JPH026484A - 感光体 - Google Patents

感光体

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JPH026484A
JPH026484A JP63157246A JP15724688A JPH026484A JP H026484 A JPH026484 A JP H026484A JP 63157246 A JP63157246 A JP 63157246A JP 15724688 A JP15724688 A JP 15724688A JP H026484 A JPH026484 A JP H026484A
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博 杉村
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D487/00Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00
    • C07D487/22Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00 in which the condensed system contains four or more hetero rings
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G5/00Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
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    • G03G5/0622Heterocyclic compounds
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    • G03G5/0646Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings in the same ring system
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は、新規なピリミジン系化合物およびその用途
に関するものである。さらに詳しくは、有機系の光導電
性物質である新規な1.2.4.5−ベンゾイレンビス
(ナフト[1,8−d e lピリミジン)化合物およ
びこれをflJ用した感光体に関する乙のである。
(ロ)従来の技術 一般に、光導電性の感光体を用いた電子写真プロセスは
、感光体の光導電現象を利用した情報記録手段のひとつ
である。
ます、感光体を暗所においてコロナ放電等によりその表
面を一様に帯電させた後、像露光を施して露光部の電荷
を選択的に放電させることによって、非露光部に静電潜
像を形成させる。次に、潜像は着色した電荷微粒子(ト
ナー)を静電引力等で潜像に付着させて可視像とし、画
像を形成する乙のである。これら一連のプロセスを経る
電子写真技術において用いられる光導電性の感光体に要
求される基本的な特性としては、 (1)暗所において適当な電位に一様に帯電させること
ができろこと。
(2)暗所において高い電荷保持能を有し、電荷の放電
か少ないこと。
(3)光感度に優れており、光照射によって速やかに電
荷を放電すること。
などがあり、更には容易に感光体の表面を除電すること
かでき、残留電位が小さいこと、機械的強度があり、可
能性に優れていることなどや、繰返し使用する場合に電
気的特性、特に帯電特性や残留電位等が変動しないこと
、熱、光、温度、湿度やオゾン劣化等に対する耐性を有
していることなど安定性、耐久性か大きい等の特性が必
要である。
現在、実用化されている電子写真用感光体は、無機系材
料を用いたものと、有機系材料を用いたしのに大別でき
る。
無機系の代表的な感光体としてはアモルファスセレン(
a−6e)やアモルファスセレン砒素(a−AslSe
*)等のセレン系のもの、色素増感した酸化亜鉛(Zn
O)あるいは硫化カドミウム(CdS)を結着樹脂中に
分散したもの、およびアモルファスシリコン(a−Si
)を使用したもの等がある。
また有機系の代表的な感光体としては2,4.7−ドリ
ニトロー9−フルオレノン(T N F )とポリ−N
−ビニルカルバゾール(PVK)との電荷移動錯体を用
いたちのなどがある。
これらの感光体は多くの長所を有すると同時に欠点も有
している。例えば、セレン系およびCdSを使用した感
光体は、耐熱性、保存安定性に問題があり、また毒性を
有するために簡単に廃棄することができず回収しなけれ
ばならないという制約かある。ZnO樹脂分散系感光体
は低感度および耐久性の無さから現在はとんど使用され
ていない感光体となっている。a−Si感光体は高感度
、高耐久性等の優れた長所はもっているものの、その製
造プロセスの複雑さに起因する高製造コストおよびa 
−S i固有の膜欠陥に起因する画像欠陥等の問題を有
している。また、可撓性についても満足できるものでは
なく、ドラム状やシート状等の種々の形状に容易に加工
しがたい等の欠点を有している。
一方有機系の感光体は、有機材料が多種存在するため適
宜選択することにより保存安定性、毒性等を回避するこ
とができ、可撓性に乙浸れ、また近年耐久性の向上か計
られ、かつ低コストで製造できるため、最ら重要な感光
体の一つとして注目されている。しかしなから、有機系
感光体らやはり低感度という問題点を存しており、その
改良が進められている。先に記したPVK−TNF電荷
移動錯体系らその改良の一つであったが、十分な感度を
有するまでには至らなかった。その他、種々の増感方法
が提案されたか、中でら光を照射したときに電荷担体を
発生する物質(以下「電荷発生物質」と記す。)を含む
層(以下「電荷発生層」と記す。)と電荷発生層が発生
した電荷担体を受入れ、それを輸送する物質(以下「電
荷輸送物質」と記す。)を主体とする層(以下「電荷輸
送層」と記す。)とから成る積層型の感光体(以下「機
能分離型感光体」と記す。)が優れた増感性を示し、現
在実用化されている有機感光体の主流を占めている。
上記機能分離型感光体における電荷発生層に使用されう
ろ有機材料としては、クロログイアンプルー等のビスア
ゾ系化合物、ジブロモアンサンスロン等の多環キノン系
化合物、ペリレン系化合物、キナクリドン系化合物、フ
タロシアニン系化合物、アズレニウム塩化合物等が知ら
れている。しかしながらこれら電荷発生材料は感光体用
として可視光領域に良好な吸収スペクトル特性を有する
ものの光導電性に欠けたり、また逆に良好な光導電性は
有するもののその吸収スペクトル特性か感光体用として
は不適合なもの等があり、両特性を両立させ、良好な感
度を有する感光体を構成するのが非常に困難であった。
そのため、かかる電荷発生層を備えた機能分離型感光体
として従来、■電荷発生層としてクロロダイアンブルー
の打機アミン溶液を塗布して形成した薄層を用い、電荷
輸送層にヒドラゾン化合物を用いた乙の(特公昭55−
42380号公報参照)、 ■電荷発生物質としてビスアゾ化合物を用いた電荷発生
層と電荷輸送層にヒドラゾン化合物を用いた乙の(特開
昭59−214035号公報参照)、■電荷発生物質と
してアズレニウム塩化合物を用いf二電荷発生層と電荷
輸送層としてヒドラゾン化合物等を用いたらの(特開昭
59−53850号公報参照)、 ■電荷発生物質としてペリレン誘導体を用いた電荷発生
層と電荷輸送層としてオキサジアゾール誘導体を用いた
乙の(米国特許第3871882号参照)等か提案され
ている。
(ハ)発明が解決しようとする課題 しかし、かかる従来の■〜■の感光体を実用に供した場
合未だ感度が不十分てあった。加えてかかる従来の機能
分離型感光体においては、繰返し使用時におけろ安定性
にも問題があった。
従って、前述のように有機系の光導電性物質が無機系の
ものより多くの利点を存しながららそれを用いた感光体
の感度の点で劣っていたため、電子写真用感光体に余り
用いられなかった。
この発明は上記の点に鑑みてなされたしのであり、新規
な有機系の光導電性物質およびこれを用いた高感度を有
する感光体、ことに電子写真用有機感光体を提供するも
のである。
(ニ)課題を解決するための手段および作用本発明者ら
は、前記の観点から高感度を有する先導電性物質につい
て鋭意研究を行った結果、特定の新規なビスアゾ系化合
物が好適であることを見出し、この発明に到達した。
すなわち、この発明は下記一般式[Nまたは[■] (上記式中R,R′はそれぞれ独立して水素原子、ハロ
ゲン原子、ヒドロキン基、ニトロ基、シアノ基、置換さ
れていてもよいアルキル基、置換されていてらよいアル
コキシ基、置換されていて乙よいアリール基、置換され
ていてもよいアラルキル基、置換されていてもよいカル
ボキシ基または置換されていてもよいカルバモイル基を
示し、R2R′は同一らしくは異なっていてもよく、m
、nはそれぞれ1〜6の整数を示す。) で表される1、2,4.5−ベンゾイレンビス(ナフト
[1,8−d e ]ピリミジン)化合物およびこれを
含有する感光層を有する感光体を提供するものである。
この発明の上記一般式[IJまたは[II]で表されろ
1.2,4.5−ベンゾイレンビス(ナフト[1,8−
delピリミジン)化合物(以下、この発明のピリミジ
ン化合物という。)において、上記のごとく定義された
RおよびR′については具体的には以下のものが挙げら
れる。
ハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原
子、ヨウ素原子が挙げられる。
置換されていてもよいアルキル基とは、置換らしくは未
置換の直鎖状もしくは分枝状の低級アルキル居をき味す
る。ここで用いた(低級)とは、C2〜C5の炭素原子
を含有する基を意味し、例えばメチル基、エチル基、n
−プロピル基、1so−プロピル基等が挙げられろ。上
記アルキル基に置換導入される置換基としては、ハロゲ
ン原子、ヒドロキシ基、ニトロ基、シアノ基か挙げられ
、塩素原子、ニトロ基か好ましい。また上記アルキル基
における置換導入は一置換のみならず二置換以上てあっ
てらよい。
置換されていてらよいアルコキシ基とは、置換らしくは
未置換の直鎖状らしくは分岐状の低級アルコキン基を意
味する。ここで用いた(低級)とは、01〜C5の炭素
原子を含有する基を色味し、例えばメトキノ基、エトキ
ン基、■−プロポキン基、1so−プロポキシ基等が挙
げられる。上記アルコキシ基に置換導入される置換基と
しては、上述のアルキル基の場合と同条のらのを挙げる
ことかでき、そのうち塩素原子、ニトロ基が好ましい。
上記アルコキン基におけろ置換導入は一置換のみならず
二置換以上のものであってもよい。
置換されていてらよいアリール基とは、置換または未置
換のアリール基を色味し、このアリール基にはフェニル
基、ナフチル基等が挙げられる。
上記アリール基に置換導入される置換基としては、ハロ
ゲン原子、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシ基、低級ア
ルキル基、低級アルコキシ基、ジ低級アルキルアミノ基
等が挙げられろ。なおここで用いた(低級)とは上記と
同様のものを意味する。
また上記置換導入は一置換のみならず二置換以上であっ
てらよい。
置換されていてもよいアラルキル基とは、アリール核か
置換されもしくは未置換のアラルキル基を意味し、この
アラルキル基としてはベンジル基、フェネチル基等が挙
げられる。上記アリール核に置換導入されろ置換基とし
ては、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシ
基、低級アルキル基、低級アルコキシ基、ジ低級アルキ
ルアミノ基等が挙げられる。なおここで用いた(低級)
とは上記と同様のものを意味する。また上記導入は一置
換のみならず二置換以上であってもよい。
置換されていてもよいカルボキシ基とは、置換または未
置換のカルボキシ基またはその塩を意味する。置換導入
される置換基としては低級アルキル基、アリール基、ハ
ロゲン原子等が挙げられる。
なお上記低級アルキル基としては上述したごときらのか
用いられ、アリール基はさらに置換されていてもよい。
上記置換カルボキシ基としては具体的には、ρノえばメ
トキシカルボニル基、フエノキノ力ルホニル基、置換フ
ェノキノカルホニル基等が挙げられる。
置換されていてらよいカルバモイル基とは、置換または
未置換のカルバモイル基を意味する。かかる置換基とし
ては上述したごときアルキル基、アルコキシ基、アリー
ル基、ヘテロ環式芳香環基等を挙げることかできろ。ア
リール基としてはさらにアントラニル基が、上記へテロ
環式芳香環基としては例えばカルバゾリル基、ベンゾフ
ラニル基等が挙げられる。上記アリール基にはハロゲン
原子、ニトロ基、シアノ基等が導入されていてもよい。
また上記置換としては一置換のみならず二置換以上のも
のであってもよい。
この発明のピリミジン化合物において、上述したRおよ
びR′は同一または異なっていてもよい。
まnRのナフタレン核への置換導入数mおよびR′のナ
フタレン核への置換導入数nはそれぞれ1〜6が選択さ
れる。具体的には、たとえばR1R′が水素原子のとき
はmおよびnは6か、RR′がハロゲン原子のときmお
よびnは2までが。
R,R’か水素原子およびハロゲン原子以外のとき、m
およびnは1がそれぞれ好ましい乙のとして挙げられる
この発明のピリミジン化合物は、公知の方法を応用して
製造することができる。例えば、下記式[II[]で表
される無水ピロメリト酸と下記一般式[r’/]、[V
]で表される芳香族ジアミン(式中のR,R’、m、、
nは、式[1]中に於けるのと同一の意義を有する。)
とを不活性な溶媒、好ましくはニトロベンゼンやN−メ
チルピロリドン、N、N−ツメチルホルムアミド、N、
N−ジメチルアセトアミド等の非プロトン性極性溶媒、
キノリン等の塩基性溶媒、0−ノクロロヘンゼン等の塩
素系溶媒等を単独若しくは混合させた溶媒中、室温以上
好ましくは100〜350℃、更に好ましくは200°
C以上の温度条件下で反応させることによって製造する
ことができろ。反応時間は、反応か完結するまで行われ
、通常は3〜24時間が好ましい(Bull、 Che
m、 Soc、 Japan、 25.411−413
1952) :同27.602−605(1954)参
照)。
上記の方法によれば、一般に一般式CI]  (トラン
ス型)または[■] (ノス型)で表されろピリミジン
化合物か混合物で得られる。この発明は、トランス型、
ンス型のそれぞれの異性体、ならびに混合物を包含する
しのである。なお、トランス型とンス型は、必要に応じ
て、常法によって分割することができるが、光導電材料
として使用する場合には混合物で十分である。以下、こ
の発明の新規なピリミジン化合物の具体例を挙げるが、
これらに限定されろものではない。なお、下記具体例に
はトランス型化合物のみを挙げるが、シス型化合物につ
いてら同様な化合物例を挙げることができる。
(以下余白) 化合物例 上記一般式[l]または[II]で表される新規なピリ
ミジン化合物はいずれも光導電性を有する。
従ってこの化合物を含有して得られろ感光体は新規であ
り、このことからこの発明は、ことに電子写真用感光体
として極めて優れた性能を有する新規な感光体を提供す
ることができろ。すなわち上記一般式[I]または[I
I]で表されろピリミジン化合物のいずれか一方、また
は、これらの混合物を含有する感光層を導電性支持体上
に設けることにより製造される。該感光層としては種々
の形態のものが考えられる。例えば導電性支持体上にこ
の発明のピリミジン化合物をポリマーバインダー中に分
散させて被膜形成し感光層とすることができる。また池
の方法としては、この発明のピリミジン化合物のもつ先
導電性のうち特に優れた電荷発生能を利用して電荷発生
物質として利用し、電荷輸送物質とバインダーポリマー
(電荷輸送物質が被膜成形能を持っている場合は、特に
用いても用いなくてもよい。)中に分散させた感光体、
もしくは、この発明のピリミジン化合物を含む電荷発生
層と電荷輸送層を積層した感光体等のいわゆる機能分離
型電子写真用感光体とすることができる。
上記導電性支持体としては、基体自体か導電性を有する
もの、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、
亜鉛、ステンレス、ニッケル、クロム、チタン等は勿論
、その他に、アルミニウム、アルミニウム合金、酸化イ
ンジウム、酸化錫等を真空蒸着法等により被膜形成した
層を有するプラスチック、導電性粒子をプラスチックや
紙等に含浸させた基体、若しくは導電性ポリマーを存す
るプラスチック等を用いることができる。
この発明の電子写真用感光体は前記のいずれの形態をも
とることができろ。その代表的なものを第1図〜第8図
に示した。第1図および第2図の感光体におけるこの発
明のピリミジン化合物は光導電体として作用し、電荷発
生および電荷輸送はピリミジン化合物を介して行われる
。なお図中、lは導電性支持体、2はピリミジン化合物
、4は感光層、5は下引層、8はバインダーを示す。第
3図および第4図は、この発明のピリミジン化合物2を
電荷発生物質として、これを電荷輸送物質か主成分であ
る層3中に分散させて成る、感光層4を導電性支持体1
上に直接或いは下引層5を介して設けた感光体を示す乙
のである。また、第5図〜第8図のように、この発明の
ピリミジン化合物の電荷発生物質を主成分とする電荷発
生層6と電荷輸送物質を主成分とする電荷輸送層7との
積層体より成る感光層4を導電性支持体l上に設けて感
光体とすることができる。この際、導電性支持体lと感
光層4との間に下引層5を介17てらよい。
また、第5.6図と第7,8図のように感光層4を二層
構造にした場合、電荷発生層6と電荷輸送層7の何れを
上層にしてもよい。感光層4を二層構造とした機能分離
型感光体の場合、特に優れた電子写真用感光体が得られ
る。
積層型の感光層4を構成するこの発明のピリミジン化合
物は、電荷発生層6として導電性支持体1、もしくは電
荷輸送層7上に直接若しくは下弓層5等の中間層を設け
た上に形成することができる。その形成方法は、電荷発
生物質としてこの発明のピリミジン化合物を真空蒸着す
るか、又は、適当な溶媒中でこの発明のピリミジン化合
物を分散さけ、必要に応じてバインダーと混合させたり
、バインダーを溶解させた溶媒中で分散させて得られる
分散液を塗布する方法等があるが、一般に後者の方法が
好ましい。
塗布による作製の場合、結着性樹脂溶液(いわゆるバイ
ンダー)中への分散刃、去としては、ボールミル、サン
ドミル、ロールミル、アトライター振動ミル、超音波分
散機等を用いて効率良く行うことができる。塗布方法と
してはエアードクターコーター、ブレードコーター、ス
プレーコーターホットコーター、スクィーズコーター等
がある。
ここで用いられるバインダー樹脂としては、例えばポリ
カーボネート樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、
ポリスチレン樹脂、メラミン樹脂、シリコン樹脂、ポリ
ビニルブチラール樹脂、ポリアミド樹脂、ボリアリレー
ト樹脂、フェノキシ樹脂やこれらの繰返し単位のうち二
つ以上を含む共重合体樹脂、例えば、塩化ビニル−酢酸
ビニル共重合体樹脂、アクリロニトリル−スチレン共重
合体樹脂等の絶縁性樹脂を挙げろことかできるが、これ
らに限定されるしのではなく、一般に用いられるすべて
の樹脂を単独或いは二種以上混合して使用することかで
きる。
また、使用するバインダー樹脂を溶解する溶剤には、メ
タノール、エタノール、イソプロパツール等のアルコー
ル類、アセトン、メチルエチルケトン、ソクロヘキサノ
ン等のケトン類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル
類、テトラヒドロフラン、ジオキサ7等のエーテル類、
ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、
N 、 Nツメチルホルムアミド、N、N−ジメチルア
セトアミド、ツメチルスルホキシド等の非プロトン性極
性溶媒等を用いることができろ。
このようにして形成される電荷発生層6の膜厚は、0.
01〜20μmてあることが好ましいが、更に好ましく
は、0.05〜5μmであり、特に0,1〜2μmか適
している。また、電荷発生物質としてのこの発明のピリ
ミジン化合物2は、粒径5μm以下好ましくは3μm以
下、最適には1μm程度らしくはそれ以下に微粒子化す
る必要がある。電荷発生層中に含有する樹脂は、80重
量%以下好ましくは40重指形以下が適している。
電荷輸送層7は、電荷発生層6と電気的に接続されてお
り、電界の存在下で電荷発生層から注入された751m
キャリアを輸送できる機能を有している。かかる電荷輸
送層の材料としては、一般に電子を輸送する物質とホー
ルを輸送する物質に分類されるが、この発明の感光層に
は両者とも使用することができ、またそのl混合物をら
使用することができる。電子を輸送する物質としては、
ニトロ基やシアノ基等の電子吸引性基を有する物質、例
えば、2,4.7〜トリニトロ−9−フルオレノン、2
,4,5゜7−テトラニトロ−9−フルオレノン等のニ
トロ化フルオレノンやトリニトロトルエン等が挙げられ
る。
また、ホールを輸送する物質としては、電子供与性の物
質、例えば、カルバゾール、オキサゾール、チアゾール
、オキサジアゾール、イミダゾール、ピラゾリン等の摸
索環化合物や、アニリン誘導体、アリールアミン誘導体
、ヒドラゾン誘導体、スチルベン誘導体等の低分子の電
荷輸送物質や、ポリN−ビニルカルバゾール、ハロゲン
化ポリ−N−ビニルカルバゾール、ポリビニルピレン、
ポリビニルアントラセン等の高分子の電荷輸送物質を用
いることができる。しかし、この発明に用いられる電荷
輸送物質は、これらに限定されろものではない。また、
電荷輸送物質は単独若しくは二種以上を、混合して用い
てもよい。
なお、低分子電荷輸送物質を用いるときは、適当なバイ
ンダー樹脂を選択することによって被膜形成することが
できるか、成膜性のある高分子電荷輸送物質ら使用でき
る。また、上記の高分子電荷輸送物質をバインダー樹脂
中に混合してらよい。
ここで用いられるバインダー樹脂としては上述したもの
と同様のものが挙げられる。
また、使用するバインダーを溶解する溶剤には、上述し
たものが挙げられる。
このようにして形成される電R@送層の膜厚は、2〜1
00μm好ましくは5〜30μmである。
下引層5として(よ、萌記のバインダー樹脂として用い
られろ高分子重合体の他に、ゼラチン、カゼイン、ポリ
ビニルアルコール、エチルセルロース等の有機高分子物
質や酸化アルミニウム等が用いられる。
さらにこの発明の電子写真用感光体の感光層は、感度の
向上、繰返し使用時の残留電位の上昇や疲労を抑える等
の目的のために、一種らしくは二種以上の電子受容性物
質や色素等の添加剤を含有してらよい。
ここで用いられる電子受容性物質としては、例えば、無
水コハク酸、無水マレイン酸、無水フタル酸、4−クロ
ルナフタル酸無水物等の酸無水物、テトラシアノヱチレ
ン、テレフタルマロノニトリル等のシアノ化合物、4−
ニトロベンズアルデヒド等のアルデヒド類、アントラキ
ノン、l−ニトロアントラキノン等のアントラキノン類
、2,4.7−トリニトロフルオレノン、2,4,5.
7−チトラニトロフルオレノン等の多環らしくは複素環
ニトロ化合物をa立川いることができる。
色素としては、例えばキサンチン系染料、チアジン染料
、トリフェニルメタン染料やキノリン系顔料、銅フタロ
シアニン顔料等の有機光導電性化合物を適宜用いること
ができる。
さらにこの発明の電子写真用感光体の感光層は、成形性
、可撓性、機械的強度を向上させるために、周知の可塑
剤を含有してもよい。可塑剤としては、二塩基酸エステ
ル、脂肪酸エステル、燐酸エステル、フタル酸エステル
や塩素化パラフィン、エボキソ型可塑剤等が挙げられる
。また、必要に応じて酸化防止剤や紫外線吸収剤等を含
有してらよい。
この発明のピリミジン化合物を用いた感光体は、複写機
の他にレーザープリンターやCRTプリンター等の電子
写真応用分野にとどまらず、太陽電池や光センサー等広
く用いることができる。
以下に、この発明を実施例によりさらに具体的に説明す
るが、これらによってこの発明が限定されるものではな
い。
(ホ)実施例 実施例1 1.8−ノアミノナフタレン0.4749(3,0mm
ol)無水ピロメリト酸0.327y (1,5mmo
l)とをニトロベンゼン2001中で200℃の温度条
件下で24時間撹拌しながら反応させた。反応の進行に
伴って沈殿か生成ケるのが観察された。その後沈殿を濾
取し、テトラヒドロフラン500T1&で3回洗浄後、
ニトロベンゼン、ジエチルエーテル各5QOdでそれぞ
れ3回ずつ洗浄を行い、さらにアセトン2ρで5回洗浄
した後、得られた結晶を減圧下606Cで乾燥した。こ
の得られた結晶物は0.569(収率70%)であった
。この得られた結晶物は、常温において有色であり、こ
れについてまず、融点測定(■)および元素分Fr(■
)をそれぞれ行い、下記の値を得た。
融点:300°C以上 元素分野結果:(分子式C5oH+−0tN−)計算値
  実測値 C(%)    77.9   77.6H(%>  
   3.0   3.2N(%)    12.1 
  11.7次に拡散反射法を用いてIRスペクトル(
■)をホ11定し、第9図に示ずIRチャートを得た。
またさらに上記結晶物をフェノキノ樹脂に分散し薄膜化
した後、透過法により可視光吸収スペクトル(■)を測
定し、第1O図に示すチャートを得几。
上記■、■、■、■の結果から、上記結晶物は下記構造
式(1)または(2)を打するピリミジン化合物の混合
物であることが確認された。この得られた化合物は新規
である。
実施例2 アルミ蒸着PET (ポリエチレンテレフタレート:メ
タルミー# 100 ;東しく株)製)上に、無水ピロ
メリト酸と1.8−ジアミノ−7−メチルナフタレンを
用いて実施例1と同様にして前述の化合物番号2のピリ
ミジン化合物を調製した後、このピリミジン化合物2重
量部、フェノキシ樹脂(P K I−(H;ユニオンカ
ーバイド社製)1重量部および1.4−ジオキサン8重
量部をボールミル分散機で12時間分散した分散液をベ
ーカーアプリケーターにて塗工し、80℃で1時間乾燥
を行い、厚さ10μmの感光層を持った第1図の形態の
感光体を作製した。
このようにして作製した感光体を川口電機(昧)製静電
複写紙試験装置モデル5P−428を用いてスタティッ
クモードで+5KVてコロナ帯電し、暗所で5秒間保持
した後、照度512uxで露光し帯電特性を塀べた。帯
電特性としては初w!電位(VO)、5秒間暗減衰さけ
た時の電位を172に減衰ずろのに必要な露光量(El
/2)、露光開始から5秒後の残留電位(VR)、およ
び5秒間暗減衰さ仕た時の電荷保持率(v、、)をポ1
1定した。この結果を下記の実施例3〜5の結果と合わ
せて下記[表−1]に示す。
実施例3〜5 まず、実施例1における1、8−ジアミノナフタレンの
代イつりに、それぞれ1.8−ジアミノ−5−ヒドロキ
シナフタレン(実施例3L1.8−ジアミノ−5−フェ
ニルナフタレン(実施例4)、1.8−ジアミノ−5−
ヘンシルナフタレン(実施例5)を用いて、それぞれ実
施例1と同様の方法!こより各ピリミジン化合物(前述
の化合物番号で1@に12.15.18)を:1i製し
た。これらの得られた各ピリミジン化合物を、基体とし
て実施例2で用いた乙のと同様のアルミ蒸着PET上に
、塩化ビニル−酢酸ビニル−無水マレイン酸共重合体(
エスレックMF−10;積水化学社製)の下引層0.0
5μmを形成したしのを用いた以外は、実施例2と同様
?こ各感光体を作製し、それぞれ第2図の形態の感光体
を得た。
これらの感光体について実施例2と同様の測定を行い、
下記[表−1]に示す結果を得た。
[表−1]静電複写試験装置測定結果 実施例6 アルミ蒸着PET (実施例2と同じ)上に、I、8〜
ノアミンー5−メチルナフタレンを用いる以外は実施例
1と同様にして調製した前述の化合物番号3のピリミジ
ン化合物2重量部、2,4.7−ドリニトロー9−フル
オレノン15重量部とポリカーボネート樹脂(ニーピロ
ン:三菱瓦斯化学社製)15重置部とジクロロメタン1
88重量部をボールミル分散機で12時間分分散た。得
られた分散液をベーカーアプリケーターにて塗工し、8
0°CI時間乾燥して厚さ20μm0′)感光層を持っ
た第3図の形態の感光体を作製した。次にこの感光体の
J%電電纜状試験おいて、実施例2で+5KVのコロナ
帯電を行ったかわりに一5KVのコロナ帯電を行った以
外は、実施例2と同様の測定を行った。この結果を以下
の実施例7〜9と併せて[表−2]に示した。
実施例7〜9 まず、実施PJ Jにおける1、8−ジアミノナフタレ
ンの代わりに、それぞれ1.8−ジアミノ−7−ヒドロ
キシナフタレン(実施例7)、1.8−ジアミノ−6=
二トロナフクレン(実施例8 ) 、1.8−ジアミノ
−5−(m−ニトロフェニル)ナフタレン(実施例9)
を用いて、それぞれ実施例1と同様の方法により各ピリ
ミジン化合物(前述の化合物番号で順に11゜L3.1
6)を調製した。これらの得られた各ピリミジン化合物
を、基体として、実施例6で用いたアルミ蒸着PETに
塩化ビニル−酢酸ビニル−無水マレイン酸共重合体(エ
スレック〜IF−1.0:積水化学社製)の下引層0.
05μmを形成したものを用いた以外は、実施例6と同
様に各感光体を作製し、それぞれ第4図の形態の感光体
を得た。以下、これらの感光体について、実施例6と同
様の測定を行い、下記[表−2]に示す結果を得た。
[表−2〕静電複写試験装置測定結果 次に、下記構造式で示されるヒドラゾン系化合物1重量
部、 実施例10 実施例!で作製した化合物番号lのピリミジン化合物2
重量部、フェノキシ樹脂(実施例2と同じ)1重量部、
および1.4−ジオキサン97重量部をボールミール分
教機で12時間分散した分散液をベーカーアプリケータ
ーにてアルミ蒸着PET (実施例2と同じ)上に塗工
後、室温にて1時間乾燥を行い厚さ0.5μmの電荷発
生層を形成した。
(以下余白) ポリカーボネート樹脂(実施例6と同じ)1重1部およ
びジクロルメタン8重量部を混合し、撹拌機で撹拌溶解
した。この液を電荷発生層上にベーカーアプリケーター
にて塗工後、80℃で1時間乾燥を行い厚さ20μmの
感光層をもった第5図の形態の感光体を作製した。この
感光体について実施例6と同様の測定を行い、この結果
を以下の実施例11−13の結果と併什て[表−3Jに
示した。
実施例11〜13 まず、実施例Iにおける1、8−ジアミノナフタレンの
代わりに、それぞれ1.8−ジアミノ−5−ブロムナフ
タレン(実施例11) 、■、s−ジアミノー5−(p
−クロルフェニル)ナフタレン(実施例12) 、i、
g〜ジアミノ−5−ベンジルナフタレン(実施例13)
を用いて、それぞれ実施例Iと同様の方法により各ピリ
ミジン化合物(前述の化合物番号で順に10゜17、1
8)を調製した。これらの得られた各ピリミジン化合物
を、基体として実施例10で用いたアルミ蒸着PET上
に塩化ビニル−酢酸ビニル−無水マレイン酸共重合体(
ニスレックスMP−10:積水化学社製)の下引層0.
05μmを形成したものを用いた以外は実施例10と同
様に各感光体を作製し、それぞれ第6図の形態の感光体
を得た。これらの感光体について、実施例10と同様の
測定を行った。
その結果を[表−3]に示す。
[表−3]静電複写試験装置測定結果 実施例14 下記の構造式で示されるヒドラゾン系化合物1重量部 ポリカーボネート樹脂(実施例6と同じ)1重量部およ
びジクロルメタン8重量部を混合し、撹拌機で撹拌溶解
した。この液をアルミ蒸着PET(実施例2と同じ)上
にベーカーアプリケーターにて塗工し、80℃で1時間
乾燥を行い、膜厚19.5μmの電荷輸送層を形成した
次に無水ピロメリト酸と1,8−ジアミノ−2−メチル
ナフタレンを用いて実施例1と同様にして前述の化合物
番号5のピリミジン化合物を調製した後、このピリミジ
ン化合物を2重量部、フェノキシ樹脂(実施例2と同じ
)1重量部および1.4−ジオキサン97重量部をボー
ルミル分散機で12時間分散しf二分教液をヘーカーア
プリケーターにて電荷輸送層上に塗工後、80℃で1時
間乾燥を行い、厚さ2゜umの感光層を持った第7図の
形態の感光体を作製した。この感光体について実施例2
と同様の測定を行い、この結果を以下の実施例17〜2
0と合わせて〔表〜4]に示した。
実施例15〜17 まず、実施例1における1、8−ジアミノナフタレンの
代わりに、それぞれ1.8−ジアミノ−5−エチルナフ
タレン(実施例15) 、 1.8−ジアミノ−5−ク
ロルナフタレン(実施例16) 、1.8−ジアミノ−
6−シアノナフタレン(実施例17)を用いて、それぞ
れ実施例1と同様の方法により各ピリミジン化合物(前
述の化合物番号で順に6.8.14)を調製した。これ
らの得られた各ピリミジン化合物を、基体として、実施
例14で用いたアルミ蒸WPET上に塩化ビニル−酢酸
ビニル−無水マレイン酸共重合体(エスレックMP−1
0;積水化学社製)の下引層0.05μmを形成したも
のを用いた以外は、実施例14と同様に各感光体を作製
し、それぞれ第8図実施例I4七同様の測定を行い、下
記[表−4つに示す結果を得た。
比較PI 1 実施例2において、化合物番号2のピリミジン化合物の
代わりに、下記構造の多環牛ノン系顔料(商品名Mon
olite Red 2 Y : r 、C,1社製)
を用いた以外は、同様に感光体を作製し、実施例2と同
じ測定を行った。この結果を下記[表−5コに示した。
比較例2 実施例3において、化合物番号12のピリミジン化合物
の代わりに、下記構造のキナクリドン系顔料(商品名C
[NQUASIA Red Y RT−759−D :
チバガイギー社製) 比較例3 実施例6において、化合物番号3のピリミジン化合物の
代わりに、下記構造のイソインドリノン系顔料(商品名
IRGAZIN Y ellow 2 RLT :チバ
ガイギー社製) を用いた以外は、同様に感光体を作製し、実施例3と同
じ測定を行った。この結果を下記[表−5コに示した。
(以下余白) を用いた以外は同様に感光体を作製し、実施例6と同じ
測定を行った。この結果を同じく下記E表−5]に示し
た。
比較例4 実施例7において化合物番号11のピリミジン化合物の
代わりに、下記構造のインジゴ系顔料(商品名Vat 
Blue I :三井東圧染料社製)を用いた以外は、
同様に感光体を作製し、実施例7と同じ測定を行った。
この結果を下記c表−5コに合わせて示した。
比較例5 実施例10において化合物番号lのピリミジン化合物の
代わりに、下記構造のチオインンゴ系顔料(商品名Va
t Red 41;三井東圧染料社製)を用いた以外は
、同様に感光体を作製し、実施例10と同じ測定を行っ
た。この結果を下記[表5]に示した。
比較例6 実施例12において、化合物番号17のピリミジン化合
物の代わりに、下記構造のキサンチン系染料(商品名E
osine Y) を用いた以外は、同様に感光体を作製し、実施ρ112
と同じ測定を行った。この結果を下記[表−5]に示し
た。
比較例7 実施例14において化合物番号5のピリミジン化合物の
代わりに、下記構造のアクリジン系染I(商品名Acr
idine Yellow:クロマ社製)を用いた以外
は同様に感光体を作製し、実施例14と同し測定を行っ
た。この結果を下記5表−5つに合わせて示した。
比較例8 実施例17において化合物番号14のピリミジン化合物
の代わりに、下記構造のトリフェニルメタン系染料(商
品名エチルバイオレット) [表−5:静電特性試験装置測定結果 を用いた以外は、同様に感光体を作製し、実施pH7と
同じ測定を行った。この結果を下記[表−5]に示した
(以下余白) (八)発明の効果 この発明の新規なピリミジン系化合物を用いて得られた
感光体は、従来の顔料を用いた感光体に比べてきわめて
高感度であり、先導電性に優れたちのである。
そしてかかるピリミジン系化合物はその侵れた光導電特
性から種々の用途が期待されるしのである。
【図面の簡単な説明】
第1〜8図は、それぞれこの発明の感光体の−実施例を
示す模式拡大断面図、第9図はこの発明の化合物の一例
のIRスペクトルチャート図、第10図はこの発明の化
合物の一例の可視光吸収スペクトルチャート図である。 ■・・・・・・導電性支持体、 2・・・・・・ピリミジン化合物、 3・・・・・・電荷輸送物質含有層、 4・・・・・・感光層、   5・・・・・・下引き層
、6・・・・・・電荷発生層、7・・・・・・電荷輸送
層、8・・・・・・バインダー 第 図 [X10’cm’1 連数(cm″′)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記一般式[ I ]または[II] ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・[ I ] ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・[II] (上記式中R、R′はそれぞれ独立して水素原子、ハロ
    ゲン原子、ヒドロキシ基、ニトロ基、シアノ基、置換さ
    れていてもよいアルキル基、置換されていてもよいアル
    コキシ基、置換されていてもよいアリール基、置換され
    ていてもよいアラルキル基、置換されていてもよいカル
    ボキシ基または置換されていてもよいカルバモイル基を
    示し、R、R′は同一もしくは異なっていてもよく、m
    、nはそれぞれ1〜6の整数を示す。) で表される1、2、4、5−ベンゾイレンビス(ナフト
    [1、8−de]ピリミジン)化合物。 2、導電性支持体上に、請求項1における一般式[ I
    ]および/または[II]で表される化合物を含有する感
    光層を有してなる感光体。 3、感光層が、電荷発生層と電荷輸送層とを組合わせた
    機能分離型感光層からなり、この電荷発生層中に請求項
    1の一般式[ I ]および/または[II]で表される化
    合物が含有されてなる請求項2記載の感光体。
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