JPH09230615A - 電子写真感光体 - Google Patents
電子写真感光体Info
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- JPH09230615A JPH09230615A JP3356896A JP3356896A JPH09230615A JP H09230615 A JPH09230615 A JP H09230615A JP 3356896 A JP3356896 A JP 3356896A JP 3356896 A JP3356896 A JP 3356896A JP H09230615 A JPH09230615 A JP H09230615A
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Abstract
くは無置換のアルキル基を表し、Pcは置換もしくは無
置換のフタロシアニン残基を表す。)で表されるフタロ
シアニン化合物とオキシチタニウムフタロシアニン化合
物との混晶を含んで成る電子写真感光体。 【効果】優れた感度を有する、実用上極めて有用な電子
写真感光体を得た。
Description
Dプリンタ、LEDプリンタ等に使用される電子写真感
光体に関する。
ザーや発光ダイオード(LED)に代表される800nm
付近の長波長の光源を利用した複写機、LDプリンタ、
LEDプリンタ等の電子写真感光体に使用される材料と
して、これら光源に感応するフタロシアニン系化合物が
注目されている。
ardcopy ’92”予稿集第153〜156頁に
は、“ジオール化合物を含有するチタニルフタロシアニ
ン結晶の生成と特性”と題した講演要旨、及び、199
3年電子写真学会国際会議“Japan Hardco
py ’93”予稿集第659〜662頁には、“SY
NTHESES AND PROPERTIES OF
TITANYL PHTHALOCYANINE N
EW POLYMORPHS”と題した講演要旨が記載
されており、また特開平5−273775号公報等に
は、例えば2,3−ブタンジオール等の2つの隣接する
各炭素原子に1つずつ水酸基を有するジオール化合物と
オキシチタニウムフタロシアニンとは反応して、付加化
合物を生成することが記載されており、当該付加物が電
子写真感光体に使用しうる可能性を示唆している。
チタニウムフタアロシニンと2,3−ブタンジオール等
の隣接ジオール化合物との反応生成物を得る場合に、上
記の3つの公知文献記載の様に、当該隣接ジオール化合
物をオキシチタニウムフタロシアニンに対し、溶媒量の
如き過剰量を用いて得た反応生成物では、当該反応生成
物が特定構造のフタロシアニン化合物の単独結晶である
為に、電子写真感光体への使用に際し、充分な感度が得
られないという問題点があった。
たところ、特定構造を有するフタロシアニン化合物とオ
キシチタニウムフタロシアニン化合物の混晶を含有する
ことを特徴とする電子写真感光体が優れた感度を発現す
ることを見いだし、本発明を完成するに至った。
レングリコラートチタニウム環を有するフタロシアニン
化合物と、オキシチタニウムフタロシアニン化合物との
混晶を含有する電子写真感光体を提供するものである。
に、置換もしくは無置換のアルキル基を表し、Pcは置
換もしくは無置換のフタロシアニン残基を表す。)で表
されるフタロシアニン化合物とオキシチタニウムフタロ
シアニン化合物との混晶を含有することを特徴とする電
子写真感光体を提供するものである。
ついて詳細に説明する。本発明の感光体には、炭素原子
数4以上のアルキレングリコラートチタニウム環を有す
るフタロシアニン化合物とオキシチタニウムフタロシア
ニン化合物との混晶を含有する。
トチタニウム環としては、酸素原子−置換もしくは無置
換のアルキル基を2つ有する、炭素原子数2以上のアル
キレン基−酸素原子がこの順に結合し、これら2つの各
酸素原子がTi原子に結合した構造の環が挙げられる。
トチタニウム環を有するフタロシアニン化合物として
は、下記式(1)で表されるフタロシアニン化合物が挙
げられる。
に、置換もしくは無置換のアルキル基を表し、Pcは置
換もしくは無置換のフタロシアニン残基を表す。)で表
されるフタロシアニン化合物とオキシチタニウムフタロ
シアニン化合物との混晶を含有することが最大の特徴で
ある。
合物の構造式の具体例としては、例えば以下のものを例
示することができる。尚、例示式中、Meはメチル基
を、Etはエチル基を、n−Prは直鎖プロピル基を、
iso−Prはイソプロピル基を、Phはフェニル基
を、Bzはベンジル基を、Pcはフタロシアニン残基
を、それぞれ表す。
フタロシアニン化合物には、下記式(2)
体異性体(A)と、下記式(3)
れぞれ独立に、置換もしくは無置換のアルキル基を表
し、Pcは置換もしくは無置換のフタロシアニン残基を
表す。)で示されるエリトロ型の立体構造を有する立体
異性体(B)が含まれるが、本発明の特徴たる混晶を構
成する為の、当該特定構造を有するフタロシアニン化合
物は、A/Bの組成比が40/60以上であることが好
ましく、80/20以上であることがより好ましい。
化合物はAのみ或いはBのみから成らないことが好まし
い。
記式(7)
と、下記式(8)
含まれ、また前記式(3)で示されるBには、下記式
(9)
と、下記式(10)
(10)中、R1、R2はそれぞれ独立に、置換もしくは
無置換のアルキル基を表し、Pcは置換もしくは無置換
のフタロシアニン残基を表す。)で示される絶対構造を
有する立体異性体が含まれるが、前記式(1)で示され
る特定構造を有するフタロシアニン化合物は、上記の好
ましい範囲でこれら絶対構造異性体群から選択される任
意の組み合わせから成って構わない。
ン化合物とは、フタロシアニン残基中心にオキシチタニ
ウム(O=Ti)基を持つものである。
(11)
基のベンゼン環の水素原子が無置換、或いは置換されて
いても良く、その置換基としては塩素、臭素等のハロゲ
ン原子、或いはメチル基、エチル基等のアルキル基、或
いはメトキシ基、エトキシ基等のアルコキシ基等を挙げ
ることができ、また、当該フタロシアニン残基としては
ナフタロシアニンの如き環拡張フタロシアニン構造であ
っても構わない。特に無置換であるフタロシアニン残基
が好ましく用いることができる。
(1)のフタロシアニン化合物及びオキシチタニウムフ
タロシアニン化合物のそれぞれのフタロシアニン残基の
構造は同一であることが好ましい。
(4)
のフタロシアニン残基を表す。)で示されるフタロシア
ニン化合物とオキシチタニウムフタロシアニン化合物と
の混晶は特に好ましい。
ニン化合物は、トレオ型異性体/エリトロ型異性体の組
成比が40/60以上であることが好ましく、80/2
0以上であることがより好ましい。尚、当該式(4)で
示されるフタロシアニン化合物はトレオ型異性体のみ或
いはエリトロ型異性体のみから成らないことが好まし
い。
(12)
と、下記式(13)
含まれるが、前記式(4)で示される特定構造を有する
フタロシアニン化合物は、上記の好ましい範囲でこれら
絶対構造異性体とエリトロ型異性体群から選択される任
意の組み合わせから成って構わない。
分子が不規則または規則的に周期的配列して成る結晶の
ことであって、2種以上の、単一分子が集合して成る結
晶の混合物とは明確に異なるものである。混晶であるこ
とは、例えばCuKαに対するX線回折スペクトルにお
いて、それを構成する、複数種の化合物の各々の単独結
晶とは異なるパターンを示すことから確認できる。
αに対するX線回折スペクトルにおいて、前記式(1)
で示されるフタロシアニン化合物から成る単独結晶と
も、オキシチタニウムフタロシアニン化合物から成る単
独結晶とも異なるパターンを示すものである。
に対するX線回折スペクトルにおいて、ブラッグ角(2
θ±0.2゜)の少なくとも8.3、24.7、25.
1度にピークを示すものが特に好ましい。
特定構造のフタロシアニン化合物(C)とオキシチタニ
ウムフタロシアニン化合物(D)の組成比C/Dが30
/70〜70/30、好ましくは40/60〜60/4
0、更に好ましくは50/50で構成される。
ムフタロシアニン化合物と下記式(14)
に、置換もしくは無置換のアルキル基を表す。)で表さ
れる隣接ジオール化合物との反応から簡便に得ることが
できる。
合物の構造式の具体例としては、例えば以下のものを例
示することができる。尚、例示式中、Meはメチル基
を、Etはエチル基を、n−Prは直鎖プロピル基を、
iso−Prはイソプロピル基を、Phはフェニル基
を、Bzはベンジル基を、それぞれ表す。
ール化合物には、下記式(15)
体異性体(E)と、下記式(16)
はそれぞれ独立に、置換もしくは無置換のアルキル基を
表す。)で示されるエリトロ型の立体構造を有する立体
異性体(F)が含まれるが、本発明の特徴たる混晶を得
る為の、当該隣接ジオール化合物は、E/Fの組成比が
40/60以上であることが好ましく、80/20以上
であることがより好ましい。尚、前記式(14)で示さ
れる当該隣接ジオール化合物はEのみ或いはFのみから
成らないことが好ましい。
下記式(17)
と、下記式(18)
含まれ、また前記式(16)で示されるFには、下記式
(19)
と、下記式(20)
び式(20)中、R1、R2はそれぞれ独立に、置換もし
くは無置換のアルキル基を表す。)で示される絶対構造
を有する立体異性体が含まれるが、前記式(14)で示
される隣接ジオール化合物は、上記の好ましい範囲でこ
れら絶対構造異性体群から選択される任意の組み合わせ
から成って構わない。
チタニウムフタロシアニン化合物との反応で使用する隣
接ジオール化合物としては、特に2,3−ブタンジオー
ルが好ましい。また2,3−ブタンジオールはトレオ型
/エリトロ型の組成比が40/60以上であることが好
ましく、80/20以上であることがより好ましい。
型のみ或いはエリトロ型のみから成らないことが好まし
い。更に、前記トレオ型2,3−ブタンジオールには、
(2R,3R)−(−)−2,3−ブタンジオールと、
(2S,3S)−(+)−2,3−ブタンジオールが含
まれ、また前記エリトロ型2,3−ブタンジオールに
は、meso−2,3−ブタンジオールがあるが、前記
2,3−ブタンジオールは、上記の好ましい範囲でこれ
ら絶対構造異性体群から選択される任意の組み合わせか
ら成って構わない。
は、オキシチタニウムフタロシアニン化合物と前記式
(14)で示される隣接ジオール化合物との反応におい
て、当該隣接ジオール化合物をオキシチタニウムフタロ
シアニン化合物に対し、実質的に1モル当量未満の量を
反応させることで簡便に得ることができる。
合物と、それに対して実質的に1モル当量未満の当該ジ
オール化合物を反応させたとき、前記式(1)で示され
る特定構造のフタロシアニン化合物と残りの未反応のオ
キシチタニウムフタロシアニン化合物とから成る混晶が
得られる。
ン化合物の構造中、前記式(14)で示される隣接ジオ
ール由来の部位の構造には、当該ジオール化合物の立体
構造が基本的に保持される。
キシチタニウムフタロシアニン化合物と、それに対して
実質的に1モル当量未満の当該ジオール化合物を反応さ
せれば良いのであって、当該反応の仕込み時に当該ジオ
ール量を調整する方法で簡便にこれを達成でき、好まし
くは当該反応仕込み時に前記式(14)で示される隣接
ジオール化合物をオキシチタニウムフタロシアニン化合
物に対して0.5〜1.5モル当量、好ましくは0.6
〜1.0モル当量を加え、反応を実施することが好まし
い。
量がオキシチタニウムフタロシアニン化合物に対して過
剰量であっても、反応時間を短縮し、必要以上の反応を
進行させないような操作を行っても、同様にして混晶を
得ることができる。
するフタロシアニン化合物から成る単独結晶を得、その
後これとオキシチタニウムフタロシアニン化合物を反応
させ、結晶を再構成させることによっても、同様にし
て、本発明の特徴たる混晶を得ることもできる。
で好ましく使用することのできるオキシチタニウムフタ
ロシアニン化合物は、本発明の効果を損なわない限りに
おいて、置換及び/または無置換のフタロシアニン残基
中心にオキシチタニウムを持つものであれば良く、また
本発明の効果を損なわない限りにおいて、これらが如何
なる結晶型であっても構わない。
γ型、Y型、アモルファス、等の結晶型の置換及び/ま
たは無置換のオキシチタニウムフタロシアニン化合物を
挙げることができる。
ニン化合物の製造方法は特に限定されるものではない
が、例えば四塩化チタニウムとオルトフタロジニトリル
との反応、或いは、テトラ(ノルマルブトキシ)チタニ
ウム等のテトラ(アルコキシ)チタニウムとオルトフタ
ロジニトリルとの尿素存在下での反応、或いは、テトラ
(ノルマルブトキシ)チタニウム等のテトラ(アルコキ
シ)チタニウムと1,3−ジイミノイソインドリンとの
反応等から製造することができる。
チタニウムフタロシアニン化合物と前記式(14)で示
される隣接ジオール化合物との反応は、加熱条件下で好
ましく行うことでき、反応温度は30〜300℃の範囲
が好ましく、50〜250℃の範囲であることがより好
ましい。
際しては、必要に応じて公知慣用の各種の有機溶剤を併
用することができる。その例としては、例えばベンゼ
ン、ニトロベンゼン、ジクロロベンゼン、トリクロロベ
ンゼン、α−クロロナフタレン等の芳香族系有機溶剤、
シクロヘキサノン、メチルエチルケトン、メチルイソブ
チルケトン等のケトン系有機溶剤、テトラヒドロフラ
ン、ジメチルセロソルブ等のエーテル系有機溶剤、ブタ
ン酸エチル、乳酸ブチル等のエステル系有機溶剤、ジメ
チルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等の非プロト
ン系極性有機溶剤、トリクロロエタン等のハロゲン系有
機溶剤、アミルアルコール、ドデカノール等の一価アル
コール系有機溶剤等を挙げることができる。これらは、
単独でも二種以上の併用でもかまわない。
反応等の処理において、反応時間、溶媒、洗浄等の精製
方法、結晶化方法等の各製造条件は、適宜選択して採用
すればよい。
シチタニウムフタロシアニン(TiOPc)との反応を
例に、本発明の特徴たる混晶の製造方法等を説明する。
(G)が生成する。
1.0モル当量未満のBDOが反応したとき、一部のT
iOPcは未反応物として残る。結果的に反応終了時に
はGのフタロシアニン化合物とTiOPcが系中に存在
し、この両者によって、混晶という特徴的な結晶が構成
される。当該混晶はG/TiOPcの組成比が30/7
0〜70/30、好ましくは40/60〜60/40、
更に好ましくは50/50で構成される。
如何によっては、混晶の構成に参加しないG及び/また
はTiOPcが存在することになるが、これらは各々の
単独の結晶を構成する。この際、結果的に、当該混晶
と、G或いはTiOPcの単独結晶との混合物が得られ
るが、本発明においては、その効果を損なわない限りに
おいて、両者の混在があっても構わない。
応するBDOの量は1.0モル当量未満が好ましく、
0.2〜0.8モル当量がより好ましく、0.3〜0.
7モル当量が更に好ましく、0.4〜0.6モル当量が
更に好ましく、0.5モル当量が特に好ましい。
立体異性体が存在するが、混晶を得る為の当該反応で
は、トレオ型/エリトロ型の組成比が40/60以上で
あることが好ましく、80/20以上であることが更に
好ましい。
て、本発明の特徴たる混晶は、電荷発生材料あるいは電
荷発生機能と電荷輸送機能を併せ持つ光導電性材料とし
て、単独、または混合系で使用される。本発明の特徴を
損なわない限りに於いて、その他の電荷発生材料あるい
は光導電性材料を併用することも可能である。
は、本発明の特徴たる混晶以外のフタロシアニン化合
物、等がいずれも使用でき、特に限定されるものではな
い。具体的には、例えば無金属フタロシアニン化合物、
金属フタロシアニン化合物、或いは例えばα型、β型、
α、β混合型、γ型、Y型、等の結晶型あるいは非晶質
型オキシチタニウムフタロシアニン化合物、アゾ系顔
料、アントラキノ系顔料、ペリレン系顔料、多環キノン
系顔料、スクエアリウム系顔料等を挙げることができ
る。
応じて正孔輸送材料、電子輸送材料、等の電荷輸送材料
を併用することも可能である。
輸送材料としては、特に限定されるものではなく、種々
のものが使用可能であり、例えば、アリールアミン系、
ヒドラゾン系、ピラゾリン系、オキオキサゾール系、オ
キサジアゾール系、スチルベン系、ブタジエン系、チア
ゾール系、カルバゾール系、ジフェノキノン系、アリー
ルメタン系、テトラシアノキノン系化合物、或いは、ポ
リ−N−ビニルカルバゾール、ポリシラン等の重合性化
合物を挙げることができる。
物の構造を次に示す。なお、以下の各構造式の下に記載
した( )内の数字は例示化合物のNo.を表わす。
が知られているが、本発明の電子写真感光体の形態は、
そのいずれであってもよい。例として図1〜図4の電子
写真感光体を示した。
持体1の上に電荷発生層2と、電荷輸送層3とから成る
感光層4a又は4bをそれぞれ設けたものである。図3
の電子写真感光体は導電性支持体1の上に電荷発生材料
5を電荷移動媒体6の中に分散せしめた感光層4cを設
けたものである。図4の電子写真感光体は導電性支持体
1上に光導電性材料8を結着樹脂等の結合剤9の中に分
散せしめた感光層4dを設けたものである。
いずれの電子写真感光体の製造に使用できる。
は、電荷発生層2に含まれる電荷発生材料が電荷を発生
し、一方、電荷輸送層3は電荷の注入を受け、その輸送
を行う。即ち、光減衰に必要な電荷の生成が電荷発生材
料で行われ、また、電荷の輸送が電荷輸送媒体で行われ
る。
が光に対して電荷を発生し、主として電荷移動媒体によ
り電荷の移動が行なわれる。図4の電子写真感光体で
は、光に対する電荷の発生及び電荷の移動が光導電性材
料によって行われる。
微粒子を蒸着、あるいは必要に応じて結着樹脂を溶解し
た溶媒中に分散して得た分散液を塗布、乾燥し、その上
に電荷輸送材料を単独、あるいは必要に応じて結着樹脂
を併用し溶解した溶液を塗布、乾燥することによって製
造することができる。
単独あるいは必要に応じて結着樹脂を併用して溶解した
溶液を導電性支持体上に塗布、乾燥し、その上に電荷発
生材料の微粒子を蒸着、あるいは溶剤又は結着樹脂溶液
中に分散して得た分散液を塗布、乾燥することにより製
造することができる。
独、あるいは必要に応じて結着樹脂を併用し溶解した溶
液に電荷発生材料の微粒子を分散せしめ、これを導電性
支持体上に塗布、乾燥することによって製造することが
できる。
結着樹脂等の結合剤を溶解した溶液中に分散した分散液
を導電性支持体上に塗布、乾燥し、製造することができ
る。
用する、本発明の特徴たるフタロシアニン化合物を粉砕
し、結合剤溶液に分散する方法として具体的には、一般
的な攪絆装置の他に、ホモミキサー、ディスパーター、
アジター、ボールミル、サンドミル、アトライター、ペ
イントコンディショナー等が挙げられるが、これに限定
されるものではない。
ィング法、スプレーコーティング法、スピンコーティン
グ法、ビードコーティング法、ワイヤーバーコーティン
グ法、ブレードコーティング法、ローラーコーティング
法、カーテンコーティング法等のコーティング法を用い
ることができる。
態を損なわないように、電荷発生材料の蒸着等によっ
て、電荷発生層を設けても構わない。
感光体の場合には、電荷発生層の厚さは5μm以下、好
ましくは0.01〜2μmであり、電荷輸送層の厚さは
3〜50μm、好ましくは5〜30μmである。図3及
び図4の電子写真感光体の場合には、感光層の厚さは、
3〜50μm、好ましくは5〜30μmである。
荷輸送層中の電荷輸送材料の割合は、5〜100重量%
の範囲が好ましく、図1及び図2の電子写真感光体の電
荷発生層中の電荷発生材料の割合は、5〜100重量%
の範囲が好ましく、40〜80重量%の範囲が特に好ま
しい。
の電荷輸送材料の割合は、5〜99重量%の範囲が好ま
しく、また電荷発生材料の割合は、1〜50重量%の範
囲が好ましく、3〜20重量%の範囲が特に好ましい。
材料の割合は、3〜80重量%の範囲が好ましく、5〜
50重量%の範囲が特に好ましい。
の作製においても、結合剤と共に可塑剤、増感剤を用い
ることができる。
性支持体としては、例えば、アルミニウム、銅、亜鉛、
ステンレス、クロム、チタン、ニッケル、モリブデン、
バナジウム、インジウム、金、白金等の金属又は合金を
用いた金属板、金属ドラム、或は、導電性ポリマー、酸
化インジウム等の導電性化合物やアルミニウム、パラジ
ウム、金等の金属又は合金を塗布、蒸着、或はラミネー
トした紙、プラスチックフィルム等が挙げられる。
脂としては、疎水性で、電気絶縁性のフィルム形成可能
な高分子重合体を用いるのが好ましい。このような高分
子重合体としては、例えば、ポリカーボネート、ポリエ
ステル、メタクリル樹脂、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポリビニルア
セテート、スチレン−ブタジエン共重合体、塩化ビニル
−酢酸ビニル−無水マレイン酸共重合体、シリコン樹
脂、シリコン−アルキッド樹脂、フェノール−ホルムア
ルデヒド樹脂、スチレン−アルキッド樹脂、ポリ−N−
ビニルカルバゾール、ポリビニルブチラール、ポリビニ
ルフォルマール、ポリスルホン等が挙げられるが、これ
らに限定されるものではない。これらの結着剤は、単独
で、或は、2種類以上の混合物として用いることもでき
る。
を使用することもできる。表面改質剤としては、例え
ば、シリコンオイル、フッソ樹脂等が挙げられる。
械的強度を向上するために周知の可塑剤を含有してもよ
い。可塑剤としては、例えばビフェニル、塩化ビフェニ
ル、o−ターフェニル、p−ターフェニル、ジブチルフ
タレート、ジエチルグリコールフタレート、ジオクチル
フタレート、トリフェニル燐酸、メチルナフタレン、ベ
ンゾフェノン、塩素化パラフィン、ポリプロピレン、ポ
リスチレン、各種のフルオロ炭化水素等フタル酸エステ
ル、リン酸エステル、ハロゲン化パラフィン、メチルナ
フタレン等の芳香族化合物が挙げられる。
いずれも周知のものが使用できる。増感剤としては、例
えば、メチルバイオレット、ブリリアントグリーン、ク
リスタルバイオレット等のトリフェニルメタン染料、メ
チルブルー等のチアジン染料、シアニン染料、ピリリウ
ム染料、クロラニル、テトラシアノエチレン、ローダミ
ンB、メロシアニン染料、チアピリリウム染料等が挙げ
られる。
は、保存性、耐久性、耐環境依存性を向上させるために
感光層中に酸化防止剤や光安定剤等の劣化防止剤を含有
させることもできる。その例としては、フェノール化合
物、ハイドロキノン化合物、アミン化合物などを挙げる
ことができ、具体的には、ブチルヒドロキシトルエンな
どを挙げることができる。
を用いても構わない。
感光層との接着性を向上させたり、導電性支持体から感
光層への自由電荷の注入を阻止する為、導電性支持体と
感光層との間に、必要に応じて接着層或はバリアー層を
設けることもできる。
記結着樹脂に用いられる高分子化合物のほか、例えばカ
ゼイン、ゼラチン、ポリビニルアルコール、エチルセル
ロース、ニトロセルロース、ポリビニルブチラール、フ
ェノール樹脂、ポリアミド、カルボキシ−メチルセルロ
ース、塩化ビニリデン系ポリマーラテックス、スチレン
−ブタジエン系ポリマーラテックス、ポリウレタン、ゼ
ラチン、酸化アルミニウム(アルマイト)、酸化スズ、
酸化チタン等が挙げられ、その膜厚は1μm以下が望ま
しい。
料等の材料を前記結着樹脂に分散させた層を使用するこ
とができ、その膜厚は1〜10μmが好ましく、3〜8
μmが更に好ましい。
に、必要に応じて感光体上に、オーバーコート層等の保
護層を設けても構わない。
成であって、以下述べる実施例からも明らかなように、
優れた感度を有するものである。
が実施例に限定されるものではない。尚、下記実施例に
おいて「部」とはすべて『重量部』を表す。
クロルベンゼン200mlに分散し、チタニウムテトラ
−n−ブトキシド20.4gを加えて窒素雰囲気下に1
50〜160℃で5時間加熱した。放冷後、析出した結
晶を濾過し、クロロホルムで洗浄、2%塩酸水溶液で洗
浄、水洗、メタノール洗浄して、乾燥の後、26.4g
(91.0%)の粗オキシチタニウムフタロシアニンを
得た。このもののCuKαに対するX線回折スペクトル
を図5に示す。このものがβ型オキシチタニウムフタロ
シアニンであることが判る。
ニン20.0gを5℃以下で濃硫酸200ml中で1時
間攪拌して溶かし、これを20℃の水4Lに注ぎ込む。
析出した結晶を濾過し、水で充分に洗ってウェットペー
スト品を得た。このものを乾燥し、粉末としたものはC
uKαに対するX線回折スペクトルを図6に示すごと
く、アモルファス状態である。
部と、トレオ型/エリトロ型組成比が82/18である
2,3−ブタンジオール6.25部(0.7モル当量)
をとり、これに上記のオキシチタニウムフタロシアニン
−アモルファス乾燥粉末8部を加えた。ついでこの混合
物を7時間加熱還流させた。放冷後、これをメタノール
800部に注いで結晶を析出させた。濾過し、メタノー
ルで洗浄し、乾燥してMassスペクトルにおいて、m
/Z=576および648にピークを示し、CuKαに
対するX線回折スペクトルにおいて、図7の結晶型を示
す、本発明に関わる混晶を得た。
シリコーン樹脂(『KR−5240、15%キシレンブ
タノール溶液』信越化学社製)10部、メチルエチルケ
トン100部をガラスビーズと共にペイントコンディシ
ョナーで粉砕分散して分散液を得た。一方ポリアミド樹
脂(『CM−8000』東レ社製)をメタノールに溶解
させアルミ蒸着ポリエステルベースに塗布して膜厚0.
2μmの下引き層を形成した。この上に前述のフタロシ
アニン化合物分散液を塗布して膜厚0.2μmの電荷発
生層を形成した。
ロンZ200』三菱瓦斯化学社製)2部およびシリコー
ンオイル(『KF−54』信越化学社製)0.01部を
1,2−ジクロルエタン15部に溶かし、これを前記の
電荷発生層上に塗布して、乾燥膜厚24μmの電荷発生
層を形成し、感光体を作った。
アニン結晶を本発明の特徴たる混晶に代える他は、公知
文献である特開平5−273775号公報に従ったもの
である。
−ブタンジオールに代えて、同組成比が44/56であ
る2,3−ブタンジオールの同量を使用する他は実施例
1と同様にして、本発明に関わる混晶を含有するフタロ
シアニン結晶を得た。このものはMassスペクトルに
おいてm/Z=576および648にピークを示し、ま
た、このもののCuKαに対するX線回折スペクトルを
図8に示す。
えて、得られたフタロシアニン化合物結晶の同量を用い
る他は、実施例1と同様にして、感光体を作った。
−ブタンジオール6.25部(0.7モル当量)を50
部に代える他は、実施例1と同様にして、フタロシアニ
ン結晶を得た。この結晶はMassスペクトルにおいて
m/Z=576にピークを示した。この結晶のCuKα
に対するX線回折スペクトルを図9に示す。
273775号公報に開示されている合成例に従って製
造されたものである。
施例1のフタロシアニン化合物混晶に代えて用いる他
は、実施例1と同様にして、感光体を作った。
する他は、比較例1と同様にして、フタロシアニン結晶
を得た。この結晶はMassスペクトルにおいてm/Z
=648にピークを示した。この結晶のCuKαに対す
るX線回折スペクトルを図10に示す。
273775号公報に開示されている合成例に従って製
造されたものである。
施例1のフタロシアニン化合物混晶に代えて用いる他
は、実施例1と同様にして、感光体を作った。
−ブタンジオール6.25部(0.7モル当量)を50
部に代える他は、実施例2と同様にして、フタロシアニ
ン結晶を得た。この結晶はMassスペクトルにおいて
m/Z=648にピークを示した。この結晶のCuKα
に対するX線回折スペクトルを図11に示す。
273775号公報に開示されている合成例に従って製
造されたものである。
施例1のフタロシアニン化合物混晶に代えて用いる他
は、実施例1と同様にして、感光体を作った。
する他は、比較例3と同様にして、フタロシアニン結晶
を得た。この結晶はMassスペクトルにおいてm/Z
=648にピークを示した。この結晶のCuKαに対す
るX線回折スペクトルを図12に示す。
273775号公報に開示されている合成例に従って製
造されたものである。
施例1のフタロシアニン化合物混晶に代えて用いる他
は、実施例1と同様にして、感光体を作った。
様にして、フタロシアニン結晶を得た。この結晶はMa
ssスペクトルにおいてm/Z=576にピークを示し
た。この結晶のCuKαに対するX線回折スペクトルを
図13に示す。
ウムフタロシアニンのβ型結晶である。
施例1のフタロシアニン化合物混晶に代えて用いる他
は、実施例1と同様にして、感光体を作った。
−アモルファス乾燥粉末の同量を用いる他は、実施例1
と同様にして、感光体を作った。このときの電荷発生剤
分散液を塗膜化したもののCuKαに対するX線回折ス
ペクトルを図14に示す。粉砕分散時にα型オキシチタ
ニウムフタロシアニンとなっていることが判る。
をペーパーアナライザEPA8100(川口電気社製)
を用いて評価した。尚、この評価方法は特開平5−27
3775号公報に開示されている評価方法(評価1)に
従うものである。
電直後の表面電位[Va]、5秒間暗中放置後の表面電
位[Vi]、表面照度が2(lux)になるように露光
し、表面電位が1/2Viになるまでの露光量[E1/
2(lux・sec)]を求めた。
た。結果を表1に示す。
ニン化合物の単独結晶を用いた比較例の感光体は帯電
性、電荷保持能に一見優れるように見えるが、E1/2
を見れば実用に供し得ないことは明らかである。然し
て、実施例1、2の本発明の電子写真感光体は、その特
徴たる特定の混晶を用いているので、帯電性、電荷保持
能、感度という基本的な電子写真特性のバランスは良好
であり、各比較例との比較から明らかな様に、とりわけ
感度において極めて優れている。
ン化合物結晶を混晶、或いはそれを含有する結晶と称す
る由縁に付き以下説明を加える。
アニンに対し過剰量の2,3−ブタンジオールを反応さ
せることによって、反応生成物を得、そのものの単結晶
X線構造解析から、当該反応生成物の分子構造が下記の
化合物G
から、粉末X線回折スペクトルを計算的に厳密に再現し
たものが、前述の比較例1〜4の図9〜12に示したも
のと一致することを確認した。従って、当該比較例で得
られたフタロシアニン化合物結晶は、付加比率1:1で
生成する前記化合物Gの単独結晶に他ならない。
述実施例1のフタロシアニン化合物結晶は、図7に示す
如く、粉末X線回折スペクトルは、前記比較例のそれと
は明らかに異なるものであって、また、Massスペク
トル等によって、当該フタロシアニン化合物結晶にオキ
シチタニウムフタロシアニン及び化合物Gの両者の混在
が認められ、更に、比較例5に記載のβ型オキシチタニ
ウムフタロシアニン、比較例6に記載のα型オキシチタ
ニウムフタロシアニン、等の既存の如何なる結晶型オキ
シチタニウムフタロシアニンとも異なる結晶型を示すこ
と等から、当該フタロシアニン化合物結晶はオキシチタ
ニウムフタロシアニンと化合物Gとから成る混晶であ
る。
アニンと化合物Gとの、組成比30/70〜70/30
の範囲内に入る混晶であると推定される。また、実施例
2のフタロシアニン結晶では、Massスペクトル等に
よって、オキシチタニウムフタロシアニン及び化合物G
の両者の混在が認められ、更に図8に示す如く、実施例
1のフタロシアニン化合物結晶(混晶)の粉末X線回折
スペクトルパターンとβ型オキシチタニウムフタロシア
ニンのそれが観察されることから、両者結晶の混合物で
あることが判る。
フタロシアニン化合物とオキシチタニウムフタロシアニ
ン化合物との混晶を例に本発明を具体的に説明したが、
本発明には、例えば次の実施態様が包含される。
ラートチタニウム環を有するフタロシアニン化合物と、
オキシチタニウムフタロシアニン化合物との混晶を含有
する電子写真感光体。
ラートチタニウム環を有するフタロシアニン化合物が、
炭素原子数4以上のアルキレングリコールとオキシチタ
ニウムフタロシアニン化合物との脱水閉環化合物である
上記1記載の電子写真感光体。
ラートチタニウム環を有するフタロシアニン化合物が、
2,3−ブチレングリコラートチタニウム環を有するフ
タロシアニン化合物である上記1記載の電子写真感光
体。
ールとオキシチタニウムフタロシアニン化合物との脱水
閉環化合物が、2,3−ブタンジオール化合物とオキシ
チタニウムフタロシアニン化合物との脱水閉環化合物で
ある上記2記載の電子写真感光体。
ニン化合物1.0モル当たり、炭素原子数4以上のアル
キレングリコール0.5〜1.5モルの反応仕込割合で
反応させた、炭素原子数4以上のアルキレングリコール
とオキシチタニウムフタロシアニン化合物との脱水閉環
化合物とオキシチタニウムフタロシアニン化合物との混
晶である上記1記載の電子写真感光体。
ニン化合物1.0モル当たり、2,3−ブタンジオール
0.5〜1.5モルの反応仕込割合で反応させた、2,
3−ブタンジオールとオキシチタニウムフタロシアニン
化合物との脱水閉環化合物とオキシチタニウムフタロシ
アニン化合物との混晶である上記1記載の電子写真感光
体。
ニン化合物1.0モル当たり、meso−2,3−ブタ
ンジオールを必須成分とする2,3−ブタンジオール
0.5〜1.5モルの反応仕込割合で反応させた、2,
3−ブタンジオールとオキシチタニウムフタロシアニン
化合物との脱水閉環化合物とオキシチタニウムフタロシ
アニン化合物との混晶である上記1記載の電子写真感光
体。
必須成分とする2,3−ブタンジオールが、次の〜
の4形態のうちの一つである前記7記載の電子写真感光
体。 meso−2,3−ブタンジオールのみ。 meso−2,3−ブタンジオールと(2R,3
R)−(−)−2,3−ブタンジオールのみの2者混合
物。 meso−2,3−ブタンジオールと(2S,3
S)−(+)−2,3−ブタンジオールのみの2者混合
物。 meso−2,3−ブタンジオールと(2R,3
R)−(−)−2,3−ブタンジオールと(2S,3
S)−(+)−2,3−ブタンジオールのみの3者混合
物。
4以上のアルキレングリコラートチタニウム環を有する
フタロシアニン化合物とオキシチタニウムフタロシアニ
ン化合物の混晶を用いるので、優れた感度を有してお
り、実用上極めて有用である。
を示す模式断面図である。
を示す模式断面図である。
を示す模式断面図である。
を示す模式断面図である。
ニンのCuKαに対するX線回折スペクトル図である。
ニウムフタロシアニン乾燥粉末のCuKαに対するX線
回折スペクトル図である。
に対するX線回折スペクトル図である。
フタロシアニン結晶のCuKαに対するX線回折スペク
トル図である。
に対するX線回折スペクトル図である。
αに対するX線回折スペクトル図である。
αに対するX線回折スペクトル図である。
αに対するX線回折スペクトル図である。
αに対するX線回折スペクトル図である。
を塗膜化したもののCuKαに対するX線回折スペクト
ル図である。
Claims (6)
- 【請求項1】下記式(1) 【化1】 (式(1)中、R1、R2はそれぞれ独立に、置換もしく
は無置換のアルキル基を表し、Pcは置換もしくは無置
換のフタロシアニン残基を表す。)で表されるフタロシ
アニン化合物とオキシチタニウムフタロシアニン化合物
との混晶を含有することを特徴とする電子写真感光体。 - 【請求項2】下記式(1) 【化2】 (式(1)中、R1、R2はそれぞれ独立に、置換もしく
は無置換のアルキル基を表し、Pcは置換もしくは無置
換のフタロシアニン残基を表す。)で表されるフタロシ
アニン化合物が、下記式(2) 【化3】 と下記式(3) 【化4】 (式(2)及び式(3)中、R1、R2はそれぞれ独立
に、置換もしくは無置換のアルキル基を表し、Pcは置
換もしくは無置換のフタロシアニン残基を表す。)から
成ることを特徴とする請求項1記載の電子写真感光体。 - 【請求項3】下記式(4) 【化5】 (式(4)中、Pcは置換もしくは無置換のフタロシア
ニン残基を表す。)で表されるフタロシアニン化合物と
オキシチタニウムフタロシアニン化合物との混晶を含有
することを特徴とする電子写真感光体。 - 【請求項4】下記式(4) 【化6】 (式(4)中、Pcは置換もしくは無置換のフタロシア
ニン残基を表す。)で表されるフタロシアニン化合物
が、下記式(5) 【化7】 と下記式(6) 【化8】 (式(5)及び式(6)中、Pcは置換もしくは無置換
のフタロシアニン残基を表す。)から成ることを特徴と
する請求項3記載の電子写真感光体。。 - 【請求項5】混晶が、CuKαに対するX線回折スペク
トルにおいて、ブラッグ角(2θ±0.2゜)の少なく
とも8.3、24.7、25.1度にピークを示すもの
であることを特徴とする請求項1、2、3および4の電
子写真感光体。 - 【請求項6】炭素原子数4以上のアルキレングリコラー
トチタニウム環を有するフタロシアニン化合物と、オキ
シチタニウムフタロシアニン化合物との混晶を含有する
電子写真感光体。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011257585A (ja) * | 2010-06-09 | 2011-12-22 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 電子写真感光体と画像形成装置 |
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