JPS62121460A - 電子写真感光体 - Google Patents

電子写真感光体

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JPS62121460A
JPS62121460A JP25985585A JP25985585A JPS62121460A JP S62121460 A JPS62121460 A JP S62121460A JP 25985585 A JP25985585 A JP 25985585A JP 25985585 A JP25985585 A JP 25985585A JP S62121460 A JPS62121460 A JP S62121460A
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JP
Japan
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carrier
group
substance
metal
substituted
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JP25985585A
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English (en)
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Yasuo Suzuki
康夫 鈴木
Yoshihide Fujimaki
藤巻 義英
Hiroyuki Nomori
野守 弘之
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Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G5/00Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
    • G03G5/02Charge-receiving layers
    • G03G5/04Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor
    • G03G5/06Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor characterised by the photoconductive material being organic
    • G03G5/0622Heterocyclic compounds
    • G03G5/0624Heterocyclic compounds containing one hetero ring
    • G03G5/0627Heterocyclic compounds containing one hetero ring being five-membered
    • G03G5/0629Heterocyclic compounds containing one hetero ring being five-membered containing one hetero atom
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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    • G03G5/00Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
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    • G03G5/06Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor characterised by the photoconductive material being organic
    • G03G5/0601Acyclic or carbocyclic compounds
    • G03G5/0612Acyclic or carbocyclic compounds containing nitrogen
    • G03G5/0616Hydrazines; Hydrazones

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、電子写真感光体に係り、特にプリンタ、複写
機等に使用される可視光より長波長光、半導体レーザー
光に対して高8度を示す感光体に関するものである。
発明の背景 従来、可視光に高感度を有する電子写真用感光体は複写
機、プリンター等に広く使用されている。
このような電子写真感光体としては、セレン、酸化亜鉛
、硫化カドミウム等の無機光導電物質を主成分とする感
光層を設けた無機感光体が広く使用されている。しかし
ながら、このような無機感光体は複写機等の電子写真感
光体として要求される光感度、熱安定性、耐湿性、耐久
性等の特性において必ずしも満足できるものではない。
例えば、セレンは熱や手で触ったときの指紋の汚れ等に
より結晶化するため、電子写真感光体としての上記特性
が劣化し易い。また硫化カドミウムを用いた)電子写真
感光体は耐湿性、耐久性に劣り、また酸化亜鉛を用いた
電子写真感光体は耐久性に問題がある。また、セレン、
硫化カドミウムの電子写真感光体は製造上、取扱い上の
制約が大きいという欠点もある。
このような無機光導電性物質の問題点を改善するために
、種々の有機の光導電性物質を電子写真感光体の感光層
に使用することが試みられ、近年活発に研究、開発が行
なわれている。例えば、特公昭50−10496号公報
には、ポリ−N−ビニルカルバゾールと2.4.7−ド
リニトロー9−フルオレノンを含有した感光層を有する
有機感光体が記載されている。しかし、この感光体も感
度及び耐久性において十分でない、そのため、感光層を
二層に分けてキャリヤ発生層とキャリア輸送層を別々に
構成し、それぞれにキャリア発生物質、キャリア輸送物
質を含有させた機能分離型の電子写真感光体が開発され
た。これは、キャリア発生@能とキャリア輸送機能を異
なる物質に個別に分担させることができるため、各機能
を発揮する物質を広い範囲のものから選択することがで
きるので、任意の特性を有する電子写真感光体を比較的
容易に得られ、したがって感度が高く、耐久性の大きい
有機感光体が得られることが期待されている。
このような機能分離型の電子写真感光体のキャリア発生
層に有効なキャリア発生物質としては、従来数多くの物
質が提案されている。無機物質を用いる例としては、例
えば特公昭43−16198号公報に記載されているよ
うに無定形セレンが挙げられる。この無定形セレンを含
有するキャリア発生層は有機キャリア輸送物質を含有す
るキャリヤ輸送層と組み合わされて使用される。しかし
、この無定形セレンからなるキャリア発生層は、上記し
たように熱等により結晶化してその特性が劣化するとい
う問題点がある。また、有機物質を上記のキャリア発生
物質として用いる例としては、有機染料や有機顔料が挙
げられる。例えば、ビスアゾ化合物を含有する感光層を
有するものとしては、特開昭47−37543号公報、
特開昭55−22834号公報、特開昭54−7963
2号公報、特開昭56−116040号公報等によりす
でに知られている。
しかしながら、これらの公知のビスアゾ化合物は短波長
若しくは中波長域では比較的良好な感度を示すが、長波
長域での感度が低く、高信頗性の期待される半導体レー
ザー光源を用いるレーザープリンタに用いることは困難
であった。
現在、半導体レーザーとして広範に用いられているガリ
ウムーアルミニウムーヒ素CGa−A1!・As)系発
光素子は、発振波長が750nm程度以上である。この
ような長波長光に高感度の電子写真感光体を得るために
、従来数多くの検討がなされてきた。例えば、可視光領
域に高感度を有するSe、1、ds等の8光材料に新た
に長波長化するための増感剤を添加する方法が考えられ
たが、Se、 CdSは上記したように温度、湿度等に
対する耐環境性が十分でない、また、多数知られている
を機系光渾電材料も、上記したようにその感度が通常7
00nm以下の可視光領域に限定され、これより長波長
域に十分な感度を有する材料は少ない。
これらのうちで、有機系光薄電材料の一つであるフタロ
シアニン系化合物は、他のものに比べ感光域が長波長域
に拡大していることが知られている。そしてα型のフタ
ロシアニン化合物が結晶形の安定なβ型のフタロシアニ
ン化合物に変わる過程で各種結晶形のフタロシアニン化
合物が見出されている。これらの光”J’WL性を示す
フタロシアニン系化合物としては、例えば特公昭49−
4338号公報記載のX型無金属フタロシアニン化合物
及び特開昭58−182639号公報、特開昭60−1
9151号公報に記載されているで、τ”、η、η′型
型金金属フタロシアニン化合物挙げられる。
ところで、一般に感光体においては、ある特定のキャリ
ア発生物質に対して有効なキャリア輸送物質が他のキャ
リア発生物質に対しても有効であるとは限らず、逆に特
定のキャリア輸送物質に対して有効なキャリア発生物質
が他のキャリア輸送物質に対しても有効であるとも言う
ことができない。結局のところ、電子写真感光体に用い
られるためにはキャリア発生物質とキャリア輸送物質の
両物質には適当な組み合わせが必要であり、この組み合
わせが不適当であると、電子写真感光体としての感度が
低くなるばかりでなく、枠に低電界時の放電効率が悪い
ため、いわゆる残留電位が大きくなり、最悪の場合には
この電子写真感光体を例えば複写機に使用しているよう
なときにはその反復使用している度に電荷が蓄積し、そ
のためトナーが非画像部にも付着して複写物の地汚れを
起こしたり、鮮明な複写画像を得ることができないこと
がある。
このキャリア発生物質とキャリア輸送物質の好適な組み
合わせについてはある程度の法則性はみられるが、全て
の物質に当てはまるというようなものではなく、実際に
はいまのところ、多くの物質群の中から有利な組み合わ
せを実験的に選択することが行なわれており、上記のフ
タロシアニン系化合物あるいは他のフタロシアニン系化
合&ニついてもこれをキャリア発生物質として使用した
ときに最適なキャリア輸送物質に何を選択すべきかは知
られていなかった。
発明が解決しようとする問題点 以上のように、従来はフタロシアニン系化合物が長波長
域の光に対して高窓度を有することが知られているが、
これを電子写真感光体として使用するためにキャリア輸
送物質に何を用いるかは知られておらず、その問題点の
改善が望まれていた。
したがって、本発明の第1の目的は、フタロシアニン系
化合物をキャリア発生物質とし、て使用したときにこれ
に最適なキャリア輸送物質を使用することによって繰り
返し使用時でも残留電位が増加するというようなことの
ない電位の履歴状態が安定に維持される電子写真感光体
を提供することにある。
本発明の第2の目的は、熱及び光に対して安定であり、
長波長光や半導体レーザー光に高感度を有する電子写真
感光体を提供するものである。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために、本発明は、キャリア発生
物質及びキャリア輸送物質を含有する電子写真感光体に
おいて、前記キャリア発生物質が主として金属フタロシ
アニン化合物および/または無金属フタロシアニン化合
物であり、前記キャリア輸送物質が主として下記一般式
CI)で表されるヒドラゾン化合物および/または下記
一般式(II)で表されるヒドラゾン化合物であること
を特徴とする電子写真感光体を提供するものである。
一般式(1) アリール基、R3は、置換又は未置換のアルキル基を示
す。
これらの具体例と しては例えばメチル 基、エチル基、2− ヒドロキシエチル基 又は2−クロルエチ ル基等が挙げられる。
R2は、置換又は未置換のア ルキル基、アリール 基を示す。
これらの具体例と しては例えばメチル 基、エチル基、 2−ヒドロキシエチル 基、2−クロルエチル 基、ベンジル基又は フェニル基等が挙げ られる。
R3は、置換又は未置換のア ルキル基、アリール 基を示す。
これらの具体例と しては例えばメチル 基、エチル基、ベン ジル基又はフェニル 基等が挙げられる。
一般式(n) (但、この一般式中R4は、置換又は未置換のナフチル
基を示す。
未置換のナフチル 基としてはα−ナフ チル基、β−ナフチ ル基が挙げられる。
R5は、置換若しくは未置換 のアルキル基、アラ ルキル基、アリール 基又はナフチル基を 示す。
これらの具体例と してはα−ナフチル 基、β−ナフチル基、。
フェニル基、p−ジエ チルアミノフェニル 基、p−メトキシフェ ニル基、ベンジル基 等が挙げられる。
R6は、水素原子、アルキル 基又はアルコキシ基 を示す。
アルキル基として は例えばメチル基、 アルコキシ基として は例えばメトキシ基、 ブトキシ基等が挙げ られる。
R7及びR8は、 それぞれ置換又は未 置換のアルキル基、 アラルキル基、又は アリール基からなり、 互いに同−又は異な る基を示す。
これらの具体例と してはメチル基、エ チル基、プロピル基、 ブチル基、2−クロルエ チル基、メトキシエ チル基、2−ジメチル アミノエチル基、フ ェニル基、ベンジル 基、p−ブロモベンジ ル基、p−メチルベン ジル基等が挙げられ る。
次に本発明の詳細な説明する。
本発明に使用されるフタロシアニン化合物は無金属フタ
ロシアニン化合物、金属フタロシアニン化合物の一方又
は両方を組み合わせて使用でき、また、これらのそれぞ
れにおいて金属、無金属の各々のフタロシアニン化合物
に属する単数又は複数のフタロシアニン化合物が使用で
き、これらのフタロシアニン化合物には、例えばα、β
、γ、τ、τ′、η、η′、X型無金属フタロシアニン
化合物及びε型銅フタロシアニン化合物が挙げられる。
これらのうち無金属フタロシアニン化合物は・感度、帯
電安定性に優れているという特長がある。これらのうち
の無金属フタロシアニンのいくつかの特性値を示すと表
1のようになる。
(以下この頁余白) なお、これらの無金属フタロシアニン化合物は特公昭4
9−4338号公報、特開昭60−19154号公報、
特開昭58−182639号公報に詳細に記載されてい
る・また、第1図に示すようにCuK α 1.541
人のX線に対するブラッグ角度(誤差2e±0.2度)
が7.7.9.3.16.9.17.6.22.4.2
8.8に主要なピークを有するXLA回折スペクトルを
存し、そのブラッグ角度9.3のピークに対するブラッ
グ角度16.9のピークの強度比が0.8〜1.0であ
り、上記ブラッグ角度9.3のピークに対するブラッグ
角度22.4及び28.8のそれぞれのピークの強度比
が0.4以上であり、第2図に示すように、その赤外&
’i吸収スペクトルは700〜760 c+n−’の間
に720 ±2cm桐が最も強い4本の吸収帯、132
0±2cm−’、3288±3c+n−’に特徴的な吸
収を存し、さらに可視、近赤外線吸収スペクトルの極大
が第3図に示すように、770nm以上790r+m未
満にあるものが好ましく使用できる。この無金属フタロ
シアニン化合物Aはその結晶形が安定で、アセトン、テ
トラヒドロフラン、トルエン、酢酸エチル、1.2−ジ
クロロエタン等の有機溶剤に浸漬したり、例えば200
℃に50時間放置したり、さらにはミリング等の機械的
歪力を加えてもその結晶形の転移が起こり難く、感光体
の繰り返し使用に対する電位安定性等にも優れており、
好ましい。なおこれは特願昭60−185749号明細
書に詳細に記載されている。
本発明に使用される金属フタロシアニン化合物および/
または無金属フタロシアニン化合物に併用できるキャリ
ア発生物質としては、アゾ顔料、アントラキノン顔料、
ペリレン顔料、多環キノン顔料、スクアリック酸メチン
頗料等が挙げられる。
これらの具体例については後述する。
本発明においては上記の金属フタロシアニン化合物およ
び/または無金属フタロシアニン化合物と組み合わせて
上記一般式で示されるキャリア輸送物質が用いられるが
、その具体例としては例えば次のものが挙げられる。
(I−2) Cとコ (I−4) ■ 2Hj C2LO!! (I−10) (r−11) (I−42) (I−15) (U−1) (I[−4) (ff−5) (If−7) (ff−9) (ff−10) (n−11) (I[−12) (Ir−14) (ff−17)’ C,H−ゝC,H。
上記金属フタロシアニン化合物および/またはのが挙げ
られる。
〔但、この一般式中、 ArI+ Art及びAri+ そhぞh、KIIAM
しくは未置換の炭素環式芳 香族環基、 Rゞ*R”lR目及び、R”+それぞれ、電子吸引1生
基又は水素原子であっ て、R9〜R1tの少なく とも1つはシアノ基等 の電子吸引性基、 (X は、ヒドロキシ基、 −NH5O2−RIM 〈但、R14及びR′5はそれ ぞれ、水素原子又は置 換若しくは未置換のア ルキル基%R”は置換若 しくは未置換のアルキ ル基または置換著しく は未置換のアリール基〉、 Yは、水素原子、ハロゲン 原子、置換若しくは未 置換のアルキル基、ア ルコキシ基、カルホキ シル基、スルホ基、置 換若しくは未置換のカ ルバモイル基または置 換若しくは未置換のス ルフプモイル基(但、 mが2以上のときは、 互いに異なる基であっ てもよい、)、 Zは、置換著しくは未置換の 炭素環式芳香族環また は置換若しくは来貢、換 の店素環式芳香族環を 構成するに必要な原子 J+7! 。
RI 3は、水素原子装置1兵若しく は来貢IAの7ミノ基装 置1負若しくは未置換の カルバモイル基、カル ホキシル基またはその エステル基、 A′は、置換若しくは来貢IAの アリール基、 nは、1または2の整数、 rItは、0〜4の整数である。)〕 #                       リ
また、多環キノン顔料としては次の一般式(LV)の化
合物が挙げられる。
一般式(tV) (この一般式中、Xoはハロゲン原子、ニトロ基、シア
ノ・基、アシル基又はカルボキシル基を表し、nは0〜
4の整数を表す、) 具体例は次の通りである。
(R’ −1) (■−2) (rV −3) (1”/ −4) (IV −5) す (rv −6> (IV −7) 、y−a) (IV−g) 本発明の電子写真用感光体の感光層を構成するためには
、キャリア発生物質とキャリア輸送物質とを組み合わせ
、積層型若しくは分数型のいわゆ機能分離型感光層を設
ける。この場合通常は第図〜第9図のようにする。すな
わち、第4図にす層構成は、4電性支持体1上に金属フ
タロシニン化合物および/または無金属フタロシアニン
化合物を含むキャリヤ発生層2を形成し、これに上記キ
ャリア輸送物質を含有するキャリア輸送層3を積層して
感光層4を形成したものであり、第5図はこれらのキャ
リア発生N2とキャリア輸送層3を逆にした感光N4”
を形成したものであり、第6図の層構成は第5図の層構
成の感光層4と導電性支持体1の間に中間層5を設け、
第7図は第6図の層構成の感光層4° と導電性支持体
1との間に中間層5を設け、それぞれ導電性支持体1の
フリーエレクトロンの注入を防止するようにしたもので
ある。第5図、第7図に示した層構成は正帯電用感光体
として好適に用いられ、この場合キャリア発生層2中に
キャリア発生物質とともにキャリア輸送物質を含有して
も良い。第8図の層構成は金属フタロシアニン化合物お
よび/または無金属フタロシアニン化合物を含有するキ
ャリア発生物質6とこれと組み合わされるキャリア輸送
物質7を含有する感光層4゛を形成したものであり、第
9図のrijpt成はこの感光層4′′ と導電性支持
体1との間に上記の中間層5を設けたものである。
二層構成の感光層を形成する場合におけるキャリア発生
層2は、次の如き方法によって設けることができる。
(イ)キャリア発生物質を適当な溶剤に溶解した溶液あ
るいはこれにバインダーを加えて混合溶解した溶液を塗
布する方法。
(ロ)キャリア発生物質をボールミル、ホモミキサー等
によって分散媒中で微細粒子とし、必要に応じてバイン
ダーを加えて混合分散して得られる分散液を塗布する方
法。
これらの方法において超音波の作用下に粒子を分散させ
ると、均一分散が可能になる。
キャリア発生層の形成に使用される溶剤あるいは分散媒
としては、n−ブチルアミン、ジエチルアミン、エチレ
ンジアミン、イソプロパツールアミン、トリエタノール
アミン、トリエチレンジアミン、N、N−ジメチルホル
ムアミド、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキ
サノン、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロホルム
、1.2−ジクロロメタン、ジクロロメタン、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサン、メタノール、エタノール、イ
ソプロパツール、酢酸エチル、酢酸ブチル、ジメチルス
ルホキシド等を挙げることができる。
キャリア発生層若しくはキャリア輸送層の形成にバイン
ダーを用いる場合に、このバインダーとしては任意のも
のを用いることができるが、特に疎水性でかつ誘電率が
高い電気絶縁性のフィルム形成能を有する高分子重合体
が好ましい。こうした重合体としては、例えば次のもの
を挙げることができるが、勿論これらに限定されるもの
ではない。
a)ポリカーボネート  、 b)ポリエステル C)メタクリル樹脂 d)アクリル樹脂 e)ポリ塩化ビニル f)ポリ塩化ビニリデン g)ポリスチレン h)ポリビニルアセテート i)スチレン−ブタジェン共重合体 j)塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体k)塩
化ビニル−酢酸ビニル共重合体 り塩化ビニル−酢酸ビニル−無水マレイン酸共重合体 m)シリコン樹脂 n)シリコン−アルキッド樹脂 0)フェノール−ホルムアルデヒド樹脂p)スチレン−
アルキッド樹脂 q)ポリ−N−ビニルカルバゾール r)ポリビニルブチラール これらのバインダーは、単独あるいは2種以上の混合物
として用いることができる。またバインダーに対するキ
ャリア発生物質の割合は10〜600重量%、好ましく
は50〜400重量%、キャリア輸送物質は10〜50
0重量%とするのが良い。
このようにして形成されるキャリア発生N2の厚さは0
.01〜20μmであることが好ましいが、さらに好ま
しくは0.05〜5μmである。キャリア輸送層の厚み
は2〜100 μm、好ましくは5〜30μmである。
上記キャリア発生物質を分散せしめて感光層を形成する
場合においては、当該キャリア発生物質は2μm以下、
好ましくは1μm以下の平均粒径の粉粒体とされるのが
好ましい。すなわち、粒径が余り大きいと層中への分散
が悪くなるとともに、粒子が表面に一部突出して表面の
平滑性が悪くなり、場合によっては粒子の突出部分で放
電が生じたり、あるいはそこにトナー粒子が付着してト
ナーフィルミング現象が生じ易い。キャリア発生物質と
して長波長光(〜700nm)に対して感度を存するも
のは、キャリヤ発生物質の中での熱励起キャリアの発生
により表面電荷、が中和され、キャリア発生物質の粒径
が大きいとこの中和効果が大きいと思われる。
さらに、上記感光層には感度の向上、残留電位乃至反復
使用時の疲労低減等を目的として、一種又は二種以上の
電子受容物質を含有せしめることができる。ここに用い
ることのできる電子受容性物質としては、例えば無水コ
ハク酸、無水マレイン酸、ジブロム無水コハク酸、無水
フタル酸、テトラクロル無水フタル酸、テトラブロム無
水フタル酸、3−ニトロ無水フタル酸、4−ニトロ無水
フタル酸、無水ピロメリット酸、無水メリット酸、テト
ラシアノエチレン、テトラシアノキノジメタン、O−ジ
ニトロベンゼン、…−ジニトロベンゼン、1.3.5−
 ) IJニトロベンゼン、バラニトロベンゾニトリル
、ビクリルクロライド、キノンクロルイミド、クロラニ
ル、ブルマニル、ジクロロジシアノバラベンゾキノン、
アントラキノン、ジニトロアントラキノン、9−フルオ
レニリデン〔ジシアノメチレンマロノジニトリル〕、ポ
リニトロ−9−フルオレニリデンー〔ジシアノメチレン
マロノジニトリル〕、ピクリン酸、0−ニトロ安息香酸
、p−ニトロ安息香酸、3,5−ジ・ニトロ安息香酸、
ペンタフルオロ安息香酸、5−ニトロサルチル酸、3,
5−ジニトロサリチル酸、フタル酸、メリット酸、その
他の電子親和力の大きい化合物を挙げることができる。
また、電子受容性物質の添加割合は、重量比でキャリヤ
発生物質:電子受容物質は100:0.01〜200、
好ましくは100:0.1〜100である。
なお、上記の感光層を設けるべき支持体1は金属板、金
属ドラム又は導電性ポリマー、酸化インジウム等の導電
性化合物著しくはアルミニューム、パラジウム、金等の
金属よりなる導電性薄層を塗布、蒸着、ラミネート等の
手段により、紙、プラスチックフィルム等の基体に設け
て成るものが用いられる。接着層あるいはバリヤ一層等
として機能する中間層としては、上記のバインダー樹脂
として説明したような高分子重合体、ポリビニルアルコ
ール、エチルセルローズ、カルボキシメチルセルローズ
などの有機高分子物質又は酸化アルミニュームなどより
成るものが用いられる。
発明の効果 本発明は、以上説明したように、金属フタロシアニン化
合物および/または無金属フタロシアニン化合物をキャ
リア発生物質にしたとき上記のヒドラゾン化合物をキャ
リア輸送物質に用いたので、感光体としての高感度を持
つことができるとともに、繰り返し使用時も電位の履歴
が小さく、感光体特性が安定に維持される。また、フタ
ロシアニン化合物の熱及び光安定性の特性を活かした電
子写真感光体を提供できる。これらにより、特に長波長
光やレーザー光に対する従来にない優れた電子写真感光
体を提供できる。
実施例 以下に実施例を説明するが、これに先立って第1図ない
し第3図に示す特性をもつ無金属フタロシアニン化合物
Aの合成例及びτ型無金属フタロシアニン化合物の合成
例を示す。
合成例1 リチウムフタロシアニン化合物50gを0℃において十
分攪拌した濃硫酸の600m lに加える。次いでその
混合物はこの温度において2時間撹拌される。次いでで
きた溶液は粗い焼結されたガラス濾斗を通して濾過され
て、4リツトルの氷と水の中へ攪拌しながら徐々に注入
される。数時間放置した後に、その混合物は濾過され、
得られた塊りは中性になるまで水で洗浄される。ついで
その塊は最終的に゛メタノールで数回洗浄されかつ空気
中で乾燥させられる。この乾燥された粉末は24時間連
続抽出装置中でアセトンによって抽出されかつ空気中で
乾燥させられて青い粉末となる。
上記においてリチウムに対して塩の残渣を保証するため
に析出は反復される。このようにして30.5gの青い
粉末が得られた。この得られたものは、そのX線回折図
形がすでに出版されている資料に記載されているα型フ
タロシアニン化合物のX線回折図形と一致していた。
このようにして得られた金属を含まないα型フタロシア
ニン化合物30gを直径13,06インチのボールで半
分溝たされた内容積900m lの磁製ボールミル中に
仕込み、約80rpmで164時間ミリングした。その
後テトラヒドロフラン、1.2−ジクロロエタン等の有
機溶剤200m lをボールミル中に加え、24時間再
度ミリングした。このミリングした後の分散液について
存機溶剤の除去及び乾燥を行ない、無金属フタロシアニ
ン化合物A28.2gを得た。
合成例2 α型無金属フタロシアニン化合物<rcr製モノライト
ファーストプルGS)を加熱したジメチルホルムアルデ
ヒドにより3回抽出して精製した。この操作により精製
物はβ型に転移した。次にこのβ型無金属フタロシアニ
ン化合物の1部分を濃硫酸に溶解し、この溶液を氷水中
に注いで再沈澱させることにより、α型に転移させた。
この再沈澱物をアンモニア水、メタノール等で洗浄後1
0℃で乾燥した。次に上記により精製したα型無金属フ
タロシアニン化合物を磨砕助剤及び分散剤とともにサン
ドミルに入れ、温度100±20℃で15〜25時間混
練した。この操作により結晶形がτ型に転移したのを確
認後、容器より取り出し、水及びメタノール等で磨砕助
剤及び分散剤を十分除去した後乾燥して鮮明な青味を帯
びたで型無金属フタロシアニン化合物の青色結晶を得た
実施例1 アルミニュームを蒸着したポリエステルフィルムよりな
る導電性支持体上に合成例1で得られた無金属フタロシ
アニン化合物1.0 gとポリメチルメタクリレート 
(エルバチイト−2010,デユポフ社製) 2.0g
を1,2−ジクロロエタン100m lに加えて超音波
分散により分散する。この分散液を乾燥した後の膜厚が
0.5μmとな不ように塗布乾燥してキャリア発生層を
形成した。
さらにこの上に表2に示した上記キャリア輸送物質12
.4g とポリカーボネート(パンライトL−1250
、帝人化成社製)16.5 gとを1.2−ジクロロエ
タン100mβに溶解した溶液を乾燥後の膜厚が12μ
mとなるように塗布乾燥してキャリヤ輸送層を形成し、
電子写真感光体を得た。
実施例2〜12 実施例1において表2の該当欄の物質の代わりに実施例
2〜12のそれぞれに該当する欄に記載されている物質
を用いた以外は同様にしてそれぞれ実施例2〜12の電
子写真感光体を得た。
比較例1〜4 実施例1において表2の該当欄の物質の代わりに表3の
比較例1〜4に該当する欄に記載されている物質を用い
た以外同様にして比較例1〜4の電子写真感光体を得た
評価試験 以上のようにして得られた電子写真感光体の各々につい
て、「エレクトロメーター5P428 型」(川口電気
製作所層)を用いて、その電子写真特性を調べた。すな
わち、感光体表面を帯電電圧−6KVで6秒間帯電させ
た時の受容電位vA(v)と、5秒間暗減衰させた後の
電位V+(初期電位)を172に減衰させるために必要
な露光量E 1/2(Lux・秒)(タングステン光源
を使用)と、暗減衰率(vA−νr )/ V+ 、x
100%及び10(Lux−sec)露光後の残留電位
VR(ν)を測定した。
次に同様の測定系において光源にタングステン光源を用
い、モノクロメータを通して、特に問題とする波長78
0nm±lnmの光に対する半減露光量El/2(λ=
780)(erg/ cIIt)を測定した。また、上
記受容電位VA(v)と残留電位については一万回コピ
ー後についても測定した。
これらの結果について表4に示す。表中Δ■え、Δ■R
はそれぞれの初期特性値から一万枚コピー後の特性値を
引いた値である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に使用する無金属フタロシアニン化合物
AのX線回折図、第2図はその赤外線吸収スペクトル図
、第3図はこのフタロシアニンの近赤外vA吸収スペク
トル図、第4図、第5図、第6図、第7図、第8図及び
第9図は本発明の電子写真感光体のN構成の具体例を示
したものである。 図中、1は導電性支持体、2はキャリア発生層、3はキ
ャリア輸送層、4.4゛、4“ は怒光層、5は中間層
、6はキャリア発生物質、7はキャリア輸送物質である
。 昭和60年11月21 日 第1図 第3図 伎+Cwavelength (nmυ第4図 第7図 第8図 第9図 手続ネ市正賓:(自発) 昭和60年12月02日 特許庁長官 宇 賀 道 部 殿 昭和60年11月21日提出の特許層 2、発明の名称 電子写真感光体 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 東京都新宿区西新宿1丁目26番2号 (127)小西六写真工業株式会社 代表者  井 手 恵 住 4、代理人 ■105 5、補正命令の日付  自発

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)キャリア発生物質及びキャリア輸送物質を含有す
    る電子写真感光体において、前記キャリア発生物質が主
    として金属フタロシアニン化合物および/または無金属
    フタロシアニン化合物であり、前記キャリア輸送物質が
    主として下記一般式〔 I 〕で表わされるヒドラゾン化
    合物および/または下記一般式〔II〕で表わされるヒド
    ラゾン化合物であることを特徴とする電子写真感光体。 一般式〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ (但、この一般式中R^1は、置換又は未置換のアルキ
    ル基、 R^2は、置換又は未置換のアルキル基、アリール基、 R^3は、置換又は未置換のアルキル基、アリール基を
    示す。) 一般式〔II〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ (但、この一般式中R^4は、置換又は未置換のナフチ
    ル基 R^5は、置換若しくは未置換のアルキル基、アラルキ
    ル基又はアリール基、 R^6は、水素原子、アルキル基又はアルコキシ基 R^7及びR^8は、それぞれ置換若しくは未置換のア
    ルキル基、アラルキル基、又はアリール基からなり、互
    いに同一の又は異なる基を示す。)
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5187036A (en) * 1990-05-22 1993-02-16 Nec Corporation Electrophotographic photosensitive material
EP0658815A1 (en) * 1993-12-15 1995-06-21 Hodogaya Chemical Co., Ltd. Hydrazone compound and electrophotographic photoreceptor and organic electroluminescent element both containing the same
WO2001071430A1 (en) * 2000-03-16 2001-09-27 Imation Corp. Organophotoreceptors for electrophotography comprising hydrazone charge transport compounds

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