフルオロ−4,5−ビスフエニ
ルヂAフタ[にi〜リル10o(26,2ミリモル)、
ヨウ化亜鉛3.14g(9,8ミリモル)およびベンゾ
ニトリル50mを仕込み、ついで175℃で6時間撹拌
下保った。その後冷却し、えられた緑色の固型物を濾過
し、ついでメタノール、ベンゼン、アセトンの順番でソ
ックスレーを使って洗浄し、Fa  (PhS)o Z
nPc32.1にl(対3.6−ジフルオロー4.5−
ビスフエニルヂオフタロニ1〜リル収率79.4七ル%
)かえられた。
実施例 1 Fo  (PhS)a ZnPc3.5ffiM部、ポ
リエステル樹脂(バイロン200:東洋紡■製)6.5
重量部テトラフルオロ無水フタル酸0.2小開部a3よ
びジクロルエタン48市量部とをペイン1〜シ〕−−力
−分散機で2時間分散した。この分散液をバー2/I 
 − −コーターでアルミ板上に塗布し、60℃の熱風で30
分間、更に減圧下(1mHg)100℃で2時間乾燥し
て増感層を形成した。この時の膜厚は12μであった。
このようにして調製した単層型電子写真感光体を、静電
帯電試験装置(川口電機製5P−428)を用いて+6
.0kVで正に帯電させた。
その後、暗所で5秒間保持した後、白色光(タングステ
ンランプ)を用いて照度51u×で5秒間露光し、帯電
特性(表面電位(VO)、暗所で5秒間保持後の電位(
V5)、露光前の電位を露光によって172に減衰する
のに必要な露光量(E1/2 )  (lux −5e
c ) 、i 5 1ux−sec露光後の残留電位(
V R15) )および分光フィルターにより分光され
た単色光を照射し、各波長での半減露光エルネギ−感度
(μJ/Cm2)を求めた。
その結果を表1に示した。
表            1 実施例 2 実施例1においてテ1〜ラフルAロ無水フタル酸を添加
しない以外同じ様にして感光体を作成し、実施例1と同
じ様な方法で電子写真特性を測定した。その結果を表2
に示した。
表            2 実施例 3〜9 実施例1のテトラフルオロ無水フタル酸に代えて表3に
示した増感剤を用いた他は、実施例1の方法に従って感
光体を作成し、実施例1同様な方法で電子写真特性を測
定した。結果を表3に示す。
表            3 実施例10〜15 実施例1のFs  (PhS)o ZnPcに代えて表
4に示したフタロシアニン2.5璽伍部、結谷剤7.5
重量部を用いた他は実施例1ど同じ様にして感光体を作
成し、実施例1と同様な方法で電子写真特性を測定した
。結果を表4に示した。
表            4 実施例 16 実施例1のポリエステル樹脂(バイロン200)に代え
てポリエステル樹脂(U−ポリマー100:ユニチカ製
)おJ:びジクロルエタン48小吊部に代えてジクロル
メタン65tflt部を用いた他は実施例1と同じ様に
して感光体を作成し、実施例1と同様な方法で電子写真
特性を測定した。ぞの結果を表5に示した。これらの電
子写真特性は1000回繰り返した後でも同じ様な結果
が得られた。
表          5

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)導電性支持体上に下記一般式( I )で表わされ
    るフタロシアニン骨格の各ベンゼン環が2個のフッ素原
    子および2個のメルカプト基を有する芳香族化合物に置
    換されてなる亜鉛フタロシアニンを結着剤に分散させて
    なる感光層を設けたことを特徴とする正帯電単層型電子
    写真感光体。 ▲数式、化学式、表等があります▼…( I ) 〔ただし式中、RはSZを表わし、Zは核が置換されて
    いないフェニル基、ナフチル基あるいは炭素数1〜5の
    アルキル基で置換されたフェニル基を表わす。〕
  2. (2)結着剤が少なくともポリエステル樹脂を含有する
    ことからなる請求項(1)記載の正帯電単層型電子写真
    感光体。
  3. (3)結着剤が50重量%以上のポリエステル樹脂を含
    有することからなる請求項(2)記載の正帯電単層型電
    子写真感光体。
  4. (4)多塩基酸有機化合物から選ばれた増感剤を含有す
    る感光層を設けたことを特徴とする請求項(1)、(2
    )または(3)記載の正帯電単層型電子写真感光体。
  5. (5)増感剤が下記一般式(II)〜(IV)で表わされる
    化合物、無水コハク酸および無水マレイン酸からなる群
    から選ばれた少なくとも一種である請求項(4)記載の
    正帯電単層型電子写真感光体。 ▲数式、化学式、表等があります▼…(II) 〔ただし式中、X_1_〜_5中の少なくともひとつは
    COOHを表わし、残りはH、FまたはNO_2を表わ
    し、かつそれぞれ同一であってもまた異なつていてもよ
    い。〕 ▲数式、化学式、表等があります▼…(III) 〔ただし式中、Y_1_〜_4はH、F、NO_2また
    はCOOHを表わし、かつそれぞれ同 一であってもまた異なつていてもよい。〕 ▲数式、化学式、表等があります▼…(IV) 〔ただし式中、Z_1_〜_2はH、F、NO_2また
    はCOOHを表わし、かつそれぞれ同一であつてもまた
    異なつていてもよい。〕
  6. (6)増感剤がテトラフルオロ無水フタル酸およびテト
    ラフルオロフタル酸からなる群から選ばれた少なくとも
    一種である請求項(5)記載の正帯電単層型電子写真感
    光体。
JP11477588A 1988-05-13 1988-05-13 正帯電単層型電子写真感光体 Pending JPH01285952A (ja)

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